JP2636698B2 - 導電ペースト組成物と該組成物に用いるホウ素被覆銀粉及び該銀粉の製造方法 - Google Patents
導電ペースト組成物と該組成物に用いるホウ素被覆銀粉及び該銀粉の製造方法Info
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器の電極を形成するための導電ペースト組成物、及び導
電ペースト組成物に導電成分として用いる銀粉、並びに
銀粉の製造方法に関する。
抗器を製造するには、まず、アルミナ基板上に、銀−パ
ラジウムを導電成分とする電極形成用の導電ペースト組
成物を印刷し、その上に酸化ルテニウムとガラスフリッ
トを含む抵抗体用ペースト組成物を印刷し、空気中で約
850℃で同時に焼成して一次電極と抵抗体を形成す
る。次にガラスペーストを抵抗体上面に印刷し乾燥して
空気中で約600℃で焼成し、次いでレーザートリミン
グ装置等により抵抗値を調整した後、再び抵抗体上にガ
ラスペーストを印刷、乾燥して空気中で約500〜60
0℃で焼成する。
断し、ディッピング法によって側面に銀−パラジウムペ
ーストを塗布し乾燥して空気中で約500〜600℃で
焼成して二次電極を形成する。最後にチップ抵抗体をプ
リント基板に半田付けする時に一次電極及び二次電極が
半田に侵食されないように露出部にニッケルめっきを施
してチップ抵抗器が作られる。
な問題があった。抵抗体と一次電極の接合部付近の抵抗
体に、焼成時の熱収縮の差により、クラックが発生し抵
抗体の抵抗値にバラツキが生じたり電流ノイズ特性が悪
化する。また、抵抗体ペーストと導電ペーストが焼成中
に反応を起こし、抵抗体と電極との接触部に発泡を生じ
て経時安定性が悪化したり、焼成中に抵抗体中のガラス
が電極中に滲出して抵抗値のバラツキが生じたりめっき
付き性が悪化したりする。その外、一般の厚膜導電ペー
スト組成物において基板と電極との密着強さの更なる向
上が要望されている。
の密着強さに優れ、抵抗体と一次電極の接合部付近の抵
抗体にクラックが発生せず、焼成中に抵抗体中のガラス
が電極中に滲出しない電極形成用の導電ペースト組成
物、並びにこの導電ペースト組成物の導電成分として用
いるホウ素被覆銀粉及びその製造方法を提供することを
課題とする。
するための手段は、(1)三酸化二ホウ素、ホウ酸のアル
カリ金属及びアンモニウム塩、水素化ホウ素のアルカリ
金属塩、カルボランの内の一種が、ホウ素として0.0
1〜0.1重量%被覆されているホウ素被覆銀粉を導電
成分として含有する導電ペースト組成物にある。
73〜79重量部と、パラジウム粉が0.5〜2重量部
と、ガラスフリットが0.1〜1.1重量部と、無機結合
剤としての銅粉及び又は酸化銅粉0.3〜1.1重量部の
割合で含み、銀粉の内三酸化二ホウ素、ホウ酸のアルカ
リ金属及びアンモニウム塩、水素化ホウ素のアルカリ金
属塩、カルボランの内の一種が、ホウ素として0.01
〜0.1重量%被覆されているホウ素被覆銀粉22〜5
1重量部、残りフレーク状銀粉からなり、ガラスフリッ
トの屈服温度が450〜600℃で抵抗体用ペースト組
成物と同時に焼成する導電ペースト組成物にある。
アルカリ金属塩、水素化ホウ素のアルカリ金属及びアン
モニウム塩、カルボランの内の一種が、ホウ素として
0.01〜0.1重量%被覆されているホウ素被覆銀粉に
ある。
ホウ酸のアルカリ金属塩、水素化ホウ素のアルカリ金属
及びアンモニウム塩、カルボランの内の一種の水溶液と
を混合し乾燥する(3)に記載のホウ素被覆銀粉の製造方
法にある。
素を含む還元剤で還元して出来たスラリーを洗浄程度を
調節して洗浄し、次いで乾燥する(3)に記載の銀粉の製
造方法にある。
被覆銀粉のホウ素としての被覆量を0.01〜0.1重量
%とするのは、0.01重量%未満では基板と電極との
密着強度が極めて小さくなり、0.1重量%を超えると
抵抗体焼成膜の抵抗値が上昇する他、抵抗体と電極との
接触部付近の発泡、抵抗体中のガラスが電極中に滲出す
るだけでなく、焼結密度も低下するからである。
電成分とする導電ペースト組成物において、ホウ素被覆
銀粉の平均粒径には特に制限はない。平均粒径2μm以
下のもの、特に平均粒径0.3μm以下のものがよい。
平均粒径が2μmを超えると、基板との密着強度が低下
し、焼結速度が遅くなり、抵抗体との収縮速度との差が
大きくなる傾向がある。
同士、銀粉とガラスフリットとの焼結性及び基板との密
着性が改善されるものと想像される。従って、ホウ素被
覆銀粉はどんな組成の導電ペースト組成物に用いても基
板と電極との密着強度を向上できる。
用ペースト組成物と同時に焼成する導電ペースト組成物
において、全銀粉の配合割合を73〜79重量部とする
のは、導電性を考慮して従来と同様にしたものである
が、73重量部未満では上記のクラックが発生し易くな
り、79重量部を超えると、焼成の際の収縮が大きくな
り基板との密着強度が低下するようになるからである。
22〜51重量部とするのは、22重量部未満では基板
との密着強度が劣り、51重量部を超えると収縮が大き
くなり過ぎ抵抗体にクラックが入り易くなる。又、この
導電ペースト組成物においてはホウ素被覆銀粉として平
均粒径は0.2μm以下のものを用いるのがよく、特に
平均粒径0.1μm以下のものが好適である。平均粒径
0.2μmを超えると基板と電極との密着強度が低下
し、更に焼結速度が遅くなり、抵抗体との収縮速度との
差が大きくなる傾向を生ずる。
めに添加されるが、長径の平均粒径が2μm未満では均
一な混合が困難となる等銀粉の取り扱いが困難となり、
一方長径の平均粒径が5μmを超えると充填率向上の効
果が無くなり、又スクリーン印刷時にスクリーンの目詰
まりを生じ易くなるので、長径の平均粒径が2〜5μm
のものを用いる。
のは、0.5重量部未満では銀が空気中のイオウ性ガス
と硫化反応し易く、電極が断線する虞れがある。又添加
量が多いと価格が高くなり過ぎるため2重量部以下とし
た。
る必要は無いが、屈服温度が450〜600℃であれ
ば、鉛ホウケイ酸ガラス以外にもPbO−ZnO−B2
O3、ZnO−SiO2−B2O3、TiO2−SiO2−B
2O3、PbO−SiO2−Al2O3等種々の系のガラス
を使用できる。ガラスの屈服温度が450℃未満では電
極中に気泡が発生し易くなり、一方600℃を超えると
密着強度が低下する。
重量部とするのは、0.1重量部未満では基板と電極と
の密着強度が劣化し、1.1重量部を超えるとガラスの
滲出が生じ易くなる。ガラスフリットの粒度は平均粒径
が2〜5μm程度であることが望ましい。
銅粉の配合割合を0.3〜1.1重量部とするのは、0.
3重量部未満では、基板と電極との密着強度が劣ってし
まい、1.1重量部を超えるとガラスが滲出し易くな
り、めっき付き性や半田濡れ性が劣るようになるからで
ある。
ラジウム粉と、ガラスフリットと、無機結合剤とからな
るペースト形成用固形分を従来と同様のビヒクルと共に
三本ロールミル等により混練して導電ペースト組成物と
する。
一般に使用できるものは総て使用できる。例えば、樹脂
としてはエチルセルロース等のセルロース系樹脂、メチ
ルメタアクリレート、エチルエタアクリレート等のアク
リル系樹脂が用いられる。溶剤としては、例えばターピ
ネオール、デカノール、等のアルコール系溶剤、メチル
エチルケトン等のケトン系溶剤等が使用される。
の銀粉とホウ素を含む物質の溶液とを混合して乾燥する
方法と、銀イオンを含む溶液をホウ素を含む還元剤で還
元してホウ素被覆銀粉を製造する際に、洗浄程度を調整
してホウ素を含む溶液を含んだスラリーを乾燥する方法
がある。ホウ素化合物をこのように溶液にして被覆する
のは粉末を被覆したのでは良い結果が得られないからで
ある。
は、沈澱銀粉、電解銀粉等の通常の銀粉を使用出来る
が、特に球形のものが良い。ホウ素を含む物質の溶液を
用いてホウ素被覆銀粉を得るには、三酸化二ホウ素、ホ
ウ酸のアルカリ金属塩、水素化ホウ素のアルカリ金属及
びアンモニウム塩、ジメチルアミンボラン、ジカルバデ
カボラン等のカルボランの内の一種の水溶液に銀粉を混
合撹拌し、溶媒量が多いときは濾過してスラリーケーキ
とし、乾燥すればよい。
機等の通常の方法で行えばよく、又前記の濾過は真空濾
過機、フイルタープレス、遠心分離機を用いればよく、
乾燥は真空乾燥機、回転乾燥機等を用いればよい。ホウ
素被覆銀粉のホウ素被覆量は溶液中のホウ素としての濃
度を変えることによって行ってもよいし、乾燥するスラ
リーケーキ中の溶液の含有量を調節することにより行っ
てもよい。
で還元してホウ素被覆銀粉を製造するには、硝酸銀等の
水溶液やAg2OやAgOを硝酸に溶解した水溶液にア
ンモニアを添加し生成した銀錯体アンモニア溶液等の銀
イオンを含む溶液に、還元剤として水素化ホウ素ナトリ
ウムやジメチルアミンボラン等のホウ素を含む還元剤を
使用すればよい。銀粉を濾過分離したスラリーケーキに
はホウ素化合物を含む溶液が含まれているため、このス
ラリーケーキの洗浄程度を調整して乾燥すれば、任意の
ホウ素被覆量を有するホウ素被覆銀粉が得られる。
成物] 実施例1〜11、比較例1〜8 平均粒径がそれぞれ0.1、0.3、0.6、0.8、1、
1.5、2μmの球状銀粉40gに、水300ccと、
種々の量の試薬1級のメタホウ酸ナトリウム(NaBO
2・4H2O)を内容積1リットルの回転式ブレンダー
(ロボクープ社製)に投入して、15000rpmで1
分間撹拌し、吸引濾過した後、80℃で20時間乾燥し
てホウ素被覆銀粉を得た。ホウ素としての被覆量はそれ
ぞれ約0.01、約0.05、約0.1、約0.15重量%
であった。
で熱膨張係数8.2×10-6/℃の66重量%PbO−
14重量%ZnO−10重量%B2O3系ガラスフリット
(F1)を0.6重量部と、試薬1級の平均粒径5〜6
μmの酸化銅(CuO)粉0.4重量部と、15重量%
のエチルセルロースを溶解したテルピネオール20重量
部を加え3本ロールミルで混練して種々の導電ペースト
組成物を作った。
ナ基板上にスクリーン印刷し、乾燥後、連続焼成炉で8
50℃で焼成し、2mm角の厚さ8μmのパッドを各々
10個形成した。このパッド上に直径0.65mmの錫
めっき銅線を半田付けして引っ張り試験片を作成した。
試験片を更に150℃で24時間エージングした試験片
との2種類の引っ張り試験片を用いて、引っ張り試験機
によりピーリング試験を行い、半田付け部の密着強度を
測定した。密着強度は約5kgf/(4mm2)以上あ
れば実用に供することができる。又、光学顕微鏡により
表面状況を観察し、肌荒れの無いものを、そうでないも
のを×とした。結果を表1に示す。
ない銀粉を使用した電極では、表面状況は良好である
が、密着強度が低く、ホウ素被覆量が0.1重量%を超
える銀粉を使用した電極では、密着強度は大きいが、表
面に膚荒れを生じた。
ホウ素(B2O3)、ホウ酸カリウム(K2B4O7・4H2
O)、ホウ酸アンモニウム((NH4)2B4O7・4H2
O)、を使用し、その他は実施例1〜11と同様にして
種々のホウ素被覆銀粉を得た。この銀粉を使用して実施
例1〜11と同様に密着強度を求め、表面状況を観察し
た結果を表2に示す。使用した銀粉の平均粒径は0.3
μmであった。この結果、銀粉表面に溶液を介して被覆
されたホウ素含有量が本発明範囲であれば、密着強度も
あり表面状況も良好な電極が得られることが分かる。
溶解し、これに水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)
5gを添加して硝酸銀を還元し、該溶液を吸引濾過して
銀粉の第一スラリーケーキを得た。このスラリーケーキ
を60℃の水5リットル中に添加し、撹拌羽根の回転数
300rpmで10分間撹拌洗浄を行い、吸引濾過して
第二スラリーケーキを得た。
0ccとを実施例1〜11で用いたブレンダーに投入
し、更に60℃の水4500ccを加えて撹拌洗浄した
後、吸引濾過することを7回、12回、20回繰り返
し、乾燥してホウ素被覆量が0.1、0.01、0重量%
のホウ素被覆銀粉を得た。ホウ素被覆量の測定はICP
発光分光分析により行った。この銀粉の平均粒径は約
0.3μmであった。この銀粉を使用して実施例1〜1
1と同様に密着強度を求め、表面状況を観察した結果を
表3に示す。
3)3gを水素化ホウ素ナトリウム5gの代わりに使用
した以外は実施例18、19と同様にしてホウ素被覆銀
粉を得た。但し繰り返し洗浄回数は12、20回でホウ
素被覆量は0.1重量%、0.01重量%であった。ホウ
素被覆量の測定はICP発光分光分析により行った。こ
の銀粉の平均粒径は約0.3μmであった。この銀粉を
使用して実施例1〜11と同様に密着強度を求め、表面
状況を観察した結果を表3に示す。
電ペースト組成物] 実施例22〜27、比較例11〜18 表4に示す、実施例18〜21と同様の方法で作ったホ
ウ素被覆銀粉と、ホウ素を被覆していないフレーク状銀
粉と、ホウ素被覆していない凝集球状銀粉と、平均粒径
0.3μmの出願人製造のパラジウム粉(商品名SFP
−030)を使用した。
ラスフリットの平均粒径は2〜5μmであった。
銅(Cu)粉、純度99重量%の酸化亜鉛(ZnO)
粉、試薬1級の酸化第一銅(Cu2O)粉、酸化第二銅
(CuO)粉、二酸化マンガン(MnO2)粉、酸化コ
バルト(CoO)粉、及び酸化鉛(PbO)粉を使用し
た。何れも平均粒径5〜6μmで3本ロールミルで混合
したとき更に細かくなる。
と同様にして導電ペーストを作った。表6に記載された
原料以外に、上記のパラジウム粉1重量部と、ガラスフ
リットF2を0.6重量部と、CuO粉を0.4重量部を
配合した。前記のペーストを用いて実施例1〜11と同
様に密着強度を求め、結果を表6に示す。
上にスクリーン印刷し、ベルト式乾燥炉で120℃、1
5分間乾燥し1.5mm角のパッドを形成した。2個の
試験パッドにまたがり出願人製造の抵抗体用ペースト
(商品名 12SX)を印刷しベルト式乾燥炉で120
℃、15分間乾燥し、連続焼成炉を用いて850℃で電
極と抵抗体を同時に焼成した。
線を半田付けする前に、電解ニッケルめっきを施した。
電解めっきはめっき浴pH3.5、めっき温度45℃、
めっき電流値0.1A/パッド、めっき時間2分の条件
で行った。めっき被膜の厚さは5μmであった。走査型
電子顕微鏡により抵抗体と電極との境界部を観察し、ガ
ラス滲出、クラックの状況について検査した。その結果
をガラス滲出やクラックの認められないものを、認めら
れたものを×として表6に併せて示す。
に焼成するに用いる導電ペースト組成物では、ホウ素被
覆銀粉のみを用いた場合、電極及び抵抗体にクラックが
発生した。フレーク状銀粉のみ、ホウ素が被覆されてい
ない凝集銀粉のみ、フレーク状銀粉とホウ素が被覆され
ていない凝集銀粉とを併用した場合はクラックが発生し
ただけでなく密着強度も低かった。
2〜27と同様に試験した。その結果を表7に併せて示
す。表7に記載の原料以外に、ホウ素被覆銀粉S1を3
8重量部と、フレーク状銀粉S4を38重量部と、Cu
O粉を0.4重量部用いた。
る導電ペースト組成物では、表7の比較例19、20に
示すようにガラスフリットの屈服温度が450℃未満だ
と、ガラス滲出が発生することが分かる。又600℃を
超えると密着強度が低下することが分かる。
8〜33と同様に試験した。その結果を表8に併せて示
す。表8に記載の原料以外に、ホウ素被覆銀粉S1を3
8重量部と、フレーク状銀粉S4を38重量部と、Cu
O粉を0.4重量部用いた。
のに用いる導電ペースト組成物では、屈服温度450〜
600℃のガラスフリットは0.1〜1.1重量部でなけ
ればならないことが分かる。
4〜38と同様に試験した。その結果を表9に併せて示
す。表9に記載の原料以外に、ホウ素被覆銀粉S1を3
8重量部と、フレーク状銀粉S4を38重量部と、ガラ
スフリットF2を0.5重量部用いた。
時に焼成するに用いる導電ペースト組成物では、無機結
合剤は0.3〜1.1重量部でなければならず、その種類
もCu粉、Cu2O粉、CuO粉でなければならないこ
とが分かる。
さに優れた導電ペースト組成物、並びに、その上、抵抗
体と一次電極の接合部付近の抵抗体にクラックが発生せ
ず、焼成中に抵抗体中のガラスが電極中に滲出しない電
極形成用の導電ペースト組成物を提供できる。
Claims (6)
- 【請求項1】 三酸化二ホウ素、ホウ酸のアルカリ金属
及びアンモニウム塩、水素化ホウ素のアルカリ金属塩、
カルボランの内の一種が、ホウ素として0.01〜0.1
重量%被覆されているホウ素被覆銀粉を導電成分として
含有する導電ペースト組成物。 - 【請求項2】 固形分として、銀粉73〜79重量部
と、パラジウム粉が0.5〜2重量部と、ガラスフリッ
トが0.1〜1.1重量部と、無機結合剤としての銅粉及
び又は酸化銅粉0.3〜1.1重量部の割合で含み、銀粉
の内三酸化二ホウ素、ホウ酸のアルカリ金属及びアンモ
ニウム塩、水素化ホウ素のアルカリ金属塩、カルボラン
の内の一種が、ホウ素として0.01〜0.1重量%被覆
されているホウ素被覆銀粉22〜51重量部、残りフレ
ーク状銀粉からなり、ガラスフリットの屈服温度が45
0〜600℃で抵抗体用ペースト組成物と同時に焼成す
る導電ペースト組成物。 - 【請求項3】 三酸化二ホウ素、ホウ酸のアルカリ金属
及びアンモニウム塩、水素化ホウ素のアルカリ金属塩、
カルボランの内の一種が、ホウ素として0.01〜0.1
重量%被覆されているホウ素被覆銀粉。 - 【請求項4】 銀粉と、三酸化二ホウ素、ホウ酸のアル
カリ金属及びアンモニウム塩、水素化ホウ素のアルカリ
金属塩、カルボランの内の一種の水溶液とを混合し乾燥
する請求項3に記載のホウ素被覆銀粉の製造方法。 - 【請求項5】 銀イオンを含む溶液をホウ素を含む還元
剤で還元して出来たスラリーを洗浄程度を調節して洗浄
し、次いで乾燥する請求項3に記載のホウ素被覆銀粉の
製造方法。 - 【請求項6】 ホウ素を含む還元剤が水素化ホウ素ナト
リウム、ジメチルアミンボランである請求項5に記載の
ホウ素被覆銀粉の製造方法。
Priority Applications (1)
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JP24626593A JP2636698B2 (ja) | 1993-09-07 | 1993-09-07 | 導電ペースト組成物と該組成物に用いるホウ素被覆銀粉及び該銀粉の製造方法 |
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- 1993-09-07 JP JP24626593A patent/JP2636698B2/ja not_active Expired - Lifetime
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