JP2634844B2 - 帯電防止性を有する耐衝撃性樹脂組成物 - Google Patents

帯電防止性を有する耐衝撃性樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、帯電防止性能を有する熱可塑性樹脂組成物
に関する。更に詳しくは、耐衝撃性に優れ、かつ永久帯
電防止性能を有する熱可塑性スチレン系樹脂組成物に関
する。
〔従来の技術及び問題点〕
ハイインパクトポリスチレン(以後HIPSと称する。)
あるいはABS樹脂として知られているゴム補強熱可塑性
樹脂は、成形性、寸法安定法、耐衝撃性、電気絶縁性に
優れている為、電気製品、事務機器をはじめ、広い用途
に成形材料として使用されている。しかしながら、HIP
S,ABS樹脂は他の成形用プラスチツクと同様に、容易に
帯電しやすく、そのために、成形品表面にゴミやホコリ
等が吸着して製品外観を損ない、また成形品が電気製品
の部品である場合には、付着したホコリ等が原因で正常
に機能し得ない等の問題があつた。
このような問題を解決する手段として、従来から採用
されている方法は (1)、帯電防止剤を成形品表面に塗布する方法 (2)、帯電防止剤を成形用熱可塑性樹脂材料に練り込
む方法 (a)、樹脂の構造の化学的改質法 がある。
しかしながら、(1)の方法は、成形工程とは別に帯
電防止剤の塗布工程が必要となるのみならず、経時変化
または洗浄等により帯電防止効果が低下してしまうとい
う欠点を有していた。また、(2)の方法は、塗布工程
を要しない点で、生産性の低下の問題は解決されるが、
練り込んだ帯電防止剤のブリードアウトによる成形品表
面の汚れ、外観の劣化、練り込んだ帯電防止剤の経時変
化による帯電防止効果の低下などの問題があつた。
さらに、(3)の方法については、例えば、カルボキ
シル基で変性したスチレン系樹脂とポリアルキレンオキ
サイドまたはその誘導体を混合する方法(米国特許第29
12413号明細書、ドイツ特許第3203488号明細書、特開昭
59−142242号公報)、共役ジエンまたはアクリル酸エス
テルとアルキレンオキサイド基を有するビニル単量体を
共重合して得られる親水性ゴム状重合体にビニル単量体
をグラフト重合して得る方法(特開昭55−36237号公
報)、ポリエーテルアミド共重合体とゴム質量合体に
(メタ)アクリル酸エステル単量体等をグラフトさせた
共重合体の混合物(特開昭62−11759号公報)、スチレ
ン系樹脂に、ビニル系単量体とアルキレンオキサイド基
を含有する単量体の共重合物と、これに固溶する金属塩
を配合してなる組成物(特開昭62−158742号公報)、ジ
エン系ゴムラテツクスに、ビニル単量体及びアルキレン
オキサイド基を含有する単量体をグラフト重合して得ら
れるグラフト共重合体と、パーフルオロアルキル基を有
するスルホン酸またはカルボン酸の1価の金属塩よりな
る樹脂組成物(特開昭62−207352号公報)などが提案さ
れている。
しかしながら、前記の米国特許第2912413号明細書、
ドイツ特許第3203488号明細書及び特開昭59−142242号
公報の方法では、帯電防止性を付与する手段として親水
性ポリアルキレンオキサイドを用いる為、その効果が環
境の湿度によつて大きく影響され、またポリアルキレン
オキサイドを充分な量だけ加えないと効果が現われず、
その結果、組成物の衝撃強度や耐熱性が低下してしまう
という問題があつた。特開昭55−36237号公報、特開昭6
2−11759号公報の方法は、ともに半永久的な帯電防止性
を実現してはいるものの、各々高価な親水性モノマー
(アルキレンオキサイド基含有ビニル単量体)や、親水
性ブロツクポリマー(ポリエーテルアミド共重合体)を
用い、製造工程も繁雑となり、最終的に得られる組成物
が極めてコストの高いものとなつてしまうという問題点
を有している。特開昭62−158742号公報、特開昭62−20
7352号公報の方法は、ともに良好な永久帯電防止性を実
現しているものの、ともにアルキレンオキサイド基含有
単量体を比較的多量に用いる必要があり、衝撃強度の高
い組成物が得られにくいという問題があつた。
〔問題点を解決する為の手段〕
本発明者らは、永久帯電防止性を有し、かつ耐衝撃性
に優れ、しかも安価な熱可塑性樹脂を提供することを目
的として鋭意検討した結果、カルボキシル基または酸無
水物基を含有する酸変性ゴム補強ポリスチレン系樹脂
に、特定分子量のポリエーテル及び特定の有機または無
機の金属塩を配合することにより、上記目的が効果的に
達成されると同時に耐熱性にも優れた組成物が得られる
ことを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は(A)、カルボキシル基を含有する単
量体にて変性されたゴム補強ビニル芳香族系重合体100
重量部、(B)、下記一般式で示される平均分子量が10
万以上のポリエーテル5〜20重量部、 (但し、Rは−Hまたは−CH3、Xは−O−、nは平均
分子量により定まる整数である。) 及び(C)、(B)と固溶する金属塩とからなること
を特徴とする帯電防止性耐衝撃性樹脂組成物である。
本発明において、(B)一般式 で示される平均分子量10万以上のポリエーテル(以下、
化合物と称する。)と、(C)前記(B)と固溶する金
属塩(以下、金属塩と称する。)とが、高分子固体電解
質を形成しており、本発明の組成物に、湿度に左右され
ない良好な帯電防止性を付与する役目を果たしている。
一方、(A)カルボキシル基を含有する単量体にて変性
されたゴム補強ビニル芳香族系重合体(以下、酸変性ゴ
ム補強樹脂と称する。)と、前記化合物とは、水素結合
により適度な相溶系を形成しており、その結果酸変性ゴ
ム補強樹脂の機械的特性を損なうことなしに、良好な帯
電防止性を付与しているものと考えられる。従つて、本
発明においては、前記、酸変性ゴム補強樹脂化合物及び
金属塩のいずれの成分が欠けても、所期の目的を達成す
ることは出来ない。
本発明で用いる酸変性ゴム補強樹脂とは、ビニル芳香
族単量体を主成分とする1種または2種以上のビニル系
単量体と、分子内にカルボキシル基を有するビニル単量
体の混合物と、ゴム質重合体とのグラフト共重合によつ
て得られる重合体である。本発明にいうカルボキシル基
は、無水カルボキシル基であつても良い。その量は、10
0重量部中のカルボキシル基含有単量体の含有量が、1
〜20重量%の範囲となるように調整することが好まし
い。カルボキシル基含有単量体の含有量1重量%未満で
は、化合物との相溶性が悪くなり、衝撃強度が低下して
しまう。また、カルボキシル基含有単量体の含有量が、
20重量%以上では、組成物の流動性が悪くなり、成形用
材料として使用しにくいものとなつてしまう。前記のカ
ルボキシル基含有単量体としては、アクリル酸、メタク
リル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フタル酸、イタ
コン酸などのカルボキシル基または無水カルボキシル基
を有するビニル系単量体が用いられる。また、上記のカ
ルボキシル基含有単量体とともに用いられるビニル芳香
族単量体としては、スチレン、α−メチルスチレンなど
のビニル芳香族単量体の単独、及びこれらの単量体と共
重合可能な単量体、例えばアクリロニトリル、メタクリ
ロニトリルなどのシアン化ビニル系単量体、メタクリル
酸メチル、アクリル酸ブチルなどの(メタ)アクリル酸
エステル系単量体などの少量を併用することが出来る。
さらに、ゴム質重合体としては、ポリブタジエン、スチ
レン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、スチレン−ア
クリロニトリル共重合体ゴム(NBR)などの通常のゴム
質重合体を用いることが出来る。
酸変性ゴム補強樹脂の重合方法は、特に制限はなく、
上記ゴム質重合体の存在下に、前記ビニル単量体とカル
ボキシル基を有するビニル単量体を塊状重合、塊状・懸
濁重合、乳化重合等、通常の方法に従いグラフト共重合
すれば良い。また、前記のごとく直接重合する方法の
他、あらかじめ高ゴム含量、高カルボキシル基含量のゴ
ム補強ビニル芳香族重合体を調整し、ビニル芳香族系重
合体と混合する方法や、高ゴム含量のビニル芳香族系重
合体を、高カルボキシル基含量のビニル芳香族系重合体
と混合する方法等の変法を採用することも出来る。
本発明に用いる化合物の具体例としては、ポリエチレ
ングリコール、ポリエチレンオキサイド(R=−H,X=
−O−)、ポリプロピレングリコール、ポリプロピレン
オキサイド(R=−CH3,X=−O−)などを挙げること
が出来る。組成物の帯電防止性と衝撃強度の点からポリ
エチレングリコールまたはポリエチレンオキサイドが好
ましい。これらの高分子化合物は、酸変性ゴム補強樹脂
と、水素結合により適度な相溶系を形成し得るが、本発
明の目的達成の為には、その平均分子量が、10万以上で
あることが必要である。平均分子量が1万に満たない場
合には、帯電防止効果が充分でないか、または必要な帯
電防止効果を出すためには多量添加する必要があり、結
果的に配合後の組成物は、伸びの低い脆いものとなつて
しまうので、帯電防止性と力学的強度を両立させること
が出来ない。平均分子量は、好ましくは30万以上であ
る。平均分子量が10万以上、特に30万以上であると、最
終的に得られる組成物は、帯電防止性を備えているうえ
に基体樹脂である酸変性ゴム補強樹脂の衝撃強度及び伸
びを大巾に上廻る優れた力学的強度を併せ持つ有用な成
形用材料と成り得る。また、その使用量は、酸変性ゴム
補強樹脂100重量部に対し、5〜20重量部であることが
好ましい。5重量部未満では、最終的に得られる組成物
の帯電防止性が充分でなく、また20重量部以上では、最
終的に得られる組成物の衝撃強度が低下してしまい好ま
しくない。
本発明に用いる金属塩としては、例えば「化学」38巻
6号418〜426頁(1983年)あるいはソリツドステート.
アイオニツクス(Solid State Ionics),vol 9 & 10,7
45〜754頁(1983年)、ジャーナル.オブ.フイジカル
ケミストリー(Journal of Physical Chemistry),vol
89(6),987〜991頁(1985年)等に記載されている金
属塩が用いられる。具体的には、塩化リチウム、臭化リ
チウム、臭化ナトリウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナト
リウム、ホウ水素化リチウム、ホウ水素化ナトリウム、
ホウフツ化リチウム、ホウフツ化ナトリウム、ホウフツ
化カリウム、テトラフエニルホウ酸リチウム、テトラフ
エニルホウ酸ナトリウム、テトラフエニルホウ酸カリウ
ム、チオシアン酸リチウム、チオシアン酸ナトリウム、
チオシアン酸カリウム、過塩素酸リチウム、過塩素酸ナ
トリウム、過塩素酸カリウム、トリフルオロ酢酸リチウ
ム、トリフルオロ酢酸ナトリウム、トリフルオロ酢酸カ
リウム、トリフルオロメタンスルフオン酸リチウム、ト
リフルオロメタンスルフオン酸ナトリウム、トリフルオ
ロメタンスルフオン酸カリウム、ヘキサフルオロリン酸
リチウム、ヘキサフルオロリン酸ナトリウム、ヘキサフ
ルオロリン酸カリウム、酢酸リチウム等が挙げられる。
これらの金属塩が化合物と固溶することは、X線、熱分
析などの手段で確認することが出来る。
上記金属塩は単独、または2種以上を併用しても良
い。これらの金属塩は、酸変性ゴム補強樹脂100重量部
に対し0.1〜5重量部であることが好ましい。使用量が
0.1重量部未満では、たとえ化合物Bの添加量が前記通
りであつても、組成物の帯電防止性が充分でなく、また
5重量部以上では、帯電防止性のそれ以上の向上が認め
られず、また、機械的強度の低下を招くので好ましくな
い。
本発明・樹脂組成物の製造方法は特に制約はないが、
金属塩の融点が高いものについては、あらかじめ化合物
と金属塩を共通溶媒(水、アルコール、DMFなど)にて
溶解したのち、脱溶媒して化合物と金属塩の固溶物を作
成したのち、酸変性ゴム補強樹脂と混合するほうが、金
属塩の分散が均一に行われ、良好な帯電防止効果が現わ
れるので好ましい。また使用装置としては、バンバリー
ミキサー、ロール、押出機等の通常用いられる混練機を
挙げることができる。
また、本発明樹脂組成物は、酸化防止剤、光安定剤、
滑剤、着色染顔料等、目的に応じ無機・有機フイラー、
及び他樹脂をブレンドすることも可能である。
〔発明の効果〕
このようにして得られる樹脂組成物は、優れた帯電防
止性と耐衝撃性を兼ね備えており、電気製品、事務機器
等を始めとする種々の製品のハウジング用成形材料とし
て有用である。
〔実施例〕
以下に本発明を実施例に基づいて説明する。なお物性
測定は、以下の手順によつて行なつた。
(i) 物性測定用試験片の作成; 実施例及び比較例で得られたペレットを、射出成形機
にて、シリンダー温度220℃にて、1/8インチ厚の平板
と、1/8インチ及び1/4インチ厚のテストピースを作成し
た。
(ii) 物性測定; アイゾツト衝撃強度:ASTM D256に準拠。(1/4イン チ厚テストピース使用) 引張り強さ、伸び:ASTM D638に準拠。(1/8インチ 厚テストピース使用) 曲げ弾性率:ASTM D790に準拠。
(1/4インチ厚テストピース使用) ビカツト軟化点:ASTM 1525に準拠。
表面固有抵抗率:1/8インチ厚の平板を用い、次の各 条件で測定した。
イ) 成形後、23℃,50%RHの条件にて48時間状態調節 した後測定した。
ロ) 成形後、10分間流水中に浸漬し、表面の水分を取 除き、23℃、50%RHの.状件にて48時間状態調節した 後、測定した。
なお、イ),ロ)の測定には、東亜電波工業株式会社 製の極超絶縁計SM−10E型を用いた。
また、以下に記す部数は重量部数、百分率は重量パー
セントを表わす。
〔参考例〕
酸変性ゴム補強樹脂及びゴム補強樹脂の製造 (i)、酸変性ゴム補強樹脂(A−1)の製造 ポリブタジエン(旭化成工業(株)製造のNF35A)を
スチレン及びメタクリル酸の混合モノマーに溶解し、塊
状重合法により、ゴム含量7.5%、メタクリル酸含量3
%の、酸変性ゴム補強ポリスチレン(A−1)を得た。
このポリマー単独の物性値は、ノツチ付アイゾツト衝撃
強度7kg.cm/cm、引張り強度340kg/cm2、伸び20%、曲げ
弾性率26,000kg/cm2、ビカツト軟化点113℃であつた。
(ii)、ゴム補強樹脂(A−2)の製造 (A−1)の製造において、メタクリル酸を用いない
で重合を行い、ゴム含量7.5%のゴム補強ポリスチレン
(A−2)を得た。このポリマーの物性は、ノツチ付ア
イゾツト衝撃強度8kg.cm/cm、引張り強度430kg/cm2、伸
び20%、曲げ弾性率26,000kg/cm2、ピカツト軟化点105
℃であつた。
本発明の実施例および比較例では、下記のポリエチレ
ングリコールまたはポリエチレンオキサイドを用いた。
PEG−6,000:分子量7,500のポリエチレングリコール。
PEG−20,000:分子量20,000のポリエチレングリコール。
PEG−50,000:分子量50,000のポリエチレングリコール。
PEO−30(明成化学(株)製、商品名;アルコツクス
E−30):分子量30万のポリエチレンオキサイド。
実施例1 酸変性ゴム補強樹脂(A−1)100部、PEO−30 10
部、チオシアン酸カリウム2部を、ベント付30mm2軸押
出機に供給し、220℃の樹脂温度にて押出しを行いペレ
ツト化した。該組成物の物性を前記の方法により測定し
た。その結果を表1に示す。
比較例1 実施例1におけるPEO−30に代えてPEG−20,000を用い
る以外は、実施例1と同様にして配合し、得られた組成
物の物性を測定した。その結果を表1に示す。
比較例2 実施例1における(A−1)に代えて(A−2)を用
いる以外は実施例1と同様にして配合し、組成物の物性
を測定した。その結果を表1に示す。
比較例3 実施例1におけるPEO−30に代えてPEG−6,000を用い
る以外は実施例1と同様にして配合し、組成物の物性を
測定した。その結果を表1に示す。
比較例4 実施例1におけるPEO−30を用いない以外は実施例1
と同様にして配合し、組成物の物性を測定した。結果を
表1に示す。
比較例5 比較例1におけるチオシアン酸カリウムを用いない以
外は実施例1と同様にして配合し、組成物の物性を測定
した。
その結果を表1に示す。
比較例6 撹拌翼を備えた容器に、純水100部を採り、PEG−50,0
00を100部、ヨウ化ナトリウムを20部を加え、常温にて
撹拌しながら5時間を要して、均一粘稠な液を得た。こ
の液を容器より取り出し、高真空条件のもと95℃で2時
間、150℃で10時間を要して乾燥した。
得られたPEG−50,000とヨウ化ナトリウムの固溶物12
部(PEG−50,000が10部、ヨウ化ナトリウムが2部)
と、実施例1で用いた(A−1)100部を、実施例1と
同様の混合比及び方法で配合し、得られた組成物の物性
を測定した。その結果を表1に示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 71:02)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A) カルボキシル基を含有する単量体
    にて変性されたゴム補強ビニル芳香族系重合体100重量
    部、 (B) 下記一般式で示される平均分子量が10万以上の
    ポリエーテル5〜20重量部、 (但し、Rは−Hまたは−CH3、nは平均分子量により
    定まる整数である。) 及び(C)(B)と固溶する金属塩0.1〜5重量部とか
    らなることを特徴とする帯電防止性樹脂組成物。
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