JP2611899B2 - ワイヤボンダー用ボール形成装置及びその方法 - Google Patents

ワイヤボンダー用ボール形成装置及びその方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体デバイスの組立
工程において、第1ボンディング点、例えば半導体チッ
プ上の電極(パッド)と第2ボンディング点、例えばリ
ードフレームに配設された外部リードとをワイヤを用い
て接続するワイヤボンダーにおけるワイヤボンダー用ボ
ール形成装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、金線又は銅,アルミニウムなどのワ
イヤを用いて第1ボンディング点となる半導体チップ上
の電極と第2ボンディング点となるリードとを接続する
装置としては、図5に示すような回路構成のワイヤボン
ダー用ボール形成装置が知られている。
【0003】図5に示す装置は、高電圧を発生する電源
回路101と、この電源回路101と接続され定電流を
発生する定電流回路102と、スイッチング回路103
と、このスイッチング回路103を一定時間オン/オフ
するタイマ104と、前記スイッチング回路103と接
続された安定器105と、放電電極106と、クランパ
107と、キャピラリ108と、このキャピラリ108
に挿通されたワイヤ109とで構成されている。前記安
定器105には、スパーク放電安定用の大きな値の抵抗
Rが用いられている。
【0004】上記構成よりなる装置を用いてボールの形
成を行うには、外部からのトリガ信号Trによってタイ
マ104がトリガされてスイッチング回路103を駆動
してスイッチをオンにする。このスイッチのオンによっ
て定電流回路102より一定の電流が供給されて安定器
105を介して放電電極106に高電圧、例えば−25
00Vが印加されて、ワイヤ109の先端と放電電極1
06との間で放電を起こさしめ、その放電エネルギーE
によりワイヤの先端を溶融してボール状に形成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、以下に示すような欠点がある。すなわち、
【0006】第一に、放電電極106で発生するエネル
ギー量Eは、電極間電圧Vと電流Iと時間Tとの積にな
るので、電極間距離S、即ちワイヤ109の先端と放電
電極106との間の距離が変化すると電極間電圧Vが変
わるため放電電極106で発生するエネルギー量Eが変
わりボール形成に必要なエネルギーの増減が発生し、そ
れによって形成されるボールの径が変わるという欠点が
ある。即ち、このボール径の変化は、電極間距離Sが変
化すると、これにほぼ比例して電極間電圧Vが変化す
る。したがって、電極間距離Sが大きくなると電極間電
圧Vが大きくなり、電流を一定とすると放電電極106
で発生する単位時間あたりのエネルギー量Eは大きくな
り、逆に電極間距離Sが小さくなると電極間電圧Vは小
さくなり、電流を一定とすると放電電極106で発生す
る単位時間あたりのエネルギー量Eは小さくなるためで
ある。
【0007】ここで出願人は、図6に示すように放電電
極106とワイヤ109との距離、すなわち電極間距離
Sと放電電圧との関係を実験により測定して実証した。
図6は、横軸を放電電極106とワイヤ109との間の
ギャップ(Gap),単位m/mで表し、縦軸を平均放
電電圧(V)で表してその測定結果を示したものである
が、これによればギャップが大きくなるにしたがって平
均放電電圧もほぼ比例して大きくなることがわかった。
【0008】第二に、安定器5には、スパーク放電の安
定用として大きな値の抵抗Rが用いられているため、電
圧降下損失が大きく放電維持用のスパーク放電電流の減
少により適正電流が得られないため、良好なボール形成
ができないという欠点がある。
【0009】そこで、本発明は上記従来技術の欠点に鑑
みてなされたもので、キーボードによりボール径を入力
設定し、このデータを演算手段に出力した後、放電時間
内ワイヤと放電電極間の放電電圧を検出し、この検出さ
れた検出電圧に応じて演算手段により電流制御を行い、
前記キーボードにより設定されたボール径よりなるボー
ルを確実に形成することのできるワイヤボンダー用ボー
ル形成装置及びその方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャピラリ先
端から突出したワイヤの先端と放電電極との間に高電圧
を印加することにより放電を起こさせ、その放電エネル
ギーによりワイヤの先端部を溶融してボールを形成する
ワイヤボンダー用ボール形成装置であって、前記ボール
径を設定して入力実行するキーボードと、該キーボード
により入力されたボール径に応じた電流値を設定して電
流制御を行う演算手段と、前記ワイヤと放電電極間の放
電電圧を検出して前記演算手段に入力する電圧検出手段
と、放電時間の制御を行う時間制御器と、該時間制御器
により制御された時間内定電流制御を行う定電流回路と
を備え、前記演算手段は、前記電圧検出手段により検出
された電圧に応じて電流を制御することによって前記キ
ーボードにより設定されたボール径よりなるボールを形
成するように構成したものである。また、本発明はワイ
ヤボンディング方法に関するものであって、キーボード
によりボール径を設定して入力実行して演算手段に出力
した後、放電時間内前記ワイヤと放電電極間の放電電圧
を検出し、この検出された検出電圧に応じて前記演算手
段により電流制御を行うことによって前記キーボードに
より設定されたボール径よりなるボールを形成するよう
にしたものである。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係るボンディング装置の実施
例を説明する。図1は、本発明に係るワイヤボンダー用
ボール形成装置の回路の構成を示す図である。
【0012】図1において、高電圧を発生する直流電源
回路1は、約−1200V程度の高電圧電源である。こ
の直流電源回路1の−(マイナス)端子は定電流回路2
に接続されている。この定電流回路2は、抵抗R1 とN
PN型トランジスタQ1 とで構成されている。抵抗R1
の一端は前記直流電源回路1の−(マイナス)端子と接
続され、他端はトランジスタQ1 のエミッタに接続され
ている。このトランジスタQ1 のコレクタはインダクタ
Lよりなる安定器3と接続され、この安定器3は放電電
極4と接続されている。この安定器3は、放電電流が何
らかの原因により減少してもインダクタLの自己誘導作
用によりこの電流の減少分に相当する電圧を発生させて
電圧を上昇させてスパーク放電を安定維持させる。
【0013】また、前記トランジスタQ1 のベースに
は、時間制御器としてのタイマ5が接続されている。こ
のタイマ5は、外部からのトリガ信号Trによってトリ
ガされる構成となっており、このトリガ信号Trによっ
てトリガされて一定時間放電時間を制御する構成となっ
ている。このタイマ5は、本実施例では放電時間を一定
にしているが、可変できる構成としてもよい。このタイ
マ5が作動している間、定電流回路2は、放電電極4に
定電流を流すように制御を行なう。このタイマ5の入力
側には、演算器6の出力端子Out2が接続されてい
る。また、この演算器6の出力端子Out1は、直流電
源回路1と抵抗R1 間に接続されている。この演算器6
には、アナログ演算器が用いられている。このアナログ
演算器6は、後述する放電電圧が高い場合には設定され
た電流値よりも放電電流が低くなるように制御を行な
い、逆に放電電圧が低い場合には放電電流が高くなるよ
うに制御を行なう。
【0014】この演算器6の第1の制御入力端子In1
には、D/A変換器7を介してキーボード実行スイッチ
8が接続されている。キーボード実行スイッチ(SW)
8は、操作者がキーボードを用いて所望のボール径を設
定して入力し、それを実行するスイッチである。キーボ
ード等の外部の操作手段を用いてこのキーボード実行ス
イッチ8を実行すると、設定されたボール径のディジタ
ルデータがD/A変換器7によりアナログデータに変換
されて演算器6に出力される。すなわち、前記キーボー
ド実行スイッチ8により設定されたボール径のデータは
D/A変換器7によりアナログデータに変換されると共
に、D/A変換器7によりラッチされて演算器6内に出
力される。
【0015】一方、前記直流電源回路1の+(プラス)
端子は、クランパ10と接続され、ボール形成時にワイ
ヤ11をクランプし、キャピラリ12に挿通されたワイ
ヤ11と所定の電極間距離Sを保つように移動してワイ
ヤ11の先端下方に放電電極4が移動される構成となっ
ている。
【0016】そして、前記トランジスタQ1 のコレクタ
と安定器3との間及び直流電源回路1とクランパ10と
の間には電極間電圧Vを検出する電圧検出器9が接続さ
れている。この電極間電圧9により検出された電圧は前
記演算器6の第2の制御入力端子In2に入力される構
成となっている。
【0017】図2は上記したアナログ演算器6の基本構
成を示したものであり、一対のPNP型トランジスタQ
2 とQ3 、及びPNP型の電流制御トランジスタQ4
より差動増幅器を構成している。すなわち、トランジス
タQ2 とQ3 のそれぞれのエミッタは共通接続されて、
トランジスタQ4 のコレクタに接続されており、このト
ランジスタQ4 のエミッタは正電源+Vccに接続され
ている。
【0018】そして前記一対のトランジスタQ2 とQ3
のコレクタには、それぞれ負荷抵抗R2 及びR3 の一端
が接続され、負荷抵抗R2 及びR3 の他端は共通接続さ
れて、負電源−Vccに接続されている。
【0019】前記電流制御トランジスタQ4 のベースに
はベース抵抗R5 の一端が接続されており、その他端は
演算器6の第1の制御入力端子In1を形成している。
【0020】また、前記トランジスタQ3 のベースは、
このアナログ演算器6の基準電位点に接続されている。
さらに前記トランジスタQ2 のベースにはベース抵抗R
4 の一端が接続されており、その他端は演算器6の第2
の制御入力端子In2を形成している。そして、前記ト
ランジスタQ2 のコレクタに接続された負荷抵抗R2
両端がそれぞれアナログ演算器6の出力端子Out1及
びOut2を形成している。
【0021】次に、上記構成よりなる装置の作用につい
て以下に説明する。
【0022】今、図1に示すようにワイヤ11と放電電
極4が所定距離S離間させた状態にあるとき、キーボー
ド実行スイッチ8により所望のボール径に関するデータ
が演算器6に入力される。そして、外部の操作手段によ
りタイマ5にトリガ信号Trが印加されてタイマ5が作
動して放電電極4とワイヤ11との間で放電が開始され
る。
【0023】この放電が開始されると、電圧検出器9は
放電電圧を検出し、この検出電圧を演算器6の第2の制
御入力端子In2に供給される。演算器6においては、
図2に示すように、電圧検出器9より供給された検出電
圧はベース抵抗R4 を介してトランジスタQ2 のベース
に印加されることになる。
【0024】また演算器6の第1の制御入力端子In1
には、前記D/A変換器7によってラッチされたボール
径に関するアナログデータが供給されており、このアナ
ログデータは、ベース抵抗R5 を介してトランジスタQ
4 のベースに印加される。
【0025】従ってトランジスタQ4 のベースに印加さ
れるボール径に関するアナログデータによって差動増幅
器の全電流(基準定電流)が決定され、またトランジス
タQ2 のベースに印加される電圧検出器9より供給され
た検出電圧(放電電圧)によってトランジスタQ2 及び
3 より成る差動対の各流入電流が決定される。
【0026】ここで、前記電圧検出器9により検出され
る検出電圧が所定値(アナログ演算器6の前記基準電位
点)よりも高くなると、トランジスタQ2 に印加される
ベース電圧がトランジスタQ3 のベース電圧よりも相対
的に上昇したことになる。従って差動増幅器の基本作用
によってトランジスタQ2 のエミッタ電流(コレクタ電
流)が減少し、トランジスタQ3 のエミッタ電流(コレ
クタ電流)が増大する。
【0027】よって、トランジスタQ2 における負荷抵
抗R2 の両端電圧、すなわち演算器6の出力端子Out
1及びOut2間の出力電圧が減少する。
【0028】また前記電圧検出器9により検出される検
出電圧が所定値よりも低くなると、トランジスタQ2
印加されるベース電圧がトランジスタQ3 のベース電圧
よりも相対的に低下したことになる。従ってトランジス
タQ3 のエミッタ電流(コレクタ電流)が減少する。よ
って、トランジスタQ2 における負荷抵抗R2 の両端電
圧、すなわち演算器6の出力端子Out1及びOut2
間の出力電圧が増大する。
【0029】演算器6の出力端子Out1及びOut2
は上記したとおり、タイマ5を介して定電流回路2に接
続されており、従って電圧検出器9によって検出される
放電電圧が上昇すると、定電流回路2を構成するトラン
ジスタQ1 のベース電圧を低下させて放電電流を減少せ
しめ、また電圧検出器9によって検出される放電電圧が
低下すると、定電流回路2を構成するトランジスタQ1
のベース電圧を上昇させて放電電流を増大させるように
作用する。
【0030】なおこの場合、トランジスタQ1 に流れる
放電電流の設定基準値(基準定電流値)は、演算器6の
差動対に流れる全電流、換言すれば、入力端子In1に
印加されるトランジスタQ4 のベース電圧によって決定
されることになる。従って結果として、キーボード実行
スイッチ8によって設定された値によって基準定電流値
が制御され、これにより所定の値のボール径をワイヤ1
1の先端に形成させることができる。
【0031】上記のような構成を用いて所望のボール径
よりなるボールを形成する実験を行なった結果を図3及
び図4に示す。既に示したように、放電電極4とワイヤ
11とのギャップが大きくなると放電電圧Vも上昇する
ことは図6に示したとおりである。
【0032】そこで、本実施例では、次のような実験を
行なったものである。すなわち、
【0033】図3は、ボール径が約60μmとなるよう
にキーボードにより設定して実験したものであるが、例
えばギャップが0.2mmの時に20回ボールを形成し
てそのボール径を測定したところほぼ60μmのボール
径のものが計測された。これと同様にギャップの変化に
関わりなくほぼ同じ大きさのボール径のものが得られ
た。よって、本実施例よりなる回路を用いることによっ
てボール形成に必要な放電エネルギーを常に一定に保つ
ことができる。
【0034】また、図4は、キーボードの設定値を横軸
とし、縦軸にボール径を実測して示したものである。そ
して、ワイヤ径及びギャップを一定のものを用い、1つ
のキーボードの設定に対して10回ボール径を測定した
ものである。この図から明らかなように設定値に対して
ほぼ同じ大きさのボール径が得られることが分かる。
【0035】以上のように、放電電極4で発生するエネ
ルギー量Eは、電極間電圧Vと電流Iと時間Tとの積に
なるが、本実施例では電流を制御することによってボー
ル形成に必要な放電エネルギ−を常に一定に保つことが
できた。
【0036】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、所望の
ボール径をギャップの変化に関わりなくキーボード設定
を行なうのみで容易に形成することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るワイヤボンダー用ボール
形成装置の回路の構成を示す図である。
【図2】図2は、図1における演算器の基本構成を示す
結線図である。
【図3】図3は、本発明に係るワイヤボンダー用ボール
形成装置を用いてギャップとボール径との関係を示す図
である。
【図4】図4は、本発明に係るワイヤボンダー用ボール
形成装置を用いてボール径のキーボード設定値と実測値
との関係を示す図である。
【図5】図5は、従来のワイヤボンダー用ボール形成装
置の回路の構成を示す図である。
【図6】図6は、放電電極とワイヤ先端のギャップと平
均放電電圧との関係を示す図である。
【符合の説明】
1 直流電源回路 2 定電流回路 3 安定器 4 放電電極 5 タイマ 6 演算器 7 D/A変換器 8 キーボード実行スイッチ 9 電圧検出器 10 クランパ 11 ワイヤ 12 キャピラリ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャピラリ先端から突出したワイヤの先
    端と放電電極との間に高電圧を印加することにより放電
    を起こさせ、その放電エネルギーによりワイヤの先端部
    を溶融してボールを形成するワイヤボンダー用ボール形
    成装置であって、 前記ボール径を設定して入力実行するキーボードと、該
    キーボードにより入力されたボール径に応じた電流値を
    設定して電流制御を行う演算手段と、前記ワイヤと放電
    電極間の放電電圧を検出して前記演算手段に入力する電
    圧検出手段と、放電時間の制御を行う時間制御器と、該
    時間制御器により制御された時間内定電流制御を行う定
    電流回路とを備え、 前記演算手段は、前記電圧検出手段により検出された電
    圧に応じて電流を制御することによって前記キーボード
    により設定されたボール径よりなるボールを形成するよ
    うにしたことを特徴とするワイヤボンダー用ボール形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記演算手段は、アナログ演算器よりな
    ることを特徴とする請求項1記載のワイヤボンダー用ボ
    ール形成装置。
  3. 【請求項3】 キャピラリ先端から突出したワイヤの先
    端と放電電極との間に高電圧を印加することにより放電
    を起こさせ、その放電エネルギーによりワイヤの先端部
    を溶融してボールを形成するワイヤボンディング方法に
    おいて、 キーボードによりボール径を設定して入力実行して演算
    手段に出力した後、放電時間内前記ワイヤと放電電極間
    の放電電圧を検出し、この検出された検出電圧に応じて
    前記演算手段により電流制御を行うことによって前記キ
    ーボードにより設定されたボール径よりなるボールを形
    成するようにしたことを特徴とするワイヤボンダー用ボ
    ール形成方法。
  4. 【請求項4】 前記演算手段は、アナログ演算器よりな
    ることを特徴とする請求項3記載のワイヤボンダー用ボ
    ール形成方法。
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