JP2615136B2 - 遠赤外線輻射体及びその製法 - Google Patents

遠赤外線輻射体及びその製法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は遠赤外線輻射体及びその製法に関するもの
で、より詳細には、遠赤外線の輻射率の改善された新規
輻射体及びその製法に関する。
(従来の技術) 近年遠赤外線輻射体の各種方面への応用が着目されて
おり、例えば、各種ヒーターは勿論のこと、保温用プラ
スチック成形品、鮮度保持用包装材料、保温用塗料等へ
の実用化が行われつつある。
遠赤外線輻射体としては、各種セラミックス、例えば
ジルコニア、チタニア、アルミナ、ムライト、コーディ
ライト等が知られている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記セラミック系遠赤外線輻射体は、一般にセラミッ
ク焼結体や溶射被覆等の形で使用されているが、各種成
形品用樹脂、塗料用樹脂、或いは抄紙用繊維マトリック
ス中に分散させて、保温、鮮度保持、健康促進等の用途
に用いることが既に試みられている。
しかしながら、前述したセラミックス粉体は、微細粒
子が得がたく、その比表面積が比較的小さく、しかも樹
脂等への分散性も概して低いことから特にフィルム状及
び繊維状の樹脂マトリックスには利用しがたいという問
題点がある。
遠赤外線輻射体としては、そのものが使用される温度
領域で高い輻射率を示すと共に、樹脂等に微粒化分散し
て表面積の比較的大きい状態で存在することが、遠赤外
線輻射効率の点で望まれている。また、前述した用途に
は、その製造コストが低く、粉体としての取扱いも容易
であることが望まれている。
従って、本発明の目的は、高い輻射率、微細な粒度、
樹脂等への優れた分散性の組合せを有する新規遠赤外線
輻射体及びその製法を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、微細層状結晶のアルミノケイ酸塩乃至
は非晶質アルミノシリケートを母体粒子として選択し、
これに周期律表第II族、第IV族及び/又は第VIII族金属
のアルミン酸塩をコーティングとして結合させると、生
成する無機粒子は遠赤外域において顕著に向上した輻射
率を示すことを見出した。
即ち、本発明によれば、微細層状結晶のアルミノケイ
酸塩乃至は非晶質アルミノシリケートの母体粒子と該母
体粒子に結合した周期律表第II族、第IV族及び/又は第
VIII族金属のアルミン酸塩とから成り、コールターカウ
ンターで測定して0.5乃至15μmのメジアン径を有し、
波長5乃至10μにおける黒体基準の輻射率(60℃)が90
%以上、特に95%以上であることを特徴とする遠赤外線
輻射体が提供される。
本発明によれば、微細層状結晶のアルミノケイ酸塩乃
至は非晶質アルミノシリケートの母体粒子の水性スラリ
ーに、アルミン酸アルカリの水溶液と水溶性周期律表第
II族、第IV族及び/又は第VIII族金属塩の水溶液とを添
加して、加温下に処理し、得られる固形分を300乃至800
℃の温度で焼成することを特徴とする遠赤外線輻射体の
製造方法が提供される。
本発明による遠赤外線輻射体は、種々の用途に特に制
限なしに使用されるが、フィルム状、繊維状及び成型体
としての各種の成型用樹脂、塗料用樹脂或いは紙に配合
して好適に使用される。
(作用) 本発明は、既に述べた通り、微細層状結晶のアルミノ
ケイ酸塩乃至は非晶質アルミノシリケートの母体粒子
に、周期律表第II族、第IV族及び/又は第VIII族金属の
アルミン酸塩を結合させると、遠赤外線領域における輻
射率が顕著に向上するという発見に基づくものである。
本発明者等は、本発明に到達する過程で次の如き興味
のある事実を見出した。即ち、第1図は、ナトリウムA
型ゼオライトの600℃×3時間焼成品について、温度60
℃における波長(μ)と輻射率(黒体基準%)との関係
を示す線図であり、第2図はナトリウムA型ゼオライト
を酸処理により非晶質化し、焼成して得られる非晶質ア
ルミノシリケートについての同様な図であり、第3図は
第2図の非晶質アルミノシリケートにアルミン酸マグネ
シウムコーティングを設けたものについての同様な図で
ある。
これらの図から、ゼオライトを非晶質アルミノシリケ
ートに転化することにより輻射率は著しく向上するが、
これにアルミン酸マグネシウムを結合させることにより
更に輻射率が向上し、このものの輻射率は、測定波長全
領域の4乃至24μにわたって黒体と同様の遠赤外線輻射
を示すという驚くべき事実が明らかとなる。
また、第4図は、微細層状結晶のアルミノケイ酸塩で
あるモンモリロナイト族粘土鉱物(酸性白土)を第3図
のものと同様にアルミン酸マグネシウムコーティングし
たものの遠赤外線輻射特性であるが、この場合にも第3
図と同様の特性が得られることが明らかとなる。
本発明による遠赤外線輻射体は、微細層状結晶のアル
ミノケイ酸塩乃至は非晶質アルミノシリケートを母体粒
子としていることから、粒子形状が一定でしかも微細な
粒子であると共に、樹脂等にも極めて優れた分散性を示
し、最終成形品、塗膜或いは紙への製造が容易であると
共に、これらの製品において広い表面積が確保されるこ
とから、遠赤外線の輻射効率においても優れている。
しかも、本発明で母体粒子として用いるアルミノケイ
酸塩乃至はアルミノシリケートは、微細層状結晶乃至非
晶質であるため、内部(層間)或いは表面に活性サイト
を有しており、アルミン酸アルカリと水溶性周期律表第
II族、第IV族及び/又は第VIII族金属塩との複分解でそ
の場で形成される周期律表第II族、第IV族及び/又は第
VIII族金属アルミン酸塩と結合し、安定な遠赤外線輻射
体を生成するに至るものと推定される。
(発明の好適態様) 遠赤外線輻射体 本発明の遠赤外線輻射体は、微細層状結晶のアルミノ
ケイ酸塩乃至は非晶質アルミノシリケートを母体とす
る。
微細層状結晶のアルミノケイ酸塩とは、テクトケイ酸
塩等の立体構造のものや、層状構造であっても結晶構造
の著しく発達したものを除く意味であり、天然、半合成
或いは合成のフイロケイ酸塩粘土鉱物がこれに該当す
る。
かかる粘土鉱物の代表的なものとしては、次の如きも
のをあげることができる。
1 例えば酸性白土、モンモリロナイト、ベントナイ
ト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ヘク
トライト、ソーコナイトの如きジオクタヘドラル型及び
トリオクタヘドラル型スメクタイト族粘土鉱物、 2 例えばカオリン、ハロイサイト、デツカイト、ナク
ライトの如きカオリナイト族粘土鉱物、 3 例えばセピオライト、アタパルガイト、パリゴルス
カイトの如き鎖状粘土鉱物(セピオライト−パリゴルス
カイト系粘土鉱物)、 4 例えばロイヒテンバージヤイト、シエリダナイト、
チューリンジヤイト、シヤモサイトの如きクロライト系
粘土鉱物、 5 例えばバーミキュライト、マグネシウムバーミキュ
ライト、アルミニウムバーミキュライト等のバーミキュ
ライト系粘土鉱物。
これらの内でも、スメクタイト族、粘土鉱物、特にモ
ンモリロナイト(酸性白土)が好適に使用される。これ
らの粘土鉱物は、そのまま使用し得ることは勿論のこ
と、硫酸、塩酸、硝酸の如き鉱酸類で処理した後母体粒
子として用いることもできる。粘土鉱物の酸処理物は、
アルミノケイ酸塩乃至アルミノシリケートであるという
範囲内で、微細結晶性であってもよいし、また実質上非
晶質であってもよい。
非晶質アルミノシリケートとしては、上述した粘土酸
処理物の他に、好適なものとして、イオン交換性ゼオラ
イト、例えばゼオライトA、ゼオライトX、ゼオライト
Y、ゼオライトP、アナルサイム、モルデナイト、ホー
ジャサイト等を酸処理して非晶質化し、これを必要によ
り300乃至800℃の温度で焼成したものが挙げられる。用
いる酸処理条件等は本出願人の出願に係る特公昭61−36
866号公報に記載されている。ゼオライトの酸処理によ
り非晶質化された非晶質アルミノシリケートは、ゼオラ
イトの一次粒子に特有の粒子形状をそっくり保有した立
方体乃至球状の粒子形状を有すると共に、一次粒子相互
の凝集も少なく、粒度も微細に均斉化されているという
利点を有する。
本発明において、微細層状結晶のアルミノケイ酸塩乃
至非晶質アルミノシリケートの母体粒子は、一般にSi
O2:Al2O3のモル比が1.8:1.0乃至10:1、特に2:1乃至8:1
の範囲内にあるものであることが望ましい。
一方、母体粒子に結合する周期律表第II族、第IV族及
び/又は第VIII族金属のアルミン酸塩は、母体粒子当り
2乃至15重量%、特に4乃至10重量%の量で存在するも
のがよい。このアルミン酸塩の量が上記範囲よりも少な
いと、母体粒子そのものに比して輻射率の向上の程度が
小さく、一方上記範囲よりも多いと、粒子の凝集傾向が
大きくなって、樹脂等への分散性が低下する。
本発明においては、周期律表第II族、第IV族及び/又
は第VIII族金属成分をアルミン酸塩の形で母体粒子に結
合させることが重要であり、これらの金属成分を単に加
水分解等の手段で付着させる場合には、組成的にも不均
一で且つ性能的にも不安定なものとなり易い。この意味
で周期律表第II族、第IV族及び/又は第VIII族金属のア
ルミン酸塩は、式 m MOn/2・Al2O3 式中、Mは周期律表第II族、第IV族及び/又は第VIII
族金属を表わし、nは金属Mの原子価であり、mは1乃
至10、特に1乃至5の数である で表わされる組成を有することが望ましい。周期律表第
II族金属成分としては、カルシウム、マグネシウム、バ
リウム、ストロンチュウム、亜鉛が単独又は2種以上の
組合せで使用されるが、マグネシウムが好適であり、同
じく第IV族金属成分としては、チタニウム、ジルコニウ
ムが好適に使用され、同じく第VIII族金属成分として
は、鉄が好適に使用される。
本発明の遠赤外線輻射体は、一般に、コールターカウ
ンターで測定して、0.5乃至15μm、特に0.5乃至10μm
のメジアン径を有する。また、この輻射体は、黒体基準
の輻射率が波長5乃至10μにおいて90%以上、特に95%
以上であるという特徴を有する。
また、この輻射体のBET比表面積は、一般に1乃至50m
2/g、特に3乃至30m2/gの範囲内にあり、その比表面積
は製造時における母体粒子の種類や焼成温度を変化させ
ることにより、かなり自由な範囲で調節し得る。焼成温
度を高くすると比表面積は小さくなる傾向があり、これ
は用いる母体粒子についても同様である。母体粒子とし
て粘土鉱物やその酸処理物を用いる場合には、比表面積
はやや大きな範囲となる傾向がある。
本発明の輻射体は、一般に母体粒子に固有のX−線回
折像を示す。即ち、母体粒子が微細層状結晶のものであ
る場合にはこの結晶に特有のX−線回折像を示し、母体
粒子が非晶質の場合には実質上非晶質のX−線回折像を
示す。
本発明の輻射体は、母体粒子そのものに比して減少さ
れた水分吸着性を示す。一般に25℃及び90%RHでの水分
吸着量は15%以下、特に7%以下である。これは、母体
粒子に結合した周期律表第II族、第IV族及び/又は第VI
II族金属のアルミン酸塩が母体粒子の活性サイトを封鎖
してその吸着性を減少させるためと思われる。これは輻
射体を樹脂中に配合したとき、加工時における水分の発
泡の問題が小さく、有利な点となる。
製 法 本発明によれば、微細層状結晶のアルミノケイ酸塩乃
至は非晶質アルミノシリケートの母体粒子の水性スラリ
ーに、アルミン酸アルカリの水溶液と水溶性周期律表第
II族、第IV族及び/又は第VIII族金属塩の水溶液とを添
加して、加温下に処理し、得られる固形分を300乃至800
℃の温度で焼成する。
母体粒子の水性スラリーとしては、固体分濃度が5乃
至70重量%、特に10乃至50重量%のものが使用され、母
体粒子は撹拌、湿式粉砕等の手段で微細且つ一様に分散
させておくことが望ましい。
アルミン酸アルカリとしては、Na2O:Al2O3のモル比が
1.2:1乃至5:1、特に1.4:1乃至25:1で且つAl2O3としての
濃度が1乃至20重量%、特に2乃至10重量%のものが使
用される。周期律表第II族、第IV族及び/又は第VIII族
金属塩の水溶性塩としては、塩酸塩、硝酸塩等が有利に
使用され、水溶性であれば硫酸塩を用いることもでき
る。
水性スラリー中の反応は、母体粒子の水性スラリー
に、前記両溶液を添加しつつ撹拌することにより行われ
る。反応条件は、特に制限はないが、一般に30乃至100
℃、特に50乃至90℃の温度で0.5乃至5時間の条件がよ
い。
生成物は、そのまま焼成処理に賦してもよいが、一般
に過し、水洗した後焼成に賦する。焼成温度は、300
乃至800℃、特に400乃至700℃の温度で、1乃至10時間
程度焼成を行うのがよい。焼成物を必要により、水洗、
粉砕、分級等の後処理に賦することもできる。
この輻射体には、必要により分散性向上のために、各
種脂肪酸、樹脂酸、金属石ケン、ロジン類、石油樹脂、
シラン乃至チタン系カップリング剤等の分散剤で被覆処
理を予じめ行ってもよい。被覆量は0.2乃至10重量%の
範囲が適当である。
用 途 本発明の遠赤外線輻射体は、従来遠赤外線輻射体が使
用されている各種用途に供することができる。
しかしながら、本発明の輻射体は、各種成形用樹脂、
例えばフイルム、繊維、包装材、内装材、バスタブ等の
成形用樹脂中に添加分散させて使用するのに著しく適し
ている。このような樹脂としては、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、結晶性プロピレン−エチレン共重合体、イ
オン架橋オレフイン共重合体等のオレフイン系樹脂;ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト等の熱可塑性ポリエステル;6−ナイロン、6,6−ナイ
ロン、6,8−ナイロン等のポリアミド;塩化ビニル樹
脂、塩化ビニリデン樹脂等の塩素含有樹脂類;ポリカー
ボネート;ポリスルホン類;ポリアセタール;アクリル
系樹脂のような熱可塑性樹脂や、熱硬化ポリエステル樹
脂、フエノール樹脂、エポキシ樹脂、ビスマレイミド樹
脂、シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂を挙げることがで
きる。輻射体の配合量は、個々の用途によっても相違す
るが、樹脂100重量部当り0.5乃至100重量部、特に2乃
至80重量部の範囲にあるのがよい。
また、この輻射体は、塗料中に配合することもでき
る。このような塗料としては、油性塗料、セラックニ
ス、クリヤラッカー乃至ラッカーエナメル、セルロース
誘導体塗料、ベークライトワニス、フエノール樹脂ワニ
ス乃至ラッカー、アルキド樹脂ワニス乃至ラッカー、変
性アルキド樹脂塗料、熱硬化型アミノ樹脂ワニス、アミ
ノアルキド樹脂ワニス乃至エナメル、酢酸ビニル樹脂エ
ナメル、塩化ビニル樹脂ワニス乃至エナメル、塩化ビニ
ル樹脂ゾル塗料、塩化ゴム塗料、スチレン−ブタジエン
樹脂塗料、熱硬化型アクリル樹脂エナメル、エポキシ樹
脂塗料、粉状エポキシ塗料、不飽和ポリエステル樹脂ワ
ニス乃至パテ、ポリウレタン樹脂ワニス乃至塗料、ケイ
素樹脂塗料、チタン樹脂塗料、酢酸ビニルラテックス塗
料、スチレン−ブタジエンラテックス塗料、アクリル樹
脂ラテックス塗料、水溶性合成樹脂塗料等が挙げられ
る。輻射体は、塗料固形分当り0.2乃至80重量%、特に
2乃至30重量%の量で配合するのがよい。
また、この輻射体は、各種紙乃至不織布に抄造時に混
入することができる。例えば天然或いは合成パルプの抄
造用スラリーに輻射体を混入し、輻射体が添加された紙
又はコーティングされた紙乃至不織布とすることができ
る。輻射体はパルプ当り2乃至80重量%、特に5乃至50
重量%の量で含有させるのがよい。
また、この輻射体は、特にその母体粒子に微細層状結
晶を有する粘土鉱物系アルミノケイ酸塩を用いる場合に
は、粘土鉱物自体が持つ賦形性を有することから、容易
に粒状化がなされ、特に粒状物内部に微細構造に基づく
多孔質体を形成し易いことから遠赤外線輻射作用を有す
る新規な人工培土に供することができる。
(発明の効果) 本発明によれば、微細層状結晶のアルミノケイ酸塩乃
至は非晶質アルミノシリケートの母体粒子に、周期律表
第II族、第IV族及び/又は第VIII族金属のアルミン酸塩
を結合させることにより、遠赤外線領域における輻射率
を顕著に向上させ、黒体に近い輻射特性を得ることがで
きた。
また、本発明による遠赤外線輻射体は、微細層状結晶
のアルミノケイ酸塩乃至は非晶質アルミノシリケートを
母体粒子としていることから、粒子形状が一定でしかも
微細な粒子であると共に、樹脂等にも極めて優れた分散
性を示し、最終成形品、塗膜或いは紙への製造が容易で
あると共に、これらの製品において広い表面積が確保さ
れることから、遠赤外線の輻射効率においても優れてい
る。
(実施例) 実施例 1 母体粒子粉末が合成の非晶質アルミノシリケート粉末
(水澤化学工業(株)製;シルトン AM,AMT)である
遠赤外線輻射体(以下該輻射体という)について説明す
る。
製 法 第2表に示した実施例1−1の条件で得られた該輻射
体の製法を代表例として説明する。
まず第1表に示した試料No A−1の非晶質アルミノシ
リケート粉末の2Kgを3の水と共に容量6のフタ付
きステンレス容器に入れ、2000RPMの撹拌速度で1時間
撹拌しpH8.2のスラリーを得た。次いでこのスラリーを8
0℃に加温し、これに市販のアルミン酸ナトリウム(Al2
O3 21.0%、Na2O 15%)を1/3に希釈した溶液の570gとM
gOとしての濃度が7%の塩化マグネシウム溶液の570gと
を高速撹拌下に、同時に1時間で注加し、注加後更に1
時間撹拌熟成しpH10.2の反応スラリーを得た。次いでこ
の反応スラリーを容器ごと110℃の恒温乾燥器で乾燥
し、得られた乾燥物を粉砕後、電気炉で600℃で3時間
焼成し、該輻射体の粉末を得た。
以下同様にして、第2表に示したそれぞれの条件で各
種の該輻射体を調製し、その物性と共にまとめて第2表
に示した。
なお本発明による該輻射体の作用効果を明確にするた
め、ナトリウムA型ゼオライト粉末(試料No A−0)の
600℃×3時間の焼成物を比較例H−1及び第1表に示
した試料No A−2の非晶質アルミノシリケート粉末の60
0℃×3時間の焼成物を比較例H−2として比較評価し
た。
試験方法 本明細書における各項の試験方法は下記によった。
(1)遠赤外線輻射率 フーリエ変換型赤外分光光度計(FT−IR)を用いて粉
体の温度60℃での光の波長5〜10μm範囲の相対輻射率
(黒体基準,%)を測定し、その平均値を輻射率(%)
とした。
(2)比表面積 カルロエルバ社製Sorptomatic Series 1800を使用
し、BET法により測定した。
(3)pH JIS K−5101・24Aに準じて測定した。
(4)吸湿量 試料約1gをあらかじめ重量を測定した40×10mmの秤量
ビンに入れ150℃の電気恒温乾燥器で3時間乾燥後デシ
ケーター中で放冷する。次いで試量の重さを精秤し、あ
らかじめ硫酸で関係湿度90%に調節したデシケーター中
に入れ24時間後の重量増を測定し吸湿量とした。
(5)平均粒径 200mlビーカーに試料1gはかりとり、これに脱イオン
水150mlを加えて撹拌下、超音波で2分間分散させる。
この分散液をコールターカウンター(TA II型)アパー
チャーチューブ50μ又は20μを用いて測定する。累積分
布図から平均粒径を求める。
実施例 2 母体粒子粉末に、各種のフイロケイ酸塩の層状粘土鉱
物粉末(第3表に示す)を用いて、実施例1と同様にし
て、各種の該輻射体の粉末を調製し、その結果を第4表
にまとめて示した。
なお、母体粒子に結合させる金属アルミン酸塩のう
ち、その金属塩種として実施例2−3は硫酸マグネシウ
ム、実施例2−8は硫酸鉄、実施例2−10は硝酸チタニ
ールを用いた以外は、全べて実施例1と同様に塩化物を
用いて調製した。
実施例 3 実施例2−1及び2−6で得た該輻射体粉末のそれぞ
れ40部をLBKP80部、NBKP20部からなる原料パルプスラリ
ーに添加し、通常の歩留り向上剤、硫酸バンドを用いる
常法により60g/m2になるように該輻射体を内填した紙を
抄紙した。
次いで得られた紙を、しめきった室内の畳の下にそれ
ぞれ1畳分を敷いて、2ケ月後の虫の発生状態等を観察
したところ、本紙を用いた畳の下には、虫及びカビの発
生が見られなかったが、比較例として評価した新聞紙の
方には虫及びカビの発生が見られた。
実施例 4 実施例2−8で得られた該輻射体粉末80部をSBR−ラ
テックス(Dow 620,固形分濃度50%)からなる塗液100
部に加え、十分に撹拌分散させラテックススラリーを調
製し、このラテックススラリーをコーティングロッドを
用いて実施例3で得られたそれぞれの紙に60μm厚に塗
布し、次いで100℃で3時間乾燥し、テスト紙を得た。
次いで20×20×20cmの密閉型ダンボール箱の内側全面
に上記テスト紙をそれぞれ貼りつけ、このテスト紙を貼
らない同形のダンボール箱と共に、100℃の恒温槽に入
れ、ダンボール箱内の温度が80℃になった時点で、両者
を20℃の室内に取り出し、アルコール温度計を用いて内
部の温度が30℃迄で降下する時間を比較したところ、前
者のダンボールは約4倍の時間を要した。
実施例 5 実施例4で用いた、前者と後者のダンボール箱にそれ
ぞれ市販の苺を600gずつ入れフタをした後、4℃の冷蔵
庫に保存し、その鮮度を評価した。
その結果、後者は3日目から色相が変色し、5日目で
カビが発生したが、本発明の塗布紙を貼った前者では、
9日目で色相の変色が多少認められたものの、14日目に
おいても、まだカビが発生しなかった。
実施例 6 実施例1−4で得た該輻射体粉末を用いて、下記に示
す配合で、塗料を調製し、次いでこの塗料を片方のゴム
手袋の内側に約50μmの厚さに塗布(前者)し、この塗
料を塗布しない片方(後者)と共に、それぞれ両手には
めた後、その両手を氷の入った0℃の水中に入れ指先の
感覚が失われる迄の時間を評価したところ、前者は約4
倍の時間を要した。
塗料配合 樹脂(ベッコゾールP470−70) 100 部 チタン 5 部 炭カル 15 部 該輻射体(試料) 80 部 繊維状雲母 5 部 シンナ 20 部 硬化剤(ナフテン酸鉛、ナフテン酸コバルト) 0.5部 ※塗料の調合は、サンドグライダーにて30分間の分散処
理をした。
実施例 7 実施例1−4及び1−6で得られた該輻射体粉末を用
いて、下記に示す、粉体塗料を調製し、この試料を厚さ
100μmの脱脂アルミ箔上にローラを用いて約1mm厚さに
敷しめた後、下部より赤外ランプで加熱(約180℃)し
て均質な塗膜を作り、更にオーブン中で180℃で10分間
の焼付処理をし、塗膜厚が約40μmのアルミ薄を得た。
塗料の配合 エポキシ樹脂(エピコート1004) 100 部 該輻射体(実施例1−4) 40 部 ( 〃 1−6) 30 部 フツ素樹脂 10 部 硬化剤(ジシアンジアミド) 4 部 流展剤(モンサント製モダフロー) 0.5部 *ダイキン工業(株);ルブロンL−2 なお比較のため、本発明の該輻射体に変えて、市販の
ジルコン粉末を70部配合させた同様の塗膜を作製し、こ
れらのテストピースに関して表面温度100℃に設定して
各塗膜の波長4〜15μmの分光輻射特性を評価した。
その結果、相対輻射率は、本発明による塗膜は約90%
であったが、比較例の塗膜は約80%であった。
又は本発明による塗布アルミ箔(5×5cm、前者)を
未塗布のアルミ箔(5×5cm、後者)と共に、左右の腕
にそれぞれ貼りつけたところ、しばらくしてから前者を
貼りつけた腕の部分が熱くなるのを感じた。
実施例 8 メルトフローレート1.5g/10分及び密度が0.920g/ccの
低密度ポリエチレンに実施例1−1で調製した該輻射体
粉末を2%配合し、押出機で140℃の温度で溶融混練後
ペレタイズした。
次にこのペレットを押出機に供給し、溶融部150℃、
ダイ160℃、膨張比2.0の条件下で厚さ30ミクロンのフィ
ルムにインフレーション製膜した。このフィルムの霞み
度は8.6%であった。同様に高効率遠赤外放射微粉末を
添加しないフィルムをブランクとして製膜した。ブラン
クの霞み度は7.3%であった。
次に牛肉を50gづつ径15cmのシャーレに入れ、上部を
上記2種類のフィルムで密閉後、4℃の冷蔵庫に保存し
た時の経時による牛肉の色調、臭気の変化について観察
した。その結果を第5表に示した。
実施例 9 実施例1−1,1−5,2−3及び2−8で得られた該輻射
体の粉末を用いて、下記に示す配合からなる人工倍土粉
末を調製し、 人工倍土 酸性白土 100部 該輻射体(実施例2−3) 60部 〃 ( 〃 2−8) 40部 〃 ( 〃 1−1) 5部 〃 ( 〃 1−5) 5部 この1Kg粉末に水50mlを加え、よく混練後、2m/m径の
円柱状に造粒し、次いで風乾後300℃で仮焼して、該輻
射体を主成分とする粒状の人工倍土を得た。
次いで、直径20cm、深さ5cmのガラス容器にそれぞれ
寒天にこの培土を50容量%分散させた培地と、寒天のみ
の培地を作り、15℃の暗室で萌やしを育苗させたとこ
ろ、5cmほどに成長するのに前者は5日を要したのに比
べ、後者は7日を要した。
実施例10 メルトフロレート5g/10分及び密度が0.93g/mlの低密
度ポリエチレンに下記方法で表面をポリエチレンワック
ス(三井石油化学工業(株)製、ハイワックス110P)で
処理された実施例2−1(サンプルA)及び実施例2−
6(サンプルB)で調製した該輻射体粉末を内填したポ
リエチレン繊維を溶融紡糸し得られた繊維の保温性、脱
臭性及び抗菌性等を含めた遠赤外線作用効果を評価し
た。
繊維の溶融紡糸法 上記サンプルA4Kg、サンプルB2Kg,ハイワックス110P
0.6Kgとを200のスーパーミキサーにとり500rpmの回転
速度で3分間混合したのち、アトマイザー粉砕機で摩砕
処理を行い、次いで150℃に加温したスパーミキサーに
て転動造粒をし、ワックスコート品を得た。このワック
スコート品に密度0.920g/ml、メルトフローレート1.5g/
10分の低密度ポリエチレン粉末30Kgを加え、同じくスー
パーミキサーで混合した後、押出機で150℃の温度で溶
融混練しチップ化した。
次いでこのチップ0.95重量部に密度0.93g/cm3、メル
トフローレート5g/10分の低密度ポリエチレン5重量部
を加え、紡糸温度280℃で溶融紡糸し、0.2mm径の本発明
による遠赤外線輻射体が2.6%を含有する繊維を調製し
た。
遠赤外線作用効果 (1)上記で得られた繊維を用いて厚さ3mmで20×50cm
角の不織布マットを作り、シバ犬の犬小屋の床に、比較
例である同サイズの市販の毛布とを、対比して敷き占め
た。次いで10日経過後にマットを取り出し、それぞれに
ついて臭気の有無を5人のパネラーによって調べたとこ
ろ、以下に示す脱臭効果が得られた。
(2)10×15cmの紙袋2つに、それぞれ厚さ1.5cm、5
×10cmサイズの角餅を入れ、一方に同じく上記で得た繊
維5gを入れ密封をし、次いで5℃の冷蔵庫に入れ保存し
た。
その結果、本発明の繊維を入れた方は14日経過におい
てもカビの発生が無かったが、一方の繊維を入れなかっ
た方は、5日目でカビが発生した。
(3)同じく上記で得られた繊維を用いて、厚さ3mmの
不織布を作り、市販の厚さ3mmの毛布を比較例として、
それぞれを3人のパネラーのゴム長靴に片方づつ敷き、
5℃の冷凍倉庫と20℃の室外での作業を行い、本発明に
よる不織布の敷皮の保温性と防臭性を調べたところいず
れのパネラーも保温性と防臭性がよいと評価した。
【図面の簡単な説明】
添付図面の第1,第2,第3及び第4図はそれぞれ比較例H
−1,H−2及び実施例1−2,2−0で得られた粉末の温度
60℃における光の波長(μm)に対する黒体を100%基
準とする輻射率(%)を示す線図である。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】微細層状結晶のアルミノケイ酸塩乃至は非
    晶質アルミノシリケートの母体粒子と、該母体粒子に結
    合した周期律表第II族、第IV族及び/又は第VIII族金属
    のアルミン酸塩とから成り、コールターカウンターで測
    定して0.5乃至15μmのメジアン径を有し、波長5乃至1
    0μにおける黒体基準の輻射率が90%以上であることを
    特徴とする遠赤外線輻射体。
  2. 【請求項2】周期律表第II族、第IV族及び/又は第VIII
    族金属のアルミン酸塩が母体粒子当り2乃至15重量%で
    存在する請求項1記載の遠赤外線輻射体。
  3. 【請求項3】周期律表第II族、第IV族及び/又は第VIII
    族金属のアルミン酸塩が式 m MOn/2・Al2O3 式中、Mは周期律表第II族、第IV族及び/又は第VIII族
    金属を表わし、nは金属Mの原子価であり、mは1乃至
    10の数である、 で表わされる組成を有する請求項1記載の遠赤外線輻射
    体。
  4. 【請求項4】微細層状結晶のアルミノケイ酸塩乃至は非
    晶質アルミノシリケートの母体粒子の水性スラリーに、
    アルミン酸アルカリの水溶液と水溶性周期律表第II族、
    第IV族及び/又は第VIII族金属塩の水溶液とを添加し
    て、加温下に処理し、得られる固形分を300乃至800℃の
    温度で焼成することを特徴とする遠赤外線輻射体の製造
    方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載の遠赤外線輻射体を含有する
    樹脂成形品。
  6. 【請求項6】請求項1記載の遠赤外線輻射体を含有する
    塗料。
  7. 【請求項7】請求項1記載の遠赤外線輻射体を填料とし
    て含有する紙。
  8. 【請求項8】請求項1記載の遠赤外線輻射体を含有する
    人工培土。
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