JP2640260B2 - 伸縮ブーム先端へのジブ取付装置 - Google Patents

伸縮ブーム先端へのジブ取付装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はトラツククレーンのような路上走行可能なク
レーン車の伸縮ブーム先端にジブを俯仰自在に取付ける
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来このようなクレーン車では、クレーンの迅速な設
置を可能とするため、特開昭54−72839号公報に開示さ
れているように、伸縮ブームの先端に俯仰可能に取付け
た連結枠にジブの基端一側を、伸縮ブームの水平位置に
おいて垂直な軸により着脱自在に枢架して、不使用時の
該ジブを伸縮ブームの基部ブーム筒に横抱き格納するよ
うにした発明が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしこの構成では、伸縮ブーム先端へのジブの着脱
操作を比較的迅速に行い得る利点がある反面、不使用時
のジブが伸縮ブームの基部に横抱きされているため、高
層鉄骨構造物の構築時のように著しい高所とは地面との
間で大重量の荷を積み降しするジブでは、ジブ重量の増
大によつて該ジブを格納した伸縮ブームによる荷役作業
時の吊上能力が大きく低下する。これを避けるには、ジ
ブ付きの連結枠を伸縮ブーム先端に着脱可能に取付けね
ばならぬが、構造上収縮した伸縮ブーム先端の地上高さ
をあまり低くすることができないため、伸縮ブーム先端
に対し重量大なるジブ付き連結枠を着脱する際に該両者
の主連結部が互いに干渉して、該主連結部を連結するピ
ン孔の合致作業や該手連結部を安全且つ容易に分離する
作業が困難で、ジブを迅速に設置或いは取脱しできなく
なる。
本発明はこの問題に対処するもので、主連結部の連結
や分離を安全且つ容易に行うことを目的とする。本発明
の第2の目的は他のクレーンを使用することなくして、
伸縮ブームに対するジブ付き連結枠の着脱を自力で行え
るようにすることである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は俯仰自在な伸縮ブームの先端に連結枠の両側
を上下の主連結部で分離自在に連結して、ジブとその俯
仰シリンダとの基端を該連結枠の上下に夫々連結し、該
ジブと連結枠との挟角を鋭角にし得るように構成したク
レーン車において、伸縮ブーム先端の連結枠上に植設し
た第1アームの上端部と、該伸縮ブームの先端頂部に取
付けた第2アームの先端部との間に、該両アームの一方
が他方を左右挟持して連結枠を伸縮ブームの俯仰面内で
回動するよう連結する分離自在な副連結部を設けて、空
荷のジブ先端部を地面等に支持させた状態においては、
前記主連結部の連結ピンの挿脱が可能であるが、該ジブ
による荷役作業状態においては、連結枠に作用する吊荷
負荷やジブの自重負荷等により第1,第2のアームが弾性
的に撓んで、該吊荷負荷等が上下の主連結部を介して伸
縮ブーム先端に伝達されるように、該第1,第2のアーム
の曲げ剛性を設定したものである。
第2アームは伸縮ブーム先端の荷役作業用滑車装置を
挟むようにして、該伸縮ブーム先端の頂部に左右一対設
け、該各アームに夫々分離自在に連結される第1アーム
を連結枠の頂部両側に植設するのがよい。
伸縮ブームの先端にジブ付き連結枠を自力で着脱した
い場合は、伸縮ブームの先端頂部に取付けた第2アーム
の先端部を該伸縮ブームの先端より先に突出させ、且つ
略水平位置の伸縮ブームに対し倒伏したジブの先端部と
地面との間に、該ジブの先端部をその長手方向の移動自
在に支持する回転ローラ装置を設け、該回転ローラ装置
でジブ先端部を支持させた状態において、伸縮ブーム先
端に対する主副連結部の連結を解いた連結枠を、その両
側壁が略垂直となるように吊下げ可能な吊索の係合手段
を該連結枠の頂部に設けて、該吊索が経由する滑車を、
吊索の弛緩,牽引により第1,第2のアーム間の副連結部
が離脱或いは合致するように伸縮ブームの先端部上に取
付け、吊索の牽引により該副連結部が連結可能に合致し
た時に当接するストツパ部分を該第1,第2のアーム間に
設ける。
〔作用〕
本発明は上述の構成よりなり、ジブで荷役作業をする
場合は、副連結部を支持する第1,第2のアームの一方或
いは両方の弾性撓みによつて、該ジブに作用する吊荷負
荷が主として上下の主連結部を介して連結枠より伸縮ブ
ームに伝達される。
他のクレーンを用いてジブ付き連結枠を略水平位置の
伸縮ブームの先端に取付ける発明の場合は、連結枠側の
主連結部と伸縮ブーム側の主連結部との干渉を防ぐよう
に、ジブと連結部との挟角を小さくしたジブ付き連結枠
を他のクレーンの巻上索で略水平に吊上げ、その第1ア
ームの上端部と伸縮ブーム側第2ブームの先端部とを互
いに嵌り込ませて副連結部を連結した後、該副連結部を
支点としてジブ先端が地面やジブ運搬車の荷台に略支持
されるまで吊降し、次でジブ俯仰シリンダを制御するこ
とにより副連結部を支点として連結枠を伸縮ブーム側に
回転させれば、該副連結部に作用するジブ等の自重負荷
は小さく、従つて第1,第2のアームは撓みを生じないか
ら、上下の主連結部のピン孔が合致する。従つて該主連
結部を容易にピンで連結することができる。
このジブ付き連結枠を略水平位置の伸縮ブームの先端
より取脱す場合は、ジブ俯仰シリンダを制御することに
よりジブ先端を地面等に支持させて、上下の主連結部の
連結ピンを抜き取り、次で副連結部を支点としてクレー
ンの巻上索でジブを前述のように吊上げて主連結部を分
離して、次でジブと連結枠との挟角が最小となるように
ジブ俯仰シリンダを制御した後に、該副連結部の連結を
解いてジブ付き連結枠を該クレーンで吊降す。
又略水平位置の伸縮ブーム先端に自力でジブ付き連結
枠を取付ける発明の場合は、連結枠との挟角が最小のジ
ブを、その軸線が略伸縮ブーム軸線を含む垂直面内に位
置して、該ジブ先端部が回転ローラ装置で支持されるよ
うに地面やジブ運搬車の荷台上に載置し、その連結枠の
頂部に係合させた吊索を伸縮ブーム先端部上の滑車にか
けて、これをクレーン車上に搭載した巻胴その他の牽引
装置で牽引すれば、ジブ先端部が地面等の上を転接移動
して第1アームの上端部と第2アームの先端部とが互い
に嵌り込み、該両アーム間のストツパの当接によつて副
連結部が連結可能に合致するから、そこで該副連結部を
連結し、これを支点としてジブ俯仰シリンダにより連結
枠を伸縮ブーム側に回動させて、主連結部をピン連結す
ることは前述の場合と同様である。
この連結枠の回動時に第1,第2のアームに作用する負
荷は、ジブ付き連結枠の重量の略半分であるから、該第
1,第2のアームは殆ど撓まず、主連結部の連結が妨げら
れる恐れはない。又伸縮ブームの先端と地面或いはジブ
運搬車の荷台との間の高さの変動はジブ付き連結枠の傾
斜の変動により吸収される。
このジブ付き連結枠を略水平位置の伸縮ブームより取
脱す場合は、ジブの先端部が回転ローラ装置を介して地
面等に支持されるように該ジブを倒伏して、主連結部の
連結ピンを抜き取り、次でジブ俯仰シリンダを制御して
ジブと連結枠との挟角を最小にすれば、回転ローラ装置
を介して先端部が地面等に転接支持されたジブに対し、
連結枠が副連結部を支点としてジブ側に回動して主連結
部が分離する。そこで連結枠の吊索を牽引気味にして副
連結部の負荷を軽減しながら該副連結部の連結を解き、
該吊索を徐々に弛緩させてジブ付き連結枠を地上等に吊
降す。
尚連結枠側の第1アームと伸縮ブーム先端側の第2ア
ームとの間を分離自在に連結する副連結部を左右一対設
けておけば、該副連結部によるジブ付き連結枠の回転中
心保持精度が向上し、従つて主連結部のピン孔合致精度
が向上してその連結ピンの挿脱が容易となることは明ら
かである。
〔実 施 例〕
第9図は本発明が適用されるクレーン車の一例を示
し、油圧機構で伸縮する5本のブーム筒20,21,22,23,24
よりなるテレスコープ状の伸縮ブーム1の基部ブーム筒
20は、自動車25の車体後部に旋回自在に搭載された旋回
台26に、デリツクシリンダ27による俯仰自在に枢架28さ
れ、少くも該旋回台のターンテーブル29の前後における
自動車車体には、夫々両側のアウトリガ30,31が取付け
られて、車体の水平支持を可能とする。伸縮ブームへの
ジブ付き連結枠2の取付け時には、旋回台26の旋回モー
タを回転自由状態にする手段を設けて、第1,第2のアー
ム7,8相互の嵌り込みの際に、伸縮ブーム1とジブ5と
の軸線が同一垂直平面内に位置するように旋回台26の旋
回を可能とするのがよい。18,19は先端ブーム筒24の先
端部内に取付けた荷役作業用の上下の滑車群である。
第1図〜第6図は本発明の一実施例を示し、連結枠2
は正面矩形状の枠体で、その両側壁は夫々先端ブーム筒
24の先端部の両側壁に略対向し、この相対向する側壁の
上下に夫々挿脱自在の水平ピンで連結される剛性の大き
い主連結部3,4が設けられている。この上下主連結部の
ピン孔は副連結部9を連結した状態で現物合わせにより
穿設される。連結枠2の上部前端には、3個のジブ筒3
2,33,34よりなるテレスコープ状のジブ5の基端ジブ筒3
2が伸縮ブーム1の俯仰面内での回動自在に枢架35さ
れ、該基端ジブ筒32は、これと連結枠2の下部前端との
間に連結したジブ俯仰シリンダ6により、該ジブと連結
枠との挟角が最小となる第2図実線示の位置と該挟角が
略直角となる第1図鎖線示の位置との間での回動自在で
ある。テレスコープ状ジブ5は内蔵した油圧シリンダ36
(第6図参照)等により伸縮自在であり、先端ジブ筒34
の先端上下には夫々複数の荷役作業用滑車37,38を備え
る。
先端ブーム筒24の先端頂部には、滑車装置(18,19)
を挟むようにして左右一対の第2アーム8が枢架39され
る。各第2アーム8は後述の第1アーム7の上端部が嵌
り込む間隔を設けた2枚の三角形状よりなり、左右一対
の該第2アーム8,8は連管40(第5図参照)で剛に固着
連結されて、不使用時には第1図の鎖線示(イ)のよう
に格納される。この左右一対の第2アームに夫々対応す
る第1アーム7は、連結枠2上に植設した筒状体の上端
部を剛性の大きいフオーク部14に形成してなり、副連結
部94は各第2アーム8の先端に取付けた水平軸41を該フ
オーク部14に、その基端ストツパ部分14aに当接するま
で嵌着して、該軸41に接するピン42をフオーク開放端に
挿脱するようにしている。尚44は先端ブーム筒24の先端
頂部に第2アーム8の左右位置決めを計るように植設し
た突起である。
ジブ付き連結枠2の吊上機構は、第4図のように右側
の第2アーム8の内側に一端が着脱自在に止着43され
て、該第2アーム先端の軸41に回動自在に取付けた滑車
12を経由する吊索11を、連結枠2上に取付けた左右一対
の滑車45,45と、左側の第2アーム先端の軸41に回動自
在に取付けた滑車12とに順次かけて、該吊索11の他端を
旋回台26上に搭載した巻胴その他の吊索牽引装置で牽
引,弛緩し得るようにしてなる。連結枠側の左右一対の
滑車45は、夫々その第1アーム7とブラケツト46とに軸
47で回動自在に支持された滑車支板48に軸支されている
から、第2図実線示のように地面Gに支持されたジブ付
き連結枠を吊索11で同図鎖線示(ロ)の状態から鎖線示
(ハ)の状態へと吊上げる際や、逆に吊降す際における
連結枠の傾斜変化に対応できる。
従つてジブ先端部が後述の回転ローラ装置10で支持さ
れたジブ付き連結枠の吊上げ中における滑車12と滑車45
との間の吊索11は常に略垂直に維持されて、該ジブ付き
連結枠は左右均等に吊上げられる。第2図(ハ)のよう
に吊上げられたジブ付き連結枠の第1アーム7のフオー
ク部基端ストツパ部分14aが第2アーム側の軸41に当接
して副連結部9がピン42で連結された時は、ジブ俯仰シ
リンダ6を伸長することにより該副連結部9を支点とし
て連結枠2を伸縮ブーム側に回動させて、第1図実線示
のように上下の主連結部3,4を連結ピンの挿脱可能に合
致させ得る。この主連結部が合致した時に連結枠2が当
接するストツパボルト49(第1図)のようなストツパ手
段を、伸縮ブーム先端両側の上部主連結部3の附近に調
節可能に取付けることができる。
回転ローラ装置10は、第2図及び第6図に示すように
基端ジブ筒32の両側面と頂面とを囲む逆U字形の支持部
分50と、そのジブ先端側の下端に上部両端を夫々枢着51
した車軸52の取付部分53と、支枠部分50のジブ基端側の
下端に上部両端を夫々枢着54した車軸取付部分55と、該
車軸取付部分55と車軸52との間を分離自在に連結する連
結部56とよりなる支枠16の車軸52に左右一対の回転ロー
ラ(車輪)15を回転自在に取付け、該支枠16内に基端ジ
ブ筒32の先端部を遊嵌挿通して、該基端ジブ筒の先端部
を、その頂部中央にジブ軸線と平行に取付けた軸17によ
つて支枠16の頂部に枢架した構成よりなり、該回転ロー
ラ装置の不使用時には連結部56を分離して、回転ローラ
15が第2図鎖線示の位置に回動するように部分53,55を
折畳み固縛し、回転ローラ装置が荷役作業を妨げないよ
うにしている。
以上一実施例について説明したが、荷役作業用滑車装
置(18,19)を先端ブーム筒24の先端部内に完全に格納
した場合は、第7図及び第8図に示すように吊索57の先
端を連結枠2の頂部中央に着脱自在に連結58して、該先
端ブーム筒24先端の頂部中央に取付けたアーム59の先端
に該吊索57の経由滑車60を取付けることができる。この
ように吊索57でジブ付き連結枠の頂部を、その両側壁が
略垂直になるように吊下げれば、回転ローラ装置10は、
該ジブ先端の下部荷役作業用滑車38の支軸の両端に、該
滑車より大径の回転ローラ(車輪)を取付けることがで
きる。
これは連結枠側と先端ブーム筒側との間の副連結部の
連結軸線はストツパ部分の当接係合によつて正確に合致
するのであるから、ジブ付き連結枠の吊上げ中は、連結
枠側の副連結部軸線が多少傾斜しても差支えないのと、
車輪走行用地面の凹凸や傾斜は適宜材木を敷くなどして
或る程度補正できるのとによる。又回転ローラ装置はジ
ブ運搬車の荷台上に取付けることもできることは明らか
である。
尚第7図及び第8図の副連結部9は、連結枠2側の第
1アーム7の上端に溶着した円環部61を左右挟持するよ
うに、第2アーム8の先端部に溶着した円環部62間に同
心の円弧状のストツパ部分62aを設けて、第1アーム側
の円環部61が該ストツパ部分に当接係合した時に、該両
円環部61,62が抜差自在のピン63で連結されるようにし
ている。
又連結枠上に左右一対の第1アーム7を植設すること
は何等本発明の必要条件ではなく、伸縮ブームの先端側
に取付けた左右一対の第2アーム8で連結枠上に植設し
た1個の第1アームの先端部を左右挟持するようにする
こともできる。
尚図示してはいないが、基部ブーム筒20の先端部両側
に、ジブ俯仰シリンダ6やジブ伸縮用油圧シリンダ36に
夫々油圧を給排する油圧ホースの巻取器を取付け、該油
圧ホースの先端部に分離自在な管継手を設けるなどし
て、伸縮ブーム先端に対するジブ付き連結枠の着脱時に
該管継手の結合或いは分離を可能としていることは勿論
である。
〔発明の効果〕
本発明によれば次のような効果を奏する。
(1) ジブ付き連結枠を伸縮ブームの先端に着脱する
際は、ジブと連結枠との挟角を小さくすることにより、
主連結部相互の干渉を防止して副連結部を連結し、次で
該副連結部を支点として主連結部を連結ピンの挿脱可能
に合致或いは離脱させるように構成したから、伸縮ブー
ム先端にジブ付き連結枠を迅速且つ容易に着脱すること
ができ、しかも上下の主連結部を連結した後は、ジブに
よる荷役作業中に副連結部を支持する第1,第2のアーム
が弾性的に撓むため、該両アームが破損或いは永久変形
する恐れがない。
(2) 伸縮ブーム先端の頂部に、荷役作業用の滑車装
置を挟むようにして左右一対の第2アームを取付け、該
各第2アームに夫々分離自在に連結される第1アームを
連結枠側に植設しておけば、副連結部を支点とする主連
結部のピン孔合致精度が向上して連結ピンの挿脱が容易
となる。
(3) 第2アームを伸縮ブームの先端よりも先に突出
させ、且つジブ先端部を回転ローラ装置で支持させたジ
ブ付きの連結枠を、その両側壁が略垂直になるように吊
上げ得る吊索の経由滑車を、副連結部の合致或いは離脱
可能に伸縮ブームの先端部上に取付けて、該副連結部の
合致時に係合するストツパ手段を設けておけば、クレー
ン車搭載の吊索牽引装置を利用して自力でジブ付き連結
枠を伸縮ブーム先端に着脱できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の側面図、第2図は伸縮ブーム
先端へのジブ付き連結枠の取付け方法を示す側面図、第
3図は第1図のA−A断面図、第4図は第3図のB−B
断面図、第5図は第1図要部の平面図、第6図は第1図
のC−C断面図、第7図は他の実施例の第3図に対応す
る断面図(第8図のD−D断面図)、第8図は第7図の
E−E断面図、第9図はクレーン車の側面図である。 1……伸縮ブーム、2……連結枠、3,4……主連結部、
5……ジブ、6……ジブ俯仰シリンダ、7……第1アー
ム、8……第2アーム、9……副連結部、10……回転ロ
ーラ装置、11,57……吊索、12,60……滑車、14a,62a…
…ストツパ部分、15……回転ローラ、16……支枠、17…
…軸、(18,19)……荷役作業用滑車装置。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】俯仰自在な伸縮ブーム(1)の先端に連結
    枠(2)の両側を上下の主連結部(3,4)で分離自在に
    連結して、ジブ(5)とその俯仰シリンダ(6)との基
    端を該連結枠の上下に夫々連結し、該ジブと連結枠との
    挟角を鋭角にし得るように構成したクレーン車におい
    て、伸縮ブーム先端の連結枠(2)上に植設した第1ア
    ーム(7)の上端部と、該伸縮ブームの先端頂部に取付
    けた第2フレーム(8)の先端部との間に、該両アーム
    の一方が他方を左右挟持して連結枠を伸縮ブームの俯仰
    面内で回動するよう連結する分離自在な副連結部(9)
    を設けて、空荷のジブ先端部を地面等に支持させた状態
    においては、前記主連結部の連結ピンの挿脱が可能であ
    るが、該ジブによる荷役作業状態においては、連結枠に
    作用する吊荷負荷やジブの自重負荷等により第1、第2
    のアームが弾性的に撓んで、該吊荷負荷等が上下の主連
    結部を介して伸縮ブーム先端に伝達されるように、該第
    1,第2のアームの曲げ剛性を設定したことを特徴とする
    伸縮ブーム先端へのジブ取付装置。
  2. 【請求項2】伸縮ブーム先端に取付けた荷役作業用の滑
    車装置(18,19)を挟むようにして、左右一対の第2ア
    ーム(8)を該伸縮ブーム先端の頂部に取付け、夫々副
    連結部を介して該各第2アームに分離自在に連結される
    第1アーム(7)を連結枠(2)の頂部両側に夫々植設
    した請求項1記載の伸縮ブーム先端へのジブ取付装置。
  3. 【請求項3】伸縮ブームの先端頂部に取付けた第2アー
    ム(8)の先端部を該伸縮ブームの先端より先に突出さ
    せ、且つ略水平位置の伸縮ブーム(1)に対し倒伏した
    ジブ(5)の先端部と地面との間に、該ジブの先端部を
    その長手方向の移動自在に支持する回転ローラ装置を設
    け、該回転ローラ装置でジブ先端部を支持させた状態に
    おいて、伸縮ブーム先端に対する主副連結部(3,4,9)
    の連結を解いた連結枠を、その両側壁が略垂直となるよ
    うに吊下げ可能な吊索(11,57)の係合手段を該連結枠
    の頂部に設けて、該吊索が経由する滑車(12,60)を、
    吊索の弛緩,牽引により第1,第2のアーム(7,8)間の
    副連結部(9)が離脱或いは合致するように伸縮ブーム
    (1)の先端部上に取付け、吊索の牽引により該副連結
    部が連結可能に合致した時に当接するストツパ部分(14
    a,62a)を該第1,第2のアーム間に設けた請求項1或い
    は2記載の伸縮ブーム先端へのジブ取付装置。
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CN102887441A (zh) * 2012-09-25 2013-01-23 中联重科股份有限公司 起重机的鹅头架自装卸装置及起重机
CN102887441B (zh) * 2012-09-25 2015-04-01 中联重科股份有限公司 起重机的鹅头架自装卸装置及起重机

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