JP2614356B2 - 閉図形抽出方式 - Google Patents
閉図形抽出方式Info
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- JP2614356B2 JP2614356B2 JP2271664A JP27166490A JP2614356B2 JP 2614356 B2 JP2614356 B2 JP 2614356B2 JP 2271664 A JP2271664 A JP 2271664A JP 27166490 A JP27166490 A JP 27166490A JP 2614356 B2 JP2614356 B2 JP 2614356B2
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、図面データ中の任意の閉図形を抽出する閉
図形抽出方式に関する。
図形抽出方式に関する。
［従来の技術］ CAD（Computer Aided Design）システム等の図面デー
タを取り扱うシステムでは、作成された図面データ又は
読み込まれた図面データのうちの特定の閉図形を指定し
て、その閉図形内の情報を抽出したり、その閉図形に対
してハッチング処理等の特定の処理を施すことが頻繁に
行われる。
タを取り扱うシステムでは、作成された図面データ又は
読み込まれた図面データのうちの特定の閉図形を指定し
て、その閉図形内の情報を抽出したり、その閉図形に対
してハッチング処理等の特定の処理を施すことが頻繁に
行われる。
従来、このような閉図形を抽出する処理においては、
端点同士が連結された線分を順次サーチしていき、サー
チ開始点に辿り付くか否かで閉図形を認識するようにし
ている。
端点同士が連結された線分を順次サーチしていき、サー
チ開始点に辿り付くか否かで閉図形を認識するようにし
ている。
［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、このような閉図形の抽出方式では、閉
図形を構成する線分の各端点が結合されていることが前
提となっている。このため、例えば、第４図に示すよう
に、端点Ａ〜Ｈ同士は結合されていないが、複数の線分
L1〜L4が相互に交差することにより閉図形Ｓが生成され
る場合、この閉図形を抽出することができない。このた
め、従来は、このような閉図形Ｓを認識するために、新
たに各線分の交点の座標を入力し直す必要があり、操作
が煩雑になるという問題点がある。
図形を構成する線分の各端点が結合されていることが前
提となっている。このため、例えば、第４図に示すよう
に、端点Ａ〜Ｈ同士は結合されていないが、複数の線分
L1〜L4が相互に交差することにより閉図形Ｓが生成され
る場合、この閉図形を抽出することができない。このた
め、従来は、このような閉図形Ｓを認識するために、新
たに各線分の交点の座標を入力し直す必要があり、操作
が煩雑になるという問題点がある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたも
ので、線分の交差によって閉図形が生成される場合につ
いても、何ら煩雑な操作を必要とすることなしに任意の
閉図形を抽出することができる閉図形抽出方式を提供す
ることを目的とする。
ので、線分の交差によって閉図形が生成される場合につ
いても、何ら煩雑な操作を必要とすることなしに任意の
閉図形を抽出することができる閉図形抽出方式を提供す
ることを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 本発明に係る閉図形抽出方式は、閉図形の内部を指定
する座標点を入力する座標入力手段と、この手段によっ
て入力された座標点を取り囲む複数の線分のうち前記入
力された座標点に最も近い最近接線分を検出し、この最
近接線分上でのサーチ方向に対する前記座標点の位置関
係を同一に保ちながら前記座標点を取り囲む複数の線分
の交点を順次抽出する外郭線分抽出手段と、この手段で
抽出された線分の交点の座標から閉図形を抽出する閉図
形抽出手段とを有することを特徴とする。
する座標点を入力する座標入力手段と、この手段によっ
て入力された座標点を取り囲む複数の線分のうち前記入
力された座標点に最も近い最近接線分を検出し、この最
近接線分上でのサーチ方向に対する前記座標点の位置関
係を同一に保ちながら前記座標点を取り囲む複数の線分
の交点を順次抽出する外郭線分抽出手段と、この手段で
抽出された線分の交点の座標から閉図形を抽出する閉図
形抽出手段とを有することを特徴とする。
［作用］ 本発明においては、閉図形の内部を指定する座標点が
入力されると、外郭線分抽出手段が上記座標点を取り囲
む複数の線分を抽出し、更に閉図形抽出手段が前記抽出
された線分の交点の座標から閉図形を抽出する。
入力されると、外郭線分抽出手段が上記座標点を取り囲
む複数の線分を抽出し、更に閉図形抽出手段が前記抽出
された線分の交点の座標から閉図形を抽出する。
このため、本発明によれば、閉図形抽出の前提として
端点が連続する必要がなく、また、交点の座標値を改め
て入力する必要もないので、閉図形の内部の一点を指定
するという極めて簡単な操作で閉図形を抽出することが
できる。
端点が連続する必要がなく、また、交点の座標値を改め
て入力する必要もないので、閉図形の内部の一点を指定
するという極めて簡単な操作で閉図形を抽出することが
できる。
［実施例］ 以下、添付の図面に基づいて本発明の実施例について
説明する。
説明する。
第１図は本発明の実施例に係る閉図形抽出装置の構成
を示す機能ブロック図である。
を示す機能ブロック図である。
第１図において、座標入力手段１は、マウス、キーボ
ード又はジョイスティック等のポインティングデバイス
からなり、閉図形の内部の一点を指定する手段である。
外郭線分抽出手段２は、図形データ中の線分からサーチ
に不要な線分を除去し、入力点の最近接線分を検出する
とともに、検出された最近接線分に結合される線分で最
小の一筆書きを構成する線分を検索する。閉図形抽出手
段３は、外郭線分抽出手段によって抽出された外郭線分
の交点の座標値から閉図形を認識し、これを抽出する。
ード又はジョイスティック等のポインティングデバイス
からなり、閉図形の内部の一点を指定する手段である。
外郭線分抽出手段２は、図形データ中の線分からサーチ
に不要な線分を除去し、入力点の最近接線分を検出する
とともに、検出された最近接線分に結合される線分で最
小の一筆書きを構成する線分を検索する。閉図形抽出手
段３は、外郭線分抽出手段によって抽出された外郭線分
の交点の座標値から閉図形を認識し、これを抽出する。
次に、このように構成された本実施例に係る閉図形抽
出装置の動作について説明する。
出装置の動作について説明する。
第２図は、この閉図形抽出装置の動作を示す流れ図で
ある。
ある。
オペレータが、図示しない手段を使用して閉図形の抽
出処理を指定すると、先ず、外郭線分抽出手段２は、図
形データ中からサーチに不要な線分を除去する（S1）。
出処理を指定すると、先ず、外郭線分抽出手段２は、図
形データ中からサーチに不要な線分を除去する（S1）。
例えば、第３図（ａ）において、線分L1〜L4は、全て
他の線分と交差しているので、このような線分は、検索
対象となるが、例えば線分LLのように、どの線分とも交
差していない線分は閉図形を構成し得ないので、このよ
うな線分を不要線分として除去する。これにより、検索
対象を絞り込んで検索時間の短縮を図ることができる。
他の線分と交差しているので、このような線分は、検索
対象となるが、例えば線分LLのように、どの線分とも交
差していない線分は閉図形を構成し得ないので、このよ
うな線分を不要線分として除去する。これにより、検索
対象を絞り込んで検索時間の短縮を図ることができる。
次に、第３図（ｂ）に示すように、オペレータが抽出
したい閉図形Ｓ内の一点Ｐを座標入力手段１を使用して
指定すると（S2）、外郭線分抽出手段２は、点Ｐから各
線分に下ろした垂直の長さを比較して最も近い最近接線
分を検出する（S3）。
したい閉図形Ｓ内の一点Ｐを座標入力手段１を使用して
指定すると（S2）、外郭線分抽出手段２は、点Ｐから各
線分に下ろした垂直の長さを比較して最も近い最近接線
分を検出する（S3）。
ここで、線分Ａ−Ｂが最近接線分であると、外郭線分
抽出手段２、先ず、線分Ａ−Ｂの始点Ａから終点Ｂに向
けてサーチを開始し、最初に検出された交点X1を始点に
設定し、次に交点X2が検出されたら、サーチ方向に対す
る点Ｐの位置関係を同一の位置関係に保ちながら、線分
Ｇ−Ｈの検索を開始する（S5）。このような検索を実行
して再び交点X1に辿り着いたら、処理は終了する（S
4）。
抽出手段２、先ず、線分Ａ−Ｂの始点Ａから終点Ｂに向
けてサーチを開始し、最初に検出された交点X1を始点に
設定し、次に交点X2が検出されたら、サーチ方向に対す
る点Ｐの位置関係を同一の位置関係に保ちながら、線分
Ｇ−Ｈの検索を開始する（S5）。このような検索を実行
して再び交点X1に辿り着いたら、処理は終了する（S
4）。
次に、閉図形出手段３は、上述した処理によって抽出
された交点X1〜X4をもとに閉図形を放出し、例えば第３
図（ｃ）に示すようなハッチング処理や閉図形内の情報
抽出処理等の必要な処理を実行する。
された交点X1〜X4をもとに閉図形を放出し、例えば第３
図（ｃ）に示すようなハッチング処理や閉図形内の情報
抽出処理等の必要な処理を実行する。
このように、本実施例によれば、端点が連続しない閉
図形に対しても、その交点を順次検索していくことによ
り、閉図形認識処理を行うことができ、交点の座標入力
等の面倒な操作が必要ないという利点がある。
図形に対しても、その交点を順次検索していくことによ
り、閉図形認識処理を行うことができ、交点の座標入力
等の面倒な操作が必要ないという利点がある。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるもので
はない。即ち、上記実施例では、最近接線分に交差する
交点を順次求めながら点Ｐを内部に含む外郭線分を検索
していったが、最近接線分と交差する線分及びこれらの
線分と更に交差する線分を全て求めると共に、それらの
相互の交点を求めておき、これらの線分と点Ｐとの位置
関係から、閉図形を構成する線分とその交点とを抽出す
るようにしてもよい。
はない。即ち、上記実施例では、最近接線分に交差する
交点を順次求めながら点Ｐを内部に含む外郭線分を検索
していったが、最近接線分と交差する線分及びこれらの
線分と更に交差する線分を全て求めると共に、それらの
相互の交点を求めておき、これらの線分と点Ｐとの位置
関係から、閉図形を構成する線分とその交点とを抽出す
るようにしてもよい。
［発明の効果］ 以上述べたように、本発明によれば、端点が連続しな
い複数の外郭線によって作成される閉図形についても、
その交点座標を入力することなしに閉図形の内部の一点
を指示するといった極めて簡単な操作で閉図形抽出処理
を行うことができる。
い複数の外郭線によって作成される閉図形についても、
その交点座標を入力することなしに閉図形の内部の一点
を指示するといった極めて簡単な操作で閉図形抽出処理
を行うことができる。
本発明は、特に地図データベース等において、格子に
よって区画された特定領域を抽出する等の用途において
は極めて有効である。
よって区画された特定領域を抽出する等の用途において
は極めて有効である。
第１図は本発明の実施例に係る閉図形抽出装置の機能ブ
ロック図、第２図は同装置における外郭線分抽出処理の
流れ図、第３図は同装置の動作を説明するための模式
図、第４図は従来の問題点を説明するための模式図であ
る。 １……座標入力手段、２……外郭線分抽出手段、３……
閉図形抽出手段。
ロック図、第２図は同装置における外郭線分抽出処理の
流れ図、第３図は同装置の動作を説明するための模式
図、第４図は従来の問題点を説明するための模式図であ
る。 １……座標入力手段、２……外郭線分抽出手段、３……
閉図形抽出手段。
Claims (1)
- 【請求項１】閉図形の内部を指定する座標点を入力する
座標入力手段と、 この手段によって入力された座標点を取り囲む複数の線
分のうち前記入力された座標点に最も近い最近接線分を
検出し、この最近接線分上でのサーチ方向に対する前記
座標点の位置関係を同一に保ちながら前記座標点を取り
囲む複数の線分の交点を順次抽出する外郭線分抽出手段
と、 この手段で抽出された線分の交点の座標から閉図形を抽
出する閉図形抽出手段と を有することを特徴とする閉図形抽出方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2271664A JP2614356B2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 閉図形抽出方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2271664A JP2614356B2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 閉図形抽出方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04147384A JPH04147384A (ja) | 1992-05-20 |
| JP2614356B2 true JP2614356B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=17503171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2271664A Expired - Fee Related JP2614356B2 (ja) | 1990-10-09 | 1990-10-09 | 閉図形抽出方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2614356B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61221968A (ja) * | 1985-03-28 | 1986-10-02 | Fuji Electric Co Ltd | 図面読取装置 |
-
1990
- 1990-10-09 JP JP2271664A patent/JP2614356B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04147384A (ja) | 1992-05-20 |
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Legal Events
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