JP2650181B2 - コンテナの自動折畳み装置 - Google Patents

コンテナの自動折畳み装置

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JP2650181B2
JP2650181B2 JP5087779A JP8777993A JP2650181B2 JP 2650181 B2 JP2650181 B2 JP 2650181B2 JP 5087779 A JP5087779 A JP 5087779A JP 8777993 A JP8777993 A JP 8777993A JP 2650181 B2 JP2650181 B2 JP 2650181B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、折り畳みが可能なコン
テナを自動的に折り畳む装置に関し、特に、両開きのフ
ラップ(蓋)付きで折り畳みが可能なコンテナの自動折
畳み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種商品の輸送には、プラスチッ
ク製の折畳み式コンテナが多く用いられている。これ
は、折畳み式コンテナが、空箱時の輸送及び保管に際
し、コンテナを折り畳んで小さくすることによって所要
容積を小さくでき、輸送効率及び保管効率を著しく高め
ることができるという理由による。また、これにともな
い、コンテナの折り畳みを自動的に行なう装置が、例え
ば実公昭61−43783号及び実開昭64−2910
6号において提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た実公昭61−43783号及び実開昭64−2910
6号において提案されているコンテナの自動折畳み装置
は、フラップを有しない上部が開口したままのコンテナ
を対象としたものであった。そのため、飲食品及び医療
品などのように、衛生管理上、コンテナに商品を収納し
た後、上部開口部に蓋をした状態で輸送あるいは保管し
なければならない商品に用いるフラップ付きコンテナの
折り畳みには使用することができなかった。
【0004】本発明は、上記事情にかんがみてなされた
ものであり、フラップ付きで折り畳み可能なコンテナ
を、簡単な構成の装置で容易に折り畳めるようにすると
ともに、フラップの処理を確実に行なえるようにしたコ
ンテナの自動折畳み装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、両開きのフラップを備えた折り畳み可能なコンテナ
を対象とした本発明の自動折畳み装置は、コンテナの側
板をコンテナの内側に折り込む本体折畳み手段と、コン
テナ上部における両開きフラップの寸法の短いフラップ
を先に折り畳み、寸法の長いフラップを後で折り畳むフ
ラップ折畳み手段を具備した構成とし、好ましくは前記
本体折畳み手段の近傍においてはフラップを該本体折畳
み手段と干渉しない位置に保持し、前記フラップ折畳み
手段の近傍においてはフラップを該フラップ折畳み手段
に傾倒させるフラップガイドを、前記本体折畳み手段の
両側部からフラップ折畳み手段の両側部にわたって配置
するとともに、前記フラップ折畳み手段を、回動自在な
カム部材で構成し、さらには、前記本体折畳み手段とフ
ラップ折畳み手段を、コンテナを移動させるコンベアに
沿って配置し、かつ、前記本体折畳み手段より上流側の
コンベアの近傍に、フラップを、フラップガイドに保持
させるフラップ支持手段を配置した構成としてある。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しつつ詳細に説明する。まず、図9及び図10によっ
て、本実施例に係る自動折畳み装置を用いて折り畳むコ
ンテナの一例について説明する。図9は対象となるコン
テナを組み立てた状態の全体斜視図で、図10は図9に
おけるA−A線断面図である。これら図面において、コ
ンテナ10は、プラスチック製の板材によって構成され
ており、四角形の底板11と、この底板11と同じ形状
をした上枠12と、これら底板11と上枠12の左右両
側に介在し、下端を底板11と回動自在に連結するとと
もに、上端を上枠と回動自在に連結し、かつ、ほぼ中央
を蝶番で連結してなる折り畳み自在な側板13,(1
3)と、前記底板11と上枠12の前後側に介在し、上
端のみ上枠12と回動自在に連結する短側板14,(1
4)と、上枠12の両側上部に両開き可能に連結され
た、回動軸15cからの長さが異なる二枚のフラップ1
5(15a,15b)とで構成されている。なお、フラ
ップ15(15a,15b)の先端には重合部が形成し
てあり、コンテナ内部への塵埃等の侵入を防ぐため、重
合部の上下関係が保たれるようにしてある(図8参
照)。
【0007】また、このコンテナ10は、コンテナに対
する商品の収納及び取出しを自動的に行なわせる際に、
コンテナ内の商品の量などに応じて底上げ及び底下げを
行なうため、コンテナ底面に押上げ板16が載置してあ
る。この押上げ板16は、底板11の任意の複数位置に
形成した孔11aを介して昇降するアーム17によっ
て、上下動させられる。さらに、コンテナを組み立てて
使用している最中に、短側板14の外方から力が加わっ
ても、短側板14が回動してコンテナ10が折り畳まれ
て崩れないようにするため、底板11と短側板14にそ
れぞれフック11bと14aを設け、これらを係止させ
る構成としてある。これにより、短側板14の外方より
多少の力が加わっても、使用中のコンテナは簡単に崩れ
ない。
【0008】次に、上記構成からなるコンテナの折り畳
みを自動的に行なうコンテナの自動折畳み装置の実施例
を説明する。図1は、本発明の一実施例に係るコンテナ
の自動折畳み装置の全体平面図である。この装置は、大
別すると、図1に示すように、フラップの前処理部(単
に、前処理部と称することもある)100と、折畳み部
200及びフラップの後処理部(単に、後処理部と称す
ることもある)300とからなっている。図1におい
て、1はローラコンベアであり、コンテナ10の搬入部
から前処理部100,折畳み部200,後処理部300
及び搬出部にわたって設けてあり、コンテナ10を順次
移動させる。また、2はフラップ15をガイドするため
のフラップガイドであり、前処理部100,折畳み部2
00及び後処理部300にかけて、ローラコンベア1の
両側に配設してある。
【0009】フラップの前処理部 フラップの前処理部100は、コンテナ10を折り畳む
際に、フラップ15が邪魔とならないように上方へ持上
げるための処理を行なうエリアである。図1に示すよう
に、前処理部100におけるローラコンベア1の所定位
置には、ローラの間から出没するストッパ101が設け
てあり、このストッパ101によってコンテナ10を前
処理部100に位置決めする。
【0010】図2は、フラップの前処理部の要部拡大側
面図である。また、ローラコンベア1の両側であって、
ストッパ101によって位置決めされたコンテナ10の
側面と対応する位置には、フラップ15を持ち上げるフ
ラップ持上げ手段110,110が配設してある。そし
て、これらフラップ持上げ手段110は、図2に示すよ
うに、フラップ15を吸着する吸着部材111と、この
吸着部材111を揺動可能に保持する揺動リンク112
と、この揺動リンク112を揺動させるシリンダ113
とで構成してある。なお、吸着部材110には、図示し
ない真空装置が接続してあり、所定のタイミングでフラ
ップ15の吸着,開放動作を繰り返して行なう。
【0011】さらに、ローラコンベア1の両側であって
ストッパ101によって位置決めされたコンテナ10の
側面と対応する位置には、上述のフラップ持上げ手段1
10と並設してフラップ支持手段120,120が配設
してある。これらフラップ支持手段120は、フラップ
持上げ手段110で持ち上げられたフラップ15を、そ
の状態に維持しつつコンテナ10の移動を可能ならしめ
る補助ガイド121と、この補助ガイド121を、アー
ム123を介して上下動させるシリンダ124とで構成
してある。ここで、補助ガイド121は、U字部材12
2を介して、アーム123の先端にコンテナ10の移動
方向と平行に位置するよう取り付けられている。
【0012】折畳み部 折畳み部200は、フラップの前処理部100におい
て、フラップ15が上方に持ち上げられたコンテナ10
の折り畳みを行なうエリアである。図3及至図6は折畳
み部200の構成図であり、図3は押上げ板の抑え手段
を示す正面図、図4はコンテナの位置決め手段を示す要
部拡大一部截断図、図5はコンテナ前後の短側板を持ち
上げるリング手段を示す正面図、図6はコンテナの左右
側板を折り曲げるノック手段を示す側面図である。
【0013】図1に示すように、折畳み部200におけ
るローラコンベア1の所定位置には、ローラの間から出
没するストッパ201が設けてあり、このストッパ20
1によってコンテナ10を折畳み部200に位置決めす
る。
【0014】抑え手段210,210は、図1に示すよ
うに、ローラコンベア1の上部両側辺寄りに、コンテナ
10の移動方向に沿って配置してある。そして、この抑
え手段210は、図3に示すように、フレーム211に
取り付けられたシリンダ212と、このシリンダ212
のピストンロッド先端に固着された長尺状の抑圧部材2
13と、この抑圧部材213の両端側に突設したガイド
棒214と、前記フレーム211に取り付けられ、ガイ
ド棒214を移動自在に支持するガイド支持部215と
で構成してある。ここで、抑圧部材213は、コンテナ
10の前後方向の幅より多少短尺に形成してあり、図3
の想像線で示すように押上げ板16の広い範囲を抑えら
れるようにしてある。
【0015】位置決め手段220,220,220,2
20は、図1に示すように、コンテナ10の底部付近四
隅を抑えるべくローラコンベア1の両側に、コンテナ1
0の前後方向の寸法と同じ長さの距離を隔ててそれぞれ
配設してあり、四個一組となっている。これら位置決め
手段220は、図4に示すように、基台221と、この
基台221に水平に載設してあるシリンダ222と、こ
のシリンダ222のピストンロッド先端に固着され、基
台221上をコンテナ10に向って摺動する摺動台22
3と、この摺動台223に、コンテナ10に向って出没
自在に設けられたストッパピン224と、摺動台223
の上部には、支持杆225を支点として回動自在に設け
られたロック部材226と、このロック部材226の先
端を、常時、時計方向に付勢する引張ばね227と、摺
動台223がコンテナ10に向って摺動し、その終端付
近にきたときに、前記ロック部材226の先端を引張ば
ね227に抗して反時計方向に回動させる当接ピン22
8とで構成してある。なお、224aは付勢ばねであ
り、ストッパピン224を常時コンテナ方向に付勢し、
摺動台223から突出させている。
【0016】上述のストッパピン224は、コンテナ1
0の左右方向の位置決めを行なうものであり、ロック部
材226は、位置決めストッパ201によって前後方
向、ストッパピン224によって左右方向の位置決めが
行なわれたコンテナ10を、以降に行なわれる折畳み作
業時に、前後及び左右から力が加わっても動かないよう
にロックするためのものである。
【0017】リング手段230は、図1に示すように、
ローラコンベア1の上部中央に、コンテナ10の移動方
向に沿って配置してある。そして、このリング手段23
0は、図5に示すように、フレーム231と、このフレ
ーム231に垂直方向に取り付けられたシリンダ232
と、このシリンダ232のピストンロッド先端に固着さ
れた保持板233と、この保持板233に垂直方向に取
り付けられた補助シリンダ234と、この補助シリンダ
234のピストンロッド先端に固着された基板235
と、この基板235上に、水平方向かつコンテナ10の
移動方向と平行に、向きを180度異ならせた状態で載
設したリングシリンダ236,236と、これらリング
シリンダ236,236のピストンロッドの先端に、ク
ランクを介して回転可能に取り付けたリング部材23
7,237とで構成してある。
【0018】リング部材237,237は、折畳み部2
00に位置決めされたコンテナ1の前後方向外側に位置
している。そして、このリング部材237,237は、
ほぼ半円形状のリングとなっており、リングシリンダ2
36,236の前進により、その先端がコンテナ10の
前後方向外側から内側に入り込むとともに上方へ移動
し、コンテナ10の前後における短側板14をコンテナ
10の内部に押し込んで持ち上げる。
【0019】ノック手段240,240は、図1に示す
ように、ローラコンベア1の両側であって、折畳み部に
位置決めされたコンテナ10のほぼ中心部と対応する位
置に配置してある。そして、これらノック手段240
は、図6(a)に示すように、シリンダ241と、この
シリンダ241のピストンロッド先端に固着されたノッ
ク部材242とで構成してある。ノック部材242は、
シリンダ241の前進により、その先端がコンテナ10
の左右方向外側から内側に入り込み、側板13を押して
コンテナ10の内部に折り込んで畳む。上記リング手段
230及びノック手段240で、コンテナ本体の折り畳
み手段を構成する。
【0020】フラップの後処理部 フラップの後処理部300は、折畳み部200で前後左
右の側板が折り畳まれたコンテナ上に、さらにフラップ
を折り畳む処理を行なうためのエリアである。図7
(a)はフラップの後処理部の要部拡大断面図、図7
(b)は図7(a)のI−I線切断図である。
【0021】図1に示すように、後処理部300におけ
るローラコンベア1の所定位置にはローラの間から出没
するストッパ301が設けてあり、このストッパ301
によってコンテナ10を後処理部300に位置決めす
る。また、後処理部300に位置決めされたコンテナ1
0の平面上ほぼ中心の上部にはフラップ折畳み手段31
0が配置してある。このフラップ折畳み手段310は、
図7に示すように、ローラコンベア1上部において、ロ
ーラコンベア1を横断して設けられたフレーム311
と、このフレーム311に下向きに取り付けられたロー
タリシリンダ312と、このロータリシリンダ312の
ピストンロッドの先端に固着された横断面が図7(b)
に示すような楕円形のカム部材313とで構成してあ
る。
【0022】次に、上述した構成からなる本実施例のコ
ンテナ自動折畳み装置の動作について説明する。前工程
において商品の取り出されたコンテナ10は、フラップ
15(15a,15b)が開かれ、正面から見て図8
(a)に示す状態で、搬入部(図1の矢印イ方向)から
自動折畳み装置のローラコンベア1上に搬送され、ロー
ラコンベア1の回転によって前処理部100まで送られ
る。
【0023】コンテナ10が、前処理部100の所定位
置まで移動してくるとストッパ101に当って位置決め
が行なわれる。その後、フラップ持上げ手段110のシ
リンダ113が前進して吸着部材111を前進させフラ
ップ15に当接させる。吸着部材111は図示しない真
空装置の作動によってフラップ15を吸着する。吸着部
材111がフラップ15を吸着すると、シリンダ113
が後退してフラップ15を持ち上げ、図8(b)に示す
状態とする。このとき吸着部材111は、揺動リンク1
12を介してシリンダ113と連結しているので、フラ
ップ15が持ち上がって傾斜しても、図2に示すよう
に、常に直交する状態でフラップ15を吸着している。
したがって、吸着部材111によるフラップ15の吸着
は確実に行なわれる。
【0024】フラップ持上げ手段110によってフラッ
プ15が持ち上げられると、フラップ支持手段120の
シリンダ124が前進して、図2に示すように補助ガイ
ド121を上方へ移動させ、フラップ15の持ち上げら
れた状態を保持する。このとき、補助ガイド121は、
U字部材122を介してアーム123に取り付けてある
ので、フラップ15との干渉を回避することができる。
【0025】補助ガイド121によってフラップ15が
保持されると、吸着部材111によるフラップ15の吸
着が解除されるとともに、ストッパ101がローラの間
に没入して、コンテナ10が折畳み部200へ送られ
る。このとき、ローラコンベア1の両側に配置されたフ
ラップガイド2は、前処理部100から折畳み部200
にかけて、図1及び図8(b)に示すように、上り傾斜
かつローラコンベア1と離れる方向に曲っているので、
折畳み部200においては、フラップ15はさらに持ち
上がって図8(c)に示す状態となる。
【0026】同時に、折畳み部200に送られたコンテ
ナ10は、ストッパ201によって前後方向の位置決め
が行なわれる。前後方向の位置決めが行なわれると、抑
え手段210のシリンダ212が前進して抑え部材21
3を下降させ、コンテナ10の底面に載置してある押上
げ板16をコンテナ底面に抑えつける。この抑え手段2
10による押上げ板6の抑え付けは、前工程における商
品のコンテナからの取出し時に、昇降アーム17によっ
て押上げ板6が上方へ押し上げられるが、商品の取出し
が終了して昇降アーム17が下降しても、押上げ板6が
ひっかかって底面へ戻っていないことがあるので、押上
げ板6を確実に戻すために行なう。これにより、押上げ
板6の戻り不良に起因すコンテナの折畳み不良を防止す
る。
【0027】抑え手段210の作動後もしくは作動と同
時に位置決め手段220のシリンダ222も前進して摺
動台223をコンテナ10に向けて前進させる。これに
より、ストッパピン224がコンテナ10の隅部の凹部
に当接するとともに、付勢ばね224aで押し付けるこ
とによってコンテナ10の左右方向の位置決めを行な
う。さらに、摺動台223の前進により、ロック部材2
26の後端が当接ピン228に当り、ロック部材226
の先端をコンテナ側に押し付ける。すなわち、ストッパ
201によって前後方向に位置決めが行なわれ、ストッ
パピン224によって左右方向の位置決めが行なわれた
コンテナ10は、図4(b)に示すように、ロック部材
226によって四隅を動かないようにロックされる。
【0028】このようにして、コンテナがロックされる
と、抑え手段210のシリンダ212が後退して抑え部
材213を上昇させるとともに、リング手段230のシ
リンダ232が前進して、保持板233,基板235を
介してリング部材237を下降させる。次いで、リング
シリンダ236が前進してリング部材237を回転さ
せ、図5(a)に示すように、リング部材237の先端
で、フック11bと14aで底板11に係止されている
短側板14をコンテナ10の内側に押し込んで持ち上げ
る。
【0029】この動作に引き続き、ノック手段240の
シリンダ241が往復してノック部材242によってコ
ンテナ10の側板13中央付近をノックし、側板14を
コンテナ10の内側に折り込む。この動作の直後に、リ
ング手段230の補助シリンダ234も前進してリング
部材237を下降させる。さらに、リング部材237の
下降とともに、リングシリンダ236が後退して、リン
グ部材237をコンテナ10の内側から外側に退避させ
る。これら一連の動作により、コンテナ10は、フラッ
プ15がリング部材237に保持された状態で折り畳ま
れることになる。したがって、コンテナが折り畳まれる
際に、コンテナの上枠部分やフラップが高い位置から急
激に落下することがなく、これにより、折畳み時に生じ
る衝撃を緩和してコンテナを損傷したりすることがな
い。
【0030】上述のようにしてコンテナが折り畳まれる
と、位置決め手段のシリンダ222が後退し、ロック部
材226とストッパピン224を待機位置に戻す。ま
た、ストッパ201がローラの間に没入し、コンテナ1
0は、図8(d)に示すように、フラップ15がフラッ
プガイド2に支持された状態で後処理部300へ送られ
る。
【0031】後処理部300の所定位置まで移動してく
ると、コンテナ10はストッパ301に当って位置決め
が行なわれる。位置決めの行なわれたコンテナ10の上
部には、フラップ折畳み手段310のカム部材313が
位置している。一方、ローラコンベア1の両側に配置さ
れたフラップガイド2は、折畳み部200から後処理部
300にかけて下り傾斜し、かつ後処理部300では、
図8(e)に示すように、水平状態で内側方向に曲って
いるので、このフラップガイドに沿って移動してくるフ
ラップ15はカム部材313側に倒れ込む。
【0032】フラップ15が倒れ込んでカム部材313
の側部に当接すると、ロータリシリンダ312が回転し
てカム部材313を回転させる。カム部材313が回転
すると、図7(b)に示すように、断面がほぼ楕円形を
しているカム部材313の幅が徐々に短かくなり、これ
にともなってフラップ15も矢印方向に下降する。そし
て、カム部材313の幅が最も短かい状態となると、フ
ラップ15はカム部材313から外れてコンテナ10の
上面に折り畳まれる。このとき、両開きする二枚のフラ
ップ15は、片側のフラップ15aと他側のフラップ1
5bの回動軸15cからの長さを異ならせてあるので、
必ず最初に、短かいフラップがカム部材から外れて折り
畳まれ、次に、長いフラップがカム部材から外れて折り
畳まれるので、フラップ先端の重合部分の上下関係が維
持される。
【0033】このフラップ先端の上下関係の維持は、コ
ンテナ10の向きが180度ずれていても維持される。
すなわち、図7(a)におけるコンテナ10が、フラッ
プ15aが右に、フラップ15bが左に位置する状態で
後処理部300に送られてきたとしても、最初に右の短
かいフラップ15aが折り畳まれるので、フラップ先端
の上下関係は維持される。これにより、コンテナのロー
ラコンベアへの供給は、フラップの位置に拘束されない
ことになる。
【0034】このようにして、フラップの折り畳みがな
され、コンテナの折り畳みが完了すると、ストッパ30
1がローラの間に没入する。これによって、コンテナ1
0は図1の矢印で示すように搬出部から貯蔵部等へ搬出
される。
【0035】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、要旨の範囲内において種々変形が可能である。例
えば、両開きするフラップの長さが同じであるコンテナ
を対象とする場合には、カム部材として偏心カムを用い
ることによってフラップの折り畳みに時間差をもたせ、
スラップ先端の重合部分の上下関係を維持するようにし
てもよい。ただし、この場合は、コンテナを供給する際
の向きを限定するか、又は、移動してきたコンテナの向
きを判別する判別部と、この判別結果に応じてカム部材
を任意の方向に回転させる駆動部を設ける必要がある。
また、コンテナを移動させるコンベアとしては、ローラ
コンベア以外のコンベアを用いることも可能であり、こ
の場合、コンベアの種類に応じて前処理部,折畳み部,
後処理部におけるストッパの態様も変更することがで
き、例えば、コンベア側方からストッパを出没させても
よい。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明の自動折畳み装置に
よれば、コンテナの側板をコンテナの内側に折り込む本
体折畳み手段と、コンテナ上部における両開きフラップ
の寸法の短いフラップを先に折り畳み、寸法の長いフラ
ップを後で折り畳むフラップ折畳み手段を具備したこと
により、フラップ付の折り畳み可能なコンテナを、簡単
な構成の装置で容易に折り畳めるようにするとともに、
フラップの処理を確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコンテナの自動折畳み
装置の全体平面図である。
【図2】本発明の一実施例に係るコンテナの自動折畳み
装置におけるフラップ前処理部の要部拡大側面図であ
る。
【図3】本発明の一実施例に係るコンテナの自動折畳み
装置におけるの押上げ板の抑え手段を示す正面図であ
る。
【図4】本発明の一実施例に係るコンテナの自動折畳み
装置におけるコンテナの位置決め手段を示す要部拡大一
部截断図である。
【図5】本発明の一実施例に係るコンテナの自動折畳み
装置におけるコンテナ前後の短側板を持ち上げるリング
手段を示す正面図である。
【図6】本発明の一実施例に係るコンテナの自動折畳み
装置におけるコンテナの左右側板を折り曲げるノック手
段を示す側面図である。
【図7】図7(a)は本発明の一実施例に係るコンテナ
の自動折畳み装置におけるコンテナのフラップの後処理
部の要部拡大断面図、図7(b)は図7(a)のI−I
線切断図である。
【図8】図8(a)〜(e)は本発明の一実施例に係る
コンテナの自動折畳み装置におけるフラップガイドの変
化と、これにともなうコンテナのフラップの変化状態を
示す図である。
【図9】本発明の一実施例に係るコンテナの自動折畳み
装置の使用対象となるコンテナを組み立てた状態の全体
斜視図である。
【図10】図9におけるA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 ローラコンベア 2 フラップガイド 10 コンテナ 11 底板 12 上枠 13 側板 14 短側板 15(15a,15b) フラップ 100 前処理部 101 ストッパ 110 フラップ持上げ手段 111 吸着部材 120 フラップ支持手段 121 補助ガイド 200 折畳み部 201 ストッパ 210 抑え手段 213 抑圧部材 220 位置決め手段 221 基台 222 シリンダ 223 摺動台 224 ストッパピン 226 ロック部材 230 リング手段 234 補助シリンダ 236 リングシリンダ 237 リング部材 240 ノック手段 242 ノック部材 300 後処理部 301 ストッパ 310 フラップ折畳み手段 312 ロータリシリンダ 313 カム部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両開きのフラップを備えた折り畳み可能
    なコンテナの自動折畳み装置であって、 コンテナの側板をコンテナの内側に折り込む本体折畳み
    手段と、 コンテナ上部における両開きフラップの寸法の短いフラ
    ップを先に折り畳み、寸法の長いフラップを後で折り畳
    むフラップ折畳み手段とを具備したことを特徴とするコ
    ンテナの自動折畳み装置。
  2. 【請求項2】 本体折畳み手段の近傍においてはフラッ
    プを該本体折畳み手段と干渉しない位置に保持し、フラ
    ップ折畳み手段の近傍においてはフラップを該フラップ
    折畳み手段に傾倒させるフラップガイドを、前記本体折
    畳み手段の両側部からフラップ折畳み手段の両側部にわ
    たって配置した請求項1記載のコンテナの自動折畳み装
    置。
  3. 【請求項3】 フラップ折畳み手段を、回動自在なカム
    部材で構成した請求項1又は2記載のコンテナの自動折
    畳み装置。
  4. 【請求項4】 本体折畳み手段とフラップ折畳み手段
    を、コンテナを移動させるコンベアに沿って配置し、か
    つ、前記本体折畳み手段より上流側のコンベアの近傍
    に、フラップを、フラップガイドに保持させるフラップ
    支持手段を配置した請求項2又は3記載のコンテナの自
    動折畳み装置。
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