JP2623675B2 - 立軸非自吸式のうず巻ポンプ - Google Patents

立軸非自吸式のうず巻ポンプ

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JP2623675B2
JP2623675B2 JP63099482A JP9948288A JP2623675B2 JP 2623675 B2 JP2623675 B2 JP 2623675B2 JP 63099482 A JP63099482 A JP 63099482A JP 9948288 A JP9948288 A JP 9948288A JP 2623675 B2 JP2623675 B2 JP 2623675B2
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千城 古川
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Fuji Electric Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ケーシングの上部に吐出室を形成して吐出
口を開口し、その吐出室内に位置するようにケーシング
の上端に軸封装置を設け、この軸封装置にモータ軸を貫
通させ、吐出室より下方に延在するモータ軸の下部に羽
根車を取付け、ケーシングの下部に吸込口を開口し、こ
の吸込口から吸い込まれた液体が羽根車によって加圧さ
れて吐出口の吐出口から吐出される立軸非自吸式のうず
巻ポンプに関する。
〔従来の技術〕
立軸形うず巻ポンプは自吸機能の有無によって自吸式
と非自吸式とに分類される。さらに、前者は吐出側に自
吸室を持つものと吸込側に自吸室を持つものとに分類さ
れる。吐出側に自吸室を持つものは、この自吸室が気水
分離作用をするが、自吸室がかなり大きくて小形のポン
プの場合には全体の寸法・重量が大きくなるという傾向
がある。吸込側に自吸室を持つものは、例えば実開昭62
−117298号公報に開示されているように、軸封装置がポ
ンプの吸込側に位置して大気圧より低い圧力下にあるた
め、軸封装置の摺動面をポンプ取扱液体で潤滑すること
が困難であって軸封装置の寿命が短くなりやすい。
そこで、従来、第3図に示すように使用上必ずしも自
吸機能を必要としないものでは、非自吸式として軸封装
置をポンプの吐出側に位置させるものが知られている。
第3図において、吐出ケーシング1aと吸込ケーシング1b
とからケーシング1が形成され、このケーシング1の上
端に設けたメカニカルシール等の軸封装置2にモータ3
の軸4を貫通させ、この軸4の先端に2個の羽根車5が
取付けられている。羽根車5はそれぞれ案内羽根6を設
けた内ケーシング7の中に収められて2段のうず巻ポン
プを形成し、ケーシング1の中に取付けられる。ケーシ
ング1の上部は吐出室8を形成して吐出口9が開口し、
下部は吸込室10を形成して吸込口11が開口し、吸込口11
の配管11aから吸い込まれた液体はポンプで加圧されて
吐出口9の配管9aから吐出される。
この従来のうず巻ポンプは、軸封装置2がポンプの吐
出側に位置するから軸封装置2の摺動面2aにポンプの吐
出圧が加わり、摺動面を通って圧力の低い大気圧側へ極
めて微量のポンプ取扱液体が洩れ、その微量の液体で摺
動面2aを潤滑する。
〔発明が解決しようとする課題〕
第3図に示した従来のうず巻ポンプは軸封装置が吐出
側に位置するので、摺動面2aの微量液体による潤滑とい
うメカニカルシールの本来の機能が生きて、長期間の運
転ができる。
しかし、ポンプ取扱液体中に何らかの原因で空気が混
入していると、吐出側にあっても軸封装置に悪い影響を
与える。何からの原因としては、例えば、配管11aや図
示されていない逆止弁等の付属具の様々な空間、特に逆
U字状の空間における残留空気、吸込側の接続部からの
微量の空気洩れ、吸込管の先端が液面下の浅い位置に開
口する際の液面からのうずによる空気の吸い込み等であ
り、またポンプそのものにおいて始動時に羽根車5、案
内羽根6等に泡のように付着していた空気であり、キャ
ビテーションによる発生ガスである。これらの空気等は
吐出室8内で液体12と共にモータの回転方向に回転する
結果、図示するように比重の小さい空気は軸心近くにと
どまり、液体12と共に吐出口9からなかなか流出しな
い。多少は流出しても前記の空気発生は微量ながら常に
起きるものがあり、結局、軸封装置は常に空気にさらさ
れたままになることが多い。これは軸封装置2の摺動面
の潤滑がないということであって、寿命が短くなる。そ
して、摺動面の摩擦熱はさらに寿命を短くする。さら
に、ポンプの性能の面から見て、吐出室8に圧縮性の空
気が存在することは、この空気の膨張と圧縮を不規則に
繰り返して、ポンプ運転の不安定さやポンプ性能の低下
にもなる。
その解決策として、第3図の吐出ケーシング1aにおい
て、軸封装置4を取付けている上端の取付面から、軸封
装置を囲むような円筒体を設け、その下端から羽根車5
に層のような円板を延ばし、吐出流路を残して再び上端
に延びるようなケーシングの形状とすることも考えられ
る。しかし、ケーシングの形状が複雑になるだけでな
く、軸封装置を囲む円筒体にやはり空気が溜まって前記
と同様の潤滑不良を起こす。円筒体に吐出流路から圧力
水を注入する管を設けるなどもできるが、さらに構造が
複雑になる。
そこで、本発明は、取扱液体に空気が混入しても、吐
出側に設けた軸封装置を常に液体中に置いて潤滑と冷却
とを良好に保ち、残留空気の膨張・収縮によるポンプ性
能の低下と不安定を防ぐことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために、本発明は、冒頭で
述べた種類の立軸非自吸式のうず巻ポンプにおいて、吐
出室内に吐出口と羽根車とを仕切る隔壁を設け、この隔
壁の中央に軸封装置を囲みその内側が連通口をなす円筒
部を形成し、液体が連通口を通り軸封装置の周囲を流れ
て吐出口に向かうようにするものである。
また、同、うず巻ポンプにおいて、吐出室内に吐出口
と羽根車とを仕切る隔壁を設け、この隔壁の全面に連通
口としての多数の小孔を設け、液体が連通口を通り軸封
装置の周囲を流れて吐出口に向かうようにするものであ
る。
〔作用〕
隔壁が吐出室内の高速回転流を初めから生じさせない
作用を示し、常に、ポンプ取扱液体は、連通口として隔
壁に形成した円筒部の内側、又は隔壁の全面に設けた小
孔を通り軸封装置の周囲を流れて吐出口に向かうので、
軸封装置の周囲に空気が滞留することが全くなく、軸封
装置の冷却と潤滑が常に適切に行われる。
〔実施例〕
第1図は本発明の第1実施例を示す断面図てある。こ
の第1図において第3図と同一機能を有するものは同一
符号が付されている。すなわち、吐出ケーシング1aと吸
込ケーシング1bとから成るケーシング1の上端に設けた
軸封装置2に軸4を貫通させて羽根車5を取付け、ケー
シング1の上部に吐出室8を形成して吐出口9を開口
し、ケーシング1の下部に吸込室10を形成して吸込口11
を開口し、羽根車5は案内羽根6を持つ内ケーシング7
に収められてモータ3で駆動される。
そして、第1図においては、隔壁42が吐出室8を軸線
方向に分割している。隔壁42はその円板部が吐出室8を
分割し、中央の円筒部が軸封装置2を囲んで連通口43を
形成している。連通口43から吐出されるポンプ取扱液体
はもはや吐出室8内で回転流を初めから生じないので、
前記従来例のよう軸心近くに空気が滞留することがな
い。従って、軸封装置2の摺動面は充分に潤滑され、冷
却される。
第2図は本発明の第2実施例を示す断面図である。こ
の第2図においては、連通口として、隔壁52の全面に亘
って多数の小孔53が設けられている。
しかして、第1図おける連通口43又は第2図における
小孔53から吐出された液体は、軸封装置の周りに滞留し
易い空気を積極的に排除する。
〔発明の効果〕
本発明においては、吐出口と羽根車とを仕切る隔壁を
設けたので、空気の混入があっても軸封装置が常に良好
な潤滑と冷却を維持して長寿命になるという効果があ
る。また、空気滞留がなくなってポンプ性能が維持され
るという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す断面図、第2図は本
発明の第2実施例を示す断面図、第3図は従来の立軸非
自吸式うず巻ポンプを示す断面図である。 1……ケーシング、2……軸封装置、3……モータ、5
……羽根車、6……案内羽根、8……吐出室、9……吐
出口、11……吸込口、42……隔壁、43……連通口、52…
…隔壁、53……小孔。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングの上部に吐出室を形成して吐出
    口を開口し、その吐出室内に位置するように前記ケーシ
    ングの上端に軸封装置を設け、この軸封装置にモータ軸
    を貫通させ、前記吐出室より下方に延在するモータ軸の
    下部に羽根車を取付け、前記ケーシングの下部に吸込口
    を開口し、この吸込口から吸い込まれた液体が前記羽根
    車によって加圧されて前記吐出室の吐出口から吐出され
    る立軸非自吸式のうず巻きポンプにおいて、前記吐出室
    内に前記吐出口と前記羽根車とを仕切る隔壁を設け、こ
    の隔壁の中央に前記軸封装置を囲みその内側が連通口を
    なす円筒部を形成し、液体が前記連通口を通り前記軸封
    装置の周囲を流れて前記吐出口に向かうようにしたこと
    を特徴とする立軸非自吸式のうず巻ポンプ。
  2. 【請求項2】ケーシングの上部に吐出室を形成して吐出
    口を開口し、その吐出室内に位置するように前記ケーシ
    ングの上端に軸封装置を設け、この軸封装置にモータ軸
    を貫通させ、前記吐出室より下方に延在するモータ軸の
    下部に羽根車を取付け、前記ケーシングの下部に吸込口
    を開口し、この吸込口から吸い込まれた液体が前記羽根
    車によって加圧されて前記吐出室の吐出口から吐出され
    る立軸非自吸式のうず巻きポンプにおいて、前記吐出室
    内に前記吐出口と前記羽根車とを仕切る隔壁を設け、こ
    の隔壁の全面に連通口としての多数の小孔を設け、液体
    が前記連通孔を通り前記軸封装置の周囲を流れて前記吐
    出口に向かうようにしたことを特徴とする立軸非自吸式
    のうず巻ポンプ。
JP63099482A 1988-04-22 1988-04-22 立軸非自吸式のうず巻ポンプ Expired - Lifetime JP2623675B2 (ja)

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JPS52162502U (ja) * 1976-06-04 1977-12-09
JPS53139601U (ja) * 1977-04-09 1978-11-04
JPS5648959Y2 (ja) * 1977-09-12 1981-11-14
JPS60167187U (ja) * 1984-04-13 1985-11-06 株式会社荏原製作所 遠心ポンプ

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