JP2648063B2 - テープ速度制御回路 - Google Patents

テープ速度制御回路

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JP2648063B2
JP2648063B2 JP3286309A JP28630991A JP2648063B2 JP 2648063 B2 JP2648063 B2 JP 2648063B2 JP 3286309 A JP3286309 A JP 3286309A JP 28630991 A JP28630991 A JP 28630991A JP 2648063 B2 JP2648063 B2 JP 2648063B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTR等のテープを用
いた磁気記録再生装置のモード移行時のテープ速度の制
御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、VTRにおいては、早送り(F
F)や巻戻し(REW)の開始時にリール駆動モータの
回転速度が急激に上昇することによって、テープ損傷が
生じる惧れがあった。そこで、特開平1−227249
号公報(G11B15/48)のように、FFまたはR
EWの開始直後だけ、モータの速度サーボ回路を非作動
にし、シスコンにて作成され徐々にレベルが段階的に上
昇する駆動電圧を、リール駆動モータに印加する技術が
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術による
と、FFまたはREWの開始直後に、モータの回転速度
はテープに損傷を生じないように徐々に上昇させること
ができるが、シスコンからの駆動電圧の印加中、即ち、
テープ走行速度の加速中には、速度サーボ回路は非作動
であるために負荷変動等が生じたときには、迅速に対応
できないという欠点が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、リール駆動モ
ータの回転速度に比例する周波数を有するFG信号の周
期と基準期間との誤差に応じて前記モータの駆動を制御
する速度制御手段と、第1モードから第2モードへのモ
ード移行時に、基準期間を第1基準期間から第2基準期
間に段階的に変化させる基準期間変更手段を備えること
を特徴とする。
【0005】
【作用】本発明は、上述のように構成したので、テープ
走行速度の異なるモードの移行時のリール駆動モータの
加速または減速を、速度制御を維持しながら実行でき
る。
【0006】
【実施例】以下、図面に従い本発明の一実施例について
説明する。
【0007】図1は本発明の一実施例の回路ブロック図
であり、図中、1はキャプスタンの駆動と共に供給リー
ルまたは巻取りリールを択一的に駆動するリール駆動機
能を備えたモータ、2はこのモータの回転速度に比例す
る周波数のFGパルスを出力する回転検出器、3はこの
FGパルスを増幅するFGアンプ、4は増幅されたFG
パルスを1/N分周する分周器、5、6はこの分周出力
を用いてモータ1の速度制御用の誤差信号を作成する速
度誤差検出回路を構成する速度誤差検出カウンタ及びラ
ッチ回路、7はこのラッチ回路から得られる速度誤差信
号をPWM変換するPWM変換回路、8はPWM出力を
平滑するローパスフィルタ(LPF)であり、このLP
F出力はバッファ−アンプ9を経てモータ1に供給され
る。以上の一連の回路によりモータの速度制御ループが
構成されている。尚、PLAYまたはRECモードにお
いては、キャプスタンにピンチローラが圧着状態となっ
てモータ1によりテープの定速送りが為されるが、FF
またはREWモードにおいてはピンチローラが非圧着状
態となって、モータ1はリール駆動のみを実行すること
になる。
【0008】ここで、この速度制御ループの通常の動作
について説明する。上述のように、速度誤差検出回路は
1/N分周されたFGパルスの周期を正規の基準値と比
較する速度誤差検出カウンタ5及びラッチ回路6を備
え、このカウンタ5では、図2のように期間Tdで示さ
れる平坦部と、期間Tsで示される傾斜部とから構成さ
れ、分周出力のある立ち上がりエッジに同期するSLO
PE信号が形成され、ラッチ回路6にて分周出力の次の
立ち上がりエッジでこのSLOPEデ−タをラッチす
る。
【0009】SLOPE信号の期間TdではSLOPE
データはLレベル(0V)、期間Ts以降ではHレベル
(5V)に設定されており、ラッチデータがHレベルの
1/2つまり2.5Vとなる。即ち分周出力の周期Tが
T=Td+Ts/2を維持している時には、このラッチ
データをPWM回路7にてPWM変換し、LPF8にて
平滑してモータ1に供給してもモータ1は現状の回転速
度を維持し、2.5Vより小さい時には小さい程、モー
タ1を減速させ、2.5Vより大きい時には大きい程、
モータ1を加速させるような速度誤差信号としてラッチ
データが用いられる。
【0010】上述の速度誤差信号の作成に用いられる各
種パラメータは、後述のデータセレクト回路10にて選
択された値が用いられる。そこで、次に、データセレク
ト回路10の選択動作について説明する。
【0011】データセレクト回路10にはROM11に
予め準備された固定データと、シスコン12からの可変
データを選択する。即ち、ROM11にはモータ1があ
る所定の回転速度で回転可能になるように、モード毎に
独立の固定の分周比N、期間Td、Tsが記憶されてい
る。またシスコン12からは期間Tdに関してのみ可変
のデータTd’が直接出力され、この可変データが一
旦、データラッチ回路13にてラッチされた上で、デー
タセレクト回路10に供給される。
【0012】ここで、ROM11からの固定データの出
力は、シスコン12からのモード信号に応じてデータセ
レクト回路10へ出力され、データセレクト回路10に
おけるデータ選択動作はシスコン12からのデータ切換
信号により為される。
【0013】次に、図1の具体的な動作をPLAYモー
ドからFFモードへのモード移行を例に挙げて説明す
る。まず、PLAYモードの選択によりROM11から
PLAYモードに定速走行に最適な分周比NA、期間T
dA、TsAの固定データがデータセレクト回路10に供
給され、Lレベルのデータ切換信号によりこれらの固定
データが分周器4及び速度誤差検出カウンタ5に出力さ
れ、PLAYモード用の速度制御が為される。このPL
AYモード中にはデータセレクト回路10における可変
データTd’は、Td’=TdAと初期設定される。
【0014】このPLAYモード中にFFモードへの移
行が操作釦の操作により為されると、Hレベルのデータ
切換信号がシスコン12より出力され、可変データT
d’が選択される。尚、分周比N及び期間Tsはモード
移行に関係なく保持される。ここで、予めTd’=Td
Aと初期設定されているため、可変データへの切換直後
にはモータ1の回転速度は変化しない。そして、図3に
示すように、シスコン12より可変データがTd’A0、
Td’A1、Td’A3・・・と予めシスコン内に設定され
ていた通りに、徐々に変化されて出力され、これらのデ
ータを用いて逐次、速度制御が為されることによりモー
タ速度も徐々に変化して、可変データが数1の条件を満
足する値に達すると、モータ1の回転速度はFFモード
時に最適な速度に達する。
【0015】
【数1】
【0016】尚、上記の数1におけるT’dB及びTsB
は期間Td及びTsについてのFFモードに最適な固定
データで予めROM11に記憶されており、上述のよう
に可変データが選択されている間にFFモード用の固定
データとしてPLAYモード時の固定データに代えて出
力される。従って、モード移行中において可変データ
T’dAnでの分周出力の最適な周期Tが数2となり、F
Fモードでの分周出力の最適な周期Tが数3となり、数
2と数3の周期Tを同一として消去することにより数1
が成り立つ。
【0017】
【数2】
【0018】
【数3】
【0019】こうしてモード移行が完了すると、データ
切換信号が再びLレベルとなり、ROM11から出力さ
れているFFモード用の固定の速度制御用データがデー
タセレクト回路10にて選択され、これ以降FFモード
用の速度制御が為され、モータは高速で定速回転する。
【0020】前述の実施例では、PLAYモードからF
Fモードへと、テープの走行速度を加速させる必要があ
る場合の例を説明したが、逆にFFモードからPLAY
モードへと、テープの走行速度を減速させる必要がある
場合にも、可変データを徐々に減ずることにより容易に
対応可能であり、また同様に記録(REC)モードから
巻戻し(REW)モードなど、テープ走行速度が異なる
2モード移行時には利用できることは言うまでもない。
【0021】尚、図1の分周器4、速度誤差検出カウン
タ5、ラッチ回路6、13、データセレクト回路10等
の一連の動作は、マイクロコンピュータを用いてソフト
ウエア的に処理可能であることは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】上述の如く本発明によると、最小限のデ
ータ操作のみでモード移行中のテープスピードの加速ま
たは減速ができ、しかも、通常の速度制御サーボを付加
した状態でスムーズなテープスピードの変化を実現で
き、モード移行中に負荷変動等が生じてもサーボの働き
により迅速に対応することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路ブロック図である。
【図2】速度制御を説明するための図である。
【図3】本発明の一実施例のタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1 モータ 2 回転検出器 5 速度誤差検出カウンタ 10 データセレクタ回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リールを駆動するリール駆動モータと、 該モータの回転速度に比例する周波数を有するFG信号
    を出力する回転検出器と、 該FG信号の周期と基準期間との誤差に応じて前記モー
    タの駆動を制御する速度制御手段と、 前記周期を第1基準期間に一致させることにより実行さ
    れる第1モードから、前記周期を第2の基準期間に一致
    させることにより実行され、前記第1モードとはテープ
    走行速度が異なる第2モードへのモード移行時に、前記
    基準期間を前記第1基準期間から前記第2基準期間に予
    め定められた時間間隔で段階的に変化させる基準期間変
    更手段を備えるテープ速度制御装置。
JP3286309A 1991-10-31 1991-10-31 テープ速度制御回路 Expired - Lifetime JP2648063B2 (ja)

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JPH05128657A JPH05128657A (ja) 1993-05-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62195751A (ja) * 1986-02-21 1987-08-28 Hitachi Ltd テ−プ移送制御装置
JPS63157351A (ja) * 1986-12-19 1988-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd テ−プ駆動装置

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