JP2636203B2 - 耐酸性けい酸カルシウム濾過助剤の調整方法 - Google Patents

耐酸性けい酸カルシウム濾過助剤の調整方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の耐酸性けい酸カルシウム
は、難濾過性スラリ−や希薄スラリ−をボディフィ−ド
濾過またはプリコ−ト濾過することによって、固液分離
および高清澄度濾液の分離回収を効率的に行うことがで
きる。また、原料組成、炭酸化率および加熱処理温度を
コントロ−ルすることによって、けい酸カルシウムから
のCaOの溶出量をコントロ−ルし、Ca2+イオンとの結合
によって溶液中の脂肪酸、色素等の除去や固定化など食
品関係への利用も可能である。さらに、重金属イオン含
有廃液の処理および固定化など幅広い利用が考えられ
る。
【0002】
【従来の技術】スラリ−中の分散粒子がベトベトした性
質で濾材に目詰まりを起こさせる場合の固液分離や分散
粒子が微細で、かつ濃度が薄い場合の濾過速度の改善お
よび清澄濾液の分離回収には従来からケイソウ土濾過助
剤が使用されている。しかし、ケイソウの種類によって
粒子径や結晶形態が異なるため、その濾過助剤としての
性質にもかなりの差があり、粉砕や分級等の濾過助剤製
造工程において品質管理上の難点があった。さらに、わ
が国には鉱量が豊富で高品位のケイソウ土鉱床が少な
く、安定的な供給にも問題があるなど技術的、経済的欠
点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水熱合成によって得ら
れるけい酸カルシウム粒体は、ケイソウ土と同様に多孔
質体であり、目的に応じて粉砕、分級を行うことなく粒
子径や結晶形態をコントロ−ルすることができ、安定供
給も可能であるなど、濾過助剤として多くの利点を有し
ている。しかし、耐酸性に劣るため使用範囲が限定され
るという欠点も有している。そこで、けい酸カルシウム
の有する利点を損なうことなく、耐酸性を付与させる技
術の開発が課題であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来の諸
問題を解決する方法について鋭意研究を重ねてきた結
果、シリカ原料と石灰原料をCa/Siモル比で0.2〜1.2の
範囲で混合し、オ−トクレ−ブを使用して水溶液または
0.01〜1.0NのKOH溶液中で水熱反応させ、次いでこのけ
い酸カルシウムを炭酸化処理した後酸性溶液中で処理ま
たは酸性溶液中で処理したものを更に800〜1400℃で加
熱処理することによって、結晶の形状を損ねることな
く、耐酸性に優れ、かつ濾過特性が著しく改善された耐
酸性けい酸カルシウム濾過助剤の調整方法を見出し、本
発明をなすに至ったものである。
【0005】ここでシリカ原料としては、石英、もみが
ら灰等のけい酸質原料やフライアッシュ、シラス等のけ
い酸アルミニウム質原料など種々のシリカ含有物が有効
に利用できる。石灰原料としては、生石灰、消石灰等が
使用できる。
【0006】シリカ原料と石灰原料混合物のCa/Siモル
比が低いと、けい酸カルシウムの生成が不十分で濾過助
剤としての効果が発揮されない。一方、Ca/Siモル比が
高くなると、未反応の石灰原料がそのまま残存すると同
時に結晶化度の高いけい酸カルシウムが得られないた
め、シリカ原料と石灰原料の混合割合には適当な範囲が
あり、適性範囲はCa/Siモル比で0.2〜1.2である。
【0007】シリカ原料と石灰原料の混合物をKOH溶液
中で水熱反応させるのは、けい酸カルシウムの結晶形態
を変化させると同時に水熱反応を促進させるためであ
る。KOH溶液の濃度が低いと、KOHの添加効果が発揮され
ない。一方、KOH溶液の濃度が高くなると、結晶形態の
変化や反応促進効果はあるが、KOH溶液濃度の増加に見
合った濾過特性改善の効果がなく、KOH溶液濃度の適性
範囲は0.01〜1.0Nである。
【0008】けい酸カルシウムを炭酸化処理した後酸処
理するのは、炭酸化処理することによってけい酸カルシ
ウムの結晶の形状を変化させることなくけい酸カルシウ
ム中からCaOをCaCO3として除去し、更に酸処理すること
によってスラリ−中からCaCO3を溶解除去するためであ
る。
【0009】けい酸カルシウムの加熱処理は、結晶構造
を変化させ、酸溶液中で不溶効果を更に向上させるため
である。けい酸カルシウムの加熱処理温度が低いと、加
熱処理による酸溶液中でのけい酸カルシウムのさらなる
不溶効果がない。一方、加熱処理温度が高いと、酸溶液
中でのけい酸カルシウムの不溶効果は大となるが、けい
酸カルシウムは収縮して加熱処理前の結晶形態が変化す
るために濾過助剤としての性質が損なわれるため、けい
酸カルシウムの加熱処理温度には適当な範囲があり、適
性温度範囲は800〜1400℃である。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例および比較例の試験結果
を示す。
【0011】(実施例1)シリカ原料と石灰原料をCa/S
iモル比で0.8に調整した混合粉末に対し、重量比で20倍
の水を加えて混合、攪拌したスラリ−を180℃で8時間オ
−トクレ−ブ中で攪拌しながら水熱反応を行い、けい酸
カルシウムスラリ−を得た。このけい酸カルシウムスラ
リ−に二酸化炭素ガスを吹き込み、けい酸カルシウム中
のCaOの炭酸化率が53%となったスラリ−をHClでpH1.5に
調整し、そこで10分間攪拌した。このけい酸カルシウム
を濾過、脱水して120℃で8時間乾燥して耐酸性けい酸カ
ルシウム濾過助剤を得た。
【0012】(実施例2)シリカ原料と石灰原料をCa/S
iモル比で0.6に調整した混合粉末に対し、重量比で20倍
の水を加えて混合、攪拌したスラリ−を180℃で8時間オ
−トクレ−ブ中で攪拌しながら水熱反応を行い、けい酸
カルシウムスラリ−を得た。このけい酸カルシウムスラ
リ−に二酸化炭素ガスを吹き込み、けい酸カルシウム中
のCaOの炭酸化率が5%となったスラリ−をHClでpH1.5に
調整し、そこで10分間攪拌した。このけい酸カルシウム
を濾過、脱水して120℃で8時間乾燥して耐酸性けい酸カ
ルシウム濾過助剤を得た。
【0013】(実施例3)シリカ原料と石灰原料をCa/S
iモル比で0.6に調整した混合粉末に対し、重量比で20倍
の水を加えて混合、攪拌したスラリ−を180℃で8時間オ
−トクレ−ブ中で攪拌しながら水熱反応を行い、けい酸
カルシウムスラリ−を得た。このけい酸カルシウムスラ
リ−に二酸化炭素ガスを吹き込み、けい酸カルシウム中
のCaOの炭酸化率が3%となったスラリ−をHClでpH1.5に
調整し、そこで10分間攪拌した。このけい酸カルシウム
を濾過、脱水して120℃で8時間乾燥して耐酸性けい酸カ
ルシウム濾過助剤を得た。
【0014】(実施例4)シリカ原料と石灰原料をCa/S
iモル比で0.6に調整した混合粉末に対し、重量比で20倍
の水を加えて混合、攪拌したスラリ−を180℃で8時間オ
−トクレ−ブ中で攪拌しながら水熱反応を行い、けい酸
カルシウムスラリ−を得た。このけい酸カルシウムスラ
リ−に二酸化炭素ガスを吹き込み、けい酸カルシウム中
のCaOの炭酸化率が96%となったスラリ−をHClでpH1.5に
調整し、そこで10分間攪拌した。このけい酸カルシウム
を濾過、脱水して120℃で8時間乾燥して耐酸性けい酸カ
ルシウム濾過助剤を得た。
【0015】(実施例5)シリカ原料と石灰原料をCa/S
iモル比で0.6に調整した混合粉末に対し、重量比で20倍
の0.1N-KOH溶液を加えて混合、攪拌したスラリ−を180
℃で8時間オ−トクレ−ブ中で攪拌しながら水熱反応を
行い、けい酸カルシウムスラリ−を得た。このけい酸カ
ルシウムスラリ−に二酸化炭素ガスを吹き込み、けい酸
カルシウム中のCaOの炭酸化率が5%となったスラリ−をH
ClでpH1.5に調整し、そこで10分間攪拌した。このけい
酸カルシウムを濾過、脱水して120℃で8時間乾燥して耐
酸性けい酸カルシウム濾過助剤を得た。
【0016】(実施例6)シリカ原料と石灰原料をCa/S
iモル比で0.6に調整した混合粉末に対し、重量比で20倍
の水を加えて混合、攪拌したスラリ−を180℃で8時間オ
−トクレ−ブ中で攪拌しながら水熱反応を行い、けい酸
カルシウムスラリ−を得た。このけい酸カルシウムスラ
リ−に二酸化炭素ガスを吹き込み、けい酸カルシウム中
のCaOの炭酸化率が53%となったスラリ−をHClでpH1.5に
調整し、そこで10分間攪拌した。このけい酸カルシウム
を濾過、脱水して120℃で8時間乾燥し、電気炉に入れて
1100℃で1時間加熱処理して耐酸性けい酸カルシウム濾
過助剤を得た。
【0017】(実施例7)シリカ原料と石灰原料をCa/S
iモル比で0.6に調整した混合粉末に対し、重量比で20倍
の水を加えて混合、攪拌したスラリ−を180℃で8時間オ
−トクレ−ブ中で攪拌しながら水熱反応を行い、けい酸
カルシウムスラリ−を得た。このけい酸カルシウムスラ
リ−に二酸化炭素ガスを吹き込み、けい酸カルシウム中
のCaOの炭酸化率が3%となったスラリ−をHClでpH1.5に
調整し、そこで10分間攪拌した。このけい酸カルシウム
を濾過、脱水して120℃で8時間乾燥し、電気炉に入れて
1100℃で1時間加熱処理して耐酸性けい酸カルシウム濾
過助剤を得た。
【0018】(実施例8)シリカ原料と石灰原料をCa/S
iモル比で0.6に調整した混合粉末に対し、重量比で20倍
の水を加えて混合、攪拌したスラリ−を180℃で8時間オ
−トクレ−ブ中で攪拌しながら水熱反応を行い、けい酸
カルシウムスラリ−を得た。このけい酸カルシウムスラ
リ−に二酸化炭素ガスを吹き込み、けい酸カルシウム中
のCaOの炭酸化率が96%となったスラリ−をHClでpH1.5に
調整し、そこで10分間攪拌した。このけい酸カルシウム
を濾過、脱水して120℃で8時間乾燥し、電気炉に入れて
1100℃で1時間加熱処理して耐酸性けい酸カルシウム濾
過助剤を得た。
【0019】(実施例9)シリカ原料と石灰原料をCa/S
iモル比で0.6に調整した混合粉末に対し、重量比で20倍
の0.1N-KOH溶液を加えて混合、攪拌したスラリ−を180
℃で8時間オ−トクレ−ブ中で攪拌しながら水熱反応を
行い、けい酸カルシウムスラリ−を得た。このけい酸カ
ルシウムスラリ−に二酸化炭素ガスを吹き込み、けい酸
カルシウム中のCaOの炭酸化率が5%となったスラリ−をH
ClでpH1.5に調整し、そこで10分間攪拌した。このけい
酸カルシウムを濾過、脱水して120℃で8時間乾燥し、電
気炉に入れて1100℃で1時間加熱処理して耐酸性けい酸
カルシウム濾過助剤を得た。
【0020】(実施例10)シリカ原料と石灰原料をCa
/Siモル比で0.6に調整した混合粉末に対し、重量比で20
倍の水を加えて混合、攪拌したスラリ−を180℃で8時間
オ−トクレ−ブ中で攪拌しながら水熱反応を行い、けい
酸カルシウムスラリ−を得た。このけい酸カルシウムス
ラリ−に二酸化炭素ガスを吹き込み、けい酸カルシウム
中のCaOの炭酸化率が53%となったスラリ−をHClでpH1.5
に調整し、そこで10分間攪拌した。このけい酸カルシウ
ムを濾過、脱水して120℃で8時間乾燥し、電気炉に入れ
て1100℃で1時間加熱処理して耐酸性けい酸カルシウム
濾過助剤を得た。
【0021】(実施例11)シリカ原料と石灰原料をCa
/Siモル比で0.6に調整した混合粉末に対し、重量比で20
倍の水を加えて混合、攪拌したスラリ−を180℃で8時間
オ−トクレ−ブ中で攪拌しながら水熱反応を行い、けい
酸カルシウムスラリ−を得た。このけい酸カルシウムス
ラリ−に二酸化炭素ガスを吹き込み、けい酸カルシウム
中のCaOの炭酸化率が3%となったスラリ−をHClでpH1.5
に調整し、そこで10分間攪拌した。このけい酸カルシウ
ムを濾過、脱水して120℃で8時間乾燥し、電気炉に入れ
て1100℃で1時間加熱処理して耐酸性けい酸カルシウム
濾過助剤を得た。
【0022】(実施例12)シリカ原料と石灰原料をCa
/Siモル比で0.6に調整した混合粉末に対し、重量比で20
倍の水を加えて混合、攪拌したスラリ−を180℃で8時間
オ−トクレ−ブ中で攪拌しながら水熱反応を行い、けい
酸カルシウムスラリ−を得た。このけい酸カルシウムス
ラリ−に二酸化炭素ガスを吹き込み、けい酸カルシウム
中のCaOの炭酸化率が96%となったスラリ−をHClでpH1.5
に調整し、そこで10分間攪拌した。このけい酸カルシウ
ムを濾過、脱水して120℃で8時間乾燥し、電気炉に入れ
て1100℃で1時間加熱処理して耐酸性けい酸カルシウム
濾過助剤を得た。
【0023】以上の実施例によって得られた耐酸性けい
酸カルシウム濾過助剤と、比較例として市販の加熱処理
ケイソウ土濾過助剤の耐酸性、ル−スの定圧濾過係数お
よび濾液の清澄度を表1に示す。耐酸性、ル−スの定圧
濾過係数および濾液の清澄度の測定は、以下のようにし
て行った。
【0024】
【表1】
【0025】耐酸性は30℃に調整した恒温水槽を用い、
試料0.15gをHClでpHを2に調整した溶液200mlに浸漬して
1時間攪拌混合を行った後、遠心分離機を用いて固液分
離し、次いで、濾液中のSiO2とCaOを分光光度計および
原子吸光分光光度計を用いて測定し、濾過助剤1g当りの
SiO2およびCaOの溶出量から評価した。
【0026】濾過実験は、濾過面積19.3cm2の加圧濾過
器を用い、蛙目粘土スラリ−に各種の濾過助剤をボディ
フィ−ドしてル−ス(Ruth)の定圧濾過係数K20 〔cm2
/sec〕(スラリ−温度20℃でのK値)を求めた。その際
の濾過圧力は0.5Kg/cm2、スラリ−濃度は0.005、F/C
(濾過助剤/蛙目粘土)の容積混合比は0.3および0.5で
行った。なおル−スの定圧濾過係数K20は、数値が大き
いほど濾過速度が速いことを示す。
【0027】濾液の清澄度は分光光度計の透過率測定を
利用し、遮蔽板を置いて透過率を0としたときの清澄度
を0、蒸留水の透過率を100としたときの清澄度を100と
みなし、濾過実験後の濾液の清澄度を評価した。なお濾
液の清澄度測定には、濾過圧力を0.5Kg/cm2、スラリ−
濃度を0.005、F/Cの容積混合比を0.5とし、濾過実験開
始から1分後の濾液を使用した。
【0028】
【発明の効果】本発明によって得られた耐酸性けい酸カ
ルシウム濾過助剤の溶解度は大きく抑制され、既存のケ
イソウ土濾過助剤に匹敵するものであり、かつル−スの
定圧濾過係数、濾液の清澄度等の濾過特性値において
も、ケイソウ土濾過助剤より優れている。また、ケイソ
ウ土濾過助剤のように粉砕、分級等を必要とせず、反応
条件を適切に調整することによって、目的に応じた粒子
径や結晶形態の濾過助剤を容易に安定供給することを可
能にし、工業的に利用価値の高いものである。さらに、
原料組成や加熱処理温度を変えることによってCaOの溶
出量をコントロ−ルし、Ca2+イオンとの結合によって溶
液中の脂肪酸、色素、重金属イオン等の除去や固定化な
ど幅広い利用が考えられる。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカ原料と石灰原料をCa/Siモル比で
    0.2〜1.2の範囲で混合し、オ−トクレ−ブを使用して水
    溶液中で水熱反応させ、次いでこのけい酸カルシウムを
    炭酸化処理し、更に酸性溶液中で処理することを特徴と
    する耐酸性けい酸カルシウム濾過助剤の調整方法。
  2. 【請求項2】 シリカ原料と石灰原料をCa/Siモル比で
    0.2〜1.2の範囲で混合し、オ−トクレ−ブを使用して0.
    01〜1.0NのKOH溶液中で水熱反応させ、次いでこのけい
    酸カルシウムを炭酸化処理し、更に酸性溶液中で処理す
    ることを特徴とする耐酸性けい酸カルシウム濾過助剤の
    調整方法。
  3. 【請求項3】 シリカ原料と石灰原料をCa/Siモル比で
    0.2〜1.2の範囲で混合し、オ−トクレ−ブを使用して水
    溶液中で水熱反応させ、次いでこのけい酸カルシウムを
    に炭酸化処理した後酸性溶液中で処理し、更に800〜140
    0℃で加熱処理することを特徴とする耐酸性けい酸カル
    シウム濾過助剤の調整方法。
  4. 【請求項4】 シリカ原料と石灰原料をCa/Siモル比で
    0.2〜1.2の範囲で混合し、オ−トクレ−ブを使用して0.
    01〜1.0NのKOH溶液中で水熱反応させ、次いでこのけい
    酸カルシウムを炭酸化処理した後酸性溶液中で処理し、
    更に800〜1400℃で加熱処理することを特徴とする耐酸
    性けい酸カルシウム濾過助剤の調整方法。
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CN104030305B (zh) * 2014-06-27 2015-11-18 大唐国际发电股份有限公司高铝煤炭资源开发利用研发中心 一种活性硅酸钙的制备方法

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