JP2615960B2 - 液晶カラー表示装置 - Google Patents
液晶カラー表示装置Info
- Publication number
- JP2615960B2 JP2615960B2 JP1007206A JP720689A JP2615960B2 JP 2615960 B2 JP2615960 B2 JP 2615960B2 JP 1007206 A JP1007206 A JP 1007206A JP 720689 A JP720689 A JP 720689A JP 2615960 B2 JP2615960 B2 JP 2615960B2
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- Japan
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- display area
- liquid crystal
- electrode
- substrate
- display
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、180度以上のねじれ角度を持つネマティッ
ク液晶の複屈折性を利用した液晶カラー表示装置に関す
る。
ク液晶の複屈折性を利用した液晶カラー表示装置に関す
る。
従来の技術 従来の液晶カラー表示装置の一例を第６図，第７図に
示す。従来の液晶カラー表示装置においては、非表示部
80にはカラーフィルター、及び透明電極の形成がなされ
ていない為、カラーフィルター40の厚みと透明電極30の
厚みが加わった表示部の周縁部40Aと、非表示部80との
間に段差が生じる。
示す。従来の液晶カラー表示装置においては、非表示部
80にはカラーフィルター、及び透明電極の形成がなされ
ていない為、カラーフィルター40の厚みと透明電極30の
厚みが加わった表示部の周縁部40Aと、非表示部80との
間に段差が生じる。
発明が解決しようとする課題 液晶層の厚みが小さくなると、低次ツイスト領域と呼
ばれる液晶のねじれ角が正規のねじれ角よりπだけ小さ
いスプレイ配向状態の領域が生じる。特にこの低次ツイ
スト領域は、液晶層の厚みが大きく変化する地点や、電
圧印加部分と電圧無印加部分の境界線付近で生じやす
い。このため、従来の液晶カラー表示装置においては、
表示部と非表示部との境界線付近で低次ツイスト領域が
発生，成長し、表示品位を損ねるという問題点があっ
た。
ばれる液晶のねじれ角が正規のねじれ角よりπだけ小さ
いスプレイ配向状態の領域が生じる。特にこの低次ツイ
スト領域は、液晶層の厚みが大きく変化する地点や、電
圧印加部分と電圧無印加部分の境界線付近で生じやす
い。このため、従来の液晶カラー表示装置においては、
表示部と非表示部との境界線付近で低次ツイスト領域が
発生，成長し、表示品位を損ねるという問題点があっ
た。
本発明は、低次ツイスト領域の発生を防止し、また、
低次ツイスト領域が発生し成長した場合でも、表示部分
にまで及ぶ事を防止する事を目的としている。
低次ツイスト領域が発生し成長した場合でも、表示部分
にまで及ぶ事を防止する事を目的としている。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明の液晶カラー表示
装置においては、カラーフィルターと透明電極とを備え
たフィルター基板と、前記フィルター基板に対向する電
極を備えた対向基板と、前記フィルター基板と対向基板
とを所定の間隙を介して接着シールするシール剤と、前
記間隙に封入した180度以上のねじれ角度を持つネマテ
ィック液晶層とを含み、前記フィルター基板及び対向基
板には前記液晶層を所定の信号に応じて駆動表示する表
示領域と、表示領域とは独立した非表示領域とを有し、
前記非表示領域の前記フィルター基板には前記カラーフ
ィルターの周縁部分と模擬電極とを具備し、前記非表示
領域の前記対向基板には模擬電極を具備し、前記シール
剤の形成位置の基板に対し平行方向の両側が前記非表示
領域の構成である。
装置においては、カラーフィルターと透明電極とを備え
たフィルター基板と、前記フィルター基板に対向する電
極を備えた対向基板と、前記フィルター基板と対向基板
とを所定の間隙を介して接着シールするシール剤と、前
記間隙に封入した180度以上のねじれ角度を持つネマテ
ィック液晶層とを含み、前記フィルター基板及び対向基
板には前記液晶層を所定の信号に応じて駆動表示する表
示領域と、表示領域とは独立した非表示領域とを有し、
前記非表示領域の前記フィルター基板には前記カラーフ
ィルターの周縁部分と模擬電極とを具備し、前記非表示
領域の前記対向基板には模擬電極を具備し、前記シール
剤の形成位置の基板に対し平行方向の両側が前記非表示
領域の構成である。
作用 上記のように構成された液晶カラー表示装置において
は、表示部分にカラーフィルター周縁部及び、透明電極
による段差が小さいため、表示部分における低次ツイス
ト領域の発生を防止することができる。また、非表示部
に存在するカラーフィルター周縁部及び模擬透明電極に
よる段差や、シール剤部分において低次ツイスト領域が
発生した場合においても、その地点より表示部までの距
離が十分であれば、低次ツイスト領域が表示部分にまで
及ぶ事を防止することができる。
は、表示部分にカラーフィルター周縁部及び、透明電極
による段差が小さいため、表示部分における低次ツイス
ト領域の発生を防止することができる。また、非表示部
に存在するカラーフィルター周縁部及び模擬透明電極に
よる段差や、シール剤部分において低次ツイスト領域が
発生した場合においても、その地点より表示部までの距
離が十分であれば、低次ツイスト領域が表示部分にまで
及ぶ事を防止することができる。
実施例 以下本発明の一実施例については図面を用いて説明す
る。
る。
第１図において、硝子基板20の表示部には厚さ0.2μ
ｍの透明信号電極30を、非表示部にはその外縁がシール
剤の直前にまで延長された、厚さ0.2μｍの模擬透明信
号電極30Aをそれぞれ形成する。透明信号電極30の上に
は、厚さ１μｍのカラーフィルター40を形成し、更にこ
のカラーフィルター40の周縁部40Aを、透明信号電極30
より外側に延長し、模擬透明信号電極30Aの上に、その
外縁が一致するように形成する。もう片側の硝子基板21
の表示部には厚さ0.2μｍ透明走査電極31を、非表示部
にはその外縁がシール剤の直前にまで延長された、厚さ
0.2μｍの模擬透明走査電極31Aをそれぞれ形成する。更
にこの両硝子基板20,21それぞれの上に配向剤50,51を塗
布し、後述の方向にラビング処理を行う。この両硝子基
板50,51をセル厚が6.0μｍとなるようにシール剤70で貼
り合せ、270゜のねじれ角を持つように旋光性物質が添
加されたネマティック液晶60を注入する。この一対の硝
子基板20,21の外側には、後述する方向に偏光板10,11を
貼付する。第５図で、Rf,Rrは第１図における配向剤50,
51のラビング処理方向をそれぞれ示し、Pf,Prは第１図
における偏光板10,11の偏光軸の方向をそれぞれ示す。
ｍの透明信号電極30を、非表示部にはその外縁がシール
剤の直前にまで延長された、厚さ0.2μｍの模擬透明信
号電極30Aをそれぞれ形成する。透明信号電極30の上に
は、厚さ１μｍのカラーフィルター40を形成し、更にこ
のカラーフィルター40の周縁部40Aを、透明信号電極30
より外側に延長し、模擬透明信号電極30Aの上に、その
外縁が一致するように形成する。もう片側の硝子基板21
の表示部には厚さ0.2μｍ透明走査電極31を、非表示部
にはその外縁がシール剤の直前にまで延長された、厚さ
0.2μｍの模擬透明走査電極31Aをそれぞれ形成する。更
にこの両硝子基板20,21それぞれの上に配向剤50,51を塗
布し、後述の方向にラビング処理を行う。この両硝子基
板50,51をセル厚が6.0μｍとなるようにシール剤70で貼
り合せ、270゜のねじれ角を持つように旋光性物質が添
加されたネマティック液晶60を注入する。この一対の硝
子基板20,21の外側には、後述する方向に偏光板10,11を
貼付する。第５図で、Rf,Rrは第１図における配向剤50,
51のラビング処理方向をそれぞれ示し、Pf,Prは第１図
における偏光板10,11の偏光軸の方向をそれぞれ示す。
第２図の実施例においては、模擬透明信号電極30A
と、透明信号電極30及び模擬透明信号電極30A上に形成
されるカラーフィルター40の周縁部40A、それに模擬透
明走査電極31Aを、シール剤70の形成位置より外側にま
で延長して形成する。
と、透明信号電極30及び模擬透明信号電極30A上に形成
されるカラーフィルター40の周縁部40A、それに模擬透
明走査電極31Aを、シール剤70の形成位置より外側にま
で延長して形成する。
第３図の実施例においては、模擬透明信号電極30A
と、硝子基板20と透明信号電極30及び模擬透明信号電極
30Aの間に形成されるカラーフィルター40の周縁部40A、
それに模擬透明走査電極31Aを、シール剤70の形成位置
の直前にまで延長して形成する。
と、硝子基板20と透明信号電極30及び模擬透明信号電極
30Aの間に形成されるカラーフィルター40の周縁部40A、
それに模擬透明走査電極31Aを、シール剤70の形成位置
の直前にまで延長して形成する。
第４図の実施例においては、模擬透明信号電極30A
と、硝子基板20と透明信号電極30及び模擬透明信号電極
30Aの間に形成されるカラーフィルター40の周縁部40A、
それに模擬透明走査電極31Aを、シール剤70の形成位置
より外側にまで延長して形成する。
と、硝子基板20と透明信号電極30及び模擬透明信号電極
30Aの間に形成されるカラーフィルター40の周縁部40A、
それに模擬透明走査電極31Aを、シール剤70の形成位置
より外側にまで延長して形成する。
発明の効果 表示部分の周縁付近に発生する低次ツイスト領域の発
生を防止することができ、信頼性の高い表示品位の良好
な表示が得られ、またシール剤の設置位置を非表示部に
した構成により、シールを確実かつ強固にできるととも
に、フィルター基板の電極と対向基板の電極とのアライ
メント調整も容易になし得る効果も得られる。
生を防止することができ、信頼性の高い表示品位の良好
な表示が得られ、またシール剤の設置位置を非表示部に
した構成により、シールを確実かつ強固にできるととも
に、フィルター基板の電極と対向基板の電極とのアライ
メント調整も容易になし得る効果も得られる。
第１図〜第４図は、本発明の一実施例を示す液晶カラー
表示装置の主要部分の断面図、第５図は、第１図の下側
から見た、硝子基板上に塗布された配向剤のラビング方
向と、硝子基板外側に貼付された偏光板の偏光軸の方向
を示す説明図、第６図，第７図は、従来まで実施されて
いた液晶カラー表示装置の一例の主要部分の断面図であ
る。 10,11……偏光板、20……硝子基板、30,31……透明電
極、30A,31A……模擬透明電極、40……カラーフィルタ
ー、40A……カラーフィルターの周縁部、50,51……配向
剤、60……液晶層、80……非表示部、Rf……配向剤50の
ラビング処理方向、Rr……配向剤51のラビング処理方
向、Pf……偏光板10の偏光軸の方向、Pr……偏光板11の
偏光軸の方向。
表示装置の主要部分の断面図、第５図は、第１図の下側
から見た、硝子基板上に塗布された配向剤のラビング方
向と、硝子基板外側に貼付された偏光板の偏光軸の方向
を示す説明図、第６図，第７図は、従来まで実施されて
いた液晶カラー表示装置の一例の主要部分の断面図であ
る。 10,11……偏光板、20……硝子基板、30,31……透明電
極、30A,31A……模擬透明電極、40……カラーフィルタ
ー、40A……カラーフィルターの周縁部、50,51……配向
剤、60……液晶層、80……非表示部、Rf……配向剤50の
ラビング処理方向、Rr……配向剤51のラビング処理方
向、Pf……偏光板10の偏光軸の方向、Pr……偏光板11の
偏光軸の方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−123325（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−26631（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−266427（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−90827（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】カラーフィルターと透明電極とを備えたフ
ィルター基板と、前記フィルター基板に対向する電極を
備えた対向基板と、前記フィルター基板と対向基板とを
所定の間隙を介して接着シールするシール剤と、前記間
隙に封入した180度以上のねじれ角度を持つネマティッ
ク液晶層とを含み、前記フィルター基板及び対向基板に
は前記液晶層を所定の信号に応じて駆動表示する表示領
域と、表示領域とは独立した非表示領域とを有し、前記
非表示領域の前記フィルター基板には前記カラーフィル
ターの周縁部分と模擬電極とを具備し、前記非表示領域
の前記対向基板には模擬電極を具備し、前記シール剤の
形成位置の基板に対し平行方向の両側が前記非表示領域
であることを特徴とする液晶カラー表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1007206A JP2615960B2 (ja) | 1989-01-13 | 1989-01-13 | 液晶カラー表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1007206A JP2615960B2 (ja) | 1989-01-13 | 1989-01-13 | 液晶カラー表示装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02187724A JPH02187724A (ja) | 1990-07-23 |
| JP2615960B2 true JP2615960B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=11659542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1007206A Expired - Lifetime JP2615960B2 (ja) | 1989-01-13 | 1989-01-13 | 液晶カラー表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2615960B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11181767B2 (en) | 2018-10-31 | 2021-11-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Semiconductor apparatus, module, camera, and equipment |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2782291B2 (ja) * | 1990-08-30 | 1998-07-30 | キヤノン株式会社 | 強誘電性液晶カラーパネル |
| JPH05203966A (ja) * | 1992-01-29 | 1993-08-13 | Seiko Instr Inc | カラー液晶電気光学装置 |
| JP5042467B2 (ja) * | 2005-06-09 | 2012-10-03 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置および液晶パネル |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02123325A (ja) * | 1988-11-01 | 1990-05-10 | Asahi Glass Co Ltd | カラー液晶表示装置 |
-
1989
- 1989-01-13 JP JP1007206A patent/JP2615960B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11181767B2 (en) | 2018-10-31 | 2021-11-23 | Canon Kabushiki Kaisha | Semiconductor apparatus, module, camera, and equipment |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02187724A (ja) | 1990-07-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080311 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090311 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |