JP2622406B2 - ホース及び継手組立体 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の属する技術分野） 本発明はホース継手組立体に関し、特に流体用強化ホ
ースの取り外し可能かつ再使用可能な継手組立体に関す
る。

（先行技術） 米国特許第3,752,506号に強化ホース用の継手組立体
が開示されている。この組立体は流体密封内管と外部円
筒状補強物とを有する強化ホースとともに流体に対する
シールを形成する。この発明により開示された継手組立
体は、リップ状シールの取り外し及び再使用が可能な形
式のものであり、流体密封管内に受け入れられるニップ
ルを備える。このニップルはまたこれと一体の大直径部
分、及び円筒状部分と接続する段付部を持ち、大直径部
分の外面には軸方向で段付部に近い所に環状のＯリング
用凹所が設けられる。前記外面上には段付部から軸方向
で間隔をおき環状の連結用ワイヤーの凹所が設けられ
る。外面ねじを持ったスイベルアダプターが備えられ、
このアダプターは、スリーブ部分の内径と同じ内径を持
ちかつ内側の段付部を形成するナット部分を有する。ナ
ット部分の内径はニップルの大直径部分の外径よりごく
わずか大きく大直径部分をぴたりと受け入れ、またナッ
ト部分の内面には環状の連結ワイヤー用凹所を有する。
ワイヤー連結具は環状のワイヤー用凹所内に配され、整
合したときアダプターとニップルとの軸方向の相対運動
は防ぐが両者間の相対回転運動は許す。ＯリングがＯリ
ング用の凹所内に配され、ソケットはその内部にアダプ
ターのスリーブ部分及びニップルの細長い円筒状部分を
受け入れる。ソケットは一方の端部に内ねじ部分を有し
アダプターとねじ接合する。ソケットの中間部の内径は
アダプターのスリーブ部分の外径より大きく第２の環状
空間を形成しホースの外部筒状補強物と内側管体の一部
とを受け入れる。アダプターの残りの部分の直径は軸方
向で先細にされ、また補強物をつかむ手段を備え、これ
によりソケットがスリーブとのねじ結合により軸方向で
前進させられるとホースの内管の一部をスリーブとニッ
プルの間の環状空間内に押し込み、更にホースの内管の
一部と補強物とをスリーブとソケットの間の第２の環状
空間内に押し込む。

前記特許に開示された継手組立体においては、部品の
回転によるある程度の不整合は補償されるが、長手方向
の調整はできない。そこで、前記特許のスイベル組立体
のニップルがその長手軸方向で前後に動きホースの最終
組立品の長さの調整ができるようにしたい要求がある。
回転方向及びある範囲の長さ方向の調整の組み合わせは
多くの不整合の問題を補償できるので、かかる特許は前
記特許の継手組立体を多能化することができる。

（発明の要約） 強化ホース用の改良された継手組立体を提供すること
が本発明の目的である。

ホース組立体の不整合を補償するために部品の回転方
向の相互関係とともにある程度の長手方向の調整の可能
な継手組立体を提供することが本発明の別の目的であ
る。

これらの目的は、流体密封内管と外部補強物とを有す
る強化ホース用の調整可能かつ取り外し可能な継手組立
体を提供することにより達成される。本組立体は、管の
中に挿入しうるニップル及び前記ニップルを取り囲むが
これと間隔をあけられたスリーブを有し、前記スリーブ
の切断用エッジが管構成物を切断し、管の切断された一
方の部分はスリーブとニップルとの間の空間を満たし、
管の切断されたもう一方の部分と補強物とはスリーブの
外面とこれにねじ結合されたソケットとの間の空間を満
たす。スリーブはニップルのまわりを回転しかつニップ
ルに対して長手方向に調整可能であると同時にスリーブ
とニップルとの連結を保持する。これにより不整合の補
償ができる。

（好ましい実施例の説明） 第１図には、強化ホース用の流体密封継手組立体10が
示される。組立体10は、ニップル11、スイベルアダプタ
ー12、及びソケット13を有する。ニップル11はエルボ体
14の一部であり、貫通孔15がニップル11及びエルボ体14
を通って延びる。エルボ体14は端部16において外向きに
広がる開口で端末となる（第２図）。端部16には連結用
部材17が回転可能に取付けられる。この取付けは、端部
16の付近でエルボ体の外面に環状の溝18を設け更に連結
用部材17の内壁面に同様な向い合った環状の溝19を設け
ることにより達成される。エルボ体の端部16は、その外
径がエルボ体14のその他の部分の外径よりも小さく、溝
18が設けられる細い区域20を形成している。こうして段
付部21が形成され、連結用部材17をここに押し付けるこ
とができる。連結用部材17の内部はねじ区画22にねじが
設けられ、向かい合いの溝18、19内にはワイヤー部材23
が配される。よく知られているように、このワイヤー部
材23は連結用部材17の外面に開口する部材17の穴（第２
図の穴24）を通って延び、ワイヤー部材23の端末はここ
で終わる。連結用部材17の外観は第２図に面25が見える
ようなナットである。以上のようにして、連結用部材17
はエルボ体14に対して回転はできるが軸方向には動けな
いようにかつ外れないように取り付けられる。

ニップル11は滑らかな先端27を有する細長い一般的に
円筒状の部分26を備える。更にニップル11は一体の太い
円筒状部分28を備える。この部分の外径は部分26の外径
よりは大きいが、内径は部分26と同じである。部分26と
28の境界に段付部29が形成される。部分28の外面には環
状のＯリング用凹所30が設けられる。

スイベルアダプター12は鋭い先端部32を持った円筒状
のスリーブ部分31を備える。スリーブ部分31の内径は、
ニッペル11の細長い円筒部分26の外径よりも大きい。ス
リーブ部分31の外面には外ねじ33が設けられる。

スイベルアダプター12は更にこれと一体の六角形のナ
ット部分34を備える（第２図）。ナット部分34の内径は
スリーブ部分31の内径よりも大きく、両者の境界に段付
部35が形成される。第１図に見られるように、スイベル
アダプター12のスリーブ部分31の内面とニップル11の円
筒状部分26の外面との間には環状の空間36が形成され
る。部品が組み合わされスイベルアダプター12が第１図
の位置におかれたとき、Ｏリング37′がニップル11の環
状凹所30内に配される。

組立体10は更にソケット13を備え、このソケットはス
イベルアダプター12の外ねじ33と組み合うねじ38のある
内ねじ部分37を持つ。ねじ部分37の外面は普通の六角ナ
ット39を形成し（第２図）、ソケット13をスイベルアダ
プター12にしっかり取り付けることができる。ソケット
13は更に中間部40を有し、第１図にようにソケット13が
スイベルアダプター12上にねじ込まれたとき、アダプタ
ー12のスリーブ部分31の外面とソケットの中間部40の内
面との間に環状の凹所41が形成される。ソケット13はま
た軸方向で先に行くに従って外径が細くなる部分42を有
し、この部分は第３図に見られかつ後で更に説明するよ
うにホース44の外側補強物をつかむつかみ用手段43を備
える。つかみ用手段43の後方でソケット13の内径は再び
大きくなり、継手組立体が使用されるさいにホースを受
け入れる。

本発明の特別な意図により、長手方向の限定運動及び
軸方向回転の手段45が提供され、組立体10のある限度内
の長手方向の調整及びニップル11に対するスイベルアダ
プター12の回転可能な連結の両者が可能となる。かかる
手段45はナット部分34の内面47上の環状の溝または凹所
46を備え、その中に連結用ワイヤー部材48を受け入れ
る。このワイヤー部材は、公知のようにスイベルアダプ
ター12のナット34の適切な穴を通って挿入され、その端
末49はナット部分34の外面の開口50で終わる（第２
図）。

手段45は直径の大きな部分28の外面に形成された長い
環状の溝51を備える。段付部52、53は溝51の軸方向限界
を形成しワイヤー部材48のストッパーとして作用する。
即ち、エルボ体14及び連結用部材17は、スイベルアダプ
ター12及びこれと組み合った部品に関して長手方向及び
軸方向に調整可能である。これにより段付部52、53の間
の部品の限定された範囲内の軸方向調整が提供される。
同時に、スイベルアダプター12はニップル11に対して軸
方向で封止され、一方、アダプター12はニップル11に対
して回転可能である。以上のようにして、ここに明らか
にされた改良された継手組立体10は、不整合を補償する
ため部品の回転と限定された軸方向の調整の両者を可能
とする極めて効果の多いものである。

次に第３図及び第４図を参照すれば次のようなことが
理解されるであろう。即ち、継手組立体10の組立のさい
は、第１にホース44（ゴム又は弾性体の内管54と普通の
ワイヤー編組の補強物55とを有する）の端部にソケット
13をかぶせ、ホースの前端をソケット13の空間41内に延
ばす。このとき、ソケット13及びホース44はニップル11
及びスイベルアダプター12と組み合う正しい位置におか
れる。

第３図で最もよく分かるように、組み立てのさい、ニ
ップル11の細長の小直径円筒部分26はホース内管54内に
挿入される。ニップルの部分26の外径は内管54の内径よ
りごくわずかしか大きくないので、ニップル11はホース
44内に自由ではあるがぴたりと差し込まれる。ソケット
38のねじがスイベルアダプター12の外ねじ33と組み合い
始めると、第３図に見られるようにスイベルアダプター
12の鋭い前端32がホース44の内管54の前面と組み合う。
ねじ締め作業中、スイベルアダプター12がソケット13に
対して回転させられると、スイベルアダプター12の前端
32はその回転運動によりホースの前面に切り込んで第４
図に示されるように内側と外側のフラップを形成する。
内側フラップは環状空間36を完全に満たし、外側フラッ
プは外側の筒状補強物とともにソケット13の中間部分40
内並びにホースつかみ手段を形成する溝56内に外向きに
押し広げられる。ニップルの部分26の外面とホースの内
管54の内面との圧着面に沿ってリップ状シールが形成さ
れ、これが第１のシールを形成することが明らかになっ
たであろう。このシールを通過したいかなる流体もＯリ
ング37′の効果により継手組立体により封止される。Ｏ
リングは継手組立体の一方の端部における第２の、若し
くは補足的なシールを形成する。更に、ホース44の端部
に切り込まれた内側及び外側のフラップと組み合うスイ
ベルアダプター12のスリーブ部分の内面及び外面の両者
もまた継手のもう一方の端部における第２のシールを形
成することはいうまでもない。

手段45は部品に限定された範囲内の長手方向調整を許
し、従ってエルボ体14とソケット13との間の寸法を長手
方向で調節でき、かつスイベルアダプター12とこれにね
じ結合されたソケット13とが回転できるような気密連結
が提供される。これにより多少の不整合及び／又はホー
スの差異を迅速かつ容易に吸収することができる。

以上の第１図ないし第４図の実施例では鍛造のエルボ
部を有するニップルを示した。第５図（第１図ないし第
４図の実施例と同様な部品は同じ参照番号を持つ）に見
られる継手組立体57はエルボ部59と一体に形成されたニ
ップル58を持つ。エルボ部59とニップル58とは直角に曲
げられた普通の金属管を備え、その一方の端部はニップ
ル58を形成し他方の端部は連結用のめす部材60に回転可
能に連結される。

スイベルアダプター12及びソケット13はさきの２種の
実施例のものと同様であるが、ニップル58は製作方法が
異なる。即ち、エルボ部及びニップルを形成する管を曲
げるより前に、管壁を薄くして小直径とし細長い実質的
に円筒状の部分26を形成し、幾分太い部分61を形成す
る。完全な大直径部分62を形成するには、環状のバンド
63を管のニップル部分上に置いて部分61の直径を増加す
る必要がある。このバンドの一端は管の太い部分61と細
長い部分26との境界に形成された段付部と軸方向で揃う
ように配される。次いで環状バンド63は例えば64におい
てろう付け又はその他により管の部分61に永久的に固定
され、完全な大直径部分62を形成する。環状バンド63に
は、その外面上にＯリング37′とワイヤー連結具48を受
け入れる環状凹所30と溝51とが設けられるのはいうまで
もない。継手組立体は、第１図ないし第４図のような機
械加工された鍛造エルボを用いてもよく、また普通の管
材を機械加工し第５図のように大直径部分62を形成する
環状バンドをろう付けしてもよいことが明らかになった
であろう。

第５図の実施例の継手組立体の組み立てと作動とは第
１図ないし第４図に示された実施例と同じであり、その
更に詳細な説明は不必要と考えられる。

第６図には本発明の更に別の実施例が示される。この
実施例においても、第１図ないし第４図の実施例と同様
な部品は同じ番号で示される。第６図には、ニップル6
6、スイベルアダプター12、ソケット（図示せず）、及
び連結用部材67を有する直線状の継手組立体65の一部分
が示される。本実施例のニップル66はエルボ部を持たず
連結用部材67に直接取り付けられる。ニップル66の後端
には大直径部分68が設けられ、その内径はニップルのそ
の他の部分の内径と同じであり、またその後端は外広が
りの開口部である。大直径部分68は中間直径部分28と接
し外側の段付部69を形成する。継手組立体をを完成させ
る連結用めす部材67は、第６図に示される実施例におい
ては、連結用おねじと組み合うようにされた内ねじ70の
ある普通の六角の外面を有する部材を備える。部材67の
前半部は内径がニップル60の大直径分68の外径よりわず
か大きく、またその最前端の開口部71の直径はニップル
66の中間直径部分28よりわずか大きく、ニップル66の外
側段付部69と契合する内側段付部が形成される。かかる
構成はごく普通のものであり公知のものである。

ニップル66には同様な限定された調整手段45が設けら
れ、その組立及び作動は、第１図ないし第４図に示され
た実施例の組立及び作動と同じである。

第７図に示された直線状の継手はホースなしの連結部
分を除き第６図に示された継手と全く同じである。連結
用のめす部材67の代わりにニップル66に対して回転可能
なおすの端部72がニップル66と一体になり、一緒に回転
する。

総ての実施例において、ピン又はワイヤー部材48を受
け入れる溝又は凹所51は、ニップルが軸方向で前後に運
動することを許し、最終のホース組立体の長さ方向の調
整を許容する。

本発明の構成の利点は第１図ないし第４図に示された
エルボ型連結具及び第７図に示された非回転型端部継手
より明らかである。通常の構成では、もしホースの各端
にエルボ型連結具が固定され一方の端部が固定される
と、自由端のエルボは固定されるために必要な適正な調
整ができない。後者のエルボ連結具は回転ができず、従
って、かかる回転はニップルとホース内管との間の気密
を破るであろう。これに対して、本発明によれば、一方
のエルボ連結具が他方のエルボ連結具に対して回転した
とき、ホースとニップル部の外面との間の気密が破られ
るだけであり、スイベルアダプターのスリーブ部分の内
面は、前述のようにホースの内側フラップの外面に対す
る気密性を保持している。

第７図のおねじ継手もまた一方の気密を破るだけで継
手の連結部分の回転を許す。このようにして、本発明は
ニップルと一体の回転可能な連結部分に使用されたと
き、ネオプレーンホースに普通使用されるような現在利
用できる連結具として優れている。

本発明の範囲内で本発明のこの他の変化変更が可能で
あることはもちろんである。

本発明の実施例について述べれば次ぎのとおりであ
る。

（１） ホースが流体密封内管及び筒状の外部補強物を
有し、継手組立体は、リップ状シールが取り外し可能か
つ再使用可能な形式のものであるホース及び継手組立体
にして、 前記流体密封管内に受け入れられる細長い実質的に円
筒状の部分、一体の大直径の実質的に円筒状の部分、及
び前記両円筒状部分を連絡している段付部を有するニッ
プルであって、前記大直径部分の外面は軸方向において
前記段付部の付近に配された環状のＯリング用凹所を有
するニップルと、 前記ホース内管のリップ状シール部分の少なくも一部
分を間に受け入れる環状空間を形成するように前記ニッ
プルの細長い円筒状部分の外径より大きな内径を持つ実
質的に円筒状のスリーブ部分を有する一体のスイベルア
ダプターであって、前記スリーブは外面ねじ及び鋭い縁
部を持ち前方に延びている部分を有し、前記アダプター
は内側の環状の段付部を定めるように前記スリーブ部分
の内径より大きな略一様な内径を持ったナット部分を有
し、前記ナット部分の内径は前記ニップルの大直径部分
の外径よりわずか大きく前記大直径部分をぴたりと受け
入れるスイベルアダプターと、 前記Ｏリング用凹所内に配されたＯリングと、 前記アダプターのスリーブ部分及び前記ニップルの細
長い円筒状部分を受け入れるソケットであって、前記ア
ダプターとのねじ結合のための一方の端部付近の内ねじ
部分、前記ホースの筒状の外部補強物を受け入れる環状
空間を形成するように前記前方に延びている部分の外径
より大きな直径を有する中間部分、及び軸方向後方に減
少するの直径を持ち、前記ソケットが前記スリーブとの
ねじ結合により軸方向で進められるとき、この前進によ
り前記ホース内管の一部分を前記スリーブとニップルと
の間の環状空間内に強制し前記他の部分と前記補強物と
を前記スリーブと前記ソッケトとの間の環状空間内に強
制して前記補強物を把握する手段を持つ残余部分を持つ
ソケットとを具備するホース及び継手組立体において、 前記ニップルの軸方向における前記ニップルに対する
前記スイベルアダプターの限定された長手方向調整を許
し、前記スイベルアダプターを流体密封状態で前記ニッ
プルに連結するように、前記スイベルアダプターと前記
ニップルの両者に組み合わせられた限定範囲内の長手軸
方向調整が可能な連結手段を具備する ことを特徴とするホース及び継手組立体。

（２） 実施態様（１）の組立体において前記限定範囲
内の長手軸方向調整が可能な連結用の手段は前記段付部
から軸方向で間隔をおき前記ニップルの大直径部分の外
壁に環状の連結ワイヤー用凹所を備え、前記ナット部分
の内面は前記ニップルの軸方向において長手方向に延び
かつその各端部に停止用段付部を持つ環状の溝を有し、
更に前記環状のワイヤー用凹所内に配されたワイヤー連
結部材は前記環状の溝と整合したとき前記スイベルアダ
プターの前記ニップルからの離脱を防止し同時に両者間
の相対回転及びニップルの軸方向における前記ニップル
に関する前記スイベルアダプターの限定範囲内の軸方向
運動を許容する組立体。

（３） 実施態様（２）の組立体において、前記ワイヤ
ー連結部材の外径が前記停止用段付部間の距離よりも相
当に小さいような組立体。

（４） 実施態様（１）のホース及び継手組立体におい
て前記ニップルがエルボ体に固定されるようなホースお
よび継手組立体。

（５） 実施態様（４）のホース及び継手組立体におい
て前記エルボ体とニップルとが一体であるようなホース
及び継手組立体。

（６） 実施態様（５）のホース及び継手組立体におい
て前記エルボ体と前記ニップルの細長い円筒状部分とは
実質的に同じ外径を持ち前記ニップルの大直径部分は前
記ニップル上に置かれかつこれに固定された環状バンド
を備えたホース及び継手組立体。

（７） 実施態様（１）のホース及び継手組立体におい
て前記ニップルがおすの端部に固定されたようなホース
及び継手組立体。

（８） 実施態様（１）のホース及び継手組立体におい
て前記ニップルはより大きな一体部分を持ち、第２の段
付部が前記大直径部分とより大きい部分とをつなぎ、更
に付加的に連結用のめす部材を有し、その一端から延び
前記ニップルのより大きな部分の外径より大きい内径を
持ち反対側端部には小直径の開口を有し、前記小直径は
前記ニップルの大直径部分より大きく前記ニップルの第
２の段付部と組み合う内側段付部を形成するようなホー
ス及び継手組立体。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による鍛造エルボ体に固定されたニップ
ルを有する継手組立体の実施例、第２図は第１図の継手
組立体を一部断面で示した側面図、第３図は第１図及び
第２図に示された継手とホースの結合状態を示す部分断
面図、第４図は完全に組み立てられた継手を示す第３図
と同様な部分断面図、第５図は曲り管エルボと一体のニ
ップルを持つ継手の第２の実施例を部分的に断面で示し
た側面図、第６図は本発明によるめす端継手を持つ強化
ホース用の直線型気密継手の第３の実施例を部分的に断
面で示した側面図、そして第７図はニップルと一体のお
す端継手を示す第６図実施例の部分図である。 10……継手組立体 11……ニップル 12……スイベルアダプター 13……ソケット 26……細長い略円筒状の部分 28……太い円筒状部分 29……段付部 31……スリーブ部分 33……外ねじ 34……ナット部分 37……内ねじ 44……ホース 54……内管 55……補強物

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ホース及び継手組立体であって、 ホースが、内側流体密封管と外側管状強化物とを有し、 該組立体が、リップシール取り外し可能な再使用できる
   タイプであり、 該組立体が、該流体密封管内に収容された細長い略円筒
   状部分と、一体の大直径円筒状部分と、これらの円筒状
   部分を連結する肩部分とを有するニップルを含み、 該大直径円筒状部分の外側表面が、該肩部分に軸方向に
   おいて隣接した環状のＯリング凹部を有し、 該組立体が、該ニップルの細長い略円筒状部分の外径よ
   りも大きな内径を有する略円筒状スリーブ部分を含み、
   該ホース内側管のリップシール部分の少なくとも一部を
   収容する環状空間をそれらの間に規定する、一体スイベ
   ルアダプターを含み、 該スリーブ部分が、外側ねじと、鋭い縁を有する前方に
   延びている部分とを有し、 該アダプターがナット部分を有し、 該ナット部分が、該ナット部分と該スリーブ部分との間
   に一体の環状肩部を形成するように、該スリーブ部分の
   内径よりも大きな略均一の内径を有し、 該ナット部分の内径が、該ニップルの該大直径部分を収
   容するように、該ニップルの該大直径部分の外径よりも
   少しだけ大きく、 更に、該組立体が、該Ｏリング凹部に配置されたＯリン
   グと、該アダプターの該スリーブ部分及び該ニップルの
   該細長略円筒状部分を収容するソケットとを含み、 該ソケットが、該アダプターにねじ係合する一端に隣接
   した内ねじ部分と、該ホースの該外側管状強化物を収容
   する環状空間を規定する該前方に延びた部分の外径より
   も大きな径を有する中間区画と、軸方向に後方に減少し
   た直径を有する残りの部分であって、該ソケットが該ス
   リーブ部分とのねじ係合によって軸方向に進められて、
   該スリーブ部分とニップルとの間の環状空間に該ホース
   の内側管の一部を強制し、該スリーブ部分と該ソケット
   との間の該環状空間に該ホースの他の部分及び該強化物
   を強制する、該強化物を把持する手段を有する残りの部
   分とを含む、ホース及び継手組立体において、 前記ニップルの軸方向における前記ニップルに対する前
   記スイベルアダプターの限定された長手方向調整を許
   し、一方前記スイベルアダプターを流体密封状態で前記
   ニップルに連結するように、前記スイベルアダプターと
   前記ニップルの両者に組み合わせられた限定範囲内の長
   手軸方向調整が可能な連結手段を具備し、 該限定範囲内の長手軸方向調整が可能な連結手段は、該
   ナット部分の内壁に環状の連結ワイヤー用凹所を含み、
   該ニップルの大直径部分の外壁が、該ニップルの軸方向
   長手方向に延び、略垂直で実質的に平坦な停止用肩部を
   各端部に有する環状の溝を有し、該環状の溝は実質的に
   平坦でかつ直線状であり、その面は該停止用肩部の面に
   対して略垂直であり、更に該環状の連結ワイヤー用凹所
   及び該環状の溝の両者内に配置されたワイヤー連結部材
   を具備し、整合の際に該スイベルアダプターの該ニップ
   ルからの離脱を防止し同時に、両者間の相対回転及びニ
   ップルの軸方向における該ニップルに対する前記スイベ
   ルアダプターの限定範囲内の軸方向運動を許容する、 ことを特徴とするホース及び継手組立体。