JP2630452B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2630452B2
JP2630452B2 JP63295554A JP29555488A JP2630452B2 JP 2630452 B2 JP2630452 B2 JP 2630452B2 JP 63295554 A JP63295554 A JP 63295554A JP 29555488 A JP29555488 A JP 29555488A JP 2630452 B2 JP2630452 B2 JP 2630452B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真法によるカラー画像形成装置に関
し、小型化してメンテナンス性能を高め、かつジャム処
理の処理性能を高めたカラー画像形成装置に関する。
〔従来の技術〕
フルカラー画像またはモノクロ画像を形成する電子写
真画像形成装置では、感光体ドラムを帯電する帯電器、
感光体ドラムに像を露光する像露光手段、感光体ドラム
上の静電像をトナーによって現像する現像器、感光体ド
ラム上のトナー像を記録紙に転写する転写器等が、感光
体ドラムの周辺に配設される。
このうち、フルカラー画像の電子写真画像形成装置に
おける現像器は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シ
アン(C)、必要に応じてブラック(BK)のトナーをそ
れぞれ収納した3台または4台の現像器によって構成さ
れ、感光体ドラムが3回転または4回転する間に、イエ
ロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)、必要に応
じてブラック(BK)の各トナー像を感光体ドラム上に形
成し、このトナー像を記録紙に転写することでフルカラ
ー画像を得るようにしている。かかる画像形成方式によ
るときは、3台あるいは4台の現像器を薄型とし、かつ
近接配置することによってカラー画像形成装置はコンパ
クト化が可能となる。
特開昭61−55661号公報はこのような画像形成方式に
よるカラー画像形成装置の提案で、3台の現像器に対応
した3本のレーザーによってそれぞれ潜像形成するよう
にし、感光体ドラムと現像器及びクリーニング手段を一
体構成としてユニット化し、装置本体より取出し可能と
するようにしたものである。
また、転写ドラムを用いて、各色トナー像毎に記録紙
に転写するカラー画像形成装置において感光体ドラム周
りをユニット化した例が特開昭58−72159号公報に記載
されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、特開昭58−72159号公報に記載のカラ
ー画像形成装置においては、 (1)画像形成部が感光体ドラム周囲のみでなく、転写
ドラム迄及んでいる。
(2)感光体ドラムと転写ドラム間には周速及び間隙が
高制度で保持される必要がある。
(3)感光体ドラムを取り出すには解除機構が必要とな
る。
以上の様に、転写ドラムを用いたカラー画像形成装置
においては上記(2),(3)のように機構が複雑で高
価になるばかりでなく、転写ドラムが不要なモノクロ画
像形成装置の様に画像形成手段が感光体周囲に集中され
ておらず画像形成部のユニット化(プロセスユニット)
のメリットが充分に得られるものではなかった。
また、特開昭61−55661号公報に記載のカラー画像形
成装置においては、メンテナンス性を向上する上で寄与
するが、ユニットの挿脱時に現像剤のこぼれや混入等が
生じやすいものであった。
本発明は、現像ユニットと像担持体とクリーニング手
段とを一体的、若しくはそのうち二者を一体的且つ残り
の一者を独立的に挿脱可能なカートリッジ構成とするこ
とによって、メンテナンス性の向上をはかり、かつ特
に、装置本体に対してクリーニング手段を挿脱すると
き、現像剤が外部にこぼれ落ちるのを防止するような構
成とし、また搬送される記録紙の搬送不良が発生したと
き、現像器内での現像剤を現像剤搬送手段である現像ス
リーブから遠ざける方向に片寄らせることなく、そのジ
ャム処理を容易にしたカラー画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
また本発明の別の目的は、感光体ドラム周りに画像形
成手段である例えば複数の現像器やクリーニング手段を
集中させ、特に複数の現像器を感光体ドラムの周囲の片
側にそれぞれの現像器を略偏平形状として積載配置し、
本体の上部筐体を開放した時に開放したままの状態で、
各現像器へのトナー補給を可能としたカラー画像形成装
置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、上部筐体と下部筐体からなる装置本体で
あって、Y,M,C現像剤を各々有し、上下方向に重なりあ
うように配置された少なくとも3つの現像器からなる複
数の現像器を有する現像ユニットと、回転可能な像担持
体と、クリーニング手段とを有する前記上部筐体が、前
記下部筐体に対し、前記像担持体の回転軸に平行で、且
つ、前記回転軸に関して前記現像ユニットと反対側の前
記装置本体側壁近傍に配置された軸を中心に開放可能に
する構成とし、前記複数の現像器を像担持体側に各々押
圧するような押圧部材を前記現像ユニットに設け、前記
装置本体が開放された状態において前記現像ユニットが
回転支軸を中心として前記上部筐体の回動方向とは逆方
向に回動し、該現像ユニットが前記像担持体に対し離間
する同時にスリーブ側を水平方向に向ける構成とし、前
記像担持体に対し離間した状態において、前記像担持体
と前記クリーニング手段は一体的、前記現像ユニットは
スリーブ側を水平方向に向けた状態で独立的に前記装置
本体に対し挿脱可能な構成とし、複数色を有する画像を
形成する時、前記複数の現像器により非接触現像を複数
回行い、前記像担持体上に複数の現像像を重ね合わせた
カラー現像像を形成し、一度に転写材上に転写すること
をを特徴とするカラー画像形成装置によって達成され
る。
〔実施例〕
本発明によるカラー画像形成装置は、上部筐体と下部
筐体の2分割可能のいわゆるクラムシェル構造とし、該
上部筺体にカラー画像を形成するための現像ユニットと
像担持体とクリーニング手段とを一体的、若しくはその
うち二者を一体的且つ残り一者を独立的に挿脱可能なカ
ートリッジ構成として取付けたものであるが、之等構造
の説明に先立ってプロセス関係の部材と作動の概要につ
いて説明する。
第1図(a)は、カラー画像形成装置の例を示す概要
構成図である。
図において、11は有機半導体等の光導電体層を有する
像担持体である感光体ドラム、12は矢印方向に回転する
感光ドラム11の表面を一様に帯電する帯電器である。プ
ラテンガラス21の上に載置された原稿(図示せず)が、
画像読取装置22によって読み取られ、画像読取装置22で
読み取られた原稿の画像データは、画像処理された後に
レーザ露光装置23に供給される。レーザ露光装置23から
は、原稿の画像データに基づいて変調された画像光が感
光体ドラム11に照射され、この画像光によって帯電器12
によって一様に帯電した感光体ドラム11の表面に静電潜
像が形成される。
この静電潜像は、例えば現像ユニット30内に設けられ
たイエロー(Y)色現像剤を有する第1現像器31Yとに
よって現像され、感光体ドラム11の表面にトナー像が形
成される。マゼンタ(M)色現像剤を有する第2現像器
31M或は、シアン(C)色現像剤を有する第3現像器31C
による現像についても、各々同様に静電潜像を現像して
各色トナー像が形成され、最終的に各色トナー像が重ね
合わされたカラートナー像が感光体ドラム11上に得られ
る。
13は転写材の供給手段、14は感光体ドラム11に形成さ
れたトナー像を供給手段13によって送り込まれて来た転
写材に転写する転写器、15はトナー像を転写された転写
材を感光体ドラム11から分離する分離器、16は分離され
た転写材を定着装置17に送り込む搬送手段、18は定着装
置17によってトナー像を定着された転写材を受ける排紙
皿、19はトナー像を転写した感光体ドラム1上の残留ト
ナーを除去し易くするためのクリーニング前除電器、20
は残留トナーを感光ドラム11の表面から除去するクリー
ニング装置である。
このカラー画像形成装置においては、すくなくとも感
光体ドラム11と現像ユニット30及びクリーニング装置20
を含むプロセスカートリッジ40があって、プロセスカー
トリッジ40はその外壁面に設けた係合部40a,40b,40cは
本体100側に設けた支持腕140a,140b,140cとそれぞれ係
合し、図示しない係止手段によって係止されている。現
像ユニット30内の現像器31Y,31M,31Cはそれら現像器の
現像スリーブ上に現像スリーブと感光体ドラム11の間隙
よりも薄い現像剤層を形成して搬送し、その現像剤層か
らトナーを飛翔させて感光体ドラム11の静電像に付着さ
せる非接触現像条件で現像するものであることが、先に
感光体ドラム11に形成されたトナー像を乱すことなく現
像を行い、現像を行う状態と不作動状態の切換えが現像
スリーブに印加するバイアス電圧の切換え等によって簡
単にでき、切換えに際して現像器を移動させる必要がな
い等の理由により好ましい。
現像ユニット30内に取り付けられる現像器31Y,31M,31
Cの本体は、薄形の構造をとり、之等現像器は略同一の
構造で感光体ドラム11に対して略平行配置の関係にあっ
て、コンパクトにユニット化されている。
第2図において、現像器31Yの内部には、トナー収納
装置310、攪拌羽根車311、攪拌羽根車312、現像スリー
ブ313、マグネットロール314、トナー補給ローラー315
が設けられている。現像器31Yの上部には蓋部319が設け
られており、内部のトナー収納装置310、攪拌羽根車31
1、攪拌羽根車312、現像スリーブ313、マグネットロー
ル314、トナー補給ローラー315を覆うことでトナーの飛
散を防いでいる。なお、現像スリーブ313と感光体ドラ
ム11との間隙は、現像スリーブ313と同軸に設けられて
感光体ドラム11に当接するコロ(図示せず)によって保
たれている。
トナー収納装置310の底部にはトナーTが収納され、
トナーTはさらい板310aの時計方向への回動によって第
2図の左上方向にすくい揚げられる。さらい板310aによ
ってすくい揚げられたトナーTは、トナー補給ローラー
315の回動によって第2図の左方向に移動され、攪拌羽
根車311に供給される。攪拌羽根車311は攪拌羽根車312
と共に磁性キャリアとトナーTを攪拌し、攪拌羽根車31
2の反時計方向への回動によって現像スリーブ313に磁性
キャリアとトナーTからなる二成分現像剤Dを付着させ
る。現像スリーブ313の内部には固定した磁極を有する
マグネットロール314があり、この現像スリーブ313とマ
グネットロール314とによって上述した現像剤Dによる
磁気ブラシが構成されている。
現像スリーブ313の表面には、上述した磁気ブラシに
よって現像剤Dの薄層が形成され、この薄層の厚さは現
像スリーブ313と感光体ドラム11との間隙よりも薄くな
るように、例えばマグネットロール314の磁極に対向し
て設けた磁性の円柱棒等の現像剤薄層形成手段317を現
像スリーブ313に押圧することにより現像剤Dは均等な
薄層状態に整形される。現像剤の薄層表面からは、交流
バイアスによりトナーTが感光体ドラム11の静電潜像に
向けて飛翔し、感光体ドラム11の表面に形成されている
静電潜像を現像してトナー像を得る。
この現像に際して、現像スリーブ313には直流成分と
交流成分とからなるバイアス電圧が印加されており、バ
イアス電圧を後述するようにして制御することで、現像
器相互間での現像条件の変動を調整するようにしてい
る。
第3図は内部に現像器31Y,31M,31Cが装着された現像
ユニット30の断面を示したもので、該現像ユニット30は
プロセスカートリッジ40の一部を構成している。現像ユ
ニット30は感光体ドラム11側に開口部をもつ筐体で、内
部にローラ等からなるガイド部材39が設けてあって、平
行に配置された現像器31C,31M,31Yはガイド部材39によ
ってガイドされ、かつ現像器の背後に設けて付勢された
弾性部材32によって感光体ドラム11側に押圧され現像ス
リーブ313は感光体ドラム11と設定間隔が維持されてい
る。
プロセスカートリッジ40には感光体ドラム11、現像ユ
ニット30及びクリーニング装置20のほか、本実施例では
帯電器12、クリーニング前除電器19が取り付いている。
また転写材の感光体ドラム11からの分離をたすけるため
分離爪を用いるときはこの分離爪も取付いている。該プ
ロセスカートリッジ40の駆動源であるモータは、本体10
0に設けられていて、プロセスカートリッジ40を本体100
に取付けるとカップリング等によって動力の伝達と電気
的接続がなされるようになっている。勿論駆動源である
モータをプロセスカートリッジ40に設けるようにしても
よい。この場合はプロセスカートリッジ40は本体100に
対して取付けとともに電気的な接続がなされればよい。
画像読取装置22でプラテンガラス21の上に載置された
原稿を読み取る際には、カラー撮像素子を用いるもの、
色分解フィルターを切り替えて撮像素子に投影するもの
などが知られている。第1図(a)では、フィルター9
を介して色分解することが行われている。フィルター9
は、例えば第4図に示すように、フィルター9R,フィル
ター9G,フィルター9B,フィルター9NDによって構成さ
れ、原稿を読み取る際には、フィルター9R,フィルター9
G,フィルター9B,フィルター9NDの何れか一つを通過した
後に読み取りを行うようにしている。フィルター9R,フ
ィルター9G,フィルター9B,フィルター9NDの何れを選択
するかは、フィルター9を第4図の左右方向(第1図で
は紙面に垂直は方向)に、後述するフィルター選択装置
22aによって移動することによって実現される。なお、
フィルター9R,フィルター9G,フィルター9Bは、それぞれ
赤色光、緑色光、青色光を通過させるフィルターであ
り、フィルター9NDは、ニュートラルフィルターであ
り、三色光を全て通過させる。
本体100に対してプロセスカートリッジ40が装着され
ると、検知部材141(第3図)はカートリッジ40に取付
けた標識部41を検知し第5図に示す制御回路でCPU60に
入力される。現像ユニット30内にはシアン(C),マゼ
ンタ(M),イエロー(Y)のトナーが収納された現像
器31C,31M,31Yが定めた位置に位置しているので、感光
体ドラム11が3回転する1回転ごとに、イエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の各トナー像
が、レーザ露光装置23から感光体ドラム11に照射される
画像光によって順次感光体ドラム11上に形成される。
このようにして形成されたトナー像は、給紙装置13か
ら供給される転写紙(図示せず)に転写器14によって転
写される。転写されたトナー像は定着器17で加熱定着さ
れ、定着後に機外へ排紙される。
かかる各トナーによる現像に当っては、前記のフィル
ター9の選択がその作動する現像器に対応して行われ
る。即ち第5図において、検知部材141からのプロセス
カートリッジ判別回路60の判別結果はCPU61に供給され
る。CPU61はこの判別結果を受けて、画像読取装置22に
対して指定を出す。即ち、シアン(C)トナーによる現
像器31Cの現像にあたってはフィルター9Rが、マゼンタ
(M)トナーによる現像器31Mの現像にあたってはフィ
ルター9Gが、またイエロー(Y)トナーによる現像器31
Yの現像にあたってはフィルター9Bが対応するよう指令
を発し、フィルター選択回路22aによるフィルター設定
がなされる。プロセスカートリッジ40内の現像器はシア
ン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)3色の現像
剤に限定するものではなく、黒色(BK)を含むものでも
よいし、他の組合せでもよい。プロセスカートリッジ40
内の現像剤を色とその組合せに応じて前記標識部41を差
別化することで自動的に之に対応したフィルター設定が
なされ、カラーコピーがなされる。
以上説明した機能を有するカラー画像形成装置のプロ
セスカートリッジ40は、上部筺体102に取付けられてい
て、下部筺体101に対して開閉可能の2分割構造となっ
ている。第1図(b)は上部筺体102を開放した状態を
示している。このカラー画像形成装置で下部筺体101と
上部筺体102とは、感光体ドラム11に対して現像ユニッ
ト30の反対に位置した側の一側端面の近くに感光体ドラ
ム11軸と平行に開閉中心となる蝶番103が設けられてい
る。また蝶番103に対向する他側面には上部筺体102と下
部筺体103に亘って開閉金具104が設けられている。開閉
金具104を開錠し、上部筐体102を図上で反時計方向に持
上げることにより開放する。下部筺体101と上部筺体102
との間には図示しない付勢されたバネ部材等よりなるバ
ランシング部材とロック部材とがあって、上部筺体102
の図上時計方向の開放は余り力を要することなしに用意
に行うことができ、また開放した状態はロック部材によ
って保持され、手を離しても開放状態が維持される。
このカラー画像形成装置では、感光体ドラム11とその
左右にクリーニング装置20と現像ユニット30を含むプロ
セスカートリッジ40が、上部筐体102に取付けられてい
るので、プロセスカートリッジ40は開放時には上方に移
動し、平行に位置した現像器31Y,31M,31Cは開口部に相
当する現像スリーブ313はいずれも下向きの姿勢とな
り、同時にトナー収納装置310は上側に位置することと
なる。
プロセスカートリッジ40の外壁面に設けた係合部40a,
40b,40cは、上部筐体102に設けたレール錠の支持腕140
a,140b,140cとそれぞれ係合状態にあって支持されてい
るので、プロセスカートリッジ40を紙面垂直方向即ち水
平方向に引出すことで取出すことができる。
この際、上部筐体102は装置の右側つまり転写紙の給
紙側が大きく開放されるのでこの部分に発生しがちなジ
ャム処理とかメンテナンスの作業に好都合である。
すなわち転写紙の供給手段13、転写器14、分離電極で
ある分離器15、転写材の搬送手段16、及び定着装置17は
下部筐体101に取付けられているので、上部筐体102を上
方に開放することにより転写材の搬送路は露呈され、転
写紙の搬送不良が生じたときのジャム処理は直接手を差
入れることにより容易に行うことができる。
また、現像器31Y,31M,31C方向が開放され、かつ現像
器が下向きの姿勢をとっているので、プロセスカートリ
ッジ40を手前に引き出しておき、各現像器を右側方向に
引き出す構造をとることもできる。この時、現像器を新
しい現像器と交換したり、トナー供給を行ったりするこ
とができる。
さらに現像器31Y,31M,31Cが下向きの姿勢をとってい
るので、各現像器の右側面部に扉を設けてトナー収納装
置310を開放出来るような構造とすればプロセスカート
リッジ40から現像ユニット30を取り外すことなく各現像
器を右側方に引き出した状態にてトナー補給をすること
が可能となる。以上のような構成にすることにより現像
器内の現像剤を現像スリーブ側に寄せる効果が得られる
ものである。
特に、2成分現像剤を使用した場合には1成分現像剤
に比して、流動性が悪いので、開放操作の度に現像剤を
現像スリーブ方向に寄せる本発明効果が有用となる。
一方、クリーニング装置20に関しては感光体ドラム11
に面した開口部が上向きになるので除去して収容したト
ナーを外部にこぼすおそれが全くない。
また各現像器は下向きの姿勢をとるので、感光体ドラ
ム11の反対側面側にトナー補給手段を設け、上部筐体10
2を開放した状態でトナー補給を行うことができる。第
6図(a),(b)は現像器31に設けた補給手段を示し
たもので、トナー収納装置310の後壁面に蝶番3101を支
点として回動する遮蔽部材3102を設け、開閉するように
したものである。第6図(a)は遮蔽状態を示してい
る。遮蔽部材3102には取手3103と突起3104が一体形成さ
れているので、取手3103を時計方向に回動して第6図
(b)の開放状態となる。第6図(b)の開放状態では
遮蔽部材3102の上面中央近辺に設けたトナー供給口3105
が露出する。トナー供給口3105はバヨネット爪が設けら
れていて、トナーボトルを装着することで開口し、トナ
ー収納装置310へのトナー補給が行われる。
一方、各現像器が下向きの紙をとることによって現像
スリーブ側から現像側のこぼれが生ずる場合には第7図
に示すような措置を講ずることにより解決出来る。
第7図(a)は、現像ユニット30の下部にスライド可
能の受皿30Aを設けて置き、上部筐体102が下部筐体101
に対し閉じられているときには破線にて示す位置に退避
されていて上部筐体102を図示の如く開放した場合に実
線にて示す位置に迄スライドさせて現像器をより落下す
る現像剤を受け止めるよう構成した例である。
また第7図(b)に示すものは、現像ユニット30を例
えば感光体ドラム11の回転軸を中心に回動出来るように
構成して置いて上部筐体102が下部筐体101に対し閉じら
れているときには破線にて示す位置にセットし上部筐体
101を図示の如く開放した場合には実線にて示す位置に
回動させて各現像器を水平状態に保ちそれによって現像
剤の落下を防止するようにした例である。
なお以上のような措置をとらずとも上部筐体102の開
放による傾斜角を45度以下にとどめれば、現像器内から
の現像剤の落下は殆どなく装置内を汚染せず清掃に保つ
ことが出来る。
第8図(a),(b)は本発明の実施例を示したもの
で、先に示したカラー画像形成装置の例と同一の機能を
有するものであるが、本実施例では像担持体である感光
体ドラム11とクリーニング装置20とユニット化して一体
としたプロセスカートリッジ240となっていて、現像器3
1Y,31M,31Cが装着された現像ユニット230とは独立的に
挿脱可能としたものである。
プロセスカートリッジ240はその外壁面に設けた係合
部240a,240b,240cは上部筐体102に設けたレール状をし
た支持腕140a,140b,140cとそれぞれ係合し、図示しない
係止手段によって係止されている。
一方、現像器31Y,31M,31Cを先にしめしたカラー画像
形成装置の例と同じように収納した現像ユニット230
は、紙面垂直方向に挿脱可能とするユニットガレージ23
2に装着されている。該ユニットガレージ232は回動支軸
231を回動中心として回動可能となっている。回動軸231
の周囲には必要に応じて反時計方向に付勢されたばね部
材を設けてもよい。
第8図(a)は作動状態にある構成図で、現像ユニッ
ト230を装着したユニットガレージ232の重心点は図上で
回動支軸231の左側にあるので、ユニットガレージ232は
反時計方向に付勢され、上部筐体102に設けたストッパ1
40dはユニットガレージ232に設けた係止部232dと当接状
態となって位置規制され、内部の現像器31Y,31M,31Cは
弾性部材32によってそれぞれ感光体ドラム11に対して設
定された現像位置に押圧されている。
第8図(b)は第8図(a)の状態から開閉金具104
を開錠し、上部筐体102を開放した状態を示している。
上部筐体102を反時計方向に持上げ現像ユニット230を装
着したユニットガレージ232を回動支軸231を支点として
感光体ドラム11から離間するように時計方向に回動し、
上部筐体102に設けたストッパピン132に当接した状態と
なる。このような開放状態にあっては現像器31Y,31M,31
Cは先に示したカラー画像形成装置と較べて上向きの姿
勢となっていて、現像剤がこぼれ落ちたり混入したりす
ることはない。また感光体ドラム11と現像器31Y,31M,31
Cとは離間した位置関係にあるので、プロセスカートリ
ッジ240や現像ユニット230は開放状態にあってはそれぞ
れ単独に挿脱することができる。
第9図は参考例を示したもので、この例では感光体ド
ラム11と現像器31Y,31M,31Cが装着された現像ユニット3
0とはユニット化して一体としたプロセスカートリッジ3
40となっていて、クリーニング装置20を有するクリーニ
ングユニット320とは独立的に挿脱可能としたものであ
る。第8図は上部筐体102を開放した状態を示してい
る。プロセスカートリッジ340はその外壁面に設けた係
合部340a,340bが設けられていて、上部筐体102に設けた
レール状の支持腕140a,140bとそれぞれ係合し、上部筐
体102を開放した状態では紙面垂直方向に取出すことが
できる。またクリーニングユニット320は断面がコの字
形状をした筐体で、内側にクリーニング前除電器19とク
リーニング装置20が位置していて、上部筐体102から棒
状に突出して回動支軸121にクリーニングユニット320に
設けた係合部320bが跨乗した状態となっていて、作動位
置にあってはクリーニングユニット320の外壁に設けた
係合部320aは上部筐体102に設けたストッパ120aによっ
て位置規制され作動位置を保持している。従って上部筐
体102を開放した状態では、ストッパ102aを解除してク
リーニングユニット320を反時計方向に回動させたのち
紙面垂直方向に取出すことができる。クリーニング装置
20はクリーニングユニット320によって下側及び両側を
包囲されているので、クリーニングユニット320の取出
しに際してトナーの飛散等を招くことはない。
以上の図における構造及び説明においては、イエロ
ー,マゼンタ,シアントナーを有する3つの現像器を有
する構成を示しているがさらにブラックトナーを有した
現像器を加えた構成についても同様であり、この場合現
像器を上下方向に4段重ねる形となる。
〔発明の効果〕
本発明によって実施するカラー画像形成装置は、感光
体ドラムの片側に現像器を3ないし4段重ねる形式とな
り、現像器を実施例で示したような偏平形式として一方
向に現像を行う現像スリーブ、反対側にトナー収納部を
設けるときは、多段重ね形式の現像器はほぼ平行に配置
することが可能となって、一つの現像ユニット内に配設
することが可能となり、感光体ドラムとともにコンパク
トなプロセスカートリッジに構成することができ、プロ
セスカートリッジの取出し或いはジャム処理を容易にす
ることからも上下に2分割するいわゆるクラムシェル構
造の装置とすることが有利となる。本発明はかかる効果
を有するとともに、クリーニング装置側に開閉軸を設け
て上部筐体の現像器側が開放されることによりクリーニ
ング装置からのトナーこぼれを防止した上、さらに転写
紙の給紙側を大きく開放出来ることとなってジャムの処
理やメンテナンスの作業にも頗る好都合といえるカラー
画像形成装置を提供することとなった。更に、上部筐体
が開放された状態において現像ユニットが回動支軸を中
心として上部筐体の回動方向とは逆方向に回動し、現像
ユニットが像担持体に対し離間すると同時に現像器を傾
斜させずに水平方向に向ける構成としているため、感光
体ドラムに傷を付けることなく、安全に現像ユニットを
装置本体外に引き出すことが可能であるばかりでなく、
現像器内の現像剤の現像スリーブ側への移動もなく、現
像装置からの現像剤のこぼれを防止することが可能とな
った。また、各現像器には押圧手段がついているので、
当接、退避動作を繰り返しても感光体に安定に当接させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)はカラー画像形成装置を示す概略
正面図で、第1図(a)は作動状態、第1図(b)は開
放状態を示す、第2図はカラー画像形成装置の現像器を
示す概略正面図、第3図は現像ユニットの概略断面図、
第4図は色分解に用いられるフィルターを示す正面図、
第5図はカラー画像の制御回路を示すブロック図、第6
図(a),(b)は現像器に設けた開閉部の要部断面
図、第7図(a),(b)は現像器からのトナーこぼれ
を防止する対策を示す説明図、第8図(a),(b)は
本発明の実施例を示す概略正面図で、第8図(a)は作
動状態、第8図(b)は開放状態を示す、第9図は参考
例の概略正面図で開放状態を示す。 9……フィルター、11……感光体ドラム 12……帯電器、13……供給手段(転写材) 14……転写器、15……分離器 16……搬送手段(転写材)、17……定着装置 18……排紙皿 19……クリーニング前除電器 20……クリーニング装置、21……プラテンガラス 22……画像読取装置、23……レーザ露光装置 30……現像ユニット、31Y,M,C……現像器 40,240,340……プロセスカートリッジ 40(240,340)a,b,c……係合部 41……標識部、100……本体 101……下部筐体、102……上部筐体 103……蝶番、104……開閉金具 140a,140b,140c……支持腕 141……検知部材 320……クリーニングユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 静雄 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ 株式会社内 審査官 青木 俊明 (56)参考文献 特開 昭62−134654(JP,A) 特開 昭63−247765(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部筐体と下部筐体からなる装置本体であ
    って、 Y,M,C現像剤を各々有し、上下方向に重なりあうように
    配置された少なくとも3つの現像器からなる複数の現像
    器を有する現像ユニットと、回転可能な像担持体と、ク
    リーニング手段とを有する前記上部筐体が、前記下部筐
    体に対し、前記像担持体の回転軸に平行で、且つ、前記
    回転軸に関して前記現像ユニットと反対側の前記装置本
    体側壁近傍に配置された軸を中心に開放可能にする構成
    とし、 前記複数の現像器を像担持体側に各々押圧するような押
    圧部材を前記現像ユニットに設け、 前記装置本体が開放された状態において前記現像ユニッ
    トが回動支軸を中心として前記上部筐体の回動方向とは
    逆方向に回動し、該現像ユニットが前記像担持体に対し
    離間すると同時にスリーブ側を水平方向に向ける構成と
    し、 前記像担持体に対し離間した状態において、前記像担持
    体と前記クリーニング手段とを一体的、前記現像ユニッ
    トはスリーブ側を水平方向に向けた状態で独立的に前記
    装置本体に対し挿脱可能な構成とし、 複数色を有する画像を形成する時、前記複数の現像器に
    より非接触現像を複数回行い、前記像担持体上に複数の
    現像像を重ね合わせたカラー現像像を形成し、一度に転
    写材上に転写することを特徴とするカラー画像形成装
    置。
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