JP2611351B2 - 冷凍サイクル - Google Patents

冷凍サイクル

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カーエアコンやルームエアコンなどの冷房
装置あるいは冷凍装置に使用される冷凍サイクルに関す
る。
[従来の技術] 従来より、冷凍サイクルに使用される熱交換器の性能
を向上させるため、二重管構造の気液分離器を備えた熱
交換器が考案されている。
この気液分離器は、熱交換器の熱交換途中で冷媒の流
れが環状流となることから、この環状流部分を二重管構
造として内側の通路を流れるガス冷媒と外側の通路を流
れる液冷媒とを分離するものである。
従って、気液分離器を冷媒凝縮器に備えた場合には、
冷媒凝縮器の熱交換途中で凝縮液化した液冷媒を気液分
離器によって抽出し、冷媒凝縮器内を凝縮前のガス冷媒
のみとすることにより冷媒凝縮器の熱交換効率を向上さ
せることができる。
なお、気液分離器により抽出された液冷媒は、冷媒凝
縮器で凝縮液化された液冷媒とともにレシーバに導かれ
る。
また、気液分離器を冷媒蒸発器に備えた場合には、冷
媒蒸発器の熱交換途中で蒸発したガス冷媒を気液分離器
によって抽出し、冷媒蒸発器内を蒸発前の液冷媒のみと
することにより冷媒蒸発器の熱交換効率を向上させるこ
とができる。
なお、気液分離器により抽出されたガス冷媒は、冷媒
蒸発器で蒸発されたガス冷媒とともに冷媒圧縮機に吸引
される。
このように、熱交換器の熱交換途中に気液分離器を備
えることにより熱交換器の性能を向上させることができ
る。この結果、熱交換器の小型化、あるいは同じ大きさ
であれば熱交換器の能力を増大させることができる。
[発明が解決しようとする課題] しかるに、上述のような気液分離器では、気液分離器
の構造上ガス冷媒と液冷媒とを完全に分離するのは困難
である。このため、冷媒凝縮器側では気液分離器により
抽出された液冷媒に過熱ガスが混在してレシーバに導か
れ、レシーバ内の液冷媒を再蒸発させてしまう。
また、冷媒蒸発器側では気液分離器より抽出されたガ
ス冷媒に液冷媒が混在して冷媒圧縮機に吸引され、冷媒
圧縮機が液圧縮により破損する可能性があると同時に、
サイクル効率が低下する課題を有していた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目
的は、気液分離器により抽出した液冷媒およびガス冷媒
を完全に液化およびガス化してサイクル効率を向上させ
た冷凍サイクルを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手
段を採用する。
吸入したガス冷媒を圧縮して吐出する冷媒圧縮機と、
前記冷媒圧縮機より吐出された高圧の冷媒を凝縮液化さ
せる冷媒凝縮器と、前記冷媒凝縮器より供給された冷媒
を断熱膨張する減圧装置と、前記減圧装置によって断熱
膨張された冷媒を蒸発させる冷媒蒸発器と、前記冷媒凝
縮器の熱交換途中に設けられ、凝縮前のガス冷媒と凝縮
後の液冷媒とを分離して、その分離した液冷媒を抽出し
て前記減圧装置に供給し、分離したガス冷媒を前記冷媒
凝縮器の下流側部位へ流入させる第1気液分離器と、前
記冷媒蒸発器の熱交換途中に設けられ、蒸発前の液冷媒
と蒸発後のガス冷媒と分離して、その分離したガス冷媒
を抽出して前記冷媒圧縮機に供給し、分離した液冷媒を
前記冷媒蒸発器の下流側部位へ流入させる第2気液分離
器と、前記第1気液分離器により抽出されて前記減圧装
置に導かれる液冷媒と前記第2気液分離器により抽出さ
れて前記冷媒圧縮機に導かれるガス冷媒とを熱交換させ
る冷媒熱交換器とを具備することを特徴とする。
[作用] 第1気液分離器によって分離された液冷媒は第1気液
分離器から減圧装置に供給され、分離されたガス冷媒は
第1気液分離器から冷媒凝縮器の下流側部位へ流入す
る。一方、第2気液分離器によって分離されたガス冷媒
は第2気液分離器から冷媒圧縮機に供給され、分離され
た液冷媒は第2気液分離器から冷媒蒸発器の下流側部位
へ流入する。
第1気液分離器から減圧装置に導かれる液冷媒と第2
気液分離器から冷媒圧縮機に導かれるガス冷媒は冷媒熱
交換器で熱交換される。ここで、第1気液分離器によっ
て抽出された液冷媒には液化されていない過熱ガスが含
まれ、第2気液分離器によって抽出されたガス冷媒には
未蒸発の液冷媒が含まれており、且つ第1気液分離器に
よって抽出された液冷媒の方が第2気液分離器によって
抽出されたガス冷媒より温度が高い。このため、第1気
液分離器により抽出された液冷媒と第2気液分離器によ
り抽出されたガス冷媒とが冷媒熱交換器で熱交換される
ことにより、液冷媒に含まれる過熱ガスは凝縮して液化
され、ガス冷媒に含まれる未蒸発の液冷媒は蒸発してガ
ス化される。
これにより、第1気液分離器によって冷媒凝縮器より
抽出された過熱ガスを含む液冷媒は完全に液化されて減
圧装置に供給され、第2気液分離器によって冷媒蒸発器
より抽出された未蒸発の液冷媒を含むガス冷媒は完全に
ガス化されて冷媒圧縮機に吸引される。
一方、第1気液分離器で分離されたガス冷媒は、第1
気液分離器より下流側の冷媒凝縮器内を流れて凝縮液化
された後、減圧装置に供給され、第2気液分離器で分離
された液冷媒は、第2気液分離器より下流側の冷媒蒸発
器内を流れて蒸発した後、冷媒圧縮機に吸引される。
[発明の効果] 本発明によれば、第1気液分離器で抽出した過熱ガス
を含む液冷媒と、第2気液分離器で抽出した未蒸発の液
冷媒を含むガス冷媒とを冷媒熱交換器で熱交換させるこ
とにより、過熱ガスを含む液冷媒を完全に液化できると
ともに、未蒸発の液冷媒を含むガス冷媒を完全にガス化
できる。これにより、過熱ガスがレシーバ内に流入する
のを防止して、レシーバ内の液冷媒を再蒸発させるのを
防ぐことができるとともに、液冷媒が冷媒圧縮機に吸引
されるのを防止して、液圧縮による冷媒圧縮機の破損を
防止できる。
また、第1気液分離器によって冷媒凝縮器より抽出し
た液冷媒、及び第2気液分離器によって冷媒蒸発器より
抽出したガス冷媒を完全に液化及びガス化できることに
より、冷凍サイクルの効率低下を防ぐことができる。
[実施例] 次に、車両用空気調和装置に適用した本発明の冷凍サ
イクルを図面に示す一実施例に基づき説明する。
第1図は冷凍サイクルの冷媒回路図を示す。
本実施例の冷凍サイクル1は、冷媒圧縮機2、冷媒凝
縮器3、レシーバ4、本発明の減圧装置である膨張弁
5、および冷媒蒸発器6の各機能部品と、冷媒凝縮器3
の熱交換途中より液冷媒を抽出する第1気液分離器7お
よび冷媒蒸発器6の熱交換途中よりガス冷媒を抽出する
第2気液分離器8と、冷媒凝縮器3から抽出した液冷媒
と冷媒蒸発器6から抽出したガス冷媒とを熱交換させる
冷媒熱交換器9とから構成され、それぞれ冷媒配管10に
より接続されている。
冷媒圧縮機2は、電磁クラッチ11を介して車両の走行
用エンジン12によって駆動され、吸入したガス冷媒を高
温・高圧に圧縮して吐出する。
冷媒凝縮器3は、冷媒圧縮機2から吐出された冷媒を
空気と熱交換させて凝縮液化させる。
レシーバ4は、冷媒凝縮器3より導かれた冷媒を一時
蓄えるとともに、負荷に応じて膨張弁5に吐出する。
膨張弁5は、レシーバ4から供給された冷媒を断熱膨
張して冷媒蒸発器6に吐出する。
冷媒蒸発器6は、供給された液冷媒を空気と熱交換さ
せて蒸発させるとともに空気を冷却する。蒸発したガス
冷媒は冷媒圧縮機2に吸引される。
第1気液分離器7は、冷媒凝縮器3の熱交換途中の冷
媒通路13に介設されており、凝縮液化された液冷媒と凝
縮前のガス冷媒とを分離して液冷媒を抽出するものであ
る。
第2気液分離器8は、冷媒蒸発器6の熱交換途中の冷
媒通路14に介設されており、蒸発したガス冷媒と未蒸発
の液冷媒とを分離してガス冷媒を抽出するものである。
第1気液分離器7は、第2図に示すように大径の外周
チューブ15と小径の内周チューブ16とから構成されて二
重管構造を呈し、外周チューブ15の一端15aが内周チュ
ーブ16の外周部にかしめられている。
この第1気液分離器7は、冷媒の入口となる外周チュ
ーブ15の他端15bが冷媒凝縮器3の上流側冷媒通路13aの
下端に接続され、分離したガス冷媒の抽出出口となる内
周チューブ16の一端16aが冷媒凝縮器3の下流側冷媒通
路13b(本発明の冷媒凝縮器の下流側部位)の上端に接
続されている。なお、内周チューブ16の他端16bは、外
周チューブ15内の中央で冷媒の流れ方向に向かって開口
している。
また、外周チューブ15の一端側には、分離した液冷媒
を抽出するための抽出出口15cが設けられ、冷媒配管10a
を介してレシーバ4に接続されている。
一方、第3図に示す第2気液分離器8は、第1気液分
離器7と同様に大径の外周チューブ17と小径の内周チュ
ーブ18とから構成されて二重管構造を呈し、外周チュー
ブ17の一端17aが内周チューブ18の外周部にかしめられ
ている。
この第2気液分離器8は、冷媒の入口となる外周チュ
ーブ17の他端17bが冷媒蒸発器6の上流側冷媒通路14aの
下端に接続され、分離したガス冷媒の抽出出口となる内
周チューブ18の一端18aが冷媒配管10bを介して冷媒圧縮
機2に接続されている。なお、内周チューブ18の他端18
bは、外周チューブ17内の中央で冷媒の流れ方向に向か
って開口している。
また、外周チューブ17の一端側には、分離した液冷媒
を抽出するための抽出出口17cが設けられ、冷媒蒸発器
6の下流側冷媒通路14b(本発明の冷媒蒸発器の下流側
部位)の上端に接続されている。
上述の第1気液分離器7および第2気液分離器8は、
冷媒通路13および14を流れる気液二相の冷媒が環状流と
なる所(冷媒通路13および14の上流と下流とのほぼ中央
位置)に設けられている。
従って、第1気液分離器7に導かれた冷媒は、外周チ
ューブ15内の外周寄りを液冷媒が流れて、中央部をガス
冷媒が流れるため、外周チューブ15の一端側に設けた抽
出出口15cより液冷媒が抽出され、内周チューブ16を通
ってガス冷媒が抽出される。抽出出口15cより抽出され
た液冷媒は、抽出出口15cに接続される冷媒配管10aを通
ってレシーバ4に供給され、内周チューブ16を通って抽
出されたガス冷媒は、内周チューブ16に接続される冷媒
凝縮器3の下流側冷媒通路13bに流入する。
また、第2気液分離器8に導かれた冷媒は、外周チュ
ーブ17内の外周寄りを液冷媒が流れて、中央部をガス冷
媒が流れるため、外周チューブ17の一端側に設けた抽出
出口17cより液冷媒が抽出され、内周チューブ18を通っ
てガス冷媒が抽出される。内周チューブ18を通って抽出
されたガス冷媒は、内周チューブ18に接続される冷媒配
管10bを通って冷媒圧縮機2に吸引され、抽出出口17cよ
り抽出された液冷媒は、抽出出口17cに接続される冷媒
蒸発器6の下流側冷媒通路14bに流入する。
冷媒熱交換器9は、第1気液分離器7により抽出され
てレシーバ4に導かれる液冷媒と第2気液分離器8によ
り抽出されて冷媒圧縮機2に導かれるガス冷媒とを熱交
換させるもので、例えば、第1図に示すように冷媒配管
10aの外周を冷媒配管10bが螺旋状に旋回して構成されて
いる。
この冷媒熱交換器9は、本実施例の第1気液分離器7
および第2気液分離器8では完全に液冷媒とガス冷媒と
を分離することができないため、冷媒凝縮器3より抽出
された液冷媒と冷媒蒸発器6より抽出されたガス冷媒と
を熱交換させ、冷媒凝縮器3より抽出した過熱ガスを含
む液冷媒を完全に液化するとともに、冷媒蒸発器6より
抽出した未蒸発の液冷媒を含むガス冷媒を完全にガス化
するものである。
次に、上記冷凍サイクル1の作動を説明する。
電磁クラッチ11の通電によりエンジン12の動力を受け
て冷媒圧縮機2が駆動される。
冷媒圧縮機2は、吸入したガス冷媒を高温・高圧に圧
縮して吐出し、冷媒凝縮器3に供給する。
冷媒凝縮器3では、供給されたガス冷媒が冷媒通路13
を流れる際に車室外の空気と熱交換されて凝縮液化す
る。
このとき、液化されながら冷媒通路13を流れる気液二
相の冷媒が第1気液分離器7まで達した際に、冷媒の流
れが環状流であることから、冷媒通路13の外周寄りを流
れる液冷媒が第1気液分離器7の外周チューブ15に設け
た抽出出口15cより冷媒配管10aを通って抽出され、冷媒
熱交換器9で冷媒蒸発器6より抽出されたガス冷媒と熱
交換された後、レシーバ4に導かれる。
一方、冷媒通路13の中央部を流れるガス冷媒は、第1
気液分離器7の内周チューブ16を流れて内周チューブ16
の一端16aより冷媒凝縮器3の下流側冷媒通路13bに供給
される。
これにより、第1気液分離器7より下流では、液冷媒
が取り除かれてガス冷媒のみとなるため、冷媒凝縮器3
の下流側での熱交換効率が向上する。
冷媒凝縮器3で凝縮液化された冷媒は、レシーバ4に
導かれた後、負荷に応じて膨張弁5に供給される。
膨張弁5に供給された冷媒は、断熱膨張されて冷媒蒸
発器6に吐出される。
冷媒蒸発器6では、冷媒通路14を流れる液冷媒が車室
内へ吹き出される空気から潜熱を奪って蒸発し、ガス冷
媒となって冷媒圧縮機2に吸引される。
このとき、ガス化されながら冷媒通路14を流れる気液
二相の冷媒が第2気液分離器8まで達した際に、冷媒の
流れが環状流であることから、冷媒通路14の外周寄りを
流れる霧状冷媒が第2気液分離器8の外周チューブ17に
設けた抽出出口17cより冷媒蒸発器6の下流側冷媒通路1
4bに供給される。
一方、冷媒通路14の中央部を流れるガス冷媒は、第2
気液分離器8の内周チューブ18を流れて内周チューブ18
の一端18aより冷媒配管10bを通って抽出され、冷媒熱交
換器9で冷媒凝縮器3より抽出された液冷媒と熱交換さ
れた後、冷媒圧縮機2に吸引される。
これにより、第2気液分離器8より下流では、ガス冷
媒が取り除かれて霧状冷媒のみとなるため、冷媒蒸発器
6の下流側での熱交換効率が向上する。
また、上記冷凍サイクル1の作動において、冷媒熱交
換器9で冷媒凝縮器3より抽出した液冷媒と冷媒蒸発器
6より抽出したガス冷媒とを熱交換させることにより、
液冷媒に含まれる過熱ガスは凝縮して液化され、ガス冷
媒に含まれる未蒸発の液冷媒は蒸発してガス化される。
この結果、第1気液分離器7によって冷媒凝縮器3よ
り抽出された過熱ガスを含む液冷媒は完全に液化されて
レシーバ4に導かれ、第2気液分離器8によって冷媒蒸
発器6より抽出された未蒸発の液冷媒を含むガス冷媒は
完全にガス化されて冷媒圧縮機2に導かれる。
従って、過熱ガスがレシーバ4内に流入してレシーバ
4内に液冷媒を再蒸発させるのを防ぐことができるとと
もに、液冷媒が冷媒圧縮機2に吸引されて液圧縮による
冷媒圧縮機2の破損を防止することができる。
また、冷媒凝縮器3より抽出した液冷媒および冷媒蒸
発器6より抽出したガス冷媒を完全に液化およびガス化
することができるため、冷凍サイクル1の効率低下を防
ぐことができる。
第4図に本発明の第2実施例を示す。
本実施例では、本発明の冷凍サイクル1にアキューム
レータサイクルを採用したものである。
従って、本実施例の冷凍サイクル1は、第1実施例で
示した冷媒圧縮機2、冷媒凝縮器3、冷媒蒸発器6、第
1気液分離器7、第2気液分離器8、および冷媒熱交換
器9の他に、冷媒蒸発器6の上流に本発明の減圧装置で
あるキャピラリチューブ19が設けられるとともに、冷媒
圧縮機2の上流にアキュームレータ20が配設されてい
る。
第5図に本発明の第3実施例を示す。
本実施例では、冷媒熱交換器9を冷媒圧縮機2の上流
に配置し、第2気液分離器8により冷媒蒸発器6より抽
出した冷媒を、冷媒蒸発器6で蒸発したガス冷媒と合流
させた後に冷媒熱交換器9に導くものである。
(変形例) 本発明の冷凍サイクル1を車両用空気調和装置に適用
した場合を例示したが、家庭用、商業用、工業用空気調
和装置や、鉄道、船舶などの空気調和装置、冷蔵装置、
冷凍装置などに適用しても良い。
また、冷媒熱交換器9として、冷媒配管10aの外周を
冷媒配管10bが螺旋状に旋回して構成されたものを例示
したが、冷媒配管10bの外周を冷媒配管10aが螺旋状に旋
回して構成したものでも良く、あるいは大径の熱交換通
路の内部に小径の熱交換通路を配設して構成される二重
管構造の冷媒熱交換器でも良い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例を示すもの
で、第1図は本発明の冷凍サイクルの冷媒回路図、第2
図は第1気液分離器の断面図、第3図は第2気液分離器
の断面図であり、第4図は本発明の第2実施例を示す冷
凍サイクルの冷媒回路図、第5図は本発明の第3実施例
を示す冷凍サイクルの冷媒回路図である。 図中 1……冷凍サイクル、2……冷媒圧縮機 3……冷媒凝縮器、5……膨張弁(減圧装置) 6……冷媒蒸発器、7……第1気液分離器 8……第2気液分離器 13b……下流側冷媒通路(冷媒凝縮器の下流側部位) 14b……下流側冷媒通路(冷媒蒸発器の下流側部位) 19……キュピラリチューブ(減圧装置)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)吸入したガス冷媒を圧縮して吐出す
    る冷媒圧縮機と、 (b)前記冷媒圧縮機より吐出された高圧の冷媒を凝縮
    液化させる冷媒凝縮器と、 (c)前記冷媒凝縮器より供給された冷媒を断熱膨張す
    る減圧装置と、 (d)前記減圧装置によって断熱膨張された冷媒を蒸発
    させる冷媒蒸発器と、 (e)前記冷媒凝縮器の熱交換途中に設けられ、凝縮前
    のガス冷媒と凝縮後の液冷媒と分離して、その分離した
    液冷媒を抽出して前記減圧装置に供給し、分離したガス
    冷媒を前記冷媒凝縮器の下流側部位へ流入させる第1気
    液分離器と、 (f)前記冷媒蒸発器の熱交換途中に設けられ、蒸発前
    の液冷媒と蒸発後のガス冷媒とを分離して、その分離し
    たガス冷媒を抽出して前記冷媒圧縮機に供給し、分離し
    た液冷媒を前記冷媒蒸発器の下流側部位へ流入させる第
    2気液分離器と、 (g)前記第1気液分離器により抽出されて前記減圧装
    置に導かれる液冷媒と前記第2気液分離器により抽出さ
    れて前記冷媒圧縮機に導かれるガス冷媒とを熱交換させ
    る冷媒熱交換器と を具備する冷凍サイクル。
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