JP2634926B2 - かな漢字変換装置 - Google Patents

かな漢字変換装置

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JP2634926B2
JP2634926B2 JP2103692A JP10369290A JP2634926B2 JP 2634926 B2 JP2634926 B2 JP 2634926B2 JP 2103692 A JP2103692 A JP 2103692A JP 10369290 A JP10369290 A JP 10369290A JP 2634926 B2 JP2634926 B2 JP 2634926B2
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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、主として、日本語ワードプロセッサのよ
うな、かな漢字変換辞書を備えた情報処理装置に用いら
れ、入力されたかな文字列を漢字かな交じり文に変換す
るかな漢字変換装置に関する。
(ロ)従来の技術 一般に、日本語における単語の中には、送りがなの付
け方によって許容される表記が複数存在する場合があ
る。例えば、「おぼえがき」という単語であれば、「覚
え書」、「覚え書き」、「覚書」、「覚書き」等の送り
がながある。また、その表記についても、「おぼえが
き」、「オボエガキ」、「おぼえ書き」、「覚えがき」
等の種々の表記がある。
従来のかな漢字変換装置においては、送りがなに種類
の多い単語を所望の送りがなで入力するためには、 送りがなの異なる単語を、全てかな漢字変換辞書に登
録しておき、そこから所望の送りがなの単語を選択す
る。
一つの単語に対して一つの送りがなの表記のみをかな
漢字変換辞書に登録しておき、かな漢字変換後、所望の
送りがなに修正する。
アルゴリズムで送りがなを削除する。つまり、送りが
なを全て付記した表記のみを辞書に登録しておき、それ
を変換する第1候補とし、そこから順に送りがなを削除
する。例えば、前述の「おぼえがき」のように、送りが
なの候補が「覚え書」、「覚え書き」、「覚書」、「覚
書き」と4つあるような場合には、送りがなの字数の最
も多い表記を第1候補とし、第1候補(覚え書き)→第
2候補(覚え書、又は、覚書き)→第3候補(覚書)の
ようにして、送りがなを自動的に削除してゆく。
というような方法を用いている。
しかしながら、上述ののように、かな漢字変換辞書
内に送りがなの異なる単語全てを登録することは、限ら
れた辞書容量内での登録単語数の低下を招く。
また、上述ののように、一つの単語に対して一つの
送りがなの表記しか登録していない場合には、単語を読
出す毎にその送りがなを修正(送りがなの追加、削除)
しなければならず、変換確定後に修正を行うため、学習
機能が効かないという不具合がある。
さらに、上述ののように、アルゴリズムで送りがな
を削除する場合には、送りがなを追加する方向での表記
の処理が困難であり、例えば、「おぼえがき」の場合で
あれば、第1候補「覚書」としたような場合には、次の
候補を「覚え書き」(送りがなの追加処理)とすること
が難しいという問題がある。
従って、このような問題を解決するために、本発明者
等は、送りがなのパターンをかな漢字変換辞書とは別に
テーブルとして記憶しておき、そのテーブルに基づいて
送りがなを変化させるようにして、送りがなの追加、削
除等の修正操作を不要にしたかな漢字変換装置を出願し
た(特願平1−133737号)。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、このかな漢字変換装置においては、例
えば「おぼえがき」という単語であれば、「覚え書」、
「覚え書き」、「覚書」、「覚書き」、「おぼえが
き」、「オボエガキ」等には変換可能であっても、「お
ぼえ書き」、又は「覚えがき」のようには変換すること
はできなかった。すなわち、例えば「杓子定規」という
単語であれば「しゃくし定規」や、また「絞り込む」で
あれば「しぼり込む」又は「絞りこむ」のように、複数
漢字表記の内の一部だけを平がな表記にして変換するこ
とはできなかった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもの
で、送りがなに複数の表記が存在する単語については、
その送りがなのパターンをかな漢字変換辞書とは別にテ
ーブルとして記憶すると共に、漢字表記文字が複数あ
り、一部を平がなに変更した表記が存在する単語につい
ても、その漢字/平がな表記のパターンをかな漢字変換
辞書とは別にテーブルとして記憶しておき、それらの単
語が読出される場合には、各テーブルに基づいて送りが
なや表記を変化させるようにして、従来のような送りが
なや表記の修正操作を不要にした、かな漢字変換装置を
提供するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 第1図はこの発明の構成を示すブロック図である。
図に示すように、この発明は、漢字を含む多数の単語
をその読み情報と共に記憶し、表記にゆらぎのある単語
に対しては識別符号102を付して記憶した辞書手段101
と、前記識別符号102と、複数種類の各文字位置毎の送
り仮名の有無を表すビットパターン複数とをテーブルと
して記憶した送りがな記憶手段103と、複数種類の各文
字位置毎の漢字/平がな表記を表すビットパターンとを
テーブルとして記憶した漢字/平がな表記記憶手段104
と、入力手段105から入力された読み情報に対応する単
語を前記辞書手段101から読出す読出し手段106と、前記
読出し手段106によって読出される単語に前記識別符号1
02が付されているときには前記送りがな記憶手段103に
記憶されたテーブルに基づいてその単語の表記を前記複
数種類の送りがなの表記に順次変換すると共に、前記識
別符号に応じて前記漢字/平がな表記記憶手段104に記
憶されたテーブルに基づいてその単語の複数漢字の内の
一部又は全部を平がな表記に変換する変換手段107と、
前記変換手段107によって表記が変換された単語を表示
する表示手段108とを備えてなるかな漢字変換装置であ
る。
なお、この発明における辞書手段101としては、漢字
を含む多数の単語をその読み情報と共に記憶し、表記に
ゆらぎのある単語に対しては識別符号を付して記憶でき
るものであればよく、ROM、あるいはフロッピーディス
ク装置、磁気ディスク装置等の外部記憶媒体が用いられ
る。
また、識別符号102としては、識別可能な番号、記号
等の各種の符号が用いられる。
さらに、送りがな記憶手段103及び漢字/平がな表記
記憶手段104としては、複数種類の各文字位置毎の漢字
/平がな表記を表すビットパターンとをテーブルとして
記憶できるものであればよく、辞書手段101と同様、RO
M、あるいはフロッピーディスク装置、磁気ディスク装
置等の外部記憶媒体が用いられる。
そして、入力手段105としては、かな及び漢字の読み
情報としての平がな文字列等を入力できるものであれば
よく、例えば、キーボード、タブレット装置、OCR、磁
気テープ装置等が用いられる。
また、読出し手段106としては、入力手段105から入力
された読み情報に対応する単語を辞書手段101から読出
すことができるものであればよく、また、変換手段107
としては、読出し手段106によって読出される単語に識
別符号102が付されているときには、送りがな記憶手段1
03に記憶されたテーブルに基づいてその単語の表記を複
数種類の送りがなの表記に順次変換すると共に、前記識
別符号に応じて漢字/平がな表記記憶手段104に記憶さ
れたテーブルに基づいてその単語の複数漢字の内の一部
又は全部を平がな表記に変換できるものであればよく、
読出し手段106、及び変換手段107としては、一般に、マ
イクロプロセッサを用いるのが便利である。
そして、表示手段108としては、変換手段107によって
変換された単語を表示できるものであればよく、プリン
タ、ディスプレイ装置、磁気テープ装置、磁気ディスク
装置等が用いられるが、処理内容を迅速に確認できるも
のとしては、ディスプレイ装置を用いて好適である。
(ホ)作用 第1図に示すように、この発明によれば、入力手段10
5から読み情報が入力されると、読出し手段106によっ
て、その読み情報に対応する単語が辞書手段101から読
出される。
このとき、読出される単語に識別符号102が付されて
いる場合には、変換手段107によって、送りがな記憶手
段103に記憶されたテーブルに基づいて、その単語の表
記が複数種類の送りがなの表記に順次変換されると共
に、前記識別符号に応じて漢字/平がな表記記憶手段10
4に記憶されたテーブルに基づいて、その単語の複数漢
字の内の一部又は全部が平がな表記に変換され、それが
表示手段108によって表示される。
従って、あらかじめ設定したテーブルに基づいて単語
の送りがなが変換された後、単語の漢字の一部又は全部
が平がなに変換されるので、従来のような送りがなや表
記の修正操作が不要となり、送りがなや表記パターンの
異なる単語の登録が一単語ですむため、辞書容量の節約
が可能となる。
(ヘ)実施例 以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明を詳述す
る。なお、これによってこの発明が限定されるものでは
ない。
第2図はこの発明の一実施例を示す構成ブロック図で
ある。
この図において、1はかなキーやファンクションキ
ー、また、かな漢字変換を指示するためのかな漢字変換
キー、あるいは、入力内容を確定する実行キー等を備え
たキーボードであり、かなによる単語の読み情報を制御
部2に入力する。
制御部2はマイクロプロセッサから構成され、ROMか
らなるプログラムメモリ3に書き込まれている制御プロ
グラムに従い、後述する各種のデータ処理を行う。
4はキーボード1から入力されたかなによる単語の読
み情報を記憶する入力バッファである。
5はROMからなるかな漢字変換辞書であり、漢字を含
む多数の単語をその読み情報と共に記憶した自立語辞書
6、品詞情報を記憶した品詞テーブル7、送りがな情報
を記憶した送りがなテーブル8、及び単語内の漢字を平
がなで表記するための情報を記憶した漢字/平がな表記
テーブル9を有している。
自立語辞書6に記憶された単語の内、複数種類の送り
がなを有する単語(以後、送りがなにゆらぎのある単語
という)、及び複数種類の漢字/平がな表記を有する単
語(以後、表記にゆらぎのある単語という)には、後述
するような、表記パターン番号が付されている。
また、送りがなテーブル8には、自立語辞書6内の表
記パターン番号が付されている単語についての送りがな
のパターンが、テーブルとして記憶されており、漢字/
平がな表記テーブル9には、表記パターン番号が付され
ている単語についての複数漢字の内の一部又は全部を平
がな表記に変換するための漢字/平がな表記パターン
が、テーブルとして記憶されている。
10はCRTディスプレイやLC(液晶)ディスプレイ、あ
るいはELディスプレイ等からなる表示装置である。
制御部2は、キーボード1から入力された単語の読み
情報、つまり、かな文字列を入力バッファ4に格納し、
そのかな文字列に対してかな漢字変換が指示されたとき
には、そのかな文字列に対応する単語を自立語辞書6か
ら読出す。
そして、その読出した単語に表記パターン番号が付さ
れているときには、送りがなテーブル8の、その表記パ
ターン番号が示すポインタに位置する送りがなのパター
ンに基づいて、その単語の表記を複数種類の送りがなの
表記に順次変換すると共に、漢字/平がな表記テーブル
9の漢字/平がな表記番号が示すポインタに位置する表
記パターンに基づいて、その単語の漢字の一部又は全部
を平がな表記に変換し、それを表示装置9に表示する。
第3図は自立語辞書6の記憶フォーマットを示す説明
図である。
図に示すように、自立語辞書6には、一つの単語につ
き、語長10、重複11、読みがな12、品詞番号13、表記14
の項目が設けられており、さらに、送りがなや表記にゆ
らぎのある単語についてのみ、表記パターン番号15の項
目が設けられている。
語長10には、一単語についてのレコード長、重複11に
は、単語の重複部分の記憶を避けるための、同一表記に
ついての変化部分のみを記憶しているという情報、読み
がな12には、見出しとしての平がな表記が、それぞれ記
憶されている。
また、品詞番号13は、名詞、動詞等の品詞の情報が記
憶されるところであるが、各単語についての品詞情報
は、品詞テーブル7が別途記憶されており、品詞番号13
には、その単語の品詞情報が、品詞テーブル7の何番目
のレコードに記憶されているかのポインタ(数値)が記
憶されている。表記14には、漢字を含む単語の表記が記
憶されている。
これらの、語長10、重複11、読みがな12、品詞番号1
3、表記14は、それぞれ従来公知の自立語辞書の構造に
準じている。
表記パターン番号15には、上記の品詞テーブル7と同
様に、単語の送りがなのパターン及び漢字/平がな表記
のパターンが、送りがなテーブル8の何番目のレコード
に記憶されているかのポインタ(数値)が記憶されてい
る。
そして、単語に表記パターン番号15が付加されている
かどうかは、品詞番号13がある一定の数値を超えている
かどうかで判定する。すなわち、送りがな表記にゆらぎ
のある単語についての品詞情報を品詞テーブル7の後半
にまとめて登録しておき、品詞番号13を確認することに
よって、その単語に表記パターン番号15が付加されてい
るかどうかを判定できるようにしている。
第4図は送りがなテーブル8の記憶フォーマットを示
す説明図である。
図に示すように、送りがなテーブル8には、表記パタ
ーン番号順に、送りがなのパターンと漢字/平がな表記
パターンとがビットパターンで、第1候補、第2候補、
第3候補、……、というように順次記憶されている。例
えば、表記パターン番号nであれば、第1候補(000100
00)、第2候補(01010000)、第3候補(00000000)で
ある。
この送りがなテーブル8の内容は、送りがなのパター
ン部分については1バイト単位で漢字表記に対応させて
いる。例えば、「おぼえがき」という、第4図の表記パ
ターン番号nの送りがなパターンを有する単語である場
合には、読み文字データは、 (覚=2)(え=1)(書=1)(き=1)=2111 であるので、この4桁の表記に、第5図に示すように、
それぞれ先頭から1ビットずつ割り当てる。そして、第
6図に示すように、ビットが“1(オン)”になってい
る表記を削除する。
このような処理方法だと、一度選択した単語の送りが
なについて、その送りがなのパターンを学習バッファに
格納しておけば、二度目からは、1回の変換で、その単
語について所望する送りがなでの表記を得ることができ
る。
このようにして、送りがなのパターンと漢字/平がな
表記パターンとを1バイトのビットパターン情報として
テーブル化したものが第4図である。
第7図は第4図に示した送りがなテーブル8の内容を
示す説明図である。
図に示すように、第4図の表記パターン番号nで示し
た送りがなパターンである、上述の「おぼえがき」の例
であれば、第1候補(覚え書)→第2候補(覚書)→第
3候補(覚え書き)→第4候補(覚書き)→第5候補
(おぼえがき)→第6候補(オボエガキ)と順次変換さ
れる。
このように、送りがなのビットパターンについては、
例えば、「おぼえがき」の場合であれば、先頭の4ビッ
ト分について、“1(オン)",“0(オフ)”の情報で
ビット化して登録しておき、「おぼえがき」と入力さ
れ、それをかな漢字変換する場合には、最初の4文字の
表記の読みデータに対応する送りがなのビットパターン
が“1(オン)”の表記文字を削除するようにする。
これらの変換の内、第5候補と第6候補については、
単語の先頭の文字は、通常、削除されることがないた
め、これを利用して、先頭が“1(オン)”、つまり、
削除のビットであれば、その単語の読みがなを全て平が
な、又はカタカナで表記するようにしている。
そして、第7候補以降については、先頭ビットが“1
(オン)”の場合において、平がな又はカタカナを表わ
す以外に表現できるビットが、図中×印で示すように6
ビットあるためこれを利用して、先頭ビットが“1(オ
ン)”の場合で、かつ、第2ビットから第7ビットまで
の6ビットの内どれか1つが“1(オン)”であるとき
は、それを漢字/平がな表記番号とみなし、第8図に示
す漢字/平がな表記テーブル9を参照する。
すなわち、上記漢字/平がな表記番号は漢字/平がな
表記テーブル9へのポインタとなっており、このポイン
タによって漢字/平がな表記テーブル9を参照する。
漢字/平がな表記テーブル9は、漢字/平がな表記番
号の順に8ビットパターンのフォーマットで記憶されて
いる。すなわち、例えば「しぼりこむ」という単語であ
る場合には、自立語辞書6には「絞り込む」という表記
パターンで登録され、その読み文字データは、 (絞=2)(り=1)(込=1)(む=1)=2111 である。
なお、語幹のみを登録する場合は、最後の“む”の情
報はない場合もある。
従って、この「しぼりこむ」という文字列がかな漢字
変換される場合には、自立語辞書6の単語に付加された
表記パターン番号15から、第9図に示すような送りがな
テーブル8が検索されて、第1候補、第2候補と順次か
な漢字変換され、第4候補のときには、第4候補のビッ
トパターンが先頭の1ビットと最後の1ビットが除かれ
た形でバイナリー数値に換算し直されて、第10図に示す
ような漢字/平がな表記テーブル9が参照れさる。ここ
で、送りがなテーブル8の第4候補の漢字/平がな表記
番号はバイナリーコードで1番であり、第10図の漢字/
平がな表記テーブル9の1番目の表記パターンは“1000
000"であるため、漢字表記の内の先頭の漢字が平がな表
記に変更される。すなわち、読み文字データによって、
先頭の漢字の読みが読み文字の第1番目と第2番目であ
るとわかるので、「絞」が「しぼ」に変更され、第10図
に示すように「しぼり込む」という表記に変換される。
同様に、第5候補のときには、第5候補の漢字/平が
な表記番号はバイナリーコードで2番であり、漢字/平
がな表記テーブル9の2番目の表記パターンは“001000
00"であるため、「込」が「こ」に変更され、「絞りこ
む」という表記に変換される。
これにより、例えば、「しゃくしじょうぎ」という単
語である場合には、読み文字データは、 (杓=3)(子=1)(定=3)(規=1)=3131 であるので、第10図に示した漢字/平がな表記テーブル
9のn番目の表記パターンに該当するように漢字/平が
な表記番号を設定しておけば、「しゃくし定規」という
表記に変換することができる。
なお、送りがな及び漢字/平がな表記パターンの種類
が255種類以内なら、表記パターン番号は1バイトの情
報となって、ビットパターンの情報は固定長となり、送
りがな及び漢字/平がな表記パターンの種類が256種類
以上なら、表記パターン番号は2バイトのアドレス情報
となり、ビットパターンの情報は1バイトの整数倍によ
る可変長データとなる。
また、第7図に示したビットパターンの1バイト情報
は一例であって、例えば、「覚え書き」の場合であれ
ば、先頭の4ビットについては“1(オン)”と“0
(オフ)”とが逆でもよく、その場合の例を示したもの
が第11図である。
次に、制御部2の処理動作の内容を第12図及び第13図
に示すフローチャートに従い説明する。
第12図はかな漢字変換が行われる場合の処理内容を示
すフローチャートである。
かな漢字変換が行われる場合には、まず、キーボード
1から文字列が入力され(ステップ201)、その文字列
が入力バッファ4に記憶された後、かな漢字変換が指示
されると(ステップ202)、制御部2により、同音異義
語があるかどうかが判定され(ステップ203)、同音異
義語がある場合には、同音異義語の候補が抽出されて表
示装置9に表示され(ステップ204)、それらの選択が
行われる(ステップ205)。
次に、自立語辞書6の品詞番号13が検索されて、送り
がな及び表記にゆらぎがあるかどうかが判定され(ステ
ップ206)、送りがな及び表記にゆらぎがある場合に
は、送りがな及び表記のゆらぎが抽出されて表示装置9
に表示され(ステップ207)、それらの選択が行われる
(ステップ208)。
そして、文字列が再度入力される場合にはステップ20
1に戻り、文字列が入力されない場合にはかな漢字変換
処理の終了となる(ステップ209)。
第13図は第12図に示した送りがな及び表記のゆらぎが
抽出される場合の詳細フローチャートである。
送りがな及び表記のゆらぎが抽出される場合には、ま
ず、自立語辞書6内に表記パターン番号が付加されてい
るのかどうかが判定され(ステップ301)、表記パター
ン番号が付加されている場合には、その表記パターン番
号に基づいて送りがなテーブル8が参照され(ステップ
302)、1バイト情報である送りがなと表記のビットパ
ターンが漢字/平がな表記番号であるのかどうかが判定
され(ステップ303)、漢字/平がな表記番号でない場
合には、送りがなテーブル8より、該当する送りがなパ
ターンの情報が検索される(ステップ304)。
そして、漢字表記に対応させた送りがなパターンの1
バイト情報より、送りがなが作成されて出力される(ス
テップ305)。
また、漢字/平がな表記番号である場合には、漢字/
平がな表記テーブル9より、該当する表記パターンの情
報が検索され(ステップ306)、表記パターンの情報と
読み文字データより、漢字/平がな表記パターンが作成
されて出力される(ステップ307)。
このようにして、自立語辞書6に表記パターン番号を
付加した単語に関してのみ、あらかじめ送りがなテーブ
ル8と漢字/平がな表記テーブル9に、送りがなのパタ
ーン及び漢字/平がな表記パターンをそれぞれ登録して
おき、それらのテーブルに基づいて単語の送りがなや表
記を変換することにより、簡単な変換操作で、自立語辞
書6の登録単語数を増大させることなく、単語を所望の
形態で表記することが可能となる。
(ト)発明の効果 この発明によれば、送りがなや表記に複数種類のパタ
ーンを有する単語については、そのパターンを辞書手段
とは別にテーブルとして記憶しておき、その単語が読出
されるときには、そのテーブルに基づいて、その単語の
表記を複数種類のパターンに変換するようにしたので、
従来のような送りがなの追加や削除、又は漢字を平がな
に変換する等の表記の修正操作が不要となると共に、複
数種類の表記パターンを有する単語の登録が一単語です
むため、辞書容量の節約が可能となる。
特に、表記に複数種類のパターンを有する単語につい
ては、単語の漢字/平がな表記パターンを辞書手段とは
別にテーブルとして記憶しているので、単語の複数漢字
の内の一部又は全部を平がなに変換するという表記の変
更を容易に行うことができる。例えば、「しぼりこむ」
の場合であれば、第1候補(絞り込む)→第2候補(し
ぼり込む)→第3候補(絞りこむ)→第4候補(しぼり
こむ)のように、複数漢字の内の一部又は全部を容易に
平がなに変換することができる。
また、送りがなについては、その表記の候補順位を、
例えば、「おぼえがき」の場合であれば、第1候補(覚
え書)→第2候補(覚書)→第3候補(覚え書き)→第
4候補(覚書き)のように、任意に設定することができ
るので、従来のアルゴリズムで送りがなを削除してゆく
ような、送りがなの削除処理のみではなく、単語ごとの
送りがなの追加、及び削除処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の構成を示すブロック図、第2図はこ
の発明の一実施例を示す構成ブロック図、第3図は自立
語辞書の記憶フォーマットを示す説明図、第4図は送り
がなテーブルの記憶フォーマットを示す説明図、第5図
はビットの割り当て例を示す説明図、第6図は送りがな
のビットの削除例を示す説明図、第7図は送りがなテー
ブルの内容を示す説明図、第8図は漢字/平がな表記テ
ーブルの記憶フォーマットを示す説明図、第9図は送り
がなテーブルの他の内容例を示す説明図、第10図は漢字
/平がな表記テーブルの具体例を示す説明図、第11図は
ビットパターンが逆の場合を示す第7図相当図、第12図
及び第13図は実施例の動作を示すフローチャートであ
る。 1……キーボード、2……制御部、 3……プログラムメモリ、4……入力バッファ、 5……かな漢字変換辞書、6……自立語辞書、 7……品詞テーブル、8……送りがなテーブル、 9……漢字/平がな表記テーブル、 10……表示装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】漢字を含む多数の単語をその読み情報と共
    に記憶し、表記にゆらぎのある単語に対しては識別符号
    を付して記憶した辞書手段と、 前記識別符号と、複数種類の各文字位置毎の送り仮名の
    有無を表すビットパターン複数とをテーブルとして記憶
    した送りがな記憶手段と、 複数種類の各文字位置毎の漢字/平がな表記を表すビッ
    トパターンとをテーブルとして記憶した漢字/平がな表
    示記憶手段と、 入力手段から入力された読み情報に対応する単語を前記
    辞書手段から読出す読出し手段と、 前記読出し手段によって読出される単語に前記識別符号
    が付されているときには前記送りがな記憶手段に記憶さ
    れたテーブルに基づいてその単語の表記を前記複数種類
    の送りがなの表記に順次変換すると共に、前記識別符号
    に応じて前記漢字/平がな表記記憶手段に記憶されたテ
    ーブルに基づいてその単語の複数漢字の内の一部又は全
    部を平がな表記に変換する変換手段と、 前記変換手段によって表記が変換された単語を表示する
    表示手段とを備えてなるかな漢字変換装置。
JP2103692A 1990-04-19 1990-04-19 かな漢字変換装置 Expired - Lifetime JP2634926B2 (ja)

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