JP2611393B2 - 固体潤滑の玉軸受 - Google Patents

固体潤滑の玉軸受

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JP2611393B2
JP2611393B2 JP63298408A JP29840888A JP2611393B2 JP 2611393 B2 JP2611393 B2 JP 2611393B2 JP 63298408 A JP63298408 A JP 63298408A JP 29840888 A JP29840888 A JP 29840888A JP 2611393 B2 JP2611393 B2 JP 2611393B2
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/38Ball cages
    • F16C33/3818Ball cages formed of unconnected segments
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、特に高真空、高速、高温条件下で、しか
も油やグリースなどによる潤滑が不可能なX線管用回転
陽極の支持軸受などに使用されて、有効に機能する固体
潤滑の玉軸受に関するものである。
(従来技術) 従来より知られているこの種の用途の固体潤滑の玉軸
受として、例えば、特開昭62−270826号公報に開示され
ているように、軸受の外輪溝、内輪溝および玉に軟金属
の被膜を有し、かつ、保持器に固体潤滑剤を有するもの
が知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来技術の軸受のように、固定潤
滑剤の被膜で潤滑しているので、油やグリース潤滑に比
べて、玉と外内輪溝との間のすべり摩擦係数が大きく
(例えば、油、グリースは0.05、銀は0.4、鉛は0.2
5)、かつ、固体潤滑剤は外輪、内輪の溝表面に均一に
着かず、偏在して外輪、内輪の溝表面に微小な凹凸を生
ずるために、回転中この溝表面を転がる玉は円周方向1
回転中に公転速度のバラツキを発生する。
その結果、保持器の円周方向に引張りまたは圧縮の過
大な力が作用して、保持器破損の危険性がある。保持器
が破損した場合、破損した保持器破片を外内輪溝と玉と
の間にかみ込んで軸受が回転しないという問題があっ
た。
よって、この発明は高真空、高温、高速回転の条件下
で使用される固体潤滑の玉軸受について、玉と保持器ポ
ケットにおけるすべり面の摩擦の低減と保持器の破損防
止による軸受の耐久性の向上を図ることを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段) 外輪の軌道溝と内輪の軌道溝との間に玉を有し、か
つ、前記玉が保持器によって保持案内されてなる固体潤
滑剤を使用する玉軸受において、前記保持器が円周上複
数個に分割され、該分割された保持器片は少なくとも1
つ以上の玉を完全に保持案内している。また前記保持器
の分割位置は玉を保持案内するポケット部としている。
さらに円周上複数個に分割された前記保持器片間のすき
まΔhは、保持器ポケット径r1と玉径r2との差のすきま
Δrよりも大きく構成したのものである。
(作用) かくして、この発明の固体潤滑の玉軸受にあっては、
保持器を円周上複数個に分割することによって、保持器
片は、保持器ポケット内で完全に保持する玉の数が玉軸
受の全玉数の約1/2より少ないので、公転速度の異なる
玉を保持する確率が小さく、保持器片の円周方向に作用
する力が小さくなる。
また、保持器の分割位置は柱のところではなく、保持
器ポケット部で分割されているので、保持器の強度は分
割前の保持器とほぼ同程度に保つことができる。
また、分割された保持器片間のすきまΔh(Δh>Δ
r)により、円周方向に保持器片が動き得るすきまを有
することになるので、分解された各保持器片の速度差を
吸収でき、保持器の円周方向に作用する力が軽減され
る。
(実施例) 次にこの発明を第1図および第2図に示す固体潤滑の
玉軸受の一実施例について説明すると、図中、1は外
輪、2は内輪、3a,3b,・・・3iは玉、4は保持器を示
す。前記保持器4は円周上3a,3b,3gの玉のところの保持
器ポケット部でそれぞれ分割されて組み込まれている。
分割された3つの保持器片41,42,43は玉3b,3cと、3e,3
f、そして3h,3iの各2個の玉をそれぞれ完全に保持して
いる。
固体潤滑剤は外輪、内輪の溝表面11と21にまた玉表面
にも31のように被覆されている。
保持器材質は固体潤滑剤を主成分としている。
従来の玉軸受の保持器は3a,3b・・・3iの9個の玉を
保持するのに対して、この発明の分割された保持器片4
1,42,43は各々2個の玉を保持している。
この上記の状態で円周方向1回転中に玉の公転速度に
変化を生ずる例を考える。今一定の玉の公転速度をUと
したとき、一定の玉の公転速度Uに対して、仮に玉3eが
ΔUに進み、玉31がΔU遅れるとすると、従来の保持器
では、速度差は2ΔUとなり、保持器の円周方向に働く
ひずみ量は大きくなる。この発明の実施例では、玉3eと
3iは分離された保持器片42と43とに保持されているから
どちらの保持器片42,43においても玉3e,3iの公転速度U
に対する速度差はΔUにとどまり保持器片42,43の円周
方向に働くひずみ量は小さくなる。従って玉の保持器に
作用する力は小さくなる。
また一定の速度で公転する保持器片41に比較して玉3e
によって速く公転する保持器片42と玉31によって遅く公
転する保持器片43は玉3gのところで保持器が分割されて
いる。
分割された保持器片42と43との保持器間すきまΔh
は、保持器ポケット径r1と玉径r2との差で示される保持
器ポケットすきまΔrより大きくなっているので分割さ
れた保持器片42と43とは相互に接触することはない。よ
って円周上複数個に分割された保持器片は他の分割され
た保持器片から円周方向の力を受けることがなくなる。
従って保持器に作用する円周方向の力が小さくなるこ
とにより保持器の破損がなくなる。また玉の保持器ポケ
ット面へ作用する回転方向の力が小さくなるので、玉と
保持器ポケットのすべり面の摩擦は低減する。
第2図は分割された保持器片の1側面を示している。
分割の位置は柱のところではなく保持器ポケット部で分
割されているので、分割された保持器の強度は分割前の
保持器とほぼ同程度に保つことができる。
なお実施例では保持器の分割数を円周上3箇所にした
が、分割数は円周上2箇所以上でよく、この保持器の分
割数は軸受の玉数によって任意に決り、分割された保持
器片は少なくとも1個以上の玉を完全に保持案内してい
ればよい。
またこの発明は実施例の保持器が内輪案内形成である
が、外輪案内形式及び玉案内形式のどちらにも同様に適
用することができる。
(発明の効果) この発明によれば、上記で述べた如く次の効果があ
る。即ち、固体潤滑の玉軸受において、保持器が円周上
複数個に分割されているので玉の公転速度に変化を生じ
ても、保持器片は公転速度の異なる玉を保持する確率が
減り、保持器への円周方向に作用する力が小さくなる。
従って、保持器の破損がなく、破損により生ずる保持器
破片の発生とそのかみ込みによる摩擦の増大を防止す
る。また保持器の分割はポケット部で分割しているので
保持器の強度は、分割前の保持器とほぼ同程度の強度を
有することができる。また分割された保持器片間のすき
まは、保持器ポケット径と玉径との差のすきまより大き
くなっているので、各保持器片は相互に非接触であるこ
とより玉の保持器ポケット面へ作用する回転方向の力を
小さくして、玉と保持器ポケットのすべり面の摩擦を低
減する。
以上より固定潤滑剤を使用する玉軸受の耐久性の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る固体潤滑の玉軸受の
平面図、第2図は分割された保持器片の側面図。 〔符号の説明〕 1……外輪 2……内輪 3a,3b……3i……玉 4……保持器 41,42,43……分割された保持器片 Δh……分割された保持器片間のすきま r1……保持器のポケット径 r2……玉径 11,21,31……固体潤滑剤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外輪の軌道溝と内輪の軌道溝との間に玉を
    有し、かつ、前記玉が保持器によって保持案内されてな
    る固体潤滑剤を使用する玉軸受において、前記保持器が
    円周上複数個に分割され、該分割された保持器片は少な
    くとも1つ以上の玉を完全に保持案内し、前記保持器の
    分割位置は玉を保持案内するポケット部とし、円周上複
    数個に分割された保持器片間のすきまΔhは、保持器ポ
    ケット径r1と玉径r2との差のすきまΔrよりも大きくな
    っていることを特徴とする固体潤滑の玉軸受。
JP63298408A 1988-11-28 1988-11-28 固体潤滑の玉軸受 Expired - Fee Related JP2611393B2 (ja)

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