JP2629924B2 - トランスミッションの変速装置 - Google Patents

トランスミッションの変速装置

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JP2629924B2
JP2629924B2 JP63332331A JP33233188A JP2629924B2 JP 2629924 B2 JP2629924 B2 JP 2629924B2 JP 63332331 A JP63332331 A JP 63332331A JP 33233188 A JP33233188 A JP 33233188A JP 2629924 B2 JP2629924 B2 JP 2629924B2
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shift
shaft
hole
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信行 小田川
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Suzuki Motor Corp
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/302Final output mechanisms for reversing

Landscapes

  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はトランスミッションの変速装置に係り、特
にリバースシフト操作時のギヤ緩衝音を防止し得て、ま
た、ギヤチャンファ部の摩耗を減少し得るとともに欠損
を回避し得て耐久性を向上し得るトランスミッションの
変速装置に関する。
〔従来の技術〕
内燃機関等の原動機を搭載した車両等にあっては、原
動機の発生する駆動力を運転状態に応じて所要に取り出
すために、トラミッションを備えている。トランスミッ
ションには、歯車式やベルト式のもの、あるいは流体継
手を利用したもの等があり、駆動力の伝達損失の少ない
歯車式のトラスミッションが多用されている。この歯車
式のトラスミッションは、通常、前進用ギヤ列たる1速
ギヤ列〜4速ギヤ列あるいは1速ギヤ列〜5速ギヤ列を
設けるとともに後進用ギヤ列たるリバースギヤ列を設け
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、トラスミッションの前進用ギヤ列には、前
進走行中におけるシフト操作を迅速且つ容易に行うべく
同期噛合機構を設けているが、リバースギヤ列には、車
両が停止した状態でリバースシフト操作が行われること
を考慮して同期噛合機構を設けていない場合が多い。こ
のため、リバースシフト操作時、特にクラッチを離脱さ
せた直後の素早いリバースシフト操作時に、リバースギ
ヤ列にギヤ緩衝音を発生し、また、ギヤチャンファ部に
摩耗を生じさせるとともに欠損を生じさせ、耐久性が損
なわれるという問題があつた。
このような問題点を解消するものとして、特開昭58−
156752号公報や実開昭56−138255号公報、実開昭63−28
946号公報等に開示のものがある。
しかしながら、これら公報に開示のものは、いずれ
も、トランスミッションのカウンタ軸等の軸に摩擦抵抗
を付与して回転を抑制する手段を設けているため、構造
が複雑であるという不都合があった。
〔発明の目的〕
そこでこの発明の目的は、簡単な構成により同期噛合
機構と同様の効果が得られ、リバースシフト操作時のギ
ヤ緩衝音を防止し得て、また、ギヤチャンファ部の摩耗
を減少し得るとともに欠損を回避し得て耐久性を向上し
得るトランスミッションの変速装置を実現することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するためにこの発明は、トランスミッ
ションのリバースシフト操作時にリバースシフト方向に
移動される5速・リバースシフトヨークによりリバース
シフト軸を移動させてリバースギヤ列を噛合させるとと
もに、このリバースシフト操作時に前記トランスミッシ
ョンの入力軸とカウンタ軸との相対回転数差をなくすよ
うに前記リバースシフト操作初期にトランスミッション
の前進用ギヤ列に設けた同期噛合機構を少許動作させる
リバースギヤ鳴き防止機構を設けたトランスミッション
の変速装置において、前記リバースギヤ鳴き防止機構は
変速装置の5速・リバースシフトヨークの3速・4速シ
フト軸孔と5速シフト軸孔とリバースシフト軸孔とに3
速・4速シフト軸と5速シフト軸とリバースシフト軸と
を摺動可能に嵌挿して設け、前記5速シフト軸には5速
シフト操作時に5速・リバースシフトヨークと係合して
この5速シフト軸を5速シフト方向に移動させる5速係
止体を設け、前記リバースシフト軸にはリバースシフト
操作時に5速・リバースシフトヨークと係合してこのリ
バースシフト軸をリバースシフト方向に移動させるリバ
ース係止体を設け、前記5速シフト軸孔とリバースシフ
ト軸孔との間の5速リバースシフトヨークには5速シフ
ト軸孔とリバースシフト軸孔とに連通する第1係合孔を
設け、この第1係合孔にはリバースシフト操作時に5速
シフト軸の外周面により他端を押圧されて一端をリバー
スシフト軸のリバース側係脱穴に係合されるとともに5
速シフト操作時にリバースシフト軸の外周面により一端
を押圧されて他端を5速シフト軸の5速側係脱穴に係合
される第1係合体を摺動可能に嵌挿して設け、前記5速
シフト軸には径方向に第2係合孔を設けるとともにこの
第2係合孔の他端が開口する側の外周面に軸方向に指向
させて5速側溝を設け、前記第2係合孔には中立状態に
おいて一端が5速シフト軸孔のヨーク側係脱穴に係合さ
れて他端が5速側溝から抜出されるとともにリバースシ
フト操作時に一端が5速シフト軸孔の内周面により押圧
されて他端が5速側溝に突入される第2係合体を摺動可
能に嵌挿して設け、前記3速・4速シフト軸と5速シフ
ト軸孔との間の5速・リバースシフトヨークには一端が
5速側溝と対向するように5速シフト軸孔に連通すると
ともに他端が3速・4速シフト軸孔に連通する第3係合
孔を設け、前記3速・4速シフト軸には第3係合孔と対
向する外周面に軸方向に指向させて3速・4速側溝を設
け、前記第3係合孔には中立状態において一端がリバー
スシフト方向に延設される5速側溝に突入されて第2係
合体の他端に当接され且つ他端が3速・4速シフト軸孔
から引退されるとともにリバースシフト操作時に一端が
第2係合体の他端により押圧されて他端が5速シフト方
向に延設される3速・4速側溝に突入され且つこの他端
が5速シフト方向に延設される3速・4速側溝の係止壁
面に係止される第3係合体を摺動可能に嵌挿して設けた
ことを特徴とする。
〔作用〕
この発明の構成によれば、リバースギヤ鳴き防止機構
は、リバースシフト操作を開始すると、リバースシフト
方向に移動される5速・リバースシフトヨークがリバー
ス係止体と係合してリバースシフト軸をリバースシフト
方向に少許移動させ、第1係合体の他端が5速側係脱穴
から離脱されるとともに一端がリバース側係脱穴に係合
され、また、第2係合体の一端がヨーク側係脱穴から離
脱されるとともに他端がリバースシフト方向に延設され
る5速側溝内に突入されて第3係合体の一端を押圧し、
第3係合体の他端が5速シフト方向に延設される3速・
4速側溝内に突入されて5速シフト方向に延設される3
速・4速側溝の係止壁面に係止され、3速・4速シフト
軸を4速シフト方向に少許移動させる。
リバースギヤ鳴き防止機構は、5速・リバースシフト
ヨークをさらにリバースシフト方向に移動させると、第
3係合体の一端が第2係合体の他端を乗り越えることに
よりリバースシフト方向に延設される5速側溝内に突入
され、第3係合体の他端が5速シフト方向に延設される
3速・4速側溝から抜出されて係止壁面から離脱されて
3速・4速シフト軸の4速シフト方向への移動を中止さ
せる。
このように、リバースギヤ鳴き防止機構は、リバース
シフト操作初期に、リバースシフト軸とともに3速・4
速シフト軸を4速シフト方向に少許移動させ、3速・4
速同期噛合機構を少許動作させて4速ギヤ列を介して入
力軸とカウンタ軸とを結合することにより、入力軸とカ
ウンタ軸との相対回転数差をなくすことができる。
〔実施例〕
次にこの発明の実施例を図に基づいて詳細に説明す
る。
第1〜6図は、この発明の実施例を示すものである。
第1図において、2はトランスミッションである。ト
ランスミッション2は、ケース4内に回転軸たる入力軸
6とカウンタ軸8とを軸支している。入力軸6とカウン
タ軸8とには、前進用の1速ギヤ列10〜5速ギヤ列18が
設けられるとともに後退用のリバースギヤ列20が設けら
れている。
前記1速ギヤ列10は、メイン1速ギヤ10mとカウンタ
1速ギヤ10cとからなる。2速ギヤ列12は、メイン2速
ギヤ12mとカウンタ2速ギヤ12cとからなる。3速ギヤ列
14は、メイン3速ギヤ14mとカウンタ3速ギヤ14cとから
なる。4速ギヤ列16は、メイン4速ギヤ16mとカウンタ
4速ギヤ16cとからなる。5速ギヤ列18は、メイン5速
ギヤ18mとカウンタ5速ギヤ18cとからなる。また、リバ
ースギヤ列20は、メインリバースギヤ20mとカウンタリ
バースギヤ20cリバースアイドラギヤ20iとからなる。リ
バースアイドラギヤ20iは、リバースアイドラギヤ軸22
に軸支されている。
前記1速ギヤ列10と2速ギヤ列12との間には、1速・
2速同期噛合機構24が設けられている。3速ギヤ列14と
4速ギヤ列16との間には、3速・4速同期噛合機構26が
設けられている。5速ギヤ列18には、5速同期噛合機構
28が設けられている。また、リバースギヤ列20には、リ
バース噛合機構30が設けられている。
前記トランスミッション2は、前記各ギヤ列10〜20を
走行条件に応じて切換え、終減速ギヤ列30から差動機構
32を介して図示しない駆動車輪を駆動する。
前記トランスミッション2の各ギヤ列10〜20を切換え
る変速装置34は、第2図に示す如く、シフトレバー(図
示せず)によりコントロール軸36を介してシフトアンド
セレクト軸38を軸方向及び周方向に移動させる。このシ
フトアンドセレクト軸38には、シフトアンドセレクト突
起40が設けられている。このシフトアンドセレクト突起
40は、シフトアンドセレクト軸38の軸方向移動により、
1速・2速シフト軸42に設けた1速・2速シフトヨーク
44と3速・4速シフト軸46に設けた3速・4速シフトヨ
ーク48と5速シフト軸50及びリバースシフト軸52に設け
た5速・リバースシフトヨーク54とに選択的に係合す
る。
前記1速・2速シフト軸42と3速・4速シフト軸46と
5速シフト軸50とリバースシフト軸52とには、夫々1速
・2速シフトフォーク55と3速・4速シフトフォーク56
と5速シフトフォーク58とリバースシフトアーム60とが
設けられている。前記1速・2速シフトフォーク55は、
前記1速・2速同期噛合機構24の1速・2速切換スリー
ブ62に係合している。前記3速・4速シフトフォーク56
は、前記3速・4速同期噛合機構26の3速・4速切換ス
リーブ64に係合している。前記5速シフトフォーク58
は、5速同期噛合機構28の5速切換スリーブ66に係合し
ている。また、リバースシフトアーム60は、リバース噛
合機構30のリバーススリーブ68に係合している。このリ
バーススリーブ68は、リバースアイドラギヤ20iに設け
られている。
これにより、シフトアンドセレクト軸38の軸方向移動
により1速・2速シフトヨーク44と3速・4速シフトヨ
ーク48と5速・リバースシフトヨーク54にシフトアンド
セレクト突起40を選択的に係合させ、シフトアンドセレ
クト軸38の周方向移動により1速・2速シフト軸42と3
速・4速シフト軸46と5速シフト軸50とリバースシフト
軸52とのいずれか一を軸方向に移動させ、1速・2速シ
フトフォーク55と3速・4速シフトフォーク56と5速シ
フトフォーク58とリバースシフトアーム60とのいずれか
一を介して1速・2速切換スリーブ62と3速・4速切換
スリーブ64と5速切換スリーブ66とリバーススリーブ68
とのいずれか一により1速ギヤ列10〜5速ギヤ列18・リ
バースギヤ列20を選択的に噛合させる。
このようなトランスミッション2の変速装置34のリバ
ースシフト操作時に、入力軸6とカウンタ軸8との相対
回転数差をなくすように、前進用の1速ギヤ列10〜5速
ギヤ列18に設けた1速・2速同期噛合機構24、3速・4
速同期噛合機構26、5速同期噛合機構28の例えば3速・
4速同期噛合機構26を少許移動させるリバースギア鳴き
防止機構70を設けている。
リバースギア鳴き防止機構70は、第3〜6図に示す如
く、5速・リバースシフトヨーク54に、3速・4速シフ
ト軸46を摺動可能に嵌挿する3速・4速シフト軸孔72と
5速シフト軸50を摺動可能に嵌挿する5速シフト軸孔74
とリバースシフト軸52を摺動可能に嵌挿するリバースシ
フト軸76とを設けている。
前記5速シフト軸50には、5速シフト操作時に矢印B
方向に移動される5速・リバースシフトヨーク54と係合
する5速係止体78を設けている。また、リバースシフト
軸52には、リバースシフト操作時に矢印A方向に移動さ
れる5速・リバースシフトヨーク54と係合するリバース
係止体80を設けている。
前記5速シフト軸50とリバースシフト軸52との間の5
速・リバースシフトヨーク54には、5速シフト軸孔74と
リバースシフト軸孔76とに連通する第1係合孔82を設け
るともに、この第1係合孔82に第1係合体84を摺動可能
に嵌挿して設けている。この第1係合体84は、5速シフ
ト軸孔74の内周面74aとリバースシフト軸孔76の内周面7
6aから少許突出させて設けている。前記リバースシフト
軸52の外周面52aには、第1係合体84の一端84aの係合・
離脱されるリバース側係脱穴86を設けている。また、5
速シフト軸50の外周面50aには、第1係合体84の他端84b
の係合・離脱される5速側係脱穴88を設けている。
前記5速シフト軸50には、径方向に第2係合孔90を設
けるともにこの第2係合孔90に5速シフト軸50の径と略
同長の第2係合体92を摺動可能に嵌挿して設けている。
前記5速・リバースシフトヨーク54の5速シフト軸孔74
の内周面74aには、第2係合体92の一端92aが中立状態に
おいて係合されるとともにリバースシフト時に離脱され
るヨーク側係脱穴94を設けている。また、5速シフト軸
50の外周面50aには、軸方向に指向させて第2係合体92
の他端92bが突入・抜出される5速側溝96を設けてい
る。この5速側溝96の両端には、夫々摺動斜面96a・96b
が設けられている。
前記3速・4速シフト軸46と5速シフト軸50との間の
5速・リバースシフトヨーク54には、3速・4速シフト
軸孔72と5速シフト軸孔74とに連通する第3係合孔98を
設けるとともに、この第3係合孔98に第3係合体100を
摺動可能に嵌挿して設けている。この第3係合体100の
一端100a及び他端100bは、3速・4速シフト軸孔72の内
周面72a及び5速シフト軸孔74の内周面74aから出没可能
に設けられられている。この第3係合体100の一端100a
は、中立状態において5速シフト軸孔74の内周面74aか
ら突出されて5速シフト軸50の5速側溝96に突入され、
第2係合体92の他端92bに当接されている。また、3速
・4速シフト軸46の外周面46aには、軸方向に指向させ
て第3係合体100の他端100bが突入・抜出される3速・
4速側溝102を設けている。この3速・4速側溝102の両
端には、夫々摺動斜面102aと係止壁面102bとが設けられ
ている。
次に作用を第3〜6図に従って説明する。
トランスミッション2の中立状態において、変速装置
34の5速・リバースシフトヨーク54は、第3図の状態に
ある。
リバースギヤ列20を噛合させるべくリバースシフト操
作により5速・リバースシフトヨーク54を矢印A方向に
移動を開始すると、第4図に示す如く、5速・リバース
シフトヨーク54はリバース係止体80と係合してリバース
シフト軸52を矢印A方向に少許移動させる。この移動に
より、第1係合体84は、他端84bが5速シフト軸50の外
周面50aに押圧されてリバースシフト軸52側に移動さ
れ、一端84aがリバースシフト軸52のリバース側係脱穴8
6に係合される。また、第2係合体92は、一端92aが5速
シフト軸孔74の内周面74aに押圧されて3速・4速シフ
ト軸46側に移動され、他端92bにより第3係合体100の一
端100aを押圧して第3係合体100の他端100bを3速・4
速シフト軸46の3速・4速側溝102内に突入させる。こ
れにより、第3係合体100の他端100bは、3速・4速側
溝102の係止壁面102bに係止される。
このため、リバースシフト操作の初期において、リバ
ースシフト軸52とともに3速・4速シフト軸46が4速シ
フト操作方向である矢印A方向に少許移動され、3速・
4速同期噛合機構26が少許移動される。このため4速ギ
ヤ列16を介して入力軸6とカウンタ軸8とが結合される
ことにより、入力軸6とカウンタ軸8との相対回転数差
をなくすことができる。
5速・リバースシフトヨーク54をさらに矢印A方向に
移動させると、第5図に示す如く、第3係合体100は一
端100aが第2係合体92の他端92bを乗り越えることによ
り5速側溝96内に付勢されて突入され、他端100bが3速
・4速側溝102の係止壁面102bから離脱されて3速・4
速シフト軸孔72の内周面72aから引退される。これによ
り、3速・4速シフト軸46は、4速シフト操作方向であ
る矢印A方向への移動を中止され、3速シフト操作方向
である矢印B方向にロケーティング作用により戻り、ニ
ュートラル位置に復帰する。
さらに、5速・リバースシフトヨーク46を矢印A方向
に移動すると、第6図に示す如く、5速・リバースシフ
トヨーク46とともにリバースシフト軸52が移動し、リバ
ースシフト操作は完了する。
このように、リバースギア鳴き防止機構70によって、
リバースシフト操作の初期においてトランスミッション
2の前進用の3速・4速ギヤ列16に設けた3速・4速同
期噛合機構26を少許作動させ、リバースシフト操作時に
入力軸6とカウンタ軸8との相対回転数差をなくしてい
る。つまり、リバースシフト操作時に、前進用の3速・
4速ギヤ列16に設けた3速・4速同期噛合機構26の作動
によって3速・4速ギヤ列16を介して入力軸6とカウン
タ軸8とを結合させることにより、入力軸6とカウンタ
軸8との相対回転数差をなくしている。
このため、従来の摩擦抵抗により回転を抑制する手段
を設ける必要がなく簡単な構成であり、同期噛合機構と
同様の効果が得られ、リバースシフト操作時のギヤ緩衝
音を防止することができ、また、ギヤチャンファ部の摩
耗を減少し得るとともに欠損を回避し得て、これにより
耐久性を向上することができるものである。
さらに、5速・バースシフトヨーク54によって3速・
4速軸46と5速シフト軸50とリバースシフト軸52とを保
持しているので、シフト軸の剛性を向上することができ
る。
〔発明の効果〕
このように、この発明によれば、リバースギヤ鳴き防
止機構によって、リバースシフト操作初期に、リバース
シフト軸とともに3速・4速シフト軸を4速シフト方向
に少許移動させ、3速・4速同期噛合機構を少許動作さ
せて4速ギヤ列を介して入力軸とカウンタ軸とを結合す
ることにより、入力軸とカウンタ軸との相対回転数差を
なくすことができる。
このため、簡単な構成により同期噛合機構と同様の効
果が得られ、リバースシフト操作時のギヤ衝突音の発生
を防止し得て、また、ギヤチャンファ部の摩耗を減少し
得るとともに欠損を回避し得て、これにより耐久性を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図はこの発明の実施例を示し、第1図はトラン
スミッションの断面図、第2図は変速装置の側面図、第
3〜6図は変速装置のリバースシフト操作時の動作説明
図である。 図において、2はトランスミッション、4はケース、6
は入力軸、8はカウンタ軸、10は1速ギヤ列、12は2速
ギヤ列、14は3速ギヤ列、16は4速ギヤ列、18は5速ギ
ヤ列、20はリバースギヤ列、24は1速・2速同期噛合機
構、26は3速・4速同期噛合機構、28は5速同期噛合機
構、30はリバース噛合機構、34は変速装置、38はシフト
アンドセレクト軸、42は1速・2速シフト軸、44は1速
・2速シフトヨーク、46は3速・4速シフト軸、48は3
速・4速シフトヨーク、50は5速シフト軸、52はリバー
スシフト軸、54は5速・リバースシフトヨーク、70はリ
バースギア鳴き防止機構、72は3速・4速シフト軸孔、
74は5速シフト軸孔、76はリバースシフト軸孔、78は5
速係止体、80はリバース係止体、82は第1係合孔、84は
第1係合体、86はリバース側係脱穴、88は5速側係脱
穴、90は第2係合孔、92は第2係合体、94はヨーク側係
脱穴、96は5速側溝、98は第3係合孔、100は第3係合
体、102は3速・4速側溝である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスミッションのリバーシフト操作時
    にリバースシフト方向に移動される5速・リバースシフ
    トヨークによりリバースシフト軸を移動させてリバース
    ギヤ列を噛合させるとともに、このリバースシフト操作
    時に前記トランスミッションの入力軸とカウンタ軸との
    相対回転数差をなくすように前記リバースシフト操作初
    期にトランスミッションの前進用ギヤ列に設けた同期噛
    合機構を少許動作させるリバースギヤ鳴き防止機構を設
    けたトランスミッションの変速装置において、前記リバ
    ースギヤ鳴き防止機構は変速装置の5速・リバースシフ
    トヨークの3速・4速シフト軸孔と5速シフト軸孔とリ
    バースシフト軸孔とに3速・4速シフト軸と5速シフト
    軸とリバースシフト軸とを摺動可能に嵌挿して設け、前
    記5速シフト軸には5速シフト操作時に5速・リバース
    シフトヨークと係合してこの5速シフト軸を5速シフト
    方向に移動させる5速係止体を設け、前記リバースシフ
    ト軸にはリバースシフト操作時に5速・リバースシフト
    ヨークと係合してこのリバースシフト軸をリバースシフ
    ト方向に移動させるリバース係止体を設け、前記5速シ
    フト軸孔とリバースシフト軸孔との間の5速リバースシ
    フトヨークには5速シフト軸孔とリバースシフト軸孔と
    に連通する第1係合孔を設け、この第1係合孔にはリバ
    ースシフト操作時に5速シフト軸の外周面により他端を
    押圧されて一端をリバースシフト軸のリバース側係脱穴
    に係合されるとともに5速シフト操作時にリバースシフ
    ト軸の外周面により一端を押圧されて他端を5速シフト
    軸の5速側係脱穴に係合される第1係合体を摺動可能に
    嵌挿して設け、前記5速シフト軸には径方向に第2係合
    孔を設けるとともにこの第2係合孔の他端が開口する側
    の外周面に軸方向に指向させて5速側溝を設け、前記第
    2係合孔には中立状態において一端が5速シフト軸孔の
    ヨーク側係脱穴に係合されて他端が5速側溝から抜出さ
    れるとともにリバースシフト操作時に一端が5速シフト
    軸孔の内周面により押圧されて他端が5速側溝に突入さ
    れる第2係合体を摺動可能に嵌挿して設け、前記3速・
    4速シフト軸と5速シフト軸孔との間の5速・リバース
    シフトヨークには一端が5速側溝と対向するように5速
    シフト軸孔に連通するとともに他端が3速・4速シフト
    軸孔に連通する第3係合孔を設け、前記3速・4速シフ
    ト軸には第3係合孔と対向する外周面に軸方向に指向さ
    せて3速・4速側溝を設け、前記第3係合孔には中立状
    態において一端がリバースシフト方向に延設される5速
    側溝に突入されて第2係合体の他端に当接され且つ他端
    が3速・4速シフト軸孔から引退されるとともにリバー
    スシフト操作時に一端が第2係合体の他端により押圧さ
    れて他端が5速シフト方向に延設される3速・4速側溝
    に突入され且つこの他端が5速シフト方向に延設される
    3速・4速側溝の係止壁面に係止される第3係合体を摺
    動可能に嵌挿して設けたことを特徴とするトランスミッ
    ションの変速装置。
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