JP2635277B2 - センサユニット制御システム - Google Patents

センサユニット制御システム

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JP2635277B2
JP2635277B2 JP4322042A JP32204292A JP2635277B2 JP 2635277 B2 JP2635277 B2 JP 2635277B2 JP 4322042 A JP4322042 A JP 4322042A JP 32204292 A JP32204292 A JP 32204292A JP 2635277 B2 JP2635277 B2 JP 2635277B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F1/00Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
    • H03F1/52Circuit arrangements for protecting such amplifiers

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  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はセンサユニットを制御
するシステム、特にセンサユニット内の増幅回路の出力
が、これの電源となる安定化電源回路の電源側(Vcc)あ
るいは接地側へ短絡した際の保護に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、この種の増幅回路が使用されるも
のの一例として、自動車等に搭載されたセンサがある。
図6は自動車の電子制御部の一部を示したブロック図で
ある。マイクロプロセッサ101(MPU)等を含む制御
ユニット100(システム側)には、電源線Vcc、接地線
GNDおよび信号線Sを介して圧力や温度等を検知する
センサユニット110が接続されている。センサユニッ
ト110で検知された信号は制御ユニット100に供給
する際に増幅回路5により増幅されて供給される。この
発明で扱う増幅回路は、例えばこの増幅回路5のように
使用されるものである。補足的に説明しておくと、制御
ユニット100の安定化電源3からは電源線Vccを介し
てセンサユニット110およびMPU101に例えば5
Vの電圧が供給される。センサユニット110で検知さ
れた信号は増幅回路5の出力7から信号線Sを介して制
御ユニット100のMPU101に供給される。この種
の装置において、センサユニット110のコネクタ11
1では信号線Sが電源線Vccあるいは電源線GNDに図
6に×印で示すように接触して短絡することがある。M
PU101はセンサユニット110の出力が0.5V以
下或は4.5V以上(フェール領域)になった場合にセン
サユニット110が故障していると判断するが、センサ
ユニット110のコネクタ111で上述のような短絡が
発生してもセンサユニット110の出力がフェール領域
に入らないため、制御ユニット100側では検知できな
い場合がある。なお制御ユニット100中の8は負荷で
ある。
【0003】図7はこの種の増幅回路を含む回路システ
ムをさらに一般的にブロックで示す図であり、図におい
て、1は電源、2は接地で電源1の負側が接続されてお
り、3は電源1の正側に接続された安定化電源回路、4
は安定化電源回路3の出力で安定化された電源線(以
後、VCCと称す)、5は半導体増幅回路(以後、増幅回路
と称す)、6は増幅回路5に入力される入力信号を発生
する入力信号電源、7は増幅回路5の出力端子、8は増
幅回路5の出力端子7とVCC4との間に接続される負荷
である。9は増幅回路5を構成する演算増幅器、10は
演算増幅器9の反転入力と入力信号電源6との間に接続
される入力抵抗、11は演算増幅器9の反転入力と出力
との間に接続される帰還抵抗、12は演算増幅器9の非
反転入力に接続される基準電源である。
【0004】図8は従来の増幅回路の演算増幅器9の等
価回路であり、13はベースが演算増幅器9の反転入力
となるPNPトランジスタ、14はベースが演算増幅器
9の非反転入力となるPNPトランジスタであり、PN
Pトランジスタ13と14のエミッタは互いに接続され
ており差動入力ペアを構成している。15はPNPトラ
ンジスタ13と14のエミッタに接続される電流源であ
る。16はPNPトランジスタ13のコレクタにコレク
タとベースが接続されるNPNトランジスタ、17はP
NPトランジスタ14のコレクタにコレクタが接続され
るNPNトランジスタである。NPNトランジスタ16
と17のベースは互いに接続され、更にこれらのトラン
ジスタのエミッタは共に接地2に接続されてカレントミ
ラー回路を構成している。18はPNPトランジスタ1
4のコレクタとNPNトランジスタ17のコレクタの接
続点にベースが接続されたNPNトランジスタで、これ
のコレクタはVCC4に接続されているためエミッタフォ
ロアとなっている。19はNPNトランジスタ18のエ
ミッタにベースが接続されたNPNトランジスタで、そ
のエミッタは接地2に接続されているためエミッタ接地
となっている。20はNPNトランジスタ19のコレク
タとVCC4との間に接続される定電流源である。21は
NPNトランジスタ19のコレクタと出力端子7との間
に接続される抵抗である。22はNPNトランジスタ1
8のベースとNPNトランジスタ19のコレクタの間に
接続されるコンデンサである。
【0005】次に動作について説明する。入力信号電源
6からの入力信号の電圧をVI、基準電圧12の電圧を
R、入力抵抗10の抵抗値をRI、帰還抵抗11の抵抗
値をRFとすると演算増幅器9の出力電圧VOは次式で表
せる。
【数1】 従って増幅回路5の出力は演算増幅器9の出力に接続さ
れているので、(1)式で表されるVOとなる。さて、負
荷8のインピーダンスをZLとすれば演算増幅器9が出
力端子7から吸い込む電流IO
【数2】 となる。又、NPNトランジスタ19のコレクタ電流I
C19は定電流源20の電流をIRとすれば
【数3】 となる。
【0006】抵抗21の抵抗値をRO、NPNトランジ
スタのコレクタ・エミッタ飽和電圧をVSとすれば出力
電圧の最小値VOL
【数4】 となる。最小値VOLが(4)式で表されるとき、出力端子
7から吸い込む電流IOは最大となるためこれをIO(ma
x)と改め、(4)式を(2)式に代入すると
【数5】 となる。(5)式よりIO(max)をなるべく大きくするため
にはROはなるべく小さい方が望ましい。又(4)式より
Oがなるべく小さくなる様にすればVOLも小さくなり
演算増幅器9の出力される範囲(ダイナミックレンジ)が
広がる。例えばVCC=5V、VS=0.3V、IO(max)=
2mAとしたときVOL=0.5VであればRO=100Ω
となり又ZL=2.25kΩとなる。
【0007】さて前述した回路で図7のaの破線で示す
ように出力端子7の部分が、例えばコネクタの不具合等
で接地2側に短絡したとすると、短絡によって接地2に
流れ込む電流ISG
【数6】 となる。従ってIR=0.5mAとすればISG=2.7m
Aであり、特に安定化電源回路3や増幅回路5は破壊す
るといったことは起こらない。
【0008】次に図7のbの破線で示すように出力端子
7の部分がVcc4側に短絡すると、短絡によって流れる
電流ISV
【数7】 もしくは
【数8】 の何れか小さい方となる。ここでI15は定電流源15の
電流値、β1はNPNトランジスタ18の直流電流増幅
率、β2はNPNトランジスタ19の直流電流増幅率で
ある。ここでVCC=5V、RO=100Ω、I15=5μ
A、β1=β2=100とすると(7)式からISV=50m
Aとなり又(8)式からはISV=50mAとなる。従って
SV=50mA(この場合(7)と(8)は同じ値となった
ため)である。従って図7の出力端子7がbで示すよう
に電源側(Vcc4)に短絡した場合は、aで示す接地2に
短絡した場合と比べて一桁以上大きな電流が流れ増幅回
路5が破壊に至る場合がある。
【0009】さて安定化電源回路3は自己を保護するた
め出力電流を制限する回路が内蔵されているのが一般的
であり、安定化電源回路3に接続される回路の規模によ
ってその出力制限電流値は変わるが、例えば30mAと
すれば前述した通り図7のbが短絡した場合、流れる電
流ISVは(7)もしくは(8)式で求まる小さい値の方で決
まるため、この場合(7)式をとり、ISV=Vcc/Ro=
30mAに制限すれば、VCC=3Vになる。即ち図7の
bが短絡した場合、VCCは5Vから3Vに電圧低下を起
こす。この場合、増幅回路5の出力電圧はVCCに等しく
3Vとなる。この3Vという値は通常、増幅回路5が正
常に動作していても出力される値であり、VCC4と増幅
回路5の出力端子7が短絡するといった異常事態である
にもかかわらず、一見正常な出力を出している様に見え
てしまい、この出力端子7を使用して制御するシステム
(図示せず)に重大な不具合(帰還をかけている場合は暴
走ということも生じ得る)を引き起こしかねない。一般
にマイコン等で制御する場合、増幅回路5の出力端子7
の電圧がVCC4の電圧に等しくなることはないから、例
えば4.5V以上の電圧が出力された場合、この増幅回
路5の出力端子7の出力電圧はエラーとして参照しない
様にする事もできるが、この場合は出力端子7の出力電
圧が3Vでありこれも期待できない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の増幅回路は、以
上のように構成されているので、増幅回路の出力が、安
定化電源回路の出力であるところの電源VCC側へ短絡し
た場合、過大な電流が流れ増幅回路を破壊に至らしめた
り、安定化電源回路の出力VCCの電圧を低下せしめ、増
幅回路の出力に接続されて制御されるシステムに重大な
不具合をもたらす等、信頼性に問題があった。
【0011】この発明はかかる問題点を解消するために
なされたもので、増幅回路の出力が増幅回路の電源であ
る安定化電源回路の出力VCCと短絡しても、増幅回路自
体を保護し、かつ該増幅回路により制御されるシステム
にも重大な不具合をもたらさない様な増幅回路を含むセ
ンサユニット制御システムを得ることも目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明は出力部のトランジスタのベース電流を制限し、あ
る一定電流以上流れないようにした増幅回路を備える。
この発明の第1の発明は、検知された信号を増幅して送
出する演算増幅器を設けた増幅回路を含むセンサユニッ
トと、このセンサユニットに電源線、接地線および信号
線を介して接続され、前記信号線を介して送られる前記
増幅回路の出力が所定のフェール領域内にある時に異常
を検知する制御部、および前記電源線および接地線を介
して前記センサユニットに電力供給を行うと共に負荷を
介して前記信号線に接続されている安定化電源回路を含
む制御ユニットと、を備え、前記演算増幅器が、エミッ
タ接地のトランジスタおよびこのトランジスタのコレク
タに接続された増幅回路の出力となり前記信号線に接続
された出力端子を含む出力部と、この出力部のエミッタ
接地のトランジスタを駆動する出力駆動部と、前記出力
部および出力駆動部の少なくとも一方に接続され、前記
出力部のエミッタ接地のトランジスタのコレクタ電流が
所定の電流値を越えないように電流を制限し、前記増幅
回路の出力が前記電源線と短絡された場合に、前記出力
部のエミッタ接地のトランジスタのコレクタ電流が所定
電流値を越えないように電流を制限すると共に、前記安
定化電源回路の出力が所定の電圧に安定に保持されるよ
うにする電流制限部と、前記出力駆動部に出力が接続さ
れた入力部と、を備えたことを特徴とするセンサユニッ
ト制御システムにある。またこの発明の第2の発明は、
前記出力部が、前記エミッタ接地のトランジスタを構成
するエミッタ接地の第1トランジスタ、この第1トラン
ジスタのコレクタに接続された出力端子、前記第1トラ
ンジスタのコレクタと前記電源線の間に接続された第1
定電流源を含み、前記出力駆動部が、第1トランジスタ
と同極性で、ベースが入力部に接続されたエミッタフォ
ロアを構成する第2トランジスタを含み、前記電流制限
部が、第1トランジスタと同極性で、コレクタとベース
を接続しその接続点が第1トランジスのベースおよび第
2トランジスタのエミッタに接続され、エミッタを第1
トランジスタのエミッタに接続し共に接地線に接続した
第3トランジスタ、第1トランジスタと逆極性で、第2
トランジスタのコレ クタにコレクタが接続され、エミッ
タが前記電源線に接続された第4トランジスタ、第4ト
ランジスタと同極性で、ベースとコレクタを接続しその
接続点が第4トランジスタのベースに接続され、エミッ
タが電源線に接続された第5トランジスタ、第5トラン
ジスタのコレクタと接地線との間に接続された第2定電
流源を含む、ことを特徴とする請求項1に記載のセンサ
ユニット制御システムにある。
【0013】またこの発明の第3の発明は、前記出力部
とこれの出力端子の間に設けられ、プッシュプル増幅回
路部およびこのプッシュプル増幅回路部に流れる電流を
制限する第2電流制限部を含む出力端子を含む、前記出
力部からの信号が入力される補助出力段をさらに備え、
増幅回路の出力の電源および接地の短絡にそれぞれ対応
したことを特徴とする請求項1に記載のセンサユニット
制御システムにある。 またこの発明の第4の発明は、前
記出力部が、前記エミッタ接地のトランジスタを構成す
るエミッタ接地の第1トランジスタ、前記第1トランジ
スタのコレクタと前記電源線の間に接続された第1定電
流源を含み、前記出力駆動部が、第1トランジスタと同
極性で、ベースが入力部に接続されたエミッタフォロア
を構成する第2トランジスタを含み、前記電流制限部
が、第1トランジスタと同極性で、コレクタとベースを
接続しその接続点が第1トランジスのベースおよび第2
トランジスタのエミッタに接続され、エミッタを第1ト
ランジスタのエミッタに接続し共に接地線に接続した第
3トランジスタ、第1トランジスタと逆極性で、第2ト
ランジスタのコレクタにコレクタが接続され、エミッタ
が前記電源線に接続された第4トランジスタ、第4トラ
ンジスタと同極性で、ベースとコレクタを接続しその接
続点が第4トランジスタのベースに接続され、エミッタ
が電源線に接続された第5トランジスタ、第5トランジ
スタのコレクタと接地線との間に接続された第2定電流
源を含み、前記プッシュプル増幅回路部が、第1トラン
ジスタと同極性で、第1トランジスタのコレクタと第1
定電流源の接続点にベースが接続されコレクタが電源線
に接続された第6トランジスタ、第1トランジスタと逆
極性で、第1トランジスタのコレクタと第1定電流源の
接続点にベースが接続されコレクタが接地線に接続され
た第7トランジスタ、第6トランジスタのエミッタと第
7トランジスタのエミッタの間に互いに直列に接続され
た第1および第2の抵抗からなるプッシュプル増幅回路
部と、第1トランジスタと同極性で、ベースが第6トラ
ンジスタのエミッタと第1抵抗の接続点に接続され、コ
レクタが第1トランジスタのコレクタと第6トランジス
タのベースの接続点に接続された第8トランジスタ、第
1トランジスタと逆極性で、ベースが第7トランジスタ
のエミッタと第2抵抗の接続点に接続され、コレクタが
第1トランジスタのコレクタ と第7トランジスタのベー
スの接続点に接続され、エミッタが第8トランジスタの
エミッタと共に第1および第2抵抗の接続点に接続され
た第9トランジスタからなる第2電流制限部と含み、第
1および第2抵抗の接続点に出力端子が接続されたこと
を特徴とする請求項3に記載のセンサユニット制御シス
テムにある。
【0014】
【作用】第1および第2の発明の増幅回路では、出力部
のエミッタ接地のトランジスタの電流をこの出力部およ
びこの出力部を駆動させる出力駆動部の少なくともいず
れかに接続された電流制限部で制限するようにしたの
で、出力が電源VCCと短絡しても過大な電流が流れるこ
とはなく、出力部のエミッタ接地のトランジスタおよび
安定化電源回路の破壊を防ぎかつ、安定化電源回路の出
力を低下せしめることはないので、他の回路への影響は
ない。
【0015】第3および第4の発明の増幅回路では、プ
ッシュプル増幅回路部およびこのプッシュプル増幅回路
部に流れる電流を制限する第2電流制限部、並びにこれ
らにより制御され、増幅回路の出力となる出力端子を含
み、出力部の出力が入力される補助出力段をさらに設け
たことにより、増幅回路の出力が電源Vccおよび接地の
いずれに短絡された場合でも、補助出力段および安定化
電源回路の破壊を防ぎかつ、安定化電源回路の出力を低
下せしめることはないので、他の回路への影響はない。
【0016】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の第1の発明による増幅回路の一実施例
を図1について説明する。この発明の増幅回路を含む回
路システム全体の構成は図7に示すものと同じである。
図1はこの実施例による図7の演算増幅器90の回路図
を示す。従来のものと同一もしくは相当する部分は同一
符号で示し説明を省略する。図1において、23はNP
Nトランジスタ18のエミッタにベースおよびコレクタ
が接続され、エミッタが接地2に接続されたNPNトラ
ンジスタである。24はNPNトランジスタ18のコレ
クタにコレクタが接続され、エミッタがVCC4に接続さ
れたPNPトランジスタ、25はベースとコレクタがP
NPトランジスタ24のベースに接続され、エミッタが
CC4に接続されたPNPトランジスタである。26は
PNPトランジスタ25のベースおよびコレクタと接地
2の間に接続された定電流源である。なお、NPNトラ
ンジスタ19(第1トランジスタ)および定電流源20
(第1定電流源)が出力部を構成する。NPNトランジス
タ18(第2トランジスタ)が出力駆動部を構成する。N
PNトランジスタ23(第3トランジスタ)、PNPトラ
ンジスタ24(第4トランジスタ)および25(第5トラ
ンジスタ)、定電流源26(第2定電流源)が電流制限部
を構成する。PNPトランジスタ13および14、定電
流源15、NPNトランジスタ16および17が入力部
を構成し、ここでは差動増幅回路を構成している。
【0017】次に図に従って動作を説明する。まず正常
に動作している場合、NPNトランジスタ19のコレク
タ電流IC19は(2)、(3)式より
【数9】 となる。NPNトランジスタ19とNPNトランジスタ
23のエミッタ面積が図示のように1:1で等しい場
合、NPNトランジスタ19のエミッタ電流IE19とN
PNトランジスタ23のエミッタ電流IE23は等しい。
従って各々NPNトランジスタ19、23の直流電流増
幅率が十分大きければNPNトランジスタ19のコレク
タ電流IC19とNPNトランジスタ23のコレクタ電流
C23も等しい。又、NPNトランジスタ23のコレク
タ電流IC23はNPNトランジスタ18のコレクタ電流
C18に等しい。
【0018】ここで、PNPトランジスタ24のコレク
タ電流IC24はNPNトランジスタ18のコレクタ電流
に等しい。以上の関係を表すと下式の通りとなる。
【数10】 ここでPNPトランジスタ24のベース・エミッタ電圧
はPNPトランジスタ25のベース・エミッタ電圧に等
しいためPNPトランジスタ24が十分活性領域で動作
していればPNPトランジスタ24のコレクタ電流I
C24とPNPトランジスタ25のコレクタ電流IC25は等
しくなるはずであるが、定電流源26の電流IR1を通常
要求されるNPNトランジスタ19のコレクタ電流I
C19より十分大きくしておけば、
【数11】 となる。これはPNPトランジスタ24が飽和領域で動
作していることを表す。即ちPNPトランジスタ24は
R1を上限としてIC19に応じて電流が変化するという
ことになる。
【0019】さて、VCC4と出力端子7が短絡すると次
の通りとなる。まず、PNPトランジスタ13のベース
電位がPNPトランジスタ14のベース電位より高くな
るため、PNPトランジスタ14が飽和し、PNPトラ
ンジスタ13が遮断する。従って、定電流源15の電流
15 は全てPNPトランジスタ14のエミッタからコレ
クタを通りNPNトランジスタ18のベースに入力され
る。NPNトランジスタ18は飽和するためNPNトラ
ンジスタ18のコレクタ電流IC18は次式となる。
【数12】 即ちNPNトランジスタ18のコレクタ電流IC18は定
電流源26の電流IR1で制限される。又、NPNトラン
ジスタ23のコレクタ電流IC23とNPNトランジスタ
18のコレクタ電流IC18は等しく、かつNPNトラン
ジスタ19のコレクタ電流IC19も等しいため
【数13】 となる。
【0020】NPNトランジスタ19のコレクタ電流I
C19は定電流源26の電流IR1で制限されることにな
り、例えばIR1=3mAとしておけば、ISV=2.9m
A(但しIR=0.1mA)であるから増幅回路5を破損
に至らしめたり、安定化電源回路3から大きな電流を引
っ張ることもなく、VCC4の電圧低下も生じないため、
出力端子7の電圧はVCC4の電圧(例えば5V)に固定さ
れてしまうため、出力端子7からの出力を用いたシステ
ムに於いて、異常であることの検知が可能となる。これ
は以下の各実施例でも同様である。
【0021】すなわち実施例1では、安定化電源回路3
を電源とする増幅回路5に於いて、増幅回路5の演算増
幅器90の出力部をエミッタ接地回路で構成し、エミッ
タ接地を構成するトランジスタ19と同極性のトランジ
スタ23のコレクタとベースを接続し、コレクタとベー
スの接続点をエミッタ接地を構成するトランジスタ19
のベースに接続し、更にエミッタ接地を構成するトラン
ジスタ19のエミッタおよびコレクタとベースを接続し
たトランジスタ23のエミッタを接続し、コレクタとベ
ースを接続したトランジスタ23のコレクタとベースの
接続点にエミッタフォロアを構成するトランジスタ18
のエミッタを接続し、エミッタフォロアを構成するトラ
ンジスタ18のコレクタに電流制限回路(23、24、
25、26)を接続することにより、エミッタ接地を構
成するトランジスタ19のコレクタ即ち増幅回路の出力
端子7が電源Vcc(もしくは接地2)と短絡された場
合、エミッタ接地を構成するトランジスタ19のコレク
タ電流を、電流制限回路(23、24、25、26)によ
って電流を所定の電流値以上流さないように制限するこ
とで、エミッタ接地を構成するトランジスタ19および
安定化電源回路3を破壊に至らしめず、かつ安定化電源
回路3の出力が安定に所定の電圧に保持できる。
【0022】実施例2.図2は第1の発明の別の実施例
による演算増幅器の回路図を示す。実施例1ではNPN
トランジスタ19とNPNトランジスタ23のエミッタ
面積を等しくしているが、この実施例ではNPNトラン
ジスタ19のエミッタ面積SE19とNPNトランジスタ
23のエミッタ面積SE23
【数14】 にしている。このようにすれば(13)式は次のように書
き改められる。
【数15】 従って例えばn=10とし、出力端子7とVCC4が短絡
したときのNPNトランジスタ19のコレクタ電流I
C19=3mAとすればIR1=0.3mAで良いため全体の
回路電流Iccを減らすことができる。
【0023】すなわち実施例2では、安定化電源回路3
を電源とする増幅回路5に於いて、増幅回路5の演算増
幅器90の出力部をエミッタ接地回路で構成し、エミッ
タ接地を構成するトランジスタ19と同極性でエミッタ
面積がエミッタ接地を構成するトランジスタ19の1/
nのトランジスタ23のコレクタとベースを接続し、コ
レクタとベースの接続点をエミッタ接地を構成するトラ
ンジスタ19のベースに接続し、更にエミッタ接地を構
成するトランジスタ19のエミッタと、コレクタとベー
スを接続したトランジスタ23のエミッタを接続し、コ
レクタとベースを接続したトランジスタ23のコレクタ
とベースの接続点にエミッタフォロアを構成するトラン
ジスタ18のエミッタを接続し、エミッタフォロアを構
成するトランジスタ18のコレクタに電流制限回路(2
3、24、25、26)を接続することにより、エミッ
タ接地を構成するトランジスタ19のコレクタ即ち増幅
回路5の出力端子7が電源Vcc(もしくは接地2)と短絡
された場合、エミッタ接地を構成するトランジスタ19
のコレクタ電流を電流制限回路(23、24、25、2
6)によって電流を所定の電流値以上流さないように制
限することで、実施例1の効果に加えて、全体の回路電
流Iccを減らすことができる。
【0024】実施例3.図3は第1の発明のさらに別の
実施例による演算増幅器の回路図を示す。この実施例で
は図2の実施例2の回路に、さらにNPNトランジスタ
23のエミッタと接地との間に抵抗27を接続してい
る。出力端子7とVCC4が短絡した場合、NPNトラン
ジスタ19に流れるコレクタ電流IC19とNPNトラン
ジスタ23のコレクタ電流IC23は次式の関係がある。
【数16】 但しqは電子の電荷量、kはボルツマン定数、Tは絶対
温度、R27は抵抗27の抵抗値である。
【0025】NPNトランジスタ19とNPNトランジ
スタ23のエミッタ面積比はn:1より
【数17】 となり(16)、(17)式より
【数18】 となる。従ってIC23(=IR1)=0.1mA、IC19=3
mA、n=10のときR27=285Ωとなる。このよう
に抵抗27をNPNトランジスタ23のエミッタと接地
との間に挿入することで、さらに全体の回路電流Iccを
減らすことができる。なお実際にはNPNトランジスタ
19のベース電流の影響により抵抗値R27はもう少し大
きくなる。また抵抗27は電流制限部に含まれる。
【0026】すなわち実施例3では、安定化電源回路3
を電源とする増幅回路5に於いて、増幅回路5の演算増
幅器90の出力部をエミッタ接地回路で構成し、エミッ
タ接地を構成するトランジスタ19と同極性でエミッタ
面積がエミッタ接地を構成するトランジスタ19の1/
nのトランジスタ23のコレクタとベースを接続し、コ
レクタとベースの接続点をエミッタ接地を構成するトラ
ンジスタ19のベースに接続し、更にコレクタとベース
を接続したトランジスタ23のエミッタに抵抗27の一
方を接続し、この抵抗27の他方をエミッタ接地を構成
するトランジスタ19のエミッタと接続し、コレクタと
ベースを接続したトランジスタ23のコレクタとベース
の接続点にエミッタフォロアを構成するトランジスタ1
8のエミッタを接続し、エミッタフォロアを構成するト
ランジスタ18のコレクタに電流制限回路(23、2
4、25、26、27)を接続することにより、エミッ
タ接地を構成するトランジスタ19のコレクタ即ち増幅
回路5の出力端子7が電源Vcc(もしくは接地2)と短絡
された場合、エミッタ接地を構成するトランジスタ19
のコレクタ電流を電流制限回路(23、24、25、2
6、27)によって電流を所定の電流値以上流さないよ
うに制限することで、実施例2の効果に加えて、全体の
回路電流Iccをさらに減らすことができる。
【0027】実施例4.図4は第1の発明のさらに別の
実施例による演算増幅器の回路図を示す。図4の実施例
では、電流制限部が抵抗28、差動増幅器(第2差動増
幅回路)29および第2基準電源30で構成されてい
る。この回路では、NPNトランジスタ19のエミッタ
と接地2との間に抵抗28を接続し、抵抗28に発生す
る電圧降下を差動増幅器(第2差動増幅回路)29の反転
入力側に入力し、差動増幅器29の非反転入力側には第
2基準電源30を入力する。そして、NPNトランジス
タ19を流れる電流が増加し、抵抗28の電圧降下が第
2基準電源30の電圧に達すると差動増幅器29により
NPNトランジスタ18のベース電流を制御し、電流を
制限する。例えばIC19=3mA、抵抗28の抵抗値を
30Ωとすれば第2基準電源30の電圧は90mVにす
れば良い。
【0028】この実施例では、NPNトランジスタ19
のエミッタ電流を直接検出してフィードバックする方式
なので、トランジスタの直流電流増幅率のバラツキやア
ーリー効果の影響を受けず、制限電流の精度が高いとい
う特徴がある。一般には、こうした保護や誤動作防止と
いった用途では精度はあまり必要ないが、制限電流の精
度を必要する場合にはより効果的である。
【0029】すなわち実施例4では、安定化電源回路3
を電源とする増幅回路5に於いて、増幅回路5の演算増
幅器90の出力部をエミッタ接地回路で構成し、エミッ
タ接地を構成するトランジスタ19のエミッタと接地と
の間に抵抗28を接続し、この抵抗28とエミッタ接地
を構成するトランジスタ19のエミッタとの接続点を差
動増幅器29の一方の入力に接続し、差動増幅器29の
他方に一定の電圧を発生する第2基準電源30を接続
し、差動増幅器29の出力によりエミッタフォロアを構
成するトランジスタ18のベース電流を制御できるよう
に構成することにより、エミッタ接地を構成するトラン
ジスタ19のコレクタ即ち増幅回路5の出力端子7が電
源Vcc(もしくは接地2)と短絡された場合、エミッタ接
地を構成するトランジスタ19のコレクタ電流を、抵抗
28と差動増幅器29と第2基準電源30によって電流
を制限することで、実施例1と同様にエミッタ接地を構
成するトランジスタ19および安定化電源回路3を破壊
に至らしめず、かつ安定化電源回路3の出力を安定に所
定の電圧に保持できる。また、制限電流の精度が高いこ
とがこの実施例の特徴となる。
【0030】実施例5. 図5は第2の発明の一実施例による増幅回路の演算増幅
器の回路図を示す。図5の回路構成は、図1の回路にさ
らに、符号31〜36で示す部分からなる補助出力段を
追加したものである。この中でNPNトランジスタ31
(第6トランジスタ)、PNPトランジスタ32(第7ト
ランジスタ)および抵抗33、34(第1、第2抵抗)
プッシュプル増幅回路部を構成し、NPNトランジスタ
35(第8トランジスタ)およびPNPトランジスタ36
(第9トランジスタ)が第2電流制限部を構成する。NP
Nトランジスタ19のコレクタにNPNトランジスタ3
1のベースおよびPNPトランジスタ32のベースが接
続されている。NPNトランジスタ31のコレクタはV
CC4、PNPトランジスタ32のコレクタは接地2に接
続されている。NPNトランジスタ31のエミッタと出
力端子7の間に抵抗33、PNPトランジスタ32と出
力端子7との間に抵抗34が接続されている。更にNP
Nトランジスタ31のベースにNPNトランジスタ35
のコレクタが接続され、PNPトランジスタ32のベー
スにPNPトランジスタ36のコレクタが接続され、N
PNトランジスタ35のベースはNPNトランジスタ3
1のエミッタに接続され、PNPトランジスタ36のベ
ースはPNPトランジスタ32のエミッタに接続されて
いる。NPNトランジスタ35とPNPトランジスタ3
6のエミッタは共に出力端子7に接続されている。
【0031】これにより、例えば出力端子7が接地2に
短絡した場合は、NPNトランジスタ31のコレクタ電
流IC31と抵抗33の抵抗値R33の積がNPNトランジ
スタ35のベース・エミッタオン電圧VBE35に等しくな
れば、NPNトランジスタ31のベース電流がNPNト
ランジスタ35のコレクタから分流されNPNトランジ
スタ31のコレクタ電流IC31は制限される。
【数19】 即ちVBE35=0.65V、R33=217Ωのとき、NP
Nトランジスタ31のコレクタ電流IC31は3mAに制
限される。
【0032】同様に出力端子7がVCC4に短絡した場合
はPNPトランジスタ32のコレクタ電流IC32は抵抗
34の抵抗値をR34とし、PNPトランジスタ36のベ
ース・エミッタオン電圧をVBE36とすれば
【数20】 の関係がありVBE36=0.65V、R34=217Ωのと
きPNPトランジスタ32のコレクタ電流IC32は3m
Aに制限される。但し、この場合はNPNトランジスタ
19のコレクタ電流が制限されねばならないから、NP
Nトランジスタ23、PNPトランジスタ24、25、
定電流源26からなる電流制限部を用いてNPNトラン
ジスタ19のコレクタ電流を制限している。
【0033】すなわち実施例5では、安定化電源回路3
を電源とする増幅回路5に於いて、増幅回路5の演算増
幅器90の出力部をNPNトランジスタ31とPNPト
ランジスタ32のエミッタフォロアによるプッシュプル
増幅回路により構成し、NPNトランジスタ31のエミ
ッタと出力端子7との間に抵抗33を接続し、PNPト
ランジスタ32のエミッタと出力端子7との間に抵抗3
4を接続し、コレクタをNPNトランジスタ31のベー
スに、ベースをトランジスタ31のエミッタに、エミッ
タを出力端子7にそれぞれ接続した電流制限用NPNト
ランジスタ35、およびコレクタをPNPトランジスタ
32のベースに、ベースをトランジスタ32のエミッタ
に、エミッタを出力端子7にそれぞれ接続した電流制限
用PNPトランジスタ36を設け、NPNトランジスタ
31とPNPトランジスタ32のプッシュプル増幅回路
をトランジスタのエミッタ接地回路で駆動し、このエミ
ッタ接地回路を構成するトランジスタ19のベースに、
トランジスタ19と同一極性のコレクタとベースを接続
したトランジスタ23のコレクタとベースの接続点を接
続し、エミッタ接地を構成するトランジスタ19のエミ
ッタにコレクタとベースを接続したトランジスタ23の
エミッタを接続し、コレクタとベースを接続したトラン
ジスタ23のコレクタとベースの接続点にエミッタフォ
ロアを構成するトランジスタ18のエミッタを接続し、
エミッタフォロアを構成するトランジスタ18のコレク
タに電流制限回路(23、24、25、26)を接続する
ことにより、増幅回路5の出力端子7が特に電源Vccお
よび接地2のいずれに短絡した場合にも電流制限用PN
Pトランジスタ36もしくは電流制限用NPNトランジ
スタ35によりNPNトランジスタ31とPNPトラン
ジスタ32のプッシュプル回路の電流を制限すること
で、NPNトランジスタ31とPNPトランジスタ32
のプッシュプル増幅回路および安定化電源回路3を破壊
に至らしめず、かつ安定化電源回路の出力を安定に所定
の電圧に保持できる。上記実施例1〜4のものも出力が
接地に短絡した場合には特に問題はないが、この実施例
ではこれを積極的に保護しようとするものである。
【0034】なお、上記各実施例では出力部に定電流源
20を設けたが、これは抵抗でも良い。また、入力部の
差動増幅回路のPNPトランジスタ13、14の代わり
にNPNトランジスタをそれぞれ用いて差動増幅回路を
構成しても良い。更に、入力部は差動増幅回路を用いず
とも同様の効果を奏することは言うまでもない。また、
本願の増幅回路は一般には半導体により形成された半導
体増幅回路を対象としているが、これに限定されるもの
ではない。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明の第1および第
の発明によれば、増幅回路の出力部のトランジスタの
吸い込み電流を制限する電流制限部を設けたことによ
り、増幅回路の出力端子が電源Vccと短絡しても、過大
な電流が流れず、増幅回路や、増幅回路の電源である安
定化電源回路を破壊に至らしめることなく、かつ安定化
電源回路の出力電圧を低下せしめる事はなく、またこの
短絡故障による異常は増幅回路の出力を使うシステム側
で判別ができるため、信頼性の高い増幅回路を備えたセ
ンサユニット制御システムを提供できる効果が得られ
る。また、この発明の第3および第4の発明によれば、
上記回路に、さらにプッシュプル増幅回路部およびこの
回路の電流を制限する第2電流制限部からなる補助出力
段を設けたことにより、増幅回路の出力端子が電源Vcc
および接地のいずれと短絡した場合にも、過大な電流が
流れず、極めて信頼性の高い増幅回路を備えたセンサユ
ニット制御システムを供給できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の発明の一実施例による増幅回
路の演算増幅器の回路図である。
【図2】この発明の第1の発明の他の実施例による増幅
回路の演算増幅器の回路図である。
【図3】この発明の第1の発明の別の実施例による増幅
回路の演算増幅器の回路図である。
【図4】この発明の第1の発明のさらに別の実施例によ
る増幅回路の演算増幅器の回路図である。
【図5】この発明の第2の発明の一実施例による増幅回
路の演算増幅器の回路図である。
【図6】この種の増幅回路を含むシステムの一例を示す
ブロック図である。
【図7】この種の増幅回路を含む回路システムの構成を
より一般的に示すブロック図である。
【図8】従来の増幅回路の演算増幅器の回路図である。
【符号の説明】
2 接地 3 安定化電源回路 4 電源線(Vcc) 7 出力端子 18 NPNトランジスタ 19 NPNトランジスタ 20 定電流源 23 NPNトランジスタ 24 PNPトランジスタ 25 PNPトランジスタ 26 定電流源 27 抵抗 28 抵抗 29 差動増幅器 30 第2基準電源 31 NPNトランジスタ 32 PNPトランジスタ 33 抵抗 34 抵抗 35 NPNトランジスタ 36 PNPトランジスタ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知された信号を増幅して送出する演算
    増幅器を設けた増幅回路を含むセンサユニットと、 このセンサユニットに電源線、接地線および信号線を介
    して接続され、前記信号線を介して送られる前記増幅回
    路の出力が所定のフェール領域内にある時に異常を検知
    する制御部、および前記電源線および接地線を介して前
    記センサユニットに電力供給を行うと共に負荷を介して
    前記信号線に接続されている安定化電源回路を含む制御
    ユニットと、 を備え 、前記演算増幅器が、 エミッタ接地のトランジスタおよびこのトランジスタの
    コレクタに接続された増幅回路の出力となり前記信号線
    に接続された出力端子を含む出力部と、 この出力部のエミッタ接地のトランジスタを駆動する出
    力駆動部と、 前記出力部および出力駆動部の少なくとも一方に接続さ
    れ、前記出力部のエミッタ接地のトランジスタのコレク
    タ電流が所定の電流値を越えないように電流を制限し、
    前記増幅回路の出力が前記電源線と短絡された場合に、
    前記出力部のエミッタ接地のトランジスタのコレクタ電
    流が所定電流値を越えないように電流を制限すると共
    に、前記安定化電源回路の出力が所定の電圧に安定に保
    持されるようにする電流制限部と、 前記出力駆動部に出力が接続された入力部と、 を備えたことを特徴とするセンサユニット制御システ
  2. 【請求項2】 前記出力部が、前記エミッタ接地のトラ
    ンジスタを構成するエミッタ接地の第1トランジスタ、
    この第1トランジスタのコレクタに接続された出力端
    子、前記第1トランジスタのコレクタと前記電源線の間
    に接続された第1定電流源を含み、 前記出力駆動部が、第1トランジスタと同極性で、ベー
    スが入力部に接続されたエミッタフォロアを構成する第
    2トランジスタを含み、 前記電流制限部が、第1トランジスタと同極性で、コレ
    クタとベースを接続しその接続点が第1トランジスのベ
    ースおよび第2トランジスタのエミッタに接続され、エ
    ミッタを第1トランジスタのエミッタに接続し共に接地
    線に接続した第 3トランジスタ、第1トランジスタと逆
    極性で、第2トランジスタのコレクタにコレクタが接続
    され、エミッタが前記電源線に接続された第4トランジ
    スタ、第4トランジスタと同極性で、ベースとコレクタ
    を接続しその接続点が第4トランジスタのベースに接続
    され、エミッタが電源線に接続された第5トランジス
    タ、第5トランジスタのコレクタと接地線との間に接続
    された第2定電流源を含む、 ことを特徴とする請求項1に記載のセンサユニット制御
    システム。
  3. 【請求項3】 前記出力部とこれの出力端子の間に設け
    られ、プッシュプル増幅回路部およびこのプッシュプル
    増幅回路部に流れる電流を制限する第2電流制限部を含
    む出力端子を含む、前記出力部からの信号が入力される
    補助出力段をさらに備え、増幅回路の出力の電源および
    接地の短絡にそれぞれ対応したことを特徴とする請求項
    1に記載のセンサユニット制御システム。
  4. 【請求項4】 前記出力部が、前記エミッタ接地のトラ
    ンジスタを構成するエミッタ接地の第1トランジスタ、
    前記第1トランジスタのコレクタと前記電源線の間に接
    続された第1定電流源を含み、 前記出力駆動部が、第1トランジスタと同極性で、ベー
    スが入力部に接続されたエミッタフォロアを構成する第
    2トランジスタを含み、 前記電流制限部が、第1トランジスタと同極性で、コレ
    クタとベースを接続しその接続点が第1トランジスのベ
    ースおよび第2トランジスタのエミッタに接続され、エ
    ミッタを第1トランジスタのエミッタに接続し共に接地
    線に接続した第3トランジスタ、第1トランジスタと逆
    極性で、第2トランジスタのコレクタにコレクタが接続
    され、エミッタが前記電源線に接続された第4トランジ
    スタ、第4トランジスタと同極性で、ベースとコレクタ
    を接続しその接続点が第4トランジスタのベースに接続
    され、エミッタが電源線に接続された第5トランジス
    タ、第5トランジスタのコレクタと接地線との間に接続
    された第2定電流源を含み、 前記プッシュプル増幅回路
    部が、第1トランジスタと同極性で、第1トランジスタ
    のコレクタと第1定電流源の接続点にベースが接続され
    コレクタが電源線に接続された第6トランジスタ、第1
    トランジスタと逆極性で、第1トランジスタのコレクタ
    と第1定電流源の接続点にベースが接続されコレクタが
    接地線に接続された第7トランジスタ、第6トランジス
    タのエミッタと第7トランジスタのエ ミッタの間に互い
    に直列に接続された第1および第2の抵抗からなるプッ
    シュプル増幅回路部と、第1トランジスタと同極性で、
    ベースが第6トランジスタのエミッタと第1抵抗の接続
    点に接続され、コレクタが第1トランジスタのコレクタ
    と第6トランジスタのベースの接続点に接続された第8
    トランジスタ、第1トランジスタと逆極性で、ベースが
    第7トランジスタのエミッタと第2抵抗の接続点に接続
    され、コレクタが第1トランジスタのコレクタと第7ト
    ランジスタのベースの接続点に接続され、エミッタが第
    8トランジスタのエミッタと共に第1および第2抵抗の
    接続点に接続された第9トランジスタからなる第2電流
    制限部と含み、 第1および第2抵抗の接続点に出力端子が接続されたこ
    とを特徴とする請求項3に記載のセンサユニット制御シ
    ステム。
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