JP2645076B2 - 視線一致テレビ電話装置 - Google Patents

視線一致テレビ電話装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の属する技術分野) 本発明は画像表示器に映った人物の視線と、該画像表
示器を見ている人物の視線を一致させることのできるテ
レビ電話装置に関するものである。
(従来の技術) 従来のテレビ電話装置は、第3図にその一例を示すよ
うに、音声で会話するための電話機に加えて、画像を撮
影するためのテレビカメラ2と、画像を表示するための
ディスプレイ表示器3とから構成されており、遠隔の人
間の目1同士がお互いの顔画像を撮影して、相手側に送
り、相手側のディスプレイ表示器3に表示して、あたか
も対面しているかのようにして、会話するための装置で
ある。
しかし、人間の目1がディスプレイ表示器3を見てい
る時は、視線はディスプレイ表示器の方向を向いてお
り、テレビカメラ2の方向とはずれている。このため、
両者がお互いにディスプレイ表示器3を真正面から見
て、見つめあってもお互いの目線がずれており、お互い
にそっぽを向いているか、あるいは下または上を見てい
るように映る。相手と目線をあわせるためには、お互い
にテレビカメラ2の方向を見ないといけないが、それで
はディスプレイ表示器が見にくくなる。このようにお互
いの視線を一致させることが難しいため、実際の対面会
話のような臨場感が得にくいという問題点があった。
一方、第4図に別の例を示すように、ハーフミラー4
を用いて、反射させた表示画像を見るようにしてテレビ
カメラ2の方向と、ディスプレイ表示器3の表示の方向
を一致させることにより、お互いの視線を一致させる方
法を提案されているが、ハーフミラー4の反射率、透過
率の特性値(固定値)に依存して、ディスプレイ表示の
明るさや、テレビカメラへの入力信号レベルが定常的に
減衰するという問題点があった。また、反射した表示画
像を見ていることに起因した違和感が生じるという問題
点や、ディスプレイをハーフミラーの上または、下に設
置しなければいけないこと、ディスプレイ表示画像がハ
ーフミラーを通して、テレビカメラに映らないような配
置構成とする必要があることのため、端末のデザイン形
態が制限されるという問題点があった。なお、第4図に
示すテレビカメラ2の位置とディスプレイ表示器3の位
置とを入れ替えてもよい。この場合には、第4図に関連
して述べた違和感の問題やデザイン形態の問題は解決さ
れるが依然として明るさや位置レベルが減衰する点は問
題点として残る。
(発明の目的) 本発明は、ディスプレイ表示の明るさの定常的な減衰
を起こさないようにするとともに視線一致とを両立させ
たテレビ電話装置を実現することを目的とするものであ
る。
(発明の構成) (発明の特徴と従来技術との差) 本発明は、上記目的を達成するため電気的または機械
的原理により、透過率と反射率とが高速に時間的に変化
するミラーまたはミラー形高速シャッターを、ディスプ
レイの前に設置することにより、ディスプレイ表示とテ
レビカメラへの画像入力とを時間分割で切り換えること
を最も主要な特徴とする。これにより、ディスプレイ表
示の明るさの定常的な減衰を起こさないようにするとと
もに視線一致とを両立させることができる。
従来のハーフミラーを用いた視線一致形テレビ電話装
置は、時間的に透過率と反射率とが変化しないミラーを
用いておりこの点が本発明と異なる。
(実施例) 第1図は本発明の第1の実施例を示す構成図であっ
て、1は人間の目、2はテレビカメラ、3はディスプレ
イ表示器、5は透過率と反射率とが高速に時間的に変化
する時間分割ミラーである。人間の目の位置はディスプ
レイ表示器3を真正面から見る位置を想定し、ディスプ
レイ表示面に垂直に、人間の目とディスプレイとを結ぶ
光学的中心軸線(X−Y)上に時間分割ミラー5を設置
する。また、時間分割ミラーによる反射光軸線(Z−
W)とテレビカメラ2の画像入力中心軸とが一致する位
置にテレビカメラを設置する。
上記時間分割ミラー5は、ミラーの反射率が高速に変
化し、反射ミラーとして作用する時間と、単なる透明な
光学媒体として作用する時間とが交互に繰り返される。
単なる透明な光学媒体として作用している時は、人間の
目はディスプレイに表示されている通信相手の顔画像を
見ることができる。反射ミラーとして作用している時
は、ディスプレイを見ている人間の顔がテレビカメラに
撮影される。
このように構成されているため、人間の目がディスプ
レイを真正面から見つめた場合、見つめている人間の顔
を真正面から撮像した画像がカメラに入力でき、相手側
に送ることができる。この結果、通信している両者が、
お互いともディスプレイを真正面から見つめ合えば、相
手側の映像の視線と見ている人間の視線とが一致する。
上述した時間分割ミラー5としては、透過形の液晶素
子や、エレクトロクロミック素子等の電圧に依存して素
子の光学的な透過率および反射率が変化する素子を用
い、電圧信号を高速・交流的に変化させて素子に加え
て、透明な光学媒体として作用する状態と、反射ミラー
として作用する状態とを、交互に高速で繰り返させる。
また、このほか時間分割ミラー5として機械式のシャ
ッターを用いることもできる。機械式シャッターを用い
た場合は、シャッターの表面を反射ミラーになるように
表面処理しておけば、反射状態と、透過状態とを交互に
繰り返すことができ、上記の液晶素子やエレクトロクロ
ミック素子を使った場合と同様の機能を実現できる。
時間分割ミラーの反射率、透過率の値を、ハーフミラ
ーのような反射と透過との中間的な値でなく、反射ミラ
ーとして作用する時は完全に反射し、透過媒体として作
用する時は完全に透過するように選ぶことにより、ディ
スプレイ表示の明るさや、テレビカメラへの入力信号レ
ベルが定常的に減衰することは無くなり、ミラーが透過
状態の時は、ディスプレイ表示そのままの明るさで見る
ことができる。また、ミラーが反射状態の時は、人物顔
画像そのままの明るさでカメラ撮影することができる。
本実施例において、テレビカメラに入力される映像信
号としては、時間分割ミラーに反射した映像(人物顔画
像)と、時間分割ミラーを透過した映像(ミラーを透過
した背景)とが交互に繰り返して入力される。テレビ電
話として相手側に送信したい映像は、時間分割ミラーに
反射した人物顔画像だけであり、ミラーが透過状態の時
の入力信号は削除して、選択的に送信することが望まし
い。第2図はこのような選択的な画像入力をするための
本発明の第2の実施例であって、6はクロック信号発生
器で、第2図(A)に示すような時間分割ミラー5を反
射状態A1と透明状態A2とに切り換える。7は高速入力カ
メラで上記第2図(A)に示すクロック信号に同期し
て、ミラーが反射状態A1の時間内に第2図(B)に示す
ような高速に映像(カメラ撮影時間B1)を取り込むこと
ができる。
高速入力カメラ7としては、CCD撮像素子やMOS撮像素
子を用いたカメラを用いることにより、1/1000秒以下の
微小な時間で1枚の画像フレームを撮像することができ
る。また、これら撮像素子は外部から与えた電気信号に
より、必要な時間内だけを撮像状態にし、不必要な時間
内の入力は撮像せずに選択的に画像入力することができ
る。
このため、クロック信号により時間分割ミラーを1/10
00秒程度の微小時間内だけ反射状態にし、同時にそのク
ロック信号に同期して高速に撮像すれば、ミラーに反射
した映像だけを選択的にカメラ入力することができる。
通常のテレビ電話等の動画像信号においては、毎秒10
枚〜30枚の画像フレームを送受信するので、1枚の画像
フレームの撮像時間を1/1000秒とすると、実際に時間分
割ミラーが反射状態(すなわち、カメラが撮像状態)に
なっている時間は、1秒間に0.01秒〜0.03秒の間だけで
あり、それ以外の時間はミラーが透明状態であるため、
ディスプレイ表示の明るさや、見やすさはほとんど影響
を受けない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明は時間分割ミラー、また
はミラー形高速シャッターを、ディスプレイの前に設置
することにより、ディスプレイ表示とテレビカメラへの
画像入力とを時間分割で切り換えることができるため、
ディスプレイ表示の明るさの定常的な減衰をしないよう
にするとともに視線一致とを両立させたテレビ電話装置
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の構成図、第2図はミラ
ーが反射状態の時のみ選択的に映像を入力できるように
した第2の実施例の構成図、第3図は従来のテレビ電話
装置の構成図、第4図は従来のハーフミラーを用いた視
線一致テレビ電話装置の構成図である。 1……人間の目、2……テレビカメラ、3……ディスプ
レイ表示器、4……ハーフミラー、5……時間分割ミラ
ー、6……クロック信号発生器、7……高速入力カメ
ラ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスプレイを真正面から見る人物の目の
    位置とディスプレイ表示面とを結ぶ光学的中心軸線上に
    あるディスプレイの前位置に、透過率と反射率とが高速
    に時間的に変化する時分割ミラーまたはミラー形高速シ
    ャッターをもうけ、当該時分割ミラーまたはミラー形高
    速シャッターの面が前記光学的中心軸線に対して非直角
    状態で交差するよう設置し、該ミラーまたはミラー形高
    速シャッターによる反射光軸線とテレビカメラの画像入
    力中心軸とが一致する位置にテレビカメラを設置して、
    ディスプレイ表示とテレビカメラへの画像入力とを時間
    分割で切り換えることを特徴とする視線一致テレビ電話
    装置。
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