JP2612178B2 - トコフェロール乳化組成物 - Google Patents

トコフェロール乳化組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はトコフェロールを含有する乳化組成物に関す
る。更に詳しくは、食品の分野でトコフェロールを使用
するにあたり安定で抗酸化性にも優れたトコフェロール
乳化組成物を提供するものである。
[従来の技術] 従来からトコフェロールは食品の栄養強化あるいは酸
化防止の目的で使用されている。トコフェロールは脂溶
性であるので水系食品の場合は乳化組成物として添加さ
れる。トコフェロール含有乳化物或はその粉末としては
トコフェロールに天然ガム質またはデキストリンを添加
した市販品がある。
一方、サイクロデキストリンは環状構造を持ってお
り、その中に種々の物を抱接する事が知られている。サ
イクロデキストリンがトコフェロールを抱接することも
良く知られている。しかし、トコフェロールの乳化安定
性、抗酸化性に対するサイクロデキストリンと高分子分
岐デキストリンの効果は知られていない。
[発明が解決しようとする問題点] しかし天然ガム質やデキストリンなどの天然物だけか
らなる乳化物は乳化安定性が十分ではない。更に、トコ
フェロールは空気中の酸素によって酸化され易く、従来
の市販品での抗酸化力は合成抗酸化剤(例えばブチルヒ
ドロキシアニソール等)に比べて劣る。
[発明の目的] 従って、本発明の目的は天然物だけからなる乳化安定
性、抗酸化性に優れたトコフェロール乳化組成物を提供
することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは鋭意研究の結果、天然物であるサイクロ
デキストリンと高分子分岐デキストリンの相乗効果によ
って、乳化安定性、抗酸化性に優れたトコフェロール乳
化組成物が得られることを見いだし本発明を完成した。
以下本発明について具体的に説明する。
本発明では、トコフェロールは、純品或はこれらを油
脂で希釈した物など一般市販品を適宜用いることができ
る。特に栄養生理的な意味で用いる場合はα−トコフェ
ロールを主成分とするもの、抗酸化的な場合はγ或はδ
−トコフェロールを主成分とするものを用いる方が好ま
しい。さらに、トコフェロールの抗酸化にシナジー効果
を有する天然物(L−アスコルビン酸、没食子酸等)を
適宜添加してもよい。トコフェロールの配合量は乳化組
成物の1〜60重量%が好ましい。1重量%以下では抗酸
化能が不十分であり、60重量%以上では乳化が困難とな
る。
サイクロデキストリンとしては、純品あるいは混合物
など一般市販品を適宜用いる。水溶液としたときのサイ
クロデキストリン濃度は1〜18%が好ましい。18%以上
の濃度で使用しても乳化安定性は向上しない。デキスト
リンとしてはワキシースターチをアミラーゼあるいは酸
で軽度に液化したもの、つまり高分子分岐デキストリン
を用いる。分解が進みぶどう糖当量(D.E.)が10以上の
ものではサイクロデキストリンとの相乗効果による乳化
安定性が認められなくなる。水溶液の糖濃度は5〜60%
の範囲で用いる。60%以上では溶解が困難になり、5%
以下では乳化安定性が十分でない。
乳化は所定の構成成分が均一に混合される方法でよ
い。例えば、高速攪拌機、ホモジナイザー等を用いる。
本発明品であるトコフェロール乳化組成物の形態は液
状、固状(顆粒状、粒状、スティク状等)、粉末状等、
いずれの形態でもよい。
乳化組成物の固化または粉末化は通常の方法、例えば
熱風乾燥機、凍結乾燥機、噴霧乾燥機等を用いればよ
い。固化または粉末化したものの使用は液状の乳化組成
物と同様の目的で使用すればよい。
次ぎに本発明の実施例を示すが、本発明はこれにより
限定されるものではない。
実施例1. 水3.15kgに、サイクロデキストリンを10%含有するD.
E.2の高分子分岐デキストリン(豊年製油製 APDEX C1
0)1.35kgを溶解後、50〜70℃に加温した天然トコフェ
ロール(α、β、γ、δ−トコフェロール濃度が各0.5
1,1.32,56.57,39.14%)500gを添加しながら、ホモジナ
イザーで乳化し、液状のトコフェロール乳化組成物(本
発明品(A))を得た。さらにこの乳化組成物の一部を
スプレードライヤーで粉末化して粉末状のトコフェロー
ル乳化組成物(本発明品(粉末A))を得た。
実施例2. α−トコフェロールリッチの天然トコフェロール(豊
年製油製 ET−840)を実施例1と同様にサイクロデキ
ストリンを10%含有するD.E.2の高分子分岐デキストリ
ン水溶液に添加して乳化した後、スプレードライヤーで
粉末化した(本発明品(粉末B))。
比較例1. 実施例1で使用したサイクロデキストリンを10%含有
するD.E.2の高分子分岐デキストリン水溶液の代わり
に、D.E.11のデキストリン1.125kgとアラビアガム0.225
kgとキサンタンガム3.6gを溶解した水溶液4.5kgを使用
し、その他は実施例1と同様にトコフェロールを乳化し
た(比較品(a))。さらに、この乳化組成物の一部を
実施例1と同様に粉末化した(比較品(粉末a))。
試験例1.(乳化安定性) 本発明品(A)と比較品(a)を室温あるいは冷蔵庫
中で1カ月間放置した。いずれの場合も、(a)は上部
でトコフェロールが一部分離したが(A)は完全に乳化
状態を維持した。
一方、:実施例1で用いたサイクロデキストリン含
有高分子分岐デキストリン30重量%、;D.E.2の高分子
分岐デキストリン(豊年製油製 APDEX 50)30重量%、
:サイクロデキストリン3重量%、:アラビアガム
30重量%、:に1重量%アスコルビン酸を添加した
ものを各々調製し、各水溶液37gに実施例1で用いた天
然トコフェロール4gを50℃で添加後、ウルトラニスパイ
ザー(ヤマト科学製)12000rpm,2分間で乳化して5種の
乳化組成物を得た。これらを5000rpmで1分間遠心し
た。残存した乳化層の全体に対する割合と、分離したト
コフェロール層、水層のそれぞれの添加量に対する割合
を第1表に示した。
この結果から明らかなように、本発明品の乳化組成物
,は乳化安定性に優れているといえる。
試験例2.(粉末中のトコフェロールの安定性) 本発明品(粉末A)と比較品(粉末a)を各々15g透
明なビニール袋に入れ密封後、蛍光灯下室温で1カ月放
置した。比較品(粉末a)の表面は赤褐色に変わったが
本発明品(粉末A)では変化しなかった。
試験例3.(粉末の耐吸湿潮解性) 本発明品(粉末A)と比較品(粉末a)を5gづつ各々
シャーレに入れ温度20℃、相対湿度81%のデシケーター
中に1週間放置した。比較品(粉末a)は吸湿潮解しシ
ャーレに付着したが本発明品(粉末A)は粉末状態のま
まであった。
試験例4.(抗酸化性) 本発明品(粉末A)と比較品(粉末a)を10gづつ各
々1リットルの10%食塩水に分散し、これらの溶液にあ
じのひらきを1時間浸漬後冷風乾燥した。同様に食塩水
のみでも行った。室内明所で第1図に示す所定の期間放
置後、抽出脂質の過酸化物価を測定した。脂質の抽出は
通常のクロロホルム&メタノール法で、過酸化物価測定
は基準油脂分析法(2.4.12−71)に従って行なった。結
果を第1図に示した。この結果から本発明品の抗酸化能
が優れていることがわかる。
試験例5.(プリンへの添加) 本発明品(粉末B)1.85gを市販のプリンの素粉末18.
5gに加えた。さらに80℃の湯を50ml加え攪拌した。この
プリンは良好な乳化状態を示した。
試験例6.(飲料への添加) 本発明品(粉末B)1gを市販の牛乳100mlに添加した
ところ、良好な乳化状態を示した。一週間冷蔵後も乳化
状態に変化は認められなかった。
[発明の効果] 本発明品の天然物だけからなるトコフェロール乳化組
成物は従来のものに比べて乳化安定性が優れており、か
つ抗酸化性にも優れている。さらに粉末化した場合でも
粉末状態が安定である(吸湿潮解しない)のみならず、
トコフェロールも安定である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明品及び比較品等のあじのひらきに対する
抗酸化効果を示したものである。図中の□は無添加、●
は比較品添加、▲は本発明品添加の結果を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−21184(JP,A) 特開 昭61−212322(JP,A) 特開 昭56−154479(JP,A) 特開 昭62−281855(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トコフェロール1〜60重量%、サイクロデ
    キストリンを1〜30重量%含有するぶどう糖当量(D.
    E.)1〜10の高分子分岐デキストリンを主成分とする5
    〜60%濃度の澱粉糖質水溶液99〜40重量%を主成分とし
    て含むトコフェロール乳化組成物。
JP62313234A 1987-12-11 1987-12-11 トコフェロール乳化組成物 Expired - Fee Related JP2612178B2 (ja)

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