JP2624449B2 - コンデンサの製造方法 - Google Patents

コンデンサの製造方法

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之康 西川
紀行 杉浦
修 赤司
邦雄 大嶋
久明 立原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器・電気機器に
用いられる金属化フィルムコンデンサの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来金属化フィルムコンデンサの製造方
法には大別して、2枚巻フィルムコンデンサと1枚巻フ
ィルムコンデンサの2通りがある。
【0003】2枚巻フィルムコンデンサの中にも次の4
通りがある。 (1) 図6に示すように、誘電体フィルム1の片面に
蒸着法、またはスパッタリング法などにより(以下蒸着
という)蒸着電極2を形成し、金属化した片面金属化フ
ィルム3を2枚重ね合わせて巻回する片面金属化フィル
ムコンデンサの製造方法 (2) 図7に示すように、誘電体フィルム1の両面に
蒸着電極2を蒸着した両面金属化フィルム4と、非金属
化フィルム5を2枚重ね合わせて巻回する両面金属化フ
ィルムコンデンサの製造方法 (3) 図8に示すように、前記片面金属化フィルム3
を2枚重ね合わせて、大きなボビンに巻回した後切断
し、単位コンデンサを得る片面金属化フィルム積層コン
デンサの製造方法 (4) 図9に示すように、前記両面金属化フィルム4
と、非金属化フィルム5を2枚重ね合わせて、大きなボ
ビンに巻回した後切断し、単位コンデンサを得る両面金
属化フィルム積層コンデンサの製造方法 また1枚巻フィルムコンデンサの中にも次の2通りがあ
る。 (1) 図10に示すように両面金属化フィルム4の上
に、ラッカー・コーティング等により誘電体6を形成し
たラッカー・コーティング両面金属化フィルム1枚のみ
を巻回して成るラッカードフィルムコンデンサの製造方
法 (2) 図11に示すように前記ラッカー・コーティン
グ両面金属化フィルム1枚のみを、大きなボビンに巻回
した後切断し単位コンデンサを得るラッカードフィルム
積層コンデンサの製造方法
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな2枚巻フィルムコンデンサの製造方法においては、
2枚の薄膜フィルム(1.5μm〜)を重ね合わせて巻
回するため、2枚の薄膜フィルムのズレ、及び2枚の薄
膜フィルムのテンション等の調整が困難で、熟練を要
し、かつ高速化が困難であった。
【0005】また、ラッカー・コーティング両面金属化
フィルムを用いた1枚巻フィルムコンデンサにおいて
は、巻回時の生産性は、2枚巻フィルムコンデンサより
優れているが、ラッカー・コーティング工程が必要なた
め、トータル的な生産性向上には至っていない。
【0006】本発明は、このような従来の欠点に鑑み、
ラッカー・コーティングせず、しかも1枚の片面金属化
フィルムのみを巻回し、切断することによって、生産性
が高くかつ精度の高いコンデンサの製造方法を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この問題点を解決するた
めに、本発明のコンデンサの製造方法は、接し重なり合
う片面金属化フィルムの端部に、互いに反対側で交互に
くるように蒸着マージン部を形成する工程と、この1枚
の片面金属化フィルムをボビンに巻取り母体コンデンサ
を作る工程と、この母体のコンデンサを切断して単位コ
ンデンサを得る工程とを有するものである。
【0008】
【作用】本発明のコンデンサの製造方法によれば、1枚
のフィルムを巻取った母体コンデンサの断面は、必ず、
接し重なり合う1枚1枚の片面金属化フィルムの蒸着マ
ージン部が互いに反対側の端部に交互にきており、あた
かも二枚巻片面金属化フィルムコンデンサの構造にな
る。
【0009】さらに、この母体コンデンサを切断するこ
とにより、今まで1枚のフィルムで連らなっていた蒸着
電極が、1枚1枚独立した電極となり、片面金属化フィ
ルム積層コンデンサの構造となる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0011】図2は、本発明によるコンデンサの製造方
法の概略図を示す。すなわち、供給ボビン11より供給
された1枚の片面金属化フィルム12は、この幅方向の
両端部においてマージン形成レーザー13により、巻取
ボビン14の1回転分の長さごとに交互に端部の蒸着金
属12aが飛散させられ、蒸着マージン部12bが形成
される。次に、切り欠きレーザー15により蒸着マージ
ン部12bの端部に蒸着マージン幅よりも狭い深さの切
り欠き部12cが複数個設けられる。図1にそのフィル
ムを示している。そして、前記マージン及び切り欠きを
設けたフィルムを巻取ボビン14に巻取り、母体コンデ
ンサ16を得る。母体コンデンサ16の巻取端面に金属
溶射による電極引出部17を形成した後、図3のように
切断し単位コンデンサ18を得る。図4はこの単位コン
デンサ18のフィルムの積層状態を示す図である。
【0012】次に、この一実施例の製造方法における作
用を説明する。1枚の片面金属化フィルム12をマージ
ン形成レーダー13により、巻取ボビン14の1回転分
ごとに端部に蒸着マージン部12bを形成することによ
り、巻取ボビン14に巻取られた母体コンデンサ16の
断面は必ず図2A−A断面のように、接し重なり合う1
枚1枚の片面金属化フィルム12の蒸着マージン部12
bが互いに反対側の端部にきており、あたかも二枚巻片
面金属化フィルムコンデンサの構造になっている。
【0013】さらに、母体コンデンサ16の端面に金属
溶射した後、切断することにより、一枚のフィルムで連
らなつていた蒸着電極12aが、1枚1枚独立した電極
となり、片面金属化フィルム積層コンデンサの構造とな
る。
【0014】なお、切り欠きレーザー15による切り欠
き部12cは、溶射金属と蒸着電極とのコンタクトを得
るために設けている。またこの切り欠き部12cは、図
5のように蒸着マージン部12bの端部を蒸着マージン
幅よりも狭い幅で切り取ってもよい。
【0015】この結果、1枚の片面金属化フィルムのみ
を巻回し、切断するだけでコンデンサの機能を有するた
め、従来の2枚巻フィルムコンデンサの欠点であった2
枚の薄膜フィルムのズレ調整、及びテンション調整が不
要になる。また従来の1枚巻フィルムコンデンサであっ
たラッカードフィルムコンデンサのようなラッカー・コ
ーティングも不要になる。
【0016】このように、作業に熟練を必要とせず、か
つ工程が簡略化することにより自動化が可能となり飛躍
的な生産性向上となる。
【0017】なお、マージン形成方法として、実施例で
は、レーザーによる形成方法を用いたが、これに限るも
のではなく、例えば、蒸着時のマスキング工法による形
成、あるいは蒸着金属を火花放電によって飛散させる工
法等がある。
【0018】また、接し重なりあう片面金属化フィルム
の蒸着マージン部が互いに反対側の端部に交互にくるよ
うにする方法として、実施例では、巻取ボビンの1回転
分の長さごとに端部の蒸着金属を飛散させ蒸着マージン
を形成したが、これに限るものでなく、例えば巻取ボビ
ンの1/(奇数)回転分の長さごとに端部の蒸着金属を
飛散させ蒸着マージンを形成する方法等、接し重なりあ
う金属化フィルムの蒸着マージン部が互いに反対側の端
部に交互にくるようになればよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明は、接し重なりあう
金属化フィルムの蒸着マージン部を互いに反対側の端部
に交互にくるようにマージン部を形成する工程と、この
1枚の片面金属化フィルムをボビンに巻取り母体コンデ
ンサを作る工程と、この母体コンデンサを切断して単位
コンデンサを得る工程とを含む製造方法により、一枚の
片面金属化フィルムのみを巻回し、切断するだけでコン
デンサの機能を有するため、作業に熟練を必要とせず、
かつ工程が簡略化するため、自動化が可能となり、飛躍
的な生産性向上になり、産業界に寄与するところはまこ
とに大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンデンサの片面金属化フィルム
を示す斜視図
【図2】(a)同コンデンサの製造方法の一実施例の概
略図 (b)図2(a)のA−A線で切断した断面図
【図3】本発明のコンデンサの製造方法で、切断し単位
コンデンサを得る工程の概略図
【図4】本発明の一実施例により製造されたコンデンサ
の要部の斜視図
【図5】本発明に用いられる片面金属化フィルムの他の
例を示す斜視図
【図6】従来の片面金属化フィルムコンデンサの要部の
斜視図
【図7】従来の両面金属化フィルムコンデンサの要部の
斜視図
【図8】従来の片面金属化フィルム積層コンデンサの要
部の斜視図
【図9】従来の両面金属化フィルム積層コンデンサの要
部の斜視図
【図10】従来のラッカードフィルムコンデンサの要部
の斜視図
【図11】従来のラッカードフィルム積層コンデンサの
要部の斜視図
【符号の説明】
12 片面金属化フィルム 12a 蒸着金属 12b 蒸着マージン部 12c 切り欠き部 16 母体コンデンサ 17 電極引出部 18 単位コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大嶋 邦雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 立原 久明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−160420(JP,A) 特開 昭50−85855(JP,A) 特公 昭49−7413(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の片面金属フィルムを巻回、切断す
    ることによりコンデンサを製造する製造方法であって、
    前記片面金属化フィルムを巻回した際に、接し重なりあ
    う当該片面金属化フィルムの端部に、互いに反対側で交
    互にくるように蒸着マージン部を形成する工程と、次に
    前記片面金属化フィルムをボビンに巻回して母体コンデ
    ンサを作る工程と、さらにこの母体コンデンサを切断し
    て単位コンデンサを得る工程とからなることを特徴とす
    るコンデンサの製造方法。
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JP2010074113A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Jcc Engineering Co Ltd 電子部品の製造方法及び装置

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