JP2640455B2 - 直線切断機 - Google Patents

直線切断機

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JP2640455B2
JP2640455B2 JP61246487A JP24648786A JP2640455B2 JP 2640455 B2 JP2640455 B2 JP 2640455B2 JP 61246487 A JP61246487 A JP 61246487A JP 24648786 A JP24648786 A JP 24648786A JP 2640455 B2 JP2640455 B2 JP 2640455B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用の分野] 本発明は、切断長さに応じて長さ設定用ストッパーを
遠隔操作により移動位置決め可能とした直線切断機、例
えば鉄線を所定の長さのPC板等の補強筋とするために鉄
線を切断する直線切断機に関するものである。
[従来の技術及び発明の背景] 従来の直線切断機は、第10図に示すように、切断機の
長さストッパー101は、鉄線102が所定の長さに切断刃10
3によって切断される位置に、ボルト・ナット104によっ
て杆状体105に固定されている。切断すべき鉄線102の長
さの変更を行うときには、手作業によって長さ設定スト
ッパー101を杆状体105に沿って摺動させ、所定の位置に
ボルト・ナット104で固定し直し、一旦、鉄線102を数本
切断して、その長さを計測し、測定値が設定値に対して
誤差がある場合には、再度長さストッパー101の位置を
微調整していた。
また、実開昭50−25947号公報の第1図に開示されて
いるように、サーボモータによって回転されるボールね
じと螺合して移動できるキャリッジ本体を長さ設定スト
ッパーとする試みも提案されているが、この長さ設定ス
トッパーが線材に押されることにより線材切断手段を作
動することも考えられる。
このように、従来の長さ設定用ストッパーの位置を考
える装置においては、その設定作業が煩雑であり、多大
な作業時間を必要とし、生産性が低下するという問題点
があった。そこで、このような問題点を解決せんとして
本発明に至る過程において試みて提案した直線切断機を
第7図乃至第9図に示す(以下これを試行例という)。
この試行例を第7図乃至第9図に基づいて説明する。
第8図に要部を拡大して示した第7図に見られるよう
に、支持板2に支持されたサーボモータ1を有し、該サ
ーボモータ1の下方で機枠4、4′間に前記支持板2を
貫通して横架されたボールスプライン軸3を有し、該ボ
ールスプライン軸3にはボールスプラインナット5が係
合している。前記したボールスプライン軸3の下方には
ボールねじ6が配設され、該ボールねじ6には、外部ケ
ーシング7に内装したニードルベアリング8にて支持さ
れる内部ケーシング9に固定されたボールねじナット10
が設けられ、該ボールねじナット10は前記のボールねじ
6に螺合している(第8図、第9図参照)。
また、前記したサーボモータ1の軸のプーリ11とボー
ルねじナット10のプーリ12との間にタイミングベルト13
が捲回され、サーボモータ1の回転をボールねじナット
10に伝達し、前記したボールねじ6を回転させる。
また、ボールねじ6の両側は軸部6′、6″とされ、
一方の軸部6′の軸端は機枠4′に遊嵌され、更に軸部
6′には固定位置を移動可能としたスプリング調整部材
14を固定し、該スプリング調整部材14と機枠4′との間
にスプリング15を介装する。そして、ボールねじ6の他
方の軸部6″の端部には連結部材16を介して後述する切
断機を駆動するための杆17が連結されている。
更に、前記した外部ケーシング7に長さ設定用ストッ
パー18が垂下固設され、送り出されて所定の長さに切断
される鉄線19を案内するガイド20が設けられ、鉄線を直
線化する手段であるスピンナ31とその前後に配設された
上下のローラからなる鉄線送り出し手段が示されている
(第7図、第8図参照)。
鉄線19を切断する切断部を第5図、第6図に基づいて
説明するが、切断機を駆動するための杆17がボールねじ
6の他方に連結される点が後述する本発明の実施例と異
なるのみで、他の構成は、実施例の切断部と同様であ
る。
切断部を説明すると、切断部にはフライホイール21
と、エキセムカム23を固定したクランクシャフト22と、
前記エキセムカム23が遊嵌されて前記クランクシャフト
22及びそれに固定されたエキセムカム23の回転により上
下動せしめられるクランクアーム24と、カムボックス26
内でハンマー用ばね27を介して装着されるハンマー25
と、前記したボールねじ6の軸部6″に連結された杆17
と一体的に連結された板刃29を固着した角胴28とを有し
ており、該角胴28はばね30によって常時上方に付勢され
ている。
以上のように構成された試行例の直線切断機の場合、
長さ設定用ストッパー18を所望の位置に設定する際は、
サーボモータ1を回転させることによりボールねじ6を
回転させ、ボールねじナット10やニードルベアリング8
等を介して長さ設定ストッパー18を所望の位置に移動さ
せる。この長さ設定用ストッパー18の移動の際、機枠4,
4′間に前記支持板23を貫通して横架されたボールスプ
ライン軸3に沿って、外部ケーシング7や内部ケーシン
グ9とともにサーボモータ1やプーリ11等も移動され
る。
このように長さ設定用ストッパー18を所望の位置に設
定した後、鉄線の直線手段であるスピンナ31を駆動し、
例えばコイル状に巻かれた鉄線19を前記のスピンナ31を
通すことにより直線状となし、前記のスピンナ31の駆動
と同時に切断部Aのフライホイール21を回転させる。
前記直線状とされた鉄線19はローラ等により直線的に
送り出される切断部Aの案内32を通って鉄線案内ガイド
29で案内されながら一定速度で送られ、その先端が長さ
設定用ストッパー18に衝突して前記の長さ設定用ストッ
パー18を押圧する。この押圧によって長さ設定用ストッ
パー18及び該長さ設定用ストッパー18が固設されるケー
シング7、ボールねじナット10を介して固定されたボー
ルねじ6等を、その一方の軸部6′に介装されるスプリ
ング15の付勢に抗して軸方向に移動し、ボールねじ6の
他方の軸部6″に連結された杆17を矢印A方向に移動せ
しめ、次に述べるように切断部に板刃29により鉄線19を
切断するように構成する必要があった。
すわわち、切断部Aにおいては、前記したようにフラ
イホイール21が回転しており、フライホイール21の回転
によりクランクシャフト22及び該クランクシャフト22に
固定されるエキセムカム23が回転し、この回転によって
クランクアーム24が上下動し、カムボックス26内のハン
マー25に前記のクランクシャフト22の上下動が伝達さ
れ、常時ハンマー25は上下運動している。
前記した杆17の矢印A方向の移動によって、杆17に一
体的に連結されている角胴28も前記の矢印A方向に移動
し、その結果、角胴28は前記したハンマー25の作動範囲
に入り込み、、ハンマー25の下動によって角胴28が打撃
されて下動し、角胴28に固設された板刃29によって送ら
れてきている鉄線19を切断する。切断された鉄線は下方
に落下するが、この切断により長さ設定用ストッパー18
に対する押圧力はなくなるので、前記のスプリング15の
付勢によりボールねじ6が元の位置に戻り、その結果杆
17も矢印B方向に移動し、杆17と一体的に連結されてい
る角胴28も移動し、ハンマー25の作動範囲より外れ、ば
ね30の付勢によりもとの位置に戻り次の切断に備えるよ
うにされる。
[発明が解決しようとする課題] 従来の手作業により長さ設定用ストッパーの位置を変
える直線切断機では、その長さ設定作業は煩雑であり、
多大の作業時間を必要とし、また、数台の直線切断機の
運転を行う際は、鉄線の長さ設定変更のための作業時間
も増加し、その結果、直線切断機の生産性が低下する等
の問題点があった。
また、試行例の直線切断機のように、サーボモータに
よって回転されるボールねじと螺合して移動できるキャ
リッジを長さ設定用ストッパーとした場合、この長さ設
定用ストッパーが横移動する際、該長さ設定用ストッパ
ーに固定されたボールねじやサーボモータ等も連動して
移動しなければならず、移動すべき部分の重量が大き
く、従って、長さ設定用ストッパーに当接した状態で更
に鉄線が送り出される状態となることがあり、この場合
は鉄線は押されて曲がった状態となり、所定長さに対し
て切断誤差を生じる恐れがある。この現象を避けるため
には鉄線の送り出し速度を小さくする等の工夫を必要と
する等の問題点がある。
上記の試行例の装置においては、JIS G3532に規定さ
れた直径5mmの普通鉄線を使用し、長さ設定用ストッパ
ーに当接した上体で発生する該鉄線の曲がり(永久変形
となる曲がり)の許容範囲を1m当たり1mとなるようにす
るには、鉄線の送り速度を1分間に15mとする必要があ
り、生産性の低下は免れなかったという問題点があっ
た。
そこで、本発明は、上記の問題点を解決し、鉄線の切
断長さの変更のための長さ設定を自動的に行うことがで
きるとともに、鉄線の送り出し速度を速めて生産性の良
好な直線切断機の提供を目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る直線切断機は、前記の目的を達成するた
めに、鉄線を直線的に送り出す手段と、前記送り出され
た直線状の鉄線を切断すべき所定の長さに設定する長さ
設定手段と、該長さ設定手段と連動して作動する鉄線切
断手段とを少なくとも備えてなる直線切断機において、
サーボモータによって回転されるボールねじと螺合して
移動するケーシングと、機枠間に軸方向に摺動可能に横
架された軸に遊嵌されるとともに爪によって該軸を掴持
可能としたエアーチャックと、該エアーチャックに固設
された長さ設定用ストッパーとを有し、前記エアーチャ
ックと前記ケーシングとをリニアモーションベアリング
とリニアモーションスライド軸とにより僅かの一定範囲
だけ互いに摺動自在に連結し、かつ前記ケーシングの下
部にシリンダを配設し、該シリンダを作動させた場合に
は、前記エアーチャックが切断部側に押しつけられ、前
記エアーチャックと前記ケーシングとの間が摺動不可能
状態とされる構成を有し、前記エアーチャックが前記軸
を掴持しない状態で、かつ前記シリンダを作動させて前
記エアーチャックと前記ケーシングとの間が摺動不可能
とした状態で、前記サーボモータによる前記ケーシング
の摺動に応じて前記エアーチャックを摺動せしめて該エ
アーチャックを切断部側に押しつけることにより前記長
さ設定用ストッパーの位置を前記サーボモーターにより
設定したうえで、前記エアーチャックの爪により前記の
位置を前記の機枠間に軸方向に摺動可能に横架された軸
に掴持するとともに前記のシリンダを解除し、前記長さ
設定用ストッパーに鉄線が当接した際に、前記のボルト
ねじが移動することなく、該ストッパーが掴着された前
記の軸が僅かな一定範囲だけ移動することにより前記の
鉄線切断手段が作動するように構成し、更に切断された
鉄線が下方に落下するようになし、該鉄線の落下により
前記長さ設定用ストッパーが設定された位置に戻るよう
に構成したことをその特徴とするものである。
[作用] 本発明に係る直線切断機は、鉄線を直線的に送り出す
手段と、前記送り出された直線状の鉄線を切断すべき所
定の長さに設定する長さ切断手段と、該長さ切断手段と
連動して作動する鉄線切断手段とを少なくとも備えてな
る直線切断機において、長さ設定用ストッパーの位置を
サーボモータにより設定できるようにしたので、長さ設
定用ストッパーの設定位置の変更が容易に実施できるも
のであり、また、本発明の直線切断機は、ケーシングに
対しエアーチャックがリニアモーションベアリングとリ
ニアモーションスライド軸により摺動自在に連結されて
いるので、鉄線に押されて長さ設定用ストッパーが移動
した際、長さ設定用ストッパーに連結されたエアーチャ
ックと該エアーチャックが掴持された軸のみを僅かな範
囲だけ移動させることができ、サーボモータやボールね
じやケーシングを移動させることがない。更に、本発明
の直線切断機は、エアーチャックが掴持する軸が僅かな
範囲だけ摺動することによって鉄線切断手段が作動する
ように構成されているので、鉄線の先端が長さ設定用ス
トッパーに衝突することによって、長さ設定用ストッパ
ーは軸方向に微小量だけ移動し、この移動と連動して切
断手段を作動することができ、鉄線が所定の長さに切断
することができる。
[実施例] 本発明の実施例を第1図乃至第4図に基づいて説明す
るが、理解を容易にするために、本発明の背景として説
明した試行例である第7図乃至第9図の直線切断機の同
一あるいは同等の部材は同一の符号を用いて説明するこ
ととする。
第2図に要部を示した第1図にみられるように、機体
に固定された支持板40にサーボモータ1が装着され、機
枠4、4′間に横架軸支されて前記サーボモータ1の軸
に一体的に連結されてサーボモータ1とともに回転する
ボールねじ6が設けられ、該ボールねじ6と螺合するボ
ールねじナット10と、該ボールねじナット10にケーシン
グ41が固定されている。
また、第2図に示されるように、前記したボールねじ
6の上方には、機枠4、4′間に横架固定されたリニア
モーションスライド軸47が設けられ、該リニアモーショ
ンスライド軸47には前記したケーシング41の上部に固定
したリニアモーションベアリング48が係合され、このリ
ニアモーションベアリング48が前述のリニアモーション
スライド軸47に沿ってスライド可能とされていることに
より、前記したサーボモータ1の回転と同時に回転する
ボールねじ6と螺合してボールねじ6の回転により移動
するボールねじナット10に装着されたケーシング41が直
線的に移動可能とされている。
更に、前記したボールねじ6の下方に、機枠4、4′
間に軸方向に摺動可能に軸44が横架され、該軸44にはエ
アーチャック43が挿通されている。また、前記したケー
シング41の下部にはリニアモーションベアリング42が固
設されている。
前記したエアーチャック43の上部には前記ケーシング
41の下部に固着したリニアモーションベアリング42と係
合するリニアモーションスライド軸45が固着されてお
り、この構成により前記のエアーチャック43は、前記し
たリニアモーションスライド軸45とリニアモーションベ
アリング42との組合わせにより軸方向に僅かばかり摺動
可能とされることとなる。
前記したエアーチャック43には長さ設定用ストッパー
18が固設垂下され、また、前記ケーシング41の下部には
エアーシリンダ46が固設されている。そして、前記のエ
アーチャック43の爪43′を開き、エアーチャック43が軸
44に沿って自由に摺動できるようにしておき、前記のエ
アーシリンダ46を作動させ、長さ設定用ストッパー18を
有するエアーチャック43を切断部A側に押しつける。こ
のことにより、前述したリニアモーションスライド軸45
の移動が不可能な状態とされ、サーボモータ1の回転に
より長さ設定用ストッパー18を所定の位置に移動するこ
とができ、この状態で長さ設定用ストッパー18が所定の
位置に到達したとき前記のサーボモータ1を停止するよ
うに制御しておけば、長さ設定用ストッパー18を位置決
めすることができる。
長さ設定用ストッパー18が所定の切断長さ位置に設定
されたとき、エアーチャック43を作動して爪43′によっ
て軸44を掴持し、前記のエアーシリンダ46を解除する。
このようにすると長さ設定用ストッパー18とエアーチャ
ック43と軸44とが一体化され、かつ前記のボールねじ6
側のケーシング41の下部側のリニアモーションベアリン
グ42とエアーチャック43側のリニアモーションスライド
軸45との間で摺動可能となっている。その結果、第2図
に示したように縮んだ状態のエアーシリンダ46に当接す
るまでの僅かな一定距離の間、エアーチャック43側は該
エアーチャック43が掴持した軸44とともに摺動可能とな
る。この際、前記したようにボールねじ6側のケーシン
グ41の下部側のリニアモーションベアリング42とエアー
チャック43側のリニアモーションスライド軸45との間で
摺動可能となっているので、ボールねじ6側のケーシン
グ41は所定の位置に止まり移動することはない。
勿論、前記のエアーチャック43側の僅かな一定距離の
摺動を見込んで、長さ設定用ストッパー18の位置を設定
する。
また、前記した軸44の切断部Aは、前述した第5図及
び第6図で説明したものが本実施例としても用いられる
ものであり、切断部A側には第1図に示されるように連
結部材49を介して杆17が連結されており、杆17には切断
部の角胴28が連結されている点は前述した先に提案され
た試行例の直線切断機と同様であり、この角胴28の構成
も前述したとおりのものである。
第1図に示すように前記杆17が摺動可能に挿通された
固定板50が設けられ、前記杆17にばね圧調整のために移
動可能とされて固定される止板51が設けられ、前記固定
板50と止板51との間にばね52を杆17に巻回する状態で介
装している。
第1図に示す切断部Aは、先に説明した第5図及び第
6図に示したものと同一であり、鉄線19を送り出す手段
Bも前述したとおりである。
上記したように、長さ設定用ストッパー18を所定の切
断長さ位置に移動させ、エアーチャック43を作動して爪
43′によって軸44を掴持し、前記のエアーシリンダ46を
解除し、長さ設定用ストッパー18とエアーチャック43と
軸44とが一体化され前記のケーシング41の間では摺動可
能な状態で、線材の直線手段であるスピンナ31を駆動
し、例えばコイル状に巻かれた鉄線19を前記のスピンナ
31を通すことにより直線状となし、前記のスピンナ31と
同時に切断部Aのフライホイール21を回転させる。
前記直線状とされた鉄線19はローラ等の送り出し装置
Bにより直線的に送り出され切断部Aの案内32を通って
鉄線案内ガイド20で案内されながら一定速度で送られ、
その先端が長さ設定用ストッパー18に衝突して該長さ設
定用ストッパー18を押圧する。そして、この押圧によっ
て長さ設定用ストッパー18及び該長さ設定用ストッパー
18が固設されるエアーチャック43、該エアーチャック43
が掴持している軸44及び杆17を、その杵17に介装される
ばね52の付勢に抗して切断部A側に移動させ、次に述べ
るように切断部Aの板刃29によって鉄線19を切断するよ
うにする。すなわち、第5図に示すB方向に杆17が移動
されるのである。
そして、切断部Aにおいては、前記したようにフライ
ホイル21が回転しており、該フライホイル21の回転によ
りクランクシャフト22及び該クランクシャフト22に固定
されたエキセムカム23が回転し、この回転によってクラ
ンクアーム24が上下動し、カムボックス26内のハンマー
25に前記のクランクアーム24の上下動が伝達され、常時
ハンマー25は上下動している。そして、前記した杆17の
移動によって、該杆17に一体的に連結されている角胴28
も前記の方向(第5図に示すB方向)に移動し、その結
果角胴28は前記したハンマー25の作動範囲に入り込み、
ハンマー25の下動によって角胴28が打撃されて下動し、
送られてきている鉄線19は角胴28に固設された板刃29に
よって切断される。
切断された点線は下方に落下するが、この切断により
長さ設定用ストッパー18に対する押圧力は無くなるの
で、前記ばね52の付勢により杆17も反対方向に移動し、
杆17と一体的に連結されている角胴28も移動し、ハンマ
ー25の作動範囲から外れ、ばね30の付勢により元の位置
に戻り(すなわち、杆17が第5図に示すA方向に移動す
ることにより、ハンマー25の作動範囲から外れ元の位置
に戻り)、角胴28が次の切断に備えるとともに、長さ設
定用ストッパー18も元の位置に戻り次の切断に備える態
勢となる。
以上述べたように、本実施例においては、送り出され
る鉄線19の押圧によって僅かに長さ設定用ストッパー18
が移動するが、この長さ設定用ストッパー18に連動して
移動する部材は、該長さ設定用ストッパー18が固設され
るエアーチャック43、該エアーチャック43が掴持してい
る軸44、杆17のみであり、前述した試行例の第7図乃至
第9図に示す直線切断機に比べて、移動する部材の重量
は小さくなっており、そのために、鉄線の送り速度を速
くした場合でも長さ設定用ストッパー18に衝突した鉄線
が曲がる間もなく長さ設定用ストッパー18が移動し、鉄
線が切断されることとなる。
上記したように、本実施例の直線切断機では、鉄線の
送り出し速度を速めて切断の生産性を高めることができ
るものであり、JIS G3532に規定された直径5mmの普通鉄
線を使用した場合、鉄線の送り速度を1分間に90mとし
ても長さ設定用ストッパーに当接した状態で発生する該
鉄線の曲がり(永久変形となる曲がり)の許容範囲を1m
当たり1mmとすることができた。このように、前述した
第7図乃至第9図に示す装置の場合の鉄線の送り速度の
1分間に15mと比べて、約6倍も速くすることができ、
直線切断機の生産性を高めることができるものである。
[発明の効果] 本発明に係る直線切断機は、鉄線を送り出し手段と、
前記の送り出された直線状の鉄線を切断すべき所定の長
さに設定する長さ設定手段と、該長さ設定手段と連動し
て作動する鉄線切断手段とを少なくとも備えてなる直線
切断機において、長さ設定手段である長さ設定用ストッ
パーの位置をサーボモータにより設定できるようになさ
れているので、長さ設定用ストッパーの設定位置の変更
が容易になされるものである。
また、本発明の直線切断機は、エアーチャックと前記
ケーシングとをリニアモーションベアリングとリニアモ
ーションスライド軸とにより僅かの範囲だけ互いに摺動
自在に連結されており、長さ設定用ストッパーに鉄線が
当接した際に前記のケーシング側のボールねじが移動す
ることなく、該ストッパーが掴着された前記の軸が僅か
な範囲だけ移動することにより前記の鉄線切断手段が作
動するように構成でき、鉄線の先端部が長さ設定用スト
ッパーに当接すると長さ設定用ストッパーが設けられた
軸が軸方向に微小量だけ移動し、この移動と連動して切
断手段を作動でき、鉄線が所定の長さに切断できる。
また、本発明の直接切断機は、ケーシングに対しエア
ーチャックがリニアモーションベアリングとリニアモー
ションスライド軸により摺動自在に連結されているの
で、鉄線の長さ設定用ストッパーに連結されたエアーチ
ャックと該エアーチャックが掴持する軸のみを移動させ
ることができ、サーボモータやボールねじやケーシング
を移動させることなく、鉄線の長さ設定用ストッパーへ
の衝突により長さ設定用ストッパーが移動した際に長さ
設定用ストッパーと連動して移動させる部材が少なくて
済むという優れた効果を発揮するものである。
更に、本発明の直線切断機は、鉄線の長さ設定用スト
ッパーへの衝突により前記の長さ設定用ストッパーが移
動した際に長さ設定用ストッパーと連動して移動する部
材が少なくて済むために、鉄線の送り速度を速くした場
合でも長さ設定用ストッパーに衝突した鉄線が曲がる間
もなく長さ設定用ストッパーが移動し、切断されるの
で、鉄線の送り出し速度を速めて直線切断機の生産性を
高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、本発明の実施例を示し、第1図は
全体正面図、第2図は長さ設定用ストッパーの駆動部の
正面図、第3図は同断面図、第4図はエアーチャックの
説明図である。第5図と第6図は、本実施例にも採用さ
れる切断部を示し、第5図は断面図、第6図はその正面
図であり、第7図乃至第9図は試行例の直線切断機の例
であり、第7図は全体正面図、第8図は長さ設定用スト
ッパーの駆動部の正面図、第9図は同断面図であり、第
10図は従来の直線切断機の長さ設定手段の説明図であ
る。 A……切断部、B……送り出し手段 1……サーボモータ、4、4′……機枠 6……ボールねじ、10……ボールねじナット 17……杆、18……長さ設定用ストッパー 19……鉄線、20……鉄線案内ガイド 21……フライホイール、22……クランクシャフト 23……エキセムカム、24……クランクアーム 25……ハンマー、28……角胴 29……板刃、41……ケーシング 42……リニアモーションベアリング 43……エアーチャック、43′……爪 44……軸、45……リニアモーションスライド軸 46……エアーシリンダ、52……ばね

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄線を直線的に送り出す手段と、前記送り
    出された直線状の鉄線を切断すべき所定の長さに設定す
    る長さ設定手段と、該長さ設定手段と連動して作動する
    鉄線切断手段とを少なくとも備えてなる直線切断機にお
    いて、 サーボモータによって回転されるボールねじと螺合して
    移動するケーシングと、機枠間に軸方向に摺動可能に横
    架された軸に遊嵌されるとともに爪によって該軸を掴持
    可能としたエアーチャックと、 該エアーチャックに固設された長さ設定用ストッパーと
    を有し、 前記エアーチャックと前記ケーシングとをリニアモーシ
    ョンベアリングとリニアモーションスライド軸とにより
    僅かの一定範囲だけ互いに摺動自在に連結し、 かつ前記ケーシングの下部にシリンダを設け、該シリン
    ダを作動させた場合には、前記エアーチャックが切断部
    側に押しつけられ、前記エアーチャックと前記ケーシン
    グとの間が摺動不可能状態とされる構成を有し、 前記エアーチャックが前記軸を掴持しない状態で、かつ
    前記シリンダを作動させて前記エアーチャックと前記ケ
    ーシングとの間が摺動不可能とした状態で、前記サーボ
    モータによる前記ケーシングの摺動に応じて前記エアー
    チャックを摺動せしめて該エアーチャックを切断部側に
    押しつけることにより前記長さ設定用ストッパーの位置
    を前記サーボモーターにより設定したうえで、前記エア
    ーチャックの爪により該位置を前記の機枠間に軸方向に
    摺動可能に横架された軸を掴持するとともに前記のシリ
    ンダを解除し、 前記長さ設定用ストッパーに鉄線が当接した際に、前記
    のボルトねじが移動することなく、該ストッパーが掴着
    された前記の軸が僅かな一定範囲だけ移動することによ
    り前記の鉄線切断手段が作動するように構成し、 更に切断された鉄線が下方に落下するようになし、該鉄
    線の落下により前記長さ設定用ストッパーが設定された
    位置に戻るように構成したことを特徴とする直線切断
    機。
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JPS5024947U (ja) * 1973-06-30 1975-03-20
JPS5084080A (ja) * 1973-11-28 1975-07-07
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