JP2622715B2 - 皮膚清浄清拭剤組成物 - Google Patents
皮膚清浄清拭剤組成物Info
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- JP2622715B2 JP2622715B2 JP63093238A JP9323888A JP2622715B2 JP 2622715 B2 JP2622715 B2 JP 2622715B2 JP 63093238 A JP63093238 A JP 63093238A JP 9323888 A JP9323888 A JP 9323888A JP 2622715 B2 JP2622715 B2 JP 2622715B2
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- Japan
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- buffer
- phosphate
- water
- wiping
- phosphoric acid
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、トイレットペーパーに含浸、塗布して用い
る肛門周辺部の清浄・清拭剤に関する。さらに詳しくは
本発明は、便後、通常のトイレットペーパー等を***物
を拭き取ったあとの肛門周辺部に残存する汚れを除去し
易く、また、摩擦による皮膚の損傷、あるいは拭き取り
時の痛みを軽減し、肛門周辺部を清潔に保持することに
より痔疾、かぶれ、かゆみ、その他の肛門周辺部の諸症
状の悪化を防止する清浄・清拭剤に関する。
る肛門周辺部の清浄・清拭剤に関する。さらに詳しくは
本発明は、便後、通常のトイレットペーパー等を***物
を拭き取ったあとの肛門周辺部に残存する汚れを除去し
易く、また、摩擦による皮膚の損傷、あるいは拭き取り
時の痛みを軽減し、肛門周辺部を清潔に保持することに
より痔疾、かぶれ、かゆみ、その他の肛門周辺部の諸症
状の悪化を防止する清浄・清拭剤に関する。
従来の技術および課題 排便後、肛門周辺部を充分清浄とするには、近年、温
水清浄器などが使用されつつあるものの、その設備費が
高いことから、未だ普及するに至らず、一般にはトイレ
ットペーパーが用いられている。
水清浄器などが使用されつつあるものの、その設備費が
高いことから、未だ普及するに至らず、一般にはトイレ
ットペーパーが用いられている。
しかしながら、トイレットペーパーを用いて充分な肛
門周辺部の清浄を行うことは困難であり、またトイレッ
トペーパーは摩擦により敏感な肛門周辺部の皮膚を刺激
するため、幼児など皮膚の弱い者にとっては好ましくな
く、特に痔疾等の肛門周辺部に疾患を有する場合は症状
の悪化をきたす。
門周辺部の清浄を行うことは困難であり、またトイレッ
トペーパーは摩擦により敏感な肛門周辺部の皮膚を刺激
するため、幼児など皮膚の弱い者にとっては好ましくな
く、特に痔疾等の肛門周辺部に疾患を有する場合は症状
の悪化をきたす。
このような問題を解決するため、トイレットペーパー
の使用時、これに清拭剤を塗布してから使用することが
提案されており、例えば、オイル成分を主成分とした肛
門周辺部の清拭剤（特開昭59−225111号）も開示されて
いる。しかしながら、このような清拭剤は、使用時にオ
イルのべたつき感があり、またその清拭効果も十分とは
いえない。
の使用時、これに清拭剤を塗布してから使用することが
提案されており、例えば、オイル成分を主成分とした肛
門周辺部の清拭剤（特開昭59−225111号）も開示されて
いる。しかしながら、このような清拭剤は、使用時にオ
イルのべたつき感があり、またその清拭効果も十分とは
いえない。
本来、肛門周辺部の清拭剤としては、拭き取り時の感
触及び十分な清拭効果という点から、水を主成分とする
ことが望ましいが、一般に水を主成分とした清浄清拭剤
は、トイレットペーパーの強度を低下させる。このよう
な欠点を解決すると共にソフトな使用感と優れた清拭効
果を得るため、起泡力優れた水溶性シリコーンおよびア
ルコールを水に配合した清拭剤（特開昭62−242611号）
も提案されている。
触及び十分な清拭効果という点から、水を主成分とする
ことが望ましいが、一般に水を主成分とした清浄清拭剤
は、トイレットペーパーの強度を低下させる。このよう
な欠点を解決すると共にソフトな使用感と優れた清拭効
果を得るため、起泡力優れた水溶性シリコーンおよびア
ルコールを水に配合した清拭剤（特開昭62−242611号）
も提案されている。
しかしながら、このような水溶性シリコーンは容易に
加水分解し、分離、濁り、変臭、起泡力の低下などが生
じ、また、かかる加水分解を防止するためにバッファー
を使用してpH調整をすると、製剤をエアゾール缶に入れ
た場合、缶の内面が腐食する。
加水分解し、分離、濁り、変臭、起泡力の低下などが生
じ、また、かかる加水分解を防止するためにバッファー
を使用してpH調整をすると、製剤をエアゾール缶に入れ
た場合、缶の内面が腐食する。
課題を解決するための手段 本発明者らは、このような問題点を解決するために鋭
意研究した結果、水溶性シリコーンと、リン酸系pH緩衝
剤とを組み合わせてエアゾール製剤とすることにより、
水溶性シリコーンの加水分解と、エアゾール容器の内面
腐食とがいずれも効果的に防止されることを見いだし、
本発明を完成するに至った。
意研究した結果、水溶性シリコーンと、リン酸系pH緩衝
剤とを組み合わせてエアゾール製剤とすることにより、
水溶性シリコーンの加水分解と、エアゾール容器の内面
腐食とがいずれも効果的に防止されることを見いだし、
本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は水溶性シリコーンおよびリン酸系
pH緩衝剤を含有するpH5〜９の水性液であって、エアゾ
ール製剤の形態をなすことを特徴とする皮膚清浄・清拭
剤組成物を提供するものである。
pH緩衝剤を含有するpH5〜９の水性液であって、エアゾ
ール製剤の形態をなすことを特徴とする皮膚清浄・清拭
剤組成物を提供するものである。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明において用いられる水溶性シリコーンは、疎水
基がジメチルシリコーンオイルで親水基がポリエーテル
で構成されたものであり、具体的にはジメチルシロキサ
ン・メチル（ポリオキシエチレン）シロキサン共重合
体、ジメチルシロキサン・メチル（ポリオキシエチレ
ン）シロキサン・メチル（ポリオキシプロピレン）シロ
キサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル（ポリオ
キシプロピレン）シロキサン共重合体等が挙げられる。
基がジメチルシリコーンオイルで親水基がポリエーテル
で構成されたものであり、具体的にはジメチルシロキサ
ン・メチル（ポリオキシエチレン）シロキサン共重合
体、ジメチルシロキサン・メチル（ポリオキシエチレ
ン）シロキサン・メチル（ポリオキシプロピレン）シロ
キサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル（ポリオ
キシプロピレン）シロキサン共重合体等が挙げられる。
これらの水溶性シリコーンは、発泡性や使用感の面か
ら0.1〜30重量％、好ましくは0.1〜10重量％配合され
る。
ら0.1〜30重量％、好ましくは0.1〜10重量％配合され
る。
また、リン酸系pH緩衝剤としては、各種のリン酸と塩
基の組み合わせが挙げられるが、例えばリン酸＋水酸化
ナトリウム、リン酸＋水酸化カリウム、リン酸二水素カ
リウム＋リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素カリウ
ム＋炭酸水素ナトリウム等の組み合わせが挙げられる。
基の組み合わせが挙げられるが、例えばリン酸＋水酸化
ナトリウム、リン酸＋水酸化カリウム、リン酸二水素カ
リウム＋リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素カリウ
ム＋炭酸水素ナトリウム等の組み合わせが挙げられる。
これらのリン酸系pH緩衝剤の代表的な調製例として
は、つぎのようなものが挙げられる。
は、つぎのようなものが挙げられる。
これら緩衝剤の配合量は、有効性および皮膚刺激性の
面から0.001〜10重量％、好ましくは0.005〜５重量％が
採用される。
面から0.001〜10重量％、好ましくは0.005〜５重量％が
採用される。
水溶性シリコーン水溶液をリン酸系pH緩衝剤を用いて
pH調整した原液をエアゾール容器に充填してエアゾール
製剤とするために用いられる噴射剤としては、各種フロ
ンガスおよびLPG等が挙げられる。原液：噴射剤の混合
比は、重量比で99:1〜60:40、好ましくは、95:5〜80:20
の範囲が採用される。
pH調整した原液をエアゾール容器に充填してエアゾール
製剤とするために用いられる噴射剤としては、各種フロ
ンガスおよびLPG等が挙げられる。原液：噴射剤の混合
比は、重量比で99:1〜60:40、好ましくは、95:5〜80:20
の範囲が採用される。
実施例 つぎに本発明を実施例にもとづき、さらに具体的に説
明する。得られた組成物はつぎの方法および基準により
評価した。
明する。得られた組成物はつぎの方法および基準により
評価した。
pH ：ガラス電極式水素イオン濃度計（東亜電波工業
社製） 外観 ：目視により判定 匂い ：○ 異臭なし △ 異臭若干あり × 異臭明らかにあり 発泡性：○ 良好 △ 発泡はするが、泡状態が悪い × 発泡せず （発泡試験は、実施例１及び比較例１〜３で使用した試
験液93％、LPG7％をエアゾール容器に充填したものを使
用した。） 缶内面：○ 異状なし △ 若干の腐食傾向あり × 腐食あり 実施例１および比較例１〜３ 下記の組成に基づき、清浄剤組成物を調製した。結果
を第１表に示す。成分 重量％ ジメチルシロキサン・メチル（ポリオキシエチ レン）シロキサン共重合体 1.0 ポリエチレングリコール300 3.0 エタノール 5.0 ph緩衝剤（下記に示す） 適 量水 残 部 合 計 100 （使用pH緩衝剤） 実施例1:リン酸系pH緩衝剤（85％リン酸0.3％＋水素化
ナトリウム0.1％） 比較例1:クエン酸系pH緩衝剤 クエン酸（１水和物）0.025％＋クエン酸３ナトリウム
（２水和物）0.5％ 比較例2:トリエタノールアミン0.006％ 比較例3:pH緩衝剤無配合 実施例２および比較例４ 下記の組成に基づき、清浄剤を調製した。結果を第２
表に示す。成分 重量％ ジメチルシロキサン・メチル（ポリオキシエチ レン）シロキサン共重合体 3.0 ポリエチレングリコール300 3.0 エタノール 5.0 ph緩衝剤（下記に示す） 適 量水 残 部 合 計 100 （使用pH緩衝剤） 実施例2:リン酸系pH緩衝剤 （85％リン酸0.3％＋水酸化ナトリウム0.1％） 比較例4:クエン酸系pH緩衝剤 （クエン酸（１水和物）0.03％＋クエン酸３ナトリウム
（２水和物）0.5％） 上記原液とLPGを93:7（重量比）の混合比でアルミ缶
容器（エポキシフェノール樹脂シングルコート）に充填
して、エアゾール製剤とした。
社製） 外観 ：目視により判定 匂い ：○ 異臭なし △ 異臭若干あり × 異臭明らかにあり 発泡性：○ 良好 △ 発泡はするが、泡状態が悪い × 発泡せず （発泡試験は、実施例１及び比較例１〜３で使用した試
験液93％、LPG7％をエアゾール容器に充填したものを使
用した。） 缶内面：○ 異状なし △ 若干の腐食傾向あり × 腐食あり 実施例１および比較例１〜３ 下記の組成に基づき、清浄剤組成物を調製した。結果
を第１表に示す。成分 重量％ ジメチルシロキサン・メチル（ポリオキシエチ レン）シロキサン共重合体 1.0 ポリエチレングリコール300 3.0 エタノール 5.0 ph緩衝剤（下記に示す） 適 量水 残 部 合 計 100 （使用pH緩衝剤） 実施例1:リン酸系pH緩衝剤（85％リン酸0.3％＋水素化
ナトリウム0.1％） 比較例1:クエン酸系pH緩衝剤 クエン酸（１水和物）0.025％＋クエン酸３ナトリウム
（２水和物）0.5％ 比較例2:トリエタノールアミン0.006％ 比較例3:pH緩衝剤無配合 実施例２および比較例４ 下記の組成に基づき、清浄剤を調製した。結果を第２
表に示す。成分 重量％ ジメチルシロキサン・メチル（ポリオキシエチ レン）シロキサン共重合体 3.0 ポリエチレングリコール300 3.0 エタノール 5.0 ph緩衝剤（下記に示す） 適 量水 残 部 合 計 100 （使用pH緩衝剤） 実施例2:リン酸系pH緩衝剤 （85％リン酸0.3％＋水酸化ナトリウム0.1％） 比較例4:クエン酸系pH緩衝剤 （クエン酸（１水和物）0.03％＋クエン酸３ナトリウム
（２水和物）0.5％） 上記原液とLPGを93:7（重量比）の混合比でアルミ缶
容器（エポキシフェノール樹脂シングルコート）に充填
して、エアゾール製剤とした。
第１表および第２表より明らかなごとく、リン酸系pH
緩衝剤を配合したもののみ水溶性シリコーンの加水分解
とエアゾール缶の内面腐食が共に防止される。
緩衝剤を配合したもののみ水溶性シリコーンの加水分解
とエアゾール缶の内面腐食が共に防止される。
発明の効果 本発明洗清浄拭剤は、トイレットペーパーの強度を低
下させることなく、拭き取り時に良好な感触及び十分な
清拭効果を与え、しかも水溶性シリコーンの加水分解
と、エアゾール容器の内面腐食とをいずれも効果的に防
止する。
下させることなく、拭き取り時に良好な感触及び十分な
清拭効果を与え、しかも水溶性シリコーンの加水分解
と、エアゾール容器の内面腐食とをいずれも効果的に防
止する。
Claims (2)
- 【請求項１】水溶性シリコーンおよびリン酸系pH緩衝剤
を含有するpH5〜９の水性液であって、エアゾール製剤
の形態をなすことを特徴とする皮膚清浄拭剤組成物。 - 【請求項２】リン酸系pH緩衝剤が、リン酸および水酸化
ナトリウム；リン酸および水酸化カリウム；リン酸二水
素カリウムおよびリン酸水素二ナトリウム；あるいはリ
ン酸二水素カリウムおよび炭酸水素ナトリウムのいずれ
かである前記請求項（１）の清浄清拭剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63093238A JP2622715B2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 皮膚清浄清拭剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63093238A JP2622715B2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 皮膚清浄清拭剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01265019A JPH01265019A (ja) | 1989-10-23 |
| JP2622715B2 true JP2622715B2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=14076950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63093238A Expired - Lifetime JP2622715B2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | 皮膚清浄清拭剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2622715B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3556415B2 (ja) * | 1996-11-07 | 2004-08-18 | 花王株式会社 | 水解紙 |
| CN1083270C (zh) * | 1996-12-05 | 2002-04-24 | Lg化学株式会社 | 含有牛膝或榆白皮提取物的口腔用组合物 |
| JP3935253B2 (ja) * | 1997-12-15 | 2007-06-20 | 株式会社ヤクルト本社 | 尿素配合皮膚化粧料 |
| JP2001302495A (ja) * | 2000-04-17 | 2001-10-31 | Frontier:Kk | 皮膚洗浄剤および皮膚洗浄用品 |
| US9949902B2 (en) | 2012-06-29 | 2018-04-24 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Stable emulsion for prevention of skin irritation and items using same |
| US9511006B2 (en) | 2012-06-29 | 2016-12-06 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Dispersible moist wipe with emulsion for prevention of skin irritation |
| US9393197B2 (en) | 2012-06-29 | 2016-07-19 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Stable emulsion for prevention of skin irritation and articles using same |
-
1988
- 1988-04-15 JP JP63093238A patent/JP2622715B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01265019A (ja) | 1989-10-23 |
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