JP2648465B2 - 車両用バックミラー装置 - Google Patents

車両用バックミラー装置

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JP2648465B2
JP2648465B2 JP7124833A JP12483395A JP2648465B2 JP 2648465 B2 JP2648465 B2 JP 2648465B2 JP 7124833 A JP7124833 A JP 7124833A JP 12483395 A JP12483395 A JP 12483395A JP 2648465 B2 JP2648465 B2 JP 2648465B2
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広勝 工藤
欽吾 村田
正治 鶴岡
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Honda Motor Co Ltd
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PPONDA ROTSUKU KK
Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体の側部に付設した
ドアミラー等の車両用バックミラー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、車両において外観デザイン性等か
ら車体のドア外側部に付設したドアミラーが装備されつ
つある。一般に、ドアミラーは車体側に固定されるベー
ス部材と、このベース部材に対して回動自在に組付けら
れてミラーを収納するミラーハウジング等からなり、更
にはミラーハウジングを回動させる駆動部を設け、車室
内に設けたスイッチの操作で駆動部を作動させ、ミラー
ハウジングを回動させるようにしたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構造のドアミラーでは、電柱等にぶつかった場合、ミラ
ーハウジングに外方から力が加わるが、前述のような構
造ではこの力が駆動部側に伝わってしまい、この駆動部
や或いは駆動部とミラーハウジングの回動中心軸との間
に設けたギヤ機構に無理な力が加わってしまうという不
具合があった。そこで本発明の目的は、ミラーハウジン
グに外力が加わった際に、ギヤ機構等に余分な力が加わ
るのを防止することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、車両のドア側面にベース部材を固定し、こ
のベース部材にミラー収納用ミラーハウジングを回転可
能に組付け、このミラー収納用ミラーハウジングを予め
設定した使用位置と非使用位置とに、始動操作スイッチ
の操作に基づいてモータで駆動する車両用バックミラー
装置において、前記ベース部材と前記ミラー収納用ミラ
ーハウジングとの間に、ミラー収納用ミラーハウジング
を少なくとも使用位置で保持する位置決め機構を設け、
前記モータと前記ミラー収納用ミラーハウジングの回転
中心軸との間に、ミラー収納用ミラーハウジングに作用
した外力のモータ側への伝達を断つクラッチ機構を設
け、前記位置決め機構の係合解除に要する力を前記クラ
ッチ機構の係合解除に要する力よりも小さく設定し、前
記回転中心軸の近傍に、前記モータの始動後に前記ミラ
ー収納用ミラーハウジングが使用位置又は非使用位置に
達したことを検出した時点にモータを停止する停止スイ
ッチと、前記ミラー収納用ミラーハウジングが使用位置
又は非使用位置に達したことを検出した時点にモータを
正転と逆転とに切替える回転方向切替手段とを設けたこ
とを特徴とする車両用バックミラー装置である。
【0005】
【作用】ミラーハウジングに外力が加わった際に、クラ
ッチ機構が切れることでこの力の駆動部側への伝達を断
つことができ、これにより駆動部や、或いは駆動部とミ
ラーハウジングの回転中心軸との間に設けられるギヤ機
構等に余分な力が加わるのを防止する。そして、位置決
め機構の係合解除に要する力がクラッチ機構の係合解除
に要する力よりも小さいので、駆動部にてミラーハウジ
ングを回動する際に、位置決め機構の係合解除より先に
クラッチ機構の係合が解除されることがない。このた
め、ミラーハウジングは確実に回動する。また、ミラー
ハウジングを使用位置や非使用位置にモータで駆動する
際に、ミラーハウジングが定位置まで回動した時点でモ
ータは自動的に停止する。従って、ミラーハウジングが
定位置まで回動したか確認する必要がなく、また、定位
置まで回動した時点でモータの停止操作をする必要もな
い。更に、回転方向切替手段は、予め設定した使用位置
又は非使用位置にミラー収納用ミラーハウジングが達し
たことを検出した時点に、モータを正転と逆転とに自動
的に切替える。このため、ミラーハウジングを使用位置
や非使用位置にモータで駆動する度に、モータの回転方
向を手動切替えする必要がない。従って、始動操作スイ
ッチの操作方向に注意をはらう必要がない。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。先ず、図1〜図6に基づき第1実施例(基本
実施例)を説明する。図1は本発明に係る車両用バック
ミラー装置(第1実施例)の一部断面正面図、図2は本
発明に係る車両用バックミラー装置(第1実施例)の回
転駆動手段の断面図、図3は図2のA−A線断面図、図
4は図2のB方向矢視図、図5は図2のC−C線断面
図、図6は本発明に係る車両用バックミラー装置(第1
実施例)の電気的制御系の回路図である。
【0007】最初に図1を参照し、全体的概略構成を述
べる。自動車等の車両のドア側面1には、ゴムシート2
を介してベース部材3を固定する。ベース部材3は断面
全体がL形をなし、縦方向に車体取付部3Aを設け、横
方向に回転駆動手段4とバックミラー装置本体5とを枢
着支持する本体支持部3Bを配設したものである。本体
支持部3Bの上面部は、バックミラー装置本体5の車体
側の下部を支持する。バックミラー装置本体5は本体支
持部3Bに直接支持される正面略矩形で正面開口のケー
ス状に形成したミラーハウジング6と、このミラーハウ
ジング6の内部に収納し、モータ及びギヤ機構からなる
ミラー部の駆動ユニット7と、この駆動ユニット7の揺
動支持部に揺動自在に支持され、且つ視界角度調整のた
め上下及び左右に傾動されるミラー部8とからなり、こ
のミラー部8はミラーハウジング6の開口を閉塞する格
好で配置される。
【0008】回転駆動手段4は車体取付部3Aに設けた
駆動部としてのモータ9と、このモータ9の回転を減速
して伝達するギヤ機構10と、このギヤ機構10によっ
て回転しバックミラー装置本体5を回転させる回転支持
部11とからなる。なお、ベース部材3及びバックミラ
ー装置本体5は、例えばデザイン上連続した一体的形状
が得られるよう細部の形状等が選定されている。よっ
て、モータ9を回転駆動制御すれば、バックミラー装置
本体5は回動支持部11を中心にして車体の前後方向
(略平面内)に回転する。
【0009】次に、図2〜図5を参照し、上記回転駆動
手段4について具体的に説明する。本体支持部3Bの上
面部12には、面垂直に上方へ短筒状の支持フランジ部
13を設ける。一方、バックミラー装置本体5のミラー
ハウジング6の車体側下面部14には最も内側に比較的
筒長が長く、また、ワイヤーハーネス15(図1参照)
の挿通孔16を有する被動軸17を設け、更にこの被動
軸17の外周側にはコイルスプリング18を挿通縮装し
たリング状の空間S1を置いて外周面で前記支持フラン
ジ部13の内周面へ回動自在に嵌入する被支持フランジ
部19を設ける。被支持フランジ部19の下端は、バッ
クミラー装置本体5と本体支持部3Bの防振用のウェー
ブワッシャ20aとを介して抜け止めリング20を嵌め
こんである。また、被支持フランジ部19の外側周には
支持フランジ部13の挿入するリング状の空間S2を置
いて下端が前記上面部12に摺接する筒状の被冠部21
を設ける。
【0010】前記被動軸17の下端にはリング状の被動
板22を外嵌固着し、この被動板22の上面には駆動板
23を重ね合わせる。駆動板23は中央で被動軸17に
回動自在に嵌装し、上端にコイルスプリング18の力を
受ける筒状のスプリング力受部24を有する。
【0011】図3に示すように、駆動板23の最外周受
部には所定範囲(略70゜)に亘って歯車部25を形成
してあり、更に所定間隔(略70゜)置いてリミットス
イッチ26をOFFにするための切欠部27,28を形
成してある。このように、リミットスイッチ(モータ停
止スイッチ)26と、駆動板23に形成された2つの切
欠部27,28とからなる組合せ構成は、モータの始動
後にバックミラー装置本体5(ミラーハウジング6)を
使用位置と非使用位置との定位置にセットするためにモ
ータ9を停止させるモータ停止手段を構成し、ミラーハ
ウジング6の回転中心軸の近傍に配置されている。上記
の説明から明らかなように、リミットスイッチ(モータ
停止スイッチ)26は、モータ9の始動後、ミラーハウ
ジング6が予め設定した使用位置又は非使用位置に達し
たことを検出した時点でモータ9を停止する停止スイッ
チである。
【0012】駆動板23の上面部には、正逆回転切替ス
イッチ29,30を切替えるためのカムブロック31を
変位させる突起部32,33を所定間隔(略70゜)置
いて設けてあり、自動的にモータ9の回転方向を切替え
られる。このように、2つの正逆回転切替スイッチ2
9,30と、カムブロック31と、駆動板23に形成さ
れた2つの突起部32,33とからなる組合せ構成は、
ミラーハウジング6が予め設定した使用位置又は非使用
位置に達したことを検出した時点にモータ9を正転と逆
転とに自動的に切替える回転方向切替手段を構成し、ミ
ラーハウジング6の回転中心軸の近傍に配置されてい
る。
【0013】駆動板23の下面部には図4に示すよう
に、被動板22に形成した断面三角形状の凹状のクラッ
チ溝部34に係合する断面三角形のクラッチ凸部35を
複数設けている。これにより、ミラー装置本体5に外力
が作用しない場合には、駆動板23と被動板22とは一
体に共動するが、所定の外力が作用した場合には、スプ
リング18の力に抗してクラッチ凸部35は溝部34か
ら外れて外力に従って空転する機能をもつため、バック
ミラー装置が他の物に接して損傷することはない。この
ように、溝部34とクラッチ凸部35とからなる(凹凸
部からなる)組合せ構成は、ミラーハウジング6へ外力
が加わった際に、ミラーハウジング6からモータ9(駆
動部)側への外力の伝達を断つクラッチ機構を構成す
る。
【0014】更に詳述すれば、このクラッチ機構は、一
定以上の力が外部から強制的にミラーハウジング6に作
用した場合に、バックミラー装置(特に装置内の動力伝
達系部材)の損傷を防止するために設けられるものであ
り、外部から一定以上の力が加わった場合に切れること
で、外部からの力の伝達を防ぐものである。このような
クラッチ機構では、ほんのわずかな外力(例えば走行風
に伴う風圧等)で切れたのでは実用上不便なので、ある
一定の外力を境として、それ以上の外力が加わった場合
にはクラッチが切れ、それ以下の力が加わった場合には
クラッチが切れないようにすることが必要であり、その
設定は重要である。このため、クラッチ機構は凹凸部
(溝部34及びクラッチ凸部35)にて構成しており、
このように凹凸部によるクラッチ機構によれば、クラッ
チ機構が切れる際の力の設定が容易である。そして、ク
ラッチ機構を断接するのに必要な力を一定なものにしや
すくなり、従って、クラッチ機構の断接力を安定的なも
のにすることができる。
【0015】歯車部25には、回動自在に軸支されたウ
ォーム歯車38を噛合し、このウォーム歯車38と一体
の歯車39には、モータ9のシャフト9aに軸支したウ
ォーム小歯車40を噛合する。このように、歯車部25
とウォーム歯車38と歯車39とウォーム小歯車40と
からなる組合せ構成は、ギヤ機構10を構成する。
【0016】図2に示すように、被冠部21の下端面に
は上方へ長穴部41を形成し、ここに縮装したスプリン
グ42及び球体43を挿入するとともに、対向する上面
部12には球体43の係合凹部44を所定位置に設け、
バックミラー装置本体5の使用位置と非使用位置を決め
るための位置決め機能をもたせている。このように、ス
プリング42と球体43と係合凹部44とからなる組合
せ構成は、位置決め機構を構成する。ミラーハウジング
6に外力が加わった場合、球体43は係合凹部44から
離脱する。
【0017】更に詳述すれば、この位置決め機構は、ミ
ラーハウジング6を使用位置と非使用位置(格納位置)
とに保持するものであり、固定部材である本体支持部3
Bの上面部12に係合凹部44を2箇所設け、被冠部2
1には本体支持部3B側に突出する球体43を設け、こ
の球体43が係合凹部44のいずれかに係合することで
ミラーハウジング6が使用位置、非使用位置間のいずれ
かの場所で保持されるものである。
【0018】ミラーハウジング6が位置決め機構にて保
持されている一方の位置から他方の位置に移る場合に
は、球体43が係合凹部44から離脱し、この球体43
がミラーハウジング6の回動に伴って上面部12上を摺
動して別の係合凹部に係合する。このため、ミラーハウ
ジング6は他方の位置で保持される。このように、位置
決め機構を凹凸部により構成するので、位置決め機構の
係合解除に要する力を一定なものに設定し易い。このた
め、位置決め機構の係合解除に要する力を安定的なもの
にすることができる。
【0019】ところで、位置決め機構の係合解除に要す
る力を、前記クラッチ機構の係合解除に要する力よりも
小さく設定している。以下、その理由を説明する。クラ
ッチ機構は前述の通り、ミラーハウジング6に外部から
強制的に大きな力が作用した場合に、装置内部の機構の
損傷を防止するために設けられるものであり、一方、位
置決め機構は、ミラーハウジング6を使用位置と非使用
位置とに保持するものであり、その目的とするところが
全く別である。ここで、位置決め機構の球体43が係合
凹部44から離脱するのに要する力がクラッチの断接力
よりも大きいと、モータ9にてミラーハウジング6を使
用位置から非使用位置、もしくは非使用位置から使用位
置に回動させようとしても、ミラーハウジング6が回動
する前にクラッチ機構が切れるので、ミラーハウジング
6を回動できない。そこで、位置決め機構の離脱に要す
る力は、クラッチ機構の断接力よりも小さいことが必要
である。
【0020】また、位置決め機構とクラッチ機構とを兼
用することなく分離独立した構成としたので、位置決め
機構の離脱の力と、クラッチ機構を切るために必要な力
とを別々に任意に設定することができる。しかも、位置
決め機構及びクラッチ機構は凹凸部で構成することによ
り、構成が簡単になり、バックミラー装置全体も小型に
なる。
【0021】図5の如く空間S2に設けたミラーハウジ
ング6と一体の係止部46と支持フランジ部13の上端
に設けた係止部45によってバックミラー装置本体5の
回動範囲を規制し、過大回動の防止機能をもたせてい
る。
【0022】次に、図3及び図6を参照し、電気的制御
系と全体の動作について具体的に説明する。図6におい
て符号47,48は電源入力端子であり車載バッテリ等
の直流電源に接続する。なお、図6において上段は右側
バックミラー装置の制御系、下段は左側バックミラー装
置の制御系を示すが、説明は便宜上右側バックミラー装
置についてのみ行う。
【0023】各回路部品は図6の如く結線がなされる。
常開接点を有するリミットスイッチ26は自己復帰スイ
ッチ(始動操作スイッチ)SWRと並列接続されること
により、この自己復帰スイッチSWRの自己保持回路を
構成する。先ず、車室内等に配設され運転者が操作可能
な自己復帰スイッチSWRを押操作すると回路は通電
し、モータ9は正転する。これにより、モータ9はギヤ
機構10を介して駆動板23を、図3に示すD方向へ回
転させる。駆動板23の回転によって、リミットスイッ
チ26は駆動板23の切欠部27から出ることによりO
Nとなり、自己復帰スイッチSWRの押操作を解除して
もモータ9は回転を続け、この回転は切欠部28により
リミットスイッチ26がOFFにするまで続行するの
で、作動中スイッチを押し続ける必要がなく運転に支障
はない。
【0024】駆動板23の回転は被動板22を一体に回
転させ、この被動板22の回転は更に被動軸17に伝達
して、バックミラー装置本体5を回転させる。この回転
角度はリミットスイッチ26がOFFになる切欠部27
と切欠部28との間隔で決定され、例えば略70゜の相
対位置関係をもたせればバックミラー装置本体5も略7
0゜回転するので、常時定位置にセットできる。
【0025】回転の停止とともに突起部33はカムブロ
ック31と一体の作用部31aを押し、カムブロック3
1をガイドピン31b、31bに従って図3に示す矢印
E方向へ変位させる。31cはカムブロック31の位置
決めであり、変位することにより、二段重ねされた切替
スイッチ29、30を切替える。このため、切替スイッ
チ29,30はモータ9を逆極性に切替える。従って、
バックミラー装置本体5が正規の使用位置にあった場合
には、バックミラー装置本体5を略70゜回転してドア
側面1に概ね沿った非使用位置にセットできる。
【0026】自己復帰スイッチSWRを再度押操作すれ
ばモータ9は逆回転し、駆動板23を図3に示すF方向
へ回転させる。この回転は元の状態に復帰するまで続行
し、停止した時点で突起部32の押作用で切替スイッチ
29,30を切替える。よって、正規の使用位置に自動
復帰する。このように、自己復帰スイッチSWRを押操
作するだけで、バックミラー装置本体5を使用位置と非
使用位置とにセットできる。
【0027】なお、左側バックミラー装置5も全く同様
の構成であり、図6に示す9−2はモータ、29−2,
30−2は切替スイッチ、26−2はリミットスイッ
チ、SWLは自己復帰スイッチである。このような右側
及び左側の操作は各々独立して行えるようにしてもよい
し、連動できるようにしてもよい。
【0028】次に、図7〜図21を参照し、上記第1実
施例(基本実施例)を基にした各種変更実施例について
述べる。なお、全図を通し同一部分には同一符号を付
し、その構成を明確にした。先ず、図7〜図11に基づ
き第2実施例(第1変更実施例)を説明する。図7は本
発明に係る車両用バックミラー装置(第2実施例)の回
転駆動手段の断面図、図8は図7のG−G線断面図、図
9は図8のH−H線断面図、図10は本発明に係る車両
用バックミラー装置(第2実施例)の電気的制御系の回
路図、図11は本発明に係る車両用バックミラー装置
(第2実施例)の電気的制御系の変形回路図である。
【0029】第2実施例が上記第1実施例と異なる点は
次の通りである。先ず、前記ウォーム歯車38と歯車3
9を共に軸38aへ回動自在に軸支し、各歯車38,3
9の外端部をスプリング70,71で内方へ押圧付勢す
るとともに、各歯車38,39の内端面は各々三角波状
に凹凸部72,73を形成して噛み合わせたクラッチ機
構を設けた。これにより、正常時にはクラッチ機能によ
り各歯車38,39は一体に回転するが、例えばバック
ミラー装置本体5が不慮の原因によって回転が阻止され
たような場合であってもモータ9自体は空転し、過負荷
によってモータ9が焼き損じるような虞はない。
【0030】更に、駆動板23の外周部所定位置には切
欠凹部75,76を設け、これに対向して配設したソレ
ノイド77の可動コア77aの先端を係脱できるように
した。これにより、係止時には駆動板23をベース部材
3に確実に固定し、バックミラー装置本体5の振動防止
(ガタつき防止)や位置決めの精度向上が図れ、加えて
バックミラー装置本体5に外力が作用したような場合で
も、その外力を逃すためのクラッチ凹部34及び凸部3
5が外れる力をソレノイド77の可動コア77aで受
け、歯車25,38を損傷するような虞はない。なお、
切欠凹部75,76は図9に示すように上下方向へ長く
し、被動軸17の軸方向に駆動板23が移動できるよう
になす。
【0031】その他、細部の形状や構成は異なるが、そ
の機能は第1実施例と同じである。例えば、上面部12
に設けた筒状の支持フランジ部78に、ミラーハウジン
グ6の車体側下面部に設けた筒上の被支持フランジ部7
9を回動自在に嵌送し、クラッチ機構のためのスプリン
グ18をミラーハウジング6側とミラーホルダーとの間
にて作用され、ミラーハウジング6とミラーホルダーと
の間の保持力を強くすると共に、支持フランジ部78の
上端と被支持フランジ部79内における下面部との間に
は、複数のスラストボール80…を介装した。また、上
記図2に示した長穴部41、スプリング42、球体43
及び係合凹部44から構成した位置決め機構と同様の位
置決め機構81、更には上記図5に示した係止部45,
46から構成した回動規制機構と同様の回動規制機構8
2を設けてある。
【0032】なお、上記図3に示す第1実施例のカムブ
ロック31は、直線変位によって切替スイッチ29,3
0を切替えたが、第2実施例の場合には図8に示すよう
に、ピン83で軸支された回転カムブロック84を利用
し、これに駆動板23上の突起85,86を作用させる
ことにより切替スイッチ88を切替えるようにした。ソ
レノイド77は上記第1実施例に別途付加するようにし
てもよいし、ソレノイド77の可動コア77aの変位に
よって切替わる連動スイッチ87を一体に設け、この連
動スイッチ87に第1実施例におけるリミットスイッチ
26の機能をもたせるようにしてもよい(図8参照)。
【0033】図10は斯かるソレノイド77単体を上記
図6に示す第1実施例の回路に付加した場合の制御系を
示し、また、図11はソレノイド77に連動スイッチ8
7を連動するようにした場合の制御系を示す。このソレ
ノイド77は自己復帰スイッチSWR、リミットスイッ
チ26又は連動スイッチ87のONで可動コア77aが
ソレノイド内に没入し、駆動板23側との係止が解除さ
れるとともに、各スイッチSWR、26又は87のOF
Fで弾発復帰し駆動板23側と係止する。
【0034】なお、図10及び図11において77−2
は左側バックミラー装置におけるソレノイド、87−2
は同じく左側における連動スイッチ、88−2は同じく
左側における切替スイッチを示し、その基本的動作は上
記図6に示す第1実施例の回路と同様であるため、その
説明を省略する。
【0035】次に、図12〜図14に基づき第3実施例
(第2変更実施例)を説明する。図12は本発明に係る
車両用バックミラー装置(第3実施例)の回転駆動手段
の断面図(モータを省略した図)、図13は図12のI
−I線断面図、図14は本発明に係る車両用バックミラ
ー装置(第3実施例)の電気的制御系の回路図である。
第3実施例は、上記第2実施例の回転駆動手段にいわゆ
る形状記憶合金を利用することにより、バックミラー装
置本体5に所定の外力が加わり、この装置が変位した時
の自己復帰機能を設けたものである。
【0036】即ち、図12において、支持フランジ部7
8と被支持フランジ部79間にはリング状の空間S3
設け、この空間S3の上側にぜんまい状に巻回した形状
記憶合金体120の内端部を支持フランジ部78の外周
に固着するとともに、外端部を被支持フランジ部79の
内周に固着する。空間S3の下側には、形状記憶合金体
120の下端に沿ったリング状のヒータ巻線121を収
納する。また、上面部12において支持フランジ部78
近傍の下部下面には、外力が加わって変位したことを検
出する検知スイッチ122を配設し、この検知スイッチ
122のスイッチノブ123は下方へ突出し、その先端
を駆動板23の上面に当接する。
【0037】次に、斯かる構成に基づく自己復帰機能に
ついて説明する。今、バックミラー装置本体5が使用位
置にあり、この位置においてバックミラー装置本体5に
不慮の外力が作用し、この外力によって強制的にバック
ミラー装置本体5が回動された場合を想定する。この場
合、バックミラー装置本体5は形状記憶合金体120を
塑性変形しつつ回動するとともに、被動板22も追動す
る。同時に駆動板23のクラッチ凸部35…はクラッチ
溝部34…から外れ、軸部17に沿って上方へ変位す
る。この結果スイッチノブ123は押圧され、OFFで
あった検知スイッチ122はONされる。このONによ
って検知スイッチ122と直列に接続したヒータ巻線1
21は通電して発熱し、形状記憶合金体120を加熱す
る。
【0038】形状記憶合金体120は、例えばニッケル
とチタンの合金で固有の温度(マルテンサイト変態温
度)より低い温度で変形した形状が当該温度以上に加熱
すると元の形状に戻る性質を有するもので、この性質に
よって、上記塑性変形した形状記憶合金体120は元の
形状に戻ろうとし、この際同時にバックミラー装置本体
5(ミラーハウジング6)を元の使用位置に戻す作用を
する。なお、形状記憶合金の性質によっては直接通電し
元の形状に戻すこともできる。そして、バックミラー装
置本体5が元の位置に復帰すれば、クラッチ溝部34…
とクラッチ凸部35…とは係合し、以て検知スイッチ1
22はOFFとなる。
【0039】なお、図14において符号121−2は左
側バックミラー装置におけるヒータ巻線、122−2は
同じく左側における検知スイッチである。その他基本的
動作は上記図11に示す第2実施例の場合と同じであ
る。または、自動復帰機能として形状記憶合金に代えて
巻スプリングを使用してもよい。
【0040】次に、図15〜図17に基づき第4実施例
(第3変更実施例)を説明する。図15は本発明に係る
車両用バックミラー装置(第4実施例)の平断面図、図
16は本発明に係る車両用バックミラー装置(第4実施
例)の回転駆動手段の断面図、図17は図16のK−K
線断面図である。第4実施例は、上記第1〜第3実施例
が回転駆動手段4をベース部材3側に配設しているのに
対し、これをバックミラー装置本体5側、つまり、ミラ
ーハウジング6内部の上下方向にスペースがあるのを利
用して、このスペースに回転駆動手段を配設収納したも
のである。
【0041】図15に示すように、ミラーハウジング6
の右側(外側)には、ミラー部8、及びミラー部8を傾
動自在に支持する駆動ユニット7を収容する配設空間S
4を設け、この配設空間S4は仕切壁190で区画し、こ
の仕切壁190の左側の空間を回転駆動手段191の収
納室S5に形成した。仕切壁190は、望ましくは配設
空間S4と完全に隔離するように仕切ることがよく、こ
れにより雨水、跳ね水、洗車用水等が収納室S5へ侵入
するのを防止することができる。しかしながら、仕切壁
190を図15に示すように前側、つまり水が侵入する
側に部分的に設けても、有効な防水効果を得ることがで
きる。
【0042】次に、回転駆動手段191の構成について
具体的に説明する。ベース部材3の支持部3Bには筒状
の支持フランジ部192を起設し、内側を被支持フラン
ジ部192の嵌入孔193とする。この支持フランジ部
192の外周部には被動リング194をスプライン嵌合
し、回動を規制しつつ軸方向へ摺動できるようになす。
この支持フランジ部192の上端にはリング状の抜け止
め部材195を取付け、被動リング194に対し上側の
位置規制を行うとともに、被動リング194の下面はコ
イルスプリング196にて支持し上方向へ付勢する。
【0043】支持フランジ部192の内周には、ミラー
ハウジング6の下面凹部6aに下方へ突出した被支持フ
ランジ部197を設け、この内側はワイヤハーネスの挿
通孔198とする。また、被支持フランジ部197の下
端には、略リング状の作動板199を外嵌固着し、この
上面と支持部3Bの上面部内部面との間にスラストボー
ル200…を介装してある。ミラーハウジング6内に
は、鉛直方向にシャフトを有するモータ201を固設
し、このシャフトに取付けられたウォーム小歯車202
は歯車203に噛合し、この歯車203はミラーハウジ
ング6の下面凹部6aに設けた軸受部204,205に
軸支された回転軸206に軸支し、歯車203の端面に
設けたクラッチ面207には回転軸206にスプライン
嵌合しクラッチ面208を有するクラッチ板209をス
プリング210で各クラッチ面に弾接することによりク
ラッチ機構を構成する。
【0044】また、回転軸206にはウォーム歯車21
1が取付けられ、このウォーム歯車211は被動リング
194の外周面に設けた歯車部212に噛合される。よ
って、モータ201の回転は減速されて被動リング19
4に伝達され、この被動リング194はベース部材3側
に一体化されているため、モータ201を固定したハウ
ジング6自体を回転させることになる。なお、作動板1
99によって、これの近傍に配設した上記図8に示す第
2実施例と同様の回転カムブロック84及び切替スイッ
チ88が切替えられ、また、リミットスイッチ26が切
替えられる。更にまた、上記図7に示す第2実施例の位
置決め機構81と同様の位置決め機構213、及び回動
規制機構82と同様の回動規制機構214を設けてあ
る。また、クラッチ機構215を設けてある。
【0045】次に、図18〜図21に基づき第5実施例
(第4変更実施例)を説明する。図18は本発明に係る
車両用バックミラー装置(第5実施例)の回転駆動手段
の断面図、図19は図18のM−M線断面図である。第
5実施例は、上記第1〜第4実施例がいずれもモータ等
の電気を利用した動力手段で構成したのに対し、このよ
うな動力手段を用いない手動手段による場合を示すもの
である。
【0046】図18に示すように、ベース3にはミラー
ハウジング6が回動支持部11によって回動自在に支持
されるが、このミラーハウジング6側に設けた被動軸2
20の下端には円板状の被動板221を回転自在に支持
する。この被動板221の周縁部にはベベル歯車部22
2を形成し、このベベル歯車部222には水平な回転軸
223に設けたベベル歯車部224を噛合させ、回転軸
223は本体支持部3Bの上面部内側に回動自在に支持
される。
【0047】また、回転軸223の中間部には回転阻止
機構225が介装されている。この回転阻止機構225
は入力軸223aの回転を出力軸223bに容易に伝達
するが、反対に出力軸223bの回転を阻止し、入力軸
223aへ伝達しない機能を有する。つまり、図19に
示すように最外周の摩擦ドラム226、その内側のコイ
ルスプリング(ブレーキスプリング)227、入力軸2
23aと一体の駆動軸228、出力軸223bと一体の
被動体229からなり、入力軸223aを回転させた時
はコイルスプリング227の径が小となり、回転可能に
なるとともに、他方、出力軸223bに回転力が加わっ
た時にはコイルスプリング227の径が大となり、摩擦
ドラム226に圧接することにより回転が阻止される。
【0048】このような回転阻止機構225としては、
例えば車両用ドアのウインドレギュレータに用いる回転
阻止機構を利用できる。そして、入力軸223aの外側
端部は、例えばハンドル等を軸支し遠隔操作により手動
で回転させるようにしたり、或いはまた、ロッド等を連
結し同様に遠隔操作により手動で回転させるようにして
もよい。なお、上記の他の実施例と同様の機構、例えば
上記図7に示す第2実施例の位置決め機構81、回動規
制機構82、及びバックミラー装置本体5、つまりミラ
ーハウジング6に無用な外力が作用した時、バックミラ
ー装置本体5を回転可能にするクラッチ機構230(図
4に示す符号34,35参照)等も任意に付設されてい
る。
【0049】ところで、ミラー装置本体5に所定の外力
が作用した場合、クラッチ機構230はギヤが動かずに
被動側が上動する(被動板231が上方に移動する)た
め、ギヤに負荷が作用しない。また、この種の手動の場
合には、ミラー部の視界角度調整機能も兼用させること
ができる。この場合、被動軸220の回転で左右方向の
視界角度を調整することができるため、被動軸220の
内部に設けたワイヤ挿通孔220aを通して外部からワ
イヤ232をミラーハウジング6内に挿入し、ミラー部
揺動中心Oの例えば下方位置Pに接続することによりミ
ラー部自身を傾倒させ、上下方向の視界角度を調整でき
るようにしてもよい。なお、モータ等を利用した駆動ユ
ニット7を内蔵することができるが、この場合には左右
方向調整用のモータを省略できる。
【0050】その他の手動手段としては、図20や図2
1に示す変形実施例の構成がある。図20は本発明に係
る車両用バックミラー装置(第5実施例)の変形実施例
図(図18のN方向矢視図)、図21は本発明に係る車
両用バックミラー装置(第5実施例)の更なる変形実施
例図(図18のN方向矢視図)である。即ち、その他の
手動手段としては、図20に示すように、図18の被動
板221の外周部に歯車部240を形成し、これにウォ
ーム歯車241を噛合させるとともに、このウォーム歯
車241に軸止した回転軸242を直接上記入力軸22
3bと同様に手動で回転できるようにしてもよく、又
は、図21の如く被動板221の外周をプーリ体250
に形成し、これに掛けたベルト251によって手動で回
転させるようにしてもよい。
【0051】以上、第1〜5実施例及び変形実施例を述
べたが、各実施例を組合わせる等によって任意に実施す
ることができる。
【0052】
【発明の効果】このように、本発明に係る車両用バック
ミラー装置は、バックミラー装置本体の車体側の端部を
略水平面内で回転せしめる回転駆動手段と、例えば車室
内からの操作によってバックミラー装置本体を車体の側
部横方向へ突出した使用位置と車体の側部に略った非使
用位置に変更する斯かる回転駆動手段の制御手段を備
え、運転者の意思によってバックミラー装置本体を非使
用位置へ回転させ車体横方向への無用な突出を生じない
ようにすることができるため、ドアミラー装備車等の車
両の保管性、取り回し性を大幅に向上させることができ
る。しかも、これらは車体側に何ら収納場所を確保する
ことなく簡易構成、且つ定コストに実施できる。
【0053】また、モータとミラー収納用ミラーハウジ
ングの回転中心軸との間に、ミラー収納用ミラーハウジ
ングに作用した外力のモータ側への伝達を断つクラッチ
機構を設けたことにより、ミラーハウジングに外力が加
わった際に、クラッチ機構が切れることでこの力の駆動
部側への伝達を断つことができ、これにより駆動部や、
或いは駆動部とミラーハウジングの回転中心軸との間に
設けられるギヤ機構等に余分な力が加わるのを防止する
ことができ、これらの部材の保護を図ることができる。
更に、ミラーハウジングの位置決めを行う位置決め機構
とクラッチ機構とを兼用することなく別に設けているの
で、ミラーハウジングの位置決め及びクラッチ機構の断
接力を任意に設定できる。また、位置決め機構の係合解
除に要する力をクラッチ機構の係合解除に要する力より
も小さく設定したので、駆動部にてミラーハウジングを
回動する際に、位置決め機構の係合解除より先にクラッ
チ機構の係合が解除されることがない。このため、ミラ
ーハウジングを確実に回動することができる。
【0054】そして、回転中心軸の近傍に、モータの始
動後にミラー収納用ミラーハウジングが予め設定した使
用位置又は非使用位置に達したことを検出した時点に
ータを停止する停止スイッチを設けたことにより、ミラ
ーハウジングを使用位置や非使用位置にモータで駆動し
た際に、ミラーハウジングが定位置まで回動した時点で
モータは自動的に停止する。従って、ミラーハウジング
が定位置まで回動したか確認する必要がなく、また、定
位置まで回動した時点でモータの停止操作をする必要も
ない。このため、モータの駆動・停止操作が簡単であ
る。
【0055】また、回転方向切替手段は、予め設定した
使用位置又は非使用位置にミラー収納用ミラーハウジン
グが達したことを検出した時点に、モータを正転と逆転
とに自動的に切替える。このため、ミラーハウジングを
使用位置や非使用位置にモータで駆動する度に、モータ
の回転方向を手動切替えする必要がない。従って、始動
操作スイッチの操作方向に注意をはらう必要がないの
で、ミラー収納用ミラーハウジングの回動操作が簡単で
ある。 このように、始動操作スイッチを操作すると、モ
ータはミラーハウジングを使用位置又は非使用位置まで
駆動する。そして、予め設定した使用位置又は非使用位
置にミラー収納用ミラーハウジングが達した時点に、停
止スイッチはモータを自動停止させ、同時に、回転方向
切替手段はモータを正転又は逆転に自動的に切替える。
その後、始動操作スイッチを再操作すると、モータはミ
ラーハウジングを逆方向に駆動する。そして、非使用位
置又は使用位置にミラー収納用ミラーハウジングが達し
た時点に、停止スイッチはモータを自動停止させ、同時
に、回転方向切替手段はモータを逆転又は正転に自動的
に切替える。 従って、始動操作スイッチの操作を反復操
作するだけの極めて簡単な操作で、予め設定した使用位
置と非使用位置とに、ミラー収納用ミラーハウジングを
自動的に回動並びに停止させることができる。 更に、ミ
ラーハウジングの回転中心軸の近傍に、停止スイッチと
回転方向切替手段とを設けたので、別異の箇所にこれら
を配設するためのスペースが不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用バックミラー装置(第1実
施例)の一部断面正面図
【図2】本発明に係る車両用バックミラー装置(第1実
施例)の回転駆動手段の断面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】図2のB方向矢視図
【図5】図2のC−C線断面図
【図6】本発明に係る車両用バックミラー装置(第1実
施例)の電気的制御系の回路図
【図7】本発明に係る車両用バックミラー装置(第2実
施例)の回転駆動手段の断面図
【図8】図7のG−G線断面図
【図9】図8のH−H線断面図
【図10】本発明に係る車両用バックミラー装置(第2
実施例)の電気的制御系の回路図
【図11】本発明に係る車両用バックミラー装置(第2
実施例)の電気的制御系の変形回路図
【図12】本発明に係る車両用バックミラー装置(第3
実施例)の回転駆動手段の断面図(モータを省略した
図)
【図13】図12のI−I線断面図
【図14】本発明に係る車両用バックミラー装置(第3
実施例)の電気的制御系の回路図
【図15】本発明に係る車両用バックミラー装置(第4
実施例)の平断面図
【図16】本発明に係る車両用バックミラー装置(第4
実施例)の回転駆動手段の断面図
【図17】図16のK−K線断面図
【図18】本発明に係る車両用バックミラー装置(第5
実施例)の回転駆動手段の断面図
【図19】図18のM−M線断面図
【図20】本発明に係る車両用バックミラー装置(第5
実施例)の変形実施例図(図18のN方向矢視図)
【図21】本発明に係る車両用バックミラー装置(第5
実施例)の更なる変形実施例図(図18のN方向矢視
図)
【符号の説明】
1…ドア側面、3…ベース部材、4…回転駆動手段、5
…バックミラー装置本体、6…ミラーハウジング、9…
モータ、10…ギヤ機構、11…回動支持部、23…回
転方向切替手段(駆動板)、26,26−2…停止スイ
ッチ(リミットスイッチ)、29,29−2,30,3
0−2…回転方向切替手段(切替スイッチ)、77,7
7−2…ソレノイド、87,87−2…連動スイッチ、
88,88−2…切替スイッチ、191…回転駆動手
段、201…モータ、SWR、SWL…操作スイッチ(自
己復帰スイッチ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−58553(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のドア側面にベース部材を固定し、
    このベース部材にミラー収納用ミラーハウジングを回転
    可能に組付け、このミラー収納用ミラーハウジングを
    め設定した使用位置と非使用位置とに、始動操作スイッ
    チの操作に基づいてモータで駆動する車両用バックミラ
    ー装置において、前記ベース部材と前記ミラー収納用ミ
    ラーハウジングとの間に、ミラー収納用ミラーハウジン
    グを少なくとも使用位置で保持する位置決め機構を設
    け、前記モータと前記ミラー収納用ミラーハウジングの
    回転中心軸との間に、ミラー収納用ミラーハウジングに
    作用した外力のモータ側への伝達を断つクラッチ機構を
    設け、前記位置決め機構の係合解除に要する力を前記ク
    ラッチ機構の係合解除に要する力よりも小さく設定し、
    前記回転中心軸の近傍に、前記モータの始動後に前記ミ
    ラー収納用ミラーハウジングが使用位置又は非使用位置
    に達したことを検出した時点にモータを停止する停止ス
    イッチと、前記ミラー収納用ミラーハウジングが使用位
    置又は非使用位置に達したことを検出した時点にモータ
    を正転と逆転とに切替える回転方向切替手段とを設けた
    ことを特徴とする車両用バックミラー装置。
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DE202015106118U1 (de) * 2015-11-12 2015-11-30 SMR Patents S.à.r.l. Rückblickelement-Klappvorrichtung
EP3530523B1 (en) * 2018-02-22 2020-06-03 SMR Patents S.à.r.l. Rear view element folding device

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