JP2609252B2 - 移動ウエブへの弾性バンド貼着装置 - Google Patents
移動ウエブへの弾性バンド貼着装置Info
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- A61F13/00—Bandages or dressings; Absorbent pads
- A61F13/15—Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G47/00—Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
- B65G47/74—Feeding, transfer, or discharging devices of particular kinds or types
- B65G47/84—Star-shaped wheels or devices having endless travelling belts or chains, the wheels or devices being equipped with article-engaging elements
- B65G47/846—Star-shaped wheels or wheels equipped with article-engaging elements
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Description
【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 （産業上の利用分野） 本発明は、移動ウエブへの弾性バンドの貼着装置、さ
らに詳しくは、爾後に切り離す個々の物品を連続して構
成するウエブ面の所定位置に、所定長さに切断した弾性
バンドを、その少なくとも一部を前記ウエブの移動方向
に対して横方向に変位させた状態で貼着するための装置
に関し、使い捨てのオムツ・オムツカバー・トレニング
パンツなどの着用物品に弾性ハンドを貼着する技術とし
て利用することができる。
らに詳しくは、爾後に切り離す個々の物品を連続して構
成するウエブ面の所定位置に、所定長さに切断した弾性
バンドを、その少なくとも一部を前記ウエブの移動方向
に対して横方向に変位させた状態で貼着するための装置
に関し、使い捨てのオムツ・オムツカバー・トレニング
パンツなどの着用物品に弾性ハンドを貼着する技術とし
て利用することができる。
（従来の技術とその問題点） 従来、たとえば、使い捨てオムツなどの着用物品にお
いて、その脚開口部や腰開口部を締め付けるための弾性
バンドを貼着する技術として、つぎに挙げるものが知ら
れている。
いて、その脚開口部や腰開口部を締め付けるための弾性
バンドを貼着する技術として、つぎに挙げるものが知ら
れている。
特公昭57−26219号公報には、連続弾性バンドを伸長
するとともにその長さ方向へ所定間隔で接着剤を塗布
し、連続ウエブに該弾性バンドを該接着剤で貼着し、該
接着剤が塗布されていない非貼着部分を切断すると同時
に該非貼着部分を収縮させて非機能化させることによ
り、該弾性バンドを該ウエブに間欠的に配置する技術が
開示されている。しかし、この技術によれば、前記非機
能部分が無駄になり不経済であり、しかも、ウエブに接
着後に前記非接着部分を内部へ収縮させるので、完成物
品の縁部に該非接着部分の収縮案内路が開口し、これか
ら***物が漏れるという問題がある。
するとともにその長さ方向へ所定間隔で接着剤を塗布
し、連続ウエブに該弾性バンドを該接着剤で貼着し、該
接着剤が塗布されていない非貼着部分を切断すると同時
に該非貼着部分を収縮させて非機能化させることによ
り、該弾性バンドを該ウエブに間欠的に配置する技術が
開示されている。しかし、この技術によれば、前記非機
能部分が無駄になり不経済であり、しかも、ウエブに接
着後に前記非接着部分を内部へ収縮させるので、完成物
品の縁部に該非接着部分の収縮案内路が開口し、これか
ら***物が漏れるという問題がある。
特開昭58−174603号公報には、連続弾性バンドを伸長
するとともにその長さ方向へ接着剤を所定間隔で塗布
し、これを吸気回転ドラムの周面へ供給し、該吸気回転
ドラム上で接着剤が塗布されていない部分を切断すると
同時に該非接着部分を収縮させて非機能化させた後、こ
れを連続ウエブに転写して貼着することにより、該弾性
バンドを該ウエブに間欠的に配置する技術が開示されて
いる。しかし、完成物品の縁部に前記収縮案内路が開口
しないが、前記不経済の問題は解決されない。
するとともにその長さ方向へ接着剤を所定間隔で塗布
し、これを吸気回転ドラムの周面へ供給し、該吸気回転
ドラム上で接着剤が塗布されていない部分を切断すると
同時に該非接着部分を収縮させて非機能化させた後、こ
れを連続ウエブに転写して貼着することにより、該弾性
バンドを該ウエブに間欠的に配置する技術が開示されて
いる。しかし、完成物品の縁部に前記収縮案内路が開口
しないが、前記不経済の問題は解決されない。
特開昭58−180601号公報には、連続弾性バンドに接着
剤を連続的または間欠的に塗布し、これを吸気回転ドラ
ムの周面へ供給し、該吸気回転ドラム上で該弾性バンド
を切断するとともに切り離された該弾性バンドを該吸気
回転ドラムの周面に保持して該周面方向へ移動しながら
該周面で後続の該連続弾性バンドを滑らして両弾性バン
ドの前後端面に間隔を生じさせ、該切り離された弾性バ
ンドを該ウエブに転写して貼着することにより、該弾性
バンドを該ウエブに間欠的に配置する技術が開示されて
いる。しかし、この技術によれば、完成物品の縁部に前
記収縮案内路が開口することがなく、かつ前記各技術の
ように連続弾性バンドに接着剤を必ずしも間欠的に塗布
することを要しないが、前記間隔を生じさせるための、
前記滑りと吸気圧との調整には、技術上不確定要素が生
じることはいなめないので、高速回転で該ウエブに弾性
バンドを配置するには好適であるとはいえない。
剤を連続的または間欠的に塗布し、これを吸気回転ドラ
ムの周面へ供給し、該吸気回転ドラム上で該弾性バンド
を切断するとともに切り離された該弾性バンドを該吸気
回転ドラムの周面に保持して該周面方向へ移動しながら
該周面で後続の該連続弾性バンドを滑らして両弾性バン
ドの前後端面に間隔を生じさせ、該切り離された弾性バ
ンドを該ウエブに転写して貼着することにより、該弾性
バンドを該ウエブに間欠的に配置する技術が開示されて
いる。しかし、この技術によれば、完成物品の縁部に前
記収縮案内路が開口することがなく、かつ前記各技術の
ように連続弾性バンドに接着剤を必ずしも間欠的に塗布
することを要しないが、前記間隔を生じさせるための、
前記滑りと吸気圧との調整には、技術上不確定要素が生
じることはいなめないので、高速回転で該ウエブに弾性
バンドを配置するには好適であるとはいえない。
また、従来、弾性バンドを湾曲状態で貼着する技術と
して、特開昭61−162462号公報記載のものなどから知ら
れている。しかし、これらの技術によれば、回転装置上
で切断弾性バンド間に所定間隔を与え、該弾性バンドを
保持し、ウエブの移動方向に対して横方向に変位させ、
移送する各手段を構成する機構が複雑であって、機構動
作の高速性・安定性に欠けるので、作業能率が低く、好
適であるとはいえない。
して、特開昭61−162462号公報記載のものなどから知ら
れている。しかし、これらの技術によれば、回転装置上
で切断弾性バンド間に所定間隔を与え、該弾性バンドを
保持し、ウエブの移動方向に対して横方向に変位させ、
移送する各手段を構成する機構が複雑であって、機構動
作の高速性・安定性に欠けるので、作業能率が低く、好
適であるとはいえない。
したがって、本発明は、弾性バンドをウエブ面の所定
位置に間欠的に、かつ、該弾性バンドの少なくとも一部
を横方向に屈曲させて配置するため、該弾性バンドの少
なくとも一部を横方向に変位させた状態で保持し、か
つ、連続動作で処理能力の高速性・安定性・効率化をは
かりうる技術を提供することにある。
位置に間欠的に、かつ、該弾性バンドの少なくとも一部
を横方向に屈曲させて配置するため、該弾性バンドの少
なくとも一部を横方向に変位させた状態で保持し、か
つ、連続動作で処理能力の高速性・安定性・効率化をは
かりうる技術を提供することにある。
（２）発明の構成 （問題点を解決するための手段） 本発明は、所定長さの弾性バンドを移動する連続ウエ
ブの面の所定位置に間欠的に貼着する下記装置によって
前記問題を解決する。
ブの面の所定位置に間欠的に貼着する下記装置によって
前記問題を解決する。
すなわち、装置は、所定長さの弾性バンドを移動する
連続ウエブ面の所定位置に間欠的に貼着する装置であっ
て、外周に円弧状面と対向側に双腕部を有する断面ほぼ
Ｕ字状をなし、該各双腕部の基端部を互い違いに重ねて
同心に回転自在に軸支し、かつ円弧状外周面に吸気部材
を配置した複数個の独立回転体を備え、該各吸気部材を
含む該各回転体の旋回外周面を同一円周軌道に構成する
一方、該各回転体と、該各回転体の回転中心に対して偏
心した位置にあって定速回転する駆動輪とを回転スライ
ダクランク機構によって連結した弾性バンド移送手段、
前記駆動輪の回転と同期動作し、円周方向へ長い円弧状
の吸気孔を有する固定板と、該吸気孔と同心円状に所定
間隔で配置した複数個の通気孔を有する回転輪とを含
み、該各通気孔と前記各吸気部材とを連通してある吸気
分配手段、前記各吸気部材の前記円周軌道に摺接する方
向へ連続弾性バンドを供給する手段、前記弾性バンド移
送手段によって周期的に到来する前記各吸気部材上に間
欠的に臨んで前記連続性バンドを切断する手段、前記各
吸気部材をその旋回方向に分割し、その分割片を前記各
回転体の旋回域に沿って配置したカム機構によって横方
向に変位可能に枢支し、該分割片を前記各回転体の旋回
につれて横方向に変位させる手段、および前記円周軌道
における前記切断された弾性バンドの移送終端位置に対
向配置した該弾性バンドを転写する前記ウエブの供給手
段を含む。
連続ウエブ面の所定位置に間欠的に貼着する装置であっ
て、外周に円弧状面と対向側に双腕部を有する断面ほぼ
Ｕ字状をなし、該各双腕部の基端部を互い違いに重ねて
同心に回転自在に軸支し、かつ円弧状外周面に吸気部材
を配置した複数個の独立回転体を備え、該各吸気部材を
含む該各回転体の旋回外周面を同一円周軌道に構成する
一方、該各回転体と、該各回転体の回転中心に対して偏
心した位置にあって定速回転する駆動輪とを回転スライ
ダクランク機構によって連結した弾性バンド移送手段、
前記駆動輪の回転と同期動作し、円周方向へ長い円弧状
の吸気孔を有する固定板と、該吸気孔と同心円状に所定
間隔で配置した複数個の通気孔を有する回転輪とを含
み、該各通気孔と前記各吸気部材とを連通してある吸気
分配手段、前記各吸気部材の前記円周軌道に摺接する方
向へ連続弾性バンドを供給する手段、前記弾性バンド移
送手段によって周期的に到来する前記各吸気部材上に間
欠的に臨んで前記連続性バンドを切断する手段、前記各
吸気部材をその旋回方向に分割し、その分割片を前記各
回転体の旋回域に沿って配置したカム機構によって横方
向に変位可能に枢支し、該分割片を前記各回転体の旋回
につれて横方向に変位させる手段、および前記円周軌道
における前記切断された弾性バンドの移送終端位置に対
向配置した該弾性バンドを転写する前記ウエブの供給手
段を含む。
（作 用） 所定長さに切断された弾性バンドは、その伸長状態を
保持されながら、円周軌道に沿つて連続的動作で移送さ
れる。円周軌道を保ちながら加速移動する切断された弾
性バンドは、ウエブ面の周接位置に達するとき、後続の
弾性バンドとの間口に所定間間隔が生じるとともに、そ
の少なくとも一部が横方向に変位する。その間隔を連続
して供給されるウエブ面に配置される弾性バンドの間隔
に相応させることにより、連続弾性バンドおよび連続ウ
エブを連続供給する一方で、切断された弾性バンドを連
続動作でウエブへ所定間隔で、かつ、その変位状態で転
写することができる。
保持されながら、円周軌道に沿つて連続的動作で移送さ
れる。円周軌道を保ちながら加速移動する切断された弾
性バンドは、ウエブ面の周接位置に達するとき、後続の
弾性バンドとの間口に所定間間隔が生じるとともに、そ
の少なくとも一部が横方向に変位する。その間隔を連続
して供給されるウエブ面に配置される弾性バンドの間隔
に相応させることにより、連続弾性バンドおよび連続ウ
エブを連続供給する一方で、切断された弾性バンドを連
続動作でウエブへ所定間隔で、かつ、その変位状態で転
写することができる。
こうした本発明を実施する装置において、偏心した回
転中心を有する駆動輪と複数個の独立回転体とを備える
弾性バンド移送手段が、これらを連結する回転スライダ
クランク機構（第９図参照）によって制御される。回転
スライダクランク機構によって連結された駆動輪と各回
転体との間では、これらの回転中心0,0′間を固定リン
クＡとして、駆動輪から延設したリンクＢと、各回転体
におけるスライダＣを摺嵌したガイド溝からなるリンク
Ｄとがクランクとなる。駆動輪の等速回転によってリン
クＢが図上′，′，′・・・の位置に移動すると
き、リンクＤは，，・・・の位置に移動する。こ
のときの移動軌道の円弧・・・までは次第に長
くなり、また円弧・・・までが次第に短くなる
ので、リンクＢの等速運動に対してリンクＤが不等速運
動をする。したがって、スライダＣである各回転体が不
等速回転運動をする。
転中心を有する駆動輪と複数個の独立回転体とを備える
弾性バンド移送手段が、これらを連結する回転スライダ
クランク機構（第９図参照）によって制御される。回転
スライダクランク機構によって連結された駆動輪と各回
転体との間では、これらの回転中心0,0′間を固定リン
クＡとして、駆動輪から延設したリンクＢと、各回転体
におけるスライダＣを摺嵌したガイド溝からなるリンク
Ｄとがクランクとなる。駆動輪の等速回転によってリン
クＢが図上′，′，′・・・の位置に移動すると
き、リンクＤは，，・・・の位置に移動する。こ
のときの移動軌道の円弧・・・までは次第に長
くなり、また円弧・・・までが次第に短くなる
ので、リンクＢの等速運動に対してリンクＤが不等速運
動をする。したがって、スライダＣである各回転体が不
等速回転運動をする。
各回転体の外周円弧面に配置した吸気部材により、各
回転体が最も低速で移動する域（図上付近）に臨ませ
た連続弾性バンドを伸長下に順次吸着して、その吸着状
態のまま旋回する。この動作により、各回転体が図示の
から位置へ向うに連れて移動を速めるので、各回転
体において前後に近接する両回転体の対向間隔が広くな
る。この近接対向間隔が早い時期に到来する位置で、こ
れに同期動作する切断刃により、連続弾性バンドが回転
体に配置した吸気部材に吸着された分の所定長さに切断
される。切断された弾性バンドをそれぞれ独立して吸着
保持した回転体が、さらに移動を速めて最も高速で移動
する域（図上位置）付近に達したとき、後続の回転体
との対向間隔が最も広くなる。
回転体が最も低速で移動する域（図上付近）に臨ませ
た連続弾性バンドを伸長下に順次吸着して、その吸着状
態のまま旋回する。この動作により、各回転体が図示の
から位置へ向うに連れて移動を速めるので、各回転
体において前後に近接する両回転体の対向間隔が広くな
る。この近接対向間隔が早い時期に到来する位置で、こ
れに同期動作する切断刃により、連続弾性バンドが回転
体に配置した吸気部材に吸着された分の所定長さに切断
される。切断された弾性バンドをそれぞれ独立して吸着
保持した回転体が、さらに移動を速めて最も高速で移動
する域（図上位置）付近に達したとき、後続の回転体
との対向間隔が最も広くなる。
一方、前記各回転体が移動する間に、これらに少なく
とも一端を枢支した各吸気部材は、その一端をその旋回
方向に対して横方向に変位する。これにより、前記各吸
気部材の表面に直線状に吸着され、所定長さに切断され
た弾性バンドが、該各吸気部材と一体に横方向に変位し
た状態で、前記対向間隔が最も広くなる位置（図上位
置）に運ばれる。
とも一端を枢支した各吸気部材は、その一端をその旋回
方向に対して横方向に変位する。これにより、前記各吸
気部材の表面に直線状に吸着され、所定長さに切断され
た弾性バンドが、該各吸気部材と一体に横方向に変位し
た状態で、前記対向間隔が最も広くなる位置（図上位
置）に運ばれる。
前記各回転体の高速移動域にはウエブ供給装置によっ
てウエブが供給され、前記各回転体上の吸気部材に吸着
されている切断された弾性バンドがその一端からウエブ
面に接触するようになる。この高速移動域に達した各回
転体の円弧状外周面の平均線速度が、供給されるウエブ
の移送速度と同期するように制御され、ウエブ面に接触
した弾性バンドはこれに塗布した接着剤を介してウエブ
面にその一端から貼着される。しかも、前記各吸気部材
は、駆動輪の回転による前記各回転体の旋回移動と同期
して動作する吸気分配手段により、連続弾性バンドの摺
接域（図上位置）直前からウエブ面との接触域（図上
位置）の間でのみ吸着作用をするように制御される。
したがって、前記位置でウエブ面に貼着された弾性バ
ンドは、吸気部材による吸着力を解かれて、回転体から
ウエブ面へ転写される。このときの前記ウエブ面への弾
性バンドの転写は、前記各吸気部材の少なくとも一端が
横方向に変位した状態のままなされるので、該ウエブ面
には、該ウエブの供給方向、すなわち、該各吸気部材の
旋回方向に対して該一端に位置する弾性バンドの一端が
斜めになった状態でなされる。
てウエブが供給され、前記各回転体上の吸気部材に吸着
されている切断された弾性バンドがその一端からウエブ
面に接触するようになる。この高速移動域に達した各回
転体の円弧状外周面の平均線速度が、供給されるウエブ
の移送速度と同期するように制御され、ウエブ面に接触
した弾性バンドはこれに塗布した接着剤を介してウエブ
面にその一端から貼着される。しかも、前記各吸気部材
は、駆動輪の回転による前記各回転体の旋回移動と同期
して動作する吸気分配手段により、連続弾性バンドの摺
接域（図上位置）直前からウエブ面との接触域（図上
位置）の間でのみ吸着作用をするように制御される。
したがって、前記位置でウエブ面に貼着された弾性バ
ンドは、吸気部材による吸着力を解かれて、回転体から
ウエブ面へ転写される。このときの前記ウエブ面への弾
性バンドの転写は、前記各吸気部材の少なくとも一端が
横方向に変位した状態のままなされるので、該ウエブ面
には、該ウエブの供給方向、すなわち、該各吸気部材の
旋回方向に対して該一端に位置する弾性バンドの一端が
斜めになった状態でなされる。
前記各回転体が前記位置に達するときの後続の回転
本体との間で生じる対向間隔を、ウエブ面における弾性
バンドの配置間隔に相応するように、機構構成および同
期動作を行うことにより、ウエブ面上に所定間隔をおい
て所定長さの弾性バンドを順次設置することができる。
本体との間で生じる対向間隔を、ウエブ面における弾性
バンドの配置間隔に相応するように、機構構成および同
期動作を行うことにより、ウエブ面上に所定間隔をおい
て所定長さの弾性バンドを順次設置することができる。
前記転写動作を終えた回転体は、その移動速度を減速
しながら前記位置から前記位置に向い、かつ、この
間に、前記各吸気部材の横方向への変位がその旋回方向
に直線配列状態に復帰し、爾後、以上の動作を反復す
る。
しながら前記位置から前記位置に向い、かつ、この
間に、前記各吸気部材の横方向への変位がその旋回方向
に直線配列状態に復帰し、爾後、以上の動作を反復す
る。
（実施例） 本発明の好ましい実施例について、使い捨てオムツを
例にとり、図面を参照して説明すると、以下のとおりで
ある。
例にとり、図面を参照して説明すると、以下のとおりで
ある。
第１図において、オムツ本体１は、透吸性トップシー
ト２と、不透水性バックシート３との間に吸収性コア４
を介在させることによって構成してある。オムツ本体１
にあける対向サイドフラップには、リボン状またはテー
プ状などの弾性バンド５を、その長さ方向へ伸長状態
で、しかも、着用者の臀部に位置する部位を外方向へ斜
めに屈曲した状態で、取り付けてある。オムツ本体１の
一方のウエストバンド部には、着用時に他方のウエスト
バンド部に接着してオムツを組み立てるためのテープフ
ァスナー６を取り付けてある。
ト２と、不透水性バックシート３との間に吸収性コア４
を介在させることによって構成してある。オムツ本体１
にあける対向サイドフラップには、リボン状またはテー
プ状などの弾性バンド５を、その長さ方向へ伸長状態
で、しかも、着用者の臀部に位置する部位を外方向へ斜
めに屈曲した状態で、取り付けてある。オムツ本体１の
一方のウエストバンド部には、着用時に他方のウエスト
バンド部に接着してオムツを組み立てるためのテープフ
ァスナー６を取り付けてある。
第２図において、前記オムツ本体１の個々の構成部材
であって、最終的に破線７で示す位置で切断してバック
シート３またはトップシート２とすべき連続ウエブ８の
対向側には、弾性バンド５を、その長さ方向へ伸長状態
で、所定間隔で、かつ、その一部を外方向斜めに屈曲し
た状態で、配置してある。各オムツ本体１の対向側の鎖
線で示す部分は、第１図に示す形態に形成するため切除
される。
であって、最終的に破線７で示す位置で切断してバック
シート３またはトップシート２とすべき連続ウエブ８の
対向側には、弾性バンド５を、その長さ方向へ伸長状態
で、所定間隔で、かつ、その一部を外方向斜めに屈曲し
た状態で、配置してある。各オムツ本体１の対向側の鎖
線で示す部分は、第１図に示す形態に形成するため切除
される。
第３図において、前記連続ウエブ８に対する前記弾性
バンド５の貼着装置として適用すべき本発明装置を示し
てある。ウエブ８をその移送手段（図示せず）上で緊張
状態で移送する路中に、支持ローラ10との間で挾持する
ように位置する、円弧状外周面に円周方向へ長い円弧状
の吸気部材12を備えて回転する弾性バンド移送手段11
と、吸気部材12のための吸気分配手段13とを、装置不動
部分の側板14に固定した軸管15に回転自在に支持してあ
る。吸気部材12と吸気分配手段13との間を、後記連通孔
を有する環体16を介して接合してある。軸管15中には、
その軸心０に対して偏心した軸心０′を有する回転軸17
を挿通してある。回転軸17には、その一端に取り付けた
プーリー18に掛けたベルト19によって定速回転させ、回
転軸17の他端に取り付けた駆動輪20と弾性バンド移送手
段11とを連結し、該移送手段を回転駆動するように構成
してある。さらに、ベルト19をプーリー21に掛けた回転
伝達軸22を介して、その他端のプーリー23と吸気分配手
段13との間に遊車24による案内下に掛けたベルト25によ
る伝達系により、吸気分配手段13を駆動輪20による弾性
バンド移送手段11の回転動作と同期して等速回転させる
ように構成してある。
バンド５の貼着装置として適用すべき本発明装置を示し
てある。ウエブ８をその移送手段（図示せず）上で緊張
状態で移送する路中に、支持ローラ10との間で挾持する
ように位置する、円弧状外周面に円周方向へ長い円弧状
の吸気部材12を備えて回転する弾性バンド移送手段11
と、吸気部材12のための吸気分配手段13とを、装置不動
部分の側板14に固定した軸管15に回転自在に支持してあ
る。吸気部材12と吸気分配手段13との間を、後記連通孔
を有する環体16を介して接合してある。軸管15中には、
その軸心０に対して偏心した軸心０′を有する回転軸17
を挿通してある。回転軸17には、その一端に取り付けた
プーリー18に掛けたベルト19によって定速回転させ、回
転軸17の他端に取り付けた駆動輪20と弾性バンド移送手
段11とを連結し、該移送手段を回転駆動するように構成
してある。さらに、ベルト19をプーリー21に掛けた回転
伝達軸22を介して、その他端のプーリー23と吸気分配手
段13との間に遊車24による案内下に掛けたベルト25によ
る伝達系により、吸気分配手段13を駆動輪20による弾性
バンド移送手段11の回転動作と同期して等速回転させる
ように構成してある。
第４図において、弾性バンド移送手段11は、円弧状外
周面を有し断面ほほＵ状をなす４個の回転体26をこれら
の対向双腕部27を軸管15の軸方向に互い違いに重ねて筒
状に寄せ集め、かつ前記円弧状外周面の大きさを該筒状
に寄せ集めた状態でそれら間に適宜隙間が生じる程度に
形成してある。双腕部27の基端部は、それぞれベアリン
グ軸受け部28を設け、前記重ねた状態で、これら軸受け
部28を軸管15に嵌装し、各回転体26が互いに独立して回
転可能であるように構成してある。各回転体26上に固定
した円弧状外周面を有する各基台26a両側上面には、各
吸気部材12が互いに同じ旋回軌道面を有するようにそれ
ぞれ配置してある。
周面を有し断面ほほＵ状をなす４個の回転体26をこれら
の対向双腕部27を軸管15の軸方向に互い違いに重ねて筒
状に寄せ集め、かつ前記円弧状外周面の大きさを該筒状
に寄せ集めた状態でそれら間に適宜隙間が生じる程度に
形成してある。双腕部27の基端部は、それぞれベアリン
グ軸受け部28を設け、前記重ねた状態で、これら軸受け
部28を軸管15に嵌装し、各回転体26が互いに独立して回
転可能であるように構成してある。各回転体26上に固定
した円弧状外周面を有する各基台26a両側上面には、各
吸気部材12が互いに同じ旋回軌道面を有するようにそれ
ぞれ配置してある。
第４図ないし第７図において、吸気部材12は、その旋
回方向の前後に二分割されており、通常は各分割片12a,
12bが旋回方向に直線配列状態にあるが、後記機構によ
って分割片12aが、その後端部を支持する軸34を中心
に、その先端部を基台２上で横方向に変位させるよう
に、基台26aに対して移動可能に取り付けてある。具体
的には、回転体26を支持する軸管15の中間位置に円周方
向のカム溝31aを有する固定環31を取り付けてあり、カ
ム溝31aには、各基台26aの前方中央部に支持した回動軸
32の偏心ピン32a（第５図参照）を摺嵌し、回動軸32と
一体の作動片32bの周縁に一端を枢支した各リンク32cを
介して左右の分割片12aの横方向変位を規制するように
なしてある。回動軸32は、各基台26aに開穿した透孔29
に嵌挿した軸受33に回動可能に支持してあり、透孔29と
対向する回転体26の部位には、偏心ピン32aを含む先端
部を通すため透孔30を開穿してある。他方の分割片12a
の後端には、切断刃（図示せず）が衝合する受け刃41を
配置してある。
回方向の前後に二分割されており、通常は各分割片12a,
12bが旋回方向に直線配列状態にあるが、後記機構によ
って分割片12aが、その後端部を支持する軸34を中心
に、その先端部を基台２上で横方向に変位させるよう
に、基台26aに対して移動可能に取り付けてある。具体
的には、回転体26を支持する軸管15の中間位置に円周方
向のカム溝31aを有する固定環31を取り付けてあり、カ
ム溝31aには、各基台26aの前方中央部に支持した回動軸
32の偏心ピン32a（第５図参照）を摺嵌し、回動軸32と
一体の作動片32bの周縁に一端を枢支した各リンク32cを
介して左右の分割片12aの横方向変位を規制するように
なしてある。回動軸32は、各基台26aに開穿した透孔29
に嵌挿した軸受33に回動可能に支持してあり、透孔29と
対向する回転体26の部位には、偏心ピン32aを含む先端
部を通すため透孔30を開穿してある。他方の分割片12a
の後端には、切断刃（図示せず）が衝合する受け刃41を
配置してある。
吸気分配手段13は、軸管15に固定した断面Ｕ状の固定
円板35に、半周域よりも若干長い円弧状の吸気孔36を有
する蓋板37を取り付けた不動部13aと、外周をプーリー
面に形成した輪体の両側壁を貫通し等間隔で配置した12
個の通気孔38を有する回動39およびこれらと一致しかつ
隣接する二つの通気孔38に跨がらない程度の長さの円弧
状の各通気孔40を有する環体16とを備えた回動部13bと
から構成してある。不動部13aと回動部13bとは、通気孔
38,40とそれぞれ一致する通気孔42を有する摺接板43お
よび同じく通気孔44を有する接合板45の介在下に重ね合
せて、固定円板35に設けた吸気管46から外部の吸気ポン
プ（図示せず）によって吸気するとき、回転輪39の回転
に応じて吸気孔36と対向して連通する各通気孔38のみが
吸気通路となるように構成してある。環体16に当接する
基台26aの部位の横方向には、左右の分割片12a,12b間に
わたって延設した三本の通気孔47a,47b,47cを開口させ
てある。こうした構成により、通気孔38とそれぞれ一致
する通気孔40に対応して各吸気部材12の通気孔47a,47b,
47cが位置して連通し、かつ、分割片12a,12bの中空部53
a,53b,53cから通気孔47a,47b,47cに向けてそれぞれ開穿
した通気孔54a,54b,54cにより、分割片12a,12bの表面に
穿った吸気孔群55から表面の多孔質シート56を介して吸
気するようになしてある。通気孔54a,54b,54cに対する
通気孔47a,47b,47cの開口形状は、分割片12aの横方向変
位に対応して横長孔47に形成してある。
円板35に、半周域よりも若干長い円弧状の吸気孔36を有
する蓋板37を取り付けた不動部13aと、外周をプーリー
面に形成した輪体の両側壁を貫通し等間隔で配置した12
個の通気孔38を有する回動39およびこれらと一致しかつ
隣接する二つの通気孔38に跨がらない程度の長さの円弧
状の各通気孔40を有する環体16とを備えた回動部13bと
から構成してある。不動部13aと回動部13bとは、通気孔
38,40とそれぞれ一致する通気孔42を有する摺接板43お
よび同じく通気孔44を有する接合板45の介在下に重ね合
せて、固定円板35に設けた吸気管46から外部の吸気ポン
プ（図示せず）によって吸気するとき、回転輪39の回転
に応じて吸気孔36と対向して連通する各通気孔38のみが
吸気通路となるように構成してある。環体16に当接する
基台26aの部位の横方向には、左右の分割片12a,12b間に
わたって延設した三本の通気孔47a,47b,47cを開口させ
てある。こうした構成により、通気孔38とそれぞれ一致
する通気孔40に対応して各吸気部材12の通気孔47a,47b,
47cが位置して連通し、かつ、分割片12a,12bの中空部53
a,53b,53cから通気孔47a,47b,47cに向けてそれぞれ開穿
した通気孔54a,54b,54cにより、分割片12a,12bの表面に
穿った吸気孔群55から表面の多孔質シート56を介して吸
気するようになしてある。通気孔54a,54b,54cに対する
通気孔47a,47b,47cの開口形状は、分割片12aの横方向変
位に対応して横長孔47に形成してある。
第４図、第５図および第８図において、駆動輪20に
は、弾性バンド移送手段11の側面に等間隔で配置した４
本の摺嵌ピン48を突設してある。これに対応して、各回
転体26の側面壁には、回転中心方向へ延びたガイド溝49
の側堤に摺嵌ピン48の嵌装用摺接片50を設けたガイド片
51を固定してある。各摺嵌ピン48と各ガイド片51とを摺
動自在に係合することによって回転スライダクランク機
構を構成してある。
は、弾性バンド移送手段11の側面に等間隔で配置した４
本の摺嵌ピン48を突設してある。これに対応して、各回
転体26の側面壁には、回転中心方向へ延びたガイド溝49
の側堤に摺嵌ピン48の嵌装用摺接片50を設けたガイド片
51を固定してある。各摺嵌ピン48と各ガイド片51とを摺
動自在に係合することによって回転スライダクランク機
構を構成してある。
第８図及び第９図において、前記回転スライダクラン
ク機構の動作を説明すると、各回転体26の回転中心０と
駆動輪20の回転中心０′との間を固定リンクＡとし、ス
ライダＣとなる摺嵌ピン48の中心と前記中心Ｏ′との間
をリンクＢとすると、ガイド溝49の方向の摺嵌ピン48の
中心と中心Ｏとの環がリンクＤとなって、駆動輪20の各
摺嵌ピン48が定速回転運動をするとき、各回転体26は、
互いに独立して同一周回軌道を追従しながら、不等速回
転運動をする。その結果、各回転体26は、それらが旋回
する間に、その旋回速度の低速域で前後する両回転体26
の対向間隔が最も近接または当接する位置（第８図にお
いて上方位置、第９図において位置）と、その高速域
で対向間隔が最も広くなる位置（第８図において下方位
置、第９図において位置）とが生じる。前記対向間隔
が最も近接した両回転体26の位置には、連続弾性バンド
（図示せず）が両回転体26に配置された前記吸気部材12
に周接する方向から供給される。
ク機構の動作を説明すると、各回転体26の回転中心０と
駆動輪20の回転中心０′との間を固定リンクＡとし、ス
ライダＣとなる摺嵌ピン48の中心と前記中心Ｏ′との間
をリンクＢとすると、ガイド溝49の方向の摺嵌ピン48の
中心と中心Ｏとの環がリンクＤとなって、駆動輪20の各
摺嵌ピン48が定速回転運動をするとき、各回転体26は、
互いに独立して同一周回軌道を追従しながら、不等速回
転運動をする。その結果、各回転体26は、それらが旋回
する間に、その旋回速度の低速域で前後する両回転体26
の対向間隔が最も近接または当接する位置（第８図にお
いて上方位置、第９図において位置）と、その高速域
で対向間隔が最も広くなる位置（第８図において下方位
置、第９図において位置）とが生じる。前記対向間隔
が最も近接した両回転体26の位置には、連続弾性バンド
（図示せず）が両回転体26に配置された前記吸気部材12
に周接する方向から供給される。
第10図および第11図において、前記各回転体26に配置
された各吸気部材12と、それらの吸気分配状態とをそれ
ぞれ模擬的に示してある。旋回方向へ各吸気部材12の分
割片12a,12bが直接配列した状態で、これら分割片12aの
中空部53a,53bにそれぞれ通じる通気孔47a,47bおよび分
割片12bの通気孔53cに通じる通気孔47cと、前記環体16
の通気孔40を介して連通した回転輪39の各通気孔38が第
11図示状態にあるとすると、回転輪39に対向する前記蓋
板37の吸気孔36が破線で示す位置にある。したがって、
第10図上の各吸気部材12における左側の吸気部材12（左
右一対）の通気孔47a,47b,47cと後続の同右上の吸気部
材12（左右一対）における通気孔47aとが吸気され、こ
れらの部位が吸着力を有した状態にある。こうした状態
で、第10図にL1線で示す方向から伸張状態で供給される
連続弾性バンドは、左上の吸気部材12の同図位置で、こ
れに位置する受け刃41にこれと同期動作する切断刃（図
示せず）が衝合することによって切断される。したがっ
て、当該吸気部材12上には、これが旋回する間に、この
吸着面の円弧長さに切断された所定長さの弾性バンドが
伸長状態のままで吸着保持される。吸着部材12と回転輪
39とが矢印方向へともに回転すると、その直後に吸気孔
36の域に新たに到る通気孔38と連通した右上の吸気部材
12の通気孔47bが吸気作用域に入り、引き続き供給され
る前記連続弾性バンドを吸着する一方で、吸気孔36の域
から外れる通気孔38と連通した左下の吸気部材12の通気
孔47aがそれまで吸着していた切断弾性バンドの当該作
用域部分（分割片12aの前域部分）に対する吸着力を失
う。各回転体26の旋回につれて、前記回動軸32の偏心ピ
ン32aがカム溝31aに案内され、回動軸32上の作動片32b
が第７図上反時計方向に回動し、これにつれて、両リン
ク32cを介して前記分割片12aをその支軸34を中心に同図
上の変位角θ（約最大80）だけそれぞれ外側へ変位して
開く。各回転体26の対向間隔および変位角が最も広くな
る位置、すなわち吸気部材12の通気孔47aが吸着力を失
う位置に、前記連続ウエブ（第２図参照）が第10図にL2
線で示す方向へ供給され、吸気部材12に吸着された弾性
バンドは、これに塗布した接着剤で当該位置に到る吸気
部材12の平均移動速度と等速に制御されて移送中の前記
ウエブ上に貼着されながら、吸着力を失った吸気部材12
から離れて前記ウエブへ転写される。しかも、引き続く
各回転体26に伴い、各吸気部材に吸着した弾性バンドの
先端から移送中の前記ウエブ８上で順次進行するが、隣
接する両回転体26の最も広い対向間隔を前記ウエブ８に
おける接近する両弾性バンドの配置間隔と等しくなるよ
うに、既述の回転スライダクランク機構によって制御し
てあるので、第２図に示すように、各弾性バンドが所定
間隔でウエブ８に転写される。
された各吸気部材12と、それらの吸気分配状態とをそれ
ぞれ模擬的に示してある。旋回方向へ各吸気部材12の分
割片12a,12bが直接配列した状態で、これら分割片12aの
中空部53a,53bにそれぞれ通じる通気孔47a,47bおよび分
割片12bの通気孔53cに通じる通気孔47cと、前記環体16
の通気孔40を介して連通した回転輪39の各通気孔38が第
11図示状態にあるとすると、回転輪39に対向する前記蓋
板37の吸気孔36が破線で示す位置にある。したがって、
第10図上の各吸気部材12における左側の吸気部材12（左
右一対）の通気孔47a,47b,47cと後続の同右上の吸気部
材12（左右一対）における通気孔47aとが吸気され、こ
れらの部位が吸着力を有した状態にある。こうした状態
で、第10図にL1線で示す方向から伸張状態で供給される
連続弾性バンドは、左上の吸気部材12の同図位置で、こ
れに位置する受け刃41にこれと同期動作する切断刃（図
示せず）が衝合することによって切断される。したがっ
て、当該吸気部材12上には、これが旋回する間に、この
吸着面の円弧長さに切断された所定長さの弾性バンドが
伸長状態のままで吸着保持される。吸着部材12と回転輪
39とが矢印方向へともに回転すると、その直後に吸気孔
36の域に新たに到る通気孔38と連通した右上の吸気部材
12の通気孔47bが吸気作用域に入り、引き続き供給され
る前記連続弾性バンドを吸着する一方で、吸気孔36の域
から外れる通気孔38と連通した左下の吸気部材12の通気
孔47aがそれまで吸着していた切断弾性バンドの当該作
用域部分（分割片12aの前域部分）に対する吸着力を失
う。各回転体26の旋回につれて、前記回動軸32の偏心ピ
ン32aがカム溝31aに案内され、回動軸32上の作動片32b
が第７図上反時計方向に回動し、これにつれて、両リン
ク32cを介して前記分割片12aをその支軸34を中心に同図
上の変位角θ（約最大80）だけそれぞれ外側へ変位して
開く。各回転体26の対向間隔および変位角が最も広くな
る位置、すなわち吸気部材12の通気孔47aが吸着力を失
う位置に、前記連続ウエブ（第２図参照）が第10図にL2
線で示す方向へ供給され、吸気部材12に吸着された弾性
バンドは、これに塗布した接着剤で当該位置に到る吸気
部材12の平均移動速度と等速に制御されて移送中の前記
ウエブ上に貼着されながら、吸着力を失った吸気部材12
から離れて前記ウエブへ転写される。しかも、引き続く
各回転体26に伴い、各吸気部材に吸着した弾性バンドの
先端から移送中の前記ウエブ８上で順次進行するが、隣
接する両回転体26の最も広い対向間隔を前記ウエブ８に
おける接近する両弾性バンドの配置間隔と等しくなるよ
うに、既述の回転スライダクランク機構によって制御し
てあるので、第２図に示すように、各弾性バンドが所定
間隔でウエブ８に転写される。
こうした転写動作を終えて引き続き旋回する回転体26
が前記回転スライダクランク機構による駆動下に減速動
作して対向間隔が狭まると同時に、分割片12aも前記カ
ム溝31aの規制下に直線配列状態に復帰する。
が前記回転スライダクランク機構による駆動下に減速動
作して対向間隔が狭まると同時に、分割片12aも前記カ
ム溝31aの規制下に直線配列状態に復帰する。
こうした装置を駆動する駆動部への入力手段として
は、たとえば、動力軸（図示せず）とベルト掛けするプ
ールー58（第３図参照）を設ける構成を採ることができ
る。
は、たとえば、動力軸（図示せず）とベルト掛けするプ
ールー58（第３図参照）を設ける構成を採ることができ
る。
なお、既述した弾性バンド移送手段11を構成する回転
体26は少なくともその二個を備えておればよく、かつ、
これらを駆動させるための実施例の回転スライダクラン
ク機構が最も好ましいが、これに替えて、その他のクラ
ンク機構、カム機構などを採ってもよい。また、吸気部
材12は、分割片12a、12bを共に所定角度横方向に変位さ
せるように、またはそれらに分割することなく所定角度
で横方向に一連に変位させるように、カム機構、クラン
ク機構などによって構成してもよい。
体26は少なくともその二個を備えておればよく、かつ、
これらを駆動させるための実施例の回転スライダクラン
ク機構が最も好ましいが、これに替えて、その他のクラ
ンク機構、カム機構などを採ってもよい。また、吸気部
材12は、分割片12a、12bを共に所定角度横方向に変位さ
せるように、またはそれらに分割することなく所定角度
で横方向に一連に変位させるように、カム機構、クラン
ク機構などによって構成してもよい。
（３）発明の効果 叙上のように、本発明にかかる装置によれば、連続弾
性バンドを保持する間に、これを所定長さに切断し、し
かも、切断された弾性バンドを、周回軌道方向へ移送
し、この周回軌道を保持しながら、該弾性バンドの少な
くとも一部を移動ウエブに対して横方向に変位させ、か
つ、移送速度を順次速めて連続ウエブ面との周接位置に
向けて移送する一方、この弾性バンド移送速度とウエブ
供給速度との同期下に該ウエブ面に転写するように構成
してある。したがって、切断された弾性バンドの次第に
高速化する移動形態で後続の弾性バンドとの間隔を次第
に広げ、ウエブ面における弾性バンドの配置間隔となる
ように設定し、所要長さの弾性バンドを所定形状に屈曲
させた状態でウエブ面の所定位置に間欠的に順次貼着す
ることができる。
性バンドを保持する間に、これを所定長さに切断し、し
かも、切断された弾性バンドを、周回軌道方向へ移送
し、この周回軌道を保持しながら、該弾性バンドの少な
くとも一部を移動ウエブに対して横方向に変位させ、か
つ、移送速度を順次速めて連続ウエブ面との周接位置に
向けて移送する一方、この弾性バンド移送速度とウエブ
供給速度との同期下に該ウエブ面に転写するように構成
してある。したがって、切断された弾性バンドの次第に
高速化する移動形態で後続の弾性バンドとの間隔を次第
に広げ、ウエブ面における弾性バンドの配置間隔となる
ように設定し、所要長さの弾性バンドを所定形状に屈曲
させた状態でウエブ面の所定位置に間欠的に順次貼着す
ることができる。
とくに、本発明によれば、弾性バンドの切断処理、間
隔調整および横方向変位をその円周方向の軌道に沿った
連続旋回移動の間に処理し、弾性バンドの貼着を連続動
作によって行うことができるので、従来のこの種の方法
および装置には期待することのできない機構動作の高速
化・安定化・作業能率の効率化をはかることができ、実
用に供しきわめて有益である。
隔調整および横方向変位をその円周方向の軌道に沿った
連続旋回移動の間に処理し、弾性バンドの貼着を連続動
作によって行うことができるので、従来のこの種の方法
および装置には期待することのできない機構動作の高速
化・安定化・作業能率の効率化をはかることができ、実
用に供しきわめて有益である。
第１図は、本発明を適用して加工した物品の一例である
使い捨てオムツの斜視図。 第２図は、前記オムツの構成部材であるウエブの弾性片
を所定間隔で配置する例を示す斜視図。 第３図は、本発明の一実施例である装置を一部破断して
示す側面図。 第４図は、前記実施例における装置要部の構成を分割し
て、かつ一部を拡大し破断した斜視図。第５図は、前記
装置の要部の組み付け断面図。第６図は、前記装置にお
ける回転体と吸気部材との縦断面図。 第７図は、前記装置における弾性バンドの横方向変位機
構の平面図。 第８図は、前記装置における回転体の駆動機構の側面
図。 第９図は、前記装置に採用する回転スライダクランク機
構の作動説明図。 第10図および第11図は、前記装置における吸気部材によ
る弾性バンドの保持機能とその吸気分配状態をそれぞれ
模擬的に示す構成図。 0,0:軸心、8:ウエブ、11:弾性バンド移送手段、12:吸気
部材、12a,12b:分割片、13:吸気分配手段、15:軸管、1
6:環体、17:回転軸、20:駆動軸、26:回転体、27:双腕
部、31:固定環、31a:カム溝、32:回動軸32a:偏心ピン、
32b:作動片、32c:リンク35:固定円板、36:吸気孔、37:
蓋板、38:通気孔、39:回転輪、40、47a,47b,47c:通気
孔、48:摺嵌ピン49:ガイド溝。
使い捨てオムツの斜視図。 第２図は、前記オムツの構成部材であるウエブの弾性片
を所定間隔で配置する例を示す斜視図。 第３図は、本発明の一実施例である装置を一部破断して
示す側面図。 第４図は、前記実施例における装置要部の構成を分割し
て、かつ一部を拡大し破断した斜視図。第５図は、前記
装置の要部の組み付け断面図。第６図は、前記装置にお
ける回転体と吸気部材との縦断面図。 第７図は、前記装置における弾性バンドの横方向変位機
構の平面図。 第８図は、前記装置における回転体の駆動機構の側面
図。 第９図は、前記装置に採用する回転スライダクランク機
構の作動説明図。 第10図および第11図は、前記装置における吸気部材によ
る弾性バンドの保持機能とその吸気分配状態をそれぞれ
模擬的に示す構成図。 0,0:軸心、8:ウエブ、11:弾性バンド移送手段、12:吸気
部材、12a,12b:分割片、13:吸気分配手段、15:軸管、1
6:環体、17:回転軸、20:駆動軸、26:回転体、27:双腕
部、31:固定環、31a:カム溝、32:回動軸32a:偏心ピン、
32b:作動片、32c:リンク35:固定円板、36:吸気孔、37:
蓋板、38:通気孔、39:回転輪、40、47a,47b,47c:通気
孔、48:摺嵌ピン49:ガイド溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 茂豊 香川県三豊郡豊浜町大字姫浜315 (72)発明者 山本 広喜 愛媛県川之江市金田町半田乙385−１− ３ (56)参考文献 特開 昭62−69803（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−191314（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−317576（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】所定長さの弾性バンドを移動する連続ウエ
ブ面の所定位置に間欠的に貼着する装置であって、 外周に円弧状面と対向側に双腕部を有する断面ほぼＵ字
状をなし、該各双腕部の基端部を互い違いに重ねて同心
に回転自在に軸支し、かつ円弧状外周面に吸気部材を配
置した複数個の独立回転体を備え、該各吸気部材を含む
該各回転体の旋回外周面を同一円周軌道に構成する一
方、該各回転体と、該各回転体の回転中心に対して偏心
した位置にあって定速回転する駆動輪とを回転スライダ
クランク機構によって連結した弾性バンド移送手段、 前記駆動輪の回転と同期動作し、円周方向へ長い円弧状
の吸気孔を有する固定板と、該吸気孔と同心円状に所定
間隔で配置した複数個の通気孔を有する回転輪とを含
み、該各通気孔と前記各吸気部材とを連通してある吸気
分配手段、 前記各吸気部材の前記円周軌道に摺接する方向へ連続弾
性バンドを供給する手段、 前記弾性バンド移送手段によって周期的に到来する前記
各吸気部材上に間欠的に臨んで前記連続弾性バンドを切
断する手段、 前記各吸気部材をその旋回方向に分割し、その分割片を
前記各回転体の旋回域に沿って配置したカム機構によっ
て横方向に変位可能に枢支し、該分割片を前記各回転体
の旋回につれて横方向に変位させる手段、および 前記円周軌道における前記切断された弾性バンドの移送
終端位置に対向配置した該弾性バンドを転写する前記ウ
エブの供給手段を含む前記装置。
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