JP2629977B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2629977B2 JP1266496A JP26649689A JP2629977B2 JP 2629977 B2 JP2629977 B2 JP 2629977B2 JP 1266496 A JP1266496 A JP 1266496A JP 26649689 A JP26649689 A JP 26649689A JP 2629977 B2 JP2629977 B2 JP 2629977B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はスローモーション再生におけるオート・トラ
ッキング機能を有する磁気記録再生装置に関し、特にマ
イクロプロセッサを用いて容易に低コストで実現する装
置を提供するものである。
従来の技術 近年、マイクロプロセッサの普及は目ざましく、多く
の家庭用電気製品に使われるようになってきている。家
庭用のビデオテープレコーダ(以後、VTRと略記す
る。)においても例外ではなく、カセットから磁気テー
プを引き出して回転ヘッドに巻き付けるローディングメ
カニズムのコントロールや、タイマを組み合わせた番組
予約などのシステムの中心部に積極的にマイクロプロセ
ッサが用いられている。
第9図は従来のVTRの再生時におけるサーボ機構の構
成を示すブロックい図であって、回転磁気ヘッド81と82
3が近接し、回転磁気ヘッド91と92が近接し、かつ、ま
た各々が約180゜の位置に配置され、回転磁気ヘッド81
と91が同一アジマス角度を有し、回転磁気ヘッド82と92
が別の同一アジマス角度を有する4つの回転磁気ヘッド
81,82,91,92を駆動するシリンダモータ2と、そのシリ
ンダモータ2の回転速度を検出する第1の周波数発電機
3と、前記シリンダモータ2の回転位相を検出する位相
検出器4と、前記第1の周波数発電機3の出力信号の基
準周期に対する誤差を検出する第1の周波数弁別器10
と、基準信号発生器15と、前記位相検出器4より得られ
る回転位相信号と前記基準信号発生器15より選られる再
製基準信号との位相誤差を検出する第1の位相比較器11
と、その第1の位相比較器11の位相誤差出力と前記第1
の周波数弁別器10の速度誤差出力とを混合する第1の加
算器12と、第1の増幅器13と、シリンダモータ2を駆動
する第1の駆動回路14と、磁気テープを定速走行させる
キャプスタンモータ6と、そのキャプスタンモータ6の
回転速度を検出する第2の周波数発電機7と、磁気テー
プ1の下端に記録されているコントロール信号を検出す
るコントロールヘッド5と、前記第2の周波数発電機7
の出力信号の基準周期に対する誤差を検出する第2の周
波数弁別器17と、前記基準信号発生器15の出力信号によ
りトリガされ可変抵抗器27により遅延時間が可変するト
ラッキングモノマルチ回路16と、前記コントロールヘッ
ド5より得られるコントロール信号と、前記トラッキン
グモノマルチ回路16の出力信号との位相誤差を検出する
第2の位相比較器18と、その第2の位相比較器18の位相
誤差出力と、前記第2の周波数弁別器17の速度誤差出力
を混合する第2の加算器19と、第2の増幅器20と、キャ
プスタンモータ6を駆動する第2の駆動回路22と、スロ
ーモーション再生時において外部からの間欠走行指令信
号に基づいて前記キャプスタンモータを間欠駆動させる
ために前記回転位相信号とコントロール信号を基準信号
として強制加速指令信号やモータON/OFF信号や電流方向
切換信号等を出力する間欠走行制御回路23と、前記第2
の増幅器20の出力と前記間欠走行制御回路23の強制加速
指令信号を混合する第3の加算器21によって構成されて
いる。
以上のように構成されたVTRについて、第9図の構成
図と、第10図に示した主要部のタイミングチャートによ
り通常再生時の動作を簡単に説明する。
第10図Wは第9図の基準信号発生器15の出力波形であ
り、この信号がVTRの再生時の基準信号として、前記第
1の位相比較器11と、前記トラッキングモノマルチ回路
16に供給される。第10図Xの台形波信号は前記第1の位
相比較器11の内部波形であり、第10図Wの立ち上がりエ
ッジでトリガされたシリンダモータの位相基準信号であ
って、第9図の位相検出器4より得られる回転位相信号
つまり第10図Hの立ち下がりエッジにより、サンプリン
グされ、そのホールド信号(図示せず)と、第9図の第
1の周波数弁別器10より得られる速度誤差信号とを第1
の加算器12でミックスされ、第1の増幅器13を介して第
1の駆動回路14に供給される。したがってシリンダモー
タつまり4つの回転ヘッド81,82,91,92は第10図Wの基
準信号に位相同期して回転する。第10図Yは第9図のト
ラッキングモノマルチ回路16内のコンデンサ(図示せ
ず)の充放電波形であり、第10図の立ち上がりエッジに
よりトリガされ、第9図の可変抵抗器27で時定数を変化
させることにより、その遅延時間を可変することができ
る。第10図Zはトラッキングモノマルチ回路16の出力波
形であり、第10図αの台形波信号は第9図の第2位相比
較器18の内部波形であり、第10図Zの立ち去がりエッジ
によりトリガされたキャプスタンモータの位相基準信号
であって、第9図のコントロールヘッド5より得られる
再生コントロール信号つまり第10図βの立ち上がりエッ
ジによりサンプリングされ、そのホールド信号(図示せ
ず)と、第9図の第2の周波数弁別器17より得られる速
度誤差信号とを第2の加算器19でミックスされ第2の増
幅器20を介して第2の駆動回路22に供給される。このと
き間欠走行制御回路23の強制加速指令信号は高インピー
ダンスとなっている。したがってキャプスタンモータ6
は第10図Wの基準信号を位相シフトした第10図Zのトラ
ッキングモノマルチ回路16の出力信号に位相同期して回
転する。以上により、VTRの通常再生時には、前記4つ
の回転ヘッド群と再生コントロール信号(第10図β)を
位相同期させることにより、前記4つの回転ヘッド群が
磁気テープ1上に記録されたトラックを最適にトラッキ
ングすることになる。
つぎに第11図に示したタイミングチャートによりスロ
ーモーション再生時の動作について説明する。スローモ
ーション再生時には過渡特性を良くするために前記第2
の位相比較器18の位相誤差出力は交流的に接地され、キ
ャプスタンモータ6は速度信号系のみ施されて回転す
る。第11図Sは間欠走行指令信号であって、この信号に
基づいて前記間欠走行制御回路23は以下に示す制御信号
を出力する。すなわち、第11図γ,δは第11図Hのシリ
ンダモータの回転位相信号に同期した強制加速指令信号
とモータON/OFF信号であり、第11図Uはキャプスタンモ
ータ6の電流方向切換信号であり、これは第11図βのコ
ントロール信号によりトリガされるスロートラッキング
モノマルチ回路(間欠走行制御回路23内部にあり可変抵
抗器28により遅延時間が設定できる。)の出力信号(第
11図ε)によりセットされ、所定時間後にリセットされ
る。以上の3つの信号(第11図γ,δ,U)により、第11
図Tに示すようにキャプスタンモータ6にモータ電流が
流れ、キャプスタンモータ6および磁気テープ1は停止
→加速→定速→減速→停止状態と移行し間欠駆動する。
4つの回転磁気ヘッド81,82,91,92は常に一定に回転し
ており、磁気テープ1が停止している時はスチル再生状
態となり、磁気テープ移行時は通常再生状態となり、4
つの回転磁気ヘッドの出力信号をうまく切り換えるとに
よりノイズレスのスローモーション再生画像が得られる
が、ここで重要なことは再生画が乱れないように磁気テ
ープを移動あるいは停止させるタイミングをうまく設定
することである。
発明が解決しようとする課題 このためにキャプスタンモータ6を停止させるタイミ
ングが重要となり、停止させる場合は上述したようにコ
ントロール信号を拾って、その信号からある遅延時間後
減速状態に移行し、丁度回転ヘッドが磁気テープ上の記
憶トラック(図示せず)の安定にトレースするような位
置に磁気テープを停止させるものである。磁気テープ上
に記録されたトラックのフォーマットに完全互換があれ
ば、前記可変抵抗器52は固定抵抗器でよいのであるが、
温度変化等の環境変化により磁気テープが伸縮したり、
またメカニズム上の誤差の発生した他のVTRで記録した
テープをスローモーション再生する場合には、トラッキ
ング状態を最適状態にするために、ブレーキタイミング
を変更する必要が発生する。その為に第9図の可変抵抗
器28は必要である。さらに、この可変抵抗器はユーザー
が操作可能とするために、クリック点付きボリュームに
する必要がある。一般に、クリック点付きボリューム
(図示せず)のクリック点での抵抗値はバラツキがあ
り、そのバラツキを補正する為に、さらにもう1つの可
変抵抗器(図示せず)が必要となる。したがって、従来
のVTRでは、トラッキングをとる為に調整ボリュームが
必要となるばかりでなく、操作性つまり使い勝手として
も改善の必要がある。
課題を解決するための手段 キャプスタンモータにより移送され磁気テープの静
止、移動の繰り返しによりスローモーション再生を行わ
すようにした磁気記録再生装置であって、前記キャプス
タンモータを間欠駆動させる手段と、前記磁気テープの
静止時において回転磁気ヘッドよりの再生映像信号のド
ロップアウトを検出するドロップアウト検出手段と、回
転磁気ヘッドを駆動させるシリンダモータの回転移送を
示すヘッド切換信号の両エッジの所定期間前後の合計4
つの検出期間におけるドロップアウト検出信号のパルス
幅を検出し、その結果により可変すべきトラッキング可
変量と可変方向から成るトラッキング誤差情報を出力す
るトラッキング誤差検出手段とを備え、そのトラッキン
グ誤差情報により間欠駆動手段はキャプスタンモータに
ブレーキをかけるタイミングを制御するようにせしめた
磁気記録再生装置であって、通常再生からスチル再生移
行時はトラッキング誤差検出手段がトラッキング誤差情
報として所定のデータを出力するまでの間欠駆動手段は
自励的に間欠駆動によるスローモーション再生を継続
し、スローモーション再生中には外部指令信号によりト
ラッキング誤差検出手段はドロップアウト検出信号に基
づいたトラッキング誤差情報を間欠駆動ごとに出力する
ことを特徴としたものである。
作用 本発明では上述した構成によって、温度変化等の環境
変化により磁気テープが伸縮したり、またメカニズム上
の誤差の発生した他のVTRで記録した、いわゆる互換性
の劣化したテープに対しても安定したスローモーション
再生画像実現する磁気記録再生装置を得ることができ
る。
実 施 例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。
第1図は本発明の一実施例におけるスローモーション
再生時のオート・トラッキング機能(以下、オート・ス
ロートラッキングと称す。)を有するVTRの構成図を示
したものであり、第9図の従来構成の他にヘッドアンプ
回路26,ドラップアウト検出回路25,オート・トラッキン
グ処理回路24が追加されている。ただしヘッドアンプ回
路26,ドロップアウト検出回路25についてはVTRの信号処
理回路ブロックとして必要なものであり、本発明のため
に新規に追加したものではない。
第2図は前記ヘッドアンプ回路26の内部構成を示した
ものであり、入力される4つのヘッド出力に対応した4
つのヘッドアン回路261,262,263,264と、前記ヘッドア
ンプ回路261と262が入力される第1のスイッチ265と、
前記ヘッドアンプ回路263と264が入力される第2のスイ
ッチ266と、前記第1のスイッチ265の出力と前記第2の
スイッチ266の出力が入力される第3のスイッチ267によ
って構成され、前記第1のスイッチ265と前記第2のス
イッチ266は入力端子268より入力されるヘッド切り換え
信号つまり第1図の移送検出器4より得られる回転移送
信号に基づいた信号によって、前記第3のスイッチ267
は入力端子269により第1図の間欠走行制御回路23より
入力されるヘッドアンプ切換信号によって制御される。
そして出力端子260には4つの回転磁気ヘッドのうち磁
気テープに接している最適なヘッドの出力が選択されて
出力される。
第3図は第1図のシリンダモータ2に取り付けられた
4つの回転磁気ヘッド81,82,91,92の取付位置を示す構
成図であり、第4図はその4つの回転磁気ヘッドのヘッ
ド幅を示す模式図である。
第3図に示すように、回転磁気ヘッド81と82が近接
し、回転磁気ヘッド91と92が近接し、かつ、また各々が
約180゜の位置に配置され、回転磁気ヘッド81と91が同
一アジマス(Lアジマス)角度を有し、回転磁気ヘッド
82と92が別の同一アジマス(Rアジマス)角度を有して
いる。また第4図に示すように、回転磁気ヘッド81と92
のヘッド幅は回転磁気ヘッド82と91にそれより大きくな
っており、回転磁気ヘッド81と92によりテープ速度の標
準モードの記憶再生が行なわれ、回転磁気ヘッド82と91
によりテープ速度の低速モード(長時間モード)の記録
再生が行なわれる。しかしスローモーション再生モード
のスチル状態では画面ブレのない静止画を実現するため
に1つの記録トラックの再生出力を使用するために同一
アジマス角度を有するヘッドで再生する(フィールドス
チル再生と称す)必要があり、その記録トラックがLア
ジマスであれば回転磁気ヘッド81と91により、その記録
トラックがRアジマスであれば回転磁気ヘッド82と92に
より再生させる必要性から上述したようなヘッドの取付
位置になっている。
以上のように構成されたオート・スロートラッキング
機能を有するVTRについて第1図から第4図に示した構
成図と第5図から第8図までに示した動作波形図により
その動作を説明する。ただし、スローモーション再生時
の基本的動作については従来例と同一でありその説明は
省略する。
第5図と第6図はそれぞれ異なったスロートラッキン
グ点におけるスチル再生時のトラック軌跡と第2図のヘ
ッドアンプ回路26と第1図のドロップアウト検出回路25
との各部の波形図である。いずれも回転磁気ヘッド81と
91によるフィードスチル再生状態であり、第5図,第6
図Aはトラック軌跡図であって、斜線で区切った記録ト
ラックの上をトレースする4つの磁気ヘッドの軌跡を示
しており、トラックとヘッドのアジマスが合致した部分
がヘッド出力として再生される。波形Bは第1のスイッ
チ回路265の出力信号つまり回転磁気ヘッド81のヘッド
アンプ261と回転磁気ヘッド92のヘッドアンプ262の出力
信号を波形Eに示すヘッド切り換え信号でもって切り換
えたものであり、波形Cは第2のスイッチ回路266の出
力信号つまり回転磁気ヘッド82のヘッドアンプ263と回
転磁気ヘッド91のヘッドアンプ264の出力信号を波形E
に示すヘッド切り換え信号でもって切り換えたものであ
り、波形Dは第3のスイッチ267の出力信号つまり第1
のスイッチ回路265と第2のスイッチ回路266の出力信号
を波形Fに示すヘッドアンプ切り換え信号でもって切り
換えられ出力端子260に出力されるエンベロープ信号で
あり、波形Eは第1図の位相検出器4より得られる回転
位相信号に基づいて作成されたヘッド切り換え信号であ
り、波形Fは第1図の間欠走行制御回路23により出力さ
れるヘッドアンプ切り換え信号であり、第5図,第6図
の場合はLアジマストラックのフィールドスチルであり
ヘッド切り換え信号の同相信号となっているが、Rアジ
マストラックん場合はその逆相信号となる。波形Gは前
記波形Dが入力される第1図のドロップアウト検出回路
25の出力波形であって、第5図の場合はトラッキング状
態が最適点にあるために安定したエンベローブ信号が得
られドロップアウトは発生していないが、第6図の場合
はトラッキング状態が劣化しているためにエンベロープ
信号レベルが低下しドロップアウト検出信号G1,G2,G3
示すように画面ノイズ(図示せず)が発生している。
第5図と第6図を比較して判るように、第5図のトラ
ッキング状態は最適であり、第6図の場合はヘッド切り
換え信号のエッジ直後付近エンベロープ出力が低下して
いるため画面上部にノイズが現われる。またトラッキン
グ状態が第6図の逆方向にずれればヘッド切り換え信号
のエッジ直前付近のエンベロープ出力が低下することに
なり画面下部にノイズガ現われる。従ってドロップアウ
ト検出信号のヘッド切り換え信号に対する位相関係とそ
のパルス幅を検出し、それに応じてスロートラッキング
量を変化させることにより最適トラッキング状態(第5
図の状態)に収束させることが可能である。
第7図は、スローモーション再生中に外部からのオー
トトラッキング指令信号が入力され、そのスチル状態に
おいて第1図のオートトラッキング処理回路24の内部動
作を説明するためのタイミングチャートであり、第7図
Hはヘッド切り換え信号であり、第7図Iは第6図Gと
同じ前記ドロップアウト検出信号であり、第7図Jはそ
のドロップアウト検出信号をローパスフィルタで積分し
た波形であり、第7図Kは第7図Jの信号を波形整形し
た進行であり、第7図Lは第7図Kのパルス幅を検出す
るための量子化クロック信号あるいはマイクロコンピュ
ータであればタイマ割り込み信号であり、第7図Mはヘ
ッド切り換え信号の立ち下がりエッジ付近で発生するド
ロップアウト検出信号のパルス幅を検出させるイネーブ
ル信号であり、第7図Nはヘッド切り換え信号の立ち上
がりエッジ付近で発生するドロップアウト検出信号のパ
ルス幅を検出させるイネーブル信号であり、第7図O1
第7図Mの区間つまりヘッド切り換え信号の立ち下が
りエッジ直後に発生したドロップアウト検出信号のパル
ス幅を第7図Lで量子化した計数値をアナログ的に表現
したものであり、第7図O2は第7図Mの区間つまりヘ
ッド切り換え信号の立ち下がりエッジ直前に発生したド
ロップアウト検出信号のパルス幅を第7図Lで量子化し
た計数値をアナログ的に表現したものであり、第7図P1
は第7図Nの区間つまりヘッド切り換え信号の立ち上
がりエッジ直前に発生したドロップアウト検出信号のパ
ルス幅を第7図Lで量子化した計数値をアナログ的に表
現したものであり、第7図P2は第7図Nの区間つまり
ヘッド切り換え信号の立ち上がりエッジ直後に発生した
ドロップアウト検出信号のパルス幅を第7図Lで量子化
した計数値をアナログ敵に表現したものである。そこで
第7図O1と第7図O2の計数値の加算結果と第7図P1と第
7図P2の計数値の加算結果との大小比較つまりヘッド切
り換え信号の立ち下がりエッジ付近で発生するドロップ
アウト検出信号のパルス幅とヘッド切り換え信号の立ち
上がりエッジ付近で発生するドロップアウト検出信号の
パルス幅の大小比較を行ない大きい値を有効ドロップア
ウト検出信号のパルス幅とし、またヘッド切り換え信号
エッジの直前区間とつまり第7図P1と第7図O2に計
数値があればその有効ドロップアウト検出信号のパルス
幅はヘッド切り換え信号エッジの直前ノイズ(画面下部
ノイズ)と見なし、ヘッド切り換え信号エッジの直後区
間とつまり第7図P1と第7図O2に計数値がなければ
その有効ドロップアウト検出信号のパルス幅はヘッド切
り換え信号エッジの直後ノイズ(画面上部ノイズ)と見
なし、その結果に応じて第7図Qに示すようにトラッキ
ング可変指令信号を第1図の間欠走行制御回路23に出力
する。第7図の場合は画面上部に「5」のノイズとして
トラッキングアップ指令(データ2)が出力され、従来
例で説明したスロートラッキングモノマルチ回路の遅延
量を短くする方向に動作させる。これはそのモノマルチ
の基準電圧をD/Aコンバータ出力で変調させるか、ある
いは間欠走行制御回路23の内部処理としてデジタル的に
可変させるかによって実現できる。
ここでトラッキング可変指令信号つまりトラッキング
誤差情報(第7図Qのデータ2)は有効ドロップアウト
信号のパルス幅そのものやそれに比例したデータではな
く、例えば下表に示すようにトラッキング可変量を可変
方向毎に3段階とし、各々に対応したデータをトラッキ
ング誤差情報と して設定している。すなわち画面下部にノイズ幅が6以
上であればすべてデータ6としてトラッキング誤差情報
が間欠走行制御回路23に送信し、間欠走行制御回路23は
トラッキング量を4だけ増加させ、画面上部にノイズ幅
が1であればすべてデータ1としてトラッキング誤差情
報を間欠走行制御回路23に送信し、間欠走行制御回路23
はトラッキング量を1だけ減少させる。
以上の動作によりキャプスタンモータ6を間欠駆動さ
せる度にドロップアウト検出信号の検出とその結果に応
じてスロートラッキングシフタ量の変調を行うことによ
り最適スロートラッキング点(トラッキング誤差情報が
データOとなる点)に追い込もうとするものである。
ところでスローモーション再生機能を有するVTRがり
通常再生からスチル再生する場合にはスローモーション
再生の間欠走行を所定回数行なった後にスチル再生とす
るのが一般的である。従ってスローモーション再生と同
様に互換性の劣化したテープではスチル再生において残
留ノイズが発生する。
第8図は本発明のVTRが通常再生モードからスチル再
生モードに移行する際のタイミングチャートであって、
第8図Sは第11図Sと同じ間欠走行指令信号であり、第
8図Tは第11図Tと同じキャプスタンモータ6のモータ
駆動電流であり、第8図Uは第11図Uと同じキャスタン
モータ6の駆動電流方向切換信号であり、第8図Vはキ
ャプスタンモータ6の回転速度を検出する第1図の第2
の周波数発電機7の出力信号であり、第8図Hはヘッド
切換信号であり、第8図Iは第7図Iと同じドロップア
ウト検出信号であり、第8図Qは第7図Qと同じトラッ
キング誤差情報である。
通常再生モードからスチル再生モードに移行する場合
にはまずキャプスタンモータに停止させるために駆動電
流を逆転させてブレーキをかける。その停止状態が第8
図であり、さらに第8図Sの間欠走行指令信号により
1コマだけ送った状態が第8図であって従来のVTRで
はこの状態でスチル再生を実現していた。自己録再テー
プや互換性の確保できたテープではノイズのないスチル
再生画が得られるが互換性の劣化したテープでは第8図
Iに示すようにドロップアウト検出信号が発生しノイズ
のあるスチル画となってしまう。そこで第7図で説明し
たオートトラッキング処理回路24によりそのノイズを検
出して第8図Qに示すトラッキング誤差情報を間欠走行
制御回路23に送信し、間欠走行制御回路23はトラッキン
グ誤差情報がデータOになるまで第8図Sの間欠走行指
令信号の到来に間欠なく第8図,に示すように自励
的に間欠走行を続ける。従ってスチル再生において、い
かなるテープに対してもノイズのないきれいな静止画を
得ることができる。
しかし、極端に互換性のずれたテープや減磁したテー
プなど異常テープでノイズ除去が不可能な場合には永遠
に間欠走行を継続してしまうので、自励間欠走行回数に
所定の制限を設けることによりその弊害を防いでいる。
またスローモーション再生中についても一定時間の間
あるいは所定の間欠走行回数だけオート・スロートラッ
キング動作を行ない、その後は固定とする方法も考えら
れる。
本実施例ではスロートラッキング方式が定速走行によ
る時間管理方式であったが、キャプスタンモータの周波
数発電機の出力信号(FGと称す。)のパルス数をカウン
トするFGカウント方式でも同様の手段により実現できる
ことは容易に類推できる。
発明の効果 本発明のオート・スロートラッキング機能を有する磁
気記録再生装置は以上の説明からも明らかなように、キ
ャプスタンモータにより移送される磁気テープの静止,
移動の繰り返しによりスローモーション再生を行なわす
ようにした磁気記憶再生装置であって、前記キャプスタ
ンモータを間欠駆動させる手段(実施例では第1図の間
欠走行制御回路23で表現されている。)と、前記磁気テ
ープの静止時において回転磁気ヘッドよりの再生映像信
号のドロップアウトを検出するドロップアウト検出手段
(実施例では第1図のドロップアウト検出回路25で表現
されている。)と、回転磁気ヘッドを駆動させるシリン
ダモータの回転位相を示すヘッド切換信号の両エッジの
所定期間前後の合計4つの検出期間におけるドロップア
ウト検出信号のパルス幅を検出し、その結果により可変
すべきトラッキング可変量と可変方向から成るトラッキ
ング誤差情報を出力するトラッキング誤差検出手段(実
施例では第1図のオートトラッキング処理回路24で表現
されている。)とを備え、そのトラッキング誤差情報に
より間欠駆動手段は前記キャプスタンモータにブレーキ
をかけるタイミングを制御するようにせしめた磁気記録
再生装置であって、通常再生からスチル再生移行時はト
ラッキング誤差検出手段がトラッキング誤差情報として
所定のデータを出力するまで間欠駆動手段は自励的に間
欠駆動によるスローモーション再生を継続し、スローモ
ーション再生中には外部指令信号によりトラッキング誤
差検出手段はドロップアウト検出信号に基づいたトラッ
キング誤差情報を間欠駆動ごとに出力することを特徴と
するものであり、温度変化等の環境変化により磁気テー
プが伸縮したり、またメカニズム上の誤差の発生した他
のVTRで記録した、いわゆる互換性の劣化したテープに
対しても安定したオート・スロートラッキング機能を実
現する磁気記録再生装置を得ることができる。もちろ
ん、従来のVTRのような調整ボリュームを必要としない
ので操作性の向上も実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるオート・トラッキン
グ機能を有する磁気記録再生装置の構成図、第2図は第
1図のヘッドアンプ回路26の具体内部構成を示すブロッ
ク図、第3図は第1図のシリンダモータ2に取り付けら
れた4つの回転磁気ヘッドの取付位置を示す構成図、第
4図はその4つの回転磁気ヘッドのヘッド幅を示す模式
図、第5図と第6図はそれぞれ異なったスロートラッキ
ング点におけるスチル再生時のトラック軌跡と第2図の
ヘッドアンプ回路26と第1図のドロップアウト検出回路
25との各部の波形図、第7図はスローモーション再生時
のスチル状態において第1図のオートトラッキング処理
回路24の内部動作を説明するためのタイミングチャー
ト、第8図は通常再生からスチル再生に移行する際のノ
イズ送り動作を説明するためのタイミングチャート、第
9図は従来のVTRの再生時におけるサーボ機構の構成を
示すブロック図、第10図,第11図は第9図の主要部の動
作を説明するためのタイミングチャートである。 1……磁気テープ、2……シリンダモータ、6……キャ
プスタンモータ、11……ヘッドアンプ、23……間欠走行
制御回路、24……オートトラッキング処理回路、25……
ドロップアウト検出回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャプスタンモータにより移送される磁気
    テープの静止、移動の繰り返しによりスローモーション
    再生を行わすようにした磁気記録再生装置であって、前
    記キャプスタンモータを間欠駆動させる手段と、前記磁
    気テープの静止時、いわゆるスチル再生時において回転
    磁気ヘッドよりの再生映像信号のドロップアウトを検出
    するドロップアウト検出手段と、前記回転磁気ヘッドを
    駆動させるシリンダモータの回転位相を示すヘッド切換
    信号の両エッジの所定期間前後の合計4つの検出期間に
    おける前記ドロップアウト検出信号のパルス幅を検出
    し、その結果により可変すべきトラッキング可変量と可
    変方向から成るトラッキング誤差情報を出力するトラッ
    キング誤差検出手段とを備え、そのトラッキング誤差情
    報により前記間欠駆動手段は前記キャプスタンモータに
    ブレーキをかけるタイミングを制御するようにせしめた
    磁気記録再生装置であって、通常再生からスチル再生移
    行時は前記トラッキング誤差検出手段がトラッキング誤
    差情報として所定のデータを出力するまで前記間欠駆動
    手段は自励的に間欠駆動によるスローモーション再生を
    継続し、スローモーション再生中には外部指令信号によ
    り前記トラッキング誤差検出手段はドロップアウト検出
    信号に基づいたトラッキング誤差情報を間欠駆動ごとに
    出力することを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】トラッキング誤差検出手段によるトラッキ
    ング変調を伴なう間欠走行回数に所定の制限を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
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