JP2645549B2 - 光磁気記録方法および装置 - Google Patents

光磁気記録方法および装置

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JP2645549B2 JP61055023A JP5502386A JP2645549B2 JP 2645549 B2 JP2645549 B2 JP 2645549B2 JP 61055023 A JP61055023 A JP 61055023A JP 5502386 A JP5502386 A JP 5502386A JP 2645549 B2 JP2645549 B2 JP 2645549B2
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【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 光磁気記録材料層を複数層積み重ねて高密度記録を可
能にする。
〔産業上の利用分野〕
本発明は光磁気記録方法および装置に係り、特に、記
録層を複数層積み重ねた多層記録方法および装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、光磁気記録媒体としては主にMnBiのような金属
間化合物あるいはTbFeのような非晶質金属合金が用いら
れ、基板上に光磁気記録媒体層およびその記録媒体層を
狭持する保護膜を形成して構成されている。記録は全面
を一方向に磁化した後レーザービームを集光して反対方
向に磁化した磁区を選択的に形成することによって行な
う。こうして記録された情報の読み出しは上記の記録媒
体では光吸収が大きいので一般にカー効果を用いた反射
モードで行なわれる。すなわち、記録媒体の磁化の向き
に対応して反射光の偏光状態が変化する(偏光角が一方
向に回転する)現象を利用して情報を再生する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のような記録担体および記録方法では、光記録の
1ビット(磁区)の大きさはレーザービームのスポット
径で決められてしまい、そのため、上記のような光吸収
の大きな記録媒体を用いる場合には、現状の記録密度
(5×107ビット/cm2)を大幅に越えることはできない
と考えられる。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本発明者は、上記問題点を解決するために、記録担体
に複数層の光磁気記録材料層を形成し、その光磁気記録
材料層の夫々に独立に光磁気記録を行なえばよいことを
見い出し、別途開示した(特開昭62−214538号公報)。
しかしこのような記録担体に記録を行なう場合、各記録
層に適切なパワーで記録することが望ましい。そこで、
本発明はこのような課題を解決することをさらに特別の
課題とするものである。すなわち、単一の光源を用いて
複数層の記録層に記録を行なう場合、各記録層は光を吸
収するので、光は記録層を通過する毎にパワーが減衰
し、従って、光源は最終の記録層に記録を行なうのに十
分なパワーを有するものでなければならない。しかし、
最終の記録層に記録を行なうために最適の光のパワーは
最初に記録層にとっては過剰になるおそれがある。記録
層に過剰なパワーを投入すると、記録ビットが大きくな
りすぎたり、ビット形状が悪化したり、さらには記録層
が損傷する不都合がある。この不都合を避けるために
は、光吸収が記録層が最初から最後に向って順次に増大
することによって、同一のパワーの光を用いながらなお
かつ各記録層に適当な記録パワーで記録が行なわれるよ
うにすればよい。この目的のために、前記特許出願で
は、光磁気記録材料の組成や厚みを変えることを提案し
ている。
しかしながら、この目的は、同一の材料からなる同一
の厚さの複数層の半透明光磁気記録材料層を積層して有
する記録担体に、その光磁気記録材料層の夫々に独立し
て光を集光して情報を記録し、かつその複数層の光磁気
記録層に情報を記録するために波長が異なる複数の光を
用いることにより、それらの複数層の光磁気記録層の光
吸収が光入射側から内部に向かって順次高くなるように
構成して記録することによっても達成することができ
る。
本願発明によれば、上記目的を達成するために、光源
と、同一の材料からなる同一の厚さの半透明光磁気記録
材料層を複数層積層して有しそれらの複数層の光磁気記
録層で構成されてなる記録担体に、前記光源から複数層
の前記光磁気記録層に波長が異なる複数の光を導き、そ
れらの光吸収が順次大きくなるように光磁気記録材料層
の夫々に独立して光を集光させる光学部品とを少なくと
も備えることを特徴とする光磁気記録装置も提供され
る。
〔実施例〕
例えば、第1図はイットリウム鉄ガーネット(YIG)
の可視光から近赤外光における光吸収の波長依存性を表
わすグラフであるが、光吸収は波長が約620nmから約780
nmになるまで波長が大きくなるにつれて小さくなってい
ることが見られる。そこで、第1から第5まで5つのYI
G記録層を有する記録担体に単一の光源から発生する光
の波長を調整し、第1記録層には750nm、第2記録層に
は725nm、第3記録層には700nm、第4記録層には675n
m、第5記録層には650nmの波長の光を集光するようにす
れば、光が同一のパワーを有していても、各記録層には
適切な記録パワーで記録が行なわれることが可能にな
る。
光源としては、色素レーザーを用いれば、単一のレー
ザーで複数の波長のレーザー光を取り出すことは可能で
ある。
第2図は記録担体の例であるが、ガドリニウムガリウ
ムガーネット(GGG)結晶またはガラス基板11上に第1,
第2…第5の5層のYIG記録層1,2…5が間に透明な誘導
体、例えば、二酸化シリコンからなるスペーサ層6,7,…
9を挟んで積層され、第5記録層5の外側には保護層10
が形成されている。例えば、第1〜第5記録層1,2…5
の厚みは約0.5μm、スペーサ層6,7…9の厚みは約5μ
m、基板11の厚みは約1mmである。これらの層1〜10の
形成はスパッタリングとそれに次ぐ熱処理によって可能
である。
このような記録担体に、前記のように、例えば単一の
色素レーザーからの光の波長を変えて、第2図に示す如
く、第1記録層1には750nmの波長の光12、第5記録層
5には650nmの光波長の13を集光してそれぞれの記録を
行なう。このとき、第1記録層1には高いパワーの光が
入射されるが、750nmの波長の光の光吸収係数は小さい
ので適切な記録パワーが達成され、一方、第5記録層5
では、入射光が第5記録層に到達するまでに各記録層で
光吸収を受けてパワーが低下しているが、650nmの波長
の光の光吸収係数は大きいので、適切な記録パワーが達
成される。第2〜第4記録層2〜4においても事情は同
じである。
上記の例では、波長の変化と光吸収係数の変化が線形
的に変化したが、その必要はない。記録材料の光吸収係
数に波長依存性があって、特定の波長を選択して光吸収
係数を調整できればよい。また、光吸収は記録層ごとに
異なることが望ましいが、許容される記録が得られれ
ば、複数の記録層に同一の波長の光を集光することは排
除されない。また、記録層に集光する光の波長の変更と
組合せて記録層の組成や厚みを変更してもよい。さらに
は、光源のパワーを変更したり、光源からの光を途中で
パワー調整することも排除されない。要するに、本発明
は、多層からなる光磁気記録層の夫々に集光される光の
波長が異なることによって光吸収係数が異なることがあ
るという事実に基づいて、記録光の波長の選択単独であ
るいは他の手法と組合せて、各記録層に適切な記録パワ
ーで記録を行なうものである。
また、上記の例ではYIGを用いたが、そのほかビスマ
ス置換ガーネット、コバルトフェライト、バリウムフェ
ライトなども光磁気記録媒体として使用できる。
第3図は、本発明による多層光磁気記録を行なうため
の装置の例を模式的に示すものであり、同図中、21は記
録担体、22は光源、23,24,25,26はレンズ、27はハーフ
ミラー、28はミラー、29,30,31は偏光フィルター、32,3
3は光検出器である。
光源22から発生したレーザー光34はレンズ23で平行光
にされ、ミラー28で反射され、レンズ24で記録担体21中
の所望の記録層に集光される。このとき、記録担体21か
らの反射光35はレンズ24、ミラー28、ハーフミラー27、
レンズ25を介して光検出器32に至り、この反射光を利用
してレーザービムーのフォーカスおよびトラッキングを
行なう。この目的のためには、記録担体21にフォーカス
およびトラッキング用の反射層を設けておく。こうし
て、レーザービームを記録層上に走査して記録を行な
う。記録は、一般に、全体を一方向に磁化した後、レー
ザービームを照射して記録層を選択的に加熱し、その部
分の磁化の向きを反転させ(このとき、一般的には、外
部磁界は不要であるが、外部磁界を印加してもよ
い。)、この磁化の向きの配列によって情報を記録す
る。
記録担体21中の所望の記録層にフォーカスするには、
例えば、レンズ24を上下して調整する。
再生は上記書き込みと基本的に同一の操作により所望
の記録層にフォーカスし、走査するが、再生用レーザー
光のパワーは書き込み用レーザー光のパワーより小さ
い。このパワーの調整は光源22で行なってもよいが、フ
ィルター29などで行なってもよい。所望の記録層に集光
されたレーザービームは、前述のように、スペーサ層の
存在のために、他の記録層中の情報をひろうことはな
く、集光された特定の記録層の情報だけをひろって、す
なわちその記録層の情報に基づいて右または左にファラ
デー回転し、記録担体21を透過する。透過光36をレンズ
26、偏光フィルター31を介して光検出器33で検出する
と、記録層中の情報を再生することができる。
〔発明の効果〕
本発明により、多層の記録層を用いた光磁気記録が提
供され、記録密度が飛躍的に増加する。また、記録層を
増加するに当って各記録層に適切なパワーで記録を行な
う必要があるが、本発明によりそれが可能になり、また
そのための手段の選択の幅が拡大する。
【図面の簡単な説明】
第1図はYIGの光吸収係数の波長依存性を表わすグラフ
図、第2図は本発明の実施例で用いる多層磁気記録担体
の模式断面図、第3図は本発明の実施例の磁気記録装置
の模式図である。 1……第1記録層、2……第2記録層、 5……第5記録層、6,7,9……スペーサ層、 10……保護層、11……基板、 12,13……レーザービーム、 21……記録担体、22……光源、 23,24,25,26……レンズ、 27……ハーフミラー、28……ミラー、 29,30,31……偏光フィルター、 32,33……光検出器、34……レーザ光、 35……反射光、36……透過光。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の材料からなる同一の厚さの複数層の
    半透明光磁気記録材料層を積層して有する記録担体に、
    その光磁気記録材料層の夫々に独立して光を集光して情
    報を記録し、かつその複数層の光磁気記録層に情報を記
    録するために波長が異なる複数の光を用いることによ
    り、それらの複数層の光磁気記録層の光吸収が光入射側
    から内部に向かって順次高くなるように構成して記録す
    ることを特徴とする光磁気記録方法。
  2. 【請求項2】光源と、 同一の材料からなる同一の厚さの半透明光磁気記録材料
    層を複数層積層して有しそれらの複数層の光磁気記録層
    で構成されてなる記録担体に、前記光源から複数層の前
    記光磁気記録層に波長が異なる複数の光を導き、それら
    の光吸収が順次大きくなるように光磁気記録材料層の夫
    々に独立して光を集光させる光学部品と、を少なくとも
    備えることを特徴とする光磁気記録装置。
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