JP2613756B2 - 光ヘッド - Google Patents

光ヘッド

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JP2613756B2
JP2613756B2 JP7304056A JP30405695A JP2613756B2 JP 2613756 B2 JP2613756 B2 JP 2613756B2 JP 7304056 A JP7304056 A JP 7304056A JP 30405695 A JP30405695 A JP 30405695A JP 2613756 B2 JP2613756 B2 JP 2613756B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスク、
ビデオディスク等の光ディスクや光磁気ディスク等の光
ディスクや光磁気ディスクなどの光学式記録媒体に対し
て情報の記録や再生を行うための光学ヘッドに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の光ヘッドとして、例えば特開昭5
9−201240号公報に記載されているものがある。
この従来の光ヘッドにおいては、レーザダイオードより
成る光源、この光源から放射される光ビームを対物レン
ズへ導く光学系、対物レンズをその光軸方向に変位させ
てフォーカシング制御やトラッキング制御を行うアクチ
ュエータ、記録媒体から反射された光ビームを対物レン
ズを介して受光するフォトダイオードより成る受光素子
等を備えている。トラッキングエラー信号の検出方法と
してはいわゆる“3ビーム法”が多く用いられている。
この3ビーム法では、ビームを回折するため回折格子を
用いている。
【0003】また、特開昭56−47933において
は、光学素子を簡略化するために回折格子として、オフ
アクシスホログラムレンズを用いた光ヘッドが開示され
ている。このオフアクシスホログラムレンズは、ガラス
基板上にゼラチンを母材とする感光膜を形成しここに干
渉像を形成し、これを現像処理し、さらにそのうえに保
護用のカバーガラスを紫外線硬化樹脂にて成形して得て
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、従来
の回折格子は平面状になっているためこの回折格子の加
工時、光ヘッドに組み込む時等に、作業台や、保管箱等
の表面に直接回折格子が接触しすれて傷がついたり、ご
みがついたりしやすい。回折格子が微細な凸凹にて形成
されている場合は、ごみがこの中に入り込むためきれい
にふき取ることが出来なく、微細な凸凹のために、その
エッジが傷つきやすい。回折格子に傷やごみが付くと、
この回折格子による回折光が散乱してしまい正常な信号
検出が出来ない欠点がある。
【0005】また、回折格子は扁平なガラス基板の片面
に回折格子を形成し、それを保持枠に組み込み光ヘッド
等に組み込んで使用していた。
【0006】そのため、保持枠が必要で、部品点数およ
び組み立て工数が多くなり、コスト高になると共に、光
学素子とその保持部材との間の取り付け誤差および保持
部材と光ヘッド本体との間の取り付け誤差が累積してし
まい、光学系の組み立て精度が悪くなるという欠点があ
る。
【0007】本発明はかかる欠点を解決した光ヘッドを
提供することを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明の光ヘッドは、
光源から、放射される光ビームを記録媒体上にスポット
として投射して情報の記録および/または再生を行うよ
うにした光ヘッドにおいて、光ビームの光路中に回折格
子が形成された第1の光学素子を配置するとともに、前
記回折格子の周囲部を回折格子より凸に構成し(「凸に
構成し」とは、回折格子の面から***している部分を言
う)、更に前記光路中に第2の光学素子を配置し、前記
第1の光学素子と前記第2の光学素子とを一体成形(一
続きの部材で形成される形態を言う)で構成したことを
特徴とするものである。
【0009】また、本発明の光ヘッドは、前記第1及び
第2の光学素子を、プラスチック系材料にて成形したこ
とを特徴とするものである。更にまた、本発明の光ヘッ
ドは、第1の光学素子と第2の光学素子とは、その保持
部材と一体成形されていることを特徴とするものであ
る。
【0010】
【実施例】以下本願発明の一実施例を図面に基づき、詳
細に説明する。図1はこの発明の参考図を線図的に示す
断面図である。図1の参考図は、光源を構成するレーザ
ダイオード1から放射された光ビームをコリメータレン
ズ2により、平行ビームとして偏光プリズム3に入射さ
せてその偏光膜を透過させ、その透過光を1/4波長板
4を経て反射プリズム5により直角に反射させて、アク
チュエータ6により光軸方向およびそれと直交するトラ
ッキング方向に変位可能な対物レンズ7に導いて光ディ
スク8上にスポット状に投射する。この参考例では光デ
ィスク8に記録された情報を再生するものとする。この
光ディスクでの反射光は、偏光プリズム3までは往路と
同じ光路を辿ってその偏光膜に入射させるが、復路にお
いては1/4波長板4の作用によりその偏光方向が往路
の偏光方向に対して直交するため、偏光膜で全ての戻り
光が反射する。この偏光膜で反射される光ディスクから
の戻り光を、図2に斜視図をも示すように、その中心光
線に対してほぼ臨界角に設定した反射面9aを有する臨
界角プリズム9で反射させて4分割した受光領域を有す
る光検出器10で受光して、情報信号、フォーカシング
エラーおよびトラッキングエラーを検出する。
【0011】なお、図1ではアクチュエータ6の内部構
造を示していないが、このアクチュエータ6は例えば特
開昭56−94311号公報に開示されているもので、
対物レンズ7はその光軸およびそれと直交する方向に変
位可能にばねにより支持されており、フォーカシングコ
イルおよびトラッキングコイルにフォーカシングエラー
およびトラッキングエラーに応じた電流を流すことによ
り、対物レンズ7をフォーカシング方向およびトラッキ
ング方向に変位させることができるように構成されてい
る。
【0012】この参考例では、コリメータレンズ2とそ
の保持枠11とを透明なプラスチックの一体成形体をも
って構成すると共に、コリメータレンズ2の入射側周辺
に入射光束径を明確にすると同時に、保持枠11を通し
てのコリメータレンズ2への有害光の侵入を防止するた
め、金属ワッシャ12をインサート成形する。この保持
枠11は光ヘッド本体13に装着すると共に、コリメー
タレンズ2の入射側端部にはレーザダイオード1を装着
する。
【0013】また、この参考例では、光ヘッド本体13
をプラスチックの一体成形をもって構成して、この光ヘ
ッド本体13に反射プリズム5を一体成形すると共に、
この反射プリズム5の周辺に、同様に入射光束径を明確
にすると同時に、反射プリズム5への有害光の侵入を防
止するため、金属ワッシャ14をインサート成形する。
ここで、コリメータレンズ2とその保持枠11とを一体
成形するプラスチック材料としては、光ビームが例えば
コンパクトディスク用、ビデオディスク用として用いら
れている波長780〜800nmの赤外線の場合には、
ポリカーボネート、アクリル等を用いることができる。
また、反射プリズム5と光ヘッド本体13とを一体成形
するプラスチック材料としては、反射プリズム5にて光
ビームが反射すればよいので、上記の材料の他PPS
(ポリ・フェニル・サルファイド)、PEEK(ポリ・
エーテル・エーテル・ケトン)、PES(ポリエーテル
・サルフォン)、PEI(ポリ・エーテル・イミド)、
エポキシ樹脂等を用いることができる。
【0014】この参考例によれば、コリメータレンズ2
とその保持枠11、および反射プリズム5と光ヘッド本
体13とをそれぞれプラスチックの一体成形をもって構
成したので、部品点数および組み立て工数が減り、従っ
て安価にできる。また、プラスチックの成形体は型の寸
法精度さえ確保しておけば極めて正確に成形できるの
で、組み立て精度も容易に出すことができる。更に、コ
リメータレンズ2および反射プリズム5の入射周辺にそ
れぞれ金属ワッシャ12および14をインサート成形し
たので、これにより入射光束径を明確にできると共に、
有害光の侵入を有効に防止できる。従って、光学的調整
が容易にできる共に、フォーカシング制御およびトラッ
キング制御のサーボを正確に行うことができ、情報を精
度良く記録、再生することができる。また、プラスチッ
ク材料は金属に比べて1/2〜1/3程度軽量であるの
で、光ヘッドの重量を軽くすることができる。従って、
光ヘッドをキャリッジを介して情報トラックと直交する
方向、即ちディスク状記録媒体の径方向に駆動するため
の動力源は低出力のもので足り、しかも高速に移動する
ことができるので、アクセス時間の短縮を図ることがで
きる。更にまた、プラスチック材料は金属に比べて熱伝
導率が低いのでアクチュエータ6のコイルで発生した熱
が光ヘッド本体13に伝わってレーザダイオード1に到
達しにくくなり、レーザダイオードの寿命を延長するこ
とができる。なお、この参考例では、コリメータレンズ
2の周辺に金属ワッシャ12をインサート成形して有害
光の侵入を防止するようにしたが、図3Aに示すよう
に、コリメータレンズ2の周辺部に砂目地15を形成し
たり、図3Bに示すように保持枠11を構成するプラス
チックとして黒色プラスチックや黒色塗料を混入したも
のを用いて、この保持枠11を不透明とする二色成形体
をもって構成したり、あるいはコリメータレンズ2を除
いて保持枠11の内周および/または外周に不透明コー
トを施しても同様の効果を得ることができる。この様な
ことは、光ヘッド本体13と一体成形した反射プリズム
5についても同様に適用することができる。
【0015】図4はこの発明に至るまでに開発した実施
例を説明するための線図的断面図である。この参考例で
は、光ビームを放射するレーザダイオード20をプラス
チック成形体からなる光学系支持体21に装着し、回折
格子22に向けて光ビームを投射する。回折格子22
は、多数の溝が形成されている格子部22aとその保持
部材である周囲の環状の鏡筒部22bとを一体成形した
透明プラスチックの成形体をもって構成する。また、そ
の格子部22aの周囲を高くし鏡筒部22bとしてい
る。この回折格子22はその鏡筒部22bを光学系支持
本体21に直接装着する。そのとき、格子部22aはレ
ーザダイオード20と向き合う面に成形されている。格
子部22aとその保持部材である周囲の環状の鏡筒部2
2bとを一体成形するプラスチック材料としては、光ビ
ームが例えばコンパクトディスク用、ビデオディスク用
として用いられている波長780〜800nmの赤外線
の場合には、ポリカーボネート、アクリル等を用いるこ
とができる。
【0016】回折格子22を透過した光ビームは3本の
光ビームに分岐され、ビームスプリッタ23のハーフミ
ラー面23aを透過しコリメータレンズ24に入射す
る。このコリメータレンズも同様にレンズ作用を果たす
レンズ部24aとその保持部材である周囲の鏡筒部24
bとを一体成形した透明プラスチックの成形体をもって
構成し、光軸方向に調整して鏡筒部24bを光学系支持
本体21に直接装着する。コリメータレンズ24を出射
した3本の光ビームはそれぞれ平行光束とされ、アクチ
ュエータ25により光軸方向およびそれと直交するトラ
ッキング方向に変位される対物レンズ26に入射し、記
録媒体27にスポットとして照射される。この参考例で
は記録媒体27に記録された情報を再生するものとす
る。記録媒体27からの反射光ビームは対物レンズ26
で集光され、再びコリメータレンズ24を通りビームス
プリッタ23のハーフミラー面23aで反射し凹レンズ
28に入射する。凹レンズ28も同様に、凹レンズ部2
8aとその保持部材である環状の鏡筒部28bとを一体
成形した透明プラスチックの成形体をもって構成され、
光軸方向に位置調整を行ってから鏡筒部28bを接着剤
によりプラスチック成形体から成る光ヘッド本体29に
装着する。凹レンズ28を透過した光ビームは、凹レン
ズ28と同軸に配置されたシリンドリカルレンズ30に
入射する。このシリンドリカルレンズ30も同様にレン
ズ作用を有するレンズ部30aとその保持部材である環
状の円筒部30aとを一体成形した透明プラスチックの
成形体をもって構成する。シリンドリカルレンズ30を
透過した光ビームは各ビームに対応する受光領域を有す
るフォトダイオード31に入射し、光電変換されて情報
信号とフォーカシングエラー信号およびトラッキングエ
ラー信号が取り出される。
【0017】この実施例では、光学素子とその保持部材
とをプラスチックにより一体成形した成形体すなわち回
折格子22、コリメータレンズ24、凹レンズ28およ
びシリンドリカルレンズ30の各々について、光学素子
への不所望な有害光の侵入を防止するため、その一部分
に光透過防止処理を施す。すなわち、回折格子22にお
いては鏡筒部22bの内周に金属ワッシャ22cをイン
サートし、コリメータレンズ24においては鏡筒部24
bのレンズ部24aを挟む両側の内周に金属ワッシャ2
4c、24dをインサートし、凹レンズ28においては
鏡筒部28bの入射側端部に凹レンズ部28aを画成す
るように金属ワッシャ28cをインサートし、シリンド
リカルレンズ30においては同様に鏡筒部30bの入射
側端部にレンズ部30aを画成するように金属ワッシャ
30cをインサートする。
【0018】本実施例のように、回折格子をその保持部
材とともにプラスチック系材料にて一体成形し、格子部
の周囲の鏡筒部を格子部より高くした。そのために、格
子部が鏡筒部により保護され作業台、保管箱等に置いた
ときに格子部が作業台、保管箱に直接接することがなく
格子部にごみや傷が付くのを有効に防止できる。さら
に、回折格子をプラスチック系の材料にて成形したた
め、型の精度さえ確保しておけば、きわめて正確に出来
るので量産性に優れるとともに、回折格子の保護をかね
る保持部材も容易に同時に形成出来る。また、平板状の
格子部の回りに保持部材が形成されるので、その保持部
材が補強となり、成形時の格子部の変形が抑制され格子
部の平面度が良い。また、保持部材も一体成形したので
部品点数が少なくなるとともに、組立工数も削減でき、
組立誤差も減少し、安価に出来る。
【0019】また、本実施例では、図1に示す参考例と
同様に有害光防止の効果が得られる。尚、金属ワッシャ
をインサートするのに代えて、図3Bに示したように、
保持部材を不透明なプラスチックとして二色成形した
り、あるいは保持部材の内周および/または外周に不透
明コートを施してもよい。この場合金属ワッシャの代わ
りに、図3Aに示したように、砂目地15を形成するこ
とにより、前述の金属ワッシャあるいは二色成形よりも
簡単且つ安価に有害光の侵入を抑制することができる。
【0020】図5AおよびBは本願発明の参考例を説明
するための他の参考例である。図5AおよびBは図4に
示す凹レンズとシリンドリカルレンズとを一体成形した
光学部品の構成を示す線図的断面図である。図5Aに示
す例においては、凹レンズ部40aおよびシリンドリカ
ルレンズ部40bと周囲の環状の鏡筒部40cを相互に
結合して一体化すると共に、入射側の鏡筒部40cの端
部に光透過防止処理として金属ワッシャ40dをインサ
ートしたものである。
【0021】また、図5Bに示す例は、凹レンズ部とシ
リンドリカルレンズ部との間の空間を透明プラスチック
で充填した例を示すものであり、入射側に凹レンズを構
成するための凹型の球面41aを形成すると共に、該球
面41aを画成するように光透過防止用の金属ワッシャ
41bをインサートし、出射側にはシリンドリカルレン
ズを構成する円筒面41cを形成したものである。
【0022】この様なプラスチック成形体は高い成形精
度を有しているから、2個の光学素子を一体成形しても
高い精度を確保でき、光軸方向の調整を不要とすること
ができる。尚、光透過防止処理は上述したと同様金属ワ
ッシャのインサートに限らず、二色成形や不透明コート
を適用できることはもち論である。尚、金属ワッシャ、
二色成形あるいは不透明コートの代わりに砂目地を形成
することにより、金属ワッシャ、二色成形あるいは不透
明コートよりも、より簡単且つ安価に有害光の侵入を抑
制することができる。
【0023】図6は本発明の実施例の構成を示す線図的
断面図である。この実施例では、各光学素子と光学系を
支持する光学系支持本体および光ヘッド本体とをプラス
チックの一体成形をもって構成したもので、図4に示す
光学系と同様の光学系を有している。従って、図4で用
いた部材と同一の部材には同一符号を付して説明する。
【0024】この実施例では、透明プラスチックの一体
成形体50の各部に以下に示す面を設けて光学素子を形
成する。まず、一体成形体50にレーザダイオード20
のとりつく取り付け面を形成し、そのレーザダイオード
20の出射面と対向する面を凹とし、その底に多数の細
条状の溝部50aを設けて回折格子を形成した。さら
に、一体成形体50には、ビームスプリッタ23の取り
付け部を設け、ビームスプリッタ23の取り付け部を経
て対物レンズ26に光ビームを出射させる面に凸部の球
面50bを設けてコリメータレンズを形成する。また、
ビームスプリッタ23のハーフミラー面23aで反射し
た光ビームが入射する面には凹型の球面50cを設けて
凹レンズを形成し、その出射面には円筒面50dを形成
してシリンドリカルレンズを形成する。
【0025】本実施例においても、回折格子をその保持
部材とともにプラスチック系材料にて一体成形し、回折
格子の周囲を回折格子より高くした。そのために第4図
に示す実施例と同様の効果を有する。さらに本実施例に
おいては、プラスチックの成形体50の各面に回折格子
以外にも、コリメータレンズ、凹レンズ、シリンドリカ
ルレン等の種々の球面や細条状の溝部を設け、光学系を
構成する各光学素子、その支持部材および支持部材を支
持する光ヘッド本体を構成したため、部品点数、組立工
数がきわめて減少するとともに、各光学素子間の組立誤
差も減少する。
【0026】図6において、光学素子の光学面(50
a、50b、50c、50dなどの面)およびビームス
プリッタ23の取付面を除く成形体50の周囲に光透過
防止処理として不透明コート層51を設けたり、不透明
コート層51に代えて二色成形を適用して、有害光の侵
入を防止することができるが、本発明の実施例では、第
6図に示す光ヘッドにおいて、不透明コート層51の部
分を、不透明コート層51に代えて例えば砂目地とし
て、光を通過させる光学面の表面よりも粗くする。この
様に光学素子の光学面以外の成形体50の周囲を上記の
ように構成すれば、前述の不透明コート、金属インサー
トあるいは二色成形よりも、より簡単且つ安価に有害光
の侵入を抑制することができる。
【0027】この発明は上述した実施例にのみ限定され
るものではなく、幾多の変形または変更が可能である。
例えば、光ヘッド本体に装着する光源、光学系および受
光素子は種々のものがあり、またアクチュエータも種々
の形式のものがある。また、対物レンズとその保持部材
とをプラスチックの一体成形体をもって構成した場合に
も本発明を有効に適用することができる。
【0028】さらに、上述した実施例では、光ヘッド本
体や光学系支持本体をもプラスチックの一体成形をもっ
て構成したが、この発明では光学素子とその保持部材と
をプラスチックで一体成形し、その一部に光透過性防止
処理を施すこともでき、光ヘッド本体や光学系支持本体
は金属の形成体をもって構成することもできる。
【0029】
【発明の効果】本発明の光ヘッドは、光源から、放射さ
れる光ビームを記録媒体上にスポットとして投射して情
報の記録および/または再生を行うようにした光ヘッド
において、光ビームの光路中に回折格子が形成された第
1の光学素子を配置するとともに、前記回折格子の周囲
部を回折格子より凸に構成し、更に前記光路中に第2の
光学素子を配置し、前記第1の光学素子と前記第2の光
学素子とを一体成形で構成したことを特徴とするから、
本発明の光ヘッドは、回折格子にごみや傷が付きにくい
利点がある。
【0030】また、前記第1の光学素子と第2の光学素
子とを一体成形したから、部品点数が少なくなるととも
に、組立工数も削減でき、組立誤差も減少し、安価とな
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考図で断面図を示す。
【図2】図1の部分斜視図を示す。
【図3】図3Aおよび図3Bは本発明の参考図で断面図
を示す。
【図4】本発明の本発明に至るまでに開発した実施例を
説明するための断面図を示す。
【図5】図5Aおよび図5Bは本発明の参考図である。
【図6】本発明の実施例を説明するための断面図であ
る。
【符号の説明】
1 レーザダイオード 2 コリメータレンズ 3 偏光プリズム 4 1/4波長板 5 反射プリズム 6 アクチュエータ 7 対物レンズ 8 光ディスク 10 光検出器 11 保持枠 13 光ヘッド本体 20 レーザダイオード 21 光学系支持体 22 回折格子 23 ビームスプリッタ 26 対物レンズ 27 記録媒体 28 凹レンズ 30 シリンドリカルレンズ 30 成形体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源から、放射される光ビームを記録媒体
    上にスポットとして投射して情報の記録および/または
    再生を行うようにした光ヘッドにおいて、 光ビームの光路中に回折格子が形成された第1の光学素
    子を配置するとともに、前記回折格子の周囲部を回折格
    子より凸に構成し、更に前記光路中に第2の光学素子を
    配置し、前記第1の光学素子と前記第2の光学素子とを
    一体成形で構成したことを特徴とする光ヘッド。
  2. 【請求項2】前記前記第1及び第2の光学素子は、プラ
    スチック系材料にて成形されていることを特徴とする請
    求項1に記載の光ヘッド。
  3. 【請求項3】前記第1の光学素子と前記第2の光学素子
    とは、その保持部材と一体成形されていることを特徴と
    する請求項2に記載の光ヘッド。
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