JP2609801B2 - 弾性クローラ - Google Patents

弾性クローラ

Info

Publication number
JP2609801B2
JP2609801B2 JP5266413A JP26641393A JP2609801B2 JP 2609801 B2 JP2609801 B2 JP 2609801B2 JP 5266413 A JP5266413 A JP 5266413A JP 26641393 A JP26641393 A JP 26641393A JP 2609801 B2 JP2609801 B2 JP 2609801B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crawler
lug
elastic
center
projection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5266413A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07117739A (ja
Inventor
吉郎 上野
Original Assignee
オーツタイヤ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オーツタイヤ株式会社 filed Critical オーツタイヤ株式会社
Priority to JP5266413A priority Critical patent/JP2609801B2/ja
Publication of JPH07117739A publication Critical patent/JPH07117739A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2609801B2 publication Critical patent/JP2609801B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設、土木、農業など
の無限軌道車に使用される弾性クローラに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、鉄製クローラに代えて履き換え
使用するのに有用な履き換え用弾性クローラは、弾性材
料で形成されたクローラ本体にクローラ周方向(以下周
方向と略称する)等間隔に芯金を埋設し、各芯金間に駆
動スプロケット係合用の係合孔を形成し、各芯金に左右
(クローラ幅方向)一対の突起部を内周側に突出形成
し、外周面に各芯金対応位置にラグを一体成形してお
り、突起部の頂面が駆動輪、転動輪などが通る車輪通過
面となっている。
【0003】ところで、大型の土木作業機械において
は、図9に示すように、芯金4のピッチを小さくしてラ
グ7で2個の芯金4の翼部4Aの投影面を略覆わせ、か
つ左右ラグ4を半ピッチ周方向にずらして千鳥配列し、
耐久性を向上するようにしたものがある(特開平1−2
0828号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、ラ
グ7が2個の芯金4を覆う周方向長さを有するため、全
芯金4は左右ラグ7の上に載り、芯金4間においては左
右一方が必ずラグ7に載るので、芯金4上でも芯金4間
でも剛性が高くなり、弾性クローラの振動の振幅は若干
小さくなるが、撓みは芯金4中央上で最も小さく、芯金
4の端部で大きくなり、転動輪が当たる芯金4端部で最
も大きくなり、最小から最大に大きく変化するため、車
体振動が感じられ易くなっている。
【0005】また、屈曲抵抗が飛躍的に大きくなり、駆
動輪等への円滑な巻き掛けが困難になり、馬力ロスを生
じたり、燃費が悪くなったりして走行性能が低下する。
また、クローラ屈曲時のラグの伸びが高くなり、ラグに
カット傷が入り易く、耐久性の実質的な向上が望み難い
ものである。そこで、図8に示すように、クローラ幅方
向におけるラグの長さの範囲内において、左右各側のラ
グ7の接地面を芯金4の小さい範囲で重合するように、
即ち、芯金4に対するラグ7のオーバラップ量を少なく
して、芯金4中央上での撓み量を若干多くして、撓み変
化量を小さくすることが考えられる。
【0006】これによって、車体振動の振幅を小さくす
ると共に体感振動も改善されるが、左右ラグ7が規則正
しく半ピッチずれていると、その振動は芯金4のピッチ
で同一のものとなり、体感し易い振動となり、乗り心地
の悪いものとなる。本発明の第1の目的は、左右一側の
ラグの中心を左右他側のラグ間の中心から前後にずらす
ことにより、振動が体感し難いものとなるようにした弾
性クローラを提供することである。
【0007】本発明の第2の目的は、1つの芯金とそれ
に隣接する芯金とに対して1つのラグを跨がらせ、両芯
金及び芯金間の各部位におけるラグの撓み量を異ならせ
ことにより、振動の振幅が大きくなるのを抑えるよう
にした弾性クローラを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、クローラ本体(2)の幅
方向中央にクローラ長手方向の間隔をおいて駆動輪係合
用の係合孔(4)を設け、周方向前後の係合孔(4)間
に左右突起部(15)(16)とこの突起部(15)
(16)から延伸する左右翼部(4A)を有する芯金
(4)をクローラ本体(2)内に埋設し、前記左右翼部
(4A)の外周側に周方向の抗張体(5)を左右振分け
状に埋設するとともに、クローラ本体(2)の外周面
(6)に前後で隣接する2個の芯金翼部(4A)の投影
面を覆う周方向長さ(W)を有するラグ(7)をクロー
ラ本体(2)の幅方向中央より左右に振分けて肉盛状に
形成し、かつ左右各ラグ(7)の中心を前後芯金(4)
の中心から前後逆方向にずらし、ラグ(7)の前後各芯
金(4)との周方向のオーバラップ長さを異ならせ、更
に、前記左右突起部(15)(16)は、クローラ本体
(2)の内周面に突出形成され周方向で互いに逆方向に
ずれてかつ点対称に形成されていることを特徴とする弾
性クローラである。
【0009】本発明における課題解決のための第2の具
体的手段は、前記左右各突起部(15)(16)は、周
方向に離れた前後1組のガイド突起(F)(R)を有
し、前後ガイド突起(F)(R)の間はガイド突起間谷
間(U)となっており、この一方の突起部のガイド突起
間谷間(U)は、他方の突起部の前後ガイド突起(F)
(R)の一方と側面視において略全幅がオーバラップし
ているとともに、前記ガイド突起間谷間(U)にクロー
ラ本体(2)と同一材料又はそれより高硬度の弾性材料
よりなる弾性突起(18)が、クローラ本体(2)と一
体成形されていることを特徴とする弾性クローラであ
る。
【0010】
【作用】図7において、弾性クローラ1はその内周面を
転動輪が通過するとき、左右ラグ7が大きく重合してい
る芯金4の中央では撓みが最も少なく(A1)、その芯
金4の端部から逃げるとき芯金4を傾斜させるので若干
の撓みを生じ(B1)、次の芯金4との中間に達すると
撓みが減少し(A2)、左右ラグ7が僅かに重合してい
る芯金4の端部に衝突しながらこれを傾斜させると、こ
の部分では剛性が低いので最大量の撓みを生じる(B
2)。
【0011】左右ラグ7が僅かに重合している芯金4で
もその中央部に転動輪が載ると撓みは減少し(A3)、
その芯金4の端部から逃げるとき芯金4を傾斜させるの
で若干の撓みを生じ(B3)、次の芯金4との中間に達
すると撓みが減少し(A4)、左右ラグ7が大きく重合
している芯金4の端部に衝突すると剛性が高いために少
しだけ傾斜させることになり、少ない撓みを生じる(B
4)。
【0012】従って、撓みの最も少ない位置(A1)の
前後位置(B1、B2)では撓みを生じるがその量が少
なく、撓みの最も多い位置(B2)の前後位置(A2、
A3)では撓みが減少するがその減少量が少なく、その
ため振動に大きいうねりを形成することになり、全体の
振幅は略同じであっても急激な振れがないため乗り心地
の良い揺れとなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜7において、1は弾性クローラで、スプロ
ケット製の駆動輪、從動輪及び複数個の転動輪等の車輪
14に巻き掛けられる。この弾性クローラ1は、ゴム、
合成樹脂などの弾性材料で形成されたクローラ本体2
に、クローラ周方向A等間隔に金属又は合成樹脂などで
形成された芯金4を埋設すると共に、芯金4の左右翼部
4Aに対応して芯金4より外周(接地面)側にスチール
などで形成された左右一対の周方向抗張体5を埋設して
おり、クローラ本体2には左右方向中央又はその近傍で
且つ芯金4間に駆動輪が係合する係合孔3が形成され、
クローラ本体2の外周面6に2個の芯金4に跨がる周方
向長さWを有するラグ7を一体成形している。
【0014】前記各芯金4には左右1組の突起部15、
16が一体成形され、クローラ本体2の内周面8側に突
出形成されており、この突起部15、16の頂面が転動
輪等の車輪14が転動する平坦な車輪通過面17となっ
ている。各芯金4は左右翼部4Aが周方向A同一位置に
あり、これに対して、左右突起部15、16が周方向A
に互いに逆方向にずれてかつ点対称に形成されている。
【0015】前記左右各突起部15、16は、周方向A
に離れた前後1組のガイド突起F、Rを有し、前後ガイ
ド突起F、Rの間はガイド突起間谷間Uとなっており、
この一方の突起部のガイド突起間谷間Uは、他方の突起
部の前後ガイド突起F、Rの一方と側面視において略全
幅がオーバラップしている。18は前記芯金4の各突起
部15、16のガイド突起間谷間Uに形成された弾性突
起であり、この弾性突起18はクローラ本体3と同一材
料又はそれより高硬度の弾性材料で、クローラ本体2と
一体成形されており、その頂部は車輪通過面17から若
干突出されている。
【0016】ラグ7は図1、3に示すように、係合孔3
を中心に左右振り分け状でかつ周方向Aに千鳥状に配置
されている。この各ラグ7は内側が周方向長さW1で外
側がそれより短い周方向長さW2であり、左右外側方へ
先細りのブロック形状になっており、接地面の内側半分
で2個の芯金4の翼部4Aに跨がり、その基部は2個の
翼部4Aの投影面を40〜80%覆う形状である。
【0017】左右ラグ7の周方向Aの中心は、右ラグ7
が係合孔3の中心より前側に寸法Sだけ偏位し、左ラグ
7が係合孔3の中心より後側に寸法Sだけ偏位し、左右
のラグ7が前後逆方向に同一寸法ずれており、前記ラグ
7の周方向AのラグピッチはP1とP2とが交互に並ぶ
ようになっている。このラグピッチP1、P2の比率
は、P1/P2=1.1〜2.0であり、1.2〜1.
4の範囲が好ましく、等ピッチの場合に比して、振動の
振幅に大差ないが周期が長くなり、乗り心地が良くなっ
ている。
【0018】そのため、芯金4とラグ7との重合は、ク
ローラ幅方向におけるラグ7の長さの範囲内において、
左右各側のラグ7の接地面は各芯金4に対して多い方で
50〜80%の範囲で重合し、少ない方で10〜40%
の範囲で重合しており、重合量に差を生じている。各ラ
グ7間のクローラ本体2の外周面6は、ラグ7の基部側
にラグ強度を向上するための肉盛り部20が形成され、
外側部には肉盛り部20より更に盛り上がった側補強部
21が形成され、この側補強部21は前後ラグ7の基部
を繋いでおり、かつ翼部4Aとオ−バラップしていて、
翼部4Aの外側端によってクローラ本体2の側部が破損
又は偏摩耗するのを防止している。
【0019】また、係合孔3間の芯金4の外周面6側に
は、ラグ7と一体的に弾性突起部23が形成されてお
り、この弾性突起部23は芯金4の補強をしており、図
3に示す正面視においても、図5に示す側面視において
も逆台形に形成され、それ自体が駆動輪等によって破損
されない形状になっている。この弾性突起部23はラグ
7より厚くないが従来よりも厚く芯金4に肉盛りされて
おり、摩擦や外傷によって芯金4が露出して、その部分
からゴム欠けが生じたり、抗張体5が露出したりしない
ようにしており、弾性クローラ1の耐久性を向上してい
る。
【0020】クローラ本体2の内周面8側には、各芯金
4間に係合孔3側から左右外側方へ延びる溝9が形成さ
れている。この溝9は本来、弾性クローラ1が屈曲する
とき、前後の突起部15、16によってその間の弾性体
が挟まれて潰されないように、予め削除しておくための
ものである。溝9は長い溝9Aと短い溝9Bとを有し、
この短い溝9Bは突起部15、16による圧潰防止のた
めのものであり、外周面6側のラグ7と対応していない
位置に形成されている。これに対し、溝9Aはラグ7と
対応している位置に形成され、突起部15、16による
圧潰防止以外にクローラ本体2の屈曲容易化を図ってい
る。
【0021】ラグ対応溝9Aは溝9Bと略同一の深さで
あり、抗張体5と略平行の溝底面を有し、抗張体5から
溝底面までの距離が抗張体5から外周面6までの距離と
略同一又は若干長くなっており、その長さLは係合孔3
から溝9Bの端部と翼部4Aの外端との中間位置までと
なっており、その外側端は溝底面から内周面8に滑らか
に連続している。
【0022】前記弾性クローラ1は、弾性材料製クロー
ラ本体2に駆動輪係合用の係合孔3を周方向等間隔に形
成し、クローラ本体2内に周方向前後の係合孔3間に芯
金4を埋設すると共に、芯金4の左右翼部4Aの外周側
に周方向の抗張体5を埋設し、クローラ本体2の外周面
6に2個の芯金4に跨がる周方向長さWを有するラグ7
を左右千鳥状に一体成形した上で、左右各ラグ7の中心
を前後芯金4間の中心から前後逆方向にずらし、ラグ7
と前後各芯金4との周方向のオーバラップ長さを異なら
せている。 即ち、左右一方のラグ7を1つの芯金4とそ
の前後一方に隣接の芯金4とに跨がらせ、左右他方ラグ
7を1つの芯金4とその前後他方に隣接の芯金4とに跨
がらせ、左右各ラグ7の接地面を前記1つの芯金4の略
中央から同芯金4の隣接芯金側の端部及び芯金4間を越
えて隣接芯金4の前記1つの芯金側の端部までオーバラ
ップしている。 このことは、1つの芯金4の略中央、同
芯金4の隣接芯金側の端部、芯金4間、隣接芯金4の前
記1つの芯金側の端部等の各部位の総てが左右各ラグ7
の中央からの距離が異なり、ラグ7の撓みが異なること
になり、これによりラグ7の撓み量が小から大へ、大か
ら小へ順次かつ前後差を少なくして変化させることにな
る。 、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、種々変形することができる。例えば、左右一側のラ
グ7の中心を係合孔3の中心に合わせ、左右他側のラグ
7の中心を係合孔3の中心(一側のラグ7間中心)から
ずらしても良く、ラグ7のパターンも、例えばクローラ
幅方向に対して傾斜した形状、左右が連続している形状
等にすることができる。
【0023】次に、本発明における振動発生状態を従来
技術及び比較技術と比較しながら説明する。尚、図8に
示す比較技術の弾性クローラは、図9に示す従来技術の
ものと同様に、左右一側のラグ7の中心を左右他側のラ
グ7間の中心に一致させ、そのラグ7は従来技術のもの
より芯金4に対するオーバラップ量を少なく設定してい
る。
【0024】図7〜9において、車輪14が点線矢印の
ように転動するとき、芯金4は相対的に実線矢印のよう
に移動するものとする。車輪14が転動すると、左右ラ
グ7が大きく重合している芯金4の中央では撓みが最も
少なく(位置A1)、この撓み量は従来技術の位置E1
における撓み量T1より多く、比較技術の位置C1にお
ける撓み量より少なくなっている。
【0025】車輪14がその芯金4の端部から逃げると
き芯金4を傾斜させるので若干の撓みを生じ(位置B
1)、次の芯金4との中間に達すると撓みが減少し(位
置A2)、左右ラグ7が僅かに重合している芯金4の端
部に衝突しながらこれを傾斜させると、この部分では剛
性が低いので最大量の撓みを生じる(位置B2)。これ
らに相当する従来技術の位置F1、E2及び比較技術の
位置D1、D2、C2は略同一の撓みを生じるが、従来
技術はその他より芯金4位置での剛性が高いので、位置
F2での撓み量はT2より少なくなる。
【0026】この範囲で従来技術及び比較技術は、以上
の振動を繰り返すことになり、位置F2〜E1、位置D
2〜C1にかけて最大の落差を生じ、撓み量の多少はあ
っても振幅は略同一になって、最大及び最小撓み位置は
細かいサイクルで繰り返される。これに対して、同範囲
の本件ではB1の位置がラグ7の中央近くに位置してい
るため、撓み量は比較技術より少なく従来技術と略同等
になっている。そして更に、左右ラグ7が僅かに重合し
ている芯金4があるため、この芯金4の中央部に車輪1
4に載ったA3位置では、大重合芯金4に比して大きい
がA2位置と同程度まで撓みは減少し、その芯金4の端
部(位置B3)から逃げるとき芯金4を傾斜させるので
若干の撓みを生じ、次の芯金4との中間に達すると撓み
が減少し(位置A4)、左右ラグ7が大きく重合してい
る芯金4の端部に衝突すると剛性が高いために少しだけ
傾斜させることになり、少ない撓みを生じる(位置B
4)。位置A3〜A1にかけて及び位置B3、B4にか
けて、これらの撓み量は段階状に少なくなっている。
【0027】即ち、撓み最小位置はラグ最大重合芯金4
中央となり、撓み最大位置はラグ最小重合芯金4端部と
なり、これらが2個おきの芯金4に発生するため、振動
以外に振動の大きなうねりを生じ、うねりを含めた全体
の振幅は略同じであっても、うねりの中の振幅は半減
し、急激な振れがないため体感する乗り心地は従来技術
及び比較技術に比して良好になる。
【0028】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、走行中に
発生する振動に大きいうねりを形成し、全体的な振幅は
略同じであっても急激な振れ防止して、乗り心地を改善
することができる。
【0029】また、総ての部位でのラグが与える影響は
異なり、振動の前後差が減少して、体感振動を半減でき
る。 更に、芯金間の剛性差を少なくでき、振動の振幅が
大きくなるのを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す外周面図である。
【図2】同内周面図である。
【図3】同図2のX−X線断面に相当する断面図であ
る。
【図4】同側面図である。
【図5】図2のYーY線断面図である。
【図6】図2のZーZ線断面図である。
【図7】本発明の振動発生説明図である。
【図8】比較技術の振動発生説明図である。
【図9】従来技術の振動発生説明図である。
【符号の説明】
1 弾性クローラ 2 クローラ本体 3 係合孔 4 芯金 6 外周面 7 ラグ 8 内周面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ本体(2)の幅方向中央にクロ
    ーラ長手方向の間隔をおいて駆動輪係合用の係合孔
    (4)を設け、周方向前後の係合孔(4)間に左右突起
    部(15)(16)とこの突起部(15)(16)から
    延伸する左右翼部(4A)を有する芯金(4)をクロー
    ラ本体(2)内に埋設し、前記左右翼部(4A)の外周
    側に周方向の抗張体(5)を左右振分け状に埋設すると
    ともに、クローラ本体(2)の外周面(6)に前後で隣
    接する2個の芯金翼部(4A)の投影面を覆う周方向長
    さ(W)を有するラグ(7)をクローラ本体(2)の幅
    方向中央より左右に振分けて肉盛状に形成し、かつ左右
    各ラグ(7)の中心を前後芯金(4)の中心から前後逆
    方向にずらし、ラグ(7)の前後各芯金(4)との周方
    向のオーバラップ長さを異ならせ、更に、前記左右突起
    部(15)(16)は、クローラ本体(2)の内周面に
    突出形成され周方向で互いに逆方向にずれてかつ点対称
    に形成されていることを特徴とする弾性クローラ。
  2. 【請求項2】 前記左右各突起部(15)(16)は、
    周方向に離れた前後1組のガイド突起(F)(R)を有
    し、前後ガイド突起(F)(R)の間はガイド突起間谷
    間(U)となっており、この一方の突起部のガイド突起
    間谷間(U)は、他方の突起部の前後ガイド突起(F)
    (R)の一方と側面視において略全幅がオーバラップし
    ているとともに、前記ガイド突起間谷間(U)にクロー
    ラ本体(2)と同一材料又はそれより高硬度の弾性材料
    よりなる弾性突起(18)が、クローラ本体(2)と一
    体成形されていることを特徴とする請求項1記載の弾性
    クローラ。
JP5266413A 1993-10-25 1993-10-25 弾性クローラ Expired - Lifetime JP2609801B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5266413A JP2609801B2 (ja) 1993-10-25 1993-10-25 弾性クローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5266413A JP2609801B2 (ja) 1993-10-25 1993-10-25 弾性クローラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07117739A JPH07117739A (ja) 1995-05-09
JP2609801B2 true JP2609801B2 (ja) 1997-05-14

Family

ID=17430593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5266413A Expired - Lifetime JP2609801B2 (ja) 1993-10-25 1993-10-25 弾性クローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2609801B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6422666B2 (en) 2000-06-23 2002-07-23 Taeryuk Rubber Belt Co., Ltd. Elastic crawler
WO2018186145A1 (ja) * 2017-04-04 2018-10-11 株式会社ブリヂストン 弾性クローラ

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4038370B2 (ja) * 2001-12-14 2008-01-23 株式会社アテックス ゴムクローラ及びそのゴムクローラ作業機
JP4392699B2 (ja) * 2002-05-14 2010-01-06 株式会社ブリヂストン ゴムクローラ
JP4719503B2 (ja) * 2005-05-16 2011-07-06 住友ゴム工業株式会社 弾性クローラ
JP6616740B2 (ja) * 2016-06-16 2019-12-04 株式会社ブリヂストン 弾性クローラ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6388588U (ja) * 1986-11-28 1988-06-09
JP3146532B2 (ja) * 1991-01-23 2001-03-19 株式会社ブリヂストン ゴムクロ−ラの芯金
JP2953536B2 (ja) * 1991-01-30 1999-09-27 株式会社ブリヂストン ゴムクロ−ラ用芯金
JPH04262978A (ja) * 1991-02-18 1992-09-18 Bridgestone Corp ゴムクロ−ラ
JP3084103B2 (ja) * 1991-09-20 2000-09-04 ジヤトコ・トランステクノロジー株式会社 自動変速機の油圧回路
JP2975202B2 (ja) * 1991-12-15 1999-11-10 株式会社ブリヂストン ゴムクロ−ラ用芯金

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6422666B2 (en) 2000-06-23 2002-07-23 Taeryuk Rubber Belt Co., Ltd. Elastic crawler
WO2018186145A1 (ja) * 2017-04-04 2018-10-11 株式会社ブリヂストン 弾性クローラ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07117739A (ja) 1995-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6474756B2 (en) Rubber crawler belt
JP2609801B2 (ja) 弾性クローラ
JP5469163B2 (ja) ゴムクローラ
JP4226293B2 (ja) 弾性クローラ
KR0148024B1 (ko) 캐터필러차량의 고무벨트
JP4722313B2 (ja) 突起駆動型ゴムクローラ
JP3619169B2 (ja) ゴムクローラおよびゴムクローラ走行装置
JP4408624B2 (ja) ゴムクローラ
JP4471456B2 (ja) 弾性クローラ及び弾性クローラ用芯体
JP4157863B2 (ja) 弾性クローラ
JP2609801C (ja)
JP4083863B2 (ja) 弾性クローラ
JP2528014B2 (ja) ゴム履帯のラグパタ―ン
JP2541768B2 (ja) 弾性クロ―ラ
JP2001010553A (ja) クローラ用芯金及びそれを使用した弾性クローラ
JP2871192B2 (ja) クローラ用芯金及び弾性クローラ
JP2528017B2 (ja) 装軌車両のゴム履帯
JP2889396B2 (ja) 弾性クローラ
JP5587574B2 (ja) ゴムクローラ
JP2011088613A (ja) ゴムクローラ
JPH0811756A (ja) 弾性クローラ
JP2889397B2 (ja) 弾性クローラ
JP4204354B2 (ja) 弾性クローラ
JP2569252B2 (ja) 弾性クローラ
JP4152146B2 (ja) 弾性クローラ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080213

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100213

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100213

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110213

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120213

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120213

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130213

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140213

Year of fee payment: 17

EXPY Cancellation because of completion of term