JP2644943B2 - ダクト用換気扇 - Google Patents

ダクト用換気扇

Info

Publication number
JP2644943B2
JP2644943B2 JP4042563A JP4256392A JP2644943B2 JP 2644943 B2 JP2644943 B2 JP 2644943B2 JP 4042563 A JP4042563 A JP 4042563A JP 4256392 A JP4256392 A JP 4256392A JP 2644943 B2 JP2644943 B2 JP 2644943B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ventilation
air layer
ventilation fan
noise
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4042563A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05240481A (ja
Inventor
収 請川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
Priority to JP4042563A priority Critical patent/JP2644943B2/ja
Publication of JPH05240481A publication Critical patent/JPH05240481A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2644943B2 publication Critical patent/JP2644943B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、おもに事務所や居室等
の天井面に取り付けられ、屋外と連通しているダクトと
接続することで、室内の空気を入れ替えるダクト用換気
扇に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のダクト用換気扇は、一般
に図6および図7に示すような構成であった。すなわ
ち、天井101の開口部102に設置され、下面に吸込
口103と一側面に吐出口104とを有したた箱体状の
換気扇本体105の内部には、後述する送風機106が
配設されている。この送風機106は、羽根107を固
着した電動機108と、羽根107の外周を覆い通風路
109を形成する鋼板製の通風ケーシング110と、羽
根107の下面を覆うとともにその中央部にケーシング
吸込口111を有したオリフィス板112とから構成さ
れている。一方換気扇本体105の吐出口104には、
アダプタ113が設けられ、このアダプタ113に室外
(図示せず)側と連通したダクト115が接続されてい
る。
【0003】上記構成おいて、室内114で発生するタ
バコの煙り(図示せず)等によって汚れた空気は、電動
機108に通電し、羽根107を回転させることによ
り、吸込口103から吸引され、送風機106の通風路
109を通過して吐出口104から室外側へ排出される
ものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のダク
ト用換気扇では、送風機106の外郭を構成する通風ケ
ーシング110やオリフィス板112がすべて鋼板材で
形成されているので、室内114側の汚れた空気を室外
側へ排出する際、送風機106から発生する羽根107
の風切り音や電動機108の電気音等の騒音が送風機1
06内部で反響したり、通風ケーシング110やオリフ
ィス板112が共鳴して送風機106の騒音を増大させ
るとともに、その騒音を直接吸込口103から室内11
4側へ伝播するという課題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、送風
機から発生する騒音が反響したり、増大するのを防止す
るとともに、騒音が直接室内側へ伝播するのを防止する
ことのできるダクト用換気扇を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的を達成
するための第1の手段は、天井面の開口部に挿入設置さ
れ、下面に吸込口と一側面に吐出口とを有する箱体状の
換気扇本体と、この換気扇本体内部に配設され、電動機
とこの電動機により駆動される羽根およびこの羽根を覆
う通風ケーシングとからなる送風機とを備え、前記通風
ケーシングを前記羽根の軸心方向に対して交差する方
向に配設した積層板間に形成される空気層を前記羽根の
軸心方向に複数段積層して形成したダクト用換気扇の構
成としたものである。
【0007】また、上記目的を達成するための第2の手
段は、複数空気層の幅をほぼ一定の割合で変化さ
せたダクト用換気扇の構成としている。
【0008】また、上記目的を達成するための第3の手
段は、空気層を仕切板によって多数の空間部に仕切った
ダクト用換気扇の構成としている。
【0009】また、上記目的を達成するための第4の手
段は、空気層を仕切板によって多数の空間部に仕切り、
この空間部羽根の軸心方向に対してほぼ放射状に配置
したダクト用換気扇の構成としている。
【0010】また、上記目的を達成するための第5の手
段は、通風ケーシングの内周面に空気層の幅寸法より小
さい寸法の孔を複数有した多孔質状の薄膜を備えたダク
ト用換気扇の構成としている。
【0011】
【作用】本発明は上記した第1手段の構成により、送風
機から発生する羽根の風切り音や電動機の電気音等の騒
音は、通風ケーシングの積層板によって形成される空気
層に入り、この空気層内で減音される。
【0012】また、第2の手段の構成により、一定の割
合で変化する複数の幅の空気層が形成されて、送風機に
よる発生騒音の中で特定の周波数のもののみならず、複
数の周波数の騒音が減衰されることとなる。
【0013】また、第3の手段の構成により、空気層が
仕切板によって多数の空間に仕切られ、その空間部に入
った騒音は反射と吸音が頻繁になされ、それによって騒
音の減衰効果を向上させることができる。
【0014】また、第4の手段の構成により、仕切板に
よって形成される空間部が、羽根の軸心方向に対してほ
ぼ放射状に配置してあることから、羽根の風切り音を効
率よく空間内部に誘引することとなる。
【0015】また、第5の手段の構成により、通風ケー
シングの内周面に空気層の幅寸法より小さい寸法の孔を
複数有した多孔質状の薄膜を備えてあることから、空間
部に入った騒音はふたたび空間部の外へ漏れることなく
確実に減衰されることとなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1お
よび図2を参照しながら説明する。
【0017】図に示すように、天井面1の開口部2に設
置され、下面に吸込口3と一側面に吐出口4とを有した
箱体状の換気扇本体5の内部には、後述する送風機6が
配設されている。この送風機6は、羽根7を固着した電
動機8と、羽根7の外周を覆い吸込口3と吐出口4とを
結ぶ通風路9を形成する通風ケーシング10と、羽根7
の下面を覆うとともにその中央部にケーシング吸込口1
1を有したオリフィス板12とから構成されている。そ
して通風ケーシング10は、羽根7の軸心方向に対して
交差する方向に配設した積層板14と積層板14との間
に形成される空気層13を羽根7の軸心方向に複数段に
積層して形成されている。また、各空気層13は、一定
の割合で変化する幅a,b,c,d,eに形成されてい
る。一方換気扇本体5の吐出口4には、アダプタ15が
設けられ、このアダプタ15に室外(図示せず)側と連
通したダクト16が接続されている。
【0018】上記構成により、送風機6から発生する羽
根7の風切り音や電動機8の電気音等の騒音は、送風機
6内部で反響したり、増大することなく、その多くが空
気層13に入り減音されることとなる。
【0019】また、空気層13に入った騒音は、空気層
13の幅a,b,c,d,eが一定の割合で変化してい
るので、減音効果の高い周波数に対応する幅の空気層に
よって複数の周波数における騒音が減衰し、全体として
大きな減音効果を発揮することとなる。
【0020】このように本発明の第1実施例のダクト用
換気扇によれば、送風機6から発生する騒音が、直接室
内側へ伝播するのを防止することができる。また、騒音
低減も大きな効果を得ることができる。
【0021】つぎに、本発明の第2実施例について、図
3を参照しながら説明する。なお、上記第1実施例と同
じ構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0022】図に示すように、本実施例は上記第1実施
例に対し、通風ケーシング10Aの1つの空気層13を
波形の仕切板17によって、さらに多数個の空間部18
に仕切った点に特徴がある。
【0023】上記構成により、送風機6から発生する羽
根7の風切り音や電動機8の電気音等の騒音は、送風機
6内部で反響したり、増大することなく、その多くが多
数個の空間部18に入り、空間部18内で減音される
が、仕切板17で細分されているので、空間部18に入
った騒音は、反射、吸音をいきおいよくくり返すこと
で、その減音効果は高いものとなる。
【0024】このように本発明の第2実施例のダクト用
換気扇によれば、防音効果がより高い通風ケーシング1
0Aを有したものとなる。
【0025】つぎに、本発明の第3実施例について、図
4を参照しながら説明する。なお、上記第2実施例と同
じ構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0026】図に示すように、本実施例は上記第2実施
例に対し、仕切板17Aによって仕切った空間部18A
を、羽根7の軸心方向に対してほぼ放射状に配置した点
に特徴がある。
【0027】上記構成により、送風機6から発生する羽
根7の風切り音や電動機8の電気音等の騒音は、送風機
6内部で反響したり、増大することなく、その多くが多
数個の空間部18Aに入り減音されるが、空間部18A
が羽根7の軸心方向に対してほぼ放射状に配置されてい
ることによって、空間部18Aの内側端面が羽根7の外
周から発生する風切り音の方向に対して、そのほとんど
がほぼ均等に開放されているので、効率よく発生騒音が
空間部18A内に入り、減音効果を高めることができ
る。
【0028】このように本発明の第3実施例のダクト用
換気扇によれば、通風ケーシング10Bの防音効果を、
その体積を大きくすることなく、より高めることができ
る。
【0029】なお、第2および第3実施例では、仕切板
17,17Aを波形に形成しているが、その他の形状で
あっても空気層13を多数個の空間部に仕切るものであ
れば、その作用効果に差異を生じない。
【0030】つぎに、本発明の第4実施例について、図
5を参照しながら説明する。なお、上記第1実施例と同
じ構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0031】図に示すように、本実施例は上記第1実施
例に対し、通風ケーシング10Cの内周面に空気層13
の幅寸法より小さい径の孔19を複数有した多孔質状の
薄膜20を設けた点に特徴がある。
【0032】上記構成により、送風機6から発生する羽
根7の風切り音や電動機8の電気音等の騒音は、送風機
6内部で反響したり、増大することなく、その多くが薄
膜20の複数の孔19から空気層13に入り減音される
が、薄膜20の複数の孔19の径が空気層13の幅寸法
より小さい寸法に形成されているので、空気層13に入
った騒音は、ふたたび空気層13の外部、すなわち羽根
7側へ漏れることなく、空気層13内部において反射、
吸音をくり返すことで、確実に減衰され、その減音効果
は高いものとなる。また、複数の孔19によって、通風
ケーシング10Cの内壁面、すなわち通風路9の表面が
よりなめらかに形成されるので、通風路9の通気抵抗を
減少させることができる。
【0033】このように本発明の第4実施例のダクト用
換気扇によれば、防音効果がより高く、かつ通気抵抗が
低い通風ケーシング10Aを有したものとなる。
【0034】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、送風機から発生する騒音が通風ケーシング
の積層板によって形成される空気層に入って減衰し、
風機内部で反響したり、増大するのを防止するととも
に、騒音が直接室内側へ伝播するのを防止することので
きる効果のあるダクト用換気扇を提供することができ
る。
【0035】また、一定の割合で変化する複数の幅の空
気層を形成することによって、通風ケーシングの体積を
増加させることなく、複数の周波数の騒音を減音しやす
、送風機による発生騒音の通風ケーシングによる防
音効果をより高めることができる。
【0036】また、同様に通風ケーシングの体積を増加
させることなく、騒音を減衰させる空気層を多数個の空
間部に仕切ることで、その減衰能力を高め、より防音効
果を高くすることができる。
【0037】また、同様に通風ケーシングの体積を増加
させることなく、仕切板によって形成される空間部を羽
根の軸心方向に対してほぼ放射状に配置することによっ
て、羽根の外周から発生する風切り音を効率よく通風ケ
ーシングの空間部へ誘引、その防音効果をより高める
ことができる。
【0038】また、通風ケーシングの内周面に空気層の
幅寸法より小さい寸法の孔を複数有した多孔質状での薄
膜を備えることによって、空気層に入った騒音を空気層
からふたたび外へ漏らすことなく、空気層内部において
減音、その防音効果をより確実に高めることができる
とともに、通風ケーシングの通風路の通気抵抗をより低
、ダクト用換気扇の換気効率を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のダクト用換気扇の設置状
態を示す側面断面図
【図2】同ダクト用換気扇の分解斜視図
【図3】同第2実施例のダクト用換気扇の通風ケーシン
グを示す斜視図
【図4】同第3実施例のダクト用換気扇の通風ケーシン
グを示す斜視図
【図5】同第4実施例のダクト用換気扇の通風ケーシン
グを示す斜視図
【図6】従来のダクト用換気扇の設置状態を示す側面断
面図
【図7】同ダクト用換気扇の分解斜視図
【符号の説明】 1 天井面 2 開口部 3 吸込口 4 吐出口 5 換気扇本体 6 送風機 7 羽根 8 電動機 10 通風ケーシング 10A 通風ケーシング 10B 通風ケーシング 10C 通風ケーシング 13 空気層 14 積層板 17 仕切板 17A 仕切板 18 空間部 18A 空間部 19 孔 20 薄膜

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井面の開口部に挿入設置され、下面に吸
    込口と一側面に吐出口とを有する箱体状の換気扇本体
    と、この換気扇本体内部に配設され、電動機とこの電動
    機により駆動される羽根およびこの羽根を覆う通風ケー
    シングとからなる送風機とを備え、前記通風ケーシング
    前記羽根の軸心方向に対して交差する方向に配設し
    た積層板間に形成される空気層を前記羽根の軸心方向に
    複数段積層して形成したダクト用換気扇。
  2. 【請求項2】複数空気層の幅をほぼ一定の割合で
    変化させた請求項1記載のダクト用換気扇。
  3. 【請求項3】空気層を仕切板によって多数の空間部に仕
    切った請求項1または2記載のダクト用換気扇。
  4. 【請求項4】空気層を仕切板によって多数の空間部に仕
    切り、この空間部を羽根の軸心方向に対してほぼ放射状
    に配置した請求項1または2記載のダクト用換気扇。
  5. 【請求項5】通風ケーシングの内周面に空気層の幅寸法
    より小さい寸法の孔を複数有した多孔質状の薄膜を備え
    た請求項1,2,3または4記載のダクト用換気扇。
JP4042563A 1992-02-28 1992-02-28 ダクト用換気扇 Expired - Fee Related JP2644943B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4042563A JP2644943B2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 ダクト用換気扇

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4042563A JP2644943B2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 ダクト用換気扇

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05240481A JPH05240481A (ja) 1993-09-17
JP2644943B2 true JP2644943B2 (ja) 1997-08-25

Family

ID=12639520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4042563A Expired - Fee Related JP2644943B2 (ja) 1992-02-28 1992-02-28 ダクト用換気扇

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2644943B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05240481A (ja) 1993-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2574573B2 (ja) 換気扇
US4279325A (en) Acoustic treatment for fans
JP3279834B2 (ja) 天井埋込形換気扇
US10928096B2 (en) Environmental control unit including noise reduction features
WO2014006650A1 (ja) 空気調和機の室内機、及びこの室内機を備えた空気調和機
CA2334372C (en) Compact air handling unit with integral silencing
JP2009191721A (ja) ダクト接続アダプタと送風機
JP3693521B2 (ja) 消音型給気口
JP2644943B2 (ja) ダクト用換気扇
JPH09210405A (ja) 天井埋込型空気調和機
JP7344665B2 (ja) 換気用開口構造
JPH05126097A (ja) 送風機の消音装置
JP2005090789A (ja) ダクトファン
JPH0519600Y2 (ja)
JP3309703B2 (ja) ダクト用換気扇
WO2024090076A1 (ja) 消音器付き風路
JPH0526407Y2 (ja)
JPH05126090A (ja) 箱型扇風機
JPH0754753Y2 (ja) 消音型換気グリル
JP2019152726A (ja) 通風機能を備えた防音板
JP2010255450A (ja) 遠心送風機
JPH0228346Y2 (ja)
EP4182610A1 (en) Sound-reducing panel for an axial fan apparatus
JPH03262508A (ja) ファンフィルタユニット
JPH05126376A (ja) 熱交換気ユニツト

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees