JP2618427B2 - イエロー系カラートナー組成物 - Google Patents

イエロー系カラートナー組成物

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JP2618427B2
JP2618427B2 JP63052497A JP5249788A JP2618427B2 JP 2618427 B2 JP2618427 B2 JP 2618427B2 JP 63052497 A JP63052497 A JP 63052497A JP 5249788 A JP5249788 A JP 5249788A JP 2618427 B2 JP2618427 B2 JP 2618427B2
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toner
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yellow color
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啓輔 詫摩
司 大山
勇 合田
民雄 三小田
均 越田
彰敏 井形
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三井東圧化学株式会社
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    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/09Colouring agents for toner particles
    • G03G9/0906Organic dyes
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カラートナー、特に静電荷現象用負荷電性
カラートナー用色素、及びカラートナーに関する。
電気的潜像をカラートナーにより現象して可視画像を
形成する方法として従来静電荷印刷法、或いは電子写真
法等が著名である。一般には、光導電性物質を利用して
種々の手段により光導電性を示す感光体上に電気的潜像
を形成し、ついでその潜像をトナーで現像して可視画像
を得るか、又は、必要に応じて紙等に粉像を転写した
後、加熱、加圧或いは、溶剤蒸気等により定着して可視
像を得るものである。
又、カラーの多色像を得るには原稿を色分解フィルタ
ーを用いて露光し、上記工程をイエロー、マゼンタ、シ
アン等のカラートナーを用いて複数回重ね合わせてカラ
ー画像を作成する。
電気的潜像を現像するためのトナーとしては、従来ポ
リスチレン等の結着樹脂の中に着色剤を分散させたもの
を0.1〜50μ程度に粉砕した粒子が用いられている。こ
のカラートナーは、通常ガラスビーズ、鉄粉等のキャリ
ヤー物質と混合され電気的潜像の潜像の現像に用いられ
ている。
(従来の技術及び発明が解決しようとする課題) これらのカラートナーは、種々の物理的及び化学的特
性を要求される。しかしながら既知のカラートナーの多
くは、下記に示すようないくつかの欠陥を有している。
(1)温度変化によりカラートナーの摩擦電気特性が悪
影響を受ける。
(2)連続使用のための繰り返し現像によるカラートナ
ー粒子と担体粒子の衝突、及びそれらの粒子と感光板の
相互劣化によってえられる濃度が変化し、或いは、背景
濃度が増大し複写物の品質を低下させる。
(3)潜像を有する感光板表面へのカラートナーの付着
量を増して、複写画像の濃度を増大させようとすると、
通常背景濃度が増大して、所謂カブリ現象を生じる。
(4)多色重ねをする為に、透明性が失われる場合があ
る。
(5)各色トナーは、熔融混和性に劣る場合がある。
(6)原稿を正確に再現するための、分光反射特性が不
良な場合がある。
既知のカラートナーの多くが以上の如き欠陥を一つ又
はそれ以上有しているため、改良が要望されている。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上述のカラートナーの持つ諸問題を解
決するべく鋭意検討を行い、優れた熔融混和性を有し、
更に繰り返し現像による連続複写で得られる画像濃度が
安定した、イエロー色で耐光堅牢度等の良好な色素を見
出し本発明を完成した。
即ち本発明は、下記一般式(I) (式中、R1、R2、R3およびR4は、同一又はそれぞれ独立
に水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はアルコキシ
基を示す。)で表されるアントラキノン色素を含有する
イエロー系カラートナー組成物である。
式(I)中のR1、R2、R3およびR4の具体例としては、
水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲ
ン原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、n−ヘ
キシル基、n−オクチル基、n−ヘキサデシル基、3,5,
5−トリメチルヘキシル基等のアルキル基、メトキシ
基、エトキシ基、n−プロポキシ基、n−ヘキサデシル
オキシ基等のアルコキシ基が挙げられる。
一般式(I)の色素は常法により、1,8−ジニトロア
ントラキノン、又は1,8−ジクロルアントラキノンを原
料として炭酸カリウム等の塩基存在下、チオフェノール
類と反応することにより容易に得ることができる。
本色素類を用いてカラートナーを製造する方法として
は、結着樹脂中に式(I)の化合を好ましくは、0.1〜1
0重量%含有させる事により得ることができる。
以下、本発明のカラートナーの構成成分につき詳細に
説明する。
カラートナーの構成成分として、特に重要なものは、
前記した一般式(I)で表される化合物である。これら
の化合物は、結着樹脂中に含有され優れたトナーとして
の荷電性を与える。
これらのイエロー系カラートナー用色素の添加量は、
結着樹脂の荷電性、或いは補助的に添加される着色剤、
或いは添加剤の荷電性、さらには結着樹脂との相溶性、
或いは分散方法等により決定される為、画一的に限定さ
れるものではないが、総じて言えば結着樹脂に対して約
0.1〜10重量%の範囲で使用することが望ましい。
本発明のカラートナーに適用する結着樹脂としては、
公知のものはすべて可能であるが、例えばポリスチレ
ン、ポリp−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなど
のスチレン及びその置換体の単量体、スチレン−ビニル
ナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重
合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン
−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オ
クチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合
体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン
−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロロ
メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニト
リル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合
体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレ
ン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエ
ン共重合体、スチレン−イソブレン共重合体、スチレン
−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マ
レイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重
合体などのスチレン系共重合体、ポリメチルメタクリレ
ート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポ
リ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエ
ステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリビニルブチラ
ール、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変成ロジン、テル
ペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環族炭化水素
樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パラフィ
ンワックスなどが単独或いは混合して使用できる。
又、現像液としてのキャリヤー剤としては、例えば
鉄、コバルト、ニッケルなどの磁性物質及びそれらの合
金や混合物、或いはこれらの表面にコーテイングを施し
たものである。
(作用) 従来のトナーは、複写物の耐光性不良、カブリ現象の
発生、熔融混和性の不良等の問題を有していたが、本発
明のトナー組成物は、優れた熔融混和性を有し、繰り返
し現像による連続複写で得られる画像濃度が、安定した
イエロー色で耐光堅牢度の良好な色素で、実用上極めて
価値あるものである。
(実施例) 以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。実
施例中の「部」は重量部を表す。用いた化合物は常法に
より製造した。
なお実施例1〜15及び比較例1、2の耐光性は、フェ
ードメーター(カーボンアーク灯)63℃にて60時間照射
後ブルースケールにて判定を行った。
実施例1 次式 で示される1,8−ジチオフェノキシアントラキノン5
部、トナー用樹脂〔スチレン−アクリル酸エステル共重
合体;商品名ハイマーTB−1000F(三洋化成製)〕95部
をボールミルで混合粉砕後150℃に加熱し、熔融混合を
行い冷却後ハンマーミルを用いて粗粉砕し、次いでエア
ージェット方式による微砕粉機で微粉砕する。更に分級
して1〜20μを選択しトナーとする。
このトナー10部に対しキャリヤー鉄粉(商品名、EFV2
50/400;日本鉄粉製)90部を均一に混合し現像剤とし
た。この現像剤を用い乾式普通紙電子写真複写機(商品
名、NP−5000;キャノンK.K製)で複写を行なったとこ
ろ、カブリのない鮮明なイエロー色の画像が得られた。
又、その複写物の耐光性も良好で7級であった。
実施例2−15 実施例1の1,8−ジチオフェノキシアントラキノンの
代わりに、表−1に示す色素を用いた以外は実施例1と
同様の方法で行ったところ、実施例1と同様に良好な結
果が得られた。その結果も合わせて表−1に示す。
比較例1 実施例1のトナー組成中のイエロー色系カラートナー
用色素を 次式(II)の化合物 5.0部に代えてそれ以外は実施例1と同様にして実施し
たところ、レモンイエローの黄色が得られたが、その耐
光性は不良で3級であった。
比較例2 実施例1のトナー組成中のイエロー色系カラートナー
用色素を 次式(III)の化合物 5.0部に代えてそれ以外は実施例1と同様にして実施し
たところ、赤味の黄色が得られたが、トナー樹脂との相
溶性が劣りカブリの現象が起こり、その耐光性も不良で
4〜5級であった。
(発明の効果) 実施例での各色素を用いた現像剤で、複写を行ったも
のはカブリのない、鮮明なイエロー色の画像が得られ、
また、その耐光性も良好であるが、比較例での各色素を
用いた現像剤で、複写を行った画像は耐光性が不良で、
更にトナーと樹脂の相溶性が劣り、カブリが生じる事が
判る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 松本 征二 (56)参考文献 特開 昭61−51156(JP,A) 特開 昭60−159091(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結着樹脂中に一般式(I) (式中、R1、R2、R3およびR4は、同一又はそれぞれ独立
    に水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はアルコキシ
    基を示す。)で表されるアントラキノン系化合物を含有
    することを特徴とするイエロー系カラートナー組成物。
JP63052497A 1988-03-08 1988-03-08 イエロー系カラートナー組成物 Expired - Lifetime JP2618427B2 (ja)

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