JP2636894B2 - バナジン酸ビスマスの製造方法 - Google Patents

バナジン酸ビスマスの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 バナジン酸ビスマスは、プラスチックや塗料の着色の
ために使用しうる顔料用黄色化合物として知られている
(米国特許第4115141号ならびに4115142号明細書参
照)。このバナジン酸ビスマスおよびその類緑化合物を
製造する方法として、各種の沈殿法ならびに固態反応法
がすでに開示されている。たとえば、その顔料としての
特性が発見される前に、ゴットリーブ(Gottlieb)等
は、ブタペスト第4回ICTA議事録、サーマル・アナリシ
ス(Thermal Analysis),,第675−679頁(1974)に
固態製造法または沈殿法によるバナジン酸ビスマスの合
成を報告している。この場合、固態法では緊密に混合さ
れた酸化ビスマスと酸化バナジウムとを800℃で16時間
加熱する。また沈殿法では、バナジン酸ナトリウムと硝
酸ビスマスとを制御された濃度、温度、時間およびpHに
おいて反応させる。同じくロース(Roth)等はアメリカ
ン・ミネラル(American Mineral),第48巻、第1348−
1356頁(1963)に前記混合酸化物を加熱する工程を含む
固態製造方法を開示している。
さらに、前記に引用した米国特許明細書には、可溶性
ビスマス化合物とバナジウム化合物とから出発してまず
最初にゲル状前駆物質を沈殿させ、そして次ぎにこの前
駆物質を200乃至500℃の熱処理によるかまたは特定条件
下で実施される水性後処理によって目的の結晶顔料化合
物に交換する方法が開示されている。
またその他の製造方法が、***特許公開明細書第3315
580号、同第3315581号、米国特許第3843554号明細書お
よび同第4063956号明細書に開示されている。さらに、
米国特許第4316746号明細書には、ビスマスバナジン酸
塩/モリブデン酸塩顔料ならびにビスマスバナジン酸塩
/タングステン酸塩顔料が記載されている。前者のビス
マスバナジン酸塩/モリブデン酸塩顔料はシェーライト
(soheelite:灰重石)様構造を有する結晶相からなるも
のであり、後者のビスマスバナジン酸塩/タングステン
酸塩は二相生成物(two−phase product)として存在す
るものである。
また、米国特許第4455174号明細書および***特許公
開明細書第3221338号にも、同様な黄色顔料としてビス
マスバナジン酸塩/モリブデン酸塩またはビスマスバナ
ジン酸塩/タングステン酸塩が記載されている。これら
は多相生成物であり、ビスマスバナジン酸塩相とビスマ
ス/モリブデン酸塩および/またはビスマス/タングス
テン酸塩相とからなる。またこれらはビスマス塩、バナ
ジン酸塩およびモリブデン酸塩を含有している溶液を酸
性化し、ついで場合によってはタングステン化合物を含
有するアルカリ性溶液で処理し、処理後に固形分を回収
し、洗浄し、そして場合によっては乾燥し、次に300乃
至800℃で熱処理する方法によって製造される。
さらに、BIVO4をベースとしたCa,Ba,Mg,またはZnを含
有する緑がかった黄色顔料が米国特許第4251283号によ
って提案されている。これらの顔料は、空気の存在下で
BiPO4,V2O5および該当する酸化物MeO(ここにおいてMe
はCa,Ba,MgまたはZnである)との混合物を500乃至800℃
の温度でか焼することによって製造される。
しかしながら、これら従来技術による種々の方法は、
いずれもなんらかの欠点を有している。固態法の最も重
要な欠点は、か焼生成物がしばしば鈍い黄褐色を呈する
かまたはよごれた緑色を呈することである。このような
所望の鮮明な黄色の低減が、これらの物質の顔料に関す
る応用への使用価値を大幅に減じている。特定の従来法
においては、この欠点を最少とするために酸化剤が使用
されている。しかしながら使用される酸化剤の多くは有
毒排ガスを出す。また従来法のいくつかは、沈殿、か焼
などを含む複数の工程を必要とするという欠点もある。
したがって、本発明の第1の目的は、顔料として使用
しうる品質のバナジン酸ビスマス化合物を製造する改良
された固態製造方法を開発することである。
さらにいま1つの目的は、それら化合物に所望される
鮮明な黄色に対する不利な色の影響を実質的に排除した
固態製造法を提供することである。
本発明のその他の目的および利点は、以下の詳細な説
明からさらに明らかとなろう。
すなわち、誠に驚くべきことながら、か焼バナジン酸
ビスマス化合物をアルカリ性物質の存在下において湿式
摩砕するか、あるいは湿式摩砕に続いてアルカリ性物質
で処理することによって、前記した従来技術による方法
の欠点が実質的に解消されうることが見い出された。詳
細に説明すると、前記の所望の色が得られないという欠
点は、完全なビスマス反応を保証するために頻繁に使用
されている過剰なバナジウムの存在に起因するか、およ
び/または、低原子価バナジウムすなわち三価バナジウ
ムおよび四価バナジウムの存在に起因すると考えられる
のである。そこで本発明の方法は、所望の色が得られる
ようにこれら汚染物質を可溶性かつ容易に除去しうるア
ルカリバナジン酸塩の形に変換するのに役立つのであ
る。さらに、本発明の方法によれば、低コスト原料を使
用することが可能となる。また同時に、比較的簡単な操
作、特にアルカリ処理−湿式摩砕組合せ方式の簡単な操
作が可能となる。さらにまた、本発明の方法はきわめて
多種多様なバナジン酸ビスマス化合物の製造に適用する
ことができる。すなわち、バナジン酸ビスマスそのも
の、ならびに広範などビスマスとバナジウムの置換イオ
ンを含む各種ビスマスバナジン酸塩を包含する多種多様
な化合物の製造に適用することができる。そして最も重
要な本発明の効果は、鮮明黄色顔料のバナジン酸ビスマ
ス化合物が製造できることである。
したがって、本発明は前駆物質を高温でか焼してバナ
ジン酸ビスマスおよびバナジン酸ビスマス含有化合物を
製造する方法の改良に関し、その改良の特徴は、か焼生
成物を湿式摩砕し、該か焼生成物を7.0乃至13.0の範囲
のpH価を与えるのに十分な量のアルカリ性物質と接触さ
せ、そしてこの処理された生成物を回収する工程を包含
していて、該か焼生成物の湿式摩砕をアルカリ性物質の
存在下において実施するかあるいはアルカリ性物質と接
触させる前に実施することにある。
本発明の方法によって製造されうるバナジン酸ビスマ
ス化合物は、バナジン酸ビスマスならびにそれに各種前
駆物質を混合して、あるいは各種ADO4化合物を可溶化し
て得られる単相バナジン酸化合物を包含する。これらの
化合物は下記一般式で表される: ADO4 (式中、 Aは三価ビスマスの単独か、またはビスマスと少なくと
も1種の他の陽イオンとの陽イオン組み合わせを意味
し、 Dは五価バナジウムの単独か、またはバナジウムと少な
くとも1種の、Aではない他の陽イオンとの陽イオン組
み合わせを意味し、そしてAとDの少なくとも一方は陽
イオン組み合わせである)。
該当する陽イオンは、得られる生成物の顔料特性と両
立しうるものである。
代表的なビスマス置換陽イオンはアルカリ土類金属お
よび亜鉛であり、そして代表的バナジウム置換陽イオン
はモリブデンおよびタングステンである。
前記一般式に含まれるもので好ましいサブグループは
下記式で示される: (Bi,E)(V,G)O4 (式中、 Eはアルカリ土類金属、亜鉛またはそれらの混合物、 Gはモリブデン、タングステンまたはそれらの混合物を
意味し、 E:Biのモル比は0.1乃至0.4であり、 G:Vのモル比0乃至0.4である)。それぞれについて、0.
1乃至0.3のモル比が好適である。なお、(Bi,E)はビス
マスが部分的に1つまたはそれ以上の陽イオンEで置換
されていることを意味し、そして(V,G)はバナジウム
が1つまたはそれ以上の陽イオンGで置換されているこ
とを意味するものと理解されたい。
前記した化合物については欧州特許願第0239526号明
細書にさらに詳細に記載されていて、その適切な箇所を
ここに組み入れる。
予備か焼およびか焼の操作は当技術分野に通常の知識
を有する者にとっては公知に属し、そして前記に引用し
たいくつかの文献に詳細に記載されている。適当な方法
は、対応する金属酸化物から出発して高温で固態反応さ
せる方法である。通常は、所望の組成を得るのに適当な
割合である酸化物の混合物または熱分解によって対応す
る酸化物を与える塩、たとえば炭酸塩、硝酸塩、シュウ
酸塩、水酸化物などをか焼する。か焼温度は約300乃至
約950℃である。最適温度は、製造されるべき組成によ
って決定される。反応を促進し、均質生成物を得るため
にできるだけ高温が好ましい。か焼の臨界的な上限温度
は、液相が生じる点である。
か焼時間は臨界的なものではない。1乃至100時間、
好ましくは4乃至48時間である。温度が低いほど長時間
が必要となる。か焼の間に再摩砕することによって、か
焼時間を短縮しそして生成物の均質性を向上させること
ができる。
本発明による改良された方法においては、か焼生成物
がアルカリ性物質の存在下において湿式摩砕にかけられ
るか、あるいは湿式摩砕につづいてアルカリ処理にかけ
られる。すなわちか焼後、その生成物は排出されそして
室温まで冷却される。湿式摩砕すなわちウエットミリン
グは、通常ペブルミル、ボールミル、マイクロボールミ
ルまたはサンドミルの中で、顔料粒子サイズに到達する
のに十分な時間実施される。アルカリ性物質は湿式摩砕
環境を提供するための水性溶液として添加される。通常
はアルカリ性物質は摩砕開始時に導入されるが、摩砕期
間中に溶液に添加してアルカリバナジン酸塩を形成させ
るのに十分な時間か焼生成物の接触させるようにするこ
ともできる。
好ましくはないが可能な実施態様として、摩砕された
物質を塩形成に十分な時間室温のアルカリ性溶液中で撹
拌することもできる。
使用しうるアルカリ性物質とてはアルカリ金属、好ま
しくはナトリウム、カリウムの水酸化物および炭酸塩、
ならびにアルカリ土類金属、好ましくはマグネシウムの
水酸化物、炭酸塩および酸化物である。このようなアル
カリ性物質が、顔料含有懸濁物に約7.0乃至13.0,好まし
くは9.5乃至12.0のpH価を与えるのに十分な量で添加さ
れる。
生成物の仕上げ操作は濾過、可溶性塩類を除去する洗
浄、およびたとえば100乃至110℃の温度でその乾燥など
を含む。所望の場合には、そのあと乾式摩砕を実施する
こともできる。
得られたバナジン酸ビスマス化合物は品質の良い顔料
の特性を示し、特に所望の鮮明な黄色を呈しそして高い
着色能を有する。本発明の方法によって得られるバナジ
ン酸ビスマス化合物は、樹脂、油、有機重合体などを含
む各種高分子有機材料の着色用に特に好適である。本化
合物はラッカー、塗料、印刷インキなどに配合すること
ができる。
ある種の顔料特性を改善するために、製造された化合
物をさらに付加的に組織改良剤、たとえば長鎖脂肪族ア
ルコール、エステル、酸またその塩、アミン、アミド、
ワックスあるいは樹脂様物質たとえばアビエチン酸、水
素添加生成物、そのエステルまたは塩を用いて、さらに
は非イオン、陰イオンまたは陽イオン界面活性剤などを
用いて処理することができる。
以下、本発明を説明するための実施例を記す。実施例
中の部は、特に別途記載のない限り、すべて重量部であ
る。
実施例1 酸化ビスマス(46.6g)と五酸化バナジウム(18.2g)
とを湿式摩砕し、乾燥し、そして778℃で4時間加熱し
た。つぎにこの得られたか焼生成物を系のpH価を95近辺
とするのに十分な量の水酸化ナトリウム溶液と共にペブ
ルミルに導入し、顔料粒子サイズに達するまで摩砕し
た。得られた摩砕生成物を洗浄し、乾燥した。この生成
物は鮮明な黄色を呈示した。
この生成物の顔料としての品質を、アクリル系ラッカ
ーに配合しそして測色計を使用してその色を読み取るこ
とにより測定した。すなわち、乾燥顔料22.8部とアクリ
ル系ラッカー100部とからベタ色インク(masstoneink)
と呼ばれているインク分散物を調合し、そしてこのイン
クで図を描いた。色濃度を評価するため、顔料11.4部と
顔料用二酸化チタン11.4部とを配合してチント(tint)
と呼ばれる対応するインク分散物を調合して同様にこの
インクで図を描いた。L,a,bの測色計測定値を使用して
下記測定結果が得られた。“L"は明度、“a"は赤−緑の
割合であり、“+a"赤色味を示し、そして“−a"は緑色
味を示す。また、“b"は黄色−青の割合であり、“+b"
は黄色味そして“−b"青色味を示す。
ベタ色 チント L 82.2 88.3 a − 8.6 −11.0 b +50.1 +42.9 これらの測定データは、得られた顔料化合物がすぐれ
た顔料特性を有していることを示している。
実施例2 実施例1に記載した方法に従って下記の顔料を製造し
た: 以上の説明から、本発明が顔料用品位のバナジン酸ビ
スマス化合物を製造するための改良された方法を提供す
ることが明らかである。なお、前記特許請求の範囲によ
り定められる本発明の範囲内で手順、使用物質、使用割
合について各種の変更が可能である。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前駆物質を高温でか焼してバナジン酸ビス
    マスおよびバナジン酸ビスマス含有化合物を製造する方
    法において、か焼生成物を湿式摩砕し、該か焼生成物を
    7.0乃至13.0の範囲のpH価を与えるために十分な量のア
    ルカリ性物質と接触させ、そしてこの処理された生成物
    を回収する工程を包含していて、該か焼生成物の湿式摩
    砕をアルカリ性物質の存在下において実施するかあるい
    はアルカリ性物質と接触させる前に実施することを特徴
    とする方法。
  2. 【請求項2】バナジン酸ビスマスを製造することを特徴
    とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】式 ADO4 (式中、 Aは三価ビスマスを意味するか、またはビスマスと少な
    くとも1種の他の陽イオンとの陽イオン組み合わせを意
    味し、 Dは五価バナジウムを意味するか、またはバナジウムと
    少なくとも1種の、Aではない他の陽イオンとの陽イオ
    ン組み合わせを意味し、そしてAとDとの少なくとも一
    方は陽イオン組み合わせである)のバナジン酸ビスマス
    含有化合物を製造することを特徴とする請求項1記載の
    方法。
  4. 【請求項4】Aがアルカリ土類金属、そしてDがモリブ
    デンまたはタングステンであることを特徴とする請求項
    3記載の方法。
  5. 【請求項5】該バナジン酸ビスマス含有化合物が式 (Bi,E)(V,G)O4 (式中、 Eはアルカリ土類金属、亜鉛またはそれらの混合物、 Gはモリブデン、タングステンまたはそれらの混合物を
    意味し、 E:Biのモル比は0.1乃至0.4であり、 G:Vのモル比0乃至0.4である)の化合物であること特徴
    とする請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】か焼生成物をアルカリ性物質の存在下にお
    いて湿式摩砕することを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  7. 【請求項7】該アルカリ性物質がアルカリ金属水酸化
    物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ土類金属水酸化物、
    アルカリ土類金属炭酸塩またはアルカリ土類金属酸化物
    であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】該アルカリ性物質がアルカリ金属水酸化物
    であることを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】該pHが9.5乃至12.0の範囲であることを特
    徴とする請求項1記載の方法。
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