JP2635868B2 - ファクシミリ装置の用紙搬送機構 - Google Patents

ファクシミリ装置の用紙搬送機構

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JP2635868B2
JP2635868B2 JP3282700A JP28270091A JP2635868B2 JP 2635868 B2 JP2635868 B2 JP 2635868B2 JP 3282700 A JP3282700 A JP 3282700A JP 28270091 A JP28270091 A JP 28270091A JP 2635868 B2 JP2635868 B2 JP 2635868B2
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良一 河合
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿搬送ローラを回転
させて原稿の搬送を行うと共に、プラテンローラを回転
させて記録紙の搬送を行うファクシミリ装置の用紙搬送
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、原稿搬送用の原稿
搬送ローラ、および記録紙搬送用のプラテンローラを備
えると共に、適宜これら両ローラを回転させる用紙搬送
機構を備えている。この種の従来の用紙搬送機構には、
駆動源として1個のモータを備え、このモータの駆動力
の伝達方向を原稿搬送ローラ方向とプラテンローラ方向
との間で切り換えるものがある。この切り換え方式とし
ては、モータの駆動を電磁クラッチにて切り替える方式
と、太陽歯車及び遊星歯車を用いて切り換える方式との
2種類に大別される。
【0003】電磁クラッチによる切り替え方式は、図1
2に示すように、減速プーリ53と中間プーリ59との
間に、減速プーリ53から中間プーリ59への駆動力の
伝達を断接する電磁クラッチ58が内蔵されている。そ
して、モータの駆動軸に取り付けられたモータプーリ5
1の駆動力が、第1ベルト52により減速プーリ53に
伝達されるようになっている。この減速プーリ53に伝
達された駆動力は、減速プーリ53に一体形成された小
径プーリ53a、第2ベルト54および原稿搬送プーリ
56を介して原稿搬送ローラ57に伝達される一方、電
磁クラッチ58、中間プーリ59、第3ベルト60及び
プラテンプーリ61を介して図示しないプラテンローラ
に伝達されようになっている。
【0004】したがって、原稿搬送ローラ57を回転さ
せるときには、電磁クラッチ58により中間プーリ59
が減速プーリ53と切り離され、プラテンローラを回転
させるときには、電磁クラッチ58により中間プーリ5
9が減速プーリ53と連結される。
【0005】しかしながら、上記の方式では、電磁クラ
ッチ58が高価であるため、ファクシミリ装置のコスト
アップを招来する。このため、価格的に有利な太陽歯車
及び遊星歯車による切り換え方式が主に採用されてい
る。
【0006】太陽歯車及び遊星歯車による切り換える方
式は、原稿の搬送を行う送信時においては、図13に示
すように、モータ歯車72が逆転すると、この駆動力が
第1減速歯車73、第2減速歯車74、従動歯車75を
介して太陽歯車77に伝達され、太陽歯車77が逆転す
る。この太陽歯車77の周りには、太陽歯車77と歯合
しながら太陽歯車77の回転方向に移動する第1遊星歯
車78が設けられており、第1遊星歯車78が太陽歯車
77の逆転方向に移動して、従動歯車84にも歯合す
る。したがって、太陽歯車77の回転は、第1遊星歯車
78、従動歯車84および第3減速歯車85を介して原
稿搬送歯車86に伝達され、原稿搬送歯車86に一体形
成された原稿搬送ローラが逆転するようになっている。
【0007】また、記録紙の搬送を行う受信時において
は、図14に示すように、モータ歯車72が正転する
と、この駆動力が、第1減速歯車73、第2減速歯車7
4、従動歯車75を介して太陽歯車77に伝達され、太
陽歯車77が正転する。これにより、第1遊星歯車78
が第4減速歯車79と歯合し、太陽歯車77の回転が、
第1遊星歯車78、第4減速歯車79、従動歯車80・
81・82を介してプラテン歯車83に伝達され、プラ
テン歯車83に一体形成されたプラテンローラが正転す
るようになっている。
【0008】また、原稿と記録紙の搬送を同時に行うコ
ピー時においては、図15に示すように、前記受信時と
同様に、モータ歯車72が正転してプラテンローラが正
転する。またこのときには、太陽歯車77と歯合してこ
の太陽歯車77の周りを移動する第2遊星歯車76がロ
ック解除されて第3減速歯車85と歯合する。したがっ
て、太陽歯車77の回転が、第2遊星歯車76及び第3
減速歯車85を介して原稿搬送歯車86に伝達され、原
稿搬送ローラが逆転するようになっている。
【0009】また、本ファクシミリ装置の用紙搬送機構
には、オートカッター装置が備えられているので、受信
時に記録紙をオートカッターの位置から印字位置まで戻
すため、プラテンローラを逆転する必要がある。このた
めには、受信時の駆動方法において、モータが逆転する
ことによりプラテンローラを逆転させるようになってい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
太陽歯車及び遊星歯車による切り換え方式の構造では、
モータの動力伝達方向を原稿搬送ローラ方向とプラテン
ローラ方向とに切り換える太陽歯車77とモータとの間
に減速歯車を含めた複数の歯車が介装されている。この
ため、用紙搬送機構における歯車数が多くなって、構造
が複雑になると共に、コストアップを招来している。
【0011】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、構造が簡単で、コストの
低減を図り得るファクシミリ装置の用紙搬送機構を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のファク
シミリ装置の用紙搬送機構は、上記の課題を解決するた
めに、回転軸を正転及び逆転可能な駆動源と、この駆動
源によって駆動される原稿搬送ローラ及びプラテンロー
ラとの動力伝達経路に、太陽歯車及びこの太陽歯車と歯
合する遊星歯車が設けられ、駆動源の回転方向を切り換
えて遊星歯車を太陽歯車の周りで移動させ、遊星歯車と
歯合する歯車を切り換えることにより、駆動源の動力伝
達方向が、原稿搬送ローラ方向とプラテンローラ方向と
の間で切り換えられるファクシミリ装置の用紙搬送機構
において、上記遊星歯車を回転自在に支持する遊星歯車
支持板と、この遊星歯車支持板を太陽歯車の回転軸の周
りに回動自在に取り付ける支持板取付部材と、上記駆動
源を取り付けるための駆動源取付部材とが設けられると
共に、上記太陽歯車は駆動源の回転軸に設けられ、か
つ、上記支持板取付部材は、上記駆動源取付部材に固定
されていることを特徴としている。
【0013】請求項2の発明のファクシミリ装置の用紙
搬送機構は、上記の課題を解決するために、回転軸を正
転及び逆転可能な駆動源と、この駆動源によって駆動さ
れる原稿搬送ローラ及びプラテンローラとの動力伝達経
路に、太陽歯車及びこの太陽歯車と歯合する遊星歯車が
設けられ、駆動源の回転方向を切り換えて遊星歯車を太
陽歯車の周りで移動させ、遊星歯車と歯合する歯車を切
り換えることにより、駆動源の動力伝達方向が、原稿搬
送ローラ方向とプラテンローラ方向との間で切り換えら
れるファクシミリ装置の用紙搬送機構において、上記太
陽歯車は駆動源の回転軸に設けられ、駆動源における太
陽歯車取付け側には、弾性を有する樹脂からなる円筒状
の支持板取付部材が駆動源の回転軸と同軸状に設けら
れ、この支持板取付部材には、上記の遊星歯車を回転自
在に支持する遊星歯車支持板が回動自在に取付けられる
一方、上記支持板取付部材は、軸に平行に複数分割さ
れ、その少なくとも1分割部分の先端部に、上記遊星歯
車支持板の嵌入を案内する案内面を有し、その後方に、
支持板取付部材の径方向の外方に突出する抜止め用の係
止部を有していることを特徴としている。
【0014】請求項3の発明のファクシミリ装置の用紙
搬送機構は、上記の課題を解決するために、請求項1記
載の発明のファクシミリ装置の用紙搬送機構において、
上記遊星歯車支持板は内径が太陽歯車の歯先径よりも小
さくなるように形成されていることを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1の構成によれば、太陽歯車は駆動源の
回転軸に直接設けられているので、駆動源と太陽歯車と
の間に歯車を設ける必要がなくなる。このため、歯車数
を削減することができ、構造が簡略化される。
【0016】しかも、遊星歯車、遊星歯車支持板及び支
持板取付部材からなる遊星歯車機構が、駆動源を取り付
けるための駆動源取付部材に支持されるので、遊星歯車
機構を駆動源の回転軸に取り付ける場合に比べて格段に
組立精度が向上する。
【0017】請求項2の構成によれば、遊星歯車支持板
が取付けられる支持板取付部材は、軸に平行に複数分割
され、その少なくとも1分割部分の先端部に上記遊星歯
車支持板の嵌入を案内する案内面を有し、その後方に、
支持板取付部材の径方向の外方に突出する抜止め用の係
止部を有している。これにより、遊星歯車支持板を外嵌
させるときには、案内面に沿わせて挿入させることによ
り、分割部分が押圧されて内周側に押し込まれるので、
遊星歯車支持板を容易に外嵌させることができる。した
がって、遊星歯車支持板の組み付けが容易になると共
に、遊星歯車支持板の組み付け構造が簡略化され、コス
トの低減を図ることができる。
【0018】請求項3の構成によれば、上記遊星歯車支
持板は内径が太陽歯車の歯先径よりも小さくなるように
形成されているので、例えば、円筒状の支持板取付部材
が駆動源の回転軸と同軸状に設けられ、この支持板取付
部材の周りに遊星歯車支持板が遊嵌されている場合に、
支持板取付部材の外周面と遊星歯車支持板の内周面との
接触面積が小さくなり、遊星歯車支持板の回動に伴う接
触抵抗が小さくなる。
【0019】このため、遊星歯車支持板の回動力が増大
し、遊星歯車の切り換え動作を安定して確実に行うこと
ができる。
【0020】
【実施例】〔実施例1〕 本発明の一実施例について図1ないし図9に基づいて説
明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、こ
れら図1ないし図4における時計回り方向を正転方向と
する一方、反時計回り方向を逆転方向とする。
【0021】本実施例のファクシミリ装置は、図5に示
すように、天板1と、この天板1との間で原稿ガイドを
構成する上キャビネット2と、光学系ユニット4を収納
した下キャビネット3とから構成されている。
【0022】上記下キャビネット3の側端部には用紙搬
送機構10が設けられている。この用紙搬送機構10
は、図1に示す原稿搬送ローラ5を回転させることで、
原稿搬送ローラと読取ユニット6との間に配された原稿
30を搬送するようになっており、また、プラテンロー
ラ7を回転することで、プラテンローラ7と記録ヘッド
8との間に配された記録紙40を搬送するようになって
いる。
【0023】上記用紙搬送機構10は駆動源としてのモ
ータ11を備えている。このモータ11は回転軸を正転
及び逆転可能になっており、この回転軸には太陽歯車1
2が取付けられている。太陽歯車12には、図6及び図
7にも示すように、第1遊星歯車13及び第2遊星歯車
14が個々に歯合して設けられている。
【0024】一方、上記モータ11の回転軸側には駆動
源取付部材としてのモータ取付板15が設けられてお
り、このモータ取付板15によってモータ11を支持す
るようになっている。上記モータ取付板15は、弾性を
有する樹脂からなり、モータ11の回転軸周りに円筒状
に突出して、モータ11の回転軸と同軸状となる支持板
取付部材としての突出部16を有している。
【0025】上記突出部16は、図6に示すように、軸
に平行に不等分に4分割されており、各分割部の間には
間隙が設けられている。周方向の長さが短い2つの分割
部17・17の先端部には、図8及び図9にも示すよう
に、半径方向外方に突出した爪部35・35が形成され
ている。この爪部35は、外方の斜め後方に延びる案内
面35aと、この案内面35aの先端から内方に延びる
係止部35bとを有している。上記案内面35aは後述
する第1遊星支持板19及び第2遊星支持板18の嵌入
を案内するようになっており、係止部35bは、嵌入後
の第1遊星支持板19及び第2遊星支持板18を係止し
て、抜けを防止するようになっている。
【0026】上記突出部16には、モータ11側から順
に遊星歯車支持板としての第2遊星支持板18及び第1
遊星支持板19が回動自在に外嵌されている。これら第
1遊星支持板19及び第2遊星支持板18には、図6に
示すように、上記第1遊星歯車13及び第2遊星歯車1
4の各歯車軸をモータ11の回転軸の周りに回動自在に
案内する第1案内溝20及び第2案内溝21が形成され
ている。そして上記第1遊星歯車13の歯車軸は、この
第1案内溝20に回転自在に嵌入されて支持されてい
る。また、第2遊星歯車14の歯車軸は、第1遊星支持
板19に形成された嵌入孔19bを通して第2案内溝2
1に回転自在に嵌入されて支持されている。
【0027】また、上記第1遊星支持板19及び第2遊
星支持板18には、それぞれ外方に突出する第1支持板
突出部19a及び第2支持板突出部18aが形成されて
いる。これら第1支持板突出部19a及び第2支持板突
出部18aは、図1に示すように、個々に支持板ロック
装置22に係合可能となっている。
【0028】上記支持板ロック装置22は、第1支持板
ロック腕23及び第2支持板ロック腕24と、これら第
1支持板ロック腕23及び第2支持板ロック腕24に作
用するソレノイド25及びバネ26とから構成されてい
る。第1支持板ロック腕23及び第2支持板ロック腕2
4は、略中央に回動中心を有し、端部には、反時計回り
方向の付勢力を作用させるバネ26が取り付けられてい
る。第1支持板ロック腕23の他端部は、先端が折曲さ
れており、この折曲部23aの内側で上記第1支持板突
出部19aを係止するようになっている。第2支持板ロ
ック腕24の他端部は、先端に当接面24aを有してお
り、上記第2支持板突出部18aに当接して係止するよ
うになっている。また、第2支持板ロック腕24には、
ソレノイド25方向へ突出した係合爪部24bが形成さ
れている。
【0029】上記ソレノイド25は、進退自在の可動軸
25aを備え、この可動軸25aの先端には上記係合爪
部24bと係合した係合部27が設けられている。上記
可動軸25aは、ソレノイド25への通電時、即ちソレ
ノイド25のON時に退行し、ソレノイド25への通電
の遮断時、即ちソレノイド25のOFF時に、上記バネ
26の作用により、進出するようになっている。
【0030】上記第1遊星歯車13と原稿搬送ローラ5
との間には、第1遊星歯車13と歯合する従動歯車29
と、この従動歯車29と歯合する減速歯車28と、この
減速歯車28と歯合し原稿搬送ローラ5に一体に取り付
けられた図示しない搬送歯車とが回転自在に設けられて
いる。したがって、モータ11の回転軸の駆動力が、太
陽歯車12、第1遊星歯車13、従動歯車29、減速歯
車28及び上記搬送歯車を介して原稿搬送ローラ5に伝
達されるようになっている。
【0031】また、上記第1遊星歯車13とプラテンロ
ーラ7との間には、この第1遊星歯車13から順次歯合
して連結された従動歯車34・33・32と、この従動
歯車32と歯合する減速歯車31と、この減速歯車31
と歯合しプラテンローラ7に一体に取り付けられた図示
しないプラテン歯車とが回転自在に設けられている。し
たがって、モータ11の回転軸の駆動力が太陽歯車1
2、第1遊星歯車13、従動歯車34・33・32、減
速歯車31および上記プラテン歯車を介して、プラテン
ローラ7に伝達されるようになっている。
【0032】さらに、モータ11の回転軸の駆動力は、
太陽歯車12が正転することにより、第2遊星歯車14
が正転方向に回動して減速歯車28と歯合することで、
減速歯車28、搬送歯車を介して原稿搬送ローラ5に伝
達されるようになっている。
【0033】上記の構成において、本ファクシミリ装置
の用紙搬送機構の送信モード、受信モード、受信系逆転
モード、コピーモードにおける各作動を以下に説明す
る。なお、上記送信モードとは、読み取りユニット6に
より、原稿30の読み取りを行うと共に、原稿搬送ロー
ラ5を逆転して原稿30を搬送するモードのことであ
る。また、受信モードとは、記録ヘッド8により記録紙
40への印字を行うと共に、プラテンローラ7を正転し
て記録紙40を搬送するモードのことであり、受信系逆
転モードとは、記録紙40を図示しないオートカッター
の位置から印字位置まで戻すために、プラテンローラ7
を逆転して記録紙40を搬送するモードのことである。
コピーモードとは、上記の送信モードと受信モードとを
同時に行うモードのことである。
【0034】まず、送信モードにおいては、図1に示す
ように、モータ11の回転軸が逆転されて太陽歯車12
が逆転する。これに伴い、第1遊星歯車13が正転す
る。このとき、第1遊星歯車13の歯車軸が第1案内溝
20に案内されて、太陽歯車12の周りを太陽歯車12
の逆転方向に回動すると共に、第1案内溝20において
歯車軸の回動が所定範囲内に規制されるので、歯車軸の
回動が第1遊星支持板19を太陽歯車12の逆転方向に
回動させる力を与え、第1遊星支持板19が太陽歯車1
2の逆転方向に回動する。この結果、第1遊星歯車13
は、太陽歯車12の周りを太陽歯車12の回転方向に回
動し、やがて従動歯車29と歯合し、減速歯車28、原
稿搬送ローラ7の原稿搬送歯車を介して原稿搬送ローラ
7に駆動力が伝達され、原稿搬送ローラ7が逆転する。
なお、上記の送信モードにおいて、支持板ロック装置2
2を構成するソレノイド25は、ON状態にあり、第1
支持板突出部19a及び第2支持板突出部18aと、第
1支持板ロック腕23及び第2支持板ロック腕24との
係合が解除された状態になっている。
【0035】次に、受信時においては、図2に示すよう
に、モータ11の回転軸が正転され、太陽歯車12が正
転する。これに伴い、第1遊星歯車13が逆転する。こ
れにより、第1遊星歯車13の歯車軸が第1案内溝20
に案内されて、太陽歯車12の周りを太陽歯車12の正
転方向に回動する。このとき、第1案内溝20により歯
車軸の回動が所定範囲内に規制されるので、歯車軸の回
動が第1遊星支持板19を太陽歯車12の正転方向に回
動させる力を与え、第1遊星支持板19が太陽歯車12
の正転方向に回動する。この結果、第1遊星歯車13
は、太陽歯車12の周りを太陽歯車12の正転方向に回
動し、やがて従動歯車34と歯合し、順次、従動歯車3
3・32・減速歯車31、プラテンローラ7のプラテン
歯車を介してプラテンローラ7に駆動力が伝達され、プ
ラテンローラ7が正転する。なお、このとき、ソレノイ
ド25は、送信モードにおける用紙搬送機構10の作動
状態から、OFF状態となり、ソレノイド25の可動軸
25aが進出移動される。これにより、第1支持板突出
部19aは、第1支持板ロック腕23の折曲部23aに
係合し、第2支持板突出部18aは、第2支持板ロック
腕24の当接面24aに当接して位置決め固定される。
【0036】また、受信系逆転時においては、図3に示
すように、ソレノイド25は、受信時と同じOFF状態
にあり、第1支持板ロック腕23の折曲部23a及び当
接面24aに当接して位置決め固定されている。したが
って、上記受信時における、第1遊星歯車13が従動歯
車34に歯合した位置、及び第1遊星支持板19の位置
において、モータ11の回転軸が逆転され、太陽歯車1
2が逆転する。これに伴い、第1遊星歯車13が正転す
る。このとき、第1遊星支持板19が受信時の状態で位
置決め固定されているので、第1遊星歯車13は太陽歯
車12の周りにおける太陽歯車12の逆転方向への回動
が規制される。このため、第1遊星歯車13は受信時に
おける、第1遊星歯車13が従動歯車34に歯合した位
置で正転するので、順次、従動歯車33・32・減速歯
車31、プラテン歯車を介してプラテンローラに駆動力
が伝達され、プラテンローラ7が逆転する。
【0037】また、コピー時においては、図4に示すよ
うに、支持板ロック装置22を構成するソレノイド25
は、ON状態にされ、第1支持板突出部19a及び第2
支持板突出部18aと、第1支持板ロック腕23及び第
2支持板ロック腕24との係合が解除される。この状態
で、モータ11の回転軸が正転され、太陽歯車12が正
転する。これに伴い、第1遊星歯車13が逆転する。こ
のとき、第1遊星歯車13の歯車軸が第1案内溝20に
案内されて、太陽歯車12の周りを太陽歯車12の正転
方向に回動すると共に、第1遊星支持板19が太陽歯車
12の正転方向に回動する。このため、第1遊星歯車1
3は、太陽歯車12の周りを太陽歯車12の正転方向に
回動し、やがて従動歯車34と歯合し、順次、従動歯車
33・32・減速歯車31、プラテン歯車を介してプラ
テンローラ7に駆動力が伝達され、プラテンローラ7が
正転する。
【0038】一方、このとき、第2遊星支持板18の回
動を規制していた支持板ロック装置22が、その規制を
解除するので、太陽歯車12の正転により第2遊星歯車
14が逆転すると共に、第2遊星歯車14の歯車軸が第
2案内溝21に案内されて、太陽歯車12の周りを太陽
歯車12の正転方向に回動し、第2遊星支持板18が太
陽歯車の正転方向に回動する。このため、第2遊星歯車
14は、太陽歯車12の周りを太陽歯車12の正転方向
に回動し、やがて減速歯車28と歯合し、減速歯車2
8、原稿搬送歯車を介して原稿搬送ローラ5に駆動力が
伝達され、原稿搬送ローラ5が逆転する。
【0039】以上のように、本実施例の用紙搬送機構1
0は、太陽歯車12がモータ11の回転軸に直接設けら
れているので、モータ11と太陽歯車12との間に歯車
を設ける必要がなくなる。このため、歯車数を削減する
ことができ、構造が簡略化され、歯車配置の自由度も増
加する。したがって、コストの低減を図ることができる
と共に、駆動源として1個のモータ11を備えた用紙搬
送機構10の性能向上を図ることができる。
【0040】また、第1遊星歯車13及び第2遊星歯車
14、第1遊星支持板19及び第2遊星支持板18、並
びに突出部16からなる遊星歯車機構が、モータ11を
取り付けるためのモータ取付板15に支持されるので、
遊星歯車機構をモータ11の回転軸に取り付ける場合に
比べて格段に組立精度が向上する。
【0041】また、モータ取付板15は、弾性を有する
樹脂からなり、突出部16における2つの分割部17・
17が形成されると共に、この分割部17・17の先端
部には、案内面35aと、係止部35bとを有する爪部
35が形成されている。このため、第1遊星支持板19
及び第2遊星支持板18を、案内面に沿わせて挿入させ
ることにより、分割部分が押圧されて内周側に押し込ま
れるので、第1遊星支持板19及び第2遊星支持板18
を容易に嵌入し係止させることができる。したがって、
第1遊星支持板19及び第2遊星支持板18とモータ1
1との同軸構造を簡易に構成することができると共に、
従来においては駆動系取付板を板金と樹脂軸との組み合
わせに依存してコスト的に高くなっていたのに対し、コ
ストの低減を図ることができる。
【0042】〔実施例2〕 本発明の他の実施例のファクシミリ装置の用紙搬送機構
について、図10及び図11に基づいて説明すれば、以
下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施例1
の図面に示した部材と同一の機能を有する部材について
は、同一の符号を示し、その説明を省略する。
【0043】本実施例のファクシミリ装置の用紙搬送機
構は、図10及び図11に示すように、モータ11の回
転軸41の周りには、第1遊星歯車13及び第2遊星歯
車14を回転自在に支持する遊星歯車支持板としての第
1遊星支持板43及び第2遊星支持板42が回動自在に
設けられている。そして、これら第1遊星支持板43及
び第2遊星支持板42の内半径rは、太陽歯車12の歯
先半径Rよりも小さくなるように形成されると共に、第
1遊星支持板43及び第2遊星支持板42は、モータ1
1の回転軸41に直接遊嵌されている。なお、上記第1
遊星支持板43及び第2遊星支持板42における第1遊
星歯車13及び第2遊星歯車14の歯車軸44・45の
周りは、これら歯車軸44・45が偏心しないように、
それぞれの上側に凸部46・47・48が形成されてい
る。
【0044】上記の構成において、第1遊星歯車13及
び第2遊星歯車14が回転動作すると、第1遊星支持板
43及び第2遊星支持板42もその回転動作に伴い、回
動動作を行う。このとき、本実施例の第1遊星支持板4
3及び第2遊星支持板42は、内半径rが太陽歯車12
の歯先半径Rよりも小さくなるように形成されているの
で、例えば、実施例1のように円筒状の支持板取付部材
としての突出部16に第1遊星支持板43及び第2遊星
支持板42が遊嵌されている場合に、突出部16の外周
面と第1遊星支持板43及び第2遊星支持板42の内周
面との接触面積が小さくなり、第1遊星支持板43及び
第2遊星支持板42の回動に伴う接触抵抗が小さくな
る。このため、第1遊星支持板43及び第2遊星支持板
42の回動力が増大し、第1遊星支持板43及び第2遊
星支持板42が容易に回動動作を行うことができる。し
たがって、第1遊星歯車13及び第2遊星歯車14の切
り換え動作を安定して確実に行うことができる。
【0045】なお、他の構造、動作については、前記実
施例1と同じである。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明のファクシミリ装置の用
紙搬送機構は、以上のように、遊星歯車を回転自在に支
持する遊星歯車支持板と、この遊星歯車支持板を太陽歯
車の回転軸の周りに回動自在に取り付ける支持板取付部
材と、上記駆動源を取り付けるための駆動源取付部材と
が設けられると共に、上記太陽歯車は駆動源の回転軸に
設けられ、かつ、上記支持板取付部材は、上記駆動源取
付部材に固定されている構成である。
【0047】これにより、駆動源と太陽歯車との間に歯
車を設ける必要がなくなるので、歯車数を削減すること
ができる。したがって、構造の簡略化とコストの低減と
を図ることができるという効果を奏する。
【0048】しかも、遊星歯車、遊星歯車支持板及び支
持板取付部材からなる遊星歯車機構 が、駆動源を取り付
けるための駆動源取付部材に支持されるので、遊星歯車
機構を駆動源の回転軸に取り付ける場合に比べて格段に
組立精度が向上するという効果を奏する。
【0049】請求項2の発明のファクシミリ装置の用紙
搬送機構は、以上のように、太陽歯車は駆動源の回転軸
に設けられ、駆動源における太陽歯車取付け側には、弾
性を有する樹脂からなる円筒状の支持板取付部材が駆動
源の回転軸と同軸状に設けられ、この支持板取付部材に
は、上記の遊星歯車を回転自在に支持する遊星歯車支持
板が回動自在に取付けられる一方、上記支持板取付部材
は、軸に平行に複数分割され、その少なくとも1分割部
分の先端部に、上記遊星歯車支持板の嵌入を案内する案
内面を有し、その後方に、支持板取付部材の径方向の外
方に突出する抜止め用の係止部を有している構成であ
る。
【0050】これにより、遊星歯車支持板の組み付けが
容易になる。また、遊星歯車支持板の組み付け構造を簡
略化することができ、これに伴うコストの低減を図るこ
とができるという効果を奏する。
【0051】請求項3の発明のファクシミリ装置の用紙
搬送機構は、以上のように、請求項1記載の発明のファ
クシミリ装置の用紙搬送機構において、遊星歯車支持板
は内径が太陽歯車の歯先径よりも小さくなるように形成
されている構造である。
【0052】これにより、請求項1の発明の効果に加え
て、遊星歯車支持板の回動に伴う接触抵抗が小さくな
る。このため、遊星歯車支持板の回動力が増大し、遊星
歯車の切り換え動作を安定して確実に行うことができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のファクシミリ装置の用紙搬
送機構の概略構成を示すと共に、送信モード状態を示す
説明図である。
【図2】上記用紙搬送機構における受信モード状態を示
す説明図である。
【図3】上記用紙搬送機構における受信系逆転モード状
態を示す説明図である。
【図4】上記用紙搬送機構におけるコピーモード状態を
示す説明図である。
【図5】上記ファクシミリ装置を示す分解斜視図であ
る。
【図6】上記用紙搬送機構のモータに取付けられた太陽
歯車付近の構成を示す平面図である。
【図7】図6におけるA−A線矢視断面図である。
【図8】図6におけるB−B線矢視断面図である。
【図9】上記用紙搬送機構のモータ近傍を示す斜視図で
ある。
【図10】本発明の他の実施例のファクシミリ装置の用
紙搬送機構のモータに取付けられた太陽歯車付近の構成
を示す平面図である。
【図11】図10におけるC−C線矢視断面図である。
【図12】従来例を示すものであり、モータの駆動を電
磁クラッチにて切り替える方式を示す説明図である。
【図13】従来の用紙搬送機構におけるモータの駆動を
太陽歯車及び遊星歯車を用いて切り換える方式を示すと
共に、送信モード状態を示す説明図である。
【図14】上記の用紙搬送機構における受信モード状態
を示す説明図である。
【図15】上記の用紙搬送機構におけるコピーモード状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
5 原稿搬送ローラ 7 プラテンローラ 11 モータ(駆動源) 12 太陽歯車 13 第1遊星歯車 14 第2遊星歯車15 モータ取付板(駆動源取付部材) 16 突出部(支持板取付部材) 17 分割部 18 第2遊星支持板(遊星歯車支持板) 19 第1遊星支持板(遊星歯車支持板) 35 爪部 35a 案内面 35b 係止部 41 回転軸 42 第2遊星支持板(遊星歯車支持板) 43 第1遊星支持板(遊星歯車支持板)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸を正転及び逆転可能な駆動源と、こ
    の駆動源によって駆動される原稿搬送ローラ及びプラテ
    ンローラとの動力伝達経路に、太陽歯車及びこの太陽歯
    車と歯合する遊星歯車が設けられ、駆動源の回転方向を
    切り換えて遊星歯車を太陽歯車の周りで移動させ、遊星
    歯車と歯合する歯車を切り換えることにより、駆動源の
    動力伝達方向が、原稿搬送ローラ方向とプラテンローラ
    方向との間で切り換えられるファクシミリ装置の用紙搬
    送機構において、上記遊星歯車を回転自在に支持する遊星歯車支持板と、 この遊星歯車支持板を太陽歯車の回転軸の周りに回動自
    在に取り付ける支持板取付部材と、 上記駆動源を取り付けるための駆動源取付部材とが設け
    られると共に、 上記太陽歯車は駆動源の回転軸に設けられ、かつ、上記
    支持板取付部材は、上記駆動源取付部材に固定されてい
    ことを特徴とするファクシミリ装置の用紙搬送機構。
  2. 【請求項2】回転軸を正転及び逆転可能な駆動源と、こ
    の駆動源によって駆動される原稿搬送ローラ及びプラテ
    ンローラとの動力伝達経路に、太陽歯車及びこの太陽歯
    車と歯合する遊星歯車が設けられ、駆動源の回転方向を
    切り換えて遊星歯車を太陽歯車の周りで移動させ、遊星
    歯車と歯合する歯車を切り換えることにより、駆動源の
    動力伝達方向が、原稿搬送ローラ方向とプラテンローラ
    方向との間で切り換えられるファクシミリ装置の用紙搬
    送機構において、 上記太陽歯車は駆動源の回転軸に設けられ、 上記駆動源における太陽歯車取付け側には、弾性を有す
    る樹脂からなる円筒状の支持板取付部材が駆動源の回転
    軸と同軸状に設けられ、この支持板取付部材には、上記
    の遊星歯車を回転自在に支持する遊星歯車支持板が回動
    自在に取付けられる一方、上記支持板取付部材は、軸に
    平行に複数分割され、その少なくとも1分割部分の先端
    部に、上記遊星歯車支持板の嵌入を案内する案内面を有
    し、その後方に、支持板取付部材の径方向の外方に突出
    する抜止め用の係止部を有していることを特徴とするフ
    ァクシミリ装置の用紙搬送機構。
  3. 【請求項3】上記遊星歯車支持板は内径が太陽歯車の歯
    先径よりも小さくなるように形成されていることを特徴
    とする請求項1記載のファクシミリ装置の用紙搬送機
    構。
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