JP2631466B2 - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JP2631466B2 JP62085449A JP8544987A JP2631466B2 JP 2631466 B2 JP2631466 B2 JP 2631466B2 JP 62085449 A JP62085449 A JP 62085449A JP 8544987 A JP8544987 A JP 8544987A JP 2631466 B2 JP2631466 B2 JP 2631466B2
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    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は多層ハロゲン化銀カラー写真感光材料に関
し、詳しくは発色性が良好であり、かつ画像の保存性が
改良され、特にカラーバランスの崩れない多層ハロゲン
化銀カラー写真感光材料であって、高感度で、かつ経時
での感度変動が少ない多層ハロゲン化銀カラー写真感光
材料に関する。
(発明の背景) カラー写真画像を形成させるためには、イエロー、マ
ゼンタ及びシアン3色の写真用カプラーを感光性層に含
有せしめ、露光済の感材をいわゆるカラー現像主薬によ
って発色現像処理する。芳香族第一級アミンの酸化体が
カプラーとカップリング反応することにより発色色素を
与えるが、この際のカップリング速度はできるだけ大き
く、限られた現像時間内で高い発色濃度を与えるよう
な、発色性良好なものが好ましい。
他方形成されたカラー写真画像は種々の条件下で保存
性が良好であることが要求される。この要求を満たすた
めには、異なった色相の発色色素の退色あるいは変色速
度が遅いこと、かつ画像濃度全域にわたり退色の速度が
できるだけ揃っていて、残存色素像のカラーバランスが
変化しないことが重要である。
従来の感材、特にカラーペーパーでは、湿度および熱
の影響による長期暗退色によってシアン色素像の劣化が
大きくカラーバランスの変動をきたし易く、改良が強く
望まれている。従来、暗退色しにくいと、色相が不良で
あり、光退色、光消色しやすいシアン色素像した与えな
いといった相反傾向が強く、カプラーの新規な組み合わ
せが要望されている。
このような問題点を部分的に解消するため、従来各カ
プラーの特定の組み合わせが提案されており、例えば特
公昭52−7344号、特開昭57−200037号、同59−57238
号、同59−160143号および同60−205446号にその例が記
載されている。しかしながら、これらの組み合わせで
は、得られる発色性が不足であったり、発色色素の色相
が不良であり、色再現上弊害をきたしたり、特に光ある
いは熱による劣化に伴い残存色素像のカラーバランスが
変動したり、あるいは光による一時的なシアン消色とい
った各種不都合を総合的に解消するには至っていない。
また近年、ハロゲン化銀写真感光材料に関する業界の
要請はますます厳しく、例えばカラーペーパーにいては
プリント時間短縮のための高感度化、プリント収率向上
のための経時およびロット間に感度差が少ない、いわゆ
る均質性が強く要望されている。
従来から、色増感感度を上げる試みが種々検討されて
きた。例えば色増感効率のよい増感色素の探索、強色増
感と一般に呼ばれ、例えばティ・エッチ・ジェームス・
ザ・セオリー・オブ・ザ・フォトグラフィック・プロセ
ス(T.H.James,The Theory of the Photogrphic P
rocess)第4版、マクミラン出版社、ニューヨーク、第
259〜265頁に記載されている、ある特定の増感色素を何
種類か組み合わせることにより色増感効率を高める方
法、又はある特定の化合物と増感色素を組み合わせる方
法が知られている。
更に別の手段として当業界ではよく知られているよう
に、例えばハロゲン化銀粒子の粒径を大きくすることに
より、または化学増感における増感方法を選択すること
によりハロゲン化銀自身の固有感度を高め色増感感度を
上げる方法等がある。しかしながら、これらの方法で
は、色増感感度を上げることに対しては効果があって
も、例えばカブリが高く、保存性が劣化したり、増感色
素の残色が増える等の他の写真性能への悪影響があり、
実用上満足すべき状態ではなかった。
(発明が解決しようとする問題点) ハロゲン化銀カラー写真感光材料において、形成され
たカラー写真画像の種々の条件下での良好な保存性を達
成するためには、シアン色素像の光、熱および湿度の影
響による劣化を相反することなく、同時に解決する技術
の開発が望まれている。さらに従来のような部分的な改
良手段で、発色性、発色色素の色相不良、感度および均
質性等の各種不都合を引き起こすようでは、実用上の改
良効果としては全く意味を持たず、これらを含めて総合
的に解決する手段を提供することは、非常に有用なこと
である。
本発明の目的は、発色性が良好であり、かつ画像保存
性が改良され、特に長期間にわたり暗所および曝光下の
いずれでもカラーバランスの変動のない多層ハロゲン化
銀カラー写真感光材料であって、しかも高感度で経時に
よる感度変動の小さいハロゲン化銀カラー写真感光材料
を提供することにある。
(発明の構成) 本発明者らは上記目的を達成すべく、カプラーおよび
その分散技術を鋭意検討した結果、特定のシアンカプラ
ーを、主鎖或いは側鎖に酸基をもたない繰り返し単位か
らすくなくともなる水不溶性かつ有機溶剤可溶性の単独
または共重合体を用いて分散させることにより、特定の
イエローカプラーおよびマゼンタカプラーと組み合わせ
て、発色性が良好で画像保存性が改良され長期間にわた
りカラーバランスの変動のない多層ハロゲン化銀カラー
写真感光材料を得ることが出来ることを見出した。しか
しながら、このものは赤感光性乳剤層の感度と経時によ
る感度の安定性の点で更に改良が必要であることが明ら
かとなった。そこで、さらに鋭意検討した結果、ある種
の蛍光増白剤として知られている化合物を感材中に含有
せしめることにより、予期せざる優れた結果を得、本発
明をなすに至った。
即ち、前記の目的は、 赤感光性、緑感光性および青感光性ハロゲン化銀乳剤
層を支持体上に有するハロゲン化銀カラー写真感光材料
において、下記一般式(I)で表されるシアンカプラー
の少なくとも一種と、主鎖或いは側鎖に酸基をもたない
繰り返し単位からすくなくともなる水不溶性かつ有機溶
剤可溶性の単独または共重合体の少なくとも一種が溶解
した混合溶液を乳化分散させて得られる親油性微粒子の
分散物が赤感光ハロゲン化銀乳剤層に含有され、下記一
般式(II)または(III)で表されるマゼンタカプラー
の少なくとも一種が緑感光性ハロゲン化銀乳剤層に含有
され、下記一般式(IV)で表されるイエローカプラーの
少なくとも一種が青感光性ハロゲン化銀乳剤層に含有さ
れており、さらに下記一般式(B)で表される化合物の
少なくとも一種が含有されていることを特徴とするハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料によって達成された。
一般式〔I〕 (式中、R1は水素またはハロゲン原子を表わし、R2はア
ルキル基を表わし、R3はバラスト基を表わし、Y1は水素
原子または現像主薬の酸化体とのカツプリング反応時に
離脱可能な基(以下、離脱基と略す)を表わす。) 一般式〔II〕 (式中、R4及びR6はアリール基を表わし、R5は水素原
子、脂肪族もしくは芳香族のアシル基、脂肪族もしくは
芳香族スルホニル基を表わし、Y2は水素原子または離脱
基を表わす。) 一般式〔III〕 (式中R7は水素原子または置換基を表わし、Y3は水素原
子または離脱基を表わす。Za、Zb、およびZcはメチン、
置換メチン、=N−、または−NH−を表わし、Za−Zb結
合とZb−Zc結合のうち一方は二重結合であり、他方は単
結合である。Zb−Zc結合が炭素−炭素二重結合の場合
は、それが芳香環の一部である場合を含む。R7またはY3
で2量体以上の多量体を形成する場合、またZa、Zb、あ
るいはZcが置換メチンであるときはその置換メチンで2
量体以上の多量体を形成する場合を含む。) 一般式〔IV〕 (式中R8は、ハロゲン原子、アルコキシ基を表わし、R9
は水素原子、ハロゲン原子又はアルコキシ基を表わす。
Aは−NHCOR10、−NHSO2−R10、−SO2NHR10、−COO
R10を表す(ただし、R10とR10はそれぞれアルキル基を表わ
す。)。R4は水素原子または脱離基を表わす。) 一般式(B) 式中、Dは二価の芳香族残基を表わし、R12、R13、R
14、R15はそれぞれ水素原子、ヒドロキシ基、アルコキ
シ基、アリーロキシ基、ハロゲン原子、ヘテロ環基、メ
ルカプト基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ
シクリルチオ基、アミノ基、アルキルアミノ基、シクロ
ヘキシルアミノ基、アリールアミノ基、ヘテロシクリル
アミノ基、アラルキルアキミノ基またはアリール基を表
わす。
Q1とQ2はそれぞれ−N=または−CH=を表わす。但
し、Q1とQ2の少なくとも一方は−N=である。
以下本発明について更に詳述する。
本発明に用いられる重合体は、主鎖または側鎖に酸基
をもたない少なくとも一種の繰り返し単位からなる水不
溶性かつ有機溶剤可能性であれば、いかなる重合体でも
よいが、繰り返し単位がその主鎖又は側鎖に を有する重合体、特に を有する重合体が、発色性及び退色改良効果等の点から
好ましい。また前記の繰り返し単位がその側鎖に (但し、GとG′は各々水素原子、アルキル基またはア
リール基を表わす。)を有する重合体も好ましい。他
方、酸基を含有するモノマーより成る重合体を用いた場
合、理由は明らかではないが、重合体による退色改良効
果が著しく減じられ、好ましくない場合が多い。以下に
本発明に係る重合体について具体例を挙げて説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
(A) ビニル重合体 本発明のビニル重合体を形成するモノマーとしては、
アクリル酸エステル類、具体的には、メチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、
イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、
イソブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、t
ert−ブチルアクリレート、アミルアクリレート、ヘキ
シルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、
オクチルアクリレート、tert−オクチルアクリレート、
2−クロロエチルアクリレート、2−ブロモエチルアク
リレート、4−クロロブチルアクリレート、シアノエチ
ルアクリレート、2−アセトキシエチルアクリレート、
ジメチルアミノエチルアクリレート、ベンジルアクリレ
ート、メトキシベンジルアクリレート、2−クロロシク
ロヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、フルフリルアクリレート、テトラヒドロフルフリル
アクリレート、フエニルアクリレート、5−ヒドロキシ
ペンチルアクリレート、2,2−ジメチル−3−ヒドロキ
シプロピルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレ
ート、3−メトキシブチルアクリレート、2−エトキシ
エチルアクリレート、2−iso−プロポキシアクリレー
ト、2−ブトキシエチルアクリレート、2−(2−メト
キシエトキシ)エチルアクリレート、2−(2−ブトキ
シエトキシ)エチルアクリレート、ω−メトキシポリエ
チレングリコールアクリレート(付加モル数n=9)、
1−ブロモ−2−メトキシエチルアクリレート、1,1−
ジクロロ−2−エトキシエチルアクリレート等が挙げら
れる。その他、下記のモノマー等が使用できる。
メタクリル酸エステル類:その具体例としては、メチ
ルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピ
ルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−
ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、se
c−ブチルメタクリレート、tert−ブチルメタクリレー
ト、アミルメタクリレート、ヘキシルメタクリレート、
シクロヘキシルメタクリレート、ベンジルメタクリレー
ト、クロロベンジルメタクリレート、オクチルメタクリ
レート、ステアリルメタクリレート、スルホプロピルメ
タクリレート、N−エチル−N−フエニルアミノエチル
メタクリレート、2−(3−フエニルプロピルオキシ)
エチルメタクリレート、ジメチルアミノフエノキシエチ
ルメタクリレート、フルフリルメタクリレート、テトラ
ヒドロフルフリルメタクリレート、フエニルメタクリレ
ート、クレジルメタクリレート、ナフチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、4−ヒドロ
キシブチルメタクリレート、トリエチレングリコールモ
ノメタクリレート、ジプロピレングリコールモノメタク
リレート、2−メトキシエチルメタクリレート、3−メ
トキシブチルメタクリレート、2−アセトキシエチルメ
タクリレート、2−アセトアセトキシエチルメタクリレ
ート、2−エトキシエチルメタクリレート、2−iso−
プロポキシエチルメタクリレート、2−ブトキシエチル
メタクリレート、2−(2−メトキシエトキシ)エチル
メタクリレート、2−(2−エトキシエトキシ)エチル
メタクリレート、2−(2−ブトキシエトキシ)エチル
メタクリレート、ω−メトキシポリエチレングリコール
メタクリレート(付加モル数n=6)、アリルメタクリ
レート、メタクリル酸ジメチルアミノエチルメチルクロ
ライド塩などを挙げることができる。
ビニルエステル類:その具体例としては、ビニルアセ
テート、ビニルプロピオネート、ビニルブチレート、ビ
ニルイソブチレート、ビニルカプロエート、ビニルクロ
ロアセテート、ビニルメトキシアセテート、ビニルフエ
ニルアセテート、安息香酸ビニル、サリチル酸ビニルな
ど; アクリルアミド類:例えば、アクリルアミド、メチル
アクリルアミド、エチルアクリルアミド、プロピルアク
リルアミド、ブチルアクリルアミド、tert−ブチルアク
リルアミド、シクロヘキシルアクリルアミド、ベンジル
アクリルアミド、ヒドロキシメチルアクリルアミド、メ
トキシエチルアクリルアミド、ジメチルアミノエチルア
クリルアミド、フエニルアクリルアミド、ジメチルアク
リルアミド、ジエチルアクリルアミド、β−シアノエチ
ルアクリルアミド、N−(2−アセトアセトキシエチ
ル)アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミドなど; メタクリルアミド類:例えば、メタクリルアミド、メチ
ルメタクリルアミド、エチルメタクリルアミド、プロピ
ルメタクリルアミド、ブチルメタクリルアミド、tert−
ブチルメタクリルアミド、シクロヘキシルメタクリルア
ミド、ベンジルメタクリルアミド、ヒドロキシメチルメ
タクリルアミド、メトキシエチルメタクリルアミド、ジ
メチルアミノエチルメタクリルアミド、フエニルメタク
リルアミド、ジメチルメタクリルアミド、ジエチルメタ
クリルアミド、β−シアノエチルメタクリルアミド、N
−(2−アセトアセトキシエチル)メタクリルアミドな
ど; オレフイン類:例えば、ジシクロペンタジエン、エチレ
ン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、塩化ビニ
ル、塩化ビニリデン、イソプレン、クロロプレン、ブタ
ジエン、2,3−ジメチルブタジエン等;スチレン類:例
えば、スチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、
トリメチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルス
チレン、クロルメチルスチレン、メトキシスチレン、ア
セトキシスチレン、クロルスチレン、ジクロルスチレ
ン、ブロムスチレン、ビニル安息香酸メチルエステルな
ど; ビニルエーテル類:例えば、メチルビニルエーテル、ブ
チルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、メトキ
シエチルビニルエーテル、ジメチルアミノエチルビニル
エーテルなど; その他として、クロトン酸ブチル、クロトン酸ヘキシ
ル、イタコン酸ジメチル、イタコン酸ジブチル、マレイ
ン酸ジエチル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジブチ
ル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジメチル、フマル酸ジ
ブチル、メチルビニルケトン、フエニルビニルケトン、
メトキシエチルビニルケトン、グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート、N−ビニルオキサゾリ
ドン、N−ビニルピロリドン、アクリロニトリル、メタ
アクリロニトリル、ビニリデンクロライド、メチレンマ
ロンニトリル、ビニリデンなどを挙げる事ができる。
本発明の重合体に使用されるモノマー(例えば、上記
のモノマー)は、種々の目的(例えば、溶解性改良)に
応じて、2種以上のモノマーを互いにコモノマーとして
使用される。また、発色性や溶解性調節のために、共重
合体が水溶性にならない範囲において、コモノマーとし
て下記に例を挙げたような酸基を有するモノマーも用い
られる。
アクリル酸;メタクリル酸;イタコン酸;マレイン
酸;イタコン酸モノアルキル、例えば、イタコン酸モノ
メチル、イタコン酸モノエチル、イタコン酸モノブチル
など;マレイン酸モノアルキル、例えば、マレイン酸モ
ノメチル、マレイン酸モノエチル、マレイン酸モノブチ
ルなど;シトラコン酸;スチレンスルホニル酸;ビニル
ベンジルスルホン酸;ビニルスルホン酸;アクリロイル
オキシアルキルスルホン酸、例えば、アクリロイルオキ
シメチルスルホン酸、アクリロイルオキシエチルスルホ
ン酸、アクリロイルオキシプロピルスルホン酸など;メ
タクリロイルオキシアルキルスルホン酸、例えば、メタ
クリロイルオキシメチルスルホン酸、メタクリロイルオ
キシエチルスルホン酸、メタクリロイルオキシプロピル
スルホン酸など;アクリルアミドアルキルスルホン酸、
例えば、2−アクリルアミド−2−メチルメタンスルホ
ン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸、2−アクリルアミド−2−メチルブタンスルホン
酸など;メタクリルアミドアルキルスルホン酸、例え
ば、2−メタクリルアミド−2−メチルエタンスルホン
酸、2−メタクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸、2−メタクリルアミド−2−メチルブタンスルホ
ン酸など; これらの酸はアルカリ金属(例えば、Na、Kなど)ま
たはアンモニウムイオンの塩であつてもよい。
ここまでに挙げたビニルモノマーおよび本発明に用い
られるその他のビニルモノマーの中の親水性のモノマー
(ここでは、単独重合体にした場合に水溶性になるもの
をいう。)をコモノマーとして用いる場合、共重合体が
水溶性にならない限りにおいて、共重合体中の親水性モ
ノマーの割合に特に制限はないが、通常、好ましくは40
モル%以下、より好ましくは20モル%以下、更に好まし
くは10モル%以下である。また、本発明のモノマーと共
重合する親水性コモノマーが酸基を有する場合には、前
述のごとく画像保存性の観点より、酸基をもつコモノマ
ーの共重合体の割合は、通常、20モル%以下、好ましく
は10モル%以下であり、最も好ましくはこのようなコモ
ノマーを含まない場合である。
重合体中の本発明のモノマーは、好ましくは、メタク
リルレート系、アクリルアミド系およびメタクリルアミ
ド系である。また、通常、2種以上のモノマーを共重合
するのが好ましく、特に好ましいのは、アクリルアミド
系モノマーと本発明の他のモノマーとの共重合体やメタ
クリルレート系モノマーと本発明の他のモノマーとの共
重合体である。また、2種類以上の重合体を併用して
も、勿論良い。
(B) 多価アルコールと多塩基酸とが縮合して得られ
るポリエステル樹脂 多価アルコールとしては、HO−R −OH(R は炭素
数2〜約12の炭化水素鎖、特に脂肪族炭化水素鎖)なる
構造を有するグリコール類、又は、ポリアルキレングリ
コールが有効であり、多塩基酸としては、HOOC−R
COOH(R は単なる結合を表わすか、又は、炭素数1〜
約12の炭化水素鎖)を有するものが有効である。
多価アルコールの具体例としては、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコー
ル、トリメチロールプロパン、1,4−ブタンジオール、
イソブチレンジオール、1,5−ペンタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘ
プタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナン
ジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカンジ
オール、1,12−ドデカンジオール、1,13−トリデカンジ
オール、1,4−ジオール、グリセリン、ジグリセリン、
トリグリセリン、1−メチルグリセリン、エリトリツ
ト、マンニツト、ソルビツト等が挙げられる。
多塩基酸の具体例としては、シユウ酸、コハク酸、グ
ルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、コルク酸、アゼラ
イン酸、セバシン酸、ノナンジカルボン酸、デカンジカ
ルボン酸、ウンデカンジカルボン酸、ドデカンジカルボ
ン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラク
ロルフタル酸、メタコン酸、イソヒメリン酸、シクロペ
ンタジエン−無水マレイン酸付加物、ロジン−無水マレ
イン酸付加物等があげられる。
(C) その他 例えば次のような開環重合で得られるポリエステル 式中、mは4〜7の整数を表わす。−CH2−鎖は分岐
しているものであつてもよい。
このポリエステルをつくるのに使用しうる適当なモノ
マーとしては、β−プロピオラクトン、ε−カプロラク
トン、ジメチルプロピオラクトン等がある。
本発明の重合体の分子量や重合度は、本発明の効果に
対し実質上大きな影響が無いが高分子量になるにつれ、
補助溶剤に溶解する際に時間がかかる等の問題や、溶液
粘度が高いために乳化分散しにくくなり、粗大粒子を生
じ、その結果、発色性が低下したり、塗布性の不良の原
因となる等の問題も起こし易くなる。その対策のために
補助溶剤を多量に用い溶液の粘度を下げることは新たな
工程上の問題を引き起こすこととなる。上記の観点から
重合体の粘度は、用いる補助剤100CCに対し重合体30g溶
解した時の粘度が5000cps以下が好ましく、より好まし
くは2000cps以下である。また本発明に使用しうる重合
体の分子量は好ましくは15万以下、より好ましくは8万
以下である。
本発明の重合体の補助溶剤に対する比率は使用される
重合体の種類に依り異なり、補助溶剤に対する溶解度
や、重合度等、或いは、カプラーの溶解度等によつて広
い範囲に渡つて変化する。通常、少なくともカプラー、
高沸点カプラー溶剤及び重合体の三者が補助溶剤に溶解
して成る溶液が水中もしくは親水コロイド水溶液中に容
易に分散されるために十分低粘度となるのに必要な量の
補助溶剤が使用される。重合体の重合度が高い程、溶液
の粘度は高くなるので、重合体の補助溶剤に対する割合
を重合体種によらず一律に決まるのは難しいが、通常、
約1:1から1:50(重量比)の範囲が好ましい。本発明の
重合体のカプラーに対する割合(重量比)は、1:20から
20:1が好ましく、より好ましくは1:10から10:1である。
本発明に用いられる重合体の具体例の一部を以下に記
すが、本発明は、これらに限定されるものではない。
具体例 P−1)ポリビニルアセテート P−2)ポリビニルプロピオネート P−3)ポリメチルメタクリレート P−4)ポリエチルメタクリレート P−5)ポリエチルアクリレート P−6)酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合体(95:
5) P−7)ポリn−ブチルアクリレート P−8)ポリn−ブチルメタクリレート P−9)ポリイソブチルメタクリレート P−10)ポリイソプロピルメタクリレート P−11)ポリオクチルアクリレート P−12)n−ブチルアクリレート−アクリルアミド共重
合体(95:5) P−13)ステアリルメタクリレート−アクリル酸共重合
体(90:10) P−14)1,4−ブタンジオール−アジピン酸ポリエステ
ル P−15)エチレングリコール−セパシン酸ポリエステル P−16)ポリカプロラクトン P−17)ポリプロピオラクトン P−18)ポリジメチルプロピオラクトン P−19)n−ブチルメタクリレート−N−ビニル−2−
ピロリドン共重合体(90:10) P−20)メチルメタクリレート−塩化ビニル共重合体
(70:30) P−21)メチルメタクリレート−スチレン共重合体(9
0:10) P−22)メチルメタクリレート−エチルアクリレート共
重合体(50:50) P−23)n−ブチルメタクリレート−メチルメタクリレ
ート−スチレン共重合体(50:30:20) P−24)酢酸ビニル−アクリルアミド共重合体(85:1
5) P−25)塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(65:35) P−26)メチルメタクリレート−アクリルニトリル共重
合体(65:35) P−27)ジアセトンアクリルアミド−メチルメタクリレ
ート共重合体(50:50) P−28)メチルビニルケトン−イソブチルメタクリレー
ト共重合体(55:45) P−29)エチルメタクリレート−n−ブチルアクリレー
ト共重合体(70:30) P−30)ジアセトンアクリルアミド−n−ブチルアクリ
レート共重合体(60:40) P−31)メチルメタクリレート−スチレンメチルメタク
リレート−ジアセトンアクリルアミド共重合体(40:40:
20) P−32)n−ブチルアクリレート−スチレンメタ
クリレート−ジアセトンアクリルアミド共重合体(70:2
0:10) P−33)ステアリルメタクリレート−メチルメタクリレ
ート−アクリル酸共重合体(50:40:10) P−34)メチルメタクリレート−スチレン−ビニルスル
ホンアミド共重合体(70:20:10) P−35)メチルメタクリレート−フエニルビニルケトン
共重合体(70:30) P−36)n−ブチルアクリレート−メチルメタクリレー
ト−n−ブチルメタクリレート共重合体(35:35:30) P−37)n−ブチルメタクリレート−ペンチルメタクリ
レート−N−ビニル−2−ピロリドン共重合体(38:38:
24) P−38)メチルメタクリレート−n−ブチルメタクリレ
ート−イソブチルメタクリレート−アクリル酸共重合体
(37:29:25:9) P−39)n−ブチルメタクリレート−アクリル酸(95:
5) P−40)メチルメタクリレート−アクリル酸共重合体
(95:5) P−41)ペンジルメタクリレート−アクリル酸共重合体
(90:10) P−42)n−ブチルメタクリレート−メチルメタクリレ
ート−ベンジルメタクリレート−アクリル酸共重合体
(35:35:25:5) P−43)n−ブチルメタクリレート−メチルメタクリレ
ート−ベンジルメタクリレート共重合体(35:30:30) P−44)ポリペンチルアクリレート P−45)シクロヘキシルメタクリレート−メチルメタク
リレート−n−プロピルメタクリレート共重合体(37:2
9:34) P−46)ポリペンチルメタクリレート P−47)メチルメタクリレート−n−ブチルメタクリレ
ート共重合体(65:35) P−48)ビニルアセテート−ビニルプロピオネート共重
合体(75:25) P−49)n−ブチルメタクリレート−3−アクリルオキ
シブタン−1−スルホン酸ナトリウム共重合体(97:3) P−50)n−ブチルメタクリレート−メチルメタクリレ
ート−アクリルアミド共重合体(35:35:30) P−51)n−ブチルメタクリレート−メチルメタクリレ
ート−塩化ビニル共重合体(37:36:27) P−52)n−ブチルメタクリレート−スチレン共重合体
(90:10) P−53)メチルメタクリレート−N−ビニル−2−ピロ
リドン共重合体(90:10) P−54)n−ブチルメタクリレート−塩化ビニル共重合
体(90:10) P−55)n−ブチルメタクリレート−スチレン共重合体
(70:30) P−56)ポリ(N−sec−ブチルアクリルアミド) P−57)ポリ(N−tert−ブチルアクリルアミド) P−58)ジアセトンアクリルアミド−メチルメタクリレ
ート共重合体(62:38) P−59)ポリシクロヘキシルメタクリレート P−60)N−tert−ブチルアクリルアミド−メチルメタ
クリレート共重合体(40:70) P−61)ポリ(N,N−ジメチルアクリルアミド) P−62)ポリ(tert−ブチルメタクリレート) P−63)tert−ブチルメタクリレート−メチルメタクリ
レート共重合体(70:30) P−64)ポリ(N−tert−ブチルメタクリルアミド) P−65)N−tert−ブチルアクリルアミド−メチルフエ
ニルメタクリレート共重合体(60:40) P−66)メチルメタクリレート−アクリルニトリル共重
合体(70:30) P−67)メチルメタクリレート−メチルビニルケトン共
重合体(38:72) P−68)メチルメタクリレート−スチレン共重合体(7
5:25) P−67)メチルメタクリレート−ヘキシルメタクリレー
ト共重合体(70:30) つぎに、一般式(I)で表されるシアンカプラーにつ
いては、一般式(I)において、R1は水素またはハロゲ
ン原子を表わし、R2のアルキル基は、直鎖、分岐もしく
は環状のいずれでもよく、好ましい炭素数は1ないし32
である。例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基、ペンタデシル基、tert−ブチル基、シクロヘキ
シル基などを挙げることができる。
これらの基は、さらにアルキル基、アリール基、複素
環基、アルコキシ基(例えば、メトキシ基、2−メトキ
シエトキシ基など)、アリールオキシ基(例えば、2,4
−ジ−tert−アミルフエノキシ基、2−クロロフエノキ
シ基、4−シアノフエノキシ基など)、アルケニルオキ
シ基(例えば、2−プロペニルオキシ基など)、アシル
基(例えば、アセチル基、ベンゾイル基など)エステル
基(例えば、ブトキシカルボニル基、フエノキシカルボ
ニル基、アセトキシ基、ベンゾイルオキシ基、ブトキシ
スルホニル基、トルエンスルホニルオキシ基など)、ア
ミド基(例えば、アセチルアミノ基、メタンスルホンア
ミド基、ジプロピルスルフアモイルアミノ基など)、カ
ルバモイル基(例えばジメチルカルバモイル基、エチル
カルバモイル基など)、スルフアモイル基(例えば、ブ
チルスルフアモイル基など)、イミド基、(例えば、サ
クシンイミド基、ヒダントイニル基など)、ウレイド基
(例えば、フェニルウレイド基、ジメチルウレイド基な
ど)、脂肪族もしくは芳香族スルホニル基(例えば、メ
タンスルホニル基、フエニルスルホニル基など)、脂肪
族もしくは芳香族チオ基(例えば、エチルチオ基、フエ
ニルチオ基など)、ヒドロキシ基、シアノ基、カルボキ
シ基、ニトロ基、スルホ基、ハロゲン原子などから選ば
れた基で置換されていてもよい。R3のバラスト基は、置
換もしくは無置換の、脂肪族基、芳香族基または複素環
基を表わし、炭素数1〜32の脂肪族基として例えば、メ
チル基、ブチル基、トリデシル基、シクロヘキシル基、
アリル基などが挙げられ、芳香族基としては例えば、フ
エニル基、ナフチル基などが挙げられ、複素環基として
は例えば、2−ピリジル基、2−イミダゾリル基、2−
フリル基、6−キノイル基などが挙げられる。これらの
基は、R2で述べた置換基で置換されていてもよい。
前記一般式(I),(II),(III)または(IV)に
おいて、Y1,Y2,Y3またはY4が離脱基を表わすとき、該離
脱基は酸素、窒素、イオウもしくは炭素原子を介してカ
ツプリング活性炭素と、脂肪族基、芳香族基、複素環
基、脂肪族・芳香族もしくは複素環スルホニル基、脂肪
族・芳香族もしくは複素環カルボニル基とを結合するよ
うな基、ハロゲン原子、芳香族アゾ基などであり、これ
らの離脱基に含まれる脂肪族、芳香族もしくは複素環基
は、R2で許容される置換基で置換されていてもよく、こ
れらの置換基が2つ以上のときは同一でも異なっていて
もよく、これらの置換基がさらにR2に許容される置換基
を有していてもよい。カツプリング離脱基の具体例を挙
げると、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子など)、アルコキシ基(例えば、エトキシ
基、ドデシルオキシ基、メトキシエチルカルバモイルメ
トキ基、カルボキシルプロピルオキシ基、メチルスルホ
ニルエトキシ基など)、アリールオキシ基(例えば、4
−クロロフェノキシ基、4−メトキシフェノキシ基、4
−カルボキシフェノキシ基など)、アシルオキシ基(例
えば、アセトキシ基、テトラデカノイルオキシ基、ベン
ゾイルオキシ基など)、脂肪族もしくは芳香族スルホニ
ルオキシ基(例えば、メタンスルホニルオキシ基、トル
エンスルホニルオキシ基など)、アシルアミノ基(例え
ば、ジクロロアセチルアミノ基、ヘプタフルオロブチリ
ルアミノ基など)、脂肪族もしくは芳香族スルホンアミ
ド基(例えば、メタンスルホンアミノ基、p−トルエン
スルホンアミノ基など)、アルコキシカルボニルオキシ
基(例えば、エトキシカルボニルオキシ基、ベンジルオ
キシカルボニルオキシ基など)、アリールオキシカルボ
ニルオキシ基(例えば、フェノキシカルボニルオキシ基
など)、脂肪族・芳香族もしくは複素環チオ基(例え
ば、エチルチオ基、フェニルチオ基、テトラゾリルチオ
基など)、カルバモイアミノ基(例えば、N−メチルカ
ルバモイルアミノ基、N−フエニルカルバモイルアミノ
基など)、5員もしくは6員の含窒素複素環基(例え
ば、イミダゾリル基、ピラゾリル基、トリアゾリル基、
テトラゾリル基、1,2−ジヒドロ−2−オキソ−1−ピ
リジル基など)、イミド基(例えば、スクシンイミド
基、ヒダントイニル基など)、芳香族アゾ基(例えば、
フエニルアゾ基など)などがあり、これらの基はさらに
R2の置換基として許容された基で置換されていてもよ
い。また、炭素原子を介して結合した離脱基として、ア
ルデヒド類又はケトン類で四当量カプラーを縮合して得
られるビス型カプラーがある。本発明発明の離脱基は、
現像抑制剤、現像促進剤など写真的有用基を含んでいて
もよい。
前記一般式(I)で表されるシアンカプラーの好まし
い例は次の通りである。
一般式(I)においてR1としてはハロゲン原子が好ま
しく、塩素原子、フッ素原子が特に好ましい。R2として
は、炭素数2〜15のアルキル基および炭素数1以上の置
換基を有するメチル基であり、置換基としては、アリー
ルチオ基、アルキルチオ基、アシルアミノ基、アリール
オキシ基、アルコキシ基が好ましい。R3としては、置換
もしくは無置換の、アルキル基やアリール基が好まし
く、より好ましくは置換アリールオキシ置換のアルキル
基または直鎖無置換アルキル基である。
好ましいY1は、水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ
基、アリールオキシ基、アシルオキシ基、スルホンアミ
ド基である。
本発明に用いられるシアンカプラーの具体例を以下に
示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
カプラー〔I〕 一般式(II)で表されるマゼンタカプラーは、R5が水
素原子のときには、下記のケトーエノール形の互変異性
を有することは、当業界で公知である。
一般式(II)において、R4およびのアリール基(好
ましくはフエニル基)に許容される置換基は、置換基R2
に対して許容される置換基と同じであり、2つ以上の置
換基があるときは同一でも異っていてもよい。
一般式(II)における好ましいR5は水素原子、脂肪族
のアシル基又は脂肪族スルホニル基であり、特に好まし
いR5は水素原子である。好ましいY2はイオウ、酸素もし
くは窒素原子のいずれかで離脱する型のものであり、イ
オウ原子離脱基は特に好ましい。
一般式(III)で表わされる化合物は、5員−5員縮
合窒素複素型カプラー(以下、5,5Nヘテロ環カプラーと
呼ぶ)であり、その発色母核はナフタレンと等電子的な
芳香性を有し、通常アザペンタレンと総称される化学構
造となつている。一般式(III)で表わされるカプラー
のうち、好ましい化合物は、1H−イミダゾ〔1,2−b〕
ピラゾール類、1H−ピラゾロ〔1,5−b〕ピラゾール
類、1H−ピラゾロ〔5,1−c〕〔1,2,4〕トリアゾール
類、1H−ピラゾロ〔1,5−b〕〔1,2,4〕トリアゾール類
および1H−ピラゾロ〔1,5−d〕テトラゾール類であ
り、それぞれ一般式(V)、(VI)、(VII)、(VII
I)および(IX)で表わされる。
(V)から(IX)までの一般式における置換基を詳細
に説明する。R16,R17およびR18は、脂肪族基、芳香族基
又は複素環基を表わし、これらの基はR2に対して許容さ
れた置換基の少なくとも1つで置換されていてもよい。
R16,R17およびR18は、さらにRO−, RSO−,RSO2−,RSO2NH−, RNH−,RS−, 水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、イミド基であって
もよい。(Rはアルキル基、アリール基および複素環基
を表す。) R16,R17およびR18はさらに、カルバモイル基、スルフ
ァモイル基、ウレイド基又はスルファモイルアミノ基で
あってもよく、これらの基の窒素原子はR2に対して許容
された置換基で置換されていてもよい。
またR16,R17,R18またはY3のいずれかが2価の基とな
り2量体を形成してもよく、又は高分子主鎖とカプラー
発色団とを連結する2価の基となってもよい。
好ましいR16,R17およびR18は、水素原子、ハロゲン原
子、脂肪族基、芳香族基、複素環基、RO−,RCONH−,RSO
2NH−,RNH−,RS−もしくはROCONH基である。好ましいY3
は、ハロゲン原子、アシルアミノ基、イミド基、脂肪族
もしくは芳香族スルホンアミド基、カップリング活性位
に窒素原子で結合する5員もしくは6員の含窒素複素
環、アリールオキシ基、アルコキシ基、アリールチオ基
およびアルキルチオ基である。
以下、一般式〔II〕および〔III〕で表されるカプラ
ーの好ましい具体例を示す。
以下のx、y、zの比はいずれも重量比を表わす。
一般式(IV)で表されるイエローカプラーについて
は、一般式(IV)においてR9およびR10の置換基として
は、R2に対して許容される置換基と同じであり、離脱基
Y4は好ましくは下記(X)から(XVI)に至る一般式で
表される基を含む。
R20は置換されていてもよいアリール基又は複素環基
を表わす。
R21、R22は各々水素原子、ハロゲン原子、カルボン酸
エステル基、アミノ基、アルキル基、アルキルチオ基、
アルコキシ基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフ
イニル基、カルボン酸基、スルホン酸基、無置換もしく
は置換の、フェニル基または複素環を表わし、これらの
基は同じでも異ってもよい。
W1は式中の と共に4員環、5員環もしくは6員環を形成するのに要
する非金属原子を表わす。
一般式(XIII)のなかで好ましくは(XIV)〜(XVI)
が挙げられる。
式中、R23、R24は各々水素原子、アルキル基、アリー
ル基、アルコキシ基、アリールオキシ基またはヒドロキ
シ基を表わし、R25、R26およびR27は各々水素原子、ア
ルキル基、アリール基、アラルキル基、またはアシル基
を表わし、W2は酸素またはイオウ原子を表わす。
これらのカプラーの具体例を以下に示す。
一般式(B)についてさらに詳しく説明する。
Q1とQ2は二価の芳香族残基(例えば単一の芳香核残
基、少なくとも二個の芳香核が縮合したものの残基、少
なくとも二個の芳香核が直接に、または原子もしくは原
子団を介して結合しているものの残基;さらに具体的に
はビフエニル、ナフチレン、スチルベン、ビベンジール
など)を表わし、特に次のaとbで示されるものが好ま
しい。
ここでMは水素原子または水溶性を与えるカチオン
{例えばアルカリ金属イオン(Na、Kなど)、アンモニ
ウムイオンなど}を表わす。
ただし、bの場合はR12、R13、R14、R15の少なくとも
1つは、SO3Mを含有する置換基を有する。Mはaのそれ
と同義である。
R12、R13、R14、R15はそれぞれ水素原子、ヒドロキシ
基、アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基な
ど)、アリーロキシ基(例えばフエノキシ基、ナフトキ
シ基、o−トロキシ基、p−スルホフエノキシ基な
ど)、ハロゲン原子(例えば塩素原子、臭素原子な
ど)、ヘテロ環基(例えばモルホリニル基、ピペリジル
基など)、メルカプト基、アルキルチオ基(例えばメチ
ルチオ基、エチルチオ基など)、アリールチオ基(例え
ばフエニルチオ基、トリルチオ基など)、ヘテロシクリ
ルチオ基(例えばベンゾチアゾイルチオ基、ベンゾイミ
ダゾイルチオ基、フエニルテトラゾリルチオ基など)、
アミノ基、アルキルアミノ基(例えばメチルアミノ基、
エチルアミノ基、プロピルアミノ基、ジメチルアミノ
基、ジエチルアミノ基、ドデシルアミノ基、β−ヒドロ
キシエチルアミノ基、ジ−β−ヒドロキシエチルアミノ
基、β−スルホエチルアミノ基など)、シクロヘキシル
アミノ基、アリールアミノ基(例えばアニリノ基、o
−、m−、またはp−スルホアニリノ基、o−、m−、
またはp−クロロアニリノ基、o−、m−、またはp−
アニシジノ基、o−、m−、またはp−トルイジノ基、
o−、m−、またはp−カルボキシアニリノ基、ヒドロ
キシアニリノ基、スルホナフチルアミノ基、o−、m
−、またはp−アミノアニリノ基、o−アセタミノ−ア
ニリノ基など)、ヘテロシクリルアミノ基(例えば2−
ベンゾチアゾリルアミノ基、2−ピリジルアミノ基な
ど)、アラルキルアミノ基(例えばベンジルアミノ基な
ど)、アリール基(例えばフエニル基など)を表わす。
一般式(B)で示される化合物の中で、R12〜R15の少
なくとも1つがアリーロキシ基、ヘテロシクリルチオ
基、またはヘテロシクリルアミノ基である化合物は特に
好ましい。
上記のアルキル基(またはアルキル残基)、アリール
基(またはアリール残基)やヘテロ環もしくはヘテロシ
クリル基(またはその残基)等は、更に例えばR2で列挙
したような置換基で置換されたものも含む意味で用いら
れている。
以下に一般式(B)で表わされる化合物の典型的な例
を挙げるが、これに限定されるものではない。
これらの具体例の中で化合物B−1、2、4、6、7
および8は特に望ましい。
本発明に用いられる一般式(B)で表わされる化合物
は、特公昭45−32741号を参照すれば関連技術者は容易
に合成でき、また上記特許に記載のないものも類似の方
法により合成できる。
一般式(B)で表わされる化合物は、本発明を構成す
る写真層の任意の層に添加してその効果を発揮すること
ができるが、赤感光性乳剤層に添加して使用するのが最
も好ましい。また一般式(B)で表わされる化合物の添
加量は特に制限はないが、好ましくは1×10-3〜1×10
-1g/m2、より好ましくは1×10-3〜1×10-2g/m2であ
る。
上記一般式(I),(II)または(III),(IV)で
表されるカプラーは、各々所定のハロゲン化銀乳剤層中
に通常ハロゲン化銀1モルあたり0.1〜1.0モル、好まし
くは0.1〜0.5モル含有される。さらに、一般式(I),
(II)または(III),(IV)で表される各カプラー間
の量の比はモル比で通常約1:0.2〜1.5:0.5〜1.5の範囲
になることが多いが、この範囲外でも感材設計は可能で
ある。
本発明において、前記一般式(II)または(III),
(IV)で表されるカプラーを乳剤層に添加するために
は、公知の種々の技術を適用することができる。通常、
オイルプロテクト法として公知の水中油滴分散法により
添加することができ、溶媒に溶解した後、界面活性剤を
含むゼラチン水溶液に乳化分散させる。あるいは界面活
性剤を含むカプラー溶液中に水あるいはゼラチン水溶液
を加え、転相を伴って水中油滴分散物としてもよい。ま
たアルカリ可溶のカプラーは、いわゆるフィッシャー分
散法によっても分散できる。カプラー分散物から、ヌー
ドル水洗あるいは限外ろ過などの方法により、低沸点有
機溶媒を除去した後、写真乳剤と混合してもよい。ま
た、本発明の水不溶性かつ有機溶剤可溶性の単独または
共重合体の少なくとも一種を用いてもよい。
このようなカプラーの分散媒としては誘電率(25℃)
2〜20,屈折率(25℃)1.3〜1.7の高沸点有機溶媒を使
用するのが好ましい。例えば、フタル酸アルキルエステ
ル(ジブチルフタレート、ジオクチルフタレートな
ど)、リン酸エステル(トリフェニルホスフェート、ト
リクレジルホスフェート、ジオクチルブチルホスフェー
トなど)、クエン酸エステル(例えばアセチルクエン酸
トリブチル)、安息香酸エステル(例えば安息香酸オク
チル)、脂肪酸エステル類(例えばジブトキシエチルサ
クシネート、ジオクチルアゼレート)、アルキルアミド
(例えばジエチルウラリルアミド)、フェノール類(例
えば2,4−ジ−(t)−アミルフエノール)などの沸点1
60℃以上の高沸点有機溶媒が挙げられる。
本発明の感材には、必要に応じて、前記一般式で表さ
れる本発明のカプラー以外のカプラーを含有せしめるこ
とができる。例えば、赤感光性乳剤層中には、米国特許
第4,124,396号、同第4,299,914号、同第4,304,844号、
同第4,327,173号、同第4,430,423号、同第4,463,086
号、同第4,500,635号、同第4,532,202号、同第4,557,99
9号、特開昭60−45249号、同60−130773号などに記載さ
れているシアンカプラーを本発明のシアンカプラーと併
用することもできる。また緑感光性乳剤層中には、カラ
ードマゼンタカプラーを含有せしめてマスキング効果を
もたせることができる。また各感色性の乳剤層中あるい
はその隣接層中には、現像抑制剤放出カプラー、現像抑
制剤放出ハイドロキノンなどを併用することができる。
これらの化合物から現像に伴って放出される現像抑制剤
は、画像の鮮鋭度の向上、画像の微粒子化あるいは単色
彩度の向上などの層間重層効果をもたらす。
本発明の写真乳剤層あるいはその隣接層中には、銀現
像に伴って現像促進剤もしくは造核剤を放出するカプラ
ーを添加して、写真感度の向上、カラー画像の粒状性改
良、階調の硬調化などの効果を得ることもできる。
本発明に於て、紫外線吸収剤は任意の層に添加するこ
とができる。好ましくは、一般式(I)で表される化合
物含有層中又は隣接層に紫外線吸収剤を含有せしめる。
本発明に使用しうる紫外線吸収剤は、リサーチディスク
ロージャー17643号の第VIIIのC項に列挙されている化
合物であるが、好ましくは以下の一般式(XVII)で表さ
れるベンゾトリアゾール誘導体である。
式中、R28、R29、R30、R31及びR32は同一又は異なっ
てもよく、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、ヒドロ
キシル基、アルキル基、アルケニル基、アリール基、ア
ルコキシ基、アシルオキシ基、アリールオキシ基、アル
キルチオ基、アリールチオ基、モノ又はジアルキルアミ
ノ基、アシルアミノ基、酸素原子又は窒素原子を含む5
員又は6員の複素環基を示し、R31とR32は閉環して炭素
原子からなる5員若しくは6員の芳香族環を形成しても
よい。これらの基のうちで置換基を有しうるものはさら
にR1に対して許容された置換基でさらに置換されていて
もよい。
上記一般式(XVII)で表わされる化合物は、単独また
は2種以上を混合使用できる。
また、特開昭58−111942号、特願昭57−61937号、同5
7−63602号、同57−129780号および同57−133371号に記
載された高分子量の紫外線吸収剤を使用することもでき
る。低分子と高分子の紫外線吸収剤を併用することもで
きる。
常温で液体の化合物の単独又は併用は好ましい。
本発明のカプラーの組み合わせに、前記一般式(XVI
I)の紫外線吸収剤を併用すると、発色色素画像特にシ
アン画像の保存性、特に耐光堅牢性を改良することがで
きる。この紫外線吸収剤とシアンカプラーを共乳化して
もよい。
紫外線吸収剤の塗布量はシアン色素画像に光安定性を
付与するに足る量であればよいが、あまり多量に用いる
とカラー写真感光材料の未露光部(白地部)に黄変をも
たらすことがあるので、通常好ましくは1×10-4モル/m
2〜2×10-3モル/m2、特に5×10-4モル/m2〜1.5×10-3
モル/m2の範囲に設定される。
通常のカラーペーパーの感材層構成では、シアンカプ
ラー含有赤感性乳剤層に隣接する両側のいずれか一層、
好ましく両側の層に、紫外線吸収剤を含有せしめる。緑
感層と赤感層の間の中間層に紫外線吸収剤を添加するす
るときは、混色防止剤と共乳化してもよい。紫外線吸収
剤が保護層に添加されるときは、最外層としてもう一層
別の保護層が塗設されてもよい。この保護層には、任意
の粒径のマット剤などを含有せしめることができる。
発色色素画像、特にイエローおよびマゼンタ画像の保
存性を向上させるために、リサーチ・ディスクロージャ
ー17643号の第IVのIないしはJ項に引用されている特
許、リサーチ・ディスクロージャー15162号、英国特許
第1,326,889号、同第1,354,313号、同第1,410,846号、
米国特許第3,361,135号、同第4,268,593号、特公昭51−
1420号、同52−6623号、特開昭58−114036号、同59−52
46号、米国特許第3,432,300号、同第3,573,050号、同第
3,574,627号、同第3,764,337号、同第3,935,016号、同
第3,982,944号、同第4,254,216号、同第4,279,990号、
英国特許第1,347,556号、同第2,062,888号、同第2,066,
975号、同第2,077,455号、特開昭60−97353号、同52−1
52225号、同53−17729号、同53−20327号、同54−14553
0号、同55−6321号、同55−21004号、同58−24141号、
同59−10539号、特公昭48−31625号、同54−12337号等
に記載されている化合物を退色防止剤として本発明のカ
プラーと併用することができる。これらの退色防止剤は
各々イエカプラーおよびマゼンタカプラーと共乳化して
もよい。
退色防止のために、例えば特開昭49−11330号、同50
−57223号、同56−85747号において開示された技術は、
本発明に適用できる。
本発明に係わるハロゲン化銀乳剤層には各種のハロゲ
ン化銀を使用することができる。たとえば、塩化銀、臭
化銀、塩臭化銀、沃臭化銀あるいは塩沃臭化銀などであ
る。
ハロゲン化銀のハロゲン組成については特に制限はな
く、目的により任意に選ぶことができる。カラーペーパ
ーの迅速処理に対しては、特に臭化銀含有量が10モル%
以下の塩臭化銀が好ましい。ハロゲン化銀粒子の結晶
形、結晶構造、粒径、粒径分布等には限定はない。ハロ
ゲン化銀の結晶形は、正常晶でも双晶でもよく、立方
体、八面体、14面体のいずれであってもよい。リサーチ
・ディスクロージャー22534号に記載されたような、厚
みが0.5ミクロン以下、径は少なくとも0.6ミクロンで、
平均アスペクト比が5以上の平板粒子であってもよい。
結晶構造は一様なもので、内部と外部が異質な組成で
あってもよく、層状構造をなしていても、またエプタキ
シャル接合によって組成の異なるハロゲン化銀が接合さ
れていてもよく、種々の結晶形の粒子の混合から成って
いてもよい。また潜像を主として粒子表面に形成するも
のでも、内部に形成するものでもよい。
ハロゲン化銀の粒径は、0.1ミクロン以下の微粒子で
も投影面積直径が3ミクロンに至る迄の大サイズ粒子で
もよく、狭い分布を有する単分散乳剤でも、あるいは広
い分布を有する多分散乳剤でもよいが、変動係数0.15以
下の単分散乳剤が好ましい。
これらのハロゲン化銀粒子は、当業界において慣用さ
れている公知の方法によって製造することができる。
前記ハロゲン化銀乳剤は、通常行われる化学増感即
ち、硫黄増感法、貴金属増感法あるいはこれらの併用に
より増感できる。
本発明に使用する支持体としては、ポリエチレンテレ
フタレートや三酢酸セルロースなどの透明支持体や以下
に述べる反射支持体のいずれをもちいてもよい。反射支
持体の方がより好ましく、例えば、バライタ紙、ポリエ
チレン被覆紙、ポリプロピレン系合成紙、白色顔料を含
む塩化ビニル樹脂、反射層を併設した、或は反射体を併
用する透明支持体、例えばガラス板、ポリエチレンテレ
フタレート、三酢酸セルロースあるいは硝酸セルロース
などのポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポ
リカーボネートフィルム、ポリスチレンフィルム等があ
り、これらの支持体は使用目的によって適宜選択でき
る。
本発明の青感光性、緑感光性および赤感光性各乳剤は
分光増感色素によって各々感色性を有するように分光増
感されたものである。用いられる色素には、シアニン色
素、メロシアニン色素、複合シアニン色素、複合メロシ
アニン色素、ホロポーラーシアニン色素、ヘミシアニン
色素、スチリル色素およびヘミオキソノール色素が包含
される。特に有用な色素はシアニン色素、メロシアニン
色素および複合メロシアニン色素に属する色素である。
増感色素とともに、それ自身分光増感作用をもたない色
素あるいは可視光を実質的に吸収しない物質であって、
強色増感作用を示す物質を乳剤層中に含んでもよい。
本発明のカラー写真感光材料には上記の構成層の他に
下塗層、中間層、保護層などの補助層を設けることがで
きる。
写真乳剤の結合剤または保護コロイドとしては、ゼラ
チンを用いるのが有利であるが、それ以外の親水性コロ
イドも用いることができる。
ゼラチンとしては石灰処理ゼラチンのほか、酸処理ゼ
ラチンや脱灰ゼラチン、Bull.Soc.Sci.Phot.Japan.No.1
6,30頁(1966)に記載されたような酵素処理ゼラチンを
用いてもよく、またゼラチンの加水分解物や酵素分解物
も用いることができる。
本発明の感光材料は、色カブリ防止剤として、ハイド
ロキノン誘導体、アミノフェノール誘導体、没食子酸誘
導体、アスコルビン酸誘導体などを含有してもよく、そ
の具体例は、米国特許第2,360,290号、同第2,336,327
号、同第2,418,613号、同第2,675,314号、同第2,701,19
7号、同第2,704,713号、同第2,728,659号、同第2,732,3
00号、同第2,735,765号、特開昭50−92988号、同50−92
989号、同50−93928号、同50−110337号、同52−146235
号、特公昭50−23813号等に記載されている。
本発明のカラー写真感光材料には上記の他にこの分野
で公知の種々の写真用添加剤、例えば安定剤、カブリ防
止剤、界面活性剤、本発明以外のカプラー、フィルター
染料、イラジェーション防止染料、現像主薬等を必要に
応じて添加することができる。
発色した色素は、光、熱あるいは湿度で劣化する以外
に保存中にカビによっても劣化退色する。シアン画像は
特にカビによる劣化が大きく、防カビ剤を使用すること
が好ましい。防カビ剤の具体例としては、特開昭57−15
7244に記載の2−チアゾリルベンズイミダゾール類があ
る。防カビ剤は感材に内蔵されてもよく、現像処理工程
で外部から添加されてもよく、処理済の感材中に防カビ
材を存在させることができれば任意の工程で添加するこ
とができる。
(実施例) 以下に本発明を実施例をもって説明するが、本発明は
これらに限定されるものではない。
(実施例1) ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体の上に以
下に示す層構造の多層カラー印刷紙を作製した。塗布液
は下記のようにして調製した。
第一層塗布液調製 イエローカプラー(IV−35)19.1gおよび退色防止剤
(Cpd−1)4.40gに酢酸エチル27.2ccおよび溶媒(Solv
−1)7.7ccを加え溶解し、この溶液を10%ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム8ccを含む10%ゼラチン水
溶液185ccに乳化分散させた。一方塩臭化銀乳剤(臭化
銀80.0モル%、Ag70g/Kg含有)に下記に示す青感性増感
色素を銀1モル当たり5.0×10-4モル加えたものを調製
した。前記の乳化分散物とこの乳剤とを混合溶解し、以
下に示す組成となるように第一層塗布液を調製した。第
二層から第七層用の塗布液も第一層塗布液と同様の方法
で調製した。各層のゼラチン硬化剤としては、1−オキ
シ−3,5−ジクロロ−s−トリアジンナトリウム塩を用
いた。
また各層の分光増感色素としては下記のものを用い
た。
(ハロゲン化銀1モル当たり5.0×10-4モル) (ハロゲン化銀1モル当たり4.0×10-4モル) および (ハロゲン化銀1モル当たり7.0×10-5モル) (ハロゲン化銀1モル当たり0.9×10-4モル) 本発明の実施例に用いたハロゲン化銀乳剤(1)を以
下の様にして調製した。
(1液) H2O 1000ml NaCl 5.5g ゼラチン 25 g (2液) 硫酸(1N) 20ml (3液) 下記の化合物 (1%) 2ml (4液) KBr 2.80g NaCl 0.34g H2Oを加えて 140ml (5液) AgNO3 5g H2Oを加えて 140ml (6液) KBr 67.20g NaCl 8.26g K2OIrCl6(0.001%) 0.7ml H2Oを加えて 320ml (7液) AgNO3 120g NH4NO3(50%) 2ml H2Oを加えて 320ml (1液)を75℃に加熱し、(2液)と(3液)を添加
した。その後、(4液)と(5液)を9分間費やして同
時添加した。さらに10分後、(6液)と(7液)を45分
間費やして同時添加した。添加5分後、温度を下げ、脱
塩した。水と分散ゼラチンを加え、pHを6.2に合せて、
平均粒子サイズ1.01μm、変動係数(統計学上の標準偏
差を平均粒子サイズで割った値;S/d)0.08、臭化銀80モ
ル%の単分散立方体塩臭化銀乳剤を得た。この乳剤にチ
オ硫酸ナトリウムで最適に化学増感を施した。
本発明の緑感性及び赤感性乳剤層の塩臭化銀乳剤
(2)及び(3)についても同様の方法により、薬品
量、温度、及び時間を変える事によって調製した。
乳剤(2)は、粒子サイズ0.45μm、変動係数0.07の
臭化銀75モル%、乳剤(3)は粒子サイズ0.51μm、変
動係数0.07の臭化銀70モル%の単分散立方体塩臭化銀で
あった。
また青感性乳剤層、緑感性乳剤層、赤感性乳剤層に対
し、1−(5−メチルウレイドフェニル)−5−メルカ
プトテトラゾールをそれぞれハロゲン化銀1モル当たり
4.0×10-6モル、3.0×10-5モル、1.0×10-5モル添加し
た。
また青感性乳剤層、緑感性乳剤層に対し、4−ヒドロ
キシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザインデンをそれ
ぞれハロゲン化銀1モル当たり1.2×10-2モル、1.1×10
-2モル添加した。
イラジエーション防止のために乳剤層に下記の染料を
添加した。
(層構成) 以下に各層の組成を示す。数字は塗布量(g/m2)を表
す。ハロゲン化銀乳剤は銀換算塗布量を表す。
支持体 ポリエチレンで両面ラミネートした紙支持体 [第一層側のポリエチレンに白色顔料(TiO2)と青味染
料(群青)を含む] 第一層(青感層) ハロゲン化銀乳剤(1) 0.26 ゼラチン 1.83 イエローカプラー(IV−35) 0.83 色像安定剤(Cpd−1) 0.19 溶媒(Solv−1) 0.35 第二層(混色防止層) ゼラチン 0.99 混色防止剤(Cod−2) 0.08 第三層(緑感層) ハロゲン化銀乳剤(2) 0.16 ゼラチン 1.79 マゼランカプラー(III−19) 0.32 色像安定剤(Cpd−3) 0.19 ステイン防止剤(Cpd−4) 0.02 ステイン防止剤(Cpd−5) 0.03 溶媒(Solv−2) 0.65 第四層(紫外線吸収層) ゼラチン 1.58 混色防止剤(Cod−6) 0.05 紫外線吸収剤(UV−1) 0.62 溶媒(Solv−3) 0.24 第五層(赤感層) ハロゲン化銀乳剤(3) 0.23 ゼラチン 1.34 シアンカプラー(I−1) 0.33 色像安定剤(Cpd−7) 0.17 溶媒(Solv−4) 0.23 第六層(紫外線吸収層) ゼラチン 0.53 紫外線吸収剤(UV−1) 0.21 溶媒(Solv−3) 0.08 第七層(保護層) ゼラチン 1.33 ポリビニルアルコールのアクリル変性共重合体(変性度
17%) 0.17 流動パラフィン 0.03 (Solv−3)溶媒 O=PO−C9H19(iso)) 前記の層構成のうち、第五層(赤感層)のシアンカプ
ラー、溶媒および本発明の水不溶性かつ有機溶媒可溶性
の重合体、一般式(B)で表される化合物の種類と量を
表(1)に示すようにして、試料No.1〜No.7を作成し
た。
化合物番号の後の数値は、塗布量(g/m2)を表す。溶
媒は(Solv−4)を用いた。
上記の試料No.1〜No.7に感光計(富士写真フイルム株
式会社製FWH型、光源の色温度3200゜K)を用いて、三色
分解フィルターを通してセンシトメトリー用の階調露光
をあたえた。この時の露光は0.1秒の露光時間で250CMS
の露光量になるように行った。この後、以下に示すよう
な処理工程で処理を行った。
このようにして得られた処理済み試料について、色像
の堅牢性の試験を行った。試料を100℃で暗所に5日間
放置した時の堅牢性、60℃/70%RHの暗所に4ケ月放置
した時の堅牢性、並びにキノセン試験器(10万ルクス)
で14日間光を当てた時の堅牢性を夫々初濃度1.0におけ
る濃度低下率で表わし、第2表に示した。
また赤感光性乳剤層の相対感度と経時による感度低下
(経時条件:40℃/80%RH 2日間)を評価した。相対感
度はかぶり濃度に0.5を加えた濃度を与えるのに必要な
露光量の逆数をもって感度とし、試料No.1の感度を100
とした相対値で表わし、感度低下も同様に表わした。処理工程 温 度 時 間 カラー現像 33℃ 3分30秒 漂白定着 33℃ 1分30秒 水 洗 24〜34℃ 3分 乾 燥 70〜80℃ 1分 各処理液の組成は以下の通りである。
カラー現像液 水 800ml ジエチレントリアミン五酢酸 1.0g ニトリロ三酢酸 1.5g ベンジルアルコール 15ml ジエチレングリコール 10ml 亜硫酸ナトリウム 2.0g 臭化カリウム 0.5g 炭酸カリウム 30 g N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)
−3−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩 5.0g ヒドロキシルアミン硫酸塩 4.0g螢光増白剤(WHITEX4B.住友化学製) 1.0g 水を加えて 1000ml pH(25℃) 10.20 漂白定着液 水 400ml チオ硫酸アンモニウム(70%) 150ml 亜硫酸ナトリウム 18g エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム 55gエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 5g 水を加えて 1000ml pH(25℃) 6.70 表(2)の結果から、つぎのことが明らかである。
試料No.1と3および、No.2と5の比較から、本発明の
シアンカプラーを主鎖或いは側鎖に酸基をもたない繰り
返し単位からすくなくともなる水不溶性かつ有機溶剤可
溶性の重合体を用いて分散させ、特定のイエローカプラ
ーおよびマゼンタカプラーと組み合わせることにより、
画像保存性が改良されていて、長期間にわたりカラーバ
ランスの変動のないことがわかる。
しかしながら、試料No.3と5は、赤感光性乳剤層の感
度が低く、しかも経時による感度低下も大きいことが同
時にわかる。
これに対して、本発明の一般式(B)で表される化合
物を含有した試料No.4,6および7では、上記の画像保存
性を維持しながら、試料No.3および5で問題となった低
感度でさらに経時で感度低下が大きいといった点が、顕
著に改良されていることが明らかである。
(実施例2) 実施例1の第三層(緑感層)の組成を以下のように変
更した。
第三層(緑感層) ハロゲン化銀乳剤(2) 0.19 ゼラチン 1.23 マゼンタカプラー(II−13) 0.28 色像安定剤(Cpd−3) 0.09 色像安定剤(Cpd−8) 0.06 溶媒(Solv−5) 0.27 溶媒(Solv−6) 0.15 実施例1と同様に、第五層(赤感層)のシアンカプラ
ー、溶媒および本発明の水不溶性かつ有機溶媒可溶性の
重合体、一般式(B)で表される化合物の種類と量を表
(3)に示すようにして、試料No.8〜No.13を作成し
た。
化合物番号の後の数値は、塗布量(g/m2)を表す。溶
媒は(Solv−4)を用いた。
試料No.8〜No.13を実施例1と全く同様にして評価し
た結果を表(4)に示す。
表(4)の結果は、実施例1で得られた結果と全く同
じであり、本発明の効果が明らかである。
(実施例3) 実施例1および2で作成した試料No.1〜No.13を、処
理工程のみを以下のように変更して実施例1および2と
同じ試験評価を行つたところ、同様の結果が得られた。処理工程 温 度 時 間 カラー現像 38℃ 1分40秒 漂白定着 30〜34℃ 1分00秒 リンス 30〜34℃ 20秒 リンス 30〜34℃ 20秒 リンス 30〜34℃ 20秒 乾 燥 70〜80℃ 50秒 (リンス→への3タンク向流方式とした。) 各処理液の組成は以下の通りである。
カラー現像液 水 800ml ジエチレントリアミン五酢酸 1.0g 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸(60
%) 2.0g ニトリロ三酢酸 2.0g トリエチレンジアミン(1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕
オクタン 5.0g 臭化カリウム 0.5g 炭酸カリウム 30g N−エチル−N−(β−メタンスルホンアミドエチル)
−3−メチル−4−アミノアニリン硫酸塩 5.5g ジエチルヒドロキシアミン 4.0g螢光増白剤(UVITEX−CKチバガイキ製) 1.5g 水を加えて 1000ml pH(25℃) 10.25 漂白定着液 水 400ml チオ硫酸アンモニウム(70%) 200ml 亜硫酸ナトリウム 20g エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム 60gエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 10g 水を加えて 1000ml pH(25℃) 7.00 リンス液 イオン交換水(カルシウム、マグネシウムは各々3ppm以
下) (本発明の効果) 本発明を実施することにより、発色性が良好で画像保
存性が改良され、特に長期間にわたり暗所および曝光下
のいずれでもカラーバランスの変動のない多層ハロゲン
化銀カラー写真感光材料であつて、しかも高感度で経時
による感度変動の小さいハロゲン化銀カラー写真感光材
料を提供することができる。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】赤感光性、緑感光性および青感光性の感光
    性ハロゲン化銀乳剤層を支持体上に有するハロゲン化銀
    カラー写真感光材料において、下記一般式(I)で表さ
    れるシアンカプラーの少なくとも一種と、主鎖或いは側
    鎖に酸基をもたない繰り返し単位から少なくともなる水
    不溶性かつ有機溶剤可溶性の単独または共重合体の少な
    くとも一種が溶解した混合溶液を乳化分散させて得られ
    る親油性微粒子の分散物が赤感光性ハロゲン化銀乳剤層
    に含有され、下記一般式(II)または(III)で表され
    るマゼランタカプラーの少なくとも一種が緑感光性ハロ
    ゲン化乳剤層に含有され、下記一般式(IV)で表される
    イエローカプラーの少なくとも一種が青感光性乳剤層に
    含有されており、さらに下記一般式(B)で表される化
    合物の少なくとも一種が含有されていることを特徴とす
    るハロゲン化銀カラー写真感光材料。 一般式〔I〕 (式中、R1は水素またはハロゲン原子を表わし、R2はア
    ルキル基を表わし、R3はバラスト基を表わし、Y1は水素
    原子または、現像主薬の酸化体とのカップリング反応時
    に離脱可能な基(以下、離脱基と略する)を表わす。) 一般式〔II〕 (式中、R4及びR6はアリール基を表わし、R5は水素原
    子、脂肪族もしくは芳香族のアシル基、脂肪族もしくは
    芳香族スルホニル基を表わし、Y2は水素原子または離脱
    基を表わす。) 一般式〔III〕 (式中R7は水素原子または置換基を表わし、Y3は水素原
    子または離脱基を表わす。Za、Zb、およびZcはメチン、
    置換メチン、=N−、または−NH−を表わし、Za−Zb結
    合とZb−Zc結合のうち一方は二重結合であり、他方は単
    結合である。Zb−Zc結合が炭素−炭素二重結合の場合
    は、それが芳香環の一部である場合を含む。R7またはY3
    で2量体以上の多量体を形成する場合、またZa、Zb、あ
    るいはZcが置換メチンであるときはその置換メチンで2
    量体以上の多量体を形成する場合を含む。) 一般式〔IV〕 (式中R8は、ハロゲン原子、アルコキシ基を表わし、R9
    は水素原子、ハロゲン原子又はアルコキシ基を表わす。
    Aは−NHCOR10、−NHSO2R10、−SO2NHR10、−COOR10を表わす(ただし、R10とR10はそれぞれアルキル基を表
    わす。)。Y4は水素原子または離脱基を表わす。) 一般式(B) 式中、Dは二価の芳香族残基を表わし、R12、R13
    R14、R15はそれぞれ水素原子、ヒドロキシ基、アルコキ
    シ基、アリーロキシ基、ハロゲン原子、ヘテロ環基、メ
    ルカプト基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ
    シクリルチオ基、アミノ基、アルキルアミノ基、シクロ
    ヘキシルアミノ基、アリールアミノ基、ヘテロシクリル
    アミノ基、アラルキルアミノ基またはアリール基を表わ
    す。 Q1とQ2はそれぞれ−N=または−CH=を表わす。但し、
    Q1とQ2の少なくとも一方は−N=である。
  2. 【請求項2】前記一般式(B)が表わされる化合物の少
    なくとも一種が、赤感光性ハロゲン化銀乳剤層に含有さ
    れている事を特徴とする、特許請求の範囲第(1)項記
    載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
  3. 【請求項3】前記重合体の酸基をもたない繰り返し単位
    がその主鎖または側鎖に を有する事を特徴とする、特許請求の範囲第(1)項記
    載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
  4. 【請求項4】前記重合体の酸基をもたない繰り返し単位
    がその主鎖または側鎖に を有する事を特徴とする、特許請求の範囲第(3)項記
    載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
  5. 【請求項5】前記重合体の酸基をもたない繰り返し単位
    がその側鎖に (但し、GとG′は各々水素原子、アルキル基またはア
    リール基を表す。)を有する事を特徴とする、特許請求
    の範囲第(3)項記載のハロゲン化銀カラー写真感光材
    料。
JP62085449A 1987-04-07 1987-04-07 ハロゲン化銀カラー写真感光材料 Expired - Lifetime JP2631466B2 (ja)

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