JP2627739B2 - 被熱転写シートおよびその製造方法 - Google Patents

被熱転写シートおよびその製造方法

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JP2627739B2 JP60296684A JP29668485A JP2627739B2 JP 2627739 B2 JP2627739 B2 JP 2627739B2 JP 60296684 A JP60296684 A JP 60296684A JP 29668485 A JP29668485 A JP 29668485A JP 2627739 B2 JP2627739 B2 JP 2627739B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱転写シートと組み合わせて使用される被熱
転写シートおよびその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
熱転写シートとしてポリエチレンテレフタレートフィ
ルム等の表面に、昇華性染料およびバインダー等からな
る熱転写層が設けられているものを使用し、一方被熱転
写シートとしては合成紙の表面に飽和ポリエステル樹脂
等の塗工層を設けて受容層としたものを使用し、両シー
トを熱転写層と受容層とが接するようにして重ね合わ
せ、熱転写シートの背面側から画像情報に応じた電気信
号により制御されて発熱するサーマルヘッド等の点状感
熱手段により加熱を行い、熱転写層中の昇華性染料を受
容層中に転写させて文字や画像、とりわけ天然色写真調
の画像を形成する試みがなされている。
しかし、被熱転写シートの基材としてポリオレフィン
系樹脂など耐熱性の低い樹脂を樹脂成分とする合成紙を
用いた場合、画像形成時の加熱によりもたらされる熱で
合成紙に歪が残り、画像形成後の被熱転写シートがカー
ルしてしまう不都合がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明においては被熱転写シートの画像形成後のカー
ルを抑え、写真調画像などを形成した後にも平面性のよ
い、仕上がりの良い被熱転写シートを提供することを目
的としている。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明の被熱転写シートは、 昇華性染料およびバインダー等からなる熱転写層を有
する熱転写シートと組み合わせて使用され、加熱時に該
熱転写シートから移行してくる染料を受容する受容層が
基材の片面に設けられてなる被熱転写シートであって、
基材として予め熱処理の旋された、合成樹脂に充填剤を
添加して混合し押し出して製造した合成紙若しくはフィ
ルムの表面に体質顔料を塗工して製造した合成紙、を用
いることを特徴とする被熱転写シートを特徴とするもの
であり、又、本発明の被熱転写シートの製造方法は、 合成樹脂に充填剤を添加して混合し押し出して製造した
合成紙若しくはフィルムの表面に体質顔料を塗工して製
造した合成紙基材に受容層を設ける工程と、この工程の
前に前記合成紙基材に熱処理を行う工程を有することを
特徴とするものである。
以下、図面を参照しながら本発明を更に詳細に説明す
る。
第1図〜第5図は本発明の被熱転写シートの構造を示
すもので、被熱転写シート1は第1図に示すように合成
紙基材2の片面に受容層3を設けたものである。合成紙
基材2と受容層3との間には第2図に示すように中間層
4を設けてもよいし、合成紙基材2の受容層3が設けて
ない側の面に滑性層5を設けてもよい。更に合成紙基材
2の受容層3が設けてない側には滑性層5が設けてあっ
てもよいし(第3図)、帯電防止層6が設けてあっても
よい(第4図)。中間層4、滑性層5、帯電防止層6は
必要に応じ設けるものであり、いずれか1つ、いずれか
2つ、もしくは3つを設けることがある。第5図は3つ
の層をいずれも設けたときの1例を示す。
各層を構成する材料について、次に順に説明する。
(合成紙基材) 基材2としては、予め熱処理の旋された、合成樹脂に
充填剤を添加して混合し押し出して製造した合成紙若し
くはフィルムの表面に体質顔料を塗工して製造した合成
紙が用いられる。合成紙としては、ポリエチレン樹脂、
ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂もしくはそ
の他の合成樹脂を樹脂成分として、これに無機質充填剤
などを添加して混合し、押し出して製造したもの(たと
えば王子油化合成紙製、ユポ)、またはポリスチレン樹
脂もしくはポリプロピレン樹脂等のフィルムの表面に体
質顔料を塗工して製造したもの(たとえば日清紡製、ピ
ーチコート)等のいずれもが用いられ、熱処理を施され
たものである。
熱処理の条件は、合成紙基材2の厚みや構成成分、即
ち、合成紙基材の種類の違いによっても異なるが、60℃
〜140℃、好ましくは110℃〜130℃の温度で2〜3秒間
か、あるいはそれ以上の時間、加熱することにより行な
われる。
このように熱処理すると、通常、若干収縮するが、そ
の後、この合成紙基材をサーマルヘッド等で加熱して
も、加熱時の部分的な熱でミクロ的に熱収縮する可能性
がほとんどなくなっているので、カールを起こしたり、
凹凸が生じたりすることがなくなるものと考えられる。
熱処理の方式は、合成紙基材2に製造時に生じる歪み
を除きうるものである限りいずれでもよいが、合成紙基
材2が全く自由な状態で熱を受けると、却って平面性が
失なわれる事があるので、一対の熱板間にはさんだ状態
で加熱したり、周辺を咬えたり、固定した状態で加熱す
る等、合成紙基材2の自由な変形を防止した状態で加熱
する事が好ましい。このように自由な変形を防止し、か
つ、巻取状の合成紙基材を連続的に処理する観点から、
第6図に示すように加熱ドラム10を用い、加熱ドラムに
巻きつかせて加熱することが好ましい。加熱ドラムは蒸
気加熱型のもの、もしくは電気加熱のもののいずれも使
用できる。加熱ドラムの数も1個だけでなく、2個、3
個、4個もしくはそれ以上であってもよい。又、加熱ド
ラムを2個以上使用するときは、連続的に2個使用して
も間をおいてもよく、連続的に使用すると加熱の効果が
大きくなる。更に加熱ドラムを使用した後に冷却ドラム
を使用して冷却する工程を追加してもよい。
熱処理は、合成紙基材2の歪みを除ければよいのであ
るから、受容層3やその他の層を設ける前に行なう。従
って、熱処理を行ってよいタイミングは、合成紙基材2
に単に受容層3を設ける場合は、その前に行い、他の層
を設ける場合も、それらの前である。
あるいは、上記の各々のタイミング1つについて、1
回の熱処理でなく、複数回の熱処理を行なってもよいこ
とは、連続的に複数の加熱ドラムを使用してもよいと既
に述べたことからも明らかであろう。
熱処理を、合成紙基材2のいずれの側から行うかは必
ずしも限定されない。合成紙基材2のいずれの側から熱
処理を行ってもよいし、両側から別々もしくは同時に行
ってもよい。
なお、熱転写シートと重ね合わせて加熱することによ
り画像を形成する際には、被熱転写シートの受容層側を
内側にしてカールしやすいから、このことを見込んで、
受容層側を外側にして幾分カールするよう、受容層を設
ける側とは反対の側から熱処理を旋こすのもよい。ただ
し、被熱転写シートは平面性が良い方が取り扱い、特に
重ねておいて機械により1枚ずつとり出して加熱印字部
に搬送する等に都合がよいから、熱処理を充分に行なっ
て、合成紙基材2の表裏で熱処理の程度に差がない方が
好ましい。
(受容層) 受容層3は熱転写シートから移行してくる昇華性染料
を受容する働きをするものであり、具体的には次のよう
な合成樹脂を用いて構成される。
(イ)エステル結合を有するもの。
ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンア
クリレート樹脂、ビニルトルエンアクリレート樹脂等。
(ロ)ウレタン結合を有するもの。
ポリウレタン樹脂等。
(ハ)アミド結合を有するもの。
ポリアミド樹脂(ナイロン)。
(ニ)尿素結合を有するもの。
尿素樹脂等。
(ホ)その他極性の高い結合を有するもの。
ポリカプロラクトン樹脂、スチレン/マレイン酸樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂
等。
上記のような合成樹脂に加えて、これらの混合物もし
くは共重合体等も使用できる。
あるいは上記のような合成樹脂を単に用いて構成され
たものでなく、次のような海−島構造を有する受容層も
使用できる。
例えば、−100〜20℃のガラス転移温度を有する合成
樹脂により受容層の第1領域を、また40℃以上のガラス
転移温度を有する合成樹脂により受容層の第2領域をそ
れぞれ形成して第1および第2の領域を共に受容層4の
表面に露出させ、第1領域を表面の15%以上とすると同
時に第1領域を互いに独立して島状に形成し、それぞれ
の島状部の長手方向の長さを好ましくは0.5〜200μmと
したもの。
上記した(イ)〜(ホ)の材料を使用して構成された
もの、海−島構造を有するもののいずれにも更に必要に
応じてシリカ、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛
等の体質顔料を含ませることができる。
受容層3は、層を構成する合成樹脂および必要に応じ
て添加するその他の成分と共に混練して塗料化し、エア
ーナイフコーティング、リバースロールコーティング、
グラビアコーティングまたはワイヤーバーコーティング
等のコーティング方法により塗布し、乾燥させて形成す
ることができる。
(中間層) 中間層4は必要に応じて設けられ、合成樹脂たとえば
飽和ポリエステル,ポリウレタン,アクリル酸エステル
等の有機溶剤溶液を塗布、乾燥させて設ける。これらの
樹脂の有機溶剤溶液を塗布する方法はリバースロールコ
ーティング,グラビアコーティング,またはワイヤーバ
ーコーティング等で、乾燥後の塗膜の厚さは3〜10μm
である。
上記合成樹脂の有機溶剤溶液の代りに、水溶性合成樹
脂の水溶液または合成樹脂水性エマルジョンのいずれか
または両者を用いても良い。水溶性合成樹脂としては、
ポリアクリルアマイド、カルボキシル基を含む各種
の樹脂たとえばポリエチレン,ポリ酢酸ビニル等、セ
ルロース系樹脂等が使用できる。合成樹脂水性エマルジ
ョンとしては、ポリアクリル酸エステル,エチレン/酢
酸ビニル共重合体,ポリウレタン,ポリエステル等の合
成樹脂の水性エマルジョンが使用できる。
水溶性合成樹脂と合成樹脂水性エマルジョンとを混合
して使用することも可能である。
水溶性樹脂又は水性エマルジョンの塗工法は、中間層
4を設けるための前記塗工法の他、エアーナイフコーテ
ィング法によっても良く、塗工乾燥した膜の厚さは3〜
10μmである。
中間層4には塗工時の塗料の塗布適性,塗膜の耐ブロ
ッキング性、隠蔽性の向上の意味で体質顔料を添加して
も良く、体質顔料としては、酸化チタン,酸化亜鉛,ク
レー,炭酸カルシウム等が使用できる。体質顔料は、中
間層の樹脂固形分の100重量部中に30重量部以下とする
ことが好ましい。
(滑性層) 滑性層5は被熱転写シートを1枚ずつ取り出すことを
容易にするために設けられるものであって、種々の材料
からなるものが用いられるが、代表的な滑性層5は、そ
の滑性層5表面が隣接する被熱転写シートの受容層表面
との間で滑りやすい、換言すれば、静止摩擦係数が小さ
いものである。
このような滑性層5は、メチルメタクリレート樹脂な
どのメタクリレート樹脂あるいは対応するアクリレート
樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合樹脂などのビニル
系樹脂で例示される合成樹脂のコーティング被膜であ
る。
これらの合成樹脂のコーティング被膜が被熱転写シー
トの1枚ずつの取り出しに効果があるのは予想もしなか
ったことであり、単に基材2の裏面に帯電防止層を設け
ても期待したほどの効果は得られない。
滑性層5は、層を構成する合成樹脂を必要に応じて加
える他の成分と共に混練して塗料化することにより、受
容層と同様のコーティング方法により塗布し、乾燥させ
て形成することができ、その厚みは1〜10μmである。
(帯電防止層) 帯電防止層6は合成紙基材2の受容層3が設けてない
側に、合成紙基材2に接して直接に設けるか、滑性層5
を伴なうときは、滑性層5の下面(第4図示)に設け
る。
帯電防止層6は界面活性剤、例えば、陽イオン型界面
活性剤(例えば、第4級アンモニウム塩、ポリアミン誘
導体等)、陰イオン型界面活性剤(例えば、アルキルホ
スフェート等)、両性イオン型界面活性剤もしくは非イ
オン型界面活性剤を塗布することにより構成されてい
る。なお、帯電防止層6は熱処理の後に設ける方がよ
く、帯電防止層6を設けてから熱処理をすると、熱処理
手段との融着等のトラブルが生じる可能性がある。
〔発明の作用・効果〕
本発明の被熱転写シートは、合成紙基材に熱処理が施
されているので、熱転写シートと合わせて加熱し、文字
や画像を形成する際に、被熱転写シートがカールする欠
点が解消される。
又、本発明の被熱転写シートの製造方法によれば、文
字や画像を形成する際にカールが起きにくい被熱転写シ
ートが能率良く製造できる利点がある。
実施例1 基材シートとして合成紙(ユポEPG200、厚さ200μ
m、王子油化合成紙製)を用い、130℃に電熱で加熱し
たスチールドラムの表面に10秒間接触させて加熱した。
次いで加熱した面とは反対側の面に下記組成の受容層形
成用組成物を用い、ワイヤーバーを用いて塗布し乾燥さ
せ、乾燥時塗布量8g/m2の受容量を設けて、被熱転写シ
ートとした。
受容層形成用組成物 ポリエステル樹脂 (東洋紡製、バイロン200) 10重量部 アミノ変性シリコーン (信越化学製、KF−393) 0.5 〃 エポキシ変性シリコーン (信越化学製、X−22−343) 0.5 〃 溶剤 89 〃 (トルエン/メチルエチルケトン=1/1) 上記で得られた被熱転写シートの、受容層を設けた面
とは反対側の面に、帯電防止剤(三菱油化ファイン製、
ST−1000)の水/イソプロピルアルコール=7/3稀釈液
を塗布し(固形分付着量約0.3g/m2)乾燥させた。
上記で得られた被熱転写シートの受容層に、昇華性染
料を熱転写層中に含む熱転写シートの熱転写層を向い合
せて、感熱転写プリンターで熱転写シートの背面側から
感熱ヘッドにより最高画像濃度が得られるように加熱し
画像形成を行なった。画像を形成した被熱転写シートの
カールは殆ど認められなかった。
比較例 実施例1と同じ合成紙を加熱処理をすることなく用い
てその他は実施例1と同様に被熱転写シートを作り、実
施例1と同様に画像形成を行なった。画像を形成した受
像紙はカールが大きかった。
実施例2 基材として合成紙(ピーチコートWP−110、日清紡
製、PPベース)を用い、130℃に加熱したスチールドラ
ムの表面で5秒間接触させて加熱した。加熱した面とは
反対側の面に下記組成の中間層形成用組成物を用い、ワ
イヤーバーを用いて塗布・乾燥させ、乾燥時塗布量10g/
m2の中間層を設けた。
中間層形成用組成物 ポリエステル樹脂 10重量部 (東洋紡製、バイロン200) メチルエチルケトン 70 〃 上記中間層の上に、下記組成の受容層形成用組成物を
用い、グラビアロールを用いたリバースロールコーティ
ング方式により塗布し乾燥させ乾燥時塗布量5g/m2の受
容層を設けた。
受容層用組成物 ポリエステル樹脂 7重量部 (東洋紡製、バイロン200) 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 3 〃 (UCC製、ビニライトVYHH) アミノ変性シリコーン 0.5 〃 (信越化学製、KF−393) エポキシ変性シリコーン 0.5 〃 (信越化学製、X−22−343) 溶剤(トルエン/メチルエチルケトン=1/1) 89 〃 受容層形成後、受容層の形成していない側の面を、加
熱ドラムで115℃で10秒間加熱した。加熱後、受容層の
塗布していない側の面に帯電防止剤(米国、アナリティ
カル・ケミカル・ラボラトリー・オブ・スコーキー製、
スタチサイド)の1%イソプロパノール溶液を用い、乾
燥時塗布量が8g/m2になるよう塗布・乾燥させ、被熱転
写シートを得た。
被熱転写シートの受容層上に実施例1と同様にして画
像を形成した。画像を形成した被熱転写シートのカール
は殆ど認められなかった。
比較例 実施例2において、合成紙基材自体の加熱処理と受容
層を設けた後の加熱処理のいずれをも行なわず、その他
は実施例2と同様にして被熱転写シートの受容層に画像
形成を行なったが、カールは著しかった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の被熱転写シートの構成を示す
断面図、第6図は本発明の製造方法の一例を示す図であ
る。 1……被熱転写シート 2……合成紙基材 3……受容層 4……中間層 5……滑性層 6……帯電防止層 10……加熱ドラム

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇華性染料およびバインダー等からなる熱
    転写層を有する熱転写シートと組み合わせて使用され、
    加熱時に該熱転写シートから移行してくる染料を受容す
    る受容層が基材の片面に設けられてなる被熱転写シート
    であって、基材として予め熱処理の旋された、合成樹脂
    に充填剤を添加して混合し押し出して製造した合成紙若
    しくはフィルムの表面に体質顔料を塗工して製造した合
    成紙、を用いることを特徴とする被熱転写シート。
  2. 【請求項2】熱処理面が受容層を設けた側とは反対側の
    面であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    被熱転写シート。
  3. 【請求項3】受容層と合成紙基材との間に中間層を設け
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の被熱転
    写シート。
  4. 【請求項4】合成紙基材の受容層のない側に滑性層を設
    けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第3項い
    ずれか記載の被熱転写シート。
  5. 【請求項5】合成紙基材の受容層のない側に帯電防止層
    を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第4
    項いずれか記載の被熱転写シート。
  6. 【請求項6】合成樹脂に充填剤を添加して混合し押し出
    して製造した合成紙若しくはフィルムの表面に体質顔料
    を塗工して製造した合成紙基材に受容層を設ける工程
    と、この工程の前に前記合成紙基材に熱処理を行う工程
    を有することを特徴とする被熱転写シートの製造方法。
  7. 【請求項7】合成紙基材に、中間層を設ける工程と受容
    層を設ける工程の2工程を順に行い、この2工程の前に
    合成紙基材に熱処理を行うことを特徴とする特許請求の
    範囲第6項記載の被熱転写シートの製造方法。
  8. 【請求項8】合成紙基材の片面に中間層を設ける工程と
    受容層を設ける工程、および合成紙基材の他の片面に滑
    性層を設ける工程の3工程を有し、少なくとも受容層を
    設ける工程が中間層を設ける工程よりも後になるように
    行い、この3つの工程の前に熱処理を行う工程を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の被熱転写
    シートの製造方法。
  9. 【請求項9】合成紙基材の受容層が設けられる側とは反
    対側から熱処理を行うことを特徴とする特許請求の範囲
    第6項〜第8項いずれか記載の被熱転写シートの製造方
    法。
  10. 【請求項10】熱処理を複数回行うことを特徴とする特
    許請求の範囲第6項〜第9項いずれか記載の被熱転写シ
    ートの製造方法。
  11. 【請求項11】熱処理を加熱ドラムの接触により行うこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第6項〜第10項いずれか
    記載の被熱転写シートの製造方法。
  12. 【請求項12】連続した複数の熱ドラムの接触により熱
    処理を行なうことを特徴とする特許請求の範囲第11項記
    載の被熱転写シートの製造方法。
  13. 【請求項13】熱処理後、帯電防止層を設けることを特
    徴とする特許請求の範囲第6項〜第12項いずれか記載の
    被熱転写シートの製造方法。
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