JP2651249B2 - ***の受精能試験具および試験法 - Google Patents

***の受精能試験具および試験法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ひとの***の受精能試験に用いる試験用
顆粒(ビーズ)、それを含む試験用キットおよび受精能
試験法に関するものである。
〔従来の技術〕
ほ乳類の***は、***された状態では受精能をもた
ず、雌性の生殖路内において先体反応を受けて生理的機
能変化をとげ、受精能を獲得するに至ることが知られて
いる。先体反応に際しては、先体部分の細胞膜と外先体
膜との間に融合がおこり、先体内酵素を放出するととも
に、両膜は***からはなれ、***は内先体膜を露出す
る。また受精能は、***された***をインキュベーショ
ンすることによっても獲得されることが判明している。
従来、例えば不妊の診断または治療を目的とした、ひ
との***の受精能測定法としては、古くから行なわれて
いる方法として、***量、***濃度、***の運動性等を
測定する方法があるが、これは受精能そのものを観察す
る方法ではないから、全く不正確なものである。また最
近の方法として、インキュベーションした***がハムス
ター卵子(ひと***と融合する能力をもつ)と融合する
かどうかを調べる方法(ハムスターテスト)があるが、
これは操作が繁雑であり、テストを行なう機関ごとに異
なった値が出るなど再現性が良好でないという、欠点が
ある。そのほか、種々の染色法を組み合わせる方法(ト
リプルステイン)もあるが、これも操作が繁雑であり、
また結果の信頼性が充分でない。
〔発明が解決しようとする課題〕
それ故、簡便かつ再現性があり、理論的根拠を備え
た、ひとの***の受精能測定法の開発が望まれていた。
〔課題を解決するための手段〕
この発明者は、ひとの***の受精能測定法を改善する
ために、抗原抗体反応を利用することに着目した。そし
て、研究を重ねた結果、受精能を獲得したひと***に現
われる抗原性部位に特異性なポリクローナル抗体および
モノクローナル抗体の製造に成功し、またその抗体を標
識抗体法(蛍光または酵素抗体法)に用いて受精能をも
つ***を特異的に染色することに成功した(特願平1−
63300号)が、さらに上記抗体を結合した顆粒を開発
し、それによって男性不妊の診断を容易かつ迅速に行な
うことを可能にしたのである。
〔発明の構成〕
すなわち、この発明は、 (1)固体顆粒の表面に、ひと***先体(膜を含む)上
の抗原性部位に対して特異性を有する抗体を結合してな
る、***の受精能試験用顆粒、 (2)(イ)上記1項記載の試験用顆粒 (ロ)磁石 (ハ)***インキュベーション培地 を含む、***の受精能試験用キット、 (3)上記2項において、(イ)の試験用顆粒の代わり
に、ひと***先体(膜を含む)上の抗原性部位に対して
特異性を有する抗体および上記抗体を表面に結合し得る
固体顆粒を含む、***の受精能試験用キット、および (4)上記1項記載の試験用顆粒と被検***を接触さ
せ、顆粒に結合した先体上の抗原性部位が露出した***
を観察することを特徴とする、***の受精能試験法 を提供するものである。
上記抗体は、ひと***先体(膜を含む)上の抗原性部
位で免疫した哺乳類(ひとを除く)の抗体産生細菌と永
久増殖性を有する細胞との融合によるハイブリドーマを
培養し、培養物からひと***先体(膜を含む)上の抗原
性部位に対して特異性を有する抗体を分離採取すること
によって製造される(特願平1−63300号)。
以下、上記の発明を詳細に説明する。
(抗体の製造) 1.免疫 この発明で用いる抗体を製造するには、まずひと***
先体(膜を含む)上の抗原性部位で哺乳類の動物を免疫
する。先体が露出したひと***は、例えば***された精
子を、例えばひと血清アルブミンを含有するメディウム
で前培養するか、デオキシコール酸ナトリウムのような
陰イオン界面活性剤、または陽イオン、非イオン、両性
等の界面活性剤で処理するか、A23187のようなイオノフ
オアで処理することによって得られる。免疫は例えば次
のように行なう。***を集め、マウス、ラット等の哺乳
類動物に免疫する。哺乳類動物は、細胞融合する際の相
手の永久増殖性細胞と同系統の動物の方が望ましい。動
物の週齢は、例えばマウスでは5〜10週齢がよい。性は
雌雄どちらでもよい。免疫に用いるひと***の数は、例
えばマウスの場合1匹あたり5×106〜2×107個が好ま
しい。***は例えばPBSに懸濁させるか、またはフロイ
ントコンプリートアジュバントと1:1の比で混合しエマ
ルジョンにして動物の腹腔内、静脈内、皮下等に投与す
るのが好ましい。この免疫操作を1〜3週間隔で1〜5
回行なう。最終免疫は、例えば***をPBSに懸濁させ、
動物の静脈内あるいは腹腔内に投与して行なう。このよ
うにして免疫した動物の体液または抗体産生細胞から
は、ポリクローナル抗体が得られる。動物の抗体価を測
定し、充分上昇したとき抗体または産生細胞を採取す
る。
2.細胞融合 上記のようにしてひと***で免疫した動物から抗体産
生細胞をとり出す。抗体産生細胞は、脾臓、リンパ節、
末梢血等から得られるが、脾臓が好ましい。例えば、脾
臓を最終免疫の2〜5日後に無菌的に摘出し、ダルベッ
コーMEM培地中ではさみによって細切し脾臓細胞を浮遊
させた後、遠心分離することにより脾臓細胞を集めて用
いる。
融合の相手の永久増殖性細胞としては、永久増殖性を
有する任意の細胞を用いることができるが、繁用される
のは骨髄腫細胞である。永久増殖性細胞は抗体産生細胞
と同種の動物由来のものが好ましい。例えばマウスの場
合、P3U1P3X63−Ag8.U1(P3U1),P3/NS1/1−Ag4−1(N
S−1),SP2/0−Ag14(SP2),P3X63Ag8(X63),P3X63−
Ag8.653(653)などが用いられる。また、永久増殖性細
胞としては、8−アザグアニン耐性細胞株、ヒポキサン
チングアニンホスホリボシルトランスフェラーゼ欠損細
胞株のような、選別の際のマーカーとなり得る特性を有
するものが好ましい。これらの細胞株は、例えばアメリ
カンタイプカルチャーコレクション(ATCC)、藤沢薬品
工業(株)または大日本製薬(株)より入手可能であ
る。融合に際しては、これらの永久増殖性細胞のいずれ
かを増殖培地中で培養し、融合の前に例えばダルベッコ
ーMEM培地で洗浄後遠心分離により集める。
融合は、例えば次のように行なう。抗体産生細胞(例
えば脾臓細胞)と永久増殖性細胞(例えば骨髄腫細胞)
を細胞数比で2〜10:1になるように混合し、37℃に保ち
つつポリエチレングリコール(例えば平均分子量1300〜
7500、20〜40%)等の融合促進剤を徐々に加えるか、ま
たは電気パルス(例えば約1000V/cmのような高電圧の直
流)を短時間作用させて細胞融合を起させる。培養液を
加え融合促進剤を希釈して融合を停止させ、遠心分離に
より細胞を分離する。次に、例えば細胞をヒポキサンチ
ン、アミノプテリン、チミジンを増殖培地に加えたHAT
培地中に懸濁させ、96ウェルマイクロテストプレートに
200μl/ウェルずつ分注し、37℃、CO25%、湿度95%のC
O2インキュベータ中(以下、CO2インキュベータ中の培
養条件は全て上記と同一とする)で培養する。培養液は
2日間隔で半量ずつ新しいHAT培地と交換する。約1週
間培養後、交換する培地を増殖培地にヒポキサンチン及
びチミジンを添加したHT培地に変える。
3.ハイブリドーマのスクリーニング及びクローニング 次に、HT培地中で数日間培養し、ハイブリドーマのコ
ロニーがマイクロテストプレートのウェルの半分程度ま
で広がってきた時点でどのウェルのハイブリドーマがひ
と***に対するモノクローナル抗体を産生しているかを
スクリーニングする。スクリーニングは、例えば次のよ
うに行なう。ハイブリドーマが増殖して来ているウェル
の培養上清を一部とり、それがひと***と反応するかど
うかを例えば酵素抗体法あるいは蛍光抗体法等の公知の
標識抗体法で調べる。
次に、例えば限界希釈法や軟寒天法等の公知の技術を
用いて、ひと***と反応するモノクローナル抗体を産生
しているハイブリドーマをクローニングして単一のモノ
クローナル抗体を産生するハイブリドーマの集団を選択
する。クローニング及びスクリーニングは2回以上繰り
返すことが望ましい。
4.モノクローナル抗体の製造 上記のようにして得られたハイブリドーマをインビト
ロ(培養器具内または栄養培地中)及びインビボ(生体
内または動物組織中)で培養することによりモノクロー
ナル抗体を産生させる。培養は、例えば次のように行な
う。インビトロでの培養では、増殖培地の様な適当な培
地を用い、例えばCO2インキュベータ中でハイブリドー
マを培養する。ハイブリドーマが増殖限度まで増殖した
時点で培養液を採取し、遠心分離のような固液分離手段
でハイブリドーマと培養上清を分離する。培養上清中の
モノクローナル抗体は目的によっては精製せずに用いる
ことも可能であるが、分離する場合には例えば硫酸アン
モニウムで塩析し、0.02Mりん酸緩衝液(pH7.2)で透析
後、ジエチルアミノエチルセルロースカラム等に通して
精製する。
培養上清から分離したハイブリドーマは、例えばジメ
チルスルホキシド(5〜10%v/v)及び牛脂児血清(10
〜20%v/v)を添加したダルベッコーMEMの様な適当な培
地中に1〜10×106個/mlの細胞密度で懸濁させ、適当な
アンプルに入れて徐々に−80℃以下に凍結させることに
より、生きたままの状態で長期保存することが可能であ
る。特に、例えば液体窒素等の超低温下ではハイブリド
ーマを半永久的に保存することができる。
ハイブリドーマをインビボで培養する場合には、任意
の動物にハイブリドーマを移植するが、細胞融合に用い
た脾臓細胞を採取した動物と同種のものを使用するのが
好ましい。例えばBALB/cマウスの場合には、ハイブリド
ーマの移植の1〜3週間前に2,6,10,14−テトラメチル
ペンタデカン(プリスタン)0.5mlを腹腔内に注射して
おき、マウス1匹あたり2〜10×106個のハイブリドー
マを腹腔内に注射する。1〜2週間後にマウスの腹腔内
にモノクローナル抗体を高濃度に含んだ腹水が貯留し腹
部が肥大してくるので、腹水を採取し培養上清の場合と
同様に精製する。
5.モノクローナル抗体の特性 上記のようにして得られたモノクローナル抗体の特性
の検討は、例えば以下のようにして行なう。まず、モノ
クローナル抗体がひと***のどの部位と反応するかを調
べるために、公知の標識抗体法、例えば蛍光抗体法また
は酵素抗体法を行なう。
次にモノクローナル抗体の特異性の検討を、ひと精し
ょう、マウス***等との反応性を調べる公知の標識免疫
測定法(例えば酵素免疫測定法)によって行う。
(試験用顆粒の製造) この発明で使用する試験用顆粒を製造するには、適当
な顆粒、例えばクロマト用ゲルに、物理的または化学的
にこの発明で用いる抗体を結合させるが、好ましいのは
顆粒にあらかじめこの発明で用いる抗体に対して特異性
を有する抗体(以下、2次抗体という)、プロテイン
A、プロテインG等を化学的に結合させておき、この第
2抗体とこの発明で用いる抗体との特異的結合により、
この発明で用いる抗体を結合させる方法である。
顆粒としては、ガラス、アガロース、セファロース、
アガロース充填多孔性けいそう土、親水性共重合アクリ
ルゲル、ポリスチレン等からなるビーズが用いられる
が、好ましいのは可磁化物質(例えばFe2O3)を例えば
コア内に含ませることにより超常磁性をもたせたもので
ある。顆粒の形状は球形、不定破砕形等任意であるが、
球形が好ましい。粒径は特に制限されず、例えば数〜数
十〜数百マイクロメートルであり得る。
上記のような顆粒に2次抗体、プロテインAまたはプ
ロテインGを化学的に結合させるには、顆粒を活性化し
てから結合させるのが好ましい。顆粒の活性化は、この
種の顆粒に蛋白質を結合させる際の任意の活性化法で行
なうことができる。このような活性化法には、トシルク
ロリド法、ブロムシアン法、ブロムアセチル化法、グル
タールアルデヒド法等等がある。トシル活性化顆粒の中
には市販されているものもある。このような活性化、お
よび活性化した顆粒と2次抗体、プロテインA、プロテ
インG等の蛋白質との結合は、常法によって行なうこと
ができる。
また、既に2次抗体、プロテインA、プロテインG等
を結合した顆粒が市販されている。このような顆粒とし
ては、日本ダイナル(株)輸入、(株)ベリタス販売の
ダイナビーズM−450、M−280のそれぞれひつじ抗マウ
スIgGコートタイプ、やぎ抗マウスIgGコートタイプ、ひ
つじ抗ラットIgGコートタイプ、ひつじ抗家兎IgGコート
タイプ、ポリサイエンス・インコーポレイテッドのやぎ
抗マウスIgG(H&L)カルボキシレートビーズ、やぎ
抗家兎IgG(H&L)カルボキシレートビーズ、プロテ
インAカルボキシレートビーズ、やぎ抗家兎IgG(H&
L)ミクロマグネットパーテイクル、プロテインAミク
ロマグネットパーテイクル、ひつじ抗マウスIgG(H&
L)ミクロマグネットパーテイクルが含まれる。
上記のような顆粒にこの発明で用いる抗体を結合させ
るには、例えば衝撃液のような適当な媒質中でけんだく
した顆粒を好ましく非特異的吸着を除くため蛋白質溶液
て処理後、抗体を含む腹水または精製した抗体の溶液を
混合する。
(試験法) この発明の試験法を実施するには、被験者から***を
採取し、***けんだく液とする。採取直後および24時間
インキュベーション後に、上記のように製造した試験用
顆粒を加え、10−30分間インキュベーションし、顆粒を
分離し、洗浄し、例えば顕微鏡のような手段により顆粒
100個当りの結合***数を測定する。受精能を有する精
子は先体上の抗原性部位が露出しているので、顆粒上の
抗体に1:1、1:2、2:1、1:3、3:1、2:3、3:2等の比率で
結合する。なお、結合は外れ易いので、顆粒の分離、洗
浄に遠心分離を行なうことは避けるべきである。結合量
が、例えば採取直後で5以下、24時間後で25以上であれ
ば、受精能は良好と判断される。
(キット) 上記の試験を実施するには、実施に必要な材料をキッ
トにしておくのが便利である。このようなキットは、前
述した試験用顆粒、磁石および***インキュベーション
培地を含み得る。インキュベーション培地は、無機塩、
有機酸塩、糖、血清アルブミン、抗生物質、指示薬等を
含み得る。そのほか、キットには、(ニ)試験管、遠心
管、その他類似のガラス容器、(ホ)ピペットまたは類
似の吸引器具、(ヘ)顕微鏡等を含ませることができ
る。なお、上記試験用顆粒の代りに、その製造原料とな
る固体顆粒と抗体を組合わせることができる。
[効果] この発明によると、抗体を固体顆粒に結合させて試験
用顆粒とし、これに***を結合させて、結合した***を
計数することにより、受精能を評価できるようにしたの
で、放射能、蛍光等の繁雑な測定を必要とせず、短時間
で容易・確実に受精能の試験ができる。また、顕微鏡下
に直接***を計数できるので、結果の信頼性が高い。し
たがって、この発明は、不妊の診断の迅速化および客観
化に大きく寄与するものである。
〔実施例〕
以下、この発明を、参考例および実施例によりさらに
詳細に説明する。
参考例1(抗ヒト***モノクローン抗体の作成) ***は一般に、卵子と結合する前に先体反応と呼ばれ
る反応を起こして内部の内先体膜(以下IAMと略す)を
露出させる。
このIAMに特異的に存在する抗原を検出できる抗体な
らば、***の受精能の発現に伴って***表面と反応し得
ることになる。
(実験方法) ひと***懸濁液の調製 実験に使用したメディウムは、上口らの方法〔上口勇
次郎他:日本不妊学会雑誌,30,57(1985)〕に従い、
0.3%ひと血清アルブミン(以下HSAと略す。シグマ社、
Fr.V)を添加した変法ビッガース・ホワイトイン・ホワ
イテインガム培地(以下m−BWWと略す)を用いた。
成人男子より用手法にて採取した***を37℃、5%CO
2含有空気で30〜60分間液化させた。この各0.5mlを小試
験管にとり、この上にm−BWW2mlを重層した。***との
接触面を増すため、小試験管を約30゜に傾け、パラフィ
ルムで蓋をして37℃、5%CO2含有空気中で60分間***
の遊出を待った。上清をマイクロピペッター(ギルソン
社、ピペットマンp−1000)で吸い取り、***をm−BW
Wで2回洗浄した。得られた***にm−BWW(HSA濃度3.5
%を1ml加えて***懸濁液とした。
得られた***はA23187処理をほどこして受精能獲得、
またはIAMを露出させる処理を行なった。
A23187による処理 A23187により処理を施した***は先体反応を起こす割
合が高くなることが電顕的に観察されている。そこで上
口らの方法〔上口勇次郎他:日本不妊学会雑誌,30,57
(1985)〕に従い、メディウム中に最終濃度10μMとな
るようにA23187(シグマ社、遊離酸)を加え、10分間反
応させた後m−BWWで2回洗浄して免疫に使用した。
マウスへの免疫 上記処理を施したひと***をそれぞれ1回当り1×10
7個用意し、C57BL/6マウスに対して免疫を行なった。免
疫は第0日,第21日,第28日行ない、以降抗体価が上昇
するまで2週間おきに免疫を行なった。1回目はフロイ
ント完全アジュバント、2回目はフロイント不完全アジ
ュバントとエマルジョンを作成してから、3回目以降は
PBSで懸濁したままで投与した。2回目以降は投与後3
日目に眼底採血により血清を採取した抗体価を間接蛍光
抗体法(後述)により測定した。十分抗体価が上昇した
ところで最終投与後3日目に脾臓を摘出し、融合に使用
した。
細胞融合とクローニング 融合、クローニングは定法に従った。
得られた脾細胞をポリエチレングリコール4000(半井
特級)存在下でP3U1マウスミエローマ細胞株(藤沢薬品
工業(株))と融合させてハイブリドーマを作成した。
この中からひと***と反応する抗体を産生するものをス
クリーニングし、陽性株を限界希釈法によりクローニン
グして、モノクローナル抗体産生株として樹立した。こ
のモノクローナル抗体産生株であるハイブリドーマMH61
は、工業技術院微生物工業技術研究所に国際寄託受託番
号FERM BP−2257号として寄託されている。
間接蛍光抗体法による染色 抗体のスクリーニングや抗体価の測定には間接蛍光抗
体法を用いた。
1×106***/mlの***懸濁液50μに対し培養上清又
は抗血清のPBSによる20倍希釈液50μを加え、室温で
2時間反応させた。PBSで2回洗浄後、第2抗体として
5%うし新生児血清(以下NBCSと略す)を含むPBSで125
倍に希釈したFITC標識やぎ抗マウスIg(A+M+G)
(カッペル社)10μを加え室温で1時間反応させた。
その後PBSで2回洗浄し、蛍光顕微鏡で観察した。
抗体産生細胞の増殖(インビボ) 対数増殖期にあるハイブリドーマを集めこれをプリス
タン(シグマ社、p−1403)を予め(10〜20日前)0.5m
l投与してあるCBFl(Balb/c×C57BL/6)雄性マウスに、
1匹当り1−2×107細胞投与する。細胞は約2週間を
かけて腹水型癌細胞として増殖してくるので、体重が40
g以上となったところで腹水を採取し、−80℃で凍結し
た後液体窒素中に保存した。
参考例2(抗ヒト***モノクローナル抗体の認識する抗
原の存在部位) (1)交叉反応 射出されたヒト***には精漿中の成分が強く結合して
おり、通常の洗浄だけでは取り除くことができない。こ
れらの成分は抗原性が強く、***を免疫した場合には精
漿に対する抗体が出来てしまう可能性が強い。この発明
が目的とする抗体は***の受精能獲得に伴う変化が検出
できるものなので精漿とは反応しないことが望ましい。
(実験方法) ヒト精漿の調製 成人男子より得た***を37℃、5%CO2含有空気中で3
0〜60分間静置して液化させる。この***にm−BWW溶液
を当量加え、1500×gで5分間遠心し***を取り除く。
上清をもう一度遠心して完全に***を取り除いたものを
精漿として実験に用いた。
精漿と抗体との反応性の検討 精漿との反応性はBLISA(固相酵素免疫測定法)法を
用いて測定した。陽性コントロールとしてはひと***を
プレート上にグルタールアルデヒド(和光純薬)で固定
したものを、陰性コントロールとしてはm−BWW溶液を
用いた。
抗原を含む溶液50μをELISAプレート(ファルコ
ン、3911)上にのせ、37℃で一晩放置して乾燥させ、抗
原を吸着させた。0.05%ツイーン20(半井一級)を含む
トリス緩衝液食塩水(pH7.4以下ツイーン−TBSと略す)
で3回洗浄後5%ミルク(森永スキムミルク)を含むPB
S200μをのせ、1時間室温で放置してブロックを行な
った。
ツイーン−TBSで3回洗浄後、第一抗体として各抗体
腹水1%BSA−PBSで1000倍希釈したものを50μ加えて
2時間反応させ、洗浄後1%BSA−PBSで1000倍希釈した
ペルオキダーゼ標識やぎ抗マウスIg(A+M+G)(カ
ッペル)50μを加え、室温で2時間反応させた。洗浄
後、基質を用いて発色させた。基質溶液としては、o−
フェニレンジアミン(半井一級)を、0.1%、H2O2を1.2
%含む0.1Mくえん酸緩衝液(pH4.5)を100μプレート
に加えて遮光しながら30分間反応させた。その後12.5%
H2SO450μで反応を停止させ、450nmの吸光度を測定し
た。
ひと精漿に対してMH61の抗体は反応性を示さなかっ
た。
(2)人工的な受精能の獲得に伴う***の抗体との反応
性の変化 抗体によって***の受精能を測定するためには、抗体
が受精能発現に伴って現れる抗原を認識することが必要
である。受精能を獲得した***であることは、ひと卵子
内にその***が侵入しない限り完全に証明されないが、
グリーンらは、電顕的観察ではあるが、イオノフォアA2
3187に処理した***に先体反応を起こしたものが増大す
ることを報告している〔Green et al.:Journal of Cell
Science,32,321(1978)〕。そこで、新鮮な***とA23
187処理した***との間の反応性に差を見いだすことが
出来るか否かを検討した。
(実験方法) ひと***懸濁液の調製 参考例1の方法に従った。A23187をこの懸濁液中に最
終濃度10μMとなるように加え10分間反応させた。その
後500×gで遠心分離してA23187を除き、m−BWWで2回
洗浄したものをA23187***とした。
ひと***の反応様式の検討 間接蛍光抗体法により***を染色した。この***を蛍
光顕微鏡で観察し、***の染色パターンと、その存在割
合を計測した。
(実験結果) 計測結果を第1表に示す。
MH61抗体は、新鮮な***とはほとんど反応せず、***
をA23187で処理した場合に反応を示した。MH61抗体は洗
浄***とはほとんど反応しないが、A23187で処理した精
子とは高率で反応した。また、その結合部位はアクロソ
ーム部分や頭部に限局されていた。このような結果は、
マウス***において報告されている受精能獲得***に特
異的なOBF13抗原とよく類似していた。もしも、MH61に
より認識される抗原が、受精に関与する物質であれば、
抗体の添加によって受精は阻害されるはずである。そこ
で、MH61抗体の***機能に及ぼす影響を検討した。
参考例3(各モノクローナル抗体の***機能に及ぼす影
響) 抗体のあるものは、強い***凝集活性を持つ、これに
より多くの***が架橋されると見かけの***濃度が低下
し、結果として受精が阻害される。
(実験方法) ひと***懸濁液の調製 参考例1の方法に従った。
採取した***は10μMのA23187と10分間反応させ、実
験に使用した。
抗体の***凝集活性の観察 活性をマイクロタイター法により、測定した。
1%BSA(シグマ社、Fr.V)を含むPBS(BSA−PBS)で
500倍希釈した抗体腹水を、血球凝集反応用プレートの
小孔でBSA−PBSで2倍連続希釈を行なった。それぞれの
抗体希釈液50μに50μの***懸濁液(1×106***/
ml)を加えて2倍希釈し、37℃、5%CO2含有空気中で
1時間反応させた。小孔中の***について位相差顕微鏡
(x160)で凝集性を観察した。
なお、陰性コントロールとしてP3U1マウスミエローマ
細胞株の腹水を同様に希釈して用いた。
(実験結果) 抗体の***凝集活性を第2表に示す。
陽性コントロールとして用いた抗ひと***抗体YPには
強い***凝集活性が認められたが、陰性コントロールと
して用いたP3U1やMH61には全く***凝集活性は認められ
なかった。
実施例1(試験用顆粒の製造) ビーズへのIgG共有結合法 (1) ビーズの活性化法(p−トルエンスルホニルク
ロリドによるトシル活性化) 1)無希釈のダイナビーズM−450アンコーテッド(30m
g/ml)適量をドライアセトンに加え、連続洗浄を行なう
(210〜1000mgのビーズの場合は、容量を7.0mlす
る。)。
ステップ1:水/アセトン=7/3 10ml ステップ2:水/アセトン=6/4 10ml ステップ3:水/アセトン=2/8 10ml ステップ4−6:水/アセトン=0/10 10ml ステップ7:アセトンに再懸濁 各ステップごと磁石でビーズを集め(1分間)、上清
を捨てる。
試験管に次の水/アセトン混液を加え、5分間懸濁す
る。
2)0.75ミリモルのピリジンと0.3ミリモルのp−トル
エンスルホニルクロリドを無希釈のダイナビーズM−45
0アンコーテッド1ml当たりに加える。(1000mgを用いる
場合は、2mlのピリジンと2gp−トルエンスルホニルクロ
リド/8mlアセトンを使用。)操作はドラフト内で行な
う。
3)撹拌しながら室温で20時間インキュベーションす
る。
4)磁石でビーズを集めアセトンに再懸濁する。ビーズ
を集め、アセトンで3回洗浄する。
5)1)のステップ1〜3を通り(3→2→1)水に戻
す。
6)ビーズを集め、上清を捨て、1mM HCl 10mlに再懸濁
する。
以上のようにして調製された活性ビーズは、1mM HCl
中4℃保存で12ケ月間安定である。
(注)以上の方法で活性化してある製品(14003/14004
ダイナビーズM−450トシルアクテイベイテッド)が市
販されている。
(2)ビーズへの共有結合法 1)活性ビーズの1mM HCl懸濁液を無菌蒸留水で1回洗
浄する。
2)必要なら簡単に撹拌して、活性ビーズの均一な懸濁
液にする。
3)精製済抗体を0.2Mほう酸緩衝液(pH9.5)に150μg/
mlの濃度に溶かす。
4)等容量の活性ビーズ懸濁液を上記IgG溶液に加える
(抗体/ビーズ=75μg/15mg)。
5)ゆっくり撹拌しながら22℃で24時間インキュベーシ
ョンする。
6)磁石でビーズを集め、磁石を付けたまま上清を捨て
る。
7)以下の方法で洗浄する。
0.1M PBS 5ml、10分間。
0.1%ツイーン20含有1Mエタノールアミン−HCl(pH
9.5)5ml、2時間(ツイーン20は使用直前に緩衝液に加
える)。
0.1M NaCl、0.1%BSA、0.01%メチルチオレート、
0.1%ツイーン20含有0.05Mトリス(pH7.5)5ml、12時
間。
ツイーン20のないの緩衝液5ml、2時間。
8)磁石でビーズを集める。上清を捨て、PBS/BSAに約
4×108ビーズ/ml(30mg/ml)が、希望の濃度に懸濁す
る。得られたIgG標識ビーズは4℃保存で少なくとも6
ケ月間は安定である。保存緩衝液は0.1M NaCl、0.1%BS
A含有0.05Mトリス。
モノクローナル抗体精製法 腹水原液に飽和硫安を加えて最終濃度20%硫安溶液と
し、1時間静置する(4℃)。10000g、15分間、4℃で
遠心する。沈澱を捨て、上清に飽和硫安を加えて最終濃
度40%硫安溶液とする(4℃)。1時間静置する。1000
0g、15分間、4℃で遠心する。上清を捨て、沈澱を腹水
原液の2倍容量のプロテインAカラム用吸着緩衝液(PI
ERCE社)に溶解させる。10000g、15分間、4℃で遠心す
る。上清をとり、プロテインAアフイニテイクロマトグ
ラフィにかける。腹水原液1ml当たり約3〜4mgのIgGが
とれる。溶出液は脱塩(G25カラムを通した後、透析す
る)後凍結乾燥させる。こうして、精製をモノクローナ
ル抗体を得る。
脱脂粉乳によるビーズの前処理法 ダイナビーズM−450シープ・アンテイマウスIgG1(F
c)の4×108/ml懸濁液を使用前によく懸濁させる。100
0gで5分間遠心する。上清を捨て、同量の5%脱脂粉乳
入PBS液(PBSに最終濃度5%となるように脱脂粉乳を加
え、60℃で1時間加温溶解後−20℃で凍結保存する)
(約2ml)に懸濁させ、37℃で1時間振盪加温する。100
0gで5分間遠心し、PBSで3回洗浄後、PBSで約4×108/
mlに調整する。
試験用ビーズの調製 前処理したビーズ50μをとり、同量の抗体MH61(腹
水原液)を加える。
抗体(腹水原液)を加える。37℃で1時間振盪しなが
らビーズに抗体を結合させた後に、これにPBS(−)を1
ml加えて1000g、5分間、4℃で遠心する。沈澱をPBS
(−)でさらに2回洗浄する。
このようにして得られたMH61−ビーズを4×108/mlと
なるように5%うし新生児血清を含むPBS(−)に懸濁
する。使用前に3×106/mlにm−BWWに希釈する。ビー
ズは4℃で保存するが、なるべく1週間以内に使い切る
ようにする。
実施例2(試験法) (用意するもの) 滅菌管(a)(50ml、住友ベークライト)(***を入れ
るため) m−BWW(別記) 滅菌管(b)(15ml、住友ベークライト)***量を量る
ため) ガラス試験管(c)(φ12.5mm、10ml)(***の遊出
用) ガラス遠心管(d)(10ml)(***の遠心濃縮用) ガラス試験管(e)(10ml)(ビーズテスト用) 試験管立て ピペットマン(p−1000、P−200、P−20) 遠心器(1000gの出るもの) 顕微鏡(×400、観察用) MH61ビーズ(3×106ml、m−BWW中) 抗生物質はペニシリンGカリウム5000IU/mlおよび硫
酸ストレプトマイシン5mg/ml。
乳酸ナトリウムはDL、60%シロップ中。
ひと血清アルブミンはフラクションV(シグマ社)。
1〜10までを加えた溶液をストック液として40〜50ml
ずつ分注し、−20℃にて凍結保存しておく。実験前日に
必要量を室温に戻し、NaHCO3、HSAを加え、濾過滅菌後3
7℃、5%CO2で一晩平衡化する。
(***懸濁液の調製) 健常成人男子より、用手法により***を予め滅菌した
チューブに集める。***は***、前立腺液、精嚢腺液等
の混合したものであり、***直後はこれらが均一になっ
ていない。そこで、37℃で30〜60分間放置しておく(液
化)。
滅菌済試験管(c)4本(***量による異なる)を30
℃に寝かせ、m−BWW(0.3%HSA)2mlを入れる。次に、
この下層に液化の終わった***を0.5mlずつゆっくり注
入する。アルミキャップをして37℃、5%CO2で60分間
静置する。運動性の良い***がm−BWW中に遊出してく
るので上清約1.5mlずつをゆっくり吸い取り遠心管
(d)に移す。500g、5分間室温で遠心し上清を吸い、
沈澱した***をm−BWW(0.3%HSA)に懸濁して遠心す
る。この操作をもう1度繰り返す。2回目の沈澱にm−
BWW(3.5%HSA)1mlを加え、懸濁する。そのうちの10μ
を取り、トーマの血球盤にのせ***数を計測する。精
子数に応じてもう1度遠心し、沈澱にm−BWW(3.5%HS
A)を加え、最終濃度4×106/mlになるように***懸濁
液を調製する。このうちの一部を0時間ビーズテストに
用いる。
(***の受精能獲得) m−BWW(3.5%HSA)中に4×106/mlに調製したヒト
***を37℃、5%CO2で前培養を行ない、受精能を獲得
させる。
受精能獲得時間には個人差や溶液による差などがあ
り、一概に決定することはできないが、殆どのひとは24
時間後には受精能を獲得するので24時間後に24時間ビー
ズテストを行なう。
(試験) ビーズとインキュベーションする***は4×106/mlが
望ましい(あまり薄いとビーズとの反応確率が低くな
る)。この***懸濁液に3×106/mlのビーズ10μを加
え、37℃、5%CO2で1時間静置しておく。振盪はビー
ズが試験管壁に付着し回収できなくなるので避ける。
軽く懸濁した反応液に強めの磁石(希土類磁石)を近
づける。1〜2分でビーズが集まるので磁石を保ったま
ま上清をピペットマンで除く(この際にピペッティング
すると***がビーズからはずれるので注意)。500μ
のm−BWW(0.3%HSA)を加え(磁石は保ったまま)再
び上清を捨てる。もう一度繰り返し、回収したビーズを
(ピペッティングしないように)スライドグラスにの
せ、鏡検する。ビーズを100個数え、そのなかの***付
着数をビーズテスト値とする。
(結果) 次のような結果が得られた。
[0時間] ビーズテスト値 ***提供者A 1 B 0 C 4 D 3 [24時間] ビーズテスト値 ***提供者A 49 B 55 C 39 D 68 ※ビーズ100個を数えた時に結合していた***の数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 21/08 C12R 1:91) (56)参考文献 特表 平4−505008(JP,A) Int.J.Androl.,7 (4),283−296(1984);10(6), 731−739(1989) Biol.Reprod.,32 (5),1157−1162(1985)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体顆粒の表面に、先体反応前のひと***
    とは反応せず、先体反応後にひと***の頭部全体に露出
    するひと***先体(膜を含む)上の抗原性部位に対して
    反応する抗体を結合してなる、***の受精能試験用顆
    粒。
  2. 【請求項2】(イ)請求項1記載の試験用顆粒 (ロ)磁石 (ハ)***インキュベーション培地 を含む、***の受精能試験用キット。
  3. 【請求項3】請求項2において、(イ)の試験用顆粒の
    代りに、先体反応前のひと***とは反応せず、先体反応
    後にひと***の頭部全体に露出するひと***先体(膜を
    含む)上の抗原性部位に対して反応する抗体および上記
    抗体を表面に結合し得る固体顆粒を含む、***の受精能
    試験用キット。
  4. 【請求項4】請求項1記載の試験用顆粒と被検***を接
    触させ、顆粒に結合した先体上の抗原性部位が露出した
    ***を観察することを特徴とする、***の受精能試験
    法。
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