JP2607801B2 - パンチプレス - Google Patents

パンチプレス

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JP2607801B2
JP2607801B2 JP10100492A JP10100492A JP2607801B2 JP 2607801 B2 JP2607801 B2 JP 2607801B2 JP 10100492 A JP10100492 A JP 10100492A JP 10100492 A JP10100492 A JP 10100492A JP 2607801 B2 JP2607801 B2 JP 2607801B2
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龍一 久松
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はワークから多数個の小
製品をパンチプレスで打抜くと共に切離し、切離された
各製品を自動的に搬送し、例えば仕分け集積できるよう
にしたパンチプレスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークから多数個取りされた製品
を切離し、かつ仕分け集積する製品に関しては種々なも
のが知られている。第1にパンチプレスとしての例えば
タレットパンチプレスにて、大サイズのワークから小製
品を多数個取り加工する際、各小製品の輪郭加工を僅か
だけ残して元の大サイズのワークと所謂ミクロジョイン
トでつないでおき、すべての小製品をつないだ状態の大
サイズのワークをタレッシパンチプレスから搬出した
後、人手により各小製品を軽く叩いて元の大サイズのワ
ークより切離してから、人手で各小製品を製品種類毎に
仕分けて集積している。
【0003】第2に、上記ミクロジョイントを切離しパ
ンチにより切離した小製品を、バキュームパット又はマ
グネットにより吸引した後、アンローダにより集積パレ
ットに小製品を仕分け集積している。
【0004】第3に、タレットパンチプレスに輪郭切断
用パンチを設け、この輪郭切断用パンチで各小製品を大
サイズのワークから小製品を切離した後、タレットパン
チプレスにおけるリアサイドテーブルに設けた搬出ロー
ラで搬出している。そして搬出された小製品は、製品を
直交2方向に位置決めできる移送手段で移送位置決めし
た後、各小製品はアンローダにより集積パレットに種類
別に仕分けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の第1の手段による多数個取り加工では、大サイズの
ワークから各小製品を切離す切離し作業に人手を要する
と共に、各小製品を切離した後、製品種類毎に仕分ける
のにまた人手を要するという問題があった。
【0006】次に、第2の手段では、製品に穴がある場
合はバキュームパットは使用できないという問題がある
し、またマグネットによる吸引は非鉄材料には通用しな
いという問題があった。
【0007】さらに第3の手段では、輪郭切断用パンチ
で各小製品を大サイズワークから切離した後、リアーサ
イドテーブルに設けた搬出ローラで搬出するのである
が、この小製品が上記搬出ローラ上にある間は次のパン
チング作業ができないで待ち時間が多くなるという問題
があった。しかも、第3の手段における移送手段には、
小製品を切離した後に残った残材、所謂サンの捨て場は
考慮されていなかった。
【0008】この発明の目的は、上記の問題点に鑑み人
手を要さずワーク材質が鉄,非鉄にかかわらずまた製品
中の穴の有無にかかわらず、かつパンチプレス作業の待
ち時間が少なく、残材も処置できるようにしたパンチプ
レスを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は上型と下型との協働によりワークに打抜
き加工を行なう打抜き加工部を設けると共に、ワークか
ら打抜かれた適数個の製品を切離す切離し加工を行なう
切離し加工部を設け、この切離し加工部に隣接してスラ
イド自在なスライドテーブルを設け、このスライドテー
ブルの直下に前記製品あるいは残材を搬送する搬送手段
を設けてパンチプレスを構成した。
【0010】前記パンチプレスにおいて、前記搬送手段
の搬送方向の末端側に隣接して、前記製品を2方向に位
置決めすると共に、製品を移送せしめる移送手段を設
け、この移送手段の移送方向の末端側に製品を集積する
集積パレットを設けてなることが望ましい。
【0011】さらに、前記パンチプレスにおいて、前記
移送手段の移送方向と直交した側へ隣接して残材を収納
せしめる残材ボックスを設けてなることが望ましい。
【0012】
【作用】この発明のパンチプレスを採用することによ
り、上型と下型との協働によりワークに打抜き加工を行
なうための打抜き加工部においてワークに打抜き加工を
行なった後、切離し加工部においてワークから打抜かれ
た適数個の製品に切離し加工が行なわれる。この切離し
加工を行なった状態において、スライドテーブルを該当
製品長さ分だけ搬送方向にスライドさせ開放せしめるこ
とによって、製品は直下の搬送手段上に落下する。する
と、直ちにスライドテーブルが閉鎖されて元の状態に復
帰すると、次の製品の切離し加工が切離し加工部におい
て開始される。
【0013】搬送手段上に落下した製品は搬送方向へ搬
送されて隣接した移送手段上に移される。この移送手段
上に移された製品は移送方向に移送されると共に、この
移送方向に直交する方向にも移動される。そして製品
は、集積パレット上に集積される。
【0014】さらに、ワークから各種製品が切離された
後の残材は、上述した製品の搬送、移送動作と同様な動
作を経由して上記移送手段上に載置された後、移送方向
と直交した側へ隣接して設けられた残材ボックス上へ移
動されたうえ、収納集積される。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例
を説明する。
【0016】先ず図1を参照するに、パンチプレスとし
てのタレットパンチプレス1には、複数のパンチ(上
型)3を保持する上部タレット5が上部フレームに回転
自在に支持されて設けてあると共に、上記上部タレット
5に対向して下部タレット7が下部フレームに回転自在
に支持されて設けてある。上記下部タレット7には、上
記上型3とセットになった複数のダイ(下型)9が保持
されている。そして上部タレット5と下部タレット7と
には、所望のパンチ3およびダイ9が打抜き加工部に割
り出し可能に設けてある。さらに、この打抜き加工部上
方には、メインストライカ11が上部フレームに上下動
自在に設けてある。
【0017】上記上,下部タレット5,7の右側(図1
において斜め下側)には、センタテーブル13が下部フ
レームに固定して設けてあると共に、センタテーブル1
3の前方(図1において斜め左方)にはフロントテーブ
ル15が下部フレームに設けてある。さらに、センタテ
ーブル13の後方(図1において斜め右方)にはリヤー
テーブル17が設けてある。このリヤーテーブル17は
左右に2分されていて、右側のリヤーテーブル19は下
部フレームに固定されて設けてあるが、左側のリヤーテ
ーブルはスライドテーブル21と呼んでいる。このスラ
イドテーブル21は、後方に設けられたクロスフィール
ドテーブル(移送手段)23の上部フレーム25上面に
支持されたLMガイド27に案内されて前後方向(図1
における斜め左右方向)にスライド自在に設けてある。
上記スライドテーブル21を駆動するには、スライドテ
ーブル21に設けられたスライド用モータ29に連動連
結されたピニオン(図示省略)を、上記上部フレーム2
5に前後方向に延伸して設けたラック31に噛合させる
ことによって行われる。
【0018】一方、前後方向に延伸して設けられたキャ
レッジベース33は、下部ベースに左右に延伸して設け
たLMガイド35に案内されてセンタテーブル31、フ
ロント,リヤーテーブル15,17上を左右に移動自在
に設けてある。そしてこのキャレッジベース33は、前
記下部フレームに支持されたサーボモータ37とボール
ねじ装置39によって駆動されるようになっている。さ
らに、上記キャレッジベース33内には、キャレッジ
(図示省略)が前後方向に移動自在に設けてある。そし
て、このキャレッジの左面には複数個のクランパ(図示
省略)が設けられていて、板状のワークWを挟んでフロ
ント,センタ,リヤーテーブル15,13,17上を前
後左右に移動して位置決めするようになっている。
【0019】さらに、センタテーブル13の後部左方寄
りは切離加工部になっていて、サブ切断ダイ41がセン
タテーブル13に支持されて設けてある。このサブ切断
ダイ41の上方には、サブ切断パンチ43が上部フレー
ムに支持されて設けてある。このサブ切断用パンチの上
方にはサブ切断用ストライカ45が上下動自在に上部フ
レームに支持されて設けられている。
【0020】一方、最前端位置、即ち最もサブ切断ダイ
41寄りに位置せしめられたスライドテーブル21の下
方にはベルトコンベア(搬送手段)47が水平に設けて
あり、前方寄りの駆動プーリ49を中心に下方へ傾斜可
能に設けてある。そしてベルトコンベア47の後方寄り
の従動プーリ51の下方には、図2および図5(c)に
示されているように小製品ボックス53が設けられてい
る。
【0021】上記構成により、ワークWがフロントテー
ブル15、センタテーブル13、リヤーテーブル17上
に搬入されると、前記キャレッジ(図示省略)のクラン
パ(図示省略)にクランプされて前記打抜き加工部に移
動位置決めされる。そして、メインストライカ11が下
降されるとパンチ3とダイ9との協働により大型のワー
クWに打抜き加工が行なわれ、図4(a)に示すように
適数種類適数の製品を打抜いたミクロジョイント部を有
した製板55が製作される。
【0022】次に、この製板55に図4(b)に示すよ
うに一部の製品に輪郭を打抜く際、この輪郭の打抜きで
は順序として上記製板55の前方寄りの製品から行なう
方が後部をスライドテーブル21に支持させるので安定
する。この輪郭の打抜きは、製板55の中の所望の製品
を前記切離し加工部に移動位置決めしてから、サブ切断
用ストライカ45を下降させると、切断パンチ43とサ
ブ切断ダイ41との協働により行なわれる。但し最後に
図4(b)に示すように前寄り右のA部分を残してお
く。
【0023】そして図5(a)に示すように上記A部分
を打抜いた時、サブ切断用ストライカ45を上昇させな
いで製品Pをサブ切断パンチ43とサブ切断ダイ41で
挾持したままにしておく。而して、スライド用モータ2
9を適宜操作してスライドテーブル21が当該製品Pの
前後方向長さ分だけセンタテーブル13から開くように
後方へスライドせしめた後、サブ切断用ストライカ45
を上昇させると、サブ切断パンチ43も上昇するから当
該製品Pは下方のベルトコンベア47上に落ちる。
【0024】而して製品Pが落下すると、直ちにスライ
ドテーブル21を前方にスライドさせてセンタテーブル
13との間隔を閉鎖せしめた後、直ちに前記切離し加工
部において、サブ切断パンチ43とサブ切断ダイ41と
の協働により、次の製品Pの輪郭打抜き作業が開始され
る。
【0025】上述の説明のように、スライドテーブル2
1とサブ切断パンチ43を適宜に操作することによりパ
ンチング作業の待ち時間を著しく短縮することができる
から作業能率が向上するという効果がある。
【0026】一方、ベルトコンベア47上に落ちた製品
Pは後方に搬送されて、後述するクロスフィードテーブ
ル23内のローラコンベアへ搬出される。しかし、やは
り後述の集積パレットに仕分け集積できない程の小製品
は、駆動プーリ49を中心にベルトコンベア47が後方
へ傾斜せしめられることにより、従動プーリ51から小
製品ボックス53へ落とされる(図2および図5(c)
参照のこと)。
【0027】次に、図1、図2、図3に基づいてクロス
フィードテーブル(移送手段)23について詳述する。
先ず上部フレーム25の上面と側面にはそれぞれLMガ
イド27とラック31が設けてあり、スライドテーブル
21を前後方向に案内支持していることは前述の通りで
あるが、図3に示したように上部フレーム25の内側に
内側上部フレーム57が前後方向に延伸して設けてあ
り、この内側上部フレーム57の内側には複数のパイプ
ローラ59が回転自在に支持されて設けてある。これら
のパイプローラ59の下には、図2に示したように複数
のアイドラ61が設けてあり、駆動ベルト63を下方か
ら押圧してパイプローラ59に回転を伝達するようにな
っている。上記駆動ベルト63は、駆動モータ65に連
動連結されたモータープーリによって回動されるように
なっている。上記複数のパイプローラ59はローラコン
ベア67を構成していて、上面の移送ラインは水平状態
にある前記ベルトコンベア47の上面の搬送ラインと一
致するように設けられている。
【0028】上記ローラコンベア67の後端には、図1
に示すように左右方向に延伸されたストッパープレート
69がストッパーシリンダ71により上記移送ラインに
出没自在に設けてある。より詳細には、図2に示すよう
に内側上部フレーム57に間接的に固定支持された適数
のピンブラケット73が左右方向に並んで設けてある。
このピンブラケット73には、ストッパーベース75が
ピンを介して水平から後方へ傾斜するように揺動自在に
設けてある。このストッパーベース75の下部にはピン
ブラケット77が設けてあり、このピンブラケット77
と上部フレーム25に間接的に固定支持されたピンブラ
ケット79との間にロッドエンドトラニオン型のストッ
パーシリンダ71が揺動自在に設けられている。そして
上記ストッパーベース75上には左右方向に延伸した支
持プレート81が立設されている。この支持プレート8
1に上記ストッパープレート69が固定支持されてい
る。
【0029】上記構成により、駆動モータ65を回転さ
せると、駆動ベルト63がアイドラ61の間を回動する
から複数のパイプローラ59は同時に回転する。従っ
て、ベルトコンベア47からローラコンベア67へ移行
した製品Pは前方から後方へ移送されてローラコンベア
67の後端に達するが、その前にストッパーシリンダ7
1のピストンロッドを突出せしめると、ストッパーベー
ス75は後方へ傾斜した位置から水平位置に揺動するか
ら、ストッパープレート69は大きく旋回しながらロー
ラコンベア67の移送ライン上に突出する。そして製品
Pは後端をおさえられて前後方向の位置決めがなされ
る。この位置決め後は駆動モータ65を停止して、スト
ッパーシリンダ71のピストンロッドを引っ込めればス
トッパープレート69は大きく旋回しながらローラコン
ベア67の移送ライン下に没入させることができる。な
お上記に説明したストッパープレート69の突出,没入
機構は、ストッパーシリンダ71のストロークが短くて
も、ストッパープレート69を大きく上下動できるから
所望のスペースにコンパクトに納まって他の構成部品の
作動に干渉するようなことはない。
【0030】さらに、クロスフィードテーブル23には
中間高さフレーム83が設けてあり、この中間高さフレ
ーム83には左右方向に延伸したLMガイド85が設け
てある。そして、このLMガイド85に案内支持された
スクレーパーフレーム87が左右方向に移動自在に設け
られている。このスクレーパーフレーム87を左右に移
動させるには、図1、図2に示したようにスクレーパー
フレーム87の下部中央に左右に延伸してラック89が
設けてあって、このラック89と上記中間高さフレーム
83に支持固定して設けられたサーボモータである移動
モータ91の駆動軸に連動連結されたピニオン93とが
噛合することによって達成される。さらに、上記スクレ
ーパーフレーム87上の右寄りには複数のスタンド95
が立設されていて、その上にプッシャーバー97がスク
レーパーフレーム87と共に左右方向に移動可能に設け
てある。このプッシャーバー97は、図3に示したよう
に前後方向に延伸したチャンネル状断面の部材であっ
て、図2に示したように上端はパイプローラ59の移送
面より突出しており、図1に示したようにパイプローラ
59に干渉しないように下面に複数の切欠き99が設け
てある。よってプッシャーバー59は、パイプローラ5
9の機能を妨げることなく左右方向に移動可能である。
【0031】さらに、スクレーパーフレーム87上には
複数のコロコンベア101が左右に延伸して、かつ図3
に示したように左方へ傾斜して設けてある(図3におい
ては右方に傾斜している)。このコロコンベア101
は、上方に向けて開いたチャンネル断面(とい状)のコ
ンベアベース103が左方へ傾斜してスクレーパーフレ
ーム87上に設けてあり、上記コンベアベース103に
は多数のコロ105が左右方向に並んで回転自在に支持
されて設けてある。なお複数のコロコンベア101は、
図2に示したようにスクレーパーフレーム87上に前後
に並べられて設けてあると共に、左右端において連結板
107によって適宜連結されている。
【0032】一方、左側の上部フレーム25には、図
1、図3に示したように前後に延伸したチルトテーブル
109が上部フレーム25に支持されたピン111を介
して揺動自在に設けてある。上記チルトテーブル109
としては、平常は右半分はローラコンベア67の移送面
と一致した高さに水平に設けてあるが、左半分はへの字
状に左方へ傾斜して設けてある。上記チルトテーブル1
09の右半分水平部の下側には、適数のピンブラケット
113が設けてあり、このピンプラケット113と上部
フレームに支持されたピンプラケット115との間にロ
ッドエンドトラニオン型のチルトシリンダ117がロッ
ドエンドピンとトラニオンとによって連動連結されてい
る。従ってチルトテーブル109は左方へ揺動可能に設
けられている。このチルトテーブル109が左方へ揺動
すると、左半部分119は前記コロコンベア101と干
渉するので左端には複数の切欠き121が設けてある。
この切欠き121は単にコロコンベア101との干渉を
避けるためのみならず、左半部分119が後述するよう
に残材Sをかき落とすスクレーパとしての役割を果たさ
せる目的もあるものである。さらに、チルトテーブル1
09の左方下部には、図1、図3に示したように残材ボ
ックス123が設けてある。
【0033】上記構成により、クロスフィードテーブル
(移送手段)23の作動を説明する。ベルトコンベア4
7からローラコンベア67へ搬入された製品Pがパイプ
ローラ59の回転により後方へ移送されて来て、後端に
おいてストッパープレート69によって前後方向の位置
決めがなされる。この製品Pはローラコンベア67によ
って後方へ移送されている間に、移動モータ91が適宜
に操作されることによりプッシャーバー97が左方へ移
動されて左右方向の位置決めもなされる。この左右方向
の位置決めは、後述するように製品Pを集積パレット上
に仕分け集積し易くして能率を上げるために行なうもの
である。
【0034】次に、製品Pを打ち抜き終ったワークW、
即ち残材Sがローラコンベア67上に搬入されて来た場
合について説明する。先ずストッパープレート69を突
出状態にした後、残材Sをローラコンベア67上におい
て前後方向の位置決めを行なう。また、チルトテーブル
109の右半分を水平にした状態において、プッシャー
バー97を右から左へ一杯に移動すると残材Sはチルト
テーブル109を左方に乗り越えてコロコンベア101
上に落下する。するとコロコンベア101は、左へ傾斜
しているから残材Sは左端に設けられた突当てフレーム
125に当接して止まる。
【0035】而して、チルトシリンダ117のピストン
ロッドを突出させると、チルトテーブル109は左方へ
揺動するから左半部分119の下方は、切欠き121に
よってコロコンベア101に食い込んだ状態となる。こ
の時、移動モータ91を操作することにより、コロコン
ベア101と共にスクレーパーフレーム87を右方へ移
動すると、残材Sはチルトテーブル109の左半部分1
19にしごかれてコロコンベア101上を転がりながら
かつ左端を突当てフレーム125におさえられながら、
下部の残材ボックス123へ落下して集積される。
【0036】さて、クロスフィードテーブル23の後端
に隣接して集積パレット127が設けられている。この
集積パレット127は、床面上に設けられたリフタ12
9の昇降テーブル(図示省略)上に載置されている。さ
らに、集積パレット127の上方には公知のアンローダ
131が設けてある。このアンローダ131には前後に
延伸したガイドレール133が床面に支持されて設けて
あり、このガイドレール133の側面にはラック135
が設けてある。上記ガイドレール133に案内支持され
てスライダ137が前後方向に移動自在に設けてある。
このスライダ137の移動は、搬出用モータ139に連
動連結されたピニオン141がラック135に噛合する
ことによって行なわれる。またスライダ137には、ク
ランパ143が左右に移動可能に設けてある。このクラ
ンパ143の高さは前記ローラコンベア67の移送ライ
ン高さに一致するように設けてある。
【0037】上記構成により、ローラコンベア67の後
端に前後左右に位置決めされた製品Pは、予め左右に位
置決めされたクランパ143に把持される。而して、搬
出用モータ139を適宜に操作することにより、集積パ
レット127上に該当製品Pが集積されている上方へ移
動せしめた後、クランパ143を解除すれば製品Pは集
積パレット127上に自動的に仕分け集積される。な
お、クランパ143を解除して製品Pを該当集積場所へ
落とす際、落差が大きくならないようにリフタ129が
適宜操作される。
【0038】上述したようにこの実施例のパンチプレス
を採用することにより、先ずワークW(製板55)から
製品Pを切離す最後の段階でスライドテーブル21を製
品Pの長さ分だけ開口して下方のベルトコンベア47へ
落とすようになっているため、パンチングの待ち時間が
短縮されて作業効率が向上するという効果がある。
【0039】また、クロスフィードテーブル23上に移
された製品Pは、移送方向と直交する方向にも移動され
て位置決めされるので、各製品P毎に自動的かつ能率的
に集積パレット127上に仕分け集積されて、作業能率
が向上するという効果がある。
【0040】さらに残材Sもクロスフィードテーブル2
3上に移された後に、左側方に隣接した残材ボックス1
23内に自動的に集積されるので、作業能率が向上する
という効果がある。
【0041】なお、この発明は前述の実施例に限定され
るものではなく、適宜な変更を行なうことによりその他
の態様でも実施し得るものである。
【0042】
【発明の効果】以上の如き実施例の説明より理解される
ように、この発明によれば、切離し加工部においてワー
クから切離された製品が、該当製品長さ分だけ搬送方向
に開放されたスライドテーブルの隙間から搬送手段へ落
下せしめられた後、直ちにスライドテーブルが閉鎖され
て次の製品の切離しのため切離し用パンチが作動開始す
るから、パンチプレスの待ち時間が短縮されて作業能率
が向上するという効果がある。
【0043】搬送手段上に移された製品は、移送方向と
直交する方向にも移動されて位置決めされるので、各製
品毎に自動的かつ能率的に集積パレット上に仕分けされ
るので作業能率が向上するという効果がある。
【0044】さらに、残材も移送手段上に移された後、
側方に隣接して設けられた残材ボックス内に自動的に収
納集積されるので作業能率が向上するという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による、製品残材自動搬送仕分け集積
装置を設けたパンチプレスの斜視図である。
【図2】搬送手段の一部と、移送手段を示す右側面図で
ある。
【図3】移送手段を示す後面図である。
【図4】大型のワークに適数種類、適数の製品を打抜い
たミクロジョイント製板と一部に輪郭を打抜いた製板の
説明図である。
【図5】製品切離し加工と、スライドテーブルの開閉
と、搬送手段との関係を示す作動説明図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス(パンチプレス) 3 パンチ(上型) 9 ダイ(下型) 21 スライドテーブル 23 クロスフィードテーブル(移送手段) 47 ベルトコンベア(搬送手段) 123 残材ボックス 127 集積パレット P 製品 S 残材 W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 29/60 B65H 29/60 E

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型と下型との協働によりワークに打抜
    き加工を行なう打抜き加工部を設けると共に、ワークか
    ら打抜かれた適数個の製品を切離す切離し加工を行なう
    切離し加工部を設け、この切離し加工部に隣接してスラ
    イド自在なスライドテーブルを設け、このスライドテー
    ブルの直下に前記製品あるいは残材を搬送する搬送手段
    を設けてなることを特徴とするパンチプレス。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段の搬送方向の末端側に隣接
    して、前記製品を2方向に位置決めすると共に製品を移
    送せしめる移送手段を設け、この移送手段の移送方向の
    末端側に製品を集積する集積パレットを設けてなること
    を特徴とする請求項1記載のパンチプレス。
  3. 【請求項3】 前記移送手段の移送方向と直交した側へ
    隣接して残材を収納せしめる残材ボックスを設けてなる
    ことを特徴とする請求項2記載のパンチプレス。
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