JP2616664B2 - 歯科用治療椅子 - Google Patents

歯科用治療椅子

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JP2616664B2
JP2616664B2 JP5188427A JP18842793A JP2616664B2 JP 2616664 B2 JP2616664 B2 JP 2616664B2 JP 5188427 A JP5188427 A JP 5188427A JP 18842793 A JP18842793 A JP 18842793A JP 2616664 B2 JP2616664 B2 JP 2616664B2
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一誠 加藤
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藤木エンジニアリング株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯科用治療椅子に係わ
り、特に歯のX線撮影を行うに適した歯科用治療椅子に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の歯科用治療椅子として、椅子本体
の背板(バックレスト)を起倒可能にした歯科用治療椅
子が実公昭57ー13064号公報等に提案されてい
る。また、特開昭59−186556号公報には、ベー
スとシート・アームレスト・バックレストを備えたスツ
ールに足を乗せるフートステップを設け、このフートス
テップにスツールの回転や前後・左右方向の移動するた
めの各種スイッチを集約的に配置したマイクロサージカ
ルスツールが提案されている。ところで歯科医療におけ
る補綴治療、矯正治療あるいは口腔外科治療では、患部
の検査にX線撮影を行っているが、前記治療椅子では背
板が起倒するものの、これを用いてX線撮影を行おうと
する場合、患者の頭部を正しく位置決めすることが困難
であった。また、特開昭59−186556号公報のマ
イクロサージカルスツールは、医師が座る椅子を患部に
合わせて移動するものであって、前記治療椅子と同様に
患者の頭部を正しく位置決めすることが困難である。そ
こで椅子により患者の頭部位置を保つものとして、例え
ば実公昭57−50022号公報の医療用治療台の安頭
台装置では、安頭台を背板の高さ方向及び幅方向に移動
可能にしたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の安頭台装置
では、安頭台を上下左右に移動して患者の頭部位置を決
めることができるものの、歯科のX線撮影にあっては、
頭部の口腔という狭い部位を種々の角度から撮影する必
要があるため、単に上下左右に患者の頭部を移動しただ
けでは、撮影に適した位置に患者の頭部を位置決めする
ことができず、さらにその撮影は、前側,左右等の種々
の向きから行う必要があるため、座ったままでの撮影に
は不便な面があった。このため従来ではそのX線撮影に
おいて、所望の撮影結果を得るまでに複数回の試し取り
を行わなければならず、患者のX線被爆回数が多くなる
という問題があった。
【0004】そこで本発明は、歯科においてX線撮影を
容易にできる歯科用治療椅子を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、座席
板と背板とを有する回転可能な椅子本体を設け、かつ、
この椅子本体はこれを支持するベースに対して前後・左
右に移動自在に取り付けるとともに、前記背板の背面側
に前後・左右方向に傾動自在に枢着したシャフトを設
け、この縦シャフトの上端側に患者の頭部を支える安頭
台を設けた歯科用治療椅子であって、前記椅子本体を回
転する回転駆動手段と、前記椅子本体を前後に移動する
前後方向駆動手段と、前記椅子本体を左右に移動する左
右方向駆動手段と、前記安頭台の縦シャフトを傾動する
傾動駆動手段とを設け、これら駆動手段を患者の口腔位
置の数値データに基いて駆動し、前記椅子本体の位置及
び該椅子本体に対する前記安頭台の前後左右の傾斜角を
制御して前記患者の口腔位置を位置決めする制御装置を
設けたものである。
【0006】請求項2の発明は、前記座席板の前端側に
椅子本体に足支え板を回動自在に設け、この足支え板を
上方回動位置で停止可能に設けたものである。
【0007】
【作用】請求項1の構成により、患者の口腔位置などの
数値データに基づいて椅子本体が前後左右に移動し、か
つ回転して頭部の向きを変え、さらに安頭台を傾斜させ
て患者の頭部を所定の角度に保持することができるか
ら、患部の撮影に際してその撮影機器に合わせて患部の
位置を正確に合わせることができる。
【0008】請求項2の構成により、上方回動位置で停
止した足支え板に患者の足を乗せ、椅子本体を安全に回
転することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1ないし図8は本発明の第1実施例を示
し、図面にはFを前側、Bを後側、Rを右側、Lを左側
とし、椅子本体1の下部には略矩形をなすベース2が設
けられ、このベース2の左右に一対の移動用車輪3,3
Aをそれぞれ設けており、一方の移動用レール10の接地
部が凹状で平坦をなし、他方の移動用レール10Aの接地
部が山型をなしている。その左側の移動用車輪3,3A
は、車輪回転ロック機構4によりロック可能であって、
この車輪回転ロック機構4は、前記ベース2の左側中央
にロックレバー5を回転自在に設け、このロックレバー
5の回転中心である基端には一対の切欠部6,6を有す
るカム板7を設け、このカム板7を挟んで前後に移動杆
8,8を設け、この移動杆8,8を案内部材9により前
後方向に移動可能に設けると共に、図示しない付勢手段
により中央側に付勢し、前記ロックレバー5の回転操作
により前後の移動杆8,8の先端8A,8Aがそれぞれ
前記移動用車輪3,3Aの側面に圧接して該車輪3,3
Aの回転をロックするように構成している。また、椅子
本体1の設置場所には、前記移動用車輪3,3Aに対応
して略平板状のレール10と略山型のレール10Aを設けて
いる。
【0010】前記ベース2の中央には前記椅子本体1を
回転する回転駆動手段11を設け、この回転駆動手段11は
メガトルクモータ等からなり、その回転部11Aの上部に
長板状の回転ベース12を設け、この回転ベース12の外周
に左回転方向及び右回転方向の左,右検知手段13,13A
をそれぞれ設け、それら検知手段13,13Aは接点式のリ
ミットスイッチなどが用いられる。また、前記回転駆動
手段11のカバーは後側に開口部14を有し、この開口部14
の両側に位置して左,右開口板15,15Aを設け、前記回
転ベース12が回転駆動手段11により回転すると左,右検
知手段13,13Aが左,右当接板15,15Aの前方にそれぞ
れ設けた作動片(図示せず)に当接して回転を停止する
ようになっており、これら作動片は前記左右開口板15,
15Aを挟んで平面略60度の位置に設けられ、これによ
り前記椅子本体1は水平方向に略300度回転可能とな
っている。また、前記検知手段13,13Aの他側には、基
準位置検知手段13Bが設けられ、この基準位置検知手段
13Bは接点式のリミットスイッチなどが用いられ、前記
回転駆動手段11の固定位置に設けられた基準点11Bに接
触してベース2に対して椅子本体1を正面方向に位置決
めするようになっている。尚、前記左,右当接板15,15
Aは平面略30度の間隔で開口している。
【0011】前記回転ベース12上の左右には対をなす前
後方向の前後案内レール16,16を設け、これら前後案内
レール16,16上に沿って前後方向に移動可能な第1の摺
動体17を設け、また、第1のステッピングモータ18を前
記前後案内レール16,16側に固定し、前記第1の摺動体
17の下面に固設した伝達片17Aに、前記第1のステッピ
ングモータ18の回転螺軸18Aを回転自在に螺合し、該第
1のステッピングモータ18の回転により第1の摺動体17
を前後方向に移動する。さらに、前記第1の摺動体17上
の左右に、前記前後案内レール16,16と交叉する左右方
向の左右案内レール19,19を設け、これら左右案内レー
ル19,19上に沿って左右方向に移動可能な第2の摺動体
20を設け、また、第2のステッピングモータ21を前記第
2の摺動体20に固定し、前記第2の摺動体20の下面に固
設した伝達片20Aに、前記第2のステッピングモータ21
の回転螺軸21Aを回転自在に螺合し、該第2のステッピ
ングモータ21の回転により第2の摺動体20を左右方向に
移動する。前記第2の摺動体20の上部には前記椅子本体
1を固定し、この椅子本体1は前記第2の摺動体20にテ
ーブル22を固定し、このテーブル22の前部に座席板23を
設けると共に、後部に背面ボックス24を設け、この背面
ボックス24の前面に背板25を設け、前記背面ボックス24
の上部に傾動自在となる安頭台26を設けている。そして
前記前後案内レール16、第1の摺動体17、第1のステッ
プモータ18により、前後方向駆動手段27を構成し、ま
た、前記左右案内レール19、第2の摺動体20、第2のス
テップモータ21により、左右方向駆動手段28を構成して
いる。
【0012】この安頭台26は、ジョイント30を介して縦
シャフト31の上部に着脱かつ取付け高さが調整可能に固
定され、その縦シャフト31は、前記背面ボックス24の上
面を挿通し、背面ボックス24内の上部位置に設けた傾動
軸機構32を中心にして傾動し、この傾動軸機構32は、前
記背面ボックス24に固定された左右軸受部33,33A間に
主軸34を回転自在に設け、この主軸34の中心に平面長穴
状の挿通孔35を穿設し、この挿通孔35内に前後方向の副
軸36を設け、この副軸36を介して前記縦シャフト31を枢
支し、この縦シャフト31が平面より見て前記副軸36を中
心として左右方向に傾動すると共に、前記主軸34を中心
として前後方向に傾動し、これにより前記縦シャフト31
を360度全ての方向に傾動可能とし、例えば左右方向
にはそれぞれ略10度程度、前後方向には略12度程度
傾動する。前記背面ボックス24内の下部にはブラケット
37を設け、このブラケット37上に左右方向の左右ガイド
部材38を設け、この左右ガイド部材38に沿って左右に移
動可能な左右摺動体39を設け、この左右摺動体39を左右
に移動するステッピングモータ40を前記左右ガイド部材
38側に固定し、そのステッピングモータ40の図示しない
回転螺軸が前記左右摺動体39に設けた図示しない伝達片
に螺合し、その回転螺軸の回転により前記伝達片を介し
て前記左右移動体が左右に移動するようになっている。
また、前記左右摺動体38上に前後方向の前後ガイド部材
41を設け、この前後ガイド部材41に沿って前後に移動可
能な前後摺動体42を設け、この前後摺動体42を前後に移
動するステッピングモータ43を前記前後ガイド部材41側
に固定し、そのステッピングモータ43の回転螺軸43Aが
前記前後摺動体42の下部に設けた伝達片42Aに螺合し、
その回転螺軸43Aの回転により前記伝達片42Aを介して
前記前後摺動体42が前後に移動するようになっている。
さらに前記前後摺動体42に、回動自在な球状継手44を介
して前記縦シャフト31の下端が接続され、その球状継手
44の挿入孔45に前記シャフト31の下端が移動可能に挿入
されている。そして前記両ガイド部材38,41、両摺動体
39,42及び両ステッピングモータ40,43により傾動駆動
手段46を構成している。図中47は前記椅子本体1の下方
を覆うカバーであり、また、48は前記座席板23の左右に
設けた肘掛けである。
【0013】前記座席板23の前部には、枢軸51を介して
足支え板52が回転自在に設けられ、この足支え板52の後
面に、ダンパ53の伸縮杆53Aの先端を回動自在に枢着
し、そのダンパ53の後端を座席板52の後面に回動自在に
枢着し、図7の一点鎖線に示すように、前記足支え板52
が上方に60度程度回転可能となり、かつこの一点鎖線
に示す上方回転位置においてダンパ53によって停止して
保持されるようになっている。また、前記座席板23の上
面左右にはサポート54が設けられている。図中55は前記
ベース2の前部に固定されたステップである。
【0014】さらに前記各検知手段13,13A,13B、各
駆動手段11,27,28,46はケーブル60を介してCPU等
を備えた制御装置61と電気的に接続され、この制御装置
61は、キーボードあるいは操作摘み等の操作手段62から
の口腔位置の数値データに基づき、口腔位置が所定位置
に来るように各駆動手段27,28,46を数値制御により駆
動し、また、前記検知手段13,13Aにより椅子本体1の
回動範囲を制御し、さらに検知手段13Bにより、椅子本
体1の正面位置を正確に位置決めできるようになってい
る。すなわち制御装置61により、椅子本体1が正面位置
になるように制御を行うと、基準位置検知手段13Bが基
準点11Bに接触して検知信号を出力し、この検知信号に
より回転駆動手段11が停止すると共に図示しないブレー
キを作動して椅子本体1を正面位置に正しく停止し、ま
た、同様にして検知手段13,13Aの検知信号により椅子
本体1の回転を停止する。尚、前記ケーブルは前記開口
部14を挿通して外部の制御装置61に接続されている。
【0015】次に前記構成につきその作用を説明する
と、ベース2をレール10,10Aに沿って移動し、椅子本
体1を図示しないX撮影装置の所定位置に移動し、車輪
回転ロック機構4のロックレバー5を操作してベース2
を位置固定する。次に撮影箇所や撮影角度に応じて操作
手段62から位置情報を数値として入力すると、この入力
情報によって、各駆動手段11,27,28,46が駆動し、す
なわち回転駆動手段11にあっては椅子本体1が略300
度の範囲で所定位置に回動して停止し、前後方向駆動手
段27にあっては椅子本体1を前後方向に移動して停止
し、左右方向駆動手段28にあっては椅子本体1を左右方
向に移動して停止し、さらに傾動駆動手段46にあっては
安頭台26を傾動し、この安頭台26に沿わせた頭部も所定
角度に案内され、撮影箇所の角度も制御され、所望の撮
影方向及び角度で患部の撮影を行うことができる。ま
た、椅子本体1の回転時には足支え板52を上方回転位置
に設定することにより、その足支え板52に乗せた足がロ
ックレバー5あるいはステップ55等の機器に当たること
なく安全に回転することができる。
【0016】このように本実施例では、ベース2上に回
転可能に設けられ前後及び左右に移動可能な椅子本体1
と、この椅子本体1の上部に傾動可能に設けられた安頭
台26と、椅子本体1を回転する回転駆動手段11と、椅子
本体1を前後に移動する前後方向駆動手段27と、椅子本
体1を左右に移動する左右方向駆動手段28と、前記安頭
台26を傾動する傾動駆動手段46とを備えたものであるか
ら、各駆動手段11,27,28により椅子本体1を回転、前
後移動及び左右移動し、X線撮影装置に対して患者が座
ったままで所定位置及び向きに移動することができ、し
かも傾動駆動手段46によって安頭台26が所望角度に傾斜
するため、患者の頭部を所定の角度に案内して患部の撮
影角度も正確に合わせることができる。このため1回の
撮影で所望のX線撮影を行うことができ、患者のX線被
爆回数を最小限に押さえることが可能となる。
【0017】またこのように本実施例では、椅子本体1
に足支え板52を回動自在に設け、この足支え板52を上方
回動位置で停止可能に設けたものであるから、足支え板
52を上方回動位置に停止し、この足支え板52の上に足を
乗せておくことによって、足が機器などに当たらず安全
に椅子本体1を回転することができる。
【0018】また実施例上の効果として、各駆動手段1
1,27,28,46を制御装置61による数値制御によって、
椅子本体1位置及び安頭台26の角度を制御するものであ
るから、患者の頭部をX線撮影に適した位置に正確に位
置決めすることができる。さらに回転駆動手段11の上部
に前後方向駆動手段27及び左右方向駆動手段28を設けた
から、椅子本体1の回転、左右及び前後の移動を比較的
小さいスペースで行うことができる。さらに、椅子本体
1を、ベース2の移動用車輪3,3Aによりレール10,
10Aを介して移動可能に構成すると共に、車輪回転ロッ
ク機構4により位置固定可能としたから、例えばレール
10,10Aの一側に治療台を配置し、他側にX線撮影装置
を配置し、椅子本体1を移動して治療及びX線撮影など
を選択的に行うことができる。さらに、一方のレール10
Aを山型にし、この山型のレール10Aに係合する移動用
車輪3Aを設けたから、その山型のレール10Aと車輪3
Aとの係合によって椅子本体1の左右位置を正確に設定
することができ、そのレール10Aを基準として椅子本体
1の位置制御を正確に行うことができる。
【0019】図9は本発明の第2実施例を示し、上記第
1実施例と同一部分に同一符号を付しその詳細な説明を
省略して詳述すると、この例では、座席板23の下部にモ
ータなどの足支え板用駆動装置71を設け、この駆動装置
により自動で足支え板52を角度回動するものであり、こ
の駆動装置71は前記制御装置61に電気的に接続され、こ
の制御装置61により、少なくとも椅子本体1を回転する
前に足支え板52を上方回動位置まで回転して停止するよ
うに制御し、あるいは操作手段62の操作により上方回動
位置と下方位置に選択的に移動するようになっている。
【0020】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能であり、各駆動手段11,27,28,46,71は各種
タイプのものを使用することができ、また、前後,左右
駆動手段27,28の上方に回転駆動手段11を設けるなど駆
動手段11,27,28の配置は適宜選定可能である。また、
移動用車輪3,3Aに駆動装置を連結し、ベース2が自
走式になるように構成してもよい。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は、座席板と背板とを有
する回転可能な椅子本体を設け、かつ、この椅子本体は
これを支持するベースに対して前後・左右に移動自在に
取り付けるとともに、前記背板の背面側に前後・左右方
向に傾動自在に枢着したシャフトを設け、この縦シャフ
の上端側に患者の頭部を支える安頭台を設けた歯科用
治療椅子であって、前記椅子本体を回転する回転駆動手
段と、前記椅子本体を前後に移動する前後方向駆動手段
と、前記椅子本体を左右に移動する左右方向駆動手段
と、前記安頭台の縦シャフトを傾動する傾動駆動手段と
を設け、これら駆動手段を患者の口腔位置の数値データ
に基いて駆動し、前記椅子本体の位置及び該椅子本体に
対する前記安頭台の前後左右の傾斜角を制御して前記患
者の口腔位置を位置決めする制御装置を設けたものであ
り、患者の頭部を所定の角度に保持して患部のX線撮影
などに際してその撮影角度に対して患部の位置を合わせ
ることができるから、患者のX線被爆回数を最小限に押
さえることが可能となり、歯科治療においてX線撮影を
容易にできる歯科用治療椅子を提供することができる。
【0022】請求項2の発明は、前記座席板の前端側に
足支え板を回動自在に設け、この足支え板を上方回動位
置で停止可能に設けたものであり、椅子本体の回転時に
安全であり、歯科においてX線撮影を容易にできる歯科
用治療椅子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例を示す要部の断面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例を示す要部の平面図であ
る。
【図5】本発明の第1実施例を示す傾動駆動手段の断面
図である。
【図6】本発明の第1実施例を示す傾動駆動手段の断面
図である。
【図7】本発明の第1実施例を示す足支え板の側面図で
ある。
【図8】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す足支え板の側面図で
ある。
【符号の説明】
1 椅子本体 11 回転駆動手段 23 座席板 25 背板 26 安頭台 27 前後方向駆動手段 28 左右方向駆動手段 31 縦シャフト 46 傾動駆動手段 52 足支え板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座席板と背板とを有する回転可能な椅子
    本体を設け、かつ、この椅子本体はこれを支持するベー
    スに対して前後・左右に移動自在に取り付けるととも
    に、前記背板の背面側に前後・左右方向に傾動自在に枢
    着したシャフトを設け、この縦シャフトの上端側に患者
    の頭部を支える安頭台を設けた歯科用治療椅子であっ
    て、前記椅子本体を回転する回転駆動手段と、前記椅子
    本体を前後に移動する前後方向駆動手段と、前記椅子本
    体を左右に移動する左右方向駆動手段と、前記安頭台の
    縦シャフトを傾動する傾動駆動手段とを設け、これら駆
    動手段を患者の口腔位置の数値データに基いて駆動し、
    前記椅子本体の位置及び該椅子本体に対する前記安頭台
    の前後左右の傾斜角を制御して前記患者の口腔位置を位
    置決めする制御装置を設けたことを特徴とする歯科用治
    療椅子。
  2. 【請求項2】 前記座席板の前端側に足支え板を回動自
    在に設け、この足支え板を上方回動位置で停止可能に設
    けたことを特徴とする請求項1記載の歯科用治療椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE10014063A1 (de) * 2000-03-22 2001-09-27 Kaltenbach & Voigt Medizinischer oder dentalmedizinischer Behandlungsstuhl oder eine Kopfstütze für einen solchen Behandlungsstuhl
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JPS59186556A (ja) * 1983-04-07 1984-10-23 タカライス工業株式会社 マイクロサ−ジカルスツ−ル

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