JP2623661B2 - バイポーラ型トランジスタ - Google Patents

バイポーラ型トランジスタ

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JP2623661B2 JP7977688A JP7977688A JP2623661B2 JP 2623661 B2 JP2623661 B2 JP 2623661B2 JP 7977688 A JP7977688 A JP 7977688A JP 7977688 A JP7977688 A JP 7977688A JP 2623661 B2 JP2623661 B2 JP 2623661B2
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邦明 小山
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高速で且つ高電流動作が可能なバイポーラ型
トランジスタに関する。
[従来の技術] 従来、バイポーラ型トランジスタを有する半導体装置
は素子間を電気的に分離する必要から第4図に示すよう
にP型シリコン基板1上にこの基板1とは逆導電型のN-
エピタキシャル層4を成長させ、このエピタキシャル層
4をコレクタ領域として使用し、そのエピタキシャル層
4内にP+型ベース領域7及びN+型エミッタ領域9を形成
する。そして、素子のトランジスタ動作領域とコレクタ
電極との間の直列抵抗を低減するために、エピタキシャ
ル層4と基板1との境界部分にN+型埋込コレクタ層2を
形成し、素子の周囲には絶縁分離領域としてP型チャネ
ルストッパ層3を設けていた。
[発明が解決しようとする課題] 一般的に、バイポーラ型トランジスタを高速化するた
めには、ベース領域7の深さを浅くすることによりキャ
リアの走行距離を短くするのが有効であるが、高電流動
作時にはカーク効果と呼ばれる現象により実効的なベー
ス深さが大きくなってしまうため、コレクタ領域である
エピタキシャル層4内の不純物濃度を高くして上記現象
を抑制することが必要である。
しかしながら、上記ベース領域7の深さを浅くするた
めには、エミッタ及びコレクタ間のパンチスルー等の耐
圧が低くならないようにベース領域7における不純物濃
度を高くする必要がある。また、上述の如く、エピタキ
シャル層4内の不純物濃度を高くするため、コレクタ及
びベース間の接合容量が著しく増えてしまう。このた
め、従来のバイポーラ型トランジスタの構造は、バイポ
ーラ型トランジスタを高速化する上で、大きな欠点を有
するものであった。また、エピタキシャル層4の濃度が
高いことは、素子分離領域のチャネルストッパ層3の濃
度も高くする必要があり、更にMOSトランジスタを形成
する上でも容量が大きくなる。このようにエピタキシャ
ル層4の濃度を高くすることは、バイポーラ型トランジ
スタの高速化に加えて他のデバイスとの複合化の上でも
大きな欠点になっていた。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであっ
て、動作速度が高速化されると共に、高電流動作が可能
のバイポーラ型トランジスタを提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るバイポーラ型トランジスタは、第1導電
型の半導体基板と、この半導体基板上を覆う第2導電型
の半導体層と、この第2導電型半導体層及び半導体基板
の境界部分に選択的に形成された第2導電型の高濃度埋
込コレクタ領域と、前記半導体層に選択的に形成された
第1導電型の第1のベース領域と、この第1のベース領
域の上側に形成された第2導電型のエミッタ領域と、を
有するバイポーラ型トランジスタにおいて、前記エミッ
タ領域直下の前記第1のベース領域が前記高濃度埋込コ
レクタ領域と接するように形成されると共に、前記第1
のベース領域より第1導電型の不純物濃度が低い第2の
ベース領域が前記エミッタ領域直下でない位置に前記第
2導電型埋込コレクタ領域と接して形成され、前記第2
ベース領域の上側には、前記第1のベース領域より第1
導電型の不純物濃度が高い第3のベース領域が形成され
ていることを特徴とする。
[作用] 本発明においては、エミッタ領域の直下の第1のベー
ス領域を高濃度埋込コレクタ領域と接するように形成
し、この第1のベース領域より第1導電型の不純物濃度
が低い第2のベース領域がエミッタ領域と直下でない位
置に前記埋込コレクタ領域と接して形成され、第1のベ
ース領域より第1導電型の不純物濃度が高い第3のベー
ス領域が第2のベース領域の上側に形成されている。
このように、低濃度の第2のベース領域が高濃度埋込
コレクタ領域と接するから、ベース・コレクタ間の容量
が低減される。また、第3のベース領域を高濃度にする
ことができるため、ベース抵抗値が低くなる。更に、第
1のベース領域が高濃度埋込コレクタ領域と接している
ため、所謂カーク効果を抑制することができる。従っ
て、本発明においては、バイポーラ型トランジスタの高
速化及び高電流化が可能である。
[実施例] 次に、本発明の実施例について添付の図面を参照して
説明する。
第1図は本発明の実施例に係るバイポーラ型トランジ
スタを示す縦断面図である。
P型シリコン基板1上にN+型埋込コレクタ層2が設け
られ、それに接してP-型ベース領域6とP+型ベース領域
7が形成されている。そして、P-型ベース領域6上にP
++型ベース領域8が形成されており、P+型ベース領域7
上にはN+型エミッタ領域9が形成されている。また、こ
の素子形成領域を囲むようにして、絶縁分離領域として
P型チャネルストッパ層3が設けられている。
このように構成されたバイポーラ型トランジスタにお
いては、N+型エミッタ領域9の直下のP+型ベース領域7
より低濃度のP-型ベース領域6をN+型埋込コレクタ層2
と接するようにして設けたから、ベース・コレクタ間の
容量を低減することができる。
また、低濃度のP-型ベース領域6の上には、高濃度P
++型ベース領域8を配設したから、ベース抵抗が低下す
る。
更に、N+型エミッタ領域9の直下のP+型ベース領域7
が高濃度のN+型埋込コレクタ層2と接触しているため、
所謂カーク効果が抑制され、高速化及び高電流化された
動作が可能である。
次に、上述のバイポーラ型トランジスタの製造方法に
ついて説明する。
第2図はこの製造方法を工程順に示す断面図である。
先ず、第2図(a)に示すように、P型シリコン基板1
上に夫々例えば、ひ素及びボロンをイオン注入してN+
埋込コレクタ層2及びP型チャネルストッパ層3を形成
する。
次いで、第2図(b)に示すように、N-型エピタキシ
ャル層4を成長させ、フォトレジスト11をマスクにして
エミッタ及びコレクタ形成領域以外の部分に、例えば、
ボロンのイオン注入によりP-型ベース領域6を形成す
る。
次に、第2図(c)に示すように、通常のLOCOS法に
より酸化膜5を形成した後、ベース領域を形成する領域
以外の部分を被覆するフォトレジスト11を被着し直す。
そして、例えば、ボロンのイオン注入により、先のP-
ベース領域6よりも浅くて濃度が高いP++型ベース領域
8及びP+型ベース領域7を形成する。
その後、第2図(d)に示すように、新たに形成し直
したフォトレジスト11をマスクとして、例えば、ヒ素の
イオン注入により、P+型ベース領域7の表面側にN+型エ
ミッタ領域9を形成する。次いで、酸化膜5に通常のコ
ンタクトを開口し、金属電極10の配線層を形成すること
により、第1図に示した構造のバイポーラ型トランジス
タが得られる。
第3図(a)乃至(d)は上述の構造を有するバイポ
ーラ型トランジスタの他の製造方法を工程順に示す断面
図である。第3図(a)に示すように、P型シリコン基
板1上にN+型埋込コレクタ層2及びP型チャネルストッ
パ層3を形成するために、第2図(a)に示す工程と同
様にして、夫々ヒ素及びボロンのイオン注入を基板表面
に行う。
次いで、第3図(b)に示すように、N-型エピタキシ
ャル層4を形成した後、通常のLOCOS法により酸化膜5
を形成する。
その後、第3図(c)に示すように、エミッタ及びコ
レクタ形成領域以外をフォトレジスト11によりマスク
し、例えば、イオン注入エネルギが低くて高濃度のボロ
ンのイオン注入と、イオン注入エネルギが高くて低濃度
のボロンのイオン注入とを行うことにより、P-型ベース
領域6及びP++型ベース領域8を形成する。
次いで、第3図(d)に示すように、エミッタ形成領
域が開口したフォトレジスト11を新たに形成し、このフ
ォトレジスト11をマスクにしてエミッタ形成領域に、第
3図(c)の工程における2種類のボロンイオン注入濃
度の中の濃度でボロンをイオン注入することにより、P+
型ベース領域7を形成する。しかる後、例えば、ヒ素の
イオン注入により浅いN+型エミッタ領域9を形成する。
このような方法をとることにより、本発明の実施例に係
るバイポーラ型トランジスタを製造することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、エミッタ領域直
下の第1のベース領域の濃度よりも低濃度の第2のベー
ス領域を高濃度埋込コレクタ層と接するように設けてベ
ース・コレクタ間の容量を低減すると同時に、その低濃
度の第2のベース領域の上の第3のベース領域の濃度を
高くすることができるため、ベース抵抗値が低くなる。
また、前記エミッタ領域下の第1のベース領域が高濃度
の埋込コレクタ層と接しているため、所謂カーク効果現
象を抑制することができるから、本発明によれば、高速
化及び高電流化が可能のバイポーラ型トランジスタを得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るバイポーラ型トランジス
タを示す縦断面図、第2図(a)乃至(d)は本発明の
実施例に係るバイポーラ型トランジスタを製造する方法
を工程順に示す断面図、第3図(a)乃至(d)は同じ
く他の製造方法を工程順に示す断面図、第4図は従来の
バイポーラ型トランジスタを示す断面図である。 1;P型シリコン基板、2;N+型埋込コレクタ層、3;P型チャ
ネルストッパ層、4;N-エピタキシャル層、5;酸化膜、6;
P-型ベース領域、7;P+型ベース領域、8;P++型ベース領
域、9;N+型エミッタ領域、10;金属電極、11;フォトレジ
スト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の半導体基板と、この半導体基
    板上を覆う第2導電型の半導体層と、この第2導電型半
    導体層及び半導体基板の境界部分に選択的に形成された
    第2導電型の高濃度埋込コレクタ領域と、前記半導体層
    に選択的に形成された第1導電型の第1のベース領域
    と、この第1のベース領域の上側に形成された第2導電
    型のエミッタ領域と、を有するバイポーラ型トランジス
    タにおいて、前記エミッタ領域直下の前記第1のベース
    領域が前記高濃度埋込コレクタ領域と接するように形成
    されると共に、前記第1のベース領域より第1導電型の
    不純物濃度が低い第2のベース領域が前記エミッタ領域
    直下でない位置に前記第2導電型埋込コレクタ領域と接
    して形成され、前記第2ベース領域の上側には、前記第
    1のベース領域より第1導電型の不純物濃度が高い第3
    のベース領域が形成されていることを特徴とするバイポ
    ーラ型トランジスタ。
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