JP2606901B2 - 背止め式ナイフ - Google Patents

背止め式ナイフ

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JP2606901B2
JP2606901B2 JP22917988A JP22917988A JP2606901B2 JP 2606901 B2 JP2606901 B2 JP 2606901B2 JP 22917988 A JP22917988 A JP 22917988A JP 22917988 A JP22917988 A JP 22917988A JP 2606901 B2 JP2606901 B2 JP 2606901B2
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正司 柴田
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有限会社柴田刃物製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は柄に対し刀身部を折り畳み可能に支持した背
止め式ナイフに関するものである。
[従来の技術] 従来、柄の前端部に刀身部を折り畳み可能に支持し、
この柄に設けた一対の側板間に刀身部ロック用の背金を
その前端部が自由端となるように固着し、刀身部を開い
た時、背金の前端部を刀身部の基端に係止させて刀身部
をロック可能にした背止め式ナイフには各種のものが考
案されている。
例えば、実開昭59−160076号公報に開示されている背
止め式ナイフにおいては第8図に示すように、刀身部91
のロック解除をするための可動板92を背金の前端部と連
係するように側板93の前部外側に操作可能に設けてい
る。
[発明が解決しようとする課題] 上述の背止め式ナイフは、見るからにスマートな印象
を与え意匠性に優れていたものの、上記可動板92を操作
するためにこの可動板92に親指を当てるため、刀身部91
に親指を接近させて操作することになり、刀身部91を折
り畳む時に親指を傷付けやすいという危険があった。
本発明の目的は、上述のような問題を解消し、より安
全に操作することができ、しかも使用しやすい背止め式
ナイフを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本発明の背止め式ナイフを
次のように構成した。
すなわち、柄の前端部に刀身部を折り畳み可能に支持
し、この柄に設けた一対の側板間に刀身部ロック用の背
金をその前端部が自由端となるように固着するととも
に、側板に対し刀身部を開いたとき背金前端の係止凸部
を刀身部の係止凹部に係入してロック可能にした背止め
式ナイフにおいて、 少なくとも一方の側板は刀身部のロック解除をするた
めに後端部を操作部とする回動可能な可動側板であっ
て、背金がこの可動側板と連動するように当該可動側板
には背金前端部に設けた係止部と係合する係止部を設け
た。
また、可動側板後端部の操作部から可動側板の回動中
心までの長さを、可動側板の回動中心から可動側板の係
止部までの長さより長くした。
[作用] 可動側板後端の操作部を押圧操作することにより、可
動側板が回動する。可動側板に設けた係止部は背金前端
に設けた係止部と係合しているため、この回動に伴って
背金も連動し、背金の係止凸部と刀身部の係止凹部の係
合が外れ刀身部のロックが解除される。
可動側板の操作部から可動側板の回動中心までの長さ
を、可動側板の回動中心から可動側板の係止部までの長
さより長くしたため、てこの原理により小さな力を可動
側板の操作部に加えるだけで、背金が刀身部をロックし
ておこうとする力に抗して、ロックを解除することがで
きる。
[実施例] 以下に、本発明を具体化した一実施例について第1〜
第5図を参照しながら説明する。
第1図に示すように、背金2をその右側に配した固定
基板31とその左側に配した中板4との間に挟むととも
に、第3,4図にも示すように、これらの後端部を一対の
固定ピン11により互いに固着して、背金2の前端部21を
弾性を有する自由端としている。
上記中板4の外側には可動基板51が、可動基板51の中
央部より前方寄り位置に取り付けられた支持ピン7によ
り中板4に対し回動可能に支持されている。さらに、上
記固定基板31及び可動基板51の外側にはそれぞれ装飾板
8a,8bが固着されている。
このように、柄1は固定基板31及び装飾板8aからなる
固定側板3、背金2、中板4並びに可動基板51及び装飾
板8bからなる可動側板5から構成され、この柄1の前端
部において中板4と固定基板31の間には刀身部6の基端
が支軸12により回動可能に支持されている。
尚、上記装飾板8bの後端部上には操作部としての指当
て部80が形成されている。
第3図に示すように、背金2の前端部下面には係止凸
部2aが設けられ、さらに背金2の前端部にはその幅方向
に延びる係入孔2bが透設されている。上記係止凸部2a
は、刀身部6の基端部上面に形成された係止凹部6aに係
合して、刀身部6を柄1の前方に開いた状態でロックす
ることができる。
さらに、第1,5図からわかるように、前記可動基板51
の前端部内側面には係止突起5aが設けられ、この係止突
起5aは前記中板4の前端部に形成された通し孔4aを通し
て背金2前端の係入孔2bに嵌入され、背金2の前端部と
可動側板5を連動可能としている。
尚、上記通し孔4aは刀身部6のロックを解除するため
に可動側板5を上下に回動させる際に、可動基板51の係
止突起5aが上下動するのを妨げない程度の大きさに形成
されている。
次に、上述のように構成された背止め式ナイフの作用
及び効果について説明する。
第1,3図に示すように、刀身部6を柄1の前方に開い
た使用状態においては、背金2の係止凸部2aが刀身部6
の係止凹部6aと係合して刀身部6をロックしている。こ
の状態から刀身部6を柄1の内部に折り畳むには、例え
ば、右手の人差し指と中指で柄1の右側の固定側板3の
後端部下面を支え、柄1の左側の可動側板5の後端部上
の指当て部80に親指の腹を当てて、可動側板5の後端部
を下方に押圧する。すると、可動側板5は支持ピン7を
軸として回動するため、可動側板5前端部の係止突起5a
は上動しようとする。
この係止突起5aは背金2前端の係入孔2bに嵌入されて
いるため、前述の可動側板5の回動により背金2の前端
部21を押し上げようとする力が背金2に伝達される。こ
の時、背金2の係止凸部2aが刀身部6の係止凹部6aに係
合した状態を保持し続けようと、背金2には自らを押し
上げようとする力に抗する弾性力が働くものの、背金2
の前端部21は上動される。
従って、背金2の係止凸部2aと刀身部6の係止凹部6a
の係合が外れ、刀身部6が回動可能となる。そして、刀
身部6を柄1の前方に開いた状態から折り畳み方向に回
動させると、第4図に示すように刀身部6を柄1の内部
に収納することができる。
本実施例の背止め式ナイフにおいては、背金2のロッ
クを解除するのに、柄1の後端部に指を当てて操作する
ため、柄1の前端付近に指を当てて操作する場合に比
べ、刀身部6で指を傷付ける危険性が少なく安全性が高
い。
また、可動側板5の回動中心となる支持ピン7から可
動側板5後端の指当て部80までの長さが、連結ピン7か
ら可動側板5前端の係止突起5aまでの長さより長いた
め、てこの原理により可動側板5の上記指当て部80を押
圧する力が小さくても楽に背金2の前端部21を上動させ
てロック解除することができる。逆に言えば、刀身部6
のロックを確実にするために背金2の前端部21の弾性を
かなり強くしても、通常の人が出し得る程度の力で可動
側板5の上記指当て部80を押圧して刀身部6のロックを
解除することができる。
さらに、本実施例のナイフはロック解除のために操作
する可動側板5が柄1と一体となっており、外観的にも
スマートな印象を与える優れたデザインとなっている。
上記実施例においては柄1の左側に配される側板を可
動側板5としたが、左利き用に右側に設けてもよく、左
右両側板を可動側板として両側のいずれの側板でも操作
できるようにしてもよい。
また、第6図に示す刀身部6のように、その基端部下
面にも係止部6bを切削形成して、第7図に示すように刀
身部6を柄1の内部に折り畳んだ時に、前記係止部6bが
背金2の係止凸部2aに係合するようにしてもよい。こう
すれば、刀身部6を柄1の内部に折り畳んだ場合でも可
動側板5を操作してロックを解除しない限り、刀身部6
を柄1から開くことができず、誤って刀身部6露出する
危険性が少なく安全性が向上する。
[発明の効果] 本発明の背止め式ナイフにおいては、背金を挟む両側
板のうちの少なくとも一方の側板を刀身部のロックを解
除する可動側板としたことにより、外観的にもスマート
で意匠性に優れたナイフとすることができる。
また、可動側板の後端を操作部としたことにより、刀
身部を折り畳む際に指を刀身部から遠ざけて操作するこ
とができ、安全性が高い。
さらに、てこの原理を利用して小さな力を加えるだけ
で、刀身部のロックを解除することができ、極めて使用
しやすいという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本発明を具体化した一実施例を示し、第1
図は分解斜視図、第2図は平面図、第3図は第2図のA
−A線断面図、第4図は刀身部を折り畳んだ状態におけ
るA−A線断面図、第5図は第2図のB−B線断面図、
第6,7図は別態様の刀身部を取り付けたナイフを示し、
第6図は前記第3図相当図、第7図は前記第4図相当
図、第8図は従来の背止め式ナイフの一例を示す正面図
である。 1……柄、2……背金、2a……係止凸部、2b……係止部
としての係入孔、3……側板としての固定側板、5……
側板としての可動側板、5a……係止部としての係止突
起、6……刀身部、6a……係止凹部、7……回動中心と
しての支持ピン、21……前端部、80……操作部としての
指当て部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柄(1)の前端部に刀身部(6)を折り畳
    み可能に支持し、この柄(1)に設けた一対の側板(3,
    5)間に刀身部(6)ロック用の背金(2)をその前端
    部(21)が自由端となるように固着するとともに、側板
    (3,5)に対し刀身部(6)を開いたとき背金(2)前
    端の係止凸部(2a)を刀身部(6)の係止凹部(6a)に
    係入してロック可能にした背止め式ナイフにおいて、 少なくとも一方の側板は刀身部(6)のロック解除をす
    るために後端部を操作部(80)とする回動可能な可動側
    板(5)であって、背金(2)がこの可動側板(5)と
    連動するように当該可動側板(5)には背金(2)前端
    部に設けた係止部(2b)と係合する係止部(5a)を設け
    たことを特徴とする背止め式ナイフ。
  2. 【請求項2】可動側板(5)後端部の操作部(80)から
    可動側板(5)の回動中心(7)までの長さを、可動側
    板(5)の回動中心(7)から可動側板(5)の係止部
    (5a)までの長さより長くしたことを特徴とする請求項
    1記載の背止め式ナイフ。
JP22917988A 1988-09-13 1988-09-13 背止め式ナイフ Expired - Lifetime JP2606901B2 (ja)

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