JP2628938B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JP2628938B2 JP2628938B2 JP3036792A JP3679291A JP2628938B2 JP 2628938 B2 JP2628938 B2 JP 2628938B2 JP 3036792 A JP3036792 A JP 3036792A JP 3679291 A JP3679291 A JP 3679291A JP 2628938 B2 JP2628938 B2 JP 2628938B2
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- Japan
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- cord
- belt
- aromatic polyamide
- steel cord
- tire
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/18—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers
- B60C9/20—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel
- B60C9/2003—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel characterised by the materials of the belt cords
- B60C9/2009—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel characterised by the materials of the belt cords comprising plies of different materials
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルトプライの曲げ剛
性を容易にコントロールでき、タイヤの総合特性の向上
を可能とした空気入りタイヤに関する。
性を容易にコントロールでき、タイヤの総合特性の向上
を可能とした空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、道路網の整備化、車両の高性能化
に伴い、カーカスのクラウン部外側を強靱なベルト層に
よりタガ締めしたラジアルタイヤが多用されており、又
このようなベルト層には、タイヤ剛性を高めるべく、従
来ベルトコードとして高モジュラスかつ高強力のスチー
ルコードを用いたスチールコードプライもしくは芳香族
ポリアミドコードを用いた芳香族ポリアミドコードプラ
イが一般に使用される。
に伴い、カーカスのクラウン部外側を強靱なベルト層に
よりタガ締めしたラジアルタイヤが多用されており、又
このようなベルト層には、タイヤ剛性を高めるべく、従
来ベルトコードとして高モジュラスかつ高強力のスチー
ルコードを用いたスチールコードプライもしくは芳香族
ポリアミドコードを用いた芳香族ポリアミドコードプラ
イが一般に使用される。
【0003】他方、ラジアルタイヤの諸性能、例えば操
縦安定性能、耐久性能、乗心地性能等は前記ベルトプラ
イの剛性等によって大きく変化することが知られてお
り、従ってタイヤ形成に際しては、前記ベルトプライの
剛性設定等が極めて重要な要素となる。
縦安定性能、耐久性能、乗心地性能等は前記ベルトプラ
イの剛性等によって大きく変化することが知られてお
り、従ってタイヤ形成に際しては、前記ベルトプライの
剛性設定等が極めて重要な要素となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の単
一のベルトコードのみからなるベルトプライでは、使用
するベルトコードの種類によりその剛性が略一義的に決
定され、又その剛性値もコード材質により掛け離れた値
を示すことからタイヤ設計の自由度が低く、その結果、
総合特性に優れたタイヤの形成を極めて困難なものとし
ていた。
一のベルトコードのみからなるベルトプライでは、使用
するベルトコードの種類によりその剛性が略一義的に決
定され、又その剛性値もコード材質により掛け離れた値
を示すことからタイヤ設計の自由度が低く、その結果、
総合特性に優れたタイヤの形成を極めて困難なものとし
ていた。
【0005】すなわち図5に示すごとくベルト層Aをス
チールコードプライa1のみで形成したものにあって
は、ベルト重量の大巾な増加を招き燃費性を低下する。
しかもベルト層Aは、自由端となる両端部ではその内側
に比してタガ効果に劣るため、スチールコードのごとき
超高モジュラスのコードを用いた場合にはトレッドクラ
ウン部の剛性が過度に高まり接地圧を不均一化するとと
もに乗心地性能を大巾に低下する。又図6に示すように
芳香族ポリアミドコードプライa2のみで形成したもの
は、タイヤの軽量化を達成できかつ乗心地性に優れる反
面、ベルトの剛性が不十分となり操縦安定性を損ねる。
さらにこのものは芳香族ポリアミドコードが圧縮歪に対
して弱く、坐屈によるコード切れ及びセパレーションを
誘発しやすく耐久性を低下する。又図7に示すようにベ
ルト層Aにスチールコードプライa1と芳香族ポリアミ
ドコードプライa2との複合構造を採用した場合には、
プライa1、a2間に剛性差が生じ、しかも芳香族ポリ
アミドコードプライa2の低接着性と相まってプライ間
剥離を招来するという問題がある。なおこのようなプラ
イ間剥離を抑制しかつトレッドショルダ部での剛性不足
を補うために、芳香族ポリアミドコードプライa2に、
その両端を折返したフォールドエンド構造を採用するこ
とが一部行われているが、このものではタイヤの製造能
率を著しく阻害し生産コストを上昇する。
チールコードプライa1のみで形成したものにあって
は、ベルト重量の大巾な増加を招き燃費性を低下する。
しかもベルト層Aは、自由端となる両端部ではその内側
に比してタガ効果に劣るため、スチールコードのごとき
超高モジュラスのコードを用いた場合にはトレッドクラ
ウン部の剛性が過度に高まり接地圧を不均一化するとと
もに乗心地性能を大巾に低下する。又図6に示すように
芳香族ポリアミドコードプライa2のみで形成したもの
は、タイヤの軽量化を達成できかつ乗心地性に優れる反
面、ベルトの剛性が不十分となり操縦安定性を損ねる。
さらにこのものは芳香族ポリアミドコードが圧縮歪に対
して弱く、坐屈によるコード切れ及びセパレーションを
誘発しやすく耐久性を低下する。又図7に示すようにベ
ルト層Aにスチールコードプライa1と芳香族ポリアミ
ドコードプライa2との複合構造を採用した場合には、
プライa1、a2間に剛性差が生じ、しかも芳香族ポリ
アミドコードプライa2の低接着性と相まってプライ間
剥離を招来するという問題がある。なおこのようなプラ
イ間剥離を抑制しかつトレッドショルダ部での剛性不足
を補うために、芳香族ポリアミドコードプライa2に、
その両端を折返したフォールドエンド構造を採用するこ
とが一部行われているが、このものではタイヤの製造能
率を著しく阻害し生産コストを上昇する。
【0006】本発明は、スチールコードと芳香族ポリア
ミドコードとを引揃えたベルトプライを用いることを基
本として、双方のコードの長所を発揮しつつベルトプラ
イの曲げ剛性を自在にコントロールすることができ、前
記問題点を解決しうる空気入りタイヤの提供を目的とし
ている。
ミドコードとを引揃えたベルトプライを用いることを基
本として、双方のコードの長所を発揮しつつベルトプラ
イの曲げ剛性を自在にコントロールすることができ、前
記問題点を解決しうる空気入りタイヤの提供を目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を解決するため
に本発明の空気入りタイヤは、トレッド部からサイドウ
ォール部をへてビード部のビードコアで折返すラジア
ル、セミラジアル配置のカーカスと、トレッド部の内方
かつ該カーカスの半径方向外側に配されるベルト層とを
具えるとともに、該ベルト層は、スチールコードと、芳
香族ポリアミドコードとからなりかつスチールコードと
芳香族ポリアミドコードとを引揃えたベルトプライを含
むとともに、このベルトプライのタイヤ軸方向両端部に
おけるスチールコードのコード配列比率を、中央部にお
けるスチールコードのコード配列比率よりも大きくして
いる。
に本発明の空気入りタイヤは、トレッド部からサイドウ
ォール部をへてビード部のビードコアで折返すラジア
ル、セミラジアル配置のカーカスと、トレッド部の内方
かつ該カーカスの半径方向外側に配されるベルト層とを
具えるとともに、該ベルト層は、スチールコードと、芳
香族ポリアミドコードとからなりかつスチールコードと
芳香族ポリアミドコードとを引揃えたベルトプライを含
むとともに、このベルトプライのタイヤ軸方向両端部に
おけるスチールコードのコード配列比率を、中央部にお
けるスチールコードのコード配列比率よりも大きくして
いる。
【0008】
【作用】このようにベルト層に、スチールコードと芳香
族ポリアミドコードとを引揃えた複合のベルトプライを
用いているため、スチールコードプライのみを用いたも
のに比してタイヤの軽量化を図ることができ、しかもス
チールコードと芳香族ポリアミドコードとのコード配列
比率に応じて前記ベルトプライの曲げ剛性を容易にかつ
自在にコントロールしうるなど要求に応じたトレッド剛
性を設定することが可能となる。
族ポリアミドコードとを引揃えた複合のベルトプライを
用いているため、スチールコードプライのみを用いたも
のに比してタイヤの軽量化を図ることができ、しかもス
チールコードと芳香族ポリアミドコードとのコード配列
比率に応じて前記ベルトプライの曲げ剛性を容易にかつ
自在にコントロールしうるなど要求に応じたトレッド剛
性を設定することが可能となる。
【0009】しかも前記ベルトプライのタイヤ軸方向両
端部におけるスチールコードのコード配列比率を、中央
部におけるスチールコードのコード配列比率よりも大き
くしているため、フォールドエンド構造を採用すること
なく両端部(ショルダ部)におけるベルトプライ剛性を
高めかつ中央部(クラウン部)における剛性を緩和させ
ることが可能となり、操縦安定性と乗心地性との両立を
計りうる。
端部におけるスチールコードのコード配列比率を、中央
部におけるスチールコードのコード配列比率よりも大き
くしているため、フォールドエンド構造を採用すること
なく両端部(ショルダ部)におけるベルトプライ剛性を
高めかつ中央部(クラウン部)における剛性を緩和させ
ることが可能となり、操縦安定性と乗心地性との両立を
計りうる。
【0010】又1つのベルトプライ内にスチールコード
が混在するため、芳香族ポリアミドコードが呈する低接
着性及び低耐圧縮破断性を補うことができ耐久性を向上
しうる。
が混在するため、芳香族ポリアミドコードが呈する低接
着性及び低耐圧縮破断性を補うことができ耐久性を向上
しうる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において空気入りタイヤ1は、ビードコア2を有
する一対のビード部3、3と、各ビード部3からタイヤ
半径方向外方にのびるサイドウォール部4と、該サイド
ウォール部4の外端間を継ぐトレッド部5とを具える。
又前記ビード部3、3間にはトレッド部5からサイドウ
ォール部4をへてビードコア2に至るトロイド状の本体
部両端がビードコア2の廻りでタイヤ内側から外側に折
返されるラジアルもしくはセミラジアル配置のカーカス
6が架け渡されるとともに、該カーカス6の半径方向外
側かつトレッド部5の内方には強靱なベルト層9が配さ
れる。
る。図において空気入りタイヤ1は、ビードコア2を有
する一対のビード部3、3と、各ビード部3からタイヤ
半径方向外方にのびるサイドウォール部4と、該サイド
ウォール部4の外端間を継ぐトレッド部5とを具える。
又前記ビード部3、3間にはトレッド部5からサイドウ
ォール部4をへてビードコア2に至るトロイド状の本体
部両端がビードコア2の廻りでタイヤ内側から外側に折
返されるラジアルもしくはセミラジアル配置のカーカス
6が架け渡されるとともに、該カーカス6の半径方向外
側かつトレッド部5の内方には強靱なベルト層9が配さ
れる。
【0012】前記カーカス6は、本例ではカーカスコー
ドをタイヤ赤道に対して60度以上かつ90度以下の角
度で配列した内、外2つのカーカスプライ6a、6bか
ら形成されるとともに、各プライのカーカスコードはプ
ライ間相互において互いに交差する向きに配される。又
内のカーカスプライ6aの折返し部6a1は、外のカー
カスプライ6bの折返し部6b1を覆ってタイヤ半径方
向外側に延在し、このことによりカーカス6の折返し端
に作用する応力集中を緩和しビード耐久性を高めてい
る。
ドをタイヤ赤道に対して60度以上かつ90度以下の角
度で配列した内、外2つのカーカスプライ6a、6bか
ら形成されるとともに、各プライのカーカスコードはプ
ライ間相互において互いに交差する向きに配される。又
内のカーカスプライ6aの折返し部6a1は、外のカー
カスプライ6bの折返し部6b1を覆ってタイヤ半径方
向外側に延在し、このことによりカーカス6の折返し端
に作用する応力集中を緩和しビード耐久性を高めてい
る。
【0013】なお前記カーカスコードとしては、ナイロ
ン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミド等の有
機繊維コードが好適に採用でき、又カーカス6の本体部
と折返し部との間にはビードコア2からタイヤ半径方向
外側に先細状にのびる硬質ゴムからなるビードエーペッ
クス11が配設され、ビード部3からサイドウォール部
4に至り補強しタイヤ横剛性を高めている。
ン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミド等の有
機繊維コードが好適に採用でき、又カーカス6の本体部
と折返し部との間にはビードコア2からタイヤ半径方向
外側に先細状にのびる硬質ゴムからなるビードエーペッ
クス11が配設され、ビード部3からサイドウォール部
4に至り補強しタイヤ横剛性を高めている。
【0014】そして前記ベルト層9は、本例では、カー
カス6側に配される内のベルトプライ9aと、その外側
の外のベルトプライ9bとの2層構造をなし、各ベルト
プライ9a、9bはスチールコード12Aと芳香族ポリ
アミドコード12Bとを夫々引揃えた複合構造を具え
る。
カス6側に配される内のベルトプライ9aと、その外側
の外のベルトプライ9bとの2層構造をなし、各ベルト
プライ9a、9bはスチールコード12Aと芳香族ポリ
アミドコード12Bとを夫々引揃えた複合構造を具え
る。
【0015】スチールコード12Aと芳香族ポリアミド
コード12Bとは、図2に示すようにスチールコード1
2Aと芳香族ポリアミドコード12Bとを1本おきに配
列しうるが、タイヤに要求される性能によって、図4の
ように2本おき、又は図3に示すようにスチールコード
12Aを2本配列し芳香族ポリアミドコード12Bを1
本配列することもできる。
コード12Bとは、図2に示すようにスチールコード1
2Aと芳香族ポリアミドコード12Bとを1本おきに配
列しうるが、タイヤに要求される性能によって、図4の
ように2本おき、又は図3に示すようにスチールコード
12Aを2本配列し芳香族ポリアミドコード12Bを1
本配列することもできる。
【0016】又前記スチールコード12Aのコード配列
比率をその中央部から両端に向かって増加している。こ
れにより各ベルトプライ9a、9bのタイヤ軸方向両端
部におけるスチールコード12Aのコード配列比率を、
中央部におけるスチールコードのコード配列比率よりも
大きくしている。又各コード12A、12Bは、タイヤ
赤道に対して0〜30度の角度で配列される。0度より
も大きい角度で配列したときには、各プライ9a、9b
間相互で互いに交差するごとく配している。なお図1〜
4は、スチールコード12Aと芳香族ポリアミドコード
12Bとを区別するために、便宜上その断面を違えてい
る。
比率をその中央部から両端に向かって増加している。こ
れにより各ベルトプライ9a、9bのタイヤ軸方向両端
部におけるスチールコード12Aのコード配列比率を、
中央部におけるスチールコードのコード配列比率よりも
大きくしている。又各コード12A、12Bは、タイヤ
赤道に対して0〜30度の角度で配列される。0度より
も大きい角度で配列したときには、各プライ9a、9b
間相互で互いに交差するごとく配している。なお図1〜
4は、スチールコード12Aと芳香族ポリアミドコード
12Bとを区別するために、便宜上その断面を違えてい
る。
【0017】この構造により、ショルダ部(両端部)の
剛性を高く、中央部の剛性を低くすることができ、操縦
安定性を高く維持しつつ、乗心地性を改善することがで
きる。
剛性を高く、中央部の剛性を低くすることができ、操縦
安定性を高く維持しつつ、乗心地性を改善することがで
きる。
【0018】又このようなベルト層9によって、ベルト
重量、即ちタイヤ重量を軽減しうるとともに、スチール
コード12Aと芳香族ポリアミドコード12Bとを交互
に配列した部分を含むときには、該部分において芳香族
ポリアミドコード12Bの圧縮歪みに弱い特性を隣接さ
れたスチールコード12Aが補うため、前述した芳香族
ポリアミドコード12Bの圧縮による坐屈の発生を有効
に防止しうる。
重量、即ちタイヤ重量を軽減しうるとともに、スチール
コード12Aと芳香族ポリアミドコード12Bとを交互
に配列した部分を含むときには、該部分において芳香族
ポリアミドコード12Bの圧縮歪みに弱い特性を隣接さ
れたスチールコード12Aが補うため、前述した芳香族
ポリアミドコード12Bの圧縮による坐屈の発生を有効
に防止しうる。
【0019】又本発明においては、図2〜4に示すよう
にスチールコード12Aと芳香族ポリアミドコード12
Bとを所定の一定比率で引揃えた帯状のシート状体14
を用い、該シート状体14をカーカス6上に巻装するこ
とにより、ベルトプライ9a、9bを形成することも出
来る。かかる場合においても各ベルトプライ9a、9b
に、要求に応じた種々の値の曲げ剛性を自在に付与する
ことができ、タイヤ総合特性の向上を達成しうる。なお
このような複合のベルトプライは、少なくとも1枚含ん
でいることが必要であり、従来のスチールベルトプライ
及び芳香族ポリアミドコードプライとともにベルト層を
形成してもよい。
にスチールコード12Aと芳香族ポリアミドコード12
Bとを所定の一定比率で引揃えた帯状のシート状体14
を用い、該シート状体14をカーカス6上に巻装するこ
とにより、ベルトプライ9a、9bを形成することも出
来る。かかる場合においても各ベルトプライ9a、9b
に、要求に応じた種々の値の曲げ剛性を自在に付与する
ことができ、タイヤ総合特性の向上を達成しうる。なお
このような複合のベルトプライは、少なくとも1枚含ん
でいることが必要であり、従来のスチールベルトプライ
及び芳香族ポリアミドコードプライとともにベルト層を
形成してもよい。
【0020】
【発明の効果】叙上のごとく本発明の空気入りタイヤ
は、スチールコードと芳香族ポリアミドコードとを引揃
えた複合のベルトプライを用いているため、タイヤの軽
量化を計る一方、両者のコード配列比率に応じてベルト
プライの曲げ剛性を容易にかつ自在にコントロールする
ことができ、タイヤの総合特性を大巾に向上しうる。
は、スチールコードと芳香族ポリアミドコードとを引揃
えた複合のベルトプライを用いているため、タイヤの軽
量化を計る一方、両者のコード配列比率に応じてベルト
プライの曲げ剛性を容易にかつ自在にコントロールする
ことができ、タイヤの総合特性を大巾に向上しうる。
【0021】又ベルトプライのタイヤ軸方向両端部にお
けるスチールコードのコード配列比率を、中央部におけ
るスチールコードのコード配列比率よりも大きくしてい
るため、両端部のベルトプライ剛性を高く、かつ中央部
のベルトプライ剛性を低くでき、操縦安定性を向上しな
がら乗心地性を改善しうる。
けるスチールコードのコード配列比率を、中央部におけ
るスチールコードのコード配列比率よりも大きくしてい
るため、両端部のベルトプライ剛性を高く、かつ中央部
のベルトプライ剛性を低くでき、操縦安定性を向上しな
がら乗心地性を改善しうる。
【図1】本発明の一実施例を示すタイヤの断面図であ
る。
る。
【図2】ベルトプライの他の実施例を説明する断面図で
ある。
ある。
【図3】ベルトプライの他の実施例を説明する断面図で
ある。
ある。
【図4】ベルトプライの他の実施例を説明する断面図で
ある。
ある。
【図5】従来タイヤを説明するベルト層の断面図であ
る。
る。
【図6】従来タイヤを説明するベルト層の断面図であ
る。
る。
【図7】従来タイヤを説明するベルト層の断面図であ
る。
る。
2 ビードコア 3 ビード部 4 サイドウォール部 5 トレッド部 6 カーカス 9 ベルト層 9a、9b ベルトプライ 12A スチールコード 12B 芳香族ポリアミドコード
Claims (1)
- 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部をへてビ
ード部のビードコアで折返すラジアル、セミラジアル配
置のカーカスと、トレッド部の内方かつ該カーカスの半
径方向外側に配されるベルト層とを具えるとともに、該
ベルト層は、スチールコードと、芳香族ポリアミドコー
ドとからなりかつスチールコードと芳香族ポリアミドコ
ードとを引揃えたベルトプライを含むとともに、このベ
ルトプライのタイヤ軸方向両端部におけるスチールコー
ドのコード配列比率を、中央部におけるスチールコード
のコード配列比率よりも大きくしたことを特徴とする空
気入りタイヤ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3036792A JP2628938B2 (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | 空気入りタイヤ |
US08/047,062 US5351735A (en) | 1991-02-05 | 1993-04-16 | Pneumatic tire with belt ply including both steel cords and aromatic polyamide cords |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3036792A JP2628938B2 (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04254204A JPH04254204A (ja) | 1992-09-09 |
JP2628938B2 true JP2628938B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=12479642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3036792A Expired - Fee Related JP2628938B2 (ja) | 1991-02-05 | 1991-02-05 | 空気入りタイヤ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5351735A (ja) |
JP (1) | JP2628938B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1273973B (it) * | 1995-02-27 | 1997-07-11 | Pirelli | Pneumatico con fascia di cintura rinforzata |
IT1283581B1 (it) | 1996-04-10 | 1998-04-22 | Pirelli | Mescola di gomma vulcanizzabile, in particolare per fasce battistrada a bassa resistenza di rotolamento per pneumatici di veicoli |
JP2002059707A (ja) * | 2000-08-23 | 2002-02-26 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 |
FR2824295A1 (fr) * | 2001-05-03 | 2002-11-08 | Michelin Soc Tech | Armature de sommet pour pneumatique de genie-civil |
BR0318336B1 (pt) * | 2003-06-19 | 2013-12-24 | Pirelli | Pneu |
US20090107609A1 (en) * | 2007-10-31 | 2009-04-30 | Walter Kevin Westgate | High Extensible Cut-Resistant Barrier |
BR112015008894A2 (pt) * | 2012-10-18 | 2017-07-04 | Kordsa Global Endustriyel Iplik Ve Kord Bezi Sanayi Ve Ticaret As | feixe de cinta de reforço para pneumáticos radiais de veículo |
JP6416686B2 (ja) * | 2015-04-16 | 2018-10-31 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3850219A (en) * | 1972-08-18 | 1974-11-26 | Uniroyal Inc | Steel-belted radial ply tires with o{20 {0 textile cap hand |
CA1046914A (en) * | 1974-03-14 | 1979-01-23 | Claude H. Allard | Tire cord fabrics for belts of belted pneumatic tires |
DE2941397A1 (de) * | 1979-10-12 | 1981-04-30 | Continental Gummi-Werke Ag, 3000 Hannover | Fahrzeugluftreifen mit einem guertel |
JPS56112304A (en) * | 1980-02-07 | 1981-09-04 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | Improved radial tire |
JP2860543B2 (ja) * | 1987-01-26 | 1999-02-24 | 横浜ゴム株式会社 | 重荷重用空気入りラジアルタイヤ |
JPS6483406A (en) * | 1987-09-22 | 1989-03-29 | Yokohama Rubber Co Ltd | Pneumatic radial tire |
-
1991
- 1991-02-05 JP JP3036792A patent/JP2628938B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-04-16 US US08/047,062 patent/US5351735A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5351735A (en) | 1994-10-04 |
JPH04254204A (ja) | 1992-09-09 |
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