JP2644442B2 - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

Info

Publication number
JP2644442B2
JP2644442B2 JP1057694A JP1057694A JP2644442B2 JP 2644442 B2 JP2644442 B2 JP 2644442B2 JP 1057694 A JP1057694 A JP 1057694A JP 1057694 A JP1057694 A JP 1057694A JP 2644442 B2 JP2644442 B2 JP 2644442B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
dielectric
dielectric filter
recess
resonator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1057694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07221519A (ja
Inventor
田 節 雄 疋
藤 久 夫 佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FDK Corp filed Critical FDK Corp
Priority to JP1057694A priority Critical patent/JP2644442B2/ja
Publication of JPH07221519A publication Critical patent/JPH07221519A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2644442B2 publication Critical patent/JP2644442B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘電体フィルタ、より
詳細には複数の誘電体ブロックを並置してなる共振器
と、それを覆う金属ケースとによって構成される多段誘
電体フィルタに関する。用途的には、本発明は移動通信
の分野、特に携帯電話やコードレス電話等のRF回路に
設けられる誘電体フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】上述の型の誘電体フィルタとして、基板
上に多段型の誘電体共振器および結合部品を載置し、ケ
ースによってシールドする構造のものがある。図6およ
び図7はそのような構造の誘電体フィルタの一例を示す
ものである。
【0003】図6および図7に示す誘電体フィルタは3
個の単位共振器2を並置してなる3段型の誘電体フィル
タである。各単位共振器は、誘電体ブロックのオープン
面4からショート面(オープン面2の反対側)へと貫通
するように共振穴5を形成すると共に、誘電体ブロック
の全側面、ショート面および共振穴5内面にそれぞれメ
タライズ層すなわち導電層が形成されることによって構
成されている。これらの単位共振器2は結合用チップコ
ンデンサ6とともに基板7上に載置され、共振穴5内の
導電層から導出されたリード線8をコンデンサ6に接続
することによって相互に結合される。入出力端子は基板
7の端面に形成された電極9によって構成される。基板
7は例えばガラスエポキシ材によって構成され、回路パ
ターンと単位共振器搭載のためのアースパターンとが導
電層によって構成されている。これらの導電層パターン
を用いて各部品の半田付けが行われ、さらにその上に金
属ケース10を被せてシールドとする。単位共振器2は
半田付け部11によって基板7に固定される。なお、金
属ケース10には半田付け作業および周波数調整作業用
の窓11が明けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の誘電体
フィルタにおいては、図7から認められるように、基板
7上に単位共振器2を載置し、さらにその上に金属ケー
ス10を被せる構造であり、製品としての厚みh2 は少
なくとも各部品の厚みを単純合算した値にまで増大して
しまう。基板7の厚みは通常0.5mm程度であり、金属
ケース10の厚み0.15mmと比較すると、それだけで
も高さ寸法がかなり大きくなってしまう。また、基板は
共振器を載置するためにそれよりも大きな面積のものが
必要となり、基板の価格も高くなる。
【0005】従って本発明は、実装時の製品高さを低減
し、基板面積を縮小しうる誘電体フィルタを提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の誘電体フィルタは、オープン面側に共振穴を
中心としてその並置方向の幅寸法よりも小さい幅寸法の
突起部を有し、突起部の端面以外に導電層を形成し、互
いに並置された複数個の誘電体共振器と、側面部に突起
部に対応する凹みを設け、各凹みの内面が導電的に結合
されるように各凹みの内面および少なくとも凹み領域で
上下に導電層を形成した結合用基板とを備え、誘電体ブ
ロックを横置き型にしてその突起部が前記結合用基板の
凹みの中に差し込まれ、しかも誘電体共振器の底面と結
合用基板の底面とが同一面となるようにして導電層部分
で互いに半田付け結合され、誘電体共振器および結合用
基板が金属ケースによりほぼ全体的に覆われ、かつ電気
的に接続されていることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明の誘電体フィルタでは、基板の凹み部分
が個々のフィルタの位置決め手段となり、誘電体ブロッ
クを基板に単に装着するだけで自動的に位置決めされ
る。しかも誘電体ブロックをその突起部を用いて基板側
面で半田付けし、さらに金属ケースを用いて基板と誘電
体ブロックとを半田付けすることにより、フィルタが形
成される。こうすることにより製品として得られる誘電
体フィルタの高さを誘電体ブロックおよび金属ケースの
みの厚みとすることができる。また基板は結合手段とし
ての機能のみとなり、その結果、小型化を達成すること
ができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明による誘電体フィルタの一実施
例を示すものであり、図2はそれに用いる単位共振器
を、また図3は基板をそれぞれ示すものである。
【0009】まず図2を参照して単位共振器3について
説明する。この単位共振器3は図6の単位共振器2に相
当するものである。この単位共振器3の特徴は、本来の
直方体形状の部分からオープン面方向に突出した突起部
30を持っており、オープン面4がその突起部30の端
面上に形成されていることである。この単位共振器3に
おいてもオープン面4以外にはすべて導電層(図示ハッ
チング)が施されている。突起部30は共振穴5を中心
としてその並置方向の幅寸法よりも小さい幅寸法のもの
として形成され、図示厚み方向には非突出部と同一厚み
のものとして構成されている。
【0010】図3に示す基板15の特徴は、単位共振器
3の突起部30を受け入れるための3つの凹み16を形
成していることである。凹み16は角溝として形成され
ており、その側面には導電層が形成されている。基板1
5上にはさらに凹み16の導電層相互を導電的に接続す
る導電パターン17、および凹み16とは反対側端面に
入出力端子を構成する電極パターン9が形成されてい
る。基板15の素材はガラスエポキシまたはアルミナで
よい。
【0011】図1は、図2に示されている構造の単位共
振器3を横倒しにして3個並置し、それに図3に示され
ている構造の基板15、および図6のものと同様の金属
ケース10を組み合わせて構成される誘電体フィルタを
示したものである。並置された3個の単位共振器3は基
板15と底面を合わせ、単位共振器3の突起部30を基
板15の凹み16に差し込む形で組み合わせる。基板1
5上には結合用チップコンデンサ6を配置するととも
に、必要に応じて部品接続用導電パターン19を予め形
成しておけば便利である。基板15に単位共振器3を組
み込んだ後、単位共振器3の少なくとも突起部30およ
び基板15を覆うように金属ケース10を被せる。金属
ケース10を被せた状態で窓11を介し突起部30の側
面において単位共振器3および基板15を各導電層を利
用して半田付け部20で、単位共振器3と金属ケース1
0とが半田付け部21で(図5参照)それぞれ半田付け
される。なお、窓11は周波数調整作業のためにも用い
られる。
【0012】基板15と単位共振器3は、突起部30お
よび凹み16を利用し入れ子式に組み立てられるので、
挿入方向はもちろんそれに直角な方向にも相当の機械的
強度をもって結合されるばかりでなく、半田付けの際の
半田溜まりを大きくし、この点からも機械的強度を向上
させることができるので、図4は基板15に形成する凹
みの異なる形状の実施例を示すものである。この基板1
5は半円形ないしU字形の凹み18を形成しているのが
特徴である。他は図3の実施例と変わりが無い。その場
合、単位共振器3の突起部も凹み形状に合わせたものと
するのがよい。
【0013】上述の実施例によれば、図5に示すよう
に、製品の厚みh1 を単位共振器3の厚みと金属ケース
10の厚みの和に相当するものとすることができる。す
なわち従来必要とした基板15の厚み分(0.5mm程
度)だけ薄くすることができる。基板上に共振器を配置
する構造の誘電体フィルタにおいては基板の厚みを極力
薄くする必要があるが、従来、その限界値として考えら
れていた基板の厚み寸法は0.5mmである。しかるに上
述の誘電体フィルタにおいては製品の厚みを問題にする
とき基板の厚みを考慮する必要がない。さらに、基板上
に単位共振器を載置するのではなく、主として結合手段
としての機能しか持っていないため、基板の大きさ(面
積)を大幅に減少させ、製品全体として大幅な小型化を
達成することができる。逆に言うと、所定大きさの空間
が与えられた場合、基板の厚みおよび面積の減少分だけ
単位共振器を大きく構成することができ、それに対応し
て、より大きいQとし、フィルタの挿入損失をより小さ
なくすることができる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、十分
な機械的強度を維持しながら実装時の製品高さを低くし
て小型化を達成し、しかも基板素材の使用量を大幅に減
少させ、低コストの誘電体フィルタを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による誘電体フィルタの一実施例を示す
分解斜視図。
【図2】図1の誘電体フィルタに用いる単位共振器の斜
視図。
【図3】図1の誘電体フィルタに用いる基板の平面図。
【図4】基板の変形例を示す平面図。
【図5】本発明による誘電体フィルタの実装時の高さ低
減効果を説明するための縦断面図。
【図6】従来の誘電体フィルタの一構成例を示す分解斜
視図。
【図7】図6の誘電体フィルタの実装時の高さ低減効果
を説明するための縦断面図。
【符号の説明】
3 単位共振器 4 オープン面 5 共振穴 6 結合用チップコンデンサ 9 入出力端子用電極パターン 10 金属ケース 11 窓 15 結合用基板 16,18 凹み 17,19 導電パターン 20,21 半田付け部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オープン面側に共振穴を中心としてその並
    置方向の幅寸法よりも小さい幅寸法の突起部を有し、前
    記突起部の端面以外に導電層を形成し、互いに並置され
    た複数個の誘電体共振器と、側面部に前記突起部に対応
    する凹みを設け、各凹みの内面が導電的に結合されるよ
    うに各凹みの内面および少なくとも凹み領域で上下に導
    電層を形成した結合用基板とを備え、前記誘電体ブロッ
    クを横置き型にしてその突起部が前記結合用基板の凹み
    の中に差し込まれ、しかも前記誘電体共振器の底面と前
    記結合用基板の底面とが同一面となるようにして導電層
    部分で互いに半田付け結合され、前記誘電体共振器およ
    び結合用基板が金属ケースによりほぼ全体的に覆われ、
    かつ電気的に接続されていることを特徴とする誘電体フ
    ィルタ。
  2. 【請求項2】前記基板がガラスエポキシまたはアルミナ
    からなっている請求項1記載の誘電体フィルタ。
JP1057694A 1994-02-01 1994-02-01 誘電体フィルタ Expired - Fee Related JP2644442B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1057694A JP2644442B2 (ja) 1994-02-01 1994-02-01 誘電体フィルタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1057694A JP2644442B2 (ja) 1994-02-01 1994-02-01 誘電体フィルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07221519A JPH07221519A (ja) 1995-08-18
JP2644442B2 true JP2644442B2 (ja) 1997-08-25

Family

ID=11754071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1057694A Expired - Fee Related JP2644442B2 (ja) 1994-02-01 1994-02-01 誘電体フィルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2644442B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07221519A (ja) 1995-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0820115B1 (en) Dielectric laminated device and its manufacturing method
US9030272B2 (en) Duplex filter with recessed top pattern and cavity
US7099645B2 (en) Multilayer LC filter
JP2644442B2 (ja) 誘電体フィルタ
JPH03254201A (ja) 誘電体帯域阻止フィルタ
US6181223B1 (en) Dielectric duplexer device
JPH07170104A (ja) 誘電体共振器を用いた表面実装部品
KR100656563B1 (ko) 쉴드 및 이것이 장착된 유전체필터
JPS63306701A (ja) 誘電体フィルタ
US6392505B1 (en) Dielectric device
JPH05167309A (ja) 誘電体フィルタ
JPH0741203Y2 (ja) 誘電体フィルタ
JP2005191976A (ja) リード端子、レゾネータ及び電子部品連
JPH07131204A (ja) 誘電体フィルタ
JP2001053503A (ja) 誘電体フィルタ
JP3301198B2 (ja) 誘電体フィルタ
JP2666094B2 (ja) 誘電体帯域阻止フィルタ
JP2566558Y2 (ja) 誘電体フィルタ
JPH07115303A (ja) 高周波フィルタ
JP2985938B2 (ja) Lc型ローパスフィルタ
JP2001352272A (ja) 高周波スイッチモジュール
JPH03254202A (ja) 誘電体共振器及びそれを用いたフィルタ
JPH0766606A (ja) 表面実装型電子部品
JPH06169201A (ja) 積層型誘電体有極フィルタ
JPH03254203A (ja) 誘電体フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees