JP2616749B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2616749B2
JP2616749B2 JP7242490A JP24249095A JP2616749B2 JP 2616749 B2 JP2616749 B2 JP 2616749B2 JP 7242490 A JP7242490 A JP 7242490A JP 24249095 A JP24249095 A JP 24249095A JP 2616749 B2 JP2616749 B2 JP 2616749B2
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば回転ヘッド
型デジタルオーディオテープレコーダ(DAT)を、コ
ンピュータ等から送られるデータを記録再生するデータ
レコーダとして用いる場合に好適なデータレコーダにお
ける記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータにおいて、ハードディスク
等に書込まれたデータを保護(バックアップ)するため
に、これらのデータを例えば1日に1回データストリー
マ(データレコーダ)に転送して記録することが行われ
ている。
【0003】従来のデータレコーダとしては、通常のア
ナログのオーディオテープレコーダが多く用いられてい
た。しかしながらこのようなアナログのテープレコーダ
では、磁気テープの消費量が極めて多くなり、また記録
時のデータレートが低いために転送・記録に極めて多く
の時間がかかり、さらには所望の記録部分の頭出しを容
易に行うことができない、等の問題点があった。
【0004】そこで近年製品化された回転ヘッドを用い
たヘリカルスキャン方式によるデジタルオーディオテー
プレコーダ、いわゆるDATをデータレコーダとして利
用することが考えられている。DATをデータレコーダ
として用いる場合は、ホストコンピュータからのデータ
をDATのフォーマットに変換して記録することにな
る。DATのフォーマットでは、互いにアジマスの異る
2つのヘッドが1回転した時形成される2本の傾斜トラ
ックを1フレームとし、この1フレームを単位として1
6ビットのPCMオーディオデータをインタリーブして
記録すると共に、補助的なサブデータを記録するように
している。その場合、後述するように各トラックにはP
CMデータが記録されるメインエリアとサブデータが記
録されるサブエリアとが形成される。
【0005】またDATにおいては、記録済みテープ上
に新たに別の信号を記録する場合は、一般に消去ヘッド
は用いずに、いわゆる2重書きによって新たな信号を記
録することにより、前回の信号を消去するようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにDAT
は消去ヘッドを持たないために、一旦記録された過去デ
ータの一部又は全部が不要となった場合には、何らかの
方法で消去を行わなければならず、しかも消去に際して
はDATのフォーマットを維持しながら消去を行う必要
がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、第1
の記録長を有する過去データ上に、上記第1の記録長よ
り短い第2の記録長を有する新規データを上書き記録す
る記録装置において、上記新規データに引き続いて所定
長のダミーデータを記録すると共に、上記ダミーデータ
に引き続いて所定長の終端識別データを記録することに
よって、消去されていないエリアの上記過去データ及び
それ以降の終端識別データを無効としている。
【0008】DATフォーマット等の所定のデータフォ
ーマットを崩すことなく、過去データの未消去エリアの
実質的な消去が行われる。
【0009】
【実施例】図1はDATをデータレコーダとして用いる
場合の構成を示すもので、1はDAT、2はインタフェ
ースバス、3はホストコンピュータ、4、5はインナー
バスである。DAT1は記録再生部6、記録アンプ7、
再生アンプ8、信号処理回路9、RAM10、データコ
ントローラ11、インタフェースボード12、システム
コントローラ13、およびサーボ及びモータドライブ回
路14を備えている。
【0010】システムコントローラ13と信号処理回路
9、データコントローラ13とは、後述する絶対フレー
ム番号AFNO、チェックデータ、モード指示、ロジカ
ルフレーム番号LFNO、チェックデータによる判定結
果及びデータ転送指示等の所定の信号を授受している。
【0011】記録再生部6には、図示せずも回転ヘッド
ドラムが設けられ、磁気テープがこのドラムの周囲の約
90度の範囲に巻付けられてキャプスタンにより移送さ
れている。このドラムには互いにアジマス角の異るA、
B2ケのヘッドが設けられ、このドラムの1回転によっ
てテープに2本の傾斜トラックが記録・再生される。
【0012】ホストコンピュータ3からバス5、2、4
を介して供給されるデジタルデータは、インタフェース
ボード12に人力され、さらにシステムコントローラ1
3の指示に従ってデータコントローラ11、RAM10
及び信号処理回路9等において所定の信号処理が行われ
ることにより、前述したDATのフォーマットへの変換
が行われる。このフォーマット化された信号は、記録ア
ンプ7を通して記録再生部6に供給されて、ヘッドA、
Bにより磁気テープに記録される。
【0013】また磁気テープに記録された信号はヘッド
A、Bで再生され、この再生信号は再生アンプ8を通し
て信号処理回路9に供給され、ここで逆変換されて取出
されたデジタルデータはデータコントローラ11、イン
タフェースボード12及びバス4、2、5を通してホス
トコンピュータ3に供給される。
【0014】上述の装置において、磁気テープに記録さ
れるDATのフォーマットは図2のようになっている。
【0015】図2において、テープ15にはヘッドA、
Bが1回転することにより、2本の傾斜トラックTA
B が図の矢印aで示すように下側から形成される。こ
の2本のトラックTA 、TB により1フレームが構成さ
れる。1本のトラックTA (又はTB )は196個のブ
ロックから成り、1ブロックは288ビットで構成され
る。そのうち両端部の34ブロックがサブエリアとな
り、中央部の128ブロックがメインエリアとなる。
【0016】サブエリアはさらに幾つかの区間に分割さ
れている。即ち、トラックの下端部から、マージン部、
サブコードのPLL用のプリアンブル部、第1のサブコ
ード部、ポストアンブル部、ブロック部のギャップ部、
トラッキング(ATF)信号部、ブロック間のギャップ
部、データのPLL用のプリアンブル部、ブロック間ギ
ャップ部、ATF信号部、ブロック間ギャップ部、サブ
コードのPLL用のプリアンブル部、第2のサブコード
部、ポストアンブル部、マージン部が設けられている。
このうち第1及び第2のサブコード部はそれぞれ8ブロ
ックで構成され、他の部分はそれぞれ所定数のブロック
で構成されている。尚、図における長さの尺度は正確で
はない。
【0017】メインエリアは128個のデータブロック
から成り、その1個のブロックは図3に示すように、ブ
ロックの先頭から同期信号、PCM−ID等のW、部、
ブロックアドレス、パリティが夫々8ビツトで配され、
次の256ビットの期間にメインデータが配置されてい
る。このメインデータは、オーディオ信号を扱う場合
は、LチャンネルとRチャンネルの夫々16ビットのP
CMデータである。これらの16ビットのメインデータ
が2本のトラックTA 、TB (1フレーム)のメインエ
リアにインタリーブされてパリティと共に配される。
【0018】この場合、1フレームのメインエリアに
は、略5760バイトのデータが記録される。データレ
コーダとして使用する場合は、ホストコンピュータ3か
ら送られて来るデータを16ビットのデータに変換して
上記PCMデータと同等に扱い、これらのデータが図4
に示すようにフォーマット化されて1フレームのメイン
エリアに記録される。
【0019】即ち、図4において、上述の5760バイ
トが4バイト(32ビット)ずつのワード(0〜143
9)構成にされると共に、これら各ワードはオーディオ
信号に準拠してそれぞれ16ビット(2バイト)のLチ
ャンネルとRチャンネルとに分割される。そしてこのフ
ォーマットにおいて、最初に3ワード(12バイト)に
同期部が設けられ、この同期部の最初の1バイトがオー
ル“0”にされ、続く10バイトがオール“1”にさ
れ、最後の1バイトがオール“0”にされる。
【0020】次に、8ワード(32バイト)のヘッダ部
が設けられる。このヘッダ部におけるワード3のLチャ
ンネルの前半のバイトのMSB側の4ビットとをそのデ
ータデコーダのフォーマットを示すフォーマットIDと
し、後半の4ビットを未定とする。またこのワード3の
残りの3バイトは後述するロジカルフレーム番号(LF
N0)エリアとされ、この8ビットから成るLFNOに
より、例えば23フレームを1単位として、フレームの
通し番号1〜23を示す2進値が設けられる。
【0021】この後のワード7〜1438に、合計57
28バイトのデータ部が設けられ、ホストコンピュータ
3からのデータ信号が各ワードに4バイトずつ順次設け
られる。
【0022】さらにワード1439は誤り検出コード
(EDC)部とされ、上述のヘッダ部及びデータ部の各
データ信号に対して、それぞれのデータビットを縦方向
に見たデータ列に対する誤り検出コード(EDC)が生
成されて設けられる。
【0023】ここでDATのフォーマットにおいては、
LチャンネルのデータとRチャンネルのデータとが2バ
イトずつ交互に2本のトラックに振り分けられて記録さ
れるようになされており、例えば図の両側にトラックを
形成するヘッドA、Bのアジマス(±)で示すようにな
されている。そこで上述のように各データビットを縦方
向に見たデータ列に対してEDCを生成することによ
り、1フレームを形成する2本のトラックに対してED
Cを生成することができる。
【0024】従ってこのフォーマットによれば、BDC
の演算を行うことによってメインエリアの消し残りの判
別を行うことができる。即ち、上述のフォーマット中
で、一方のトラックが消し残りであった場合にはEDC
を生成する一つおきのデータが異なることになり、ED
Cの演算が正しく行われなくなる。そこでこの値を検出
することによって消し残りを判別することができる。
【0025】次に上記ロジカルフレーム番号LFNOに
ついて図5と共に説明する。
【0026】LFNOは前述したように、例えば23組
のフレームを1単位として、各フレームに1〜23の通
し番号を付したものである。即ち、23フレーム毎に1
〜23、1〜23…………のフレーム番号が操り返され
ることになる。図5において、LFNO全体は8ビット
で構成されるが、そのうちのMSBを、その単位の最後
のフレームであると、即ち、上記単位が23フレームの
場合は、23番目のフレームであることを示すラストフ
レムID(LASTF−ID)とする。
【0027】またMSBの次の1ビットをエラー訂正用
のECCフレームであることを示すECCフレームID
(ECCF−ID)とし、次の6ビットで1〜23のL
FNOを表わすものとする。従って、LFNOは164
の範囲で種々選ぶことにより、上記単位を23フレーム
以外の任意の長さに選ぶことができる。その場合、上記
LASTF−IDにより、そのフレームが単位の最後の
フレームであることを知ることができる。またECCF
−IDは1フレームだけでなく、複数のフレームに多重
書きするようにしてもよい。
【0028】このようなLFNOが付された単位を用い
ることにより、データの所定量毎の区切りが明らかにな
り、信号処理が容易になる。またLFNOの最大値を変
更して単位の長さを適切な大きさに選ぶとにより、信号
処理をより容易に行うことができる。
【0029】次にサブエリアにおける第1及び第2のサ
ブコド部のデータ構成について説明する。
【0030】上記第1及び第2のサブコード部は夫々8
個のサブコードブロックから構成されており、夫々20
48ビットのデータが記録可能である。
【0031】図6はサブコードブロックの構成を示すも
ので、夫々8ビットの同期信号、W1 、W2 、パリティ
が配置された後、パリティを含む256ビットのサブコ
ードデータが配置される。このサブコードデータは4つ
のパックから成り、その1パックは8×8ビット(8シ
ンボル)で構成されている。
【0032】ブロックアドレスがEVENのブロックと
ODDのブロックとではW1 、W2の内容が異ってお
り、またパック番号(1〜7)が、図示のようにEVE
NブロックとODDブロックとにかけて付されている。
また8番目のパックには誤り検出用のC1 符号が設けら
れている。
【0033】EVENブロックのW1 は夫々4ビットの
エリアID、データIDから成り、W2 は上位1ビット
の「1」、3ビットのパックID、4ビットのブロック
アドレスから成る。ODDブロックのW1 は、夫々4ビ
ットの未定部分及びフォーマットIDから成り、W2
上位1ビットの「1」、3ビットのオールゼロコード、
4ビットのブロックアドレスから成っている。またEV
ENブロックのW1 における4ビットのエリアIDが
「0100」の時は、データの終端を示すEOD−ID
(エンドオブデータID)であるとしている。
【0034】パック1〜7は夫々8ビットづつの8ワー
ドに分割されており、各ワードには、例えば、テープ上
の記録開始部分のリードインエリアを示すコード、記録
終了部分のリードアウトエリアを示すコード、記録日時
を示すコード、絶対フレーム番号、ロジカルフレーム番
号……等々の多種類のコードがパリティと共に設けられ
ている。
【0035】第7図は7個のパックのうち一例としてパ
ック3の構成を示す。
【0036】このパック3は夫々8ビットの8個のワー
ドPC1〜8から成る。PC1の上位4ビットはパック
番号(ここではパック3を示す「0011」)が設けら
れ、下位4ビットはフォーマットIDが設けられてい
る。PC2は未定部分である。PC3の上位4ビットは
上記リードインエリア又はリードアウトエリアを示すエ
リアIDが設けられている。このPC3の下位4ビット
と、PC4、PC5との合計20ビットにより絶対フレ
ーム番号(AFNO)が表わされている。このAFNO
は1巻のテープ上に記録される全フレームに付された連
続番号である。次にPC6とPC7との合計16ビット
により、本発明に関するチェックデータCDが設けら
れ、PC8はPC1〜PC7に対するパリティが設けら
れている。
【0037】上記16ビットのチェックデータCDは、
このパック3が設けられる1本のトラック(TA 又はT
B )に設けられるメインエリアに存在する全データ(コ
ンピュータからのデータ)の排他的論理和をとったもの
である。或いはこのチェックデータCDとして、上記メ
インエリアに存在する全データに対するCRC等のエラ
ー検出信号を用いてもよい。
【0038】またこのチェックデータは他のパックPC
1、PC2〜7の未定部分にも設けて多重書きにするこ
とにより、信頼性を高めるようにすることもできる。そ
の場合、1本のトラックには夫々8ブロックの第1及び
第2のサブコード部が設けられ、2ブロックで7パック
あるので、1本のトラックには同じチェックデータCD
を最大56個記録することができる。
【0039】このようなチェックデータCDは次のよう
に用いられる。
【0040】再生時に1本のトラックから読み出された
チェックデータCDとそのトラックのメインエリアから
読み出されたデータの排他的論理和とを比較する。この
結果、両者が一致しなかった場合は、メインエリア全体
が消し残っていたか又はサブエリア全体が消し残ってい
た(前画のチェックデータCDも消し残っていた)かの
何れかであることを判定することができる。また上記両
者が一致した時は、メインエリア全体とサブエリア全体
との両方が正しいか又は両方が誤っていたかの何れかで
あることを判定することができる。メインエリア、サブ
エリアの何れが正しいか誤っていたかを知るには、LF
NOとAFNOとを用いて次に述べる方法により判定す
ることができる。
【0041】図8は判定の順序を示すもので、各ステッ
プS1〜S4による判断に基いて、図9の判定基準を求
め、この判定基準に基いて図10の判定の内容を知るこ
とができる。
【0042】図8において、先ずステップS1によりメ
インエリアのデータ(以下メインデータと云う)につい
てC1 、C2 符号による訂正ができたか否かを調べる。
訂正ができなかった時は、図10のCとして、そのトラ
ックのメインデータにドロップアウトがあったものと判
定し、その旨のメッセージを送る。訂正ができた時は次
のステップS2により、メインエリアのLFNOの連続
性を調べる。連続性がない時は、図10のBであるとし
て、そのトラックにドロップインがあったものと判定
し、その旨メッセージを送る。
【0043】LFNOに連続性が有った時は、メインエ
リアのチェックを終了して、次にステップS3によりサ
ブエリアをチェックする。サブエリアのパック内データ
について、C1 符号訂正、パックパリティ、多重一致等
によってパックデータの再現性をチエックする。このチ
ェックができなかった時は、図10の(5)であると
し、サブエリアのデータ(サブデータ)にドロップイン
があり且つメインデータは正しいものと判定する。再現
性チェックができた時はステップS4により、AFNO
の連続性のチェックと、チェックデータCDによるメイ
ンデータのチェックとを行い、夫々のチェックの結果に
基いて図9の判断基準を求め、この判断基準により図1
0の判定の内容を求める。
【0044】各判定の内容は、 A−(1)………メインデータは正しい。 A−(2)………メインデータ、サブデータの両方にド
ロップインがあった。 A−(3)………メインデータにドロップインがあっ
た。AFNOは偶然連続した。 A−(4)………サブデータにドロップインがあった。
この場合はAFNOを自走させメインデータは正しいも
のとする。 A−(5)………サブデータにドロップアウトがあっ
た。この場合はAFNOは自走させ、メインデータは正
しいものとする。
【0045】尚、チェックデータCDによりドロップイ
ンが検出された時にフラグを立て、このフラグに基いて
誤り訂正コードECCによる誤り訂正を行うとができ
る。さらにチェックデータCD及びメインエリアのデー
タの読み間違いを防止するために、チェックデータCD
による検出を複数回行うようにしてもよい。
【0046】次に以上に説明したDATフォーマットを
用いたデータレコーダにおける本発明によるデータの消
去方法について図11と共に説明する。
【0047】図11Aはデータ消去前の磁気テープ15
の記録パターンを示すもので、データレコードの1回の
バックアップにより、データ1〜4が記録され、データ
4の終端部に前述したEOD−ID(図6参照)が30
0フレームにわたって記録され、その後には以前に記録
された旧データ(過去データ)がある。
【0048】この図11Aのテープ15において、例え
ばデータ1、2を残してデータ3以下のデータを消去す
る場合について説明する。その場合、消去の内容として
は、(1)データ3以下のデータが全て不要であること
を示す消去(以下不要消去と云う)と、(2)データ3
以下のデータを全て消去する(以下完全消去と云う)こ
との2種類がある。上記不要消去を要求する時は、第1
のコマンド信号がホストコンピュタから送られ、上記完
全消去を要求する時は、第2のコマンド信号がホストコ
ンピュータから送られる。
【0049】(1)不要消去を行う場合、 第1のコマンド信号を受けると、先ず図11Bに示すよ
うに、データ3の冒頭部分にアンブル部を1〜2フレー
ム又は数フレーム形成する。アンブルは例えばオールゼ
ロ等のダミーデータにより形成される。次にサブエリア
に前記BOD−IDを300フレームにわたって記録す
る。
【0050】以上によれば、同図Bのテープ15の再生
時には、先ずアンブル部が検出され、次いでEOD−I
Dが検出されるので、その後のデータ3の一部とそれ以
下のデータは全て不要であることが判る。
【0051】(2)完全消去を行う場合 第2のコマンド信号を受けると、先ず同図Cに示すよう
に、データ3の冒頭部分にEOD−IDを300フレー
ムにわたって記録し、次いでアンブル部が残り全区間に
形成される。同、データ3のEOD−IDの前にアンブ
ル部を数フレーム形成してもよい。
【0052】以上によれば、同図Cのテープ15の再生
時には、EOD−IDが検出され、次いでアンブル部が
形成されるので、それ以後のデータが全て消去されてい
ることが判る。
【0053】尚、上記アンブル部はメインエリアの前述
したLFNOをオールゼロと成すか又はサブエリアの前
述したAFNO及びチェックデータCDをオールゼロと
するか又はそれらの両方で形成される。
【0054】以上に述べたデータの消去方法によれば、
第1及び第2のコマンド信号により消去時の消去の内容
が区別され、再生時には記録パターンの検出により消去
の内容を知ることができる。またこの消去方法によれ
ば、DATのフォーマットを崩すことなく、消去ヘッド
を用いずにデータを実質的に無効とすることができる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、第1の記録長を有する
過去データ上に、上記第1の記録長より短い第2の記録
長を有する新規データを上書き記録する記録装置におい
て、上記新規データに引き続いて所定長のダミーデータ
を記録すると共に、上記ダミーデータに引き続いて所定
長の終端識別データを記録することによって、消去され
ていないエリアの上記過去データ及びそれ以降の終端識
別データを無効としたので、DATフォーマット等の所
定のデータフォーマットを維持しながら消去ヘッドを用
いないでデータの消去を行うことができる。また、消去
されていないエリアの上記過去データの消去時間を省略
する利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】DATのフォーマットを示す図である。
【図3】メインデータブロックのデータ構成図である。
【図4】1フレームのメインエリアのデータ構成図であ
る。
【図5】ロジカルフレーム番号のデータ構成図である。
【図6】サブコードブロックのデータ構成図である。
【図7】サブコードブロックのパックのデータ構成図で
ある。
【図8】誤り判定方法を示すフローチャート図である。
【図9】誤り判定基準を示す図である。
【図10】判定の内容を示す図である。
【図11】本発明によるデータの消去方法を示す磁気テ
ープの記録パターン図である。
【符号の説明】
A 、TB トラック 1 DAT 3 ホストコンピュータ 13 システムコントローラ EOD−ID データ終端ID
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小高 健太郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 山田 雅基 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 稲沢 克純 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−72361(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の記録長を有する過去データ上に、上
    記第1の記録長より短い第2の記録長を有する新規デー
    タを上書き記録する記録装置において、 上記新規データに引き続いて所定長のダミーデータを記
    録すると共に、 上記ダミーデータに引き続いて所定長の終端識別データ
    を記録することによって、消去されていないエリアの上
    記過去データ及びそれ以降の終端識別データを無効とす
    ることを特徴とする記録装置。
JP7242490A 1995-08-28 1995-08-28 記録装置 Expired - Lifetime JP2616749B2 (ja)

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JP2008269700A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Fujitsu Ltd テープ管理プログラム、テープ管理装置及びテープ管理方法

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