JP2632013B2 - ステッキ型パーキングブレーキの操作装置 - Google Patents
ステッキ型パーキングブレーキの操作装置Info
- Publication number
- JP2632013B2 JP2632013B2 JP63189461A JP18946188A JP2632013B2 JP 2632013 B2 JP2632013 B2 JP 2632013B2 JP 63189461 A JP63189461 A JP 63189461A JP 18946188 A JP18946188 A JP 18946188A JP 2632013 B2 JP2632013 B2 JP 2632013B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- parking brake
- operating device
- handle
- type parking
- Prior art date
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- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、ステッキ型パーキングブレーキの操作装置
に関するものである。
に関するものである。
b. 従来の技術 第２図は従来のステッキ型パーキングブレーキの操作
装置を示している。
装置を示している。
この操作装置は、ブラケット１を介して車体２、例え
ば、インストルメントパネル内の適宜なフレーム2a,ダ
ッシュパネル2b等に設置され、ハンドル３はインストル
メントパネルの下方に配置されている。このハンドル３
には、操作ロッド４の一端が固着されている。操作ロッ
ド４は、ガイドフレーム５に対して摺動自在に配設さ
れ、該ガイドフレーム５はブラケット１に保持されてい
る。操作ロッド４の他端は、レバー６に回動可能に連結
されている。このレバー６は、ブラケット１に揺動可能
に支持され、該レバー６の支点Ａ附近にはブレーキワイ
ヤ７の一端が係止されている。したがって、ハンドル３
を手前に引寄せると、操作ロッド４はハンドル３と共に
引出され、レバー６が第２図において、矢印Ｂ方向に揺
動され、それによってブレーキワイヤ７が引かれ、図示
しないブレーキシューが作動されてブレーキ作用が行わ
れる。
ば、インストルメントパネル内の適宜なフレーム2a,ダ
ッシュパネル2b等に設置され、ハンドル３はインストル
メントパネルの下方に配置されている。このハンドル３
には、操作ロッド４の一端が固着されている。操作ロッ
ド４は、ガイドフレーム５に対して摺動自在に配設さ
れ、該ガイドフレーム５はブラケット１に保持されてい
る。操作ロッド４の他端は、レバー６に回動可能に連結
されている。このレバー６は、ブラケット１に揺動可能
に支持され、該レバー６の支点Ａ附近にはブレーキワイ
ヤ７の一端が係止されている。したがって、ハンドル３
を手前に引寄せると、操作ロッド４はハンドル３と共に
引出され、レバー６が第２図において、矢印Ｂ方向に揺
動され、それによってブレーキワイヤ７が引かれ、図示
しないブレーキシューが作動されてブレーキ作用が行わ
れる。
また、操作ロッド４には、周面の母線に沿ってラチェ
ット歯８が形成されており、一方ガイドフレーム５には
図示しないラチェット爪が配設されている。したがっ
て、上記引出された操作ロッド４は、そのラチェット歯
８がラチェット爪に係合され、引出された位置でロック
される。
ット歯８が形成されており、一方ガイドフレーム５には
図示しないラチェット爪が配設されている。したがっ
て、上記引出された操作ロッド４は、そのラチェット歯
８がラチェット爪に係合され、引出された位置でロック
される。
上記ブレーキ作用を解除するには、図示しないロック
リリース手段のボタンを操作してラチェット歯８をラチ
ェット爪から解放する。すると、図示しないスプリング
の付勢力によってレバー６と共に操作ロッド４は復帰さ
れる。
リリース手段のボタンを操作してラチェット歯８をラチ
ェット爪から解放する。すると、図示しないスプリング
の付勢力によってレバー６と共に操作ロッド４は復帰さ
れる。
c. 発明が解決しようとする課題 ところで、上記ステッキ型パーキングブレーキの操作
装置では、レバー６を採用し、そしてレバー比を利用す
ることによって、ブレーキ操作力の軽減を図っている。
装置では、レバー６を採用し、そしてレバー比を利用す
ることによって、ブレーキ操作力の軽減を図っている。
しかしながら、レバー６を採用すると、第２図に示し
たように、操作ロッド４のレバー６との連結点Ｃの軌跡
が矢印Ｂで示したように円弧を描くため、ハンドル３の
軌跡は矢印Ｄで示したように山形を成す。即ち、上記操
作装置では、ブレーキ操作を行うべくハンドル３を引寄
せる場合に、ストローク半ばで、ハンドル３を下方に引
かなければならず、操作がし難い。
たように、操作ロッド４のレバー６との連結点Ｃの軌跡
が矢印Ｂで示したように円弧を描くため、ハンドル３の
軌跡は矢印Ｄで示したように山形を成す。即ち、上記操
作装置では、ブレーキ操作を行うべくハンドル３を引寄
せる場合に、ストローク半ばで、ハンドル３を下方に引
かなければならず、操作がし難い。
そこで、本発明の目的は、操作性の良いステッキ型パ
ーキングブレーキの操作装置を提供することにある。
ーキングブレーキの操作装置を提供することにある。
d. 課題を解決するための手段 本発明のステッキ型パーキングブレーキの操作装置で
は、操作ロッド19の一端にハンドル20を備え、該操作ロ
ッド19の一端部を車体に対して摺動自在に支持させ、か
つ上記操作ロッド19の他端をレバー16を介して車体に支
持させるとともに、該レバー16にブレーキワイヤ17を係
止させ、上記ハンドル20を引出すことによって、上記操
作ロッド19を介して上記レバー16を作動させ、もってブ
レーキワイヤ17をブレーキ作動方向へ引くようにしたス
テッキ型パーキングブレーキの操作装置において、断面
略コ字状のブラケット11に上記操作ロッド19の一端部お
よびレバー16の揺動支点15を支持し、該揺動支点15を上
記操作ロッド19の下方で、かつロアダッシュパネル12b
の近傍部に配置している。
は、操作ロッド19の一端にハンドル20を備え、該操作ロ
ッド19の一端部を車体に対して摺動自在に支持させ、か
つ上記操作ロッド19の他端をレバー16を介して車体に支
持させるとともに、該レバー16にブレーキワイヤ17を係
止させ、上記ハンドル20を引出すことによって、上記操
作ロッド19を介して上記レバー16を作動させ、もってブ
レーキワイヤ17をブレーキ作動方向へ引くようにしたス
テッキ型パーキングブレーキの操作装置において、断面
略コ字状のブラケット11に上記操作ロッド19の一端部お
よびレバー16の揺動支点15を支持し、該揺動支点15を上
記操作ロッド19の下方で、かつロアダッシュパネル12b
の近傍部に配置している。
e. 作用 本発明のステッキ型パーキングブレーキの操作装置で
は、操作ロッドのレバーとの連結部が山形の軌跡を描く
ので、ハンドルは谷形の軌跡を描くこととなり、ハンド
ル操作が容易になる。
は、操作ロッドのレバーとの連結部が山形の軌跡を描く
ので、ハンドルは谷形の軌跡を描くこととなり、ハンド
ル操作が容易になる。
f. 実施例 第１図は本発明に係るステッキ形パーキングブレーキ
の操作装置を示している。
の操作装置を示している。
この操作装置10は、ブラケット11によって車体12に設
置されている。ブラケット11はクランク状を成し、一端
部がインストルメントパネル12aの内部フレーム等に固
定され、他端部がロアダッシュパネル12b等に固定され
ている。このブラケット11の一端部には、ピン13によっ
てガイドフレーム14が支持されており、他端部にはピン
15によってレバー16が支持されている。このピン15の取
付部位がレバー16の揺動支点となっている。このレバー
16は、上方に延設されており、その中間部にブレーキワ
イヤ17の一端が係止されている。また、このレバー16の
自由端部にはピン18によって操作ロッド19の基端部が連
結されている。操作ロッド19は、先端にハンドル20を有
し、中間部にラチェット歯21を有しており、先端部はガ
イドフレーム14に摺動自在に保持されている。ガイドフ
レーム14には、操作ロッド19のラチェット歯21と係合す
る図示しないラチェット爪が配設されている。
置されている。ブラケット11はクランク状を成し、一端
部がインストルメントパネル12aの内部フレーム等に固
定され、他端部がロアダッシュパネル12b等に固定され
ている。このブラケット11の一端部には、ピン13によっ
てガイドフレーム14が支持されており、他端部にはピン
15によってレバー16が支持されている。このピン15の取
付部位がレバー16の揺動支点となっている。このレバー
16は、上方に延設されており、その中間部にブレーキワ
イヤ17の一端が係止されている。また、このレバー16の
自由端部にはピン18によって操作ロッド19の基端部が連
結されている。操作ロッド19は、先端にハンドル20を有
し、中間部にラチェット歯21を有しており、先端部はガ
イドフレーム14に摺動自在に保持されている。ガイドフ
レーム14には、操作ロッド19のラチェット歯21と係合す
る図示しないラチェット爪が配設されている。
以下に、上記したステッキ型パーキングブレーキの操
作装置10の作用を説明する。
作装置10の作用を説明する。
第１図はパーキングブレーキの非作動状態を示してい
る。この状態においては、ハンドル20が押込まれた位置
にある。この状態においては、レバー16の自由端が車体
前方へ傾倒している。
る。この状態においては、ハンドル20が押込まれた位置
にある。この状態においては、レバー16の自由端が車体
前方へ傾倒している。
パーキングブレーキを作動させるべくハンドル20を手
前に引寄せると、操作ロッド19の基端（ピン18）は、矢
印Ｅで示したように山形を描きながら移動され、その結
果ハンドル20は矢印Ｆで示したように谷形を描きながら
引出される。このようにして、操作ロッド19が引出さ
れ、レバー16が矢印Ｅ方向へ揺動されると、ブレーキワ
イヤ17が引かれ、図示しないブレーキシューが作動され
る。その間、操作ロッド19のラチェット歯21は、ガイド
フレーム14内の図示しないラチェット爪を押除けながら
進み、ハンドル20の引寄せ量に対応した位置でラチェッ
ト爪に係合する。したがって、ハンドル20から手を離し
ても、ハンドル20は引寄せられた位置に停止され、そこ
に留まる。即ち、ブレーキ作動状態が維持される。
前に引寄せると、操作ロッド19の基端（ピン18）は、矢
印Ｅで示したように山形を描きながら移動され、その結
果ハンドル20は矢印Ｆで示したように谷形を描きながら
引出される。このようにして、操作ロッド19が引出さ
れ、レバー16が矢印Ｅ方向へ揺動されると、ブレーキワ
イヤ17が引かれ、図示しないブレーキシューが作動され
る。その間、操作ロッド19のラチェット歯21は、ガイド
フレーム14内の図示しないラチェット爪を押除けながら
進み、ハンドル20の引寄せ量に対応した位置でラチェッ
ト爪に係合する。したがって、ハンドル20から手を離し
ても、ハンドル20は引寄せられた位置に停止され、そこ
に留まる。即ち、ブレーキ作動状態が維持される。
このようなブレーキ作動状態を解除するには、ハンド
ル20に配設された図示しないロックリリース手段のボタ
ンを操作し、かつハンドル20を僅かに引寄せることによ
ってラチェット爪をラチェット歯21から離反させ、続い
て上記ボタンを押込んだ状態を維持しながらハンドル20
を引寄せる力を緩めればよい。すると、図示しないスプ
リングの付勢力によってレバー16は元の状態に復帰さ
れ、それによってブレーキ作動が解除される。
ル20に配設された図示しないロックリリース手段のボタ
ンを操作し、かつハンドル20を僅かに引寄せることによ
ってラチェット爪をラチェット歯21から離反させ、続い
て上記ボタンを押込んだ状態を維持しながらハンドル20
を引寄せる力を緩めればよい。すると、図示しないスプ
リングの付勢力によってレバー16は元の状態に復帰さ
れ、それによってブレーキ作動が解除される。
g. 発明の効果 上記したように、本発明に係るステッキ型パーキング
ブレーキの操作装置では、ブレーキを作動させるべくハ
ンドルを引寄せると、該ハンドルは谷形の軌跡を描きな
がら引出され、したがって操作性が極めて良い。また、
パーキングブレーキのレバーの揺動支点がロアダッシュ
パネルの近傍部に配置されているため、車両室内の乗車
スペースが広がり、居住性が向上する。そして、操作ロ
ッドとレバーをブラケットに収めているため、パーキン
グブレーキの操作に際して、例えば乗車スペース内に物
品が置かれた場合などに、それらとの干渉のおそれがな
い。さらに、本発明に係るステッキ型パーキングブレー
キの操作装置では、レバーの可動部が上方に位置し、支
点が足元に位置するため、レバーが室内に露出していて
も、レバー作動時に該レバーが足に当る虞れもなく、ま
た足元にレバー移動のためのスペースを確保する必要も
なく、足元の自由空間を広く確保できる。
ブレーキの操作装置では、ブレーキを作動させるべくハ
ンドルを引寄せると、該ハンドルは谷形の軌跡を描きな
がら引出され、したがって操作性が極めて良い。また、
パーキングブレーキのレバーの揺動支点がロアダッシュ
パネルの近傍部に配置されているため、車両室内の乗車
スペースが広がり、居住性が向上する。そして、操作ロ
ッドとレバーをブラケットに収めているため、パーキン
グブレーキの操作に際して、例えば乗車スペース内に物
品が置かれた場合などに、それらとの干渉のおそれがな
い。さらに、本発明に係るステッキ型パーキングブレー
キの操作装置では、レバーの可動部が上方に位置し、支
点が足元に位置するため、レバーが室内に露出していて
も、レバー作動時に該レバーが足に当る虞れもなく、ま
た足元にレバー移動のためのスペースを確保する必要も
なく、足元の自由空間を広く確保できる。
第１図は本発明に係るステッキ型パーキングブレーキの
操作装置を示した斜視図、第２図は従来のステッキ型パ
ーキングブレーキの操作装置を示した斜視図である。 10……操作装置、11……ブラケット、 12……車体、14……ガイドフレーム、 15……ピン（支点）、16……レバー、 17……ブレーキワイヤ、18……ピン、 19……操作ロッド、20……ハンドル、 21……ラチェット歯。
操作装置を示した斜視図、第２図は従来のステッキ型パ
ーキングブレーキの操作装置を示した斜視図である。 10……操作装置、11……ブラケット、 12……車体、14……ガイドフレーム、 15……ピン（支点）、16……レバー、 17……ブレーキワイヤ、18……ピン、 19……操作ロッド、20……ハンドル、 21……ラチェット歯。
Claims (1)
- 【請求項１】操作ロッド19の一端にハンドル20を備え、
該操作ロッド19の一端部を車体に対して摺動自在に支持
させ、かつ上記操作ロッド19の他端をレバー16を介して
車体に支持させるとともに、該レバー16にブレーキワイ
ヤ17を係止させ、上記ハンドル20を引出すことによっ
て、上記操作ロッド19を介して上記レバー16を作動さ
せ、もってブレーキワイヤ17をブレーキ作動方向へ引く
ようにしたステッキ型パーキングブレーキの操作装置に
おいて、 断面略コ字状のブラケット11に上記操作ロッド19の一端
部およびレバー16の揺動支点15を支持し、該揺動支点15
を上記操作ロッド19の下方で、かつロアダッシュパネル
12bの近傍部に配置したことを特徴とするステッキ型パ
ーキングブレーキの操作装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63189461A JP2632013B2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | ステッキ型パーキングブレーキの操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63189461A JP2632013B2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | ステッキ型パーキングブレーキの操作装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0237062A JPH0237062A (ja) | 1990-02-07 |
| JP2632013B2 true JP2632013B2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=16241655
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63189461A Expired - Lifetime JP2632013B2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 | ステッキ型パーキングブレーキの操作装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2632013B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5432436U (ja) * | 1977-08-08 | 1979-03-03 |
-
1988
- 1988-07-28 JP JP63189461A patent/JP2632013B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0237062A (ja) | 1990-02-07 |
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