JP2630843B2 - 直線描画方法及び装置 - Google Patents

直線描画方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ドット式のプロッタ、プリンタ、ディスプ
レイ等における直線の描画方法及び装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
プロッタ、ワードプロセッサ、パーソナルコンピュー
タ等を用いて図形処理を行う場合、図形をドットパター
ンにより表現しなければならない。このような装置のド
ットパターン形成面(仮想的なものであってよい。)に
直線のドットパターンを形成する従来の方法では、例え
ばX軸に対する傾斜角度dが0゜<d<45゜の直線を形
成する場合、第7図に示すように、確定したドットD
0(x1,y1)に対してX軸方向に1移動した点D1(x1+1,
y1)と、X軸方向及びY軸方向に夫々1移動した点D
2(x1+1,y1+1)を計算し、これらの点D1、D2と理想
直線lとの間の誤差を夫々求め、その誤差の小さい方の
点を描画点として確定して、そこにドットを発生させ
る。以下同様にして直線lを表現するためのドットパタ
ーンが形成される。
しかしながら、上述の方法では小数点以下の計算が大
変なので、これを改良した描画方法として、「Bresenha
mの線描画アルゴリズム」と呼ばれる方法が広く知られ
ている。この「Bresenhamの線描画アルゴリズム」につ
いては、図形処理情報センター出版の雑誌「PIXEL」No.
11の101〜107ページに記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の方法及び「Bresenhamの線描画アルゴリズム」
においては、いずれも、線を描画するのに1点ずつ計算
しなければならず、このため、描画時間が膨大になって
しまうという問題点があった。
これは、例えばマイクロプロセッサで描画点を計算し
て、画像メモリ(ビットマップメモリ)に書き込む場
合、マイクロプロセッサが所定のデータビット幅(例え
ば8ビットコンピュータでは8ビット、本明細書では
「ワード幅」と呼ぶ。)毎にデータの書き込み及び読み
出しを行なうにもかかわらず、描画点の計算は1ビット
毎に行われるため、その効率が極めて悪くなっていたか
らである。特に、ドットパターン形成面のX軸又はY軸
に対する傾きが小さい直線では、1つのワード幅内に多
数のドットを発生させる必要があるため、その効率が著
しく悪くなっていた。
そこで本発明の課題は、描画速度を向上させた直線描
画方法及び装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、ドットパターン形成面のX軸とY軸のう
ち、形成すべき直線との間の傾きが小さい方の軸と平行
にスキャンラインを設定すれば、同一のスキャンライン
上に発生させるべきドットの数nは基本的にNとN+1
(NとN−1と考えてもよい。)の2種類しか存在しな
いという事実に基づいてなされたものである。
第4図及び第5図を用いてこの事実を説明する。第4
図は傾き3/10の直線を表現するためのドットパターンを
示したものであり、始点a及び終点bの近傍部分を除い
て同一水平スキャンライン上に発生させるドットの数は
3又は4である。また第5図は傾き7/30の直線のドット
パターンであり、同一水平スキャンライン上に発生させ
るドットの数は4又は5である。このように、直線描画
時に同一スキャンライン上に発生させるドットの数は、
小さい方の数をNとすれば、その始点及び終て近傍部分
を除き、NとN+1(大きい方の数をNとすれば、Nと
N−1)の2種類しか存在しない。
そこで本発明の直線描画方法においては、第1図に示
すように、 ドットパターン形成面を構成するドット発生点のマト
リックスの一辺に平行なスキャンラインを、そのスキャ
ンラインに垂直な方向に順次シフトさせて、前記ドット
パターン形成面上に所定の直線パターンを形成させるよ
うになし、 その際、形成すべき理想直線の前記スキャンラインに
対する傾きの逆数の整数部を、1つのスキャンライン上
に発生させる基本のドット数Nとして求め、 前記傾きの逆数の小数部を前記スキャンラインのシフ
ト毎に加算累積し、この累積値と所定値との比較結果か
ら、次のスキャンライン上に発生させるべきドットの数
nが前記NとN+1とのいずれであるか、又は、前記N
とN−1とのいずれであるかを判定し、 この判定結果に応じたドット数を、所定のワード幅に
対応して設けられたバッファレジスタ104に保持させ、 このバッファレジスタ104の内容を、前記ドット発生
点のマトリックスに対応して設けられたビットマップメ
モリ106に描画するようにしている。
そして上記方法に使用する本発明の直線描画装置は、 ドット発生点のマトリックスに対応したビットマップ
を有し、且つ、所定のワード幅単位で書き込み及び読み
出しが行われるビットマップメモリ106と、 前記ドット発生点のマトリックスの一辺に平行なスキ
ャンラインを、そのスキャンラインに垂直な方向にシフ
トさせるスキャンラインシフト手段107と、 形成すべき理想直線の前記スキャンラインに対する傾
きの逆数の整数部を、1つのスキャンライン上に発生さ
せる基本のドット数Nとして求める基本ドット数計算手
段101と、 前記傾きの逆数の小数部を前記スキャンラインのシフ
ト毎に加算累積し、この累積値と所定値との比較結果か
ら、次のスキャンライン上に発生させるべきドットの数
nが前記NとN+1とのいずれであるか、又は、前記N
とN−1とのいずれであるかを判定するドット数判定手
段102と、 ビットマップメモリ106の前記ワード幅に対応して設
けられたバッファレジスタ104と、 ドット数判定手段102による判定結果に応じたドット
数を前記バッファレジスタ104に保持させるドット数保
持手段103と、 バッファレジスタ104の内容をビットマップメモリ106
に描画する描画手段105とを有している。
〔作用〕
本発明においては、まず、形成すべき理想直線の傾き
から、同一スキャンライン上に発生させるべきドットの
数Nを求め、一方、スキャンラインをシフトさせる毎
に、既に発生させたドットの位置と形成すべき理想直線
との間の誤差を累積して、その累積結果から、次のスキ
ャンライン上に発生させるべきドットの数nが前記Nと
N+1とのいずれであるか、又は、前記NとN−1との
いずれであるかを判定するようにしている。
従って、その判定結果に基づいて、1つのスキャンラ
イン上に複数個のドットを同時に発生させることができ
るようになり、このため、所定のワード幅単位で行われ
るビットマップメモリ106への書き込みを効率よく行う
ことができて、描画速度が向上する。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例につき図面を参照して説明す
る。
第2図は本発明の一実施例による直線描画装置の構成
を示すブロック図である。
この直線描画装置は、中央処理装置(CUP)1、マイ
クロプログラムが格納されたROM2、ビットマップメモリ
3、このビットマップメモリ3のビットマップに対応す
る例えば第4図に示すドットパターン形成面のY軸方向
の位置を決定するためのカウンタ4、上記ドットパター
ン形成面のX軸方向の位置を計算するためのX座標位置
決定用アキュムレータ(X−ACC)5、データバス6、
及び、プロッタ等の出力装置7との間のインターフェー
ス(I/O)8を有している。そしてCPU1は演算部(ALU)
11と、バッファレジスタの機能を具備するドット発生用
のアキュムレータ(ACC)12とを有している。
以下の説明では、第4図及び第5図に示すような横
(X軸方向)32ドット、縦(Y軸方向)16ドットのドッ
トパターン形成面に直線描画を行うものとする。そして
本実施例の場合、ビットマップメモリ3は8ビットづつ
アクセスされるため、第4図及び第5図に示すように、
32×16ドットのドットパターン形成面はX軸方向に4つ
に分割され、A列、B列、C列、D列の順に“0000"か
ら“003F"までの64個のアドレスがビットマップメモリ
3内に割り当てられている(第6図参照)。そして第4
図の例では、始点(0,0)から終点(30,9)に直線を描
いており、第5図の例では、始点(0,0)から終点(30,
7)に直線を描いている。
次に、本実施例の直線描画方法を、CPU1の動作を示す
第3図のフローチャートに従って説明する。
まず演算部11により、描画すべき直線の傾きΔy/Δx
から基本ドット数Nが計算される。本実施例において
は、この基本ドット数Nは次式から求められる。
N=INT(Δx/Δy) ……(1) 即ち、直線の傾きΔy/Δxの逆数の整数部が基本ドッ
ト数Nになる。第4図の例では、直線の傾きが3/10であ
るのでNは3となる。また第5図の例では傾きが7/30で
あるのでNは4となる。
次に、直線の始点部分の描画、即ち最初のスキャンラ
イン上でのドット発生を行う。本実施例においては、ス
キャンラインをドットパターン形成面のX軸と平行に設
定しており、第4図及び第5図の例では、いずれも始点
aが(0,0)であるので、ドット発生を行う最初のスキ
ャンラインはy=0のスキャンラインである。この始点
描画及び後の終点描画は、直線の始点近傍部分及び終点
近傍部分では、同一スキャンライン上に発生させるべき
ドットの数nは上記基本ドット数NとN+1とのいずれ
かであるという基本法則が成り立たないために、別に行
う必要がある。
この最初のスキャンライン上へのドット発生は、描画
すべき理想直線lのy座標が次のスキャンラインの方に
近くなるまで、即ち、第4図及び第5図の例ではy=0.
5を越えるまで行わなければならない。その個数nは、
Δx/2Δyが割り切れない場合、 n=INT(Δx/2Δy)+1 ……(2) Δx/2Δyが割り切れる場合、 n=Δx/2Δy ……(2)′ となる。第4図の例ではn=2、第5図の例ではn=3
である。
そこで、例えば第4図の例では、(0,0)と(1,0)の
点にドットを発生させるために、第2図のドット発生用
アキュムレータ(ACC)12にドット数のデータを反映し
たコード“11000000"を発生させ、これを、ビットマッ
プメモリ3の直線の始点が存在するアドレス“0000"に
転送、即ちビットマップメモリ3に描画する(第6図参
照)。このドット発生用アキュムレータ(ACC)12に発
生させるコードのLSBが“0"になった時点で、そのスキ
ャンライン上でのドット発生が終了したことになるの
で、第2図のカウンタ4によりy=y+1として、スキ
ャンラインを1シフトさせ、次のスキャンライン上での
ドット発生を行う。
y=1以降のスキャンライン上でのドット発生を行う
ためには、そのスキャンライン上に発生させるべきドッ
トの数nが基本ドット数NとN+1とのいずれであるか
を決定しなければならない。
基本ドット数Nを上記(1)式のように定義した場
合、発生させたドット位置と理想直線lとの間の誤差と
して累積されるのはΔx/Δyの小数部である。そこで、
演算部11では、スキャンラインを1変化させる毎にこの
Δx/Δyの小数部を加算していき、その値が1.0を越え
るまではn=Nとし、1.0を越えた時点でn=N+1と
する。
具体的には、y=0.5のときの、 の値を判定変数Eの初期値として用い、また、理想直線
lとの間の誤差を、 G=G1=(Δx/Δy)−N ……(4) として、スキャンラインを1変化させる毎に上記判定変
数Eに誤差G1を加算していく。そして、この判定変数E
が1を越えるまでは、そのスキャンライン上に発生させ
るドット数nとして基本ドット数Nを出力し、Eが1を
越えた時点でn=N+1とする。
E>1となった後は、誤差Gを、 G=G2=(Δx/Δy)−N−1 ……(5) とし、スキャンラインを1変化させる毎に判定変数Eに
今度は誤差G2を加算していく。そして、E>1の間はそ
のスキャンライン上に発生させるドット数nとしてN+
1を出力し、Eが1よりも小さくなった時点で誤差Gを
G1に戻す。
即ち、判定変数Eが1よりも小さい間は、その判定変
数Eが1を越えるまで、スキャンラインを1変化させる
ごとに判定変数Eに誤差としてG1を加算するとともに、
そのスキャンライン上に発生させるべきドットの数nを
Nと判定し続け、一方、判定変数Eが1よりも大きい間
は、その判定変数変数Eが下回るまで、スキャンライン
を1変化させるごとに判定変数Eに誤差としてG2を加算
するとともに、そのスキャンライン上に発生させるべき
ドットの数nをN+1と判定し続ける。
この方法に従えば、第4図の例において、y=1のス
キャンライン上に発生させるドット数は基本ドット数3
であるので、第2図のドット発生用アキュムレータ(AC
C)12にコード“00111000"を発生させ、これを、ビット
マップメモリ3のアドレス“0004"に転送する(第6図
参照)。このとき、ドット発生用アキュムレータ(AC
C)12に発生させるコードにおいて、“1"の立ち上がる
ビット位置(y=1のスキャンライン上では左から3ビ
ット目)は、X軸方向における発生ドット数を累積し
て、その位置を計算するためのX座標位置決定用アキュ
ムレータ(X−ACC)5を用いて決定される。即ち、こ
のX座標位置決定用アキュムレータ(X−ACC)5にお
いて、既に発生させたドットの数を累積し、その累積値
をワード幅(本実施例の場合には8)で割った余剰Rの
次のビット位置を、ドット発生用アキュムレータ(AC
C)12における“1"の立ち上がるビット位置としてCPU1
により決定する。
既述したy=0のスキャンラインの場合と同様、この
y=1のスキャンラインにおいても、ドット発生用アキ
ュムレータ(ACC)12に発生させるコードのLSBが“0"に
なった時点で、このスキャンライン上でのドット発生が
終了したことになるので、第2図のカウンタ4によりy
=y+1として、スキャンラインをシフトさせ、次に、
y=2のスキャンライン上でのドット発生を行う。
スキャンラインがy=2に移動した時点で判定変数E
が1を越えるので、このy=2のスキャンライン上に発
生させるべきドットの数は3+1=4となる。そこでド
ット発生用アキュムレータ(ACC)12に“1"を4個立て
ようとするが、この場合、X座標位置決定用アキュムレ
ータ(X−ACC)5により決定される“1"の立ち上がり
ビット位置がLSBから3ビット目になるので、4個の
“1"を立てることができない。そこでドット発生用アキ
ュムレータ(ACC)12に、まず3個の“1"からなるコー
ド"00000111"を発生させ、第6図に示すように、これ
を、ビットマップメモリ3のアドレス“0008"に転送す
る。そして、その時点で、直線の描画位置がX軸方向に
移動してB列の領域に入ったと判断し、残りの1ビット
のみを“1"としたコード“10000000"をドット発生用ア
キュムレータ(ACC)12に発生させ、これを、ビットマ
ップメモリ3のアドレス“0009"に転送する。
そして、ここでドット発生用アキュムレータ(ACC)1
2に発生させたコードのLSBが“0"となるので、このスキ
ャンライン上での直線描画が終了したと判断し、次のス
キャンライン上での直線描画に移る。この時、判定変数
Eに加算する誤差はG2になっている。
スキャンラインがy=3に移動した時には、判定変数
Eが1を下回るので、発生ドット数nは基本ドット数3
となる。そして、上記と同様にして所定位置にドットを
発生させた後、更にスキャンラインを移動させる。この
時、判定変数Eに加算する誤差はG1になっている。
以下同様にして、ビットマップメモリ3のアドレス
“0026"までドットを発生させ、終点描画ステップに入
る。
この終点描画ステップは、発生させるドット位置が終
点座標に達したかどうきを判断し、達している場合に
は、そのスキャンライン上に発生させるべきドット数n
の如何にかかわらず、ドット発生位置を終点座標位置で
クリップすることにより行うことができる。
以上の動作により、例えば第4図に示すようなドット
パターン形成面に直線を描画するためのドットパターン
がビットマップメモリ3内に格納される。
上述したように、本実施例においては、バッファレジ
スタとしての機能を具備するドット発生用アキュムレー
タ(ACC)12のワード幅単位で一度にドットを発生させ
ることができるので、CPU1の演算部(ALU)11での計算
効率が良くなり、描画速度が向上する。
なお、上述の実施例では、ドットパターン形成面のX
軸に対する傾斜角度dが0゜<d<45゜の直線を描画す
る場合を説明したが、それ以外の直線の場合にも、ほぼ
同様の構成によって描画することができる。その場合に
は、第1図の基本ドット数計算手段101の前段に、描画
すべき直線の傾きを識別するための傾き識別手段と、こ
の傾き識別手段により識別された直線の傾きに応じて適
当に座標変換を行うための座標変換手段を設ければよ
い。例えば、描画すべき直線の傾斜角度dが45゜<d<
90゜の場合には、座標変換手段によりx=y、y=xの
座標変換を行った後、上述の実施例と同じ手順でドット
発生及びビットマップメモリへの書き込みを行い、この
ビットマップメモリから読み出して出力する際に、再び
座標変換手段によりx=y、y=xの座標変換を行っ
て、座標系を元に戻せばよい。或いは、ビットマップメ
モリへの書き込みを行う際に、座標系を元に戻してもよ
い。同様に、−45゜<d<0゜の場合には、y=−yの
座標変換を行えばよく、また、−90゜<d<45゜の場合
には、x=−y、y=xの座標変換を行えばよい。
なお、上記実施例の方法では、d=0゜及びd=90゜
の直線は描画することができない(基本ドット数Nの計
算ができないため)が、その場合でも、上述した直線の
傾き識別手段を用いれば、その直線を描画することがで
きる。例えば、傾き識別手段により直線の傾きがd=0
゜又はd=90゜であることを識別したならば、その直線
の任意の点のy座標又はx座標を求め、その座標に基づ
いて、Y軸又はY軸に平行な特定のスキャンライン上の
始点及び終点間の全てのドット発生点にドットを発生さ
せればよい。
本発明の方法及び装置は、あらゆる種類のドット式プ
ロッタ、プリンタ、ディスプレイ等に適用が可能であ
る。その場合、ドットパターン形成面は実際に存在して
いる必要はなく、ビットマップメモリ内に展開された仮
想的な概念であってよい。また、液晶ディスプレイ等の
ディスプレイ装置に本発明を適当する場合には、そのデ
ィスプレイ装置の各画素を1つのドットとみなして、本
発明を適用すればよい。
〔発明の効果〕
本発明の方法及び装置によれば、直線の描画処理速度
を、上来のものよりも速くすることができる。特に、従
来処理速度が極めて遅かった一方の軸に対して傾きの小
さい直線ほど、その効果は顕著である。
また、本発明の方法及び装置によって直線を描画する
に当たっては、理想直線のスキャンラインに対する傾き
を求める際に、除算演算は1回行うだけでよいので、除
算演算を2回以上行わなければならない方式と比較し
て、演算ステップ数を少なくすることができ、高速での
直線描画が可能になる。この結果、例えば多くの直線要
素の集合として表面されたイメージデータを極めて短時
間で描くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本構成を示すブロック図、第2図は
本発明の一実施例による直線描画装置の構成を示すブロ
ック図、第3図は第2図のCPUの動作を示すフローチャ
ート、第4図及び第5図は直線描画の実例を示す概念
図、第6図はビットマップメモリの内容を示す説明図、
第7図は従来の直線描画方法を示す説明図である。 なお、図面に用いた符号において、 1……CPU、3……ビットマップメモリ、4……カウン
タ、5……X座標位置決定用アキュムレータ(X−AC
C)、11……演算部(ALU)、12……ドット発生用アキュ
ムレータ(ACC、バッファレジスタ)、101……基本ドッ
ト数計数手段、102……ドット数判定手段、103……ドッ
ト発生手段(ドット数保持手段)、104……バッファレ
ジスタ、105……転送手段(描画手段)、106……ビット
マップメモリ、107……スキャンラインシフト手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドット発生点がマトリックス状に配列され
    たドットパターン形成面にドットによる直線パターンを
    形成させる直線描画方法において、 前記ドット発生点のマトリックスの一辺に平行なスキャ
    ンラインを、そのスキャンラインに垂直な方向に順次シ
    フトさせて前記直線パターンを形成させるようになし、 その際、形成すべき理想直線の前記スキャンラインに対
    する傾きの逆数の整数部を、1つのスキャンライン上に
    発生させる基本のドット数Nとして求め、 前記傾きの逆数の小数部を前記スキャンラインのシフト
    毎に加算累積し、この累積値と所定値との比較結果か
    ら、次のスキャンライン上に発生させるべきドットの数
    nが前記NとN+1とのいずれであるか、又は、前記N
    とN−1とのいずれであるかを判定し、 この判定結果に応じたドット数を、所定のワード幅に対
    応して設けられたバッファレジスタに保持させ、 このバッファレジスタの内容を、前記ドット発生点のマ
    トリックスに対応して設けられたビットマップメモリに
    描画することを特徴とする直線描画方法。
  2. 【請求項2】ドット発生点のマトリックスに対応したビ
    ットマップを有し、且つ、所定のワード幅単位で書き込
    み及び読み出しが行われるビットマップメモリと、 前記ドット発生点のマトリックスの一辺に平行なスキャ
    ンラインを、そのスキャンラインに垂直な方向にシフト
    させるスキャンラインシフト手段と、 形成すべき理想直線の前記スキャンラインに対する傾き
    の逆数の整数部を、1つのスキャンライン上に発生させ
    る基本のドット数Nとして求める基本ドット数計算手段
    と、 前記傾きの逆数の小数部を前記スキャンラインのシフト
    毎に加算累積し、この累積値と所定値との比較結果か
    ら、次のスキャンライン上に発生させるべきドットの数
    nが前記NとN+1とのいずれであるか、又は、前記N
    とN−1とのいずれであるかを判定するドット数判定手
    段と、 前記ビットマップメモリの前記ワード幅に対応して設け
    られたバッファレジスタと、 前記ドット数判定手段による判定結果に応じたドット数
    を前記バッファレジスタに保持させるドット数保持手段
    と、 前記バッファレジスタの内容を前記ビットマップメモリ
    に描画する描画手段とを有することを特徴とする直線描
    画装置。
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