JP2627062B2 - 粒子線装置 - Google Patents

粒子線装置

Info

Publication number
JP2627062B2
JP2627062B2 JP60177466A JP17746685A JP2627062B2 JP 2627062 B2 JP2627062 B2 JP 2627062B2 JP 60177466 A JP60177466 A JP 60177466A JP 17746685 A JP17746685 A JP 17746685A JP 2627062 B2 JP2627062 B2 JP 2627062B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particle beam
particle
lens
delay device
delay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60177466A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6149364A (ja
Inventor
ハンスペーター、フオイエルバウム
ユルゲン、フロージエン
ライナー、シユペール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advantest Corp filed Critical Advantest Corp
Publication of JPS6149364A publication Critical patent/JPS6149364A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2627062B2 publication Critical patent/JP2627062B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/26Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes
    • H01J37/28Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes with scanning beams

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、粒子線発生器、少なくとも1つのコンデ
ンサレンズ、偏向系、粒子線を試料上に集束するための
対物レンズを有する粒子光学ユニットおよび粒子を制動
するための遅延装置を備えた粒子線装置に関する。〔従
来の技術〕 〔従来の技術〕 半導体技術においてもマイクロエレクロニクス・デバ
イス又はその製作に対して必要となる部品の検査、例え
ばマスクおよびウエーハの検査に対して走査型電子顕微
鏡が多く使用されるようになつた。電子ビーム測定技術
において走査型電子顕微鏡を使用することは例えば米国
特許第4277679号明細書により公知である。電子ビーム
・リソグラフイによる微細構造の製作に走査型電子顕微
鏡を使用することは例えば米国特許第4075488号明細書
に記載されている。この外に走査型電子顕微鏡は集積電
子デバイス製作に際して各工程段のコントロールにも使
用される。例えばマスク又はウエーハの寸法測定又は位
置決めに使用されている。
走査型電子顕微鏡を例えば空間寸法の測定,電位測定
等の測定技術に使用する場合、測定対象物の表面の充電
によつて測定の誤りが生じないように注意しなければな
らない。測定対象物の表面の充電を避けるためには、対
象物表面に導電材料を蒸着して導電性とすることが可能
である。対象物を更に処理するため表面に導電材料を蒸
着することは不可能である場合、例えばマイクロエレク
トロニクスにおける測定対象物の場合には、その表面を
照射する一次電子のエネルギーを調整して時間平均にお
いて表面に当る電荷の中この表面にとどまるものと表面
から立去るものとが等しくなるようにすることが必要で
ある。このように表面に当る電荷とそれから立去る電荷
の間にバランスが保たれる入射一次電子エネルギー値は
一般に低く、典型的には500eVから2keVの間にある。電
荷のバランスが時間平均で保たれればよい場合、あるい
は測定対象物が特殊な材料から成る場合には、一次電子
の入射エネルギーを10keVあるいはそれ以上としても測
定対象物表面における電荷バランスが達成され、この表
面の充電を避けることができる。
電子ビーム描画装置では対象物表面に当る一次電子エ
ネルギーは約20keVであるが、将来はこれより低い入射
エネルギーが選ばれるようになる傾向が認められる。対
象物に当るときの一次電子のエネルギーが低い程近接効
果が弱く、フオトレジストとターゲツト内の散乱体積が
小さくなる。従つて将来の粒子線描画装置においては、
高い粒子流密度と低い入射エネルギーをもつ細い粒子ビ
ーム・ゾンデが要求されるようになると考えられる。従
来の走査型電子顕微鏡では粒子ビーム路内の粒子エネル
ギーが低い程測定に際しての分解能が低くなり、対象物
に当る粒子ゾンデの直径が大きくなり、粒子ゾンデ流密
度が低くなる。従来の走査型電子顕微鏡は従つて上記の
応用分野では最適のものではない。このような欠点の原
因はベンシユ効果(Boersch−effect)と呼ばれている
もので、粒子ビーム中の粒子の集束を妨害するものであ
る。特に高強度の粒子ビーム源(例えば電子ビーム発生
用の六フツ化ランタン単結晶陰極)の輝度を完全に利用
することは不可能である。特に粒子エネルギーが低いと
き、ベンシユ効果により輝度がビーム源が対象物に向つ
て進む間に低下する。エネルギー1keVの電子ビームの場
合発生源から対象物までの間の輝度の損失係数は20を超
える。粒子エネルギーが更に低下すると、ビーム路中で
種々のレンズの後にある交叉点が場合によつて著しく拡
大し、粒子ゾンデを拡げて測定分解能を悪化させ、粒子
ビーム密度を低下させる。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3138926号公報によ
り、1段形大電流ゾンデと短焦点結像レンズを備える電
子顕微鏡が公知である。一次電子ビームのエネルギーの
拡がりが電子ビーム交叉点の数に比例して増大すること
は文献「オプチク」(Optik)、57(1980年),3巻,339
頁に示されているから、上記の特許出願公開公報に記載
された電子顕微鏡ではベルシユ効果が小さくなる。しか
しこの種の公知の電子顕微鏡は、広い動作間隔を必要と
する装置又はビーム交叉点に設けられた容易に手を入れ
ることができる触診系を必要とする装置においての使用
には適していない。この触診系は対象物に対して比較的
大きな間隔を置いて設けられ、触診系に導かれる電位か
ら対象物に有害な作用が及ぼされないようになつてい
る。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3204897号明細書に
より四極管型の粒子ビーム発生系が公知である。この系
の陰極,ウエーネルト電極および陽極から成る部分系
は、特定の粒子ビームエネルギーに対して最適の電界強
度と最高の輝度が達成されるように調整されている。可
変粒子ビームエネルギーとするため、この部分系とその
後に接続された補助電極の間の電位が種々の値に調整さ
れる。このようにして粒子ビーム発生系内において最適
の輝度と所望の粒子ビームエネルギーが作られる。しか
しこの公知の粒子ビーム発生器では、発生器の直後に作
られる最適輝度がその後の粒子ビーム通路内でベルシユ
効果により悪化することを阻止できない。
“Optical Engineering",第22巻、第2号、3月、4
月、1983年、195〜198頁から、高いエネルギーに加速さ
れた一次電子が構造化されるべきプローブの上部に作ら
れた電界中で所望の最終エネルギーに減速されるように
なった電子線描画装置が公知である。その際、負電位に
置かれたプローブは、遅延電界が集束磁界に直接続くか
またはこれに部分的に重畳されるように、対物レンズに
対して相対的に配置されている。
特開昭56−42946号明細書および特開昭55−161344号
から公知の走査型電子顕微鏡においては、電子エネルギ
ーは電子光学系の下方に配置された電極により調整され
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明の目的は冒頭に挙げた種類の粒子線装置にお
いて、ベルシユ効果の作用を現在の粒子線装置の場合よ
りも低減させることである。
〔問題点の解決手段〕
この目的は特許請求の範囲第1項に特徴として挙げた
構成とすることによつて達成される。すなわち、ベルシ
ュ効果の低域は、主として粒子線の減速のための遅延装
置が粒子光学ユニット中に設けられることによって達成
される。電子ビーム装置の開発および製造に従事する当
業者は、遅延装置を粒子線発生器内の代りに粒子光学ユ
ニット内に配置することが、付加的に著しい技術的費用
を必要とすることを熟知している。なぜならば、もし後
者のようにするならば、遅延のために必要な高電圧を粒
子線発生器から粒子光学ユニットまで装置全体を通して
導かねばならないからである。この場合、偏向システム
および場合によっては粒子線発生器が絶縁されねばなら
ない。それにもかかわらず、遅延装置を粒子光学ユニッ
ト内に配置することは、以下に述べるとおり著しい効果
をもたらす。この発明の種々の実施態様は特許請求の範
囲第2項以下と図面に示されている。
この発明による粒子線装置は電子ビームだけではな
く、その他種々のイオンビームの発生にも好適である。
〔発明の効果〕
この発明による粒子線装置は、対象物に当る粒子エネ
ルギーが小さい場合にも粒子流の高い繊細な粒子ゾンデ
を可能にする。従来はベルシユ効果が粒子ビーム発生器
において又ビームの交叉点(焦点)においてのみ重要な
役をするとされていたが、最近の計算によれば粒子ビー
ム発生器とビーム交叉区域(クロスオーバー)だけでは
なく、ビーム通路の全体においても重要であることが明
らかにされた。ベルシユ効果によりビーム発生器の直後
で与えられたビーム輝度が以後の粒子ビーム通路におい
て低下する。この粒子ビーム通路が長い程ベルシユ効果
の悪影響が強くなる。六ホウ化ランタン単結晶陰極を使
用し、試料への電子の入射エネルギーを1keVとしたと
き、輝度の値はケンブリツジインスツルメンツ(Cambri
dgeInstruments)社の走査型電子顕微鏡Typ S150の規定
ビーム通路中においてベルシユ効果に基き係数40をもつ
て低下する。これに反して同じTyp S150走査型電子顕微
鏡のビーム通路をこの発明に従つて変更し、電子が対物
レンズの中心に至るまで20keVのエネルギーを持ち、対
物レンズの中心において始めて1keVのエネルギーまで制
動されるようにすると、その他の境界条件を同じとして
輝度は係数4をもつて低下するに過ぎない。従つて従来
の走査型電子顕微鏡に対比して輝度の利得は係数で10に
達する。更に別のS150電子顕微鏡を使用した実験例で
は、電子が対物レンズの中心までエネルギー10keVを持
ち、この中心において始めて1keVの入射エネルギーまで
制動されるとき、対物レンズにおいての輝度は電子ビー
ム源の直後の値に対して係数5.5をもつて低下する。こ
の場合輝度の従来のものに対比した利得は係数でほぼ7
である。
更に別の実験例として電子のエネルギーを発生器から
対物レンズの中心まで5keVとし、この中心で1keVの入射
エネルギーにまで制動すると、対象物においての輝度は
電子源直後の値より係数10をもつて低下する。従来の装
置に対比したこの輝度の利得係数は4である。
同じ走査型電子顕微鏡S150において電子のエネルギー
が電子源と対物レンズ中心との間で2.5keVであり、対物
レンズ中心において始めて1keVに制動されるときは、対
象物においての輝度の値は電子源直後における値に対し
て係数18をもつて低下している。これでも従来の技術に
比べて係数で約2.2の輝度利得となつている。
他のパラメータを変えずに制動点を試料に近づける程
輝度の利得は高い。又他のパラメータを変えずに制動点
を電子源に近づける程輝度の利得は低くなる。
粒子ビーム通路が1段型でレンズが1個だけであり、
それによつてクロスオーバーも1個だけである場合に
は、粒子の制動点は個別レンズ内あるいはビーム通路に
おいて個別レンズの後に置かれる。
2つのレンズが設けられる2段型ビーム通路の場合に
は、制動点を第2クロスオーバーに置くことにより高い
輝度利得が達成される。一般にn個のレンズを使用する
n段型ビーム通路の場合には、制動点はn番目のクロス
オーバー又はその前のクロスオーバーの1つに置くのが
有利である。輝度の利得だけを問題にする場合には、n
段型ビーム通路に対して単一の制動点をn番目のクロス
オーバーに設け、必要に応じてビーム引外し系(ビーム
・ブランキング系)をこのクロスオーバーに補助的に設
けることが最も有利である。
使用目的によつては複数の制動装置を設ける方が有利
である。この場合問題になるのはどのような補助装置を
粒子ビーム中に設けるか、動作間隔をどの程度に選ぶ
か、対象物の近傍が高い電位に上げられることにより対
象物の機能又はその構成が侵害されるかどうか、制御装
置が同時にレンズ類似の特性を示すかあるいはレンズと
の集積構造となりその構成に際してビーム通路全体に及
ぼす影響を考慮する必要があるかどうか等である。
例えば広い動作間隔を必要とする場合には、一般に1
つの個別レンズでは充分でない。試料電位に対して大き
な差のある電位を導く必要があるビーム引外し系を組込
むためには、容易に手を入れることができる交叉点を試
料から所定の最小間隔を保つて粒子ビーム通路中に設け
ることが必要となる。
粒子ビーム通路中に置かれる粒子制動装置の最も簡単
なものは、1つ又は複数の網から構成され各網に特定の
電圧が加えられる。網電極又は格子電極はその構成要素
間の間隔が狭い場合、第1近似においてレンズ作用を示
さない。粒子ビーム通路内で簡単な電位分布を示すため
には、2つの網電極を近接して前後に設け、第2網電極
を遅延電極とする。場合によつては単一の網電極が使用
されるが、この場合粒子ビーム路中の他の装置の設計に
際しては複雑な電位分布を考えに入れなければならな
い。このことは網電極に限らず、その他の粒子制動用の
装置についてもあてはまることである。
基本的には総ての静電的遅延要素が粒子の制動に使用
される。特に2つ又はそれ以上の電極を持つ装置が有利
である。レンズ作用のある制動装置としては、絞り,管
状レンズ又は制動レンズ又はそれらの組合せが網電極と
共に使用される。この場合静電レンズを磁気レンズに付
加して、あるいはその代りに設けることができる。
静電制動系と対物レンズとの電子光学的に適当な組合
せの使用も有利である。静電インマージヨン対物レンズ
系では、制動装置を1つの対物レンズと組合せることが
できる。これによつて対象物位置においての高い輝度と
対象物に対する微細ゾンデとが同時に可能となる。
この発明は電子ビーム描画装置にも応用可能である。
例えば電子に制動点に至るまで50keVのエネルギーを持
たせ、そこで通常の入射エネルギー値例えば20keVまで
制動する。これによつて粒子流密度が著しく高くしかも
入射エネルギーが低い微細ゾンデが達成される。構造が
微細になり高い描画速度が要求され、輝度の高い陰極が
使用されるようになると、著しく高いゾンデ電流という
この発明の特徴は将来に亘つて重要性が次第に増大す
る。
電子光学的レンズ効果と対象物における輝度に関する
効果との間に最適関係を見出すことが必要である。粒子
ビーム通路内に既に存在する対物レンズが不利な特性を
示すときは、粒子制動用の装置はビーム通路に沿つて更
に後方に移さなければならない。
小さいレンズ収差だけですますためには、粒子ビーム
路中に挿入される補助のレンズ効果をできるだけ小さく
する。そのためには1つの網電極をクロスオーバーに置
くのが最も効果的である。
粒子がビーム通路中を動く速さが遅い程ベルシユ効果
の作用が妨害となる。
粒子ビーム通路中の色収差が小さくなるようにするに
は、制動点前の粒子エネルギーの拡がりを小さくしなけ
ればならない。従つて制動点の前では高過ぎる電圧が加
えられないようにする。そのためには電子の場合制動点
の前の加速電圧を5keVと15keVの間にするのが望まし
い。しかしこの値は使用された電子光学レンズとその使
用条件にも関係する。ここではゾンデの大きさが特定の
ゾンデの大きさに対して最適のレンズ開口を求める場
合、即ち特定のゾンデの大きさに対して最適の制動点前
の加速電圧を与える場合と類似の役目を行う。この最適
加速電圧はその道の専門家により実験で求めることも可
能である。
静電的の理由から制動点が対象物から遠く離れていな
ければならない場合には、粒子ビーム通路の長さを全体
として短くする手段の可能性は少ない。即ちこの通路が
短い程ベルシユ効果に基く有害な影響が少くなる。従つ
て走査型電子顕微鏡の制動点後の低電圧区域はできるだ
け短くする必要があり、この低電圧区域における縮小は
できるだけ僅かでなければならない。例えばこの低電圧
区域での縮小が1/6でなく1/3に過ぎないときは、係数1.
5の輝度利得が達成される。
〔実施例〕
図面に示した実施例についてこの発明を更に詳細に説
明する。
第1図乃至第5図に示す低電圧走査型顕微鏡では、一
次電子PEはその大部分が比較的高い電位に上げられる。
測定技術上これらの電子は1keVのエネルギーを持つて試
料PRの表面に当たる必要がある。この場合一次電子は制
動電極Rの前では例えば2keV以上のエネルギーを持つ。
このエネルギーは場合に応じて4keV以上、あるいは10乃
至20keV以上とするのが有利である。このような電子は
試料PRの近くで始めて所望の低い入射エネルギーにまで
制動される。これによつてベルシユ効果の作用を著しく
低減させることができる。特に電子流密度がなお高い値
を示している第1コンデンサレンズK2の区域と第2コン
デンサレンズK1の区域では、輝度の低下の大部分がこれ
らの区域で生ずるから一次電子エネルギーを比較的高い
値に保つ必要がある。
第1図乃至第5図では陰極Kは−1kVに、ウエーネル
ト電極Wは約−1.5kVに、陽極Aは+19kVに電圧印加さ
れる。
一次電子PEは最初高いエネルギーを持つてビーム路中
を進み、試料PRの直前又は少くとも1つのコンデンサレ
ンズを通り抜けた後に低いエネルギー値に制動される。
その場合ビーム路の少くとも一部分とビーム交叉点(焦
点)は高いエネルギーを持つて通過する。これによつて
ベルシユ効果の分解能に及ぼす悪影響は著しく軽減され
る。
第1図の実施例では電子PEはビーム通路のほぼ全部で
高い一次電子エネルギーを持ち、対物レンズOB中又はそ
の後で始めて制動される。この場合制動電極Rの電位は
OVである。一次電子PEが試料PRに当つた箇所から放出さ
れる二次電子SEは、測定技術上の対象として検出器DTで
検出される。一次電子PEのゾンデで走査するための偏向
装置としては偏向コイルDが使用される。
第2図に示した低電圧走査型顕微鏡では、一次電子PE
が第1コンデンサレンズK2と対物レンズOBの間で制動さ
れる。コンデンサレンズを1つだけ使用する類似実施例
では、制動電極Rがこの単一コンデンサレンズと対物レ
ンズの間に設けられる。
第3図の低電圧走査型顕微鏡では、一次電子PEはコン
デンサレンズK2内で制動される。この場合制動電極Rは
コンデンサレンズK2内に設けられる。
第2図の実施例と第3図の実施例には、原画像(クロ
スオーバー)が地電位(0kV)に置かれ到達可能である
という利点がある。第1図乃至第4図の各実施例の制動
電極はいずれも0kVの電位に置かれる。電子PEに対する
電位を明確に規定するため、電子PEは制動電極Rの直前
まで非強磁性材料から成り、陽極Aの電位に置かれた管
内部を進む。この管は第1図のものが最も長く、第2図
から第4図に向つて次第に短くなる。
原画像が地電位にあつて到達可能であるとき、ビーム
引き外し系はそこに設けるのが有利である。
第2図乃至第4図の各実施例では、電子PEの制動に際
して生ずる収差は対物レンズOBによる縮小投像に伴つて
低減される。
第4図の低電圧走査型顕微鏡では、一次電子PEがコン
デンサレンズK1とK2の間で制動される。ここでは制動電
極RがコンデンサレンズK1に所属するビーム交叉点に設
けられている。この実施例ではベルシユ効果を阻止する
作用の影響が第3図までの実施例に比べて弱い。
走査型電子顕微鏡が2つ以上のコンデンサレンズを備
えていると、制動電極Rは第1図乃至第4図の実施例に
対応して続く2つのコンデンサレンズの間、1つのコン
デンサレンズの内部、対物レンズの内部および対物レン
ズの背後のいずれかに設けられる。電界放出陰極を備え
る走査型電子顕微鏡にも制動電極Rを設けることができ
る。この場合一次電子PEの制動は対物レンズOBの前で行
うのが最適である。
第5図に、コンデンサレンズK1とこのコンデンサレン
ズ内部に置かれた制動電極Rと上記の実施例の対物レン
ズOBに代るインマージヨンレンズ型の個別レンズEを備
える低電圧走査型顕微鏡を示す。この個別レンズEの場
合続いて設けられる電極に置かれた試料PRは、この個別
レンズの第1電極の電位U1よりも低い電位U3に置かれ
る。個別レンズEは、補助的に粒子ビームブランキング
系としても使用できるように構成すると有利である。こ
の種の個別レンズEは米国特許第4439685号明細書に記
載され公知である。
第6図に一次電子制動装置の種々の型式を示す。一次
電子の制動には2つ又はそれ以上の静電電極又はそれら
の組合せが使用される。例えば2つの網Nを前後に配置
した2電極構造1が使用され、試料に近い網の電位U2は
それから遠い網の電位U1よりも低くする。2つの絞りB
を前後に配置した2電極系2も使用される。これらの電
極の電位はU2<U1であり、この2電極系はレンズ類似の
特性を示す。
更に前後に配置された2つの管ROから成る2電極系3
も使用可能であり、試料に近い管の電位U2はそれから遠
い管の電位U1より低い。
一次電子の制動には個別レンズEも使用される。この
場合電子を制動するためには試料に最も近い電極E3の電
位U3は、最も遠い電極E1の電位U1より低くする。一次電
子ビームブランキング(blanking)のためには中央電極
E2を電位U1よりも著しく高い負電位U2に置く。米国特許
第4439685号明細書により公知の個別レンズでは、両外
側電極が等電子にあり一次電位に対する制動作用は行わ
れない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はこの発明の種々の実施例の構成を示
し、第6図は一次電子制動装置の構成例を示す。第1図
乃至第5図において K……陰極、W……ウエーネルト電極、A……陽極、K
1,K2……コンデンサレンズ、OB……対物レンズ、R……
制動電極、PR……試料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ライナー、シユペール ドイツ連邦共和国オーバーラムシユタツ ト、エルフルターシユトラーセ19 (56)参考文献 特開 昭57−165943(JP,A) 特開 昭55−161344(JP,A)

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒子線発生器(K、W、A)、少なくとも
    1つのコンデンサレンズ(K1、K2)、偏向系(D)、粒
    子線を試料上に集束するための対物レンズ(OB)を有す
    る粒子光学ユニットおよび粒子(PE)を制動するための
    遅延装置(R)を備えた粒子線装置において、遅延装置
    (R)は粒子光学ユニット内に配置され、前記粒子線装
    置は遅延装置(R)を駆動するための手段を備え、その
    際該手段は、2ないし50keVの範囲の第1のエネルギー
    の粒子が0.5ないし20keVの範囲のより低い第2のエネル
    ギーに制動されるような電位で前記遅延装置を駆動する
    ことを特徴とする粒子線装置。
  2. 【請求項2】コンデンサレンズ(K1、K2)は電磁レンズ
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の装
    置。
  3. 【請求項3】前記遅延装置(R)は、第1のコンデンサ
    レンズ(K1)および第2のコンデンサレンズ(K2)の間
    に配置されていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の装置。
  4. 【請求項4】前記遅延装置(R)は、コンデンサレンズ
    (K1、K2)と対物レンズ(OB)の間に配置されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載
    の装置。
  5. 【請求項5】前記遅延装置(R)は、粒子線交叉点に配
    置されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項な
    いし第4項のいずれか1つに記載の装置。
  6. 【請求項6】前記遅延装置(R)は、対物レンズ(OB)
    の内部に配置されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項または第2項記載の装置。
  7. 【請求項7】前記遅延装置(R)は、コンデンサレンズ
    (K1、K2)の内部に配置されていることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の装置。
  8. 【請求項8】ブランキング系が粒子線交叉点に配置され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第
    7項のいずれか1つに記載の装置。
  9. 【請求項9】ブランキング系は、粒子線通路中において
    前記遅延(R)の後ろに配置されていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか1つに
    記載の装置。
  10. 【請求項10】対物レンズ(OB)として電気的な個別レ
    ンズが備えられていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項ないし第9項のいずれか1つに記載の装置。
  11. 【請求項11】粒子線発生器の陽極(A)の電位に置か
    れた中空円筒が備えられ、該中空円筒は粒子線発生器と
    遅延装置(R)の間に粒子線軸に対して同心円に配置さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし
    第10項のいずれか1つに記載の装置。
  12. 【請求項12】前記中空円筒は非磁性材料から成ること
    を特徴とする特許請求の範囲第11項記載の装置。
  13. 【請求項13】粒子線発生器(K、W、A)は電界放射
    陰極(K)を有し、遅延装置(R)は粒子線通路中にお
    いて対物レンズ(OB)の上部に配置されることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれか1つ
    に記載の装置。
  14. 【請求項14】静電的な遅延装置(R)が備えられるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第13項のい
    ずれか1つに記載の装置。
  15. 【請求項15】遅延装置(R)として多電極装置(E)
    が備えられていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項ないし第14項のいずれか1つに記載の装置。
  16. 【請求項16】遅延装置(R)として2電極装置(1、
    2、3)が備えられていることを特徴とする特許請求の
    範囲第15項記載の装置。
  17. 【請求項17】遅延装置(R)として網電極装置(N)
    が備えられていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項ないし第14項のいずれか1つに記載の装置。
  18. 【請求項18】遅延装置(R)として絞り(B)が備え
    られていることを特徴とする特許請求の範囲第1項ない
    し第14項のいずれか1つに記載の装置。
  19. 【請求項19】遅延装置(R)として管状レンズ(RO)
    が備えられていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項ないし第14項のいずれか1つに記載の装置。
  20. 【請求項20】遅延装置(R)として個別レンズ(E)
    が備えられていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項ないし第15項のいずれか1つに記載の装置。
  21. 【請求項21】粒子線測定装置として用いられることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第20項のいずれ
    か1つに記載の装置。
  22. 【請求項22】粒子線描画装置として用いられることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第20項のいずれ
    か1つに記載の装置。
  23. 【請求項23】長さ測定装置として用いられることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項ないし第20項のいずれか
    1つに記載の装置。
JP60177466A 1984-08-13 1985-08-12 粒子線装置 Expired - Lifetime JP2627062B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3429804.5 1984-08-13
DE3429804 1984-08-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6149364A JPS6149364A (ja) 1986-03-11
JP2627062B2 true JP2627062B2 (ja) 1997-07-02

Family

ID=6242969

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60177466A Expired - Lifetime JP2627062B2 (ja) 1984-08-13 1985-08-12 粒子線装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4713543A (ja)
EP (1) EP0180723B1 (ja)
JP (1) JP2627062B2 (ja)
DE (1) DE3582474D1 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4825080A (en) * 1986-03-25 1989-04-25 Universite De Reims Champagne-Ardenne Electrical particle gun
DE3786588D1 (de) * 1986-04-24 1993-08-26 Integrated Circuit Testing Elektrostatisch-magnetische-linse fuer korpuskularstrahlgeraete.
DE3703028A1 (de) * 1987-02-02 1988-09-01 Siemens Ag Rastermikroskop
GB2215907B (en) * 1987-07-14 1992-04-15 Jeol Ltd Apparatus using a charged-particle beam
JPH0233843A (ja) * 1988-07-25 1990-02-05 Hitachi Ltd 走査電子顕微鏡
US5146090A (en) * 1990-06-11 1992-09-08 Siemens Aktiengesellschaft Particle beam apparatus having an immersion lens arranged in an intermediate image of the beam
US5196706A (en) * 1991-07-30 1993-03-23 International Business Machines Corporation Extractor and deceleration lens for ion beam deposition apparatus
JPH06215714A (ja) * 1992-06-05 1994-08-05 Hitachi Ltd 電界放出型透過電子顕微鏡
US5614833A (en) * 1994-10-25 1997-03-25 International Business Machines Corporation Objective lens with large field deflection system and homogeneous large area secondary electron extraction field
JP3323021B2 (ja) * 1994-12-28 2002-09-09 株式会社日立製作所 走査形電子顕微鏡及びそれを用いた試料像観察方法
JP2945952B2 (ja) * 1995-03-06 1999-09-06 科学技術庁金属材料技術研究所長 減速集束イオンビーム堆積装置
JP3372138B2 (ja) * 1995-06-26 2003-01-27 株式会社日立製作所 走査形電子顕微鏡
DE19732093B4 (de) * 1997-07-25 2008-09-25 Carl Zeiss Nts Gmbh Korpuskularstrahlgerät
JP3564958B2 (ja) * 1997-08-07 2004-09-15 株式会社日立製作所 電子ビームを用いた検査方法及び検査装置
EP1022766B1 (en) 1998-11-30 2004-02-04 Advantest Corporation Particle beam apparatus
EP1122761B1 (en) * 2000-02-01 2004-05-26 ICT Integrated Circuit Testing Gesellschaft für Halbleiterprüftechnik mbH Optical column for charged particle beam device
DE10233002B4 (de) * 2002-07-19 2006-05-04 Leo Elektronenmikroskopie Gmbh Objektivlinse für ein Elektronenmikroskopiesystem und Elektronenmikroskopiesystem
US6936981B2 (en) * 2002-11-08 2005-08-30 Applied Materials, Inc. Retarding electron beams in multiple electron beam pattern generation
DE10317894B9 (de) * 2003-04-17 2007-03-22 Leo Elektronenmikroskopie Gmbh Fokussiersystem für geladene Teilchen, Elektronenmikroskopiesystem und Elektronenmikroskopieverfahren
US7872236B2 (en) * 2007-01-30 2011-01-18 Hermes Microvision, Inc. Charged particle detection devices
DE102007010873B4 (de) 2007-03-06 2009-07-30 Carl Zeiss Nts Gmbh Objektivlinse
US20090246171A1 (en) * 2008-03-27 2009-10-01 Van Antwerp William P Automatic system for dose control in treating hepatitis c using infusion pumps
US7960697B2 (en) 2008-10-23 2011-06-14 Hermes-Microvision, Inc. Electron beam apparatus
US7919760B2 (en) * 2008-12-09 2011-04-05 Hermes-Microvision, Inc. Operation stage for wafer edge inspection and review
US8094924B2 (en) * 2008-12-15 2012-01-10 Hermes-Microvision, Inc. E-beam defect review system
DE112015001268B4 (de) * 2014-04-28 2021-02-04 Hitachi High-Tech Corporation Elektronenstrahlvorrichtung

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2153046B1 (ja) * 1971-09-16 1976-03-12 Jeol Ltd
DE2151167C3 (de) * 1971-10-14 1974-05-09 Siemens Ag, 1000 Berlin Und 8000 Muenchen Elektronenstrahl-Mikroanalysator mit Auger-Elektronen-Nachweis
US3792263A (en) * 1972-09-13 1974-02-12 Jeol Ltd Scanning electron microscope with means to remove low energy electrons from the primary electron beam
US4075488A (en) * 1974-09-06 1978-02-21 Agency Of Industrial Science & Technology Pattern forming apparatus using quadrupole lenses
DE2903077C2 (de) * 1979-01-26 1986-07-17 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Verfahren zur berührungslosen Potentialmessung an einem elektronischen Bauelement und Anordnung zur Durchführung des Verfahrens
DE2922325A1 (de) * 1979-06-01 1980-12-11 Philips Patentverwaltung Rasterelektronenmikroskop
DE3036659A1 (de) * 1980-09-29 1982-05-13 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Korpuskularstrahl-austastsystem
JPS57165943A (en) * 1981-04-02 1982-10-13 Akashi Seisakusho Co Ltd Acceleration controlling method for charged particle beams in electron microscope and similar device
DE3138926A1 (de) * 1981-09-30 1983-04-14 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Elektronenoptische anordnung fuer die hochaufloesende elektronenstrahl-messtechnik
DE3204897A1 (de) * 1982-02-12 1983-08-25 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Korpuskularstrahlerzeugendes system und verfahren zu seinem betrieb

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6149364A (ja) 1986-03-11
EP0180723A1 (de) 1986-05-14
EP0180723B1 (de) 1991-04-10
DE3582474D1 (de) 1991-05-16
US4713543A (en) 1987-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2627062B2 (ja) 粒子線装置
US10777382B2 (en) Low voltage scanning electron microscope and method for specimen observation
US4785176A (en) Electrostatic-magnetic lens for particle beam apparatus
JP2789094B2 (ja) 粒子線機器の検出器対物レンズ
US8319192B2 (en) Charged particle apparatus
US6218664B1 (en) SEM provided with an electrostatic objective and an electrical scanning device
US7544937B2 (en) Charged particle beam device for high spatial resolution and multiple perspective imaging
JP2887602B2 (ja) 荷電粒子集束用対物レンズ
US5146090A (en) Particle beam apparatus having an immersion lens arranged in an intermediate image of the beam
JP4287549B2 (ja) 粒子線装置
JPS61208736A (ja) 走査粒子顕微鏡
US8158939B2 (en) High resolution gas field ion column
US5998795A (en) Electron beam pattern-writing column
JP2003109532A (ja) 粒子ビーム装置
JPH02142045A (ja) 荷電粒子線応用装置
US6111253A (en) Transmission electron microscope
JPH0266840A (ja) 電子線測定器
EP2051278A1 (en) Energy filter for cold field emission electron beam apparatus
JP3558325B2 (ja) 銃レンズ及び粒子線装置
EP1067576B1 (en) Energy filter and electron microscope using the same
US20110139978A1 (en) Charged particle beam device, method of operating a charged particle beam device
JP3696827B2 (ja) エネルギーフィルタ
JP3494208B2 (ja) 走査電子顕微鏡
JP3139484B2 (ja) 荷電粒子線顕微方法
JPH10199459A (ja) 電子線装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term