JP2648843B2 - 立て形誘導加熱炉 - Google Patents

立て形誘導加熱炉

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JP2648843B2
JP2648843B2 JP3173541A JP17354191A JP2648843B2 JP 2648843 B2 JP2648843 B2 JP 2648843B2 JP 3173541 A JP3173541 A JP 3173541A JP 17354191 A JP17354191 A JP 17354191A JP 2648843 B2 JP2648843 B2 JP 2648843B2
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JP
Japan
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induction heating
furnace
heating furnace
side wall
slab
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圭一 疋田
健二 城山
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency

Landscapes

  • General Induction Heating (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、立て形誘導加熱炉、
特に側壁の支柱に関する。
【0002】
【従来の技術】誘導加熱炉のうち、炉室が下方に向かっ
て開口し、昇降可能な炉床を備えた立て形誘導加熱炉が
ある。立て形誘導加熱炉では、たとえば炉床が板状材料
の板面が垂直姿勢となるようにして材料側面を下方より
支持し、炉床が上昇して材料を炉内に装入する。材料
は、板面が垂直となった姿勢で加熱される。このような
立て形誘導加熱炉は、たとえば方向性電磁鋼スラブを非
酸化性雰囲気で1200℃以上の高温に加熱するのに用
いられる。
【0003】立て形誘導加熱炉の側壁は主として耐火レ
ンガで形成されており、その高さは、たとえば上記方向
性電磁鋼スラブを加熱する炉では2〜3m にも達する。
また、側壁は厚さが50〜400mm程度である。板状の
加熱材料を炉内に装入するときまたは炉内から排出する
ときなどで、加熱材料が転倒すると、側壁がレンガ積み
だけでは容易に倒れ、非常に危険である。したがって、
倒れた加熱材料を支えるに十分な強度をもった側壁支持
手段が必要である。従来では、側壁内に多数の支柱を配
置し、側壁の倒れを防いでいる。また、誘導加熱される
板状材料からの放射熱で側壁は高温にさらされるので、
冷却水が貫流する水冷鋼管が支柱として用いられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】誘導加熱では加熱材料
自体が発熱するので側壁よりも高温となり、側壁面に向
かって熱を放射する。一方、側壁は水冷鋼管により冷却
されるので、加熱材料からの放熱は一段と大きくなり、
炉全体の熱効率が低下する。また、炉壁面の断熱特性が
低下すると、スラブのコーナー部(2〜3面冷却)の温
度低下が顕著となり、一様に加熱されないという問題も
あった。
【0005】この発明は、立て形誘導加熱炉において熱
効率の低下および不均一加熱の防止を図るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の立て形誘導加
熱炉は、炉周に沿って配置された複数の水冷金属管支柱
で側壁が支えられた炉において、上記水冷金属管支柱の
間にセラミック支柱が配置されている。
【0007】支柱に用いられる金属管として、ステンレ
ス鋼管その他の合金管が用いられる。セラミック支柱は
中実の棒材より作られており、冷却はされない。セラミ
ックとして、強度および耐熱性の高いAl2 3 ,Zr
2 ,Si3 4 などが用いられる。水冷金属管支柱と
セラミック支柱とは交互に配列することが望ましい。ま
た、両支柱の合計本数は、従来の水冷鋼管支柱の本数と
同程度であり、セラミック支柱の本数は水冷金属管の本
数のおおよそ1/2である。
【0008】
【作用】加熱材料の転倒,衝突などのない平常状態で
は、主としてセラミック支柱により支持されている。一
般に、材料が加熱されているときが平常状態にあり、側
壁高温にさらされている。加熱材料が側壁に倒れかかっ
たり、突き当たったりしたときには、主として水冷金属
管支柱により側壁は支持される。したがって、加熱材料
の転倒,衝突などで側壁よりセラミック支柱に加わる衝
撃は緩和される。セラミック支柱は冷却されていないの
で、側壁温度を下げることはない。
【0009】
【実施例】方向性電磁鋼スラブを加熱する立て形誘導加
熱炉を、この発明の実施例として説明する。図2は、ス
ラブを加熱する立て形誘導加熱炉を模式的に示してい
る。図面に示すように、立て形誘導加熱炉11の炉体1
2は下方に向かって開口しており、側壁13の外周に加
熱コイル19が取り付けられている。立て形誘導加熱炉
11は、スラブ1の上下面が水平姿勢から垂直姿勢とな
るようにし90度転回するスラブ転回装置26、炉内の
スラブ1を垂直姿勢で支持する架台31および架台31
を昇降する電動ウインチ33を備えている。スラブ転回
装置26は、スラブ1を載せる爪27、爪27に連結さ
れたアーム(図示しない)、およびアームを介して爪2
7を90度転回する油圧シリンダ28からなっている。
また、立て形誘導加熱炉11は、スラブ1を上方より押
さえて支持する支持軸35を備えている。支持軸35
は、エアーシリンダ36により昇降される。さらに、ス
ラブ搬送ラインLに沿ってローラーテーブル37が設け
られている。
【0010】図1は、上記立て形誘導加熱炉11の横断
面を示している。図面に示すように、側壁13は耐火耐
熱レンガ14で構築されており、内周面はカオウール1
7で内張りされている。側壁13のレンガ14に縦溝1
5が設けられている。側壁13の長辺部分の縦溝15に
ステンレス鋼管製の水冷管支柱21およびAl2 3
のセラミック支柱24が交互に挿入されている。また、
短辺部分には水冷管支柱21のみが挿入されている。そ
して、これら水冷管支柱21には外部の冷却水供給管2
2から冷却水が供給される。この実施例では、炉長が1
2m 、炉幅が370mmである。水冷管支柱21は呼び径
1インチのステンレス鋼管であり、セラミック支柱24
は直径が27.2mmである。各支柱間のピッチは600
mmであり、支柱本数は20本である。
【0011】ここで、上記のように構成された立て形誘
導加熱炉により、連続鋳造法で製造された電磁鋼スラブ
を加熱した例について説明する。スラブをガス燃焼型加
熱炉(図示しない)により1150℃まで比較的低い昇
温速度で予備加熱した。スラブの寸法は、長さ11m 、
幅1.1m 、厚み200mmである。ついで、スラブを1
350℃まで急速加熱し、炉からの抽出まで15分間均
熱保持した。均熱保持した後のスラブの表面温度を放射
温度計で測定した結果、スラブ温度のばらつきは20℃
以下であった。また、側壁の熱伝達係数は3.1kcal/m
2 hr℃であった。なお、従来の側壁の熱伝達係数は4kc
al/m2 hr℃であった。
【0012】
【発明の効果】この発明の立て形誘導加熱炉は、水冷金
属管支柱の間にセラミック支柱が配置されており、セラ
ミック支柱は冷却されていない。この結果、側壁全体の
断熱特性が向上し、加熱材料の局部的な温度降下は低減
され、熱効率の低下および不均一加熱を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であって、立て形誘導加熱
炉の一部を示す横断面図である。
【図2】この発明が応用される立て形誘導加熱炉の概略
を、模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1 スラブ(加熱材料) 24 セラミック支
柱 12 炉体 26 スラブ転回
装置 13 側壁 31 架台 15 縦溝 35 支持軸 21 水冷金属管支柱 37 ローラーテ
ーブル 22 冷却水供給管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉周に沿って配置された複数の水冷金属
    管支柱で側壁が支えられた誘導加熱炉において、前記水
    冷金属管支柱の間にセラミック支柱が配置されているこ
    とを特徴とする立て形誘導加熱炉。
JP3173541A 1991-07-15 1991-07-15 立て形誘導加熱炉 Expired - Lifetime JP2648843B2 (ja)

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JPH0525544A JPH0525544A (ja) 1993-02-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB1511247A (en) * 1974-06-11 1978-05-17 Alcan Res & Dev Method and apparatus for cooling the rolls of rolling mills

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Publication number Publication date
JPH0525544A (ja) 1993-02-02

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