JP2627776B2 - 軸受部のグリース圧管理用表示装置 - Google Patents

軸受部のグリース圧管理用表示装置

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JP2627776B2
JP2627776B2 JP17403988A JP17403988A JP2627776B2 JP 2627776 B2 JP2627776 B2 JP 2627776B2 JP 17403988 A JP17403988 A JP 17403988A JP 17403988 A JP17403988 A JP 17403988A JP 2627776 B2 JP2627776 B2 JP 2627776B2
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grease
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孝則 中谷
和男 小田
篤典 岡本
芳夫 平田
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油谷重工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、主として建設機械用軸受部のグリース封
入圧管理用表示装置に関する。
従来の技術 第4図は、建設機械のうち油圧ショベルの側面図であ
る。図において、1は下部走行体、2は上部旋回体、3
は上部旋回体2のフロント部に装着した作業アタッチメ
ント、4は作業アタッチメント3のブーム、5はアー
ム、6はバケット、7,8,9,10,11はそれぞれ作業アタッ
チメント3の関節部に相当するピン結合部である。第5
図は、第4図のA−Aより見たピン結合部9の断面図で
ある。図において、12はブーム4先端のブラケット部
材、13はアーム5基端のボス部材、14はピン、15,16は
ボス部材13の左右にそれぞれ嵌着したつば付ブッシュ、
17はピン結合部9の左側軸受部、18は右側軸受部、19は
ボス部材13内部のグリース溜め室、20,21はそれぞれシ
ール部材、22はクランプ用リング、23は給脂口、24はピ
ン14固定用係止部である。
次に、従来技術ピン結合部9の構成を第5図について
述べる。ブラケット部材12にボス部材13がピン14を介し
て連結され、かつそのピン14に対して上記ボス部材13が
回動自在に結合されている。それで、左右の軸受部17,1
8に対する潤滑は、グリースを給脂口23よりグリース溜
め室19に供給することにより行われる。
発明が解決しようとする課題 ピン結合部の左右軸受部に対して給脂を行うとき、つ
ば付ブッシュ内周面とピン外周面との摺動部,ボス部材
内部のグリース溜め室にグリースが充満する。従来技術
の建設機械では、上記グリース充満の状態を目視できな
いので、さらに続けてグリースを注入してゆくと、グリ
ース封入圧は異常に高圧となり、シール部材の緊発力に
うちかって、グリースが外部へ溢出する。多量のグリー
スが無駄になり不経済であった。また、建設機械が作業
しているときの上記グリースの消耗度合やグリース調度
は、各軸受部にかかる負荷の大きさ,つば付ブッシュと
ピンとの摺動頻度,摺動速度あるいは各軸受部の温度な
どにより異なってくる。そのためにグリースを消耗し
て、グリース圧が異常に低下したときには、軸受部を焼
付損傷させることがあった。
この発明は上記の課題を解決し、グリース圧を表示可
能とするグリース圧管理用表示装置を提供することを目
的とする。
課題を解決するための手段 イ.各軸受部のグリース圧を検出する圧力検出手段と、 ロ.各軸受部に対する設定基準グリース圧をそれぞれ記
憶する記憶手段と、 ハ.上記設定基準グリース圧の上限下限に対して上記圧
力検出手段によって検出されたグリース圧を比較演算す
る演算手段と、 ニ.上記比較演算したとき設定基準グリース圧の上限・
下限範囲内,上限以上または下限以上の値を示す信号を
出力する手段と、 ホ.上記信号に基づいて表示せしめる表示手段と を具備せしめて構成した。
作用 イ.ピン結合部の各軸受部に圧力検出器を設けたので、
各軸受部内のグリース圧が検出できる。
ロ.各軸受部にそれぞれ適正なグリース調度を勘案して
グリース基準を設定し、メモリーにインプットせしめ
た。それによりコントローラは各軸受部の設定基準グリ
ース圧を記憶している。
ハ.コントローラでは、上記設定基準グリース圧の上限
値および下限値に対して、上記イ項における検出された
グリース圧を比較演算できる。
ニ.上記ハ項において比較演算したとき設定基準グリー
ス圧の上限・下限範囲内,上限以上または下限以下の値
を示す信号が、ディスプレイに対して出力される。
ホ.ディスプレイには各軸受部に対応するランプなどの
発光体が表示されいる。その発光体は各軸受部に対して
それぞれ、検出されたグリース圧が設定基準グリース圧
の上限・下限範囲内,上限以上,下限以上の値であるこ
とを示すことができる異なる色彩を有する複数個の色別
発光体で形成されている。それにより運転者は、上記発
光体を目視することにより、各軸受部のグリース圧の異
常高圧,適正圧,異常低圧を判別管理できる。
実施例 以下、この発明の実施例を図面に基いて詳細に説明す
る。第1図は、この発明にかかるグリース圧管理用表示
装置の実施例を示すブロック図である。図において、25
はこの発明にかかる表示装置をそなえている建設機械の
一個のピン結合部、26,27はそれぞれピン結合部25の左
右軸受部、28はブラケット部材、29はボス部材、30はピ
ン、31,32はボス部材29の左右にそれぞれ嵌着したつば
付ブッシュ、33はボス部材29内部のグリース溜め室、34
は給脂口、35,36は左右軸受部26,27に設けたグリース圧
検出用圧力検出器、37,38,39は他のピン結合部の各軸受
部(図示なし)に設けたグリース圧検出用圧力検出器、
40はマイクロコンピュータを有するコントローラ、41は
コントローラ40に入力せしめる各軸受部の基準グリース
圧設定群、42はディスプレイである。第2図は、第1図
内ディスプレイ42の表示画面部を示す図である。図にお
いて、7′,8′,9′,10′,11′はグリース圧管理を行う
所要のそれぞれピン結合部、43,44,45,46,47はそれぞれ
ピン結合部7′,〜,11′の左右軸受部(図示なし)の
グリース圧状態を明示する発光体群である。
次に、この発明にかかるグリース圧管理用表示装置の
構成を第1図および第2図について述べる。各軸受部の
グリース圧を検出する圧力検出手段として、ピン結合部
の左右軸受部にそれぞれ圧力検出器35,〜,39を設けた。
また上記各軸受部にそれぞれ適正なグリース調度を勘案
してグリース基準圧を設定し、メモリー(図示なし)に
インプットせしめた。そして、マイクロコンピュータを
有するコントローラ40に上記圧力検出器35,〜,39からの
信号を入力可能とし、さらにコントローラ40にて演算、
その出力信号をディスプレイ42に出力可能に設定した。
それとともに、上記出力信号に基づいてディスプレイに
配設した発光体を発光表示可能に設定して、構成した。
次に、この発明にかかるグリース圧管理用表示装置の
作用機能について述べる。各軸受部に設けた圧力検出器
35,〜,39が検出した圧力信号は、コントローラ40に入力
される。コントローラ40ではメモリーにインプットされ
た各軸受部の設定基準グリース圧の上限値および下限値
に対して、上記検出されたグリース圧を比較演算する。
そして上記のように比較演算したとき、設定基準グリー
ス圧の上限・下限範囲内,上限以上または下限以下の値
を示す信号が、ディスプレイ42に対して出力される。デ
ィスプレイ42には各軸受部に対応するランプなどの発光
体43,〜,47が表示されている。その発光体43,〜,47はそ
れぞれ異なる色彩を有する複数個の色別発光体で形成さ
れているので、たとえば青ランプが点灯したときには検
出されたグリース圧が設定基準グリース圧の上限以上、
赤ランプが点灯したときには検出されたグリース圧が設
定基準グリース圧の上限・下限範囲内、黄ランプが点灯
したときには検出されたグリース圧が設定基準グリース
圧の下限以下であることを表示する。それにより運転者
は、上記ディスプレイ42の表示画面部を目視することに
より、各軸受部のグリース圧の異常高圧,適正圧,異常
低圧を判別管理できる。なお第3図は、コントローラ40
の作用を示すフローチャートである。
発明の効果 従来技術の建設機械では、各軸受部に給脂を行うとき
封入グリース圧の状態を目視できないので、さらにグリ
ースを注入してゆくとグリース圧は異常に高圧となり、
シール部材の緊発力にうちかって、グリースが外部へ溢
出する。多量のグリースが無駄になり不経済であった。
また、建設機械が作業しているときの上記グリースの消
耗度合やグリース調度は、各軸受部にかかる負荷の大き
さ,周動部の摺動頻度,摺動速度あるいは各軸受部の温
度などにより異なってくる。そのためにグリースを消耗
して、グリース圧が異常に低下したときには、軸受部を
焼付損傷させることがあった。
しかしこの発明にかかるグリース圧管理用表示装置で
は、各軸受部にグリース圧を検出する圧力検出器をそれ
ぞれ設け、また上記各軸受部にそれぞれ適正なグリース
基準圧を設定し、メモリーにインプットせしめた。そし
て、コントローラに上記圧力検出器からの信号を入力可
能とし、さらにコントローラにて演算、その出力信号を
ディスプレイに出力可能に設定した。それとともに、上
記出力信号に基づいてディスプレイに配設した発光体を
発行表示可能に設定して、構成した。それにより運転者
は、上記ディスプレイの表示画面部を目視することによ
り、各軸受部のグリース圧の異常高圧,適正圧,異常低
圧を判別管理できる。
したがって、この発明にかかるグリース圧管理用表示
装置をそなえた建設機械では、各軸受部の潤滑管理を合
理的なものとし,そのメンテナンス性と経済性を向上さ
せる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明にかかるグリース圧管理用表示装置の
実施例を示すブロック図、第2図は第1図内ディスプレ
イの表示画面部を示す図、第3図はコントローラの作用
を示すフローチャート、第4図は油圧ショベルの側面
図、第5図は第4図のA−Aより見たピン結合部の断面
図である。 17,18,26,27……軸受部 23,24……給脂口 35,〜,39……圧力検出器 40……コントローラ 41……基準グリース圧設定群 42……ディスプレイ 43,〜,47……発光体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建設機械用各軸受部のグリース圧を検出す
    る圧力検出手段と、各軸受部に対する設定基準グリース
    圧をそれぞれ記憶する記憶手段と、上記設定基準グリー
    ス圧の上限下限に対して上記圧力検出手段によって検出
    されたグリース圧を比較演算する演算手段と、上記比較
    演算したとき設定基準グリース圧の上限・下限範囲内,
    上限以上または下限以下の値を示す信号を出力する手段
    と、上記信号に基づいて表示せしめる表示手段とを備え
    てなる軸受部のグリース圧管理用表示装置。
JP17403988A 1988-07-12 1988-07-12 軸受部のグリース圧管理用表示装置 Expired - Lifetime JP2627776B2 (ja)

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