JP2629477B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JP2629477B2
JP2629477B2 JP3076629A JP7662991A JP2629477B2 JP 2629477 B2 JP2629477 B2 JP 2629477B2 JP 3076629 A JP3076629 A JP 3076629A JP 7662991 A JP7662991 A JP 7662991A JP 2629477 B2 JP2629477 B2 JP 2629477B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設、産業、農業用等
の車両に適用される空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、建設、産業、農業用等の車両に
適用される空気調和装置は、前方視認性を確保するため
に、熱交換器(冷媒蒸発器、ヒータコア)や送風機等を
含む空調ユニットが運転席後方のキャビン床面に設置さ
れている。キャビン内には、冷風ダクトを介して空調ユ
ニットより供給された冷風を運転席後方側から乗員の上
半身に吐出する冷風用吹出口、および温風ダクトを介し
て空調ユニットより供給された温風を乗員の足元付近に
吐出する温風用吹出口が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の空気
調和装置は、冷風用吹出口が運転席後方にのみ設けられ
ているため、冷風用吹出口より吐出された冷風が、乗員
の後頭部、肩、背中と、主に乗員の背面側に当たること
になる。従って、従来の空気調和装置では、良好な冷房
フィーリングが得られないという課題を有していた。
【0004】本発明は、上記事情に基づいて成されたも
ので、その目的は、冷房フィーリングを向上させた車両
用空気調和装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、キャビン内の運転席後方に設置されて、
送風空気を吐出する第1の吐出口と第2の吐出口とを有
する空調ユニットと、前記運転席の後方に開口する冷風
用吹出口と、前記運転席に着座する乗員の足元付近に開
口する温風用吹出口と、前記運転席に着座する乗員の前
方または側方に開口する第2冷風用吹出口と、前記第1
の吐出口から前記冷風用吹出口へ送風空気を導く後方側
送風路と、前記第2の吐出口から前記温風用吹出口へ送
風空気を導く前方側送風路と、この前方側送風路より分
岐して前記第2冷風用吹出口へ送風空気を導く分岐送風
路と、前記後方側送風路を開閉する第1ダンパと、前記
第2の吐出口から前記温風用吹出口へ通じる送風経路と
前記第2の吐出口から前記第2冷風用吹出口へ通じる送
風経路とを切り替える第2ダンパと、前記第1ダンパと
前記第2ダンパとを連結する連結手段を有し、冷房運転
時には、前記第1ダンパが前記後方側送風路を開き、且
つ前記第2ダンパが前記第2の吐出口から前記第2冷風
用吹出口へ通じる送風経路を開くように前記連結手段を
介して前記第1ダンパおよび前記第2ダンパを駆動し、
暖房運転時には、前記第1ダンパが前記後方側送風路を
閉じ、且つ前記第2ダンパが前記第2の吐出口から前記
温風用吹出口へ通じる送風経路を開くように前記連結手
段を介して前記第1ダンパおよび前記第2ダンパを駆動
する1つの駆動手段とを備えたことを技術的手段とす
る。
【0006】
【作用】冷房運転時には、第1ダンパが後方側送風路を
開き、且つ第2ダンパが第2の吐出口から第2冷風用吹
出口へ通じる送風経路を開く(この時、第2の吐出口か
ら温風用吹出口へ通じる送風経路が閉じられる)ように
第1ダンパおよび第2ダンパが駆動される。これによ
り、第1の吐出口から吐出された冷風は、後方側送風路
を通って運転席後方に開口する冷風用吹出口へ導かれ、
第2の吐出口から吐出された冷風は、前方側送風路と分
岐送風路とを通って運転席に着座する乗員の前方または
側方に開口する第2冷風用吹出口へ導かれる。その結
果、乗員の背面側とともに、乗員の前方あるいは側方か
らも冷風が供給される。
【0007】なお、第1ダンパと第2ダンパは、連結手
段によって連結されているため、1つの駆動手段によっ
て第1ダンパと第2ダンパとを連動して駆動することが
できる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の車両用空気調和装置を図に示
す一実施例に基づき説明する。図1は空気調和装置の全
体構成図である。本実施例の空気調和装置1は、建設、
産業、農業用等の車両に適用されるもので、キャビン2
のほぼ中央部に位置する運転席3の後方に空調ユニット
4が設置されている。空調ユニット4を運転席3の後方
に設置することで良好な前方視認性が得られるととも
に、狭いキャビン2(一般的に前後約1.5m、左右約
1m、高さ約1.8m)内で、運転席3に着座する乗員
の足元スペースを確保することができる。
【0009】空調ユニット4は、空気の取入口(図示し
ない)および空調空気の吐出口5、6が形成されたユニ
ットケース7を備え、このユニットケース7内に熱交換
器(図示しない)および送風機8が収容されている。な
お、この空調ユニット4は、送風機8の上流側に熱交換
器が配置された吸い込みタイプである。
【0010】吐出口5、6は、キャビン2の上方側と前
方側とに向けて2か所開口されており、上方側に向けて
開口する吐出口5が、両吐出口5、6の間に配設された
第1ダンパ9によって閉塞可能に設けられている。この
第1ダンパ9は、吐出口5を閉塞する位置(図1の二点
鎖線で示す位置)と、両吐出口5、6の中央部に設けら
れたストッパ10に当接する位置(図1の実線で示す位
置)との間で回動可能に設けられている。
【0011】吐出口5には、運転席3の後部に開口する
冷風用吹出口11に通じる冷風ダクト12(本発明の後
方側送風路)が接続され、吐出口6には、吹出口(下述
する温風用吹出口17と第2冷風用吹出口20)を切り
替えるためのモード切替箱13に通じる送風ダクト14
が接続されている。このモード切替箱13は、運転席3
の右側面に設置されたサイドコンソールボックス(図示
しない)内に設けられている。
【0012】モード切替箱13には、送風ダクト14を
介して供給された空気の流入口15、上方に向けて開口
する流出口16、及び運転席3に着座する乗員の足元付
近に開口する温風用吹出口17が設けられるとともに、
モード切替箱13の内部には、送風経路(下述する)を
切り替えるための第2ダンパ18が組み込まれている。
なお、本発明の前方側送風路は、送風ダクト14とモー
ド切替箱13によって形成される。
【0013】
【0014】モード切替箱13の流出口16は、分岐ダ
クト19(本発明の分岐送風路)を介して、運転席3に
着座する乗員の上半身側方に開口(本実施例ではサイド
コンソールボックスの上面に開口)する第2冷風用吹出
口20に連通されている。第2ダンパ18は、流出口1
6へ通じる内部通路を遮断する位置(図1の二点鎖線で
示す位置)と、温風用吹出口17へ通じる内部通路を遮
断する位置(図1の実線で示す位置)との間で回動可能
に設けられている。言い換えれば、吐出口6から温風用
吹出口17へ通じる送風経路と、吐出口6から第2冷風
用吹出口20へ通じる送風経路とを切り替えることがで
きる。
【0015】このモード切替箱13は、サイドコンソー
ルボックスの上面に配置されたコントローラ21(本発
明の駆動手段)の操作レバー22により、「FOOT」
側(図1の一点鎖線で示す位置)と「FACE」側(図
1の実線で示す位置)とを選択することができる。例え
ば、「FOOT」側を選択することにより、第2ダンパ
18が流出口16への内部通路を遮断し、モード切替箱
13に供給された送風空気が温風用吹出口17より吹き
出される。また、「FACE」側を選択することによ
り、第2ダンパ18が温風用吹出口17への内部通路を
遮断し、モード切替箱13に供給された送風空気が分岐
ダクト19を介して第2冷風用吹出口20より吹き出さ
れる。
【0016】上記の第1ダンパ9および第2ダンパ18
は、それぞれのダンパ9、18と一体に回動する駆動レ
バー9a、18aを備え、この駆動レバー9a、18a
がワイヤケーブル23(本発明の連結手段)で連結され
て、第1ダンパ9と第2ダンパ18とが連動するように
設けられている。また、第1ダンパ9は、その駆動レバ
ー9aがケーブル24を介してコントローラ21の操作
レバー22に連結されており、操作レバー22で「FO
OT」側を選択した場合には、吐出口5を閉塞して吐出
口6を開口する。同様に、操作レバー22で「FAC
E」側を選択した場合には、ストッパ10に当接する位
置まで駆動されて両吐出口5、6を開口する。
【0017】次に、本実施例の作動を説明する。今、吹
出口モードが「FOOT」側に設定されているとする
と、第1ダンパ9が吐出口5を閉塞する位置に駆動され
ているため、例えば、暖房運転の場合、送風機8の作動
に伴って熱交換器(ヒータコア)を通過し、加熱された
空気が、吐出口6より送風ダクト14を介してモード切
替箱13に供給される。
【0018】モード切替箱13では、第2ダンパ18が
流出口16への内部通路を遮断する位置に駆動されてい
るため、モード切替箱13に供給された温風が、温風用
吹出口17より乗員の足元付近に吹き出される。
【0019】その後、冷房運転に伴って、乗員が吹出口
モードを「FACE」側に設定すると、操作レバー22
に連結されたケーブル24を介して、駆動レバー9aと
一体に第1ダンパ9がストッパ10に当接する位置まで
回転駆動される。この第1ダンパ9の回転駆動に伴っ
て、駆動レバー9aと駆動レバー18aとを連結するワ
イヤケーブル23を介して、駆動レバー18aと一体に
第2ダンパ18が温風用吹出口17への内部通路を遮断
する位置まで回転駆動される。
【0020】この結果、送風機8の作動に伴って熱交換
器(冷媒蒸発器)を通過し、冷却された空気が、吐出口
5と吐出口6との両方から吐出される。吐出口5より吐
出された冷風は、冷風ダクト12を介して冷風用吹出口
11に導かれ、その冷風用吹出口11より乗員の背面側
へ吹き出される。また、吐出口6より吐出された冷風
は、送風ダクト14を介してモード切替箱13に供給さ
れた後、流出口16より分岐ダクト19を介して第2冷
風用吹出口20に導かれ、その第2冷風用吹出口20よ
り乗員の前方および側方に向かって吹き出される。
【0021】このように、冷房運転時に、吹出口モード
を「FACE」側に設定することによって、乗員の前方
側と後方側とから冷風が供給されるため、良好な冷房フ
ィーリングを得ることができる。
【0022】本実施例のコントローラ21は、ケーブル
24による駆動伝達方式としたが、サーボモータ等の電
気的アクチュエータを使用した電気的駆動方式でも良
い。また、駆動レバー9aと駆動レバー18aとの連結
手段として、ワイヤケーブル23を使用したが、ロッド
(鋼線)を用いても良い。吸い込みタイプの空調ユニッ
ト4を例示したが、送風機8の下流に熱交換器を配置し
た押し込みタイプでも良い。
【0023】
【発明の効果】本発明では、運転席の後方に設けられた
冷風用吹出口の他に、乗員の前方あるいは側方に開口す
る第2冷風用吹出口を設けたことにより、乗員の背面側
とともに、乗員の前方あるいは側方からも冷風を供給す
ることができる。この結果、乗員の後頭部、肩、背中
と、主に乗員の背面側にしか冷風が供給されなかった従
来の空気調和装置と比較して、冷房フィーリングの向上
を図ることができる。
【0024】また、第1ダンパと第2ダンパとを連動さ
せたことにより、1つの駆動手段で第1ダンパと第2ダ
ンパとを駆動することができる。このため、各ダンパを
それぞれの駆動手段で独立して駆動する場合より、コス
トの上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気調和装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1 車両用空気調和装置 2 キャビン 3 運転席 4 空調ユニット 5 吐出口(第1の吐出口) 6 吐出口(第2の吐出口) 9 第1ダンパ 11 冷風用吹出口 12 冷風ダクト(後方側送風路) 13 モード切替箱(前方側送風路) 14 送風ダクト(前方側送風路) 17 温風用吹出口 18 第2ダンパ 19 分岐ダクト(分岐送風路) 20 第2冷風用吹出口 21 コントローラ(駆動手段) 23 ワイヤケーブル(連結手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ャビン内の運転席後方に設置されて、
    風空気を吐出する第1の吐出口と第2の吐出口とを有す
    空調ユニットと、 記運転席の後方に開口する冷風用吹出口と、 記運転席に着座する乗員の足元付近に開口する温風用
    吹出口と、 記運転席に着座する乗員の前方または側方に開口する
    第2冷風用吹出口と、前記第1の吐出口から前記冷風用吹出口へ送風空気を導
    く後方側送風路と、 前記第2の吐出口から前記温風用吹出口へ送風空気を導
    く前方側送風路と、 この前方側送風路より分岐して前記第2冷風用吹出口へ
    送風空気を導く分岐送風路と、 前記後方側送風路を開閉する 第1ダンパと、前記第2の吐出口から前記温風用吹出口へ通じる送風経
    路と前記第2の吐出口から前記第2冷風用吹出口へ通じ
    る送風経路とを切り替える 第2ダンパと、 前記第1ダンパと前記第2ダンパとを連結する連結手段
    を有し、冷房運転時には、前記第1ダンパが前記後方側
    送風路を開き、且つ前記第2ダンパが前記第2の吐出口
    から前記第2冷風用吹出口へ通じる送風経路を開くよう
    に前記連結手段を介して前記第1ダンパおよび前記第2
    ダンパを駆動し、暖房運転時には、前記第1ダンパが前
    記後方側送風路を閉じ、且つ前記第2ダンパが前記第2
    の吐出口から前記温風用吹出口へ通じる送風経路を開く
    ように前記連結手段を介して前記第1ダンパおよび前記
    第2ダンパを駆動する1つの駆動手段とを備えた車両用
    空気調和装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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