JP2637020B2 - 推進工法用管継手 - Google Patents

推進工法用管継手

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JP2637020B2
JP2637020B2 JP24928792A JP24928792A JP2637020B2 JP 2637020 B2 JP2637020 B2 JP 2637020B2 JP 24928792 A JP24928792 A JP 24928792A JP 24928792 A JP24928792 A JP 24928792A JP 2637020 B2 JP2637020 B2 JP 2637020B2
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JP
Japan
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pipe
propulsion
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resin
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秀世 吉川
直機 北橋
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、推進工法に用いられる
管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】下水管やケーブル保護管等を地中に埋設
するには、例えば、推進工法が行われている。この推進
工法は、図6に示すように、弾頭状先導管41に先側推進
管42を接合し、この先側推進管42を立坑43内に配設した
ジャッキ44で押圧することにより地中45に圧入し、次に
この圧入した先側推進管42に管継手5 を介して後側推進
管46を接合し、この後側推進管46を再びジャッキ44で押
圧して地中45に圧入するといった動作を繰り返すことに
より、必要数の推進管を地中45に埋設していくものであ
る。
【0003】従来、この推進工法に用いられる管継手と
しては、例えば実開昭63−156295号公報記載の管継手が
知られている。この従来の管継手は図7、図8に示すよ
うに、継手本体5 の外周面に、該継手本体5 の全長にわ
たって管軸方向の突条51,51,─が形成されているもので
ある。このものは、継手本体5 の外周面に形成された突
条51,51,─により継手本体5の曲げ強度が大きくなり、
その分だけ継手本体5 の肉厚を薄く形成することが可能
となり、又、推進管の推進方向を正確に維持できるもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の管継手は、突条により曲げ強度は大となるが、肉厚
が薄く、且つ突条は衝撃力を集中的に受けるので、全体
として耐衝撃力に劣り、破損し易いという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の推進工法用管継
手は上記従来の管継手の有する問題を解消し、肉厚が薄
くても曲げ強度とともに耐衝撃力にもすぐれた推進工法
用管継手を提供することを目的とするものであり、その
要旨は、内層部と外層部との二層構造であり、内層部が
硬質塩化ビニル樹脂からなり、外層部が硬化性樹脂から
なるものである。
【0006】内層部は硬質塩化ビニル樹脂製の短管を両
側から推進管を挿入可能に内面がテーパー付き継手とな
されたものである。この内層部は外面も内面と同様なテ
ーパーが形成されているのが好ましい。外層部に用いら
れる硬化性樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂等、メタセシス重合体等が挙げ
られる。上記ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等を使用
する場合は、これにガラス繊維等を補強材として混入し
たもの(以下単に「FRP」という)とするのが好まし
い。
【0007】尚、FRPの補強材としてはガラス繊維、
炭素繊維、アルミナ繊維、炭化珪素繊維等が挙げられる
が特にガラス繊維が好ましい。これらは短繊維の形で使
用され、繊維長は2〜3mmもしくはそれ以下、繊維径は
5〜25μm 程度が好ましく、上記硬化性樹脂に対して
約30〜40重量%添加されるのが好ましい。外層部の
硬化性樹脂には他の充填剤、着色剤、老化防止剤等が必
要に応じて添加されてもよい。
【0008】内層部表面に上記硬化性樹脂を外層部とし
て形成するには、例えば、内面が外層部表面の形状を有
する閉鎖金型内に前記内層部を入れて型を閉じ、該型内
面と内層部との間に生じる空間に、硬化性樹脂に硬化剤
と繊維とを混合した原料を注入し、型内で硬化性樹脂を
硬化させた後、型を開いて取り出すレジンインジェクシ
ョン成形法(RI)により、又、樹脂と硬化剤とを金型
のヘッド部で混合して型内へ注入して硬化する反応射出
成形法(RIM)等を採用できる。
【0009】外層部の外周面に継手の全長にわたって管
軸方向の突条を設けておけば、突条により継手本体の曲
げ強度が大となり、推進管の推進方向を正確に維持でき
るので好ましい。外層部の外周に突条を形成する方法の
ひとつとして、図5に示すように内層部10の外面に例え
ば不飽和ポリエステル樹脂を塗布、硬化させた中間層31
を形成し、この上に中間層31と同質の樹脂を繊維シート
に含浸し、図4に示すような片面に突条21,21,─を形成
したシート状のプレプリグ2 を上記中間層31表面に巻付
け、硬化させるとともに接着してもよい。
【0010】又、外層部をメタセシス重合体で形成する
には、例えば、内層部外面に接着剤を塗布し、上記RI
成形法、又はRIM成形法により、該接着剤面でジシク
ロペンタジエン等のメタセシス重合性モノマーをメタセ
シス重合触媒の存在下で重合させると同時に成形、硬化
することにより、内層部表面に強固に接着した外層部を
形成することができる。
【0011】上記いずれの場合でも、内層部の外面は予
めサンドブラスト処理等を施しておくと、接着力が大と
なるので好ましく、内層部表面には外層部として用いる
硬化性樹脂と同質系の接着剤を塗布しておけば更に好ま
しい。
【0012】内層部を硬質塩化ビニル樹脂製とするの
は、加熱による受口成形加工がし易く、又、硬質塩化ビ
ニル樹脂製の推進管と同材質とすることによって、推進
管との接着強度を高めるためである。内層部と外層部と
の厚さの比は凡そ 2.0:1〜 1.5:1 の範囲が適当であ
る。
【0013】
【作用】本発明の推進工法用管継手は、内層部が推進管
と同じ硬質塩化ビニル樹脂製であるから推進管との接着
性がよい。外層部は硬化性樹脂であるから従来品と同じ
肉厚であっても全体として従来品よりも耐衝撃性、耐磨
耗性、曲げ強度にすぐれる。
【0014】
【実施例】次に、本発明推進工法用管継手の実施例を図
面を参照して説明する。 (実施例1)図1は本発明の推進工法用管継手の実施例
を示す断面図、図2は図1のII−II線における断面図で
ある。図1及び図2において、推進工法用管継手1は硬
質塩化ビニル樹脂製短管の内面及び外面を両側開口部へ
向けて、外開きのテーパー状に拡径して管受口となされ
た厚み2.5 mmの内層部10外面に、ポリエステル樹脂より
なるFRPの外層部12が厚み1.5 mmで設けられ、該外層
部12の外周面には外層部12の全長にわたり管軸方向に突
条13,13,─が形成されたものである。
【0015】図3は図1に示す推進工法用管継手1 の実
施態様を示す断面図であり、一方の管受口に硬質塩化ビ
ニル樹脂製の推進管6 の接続部61に接着剤が塗布されて
挿入、接続され、突条13,13,─の高さを除いた外層部12
の外径は推進管6 の外径にほゞ等しくなるようになされ
ている。
【0016】この外層部12は、硬質塩化ビニル樹脂から
なる内層部10の外面11に接着剤を塗布し、この内層部10
を外層部12の外形に等しい内面を有する閉鎖型内に置
き、該型内面と内層部10の外面11との間に生じた空間
に、不飽和ポリエステルと触媒との混合物に、短繊維ガ
ラス(繊維長2〜3mm、繊維径5〜25μm を大部分と
するもの)30重量%を含む樹脂を金型内へ注入し、硬
化させることにより形成したものである。
【0017】(実施例2)実施例1で用いたものと同じ
硬質塩化ビニル樹脂製内層部と、外層部が硬化性ポリウ
レタン樹脂からなるものである。このものは、実施例1
と同様の成形方法でポリウレタン樹脂を金型内へ注入
し、内層部外面で硬化させることにより得られる。
【0018】(実施例3)実施例1で用いたものと同じ
内層部であり、外層部がメタセシス重合体からなるもの
である(図示略)。このものは例えば、内層部の外面に
テルペン系粘着付与剤を塗布して閉鎖金型に入れ、ジシ
クロペンタジエン95重量部、精製エチリデンノルボルネ
ン5 重量部からなるモノマー混合液に、トリオクチルア
ルミニウムからなる重合用活性化剤溶液をアルミニウム
含量が 0.003モルとなる割合で混合したものと、六塩化
タングステンを含有する触媒溶液とを実施例1と同様に
金型内へ注入し、内層部表面でメタセシス重合せしめる
ことにより得られる。
【0019】
【発明の効果】本発明の推進工法用管継手は、硬質塩化
ビニル樹脂からなる内層部と、硬化性樹脂からなる外層
部との二層構造であるから、内層部に接合される硬質塩
化ビニル製の推進管との接着性がよく、外層部は耐衝撃
性、耐磨耗性、曲げ強度がすぐれているので、従来と同
じ肉厚でありながら輸送中や施工中に破損することがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明推進工法用管継手の実施例を示す断面図
である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】本発明推進工法用管継手の実施態様を示す断面
図である。
【図4】本発明の他の実施例に用いられるシート状プリ
プレグの斜視図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図6】推進管の埋設工法を示す説明図である。
【図7】従来の推進工法管継手の使用態様を示す断面図
である。
【図8】図7のVIII−VIII線における断面図である。
【符号の説明】
1 推進工法用管継手 10 内層部 11 外層部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層部と外層部との二層構造であり、内
    層部が硬質塩化ビニル樹脂からなり、外層部が硬化性樹
    脂からなる推進工法用管継手。
JP24928792A 1992-09-18 1992-09-18 推進工法用管継手 Expired - Lifetime JP2637020B2 (ja)

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